2019-08
9月におすすめ~南国の雰囲気が漂うデンファレ~
夏の暑さも落ち着いてきて、秋らしい気候になってきましたね。
明後日から9月。
9月生まれの方はお誕生月ですね。おめでとうございます!
9月におすすめな花は、デンファレです。
今回は、上品で可愛いお花「デンファレ」についてご紹介します。
◆デンファレって?
南国の雰囲気が漂うデンファレの原産地は、ニューギニアから北部オーストラリアとされています。
1年を通して暖かい気候を好むお花で、色はピンク色や紫色、白色などがあります。
お花は華やかでトロピカル!
胡蝶蘭のようなお花の形をしていて、花飾りや小物などに使われていることもあります。
◆独特な生長の仕方
デンファレは、ラン科デンドロビウム属のお花です。
デンファレの属名である「デンドロビウム」の由来は
・「樹木」や「木々」を意味する「デンドロン」
・「生活」や「生命」を意味する 「ビオン」
という2つのギリシア語が合わさってできました。
これは、デンファレが着生植物であることを表しています。
着生植物とは、土の中に根を張らない植物のことです。
着生植物は具体的にどのように生長していくかというと、樹木に根を張りめぐらすようにして、空気中の湿気などの水分で生長していきます。
「他の木々に根を張りめぐらせている」と聞くと、他の木から栄養を奪っているように思ってしまいますよね。
しかし前述したように雨・霧などの湿気から栄養や水分を吸収していて、木々から栄養を奪っているわけではありません。
そのため、木ではなく岩の表面に根を張ることもあるようです。
ちなみに着生植物はデンファレだけではありません。
デンファレ以外の着生植物は他のランの仲間や、コケ、シダの仲間などがあります。
着生植物を栽培する時は、この特徴を利用した着生栽培という栽培方法があります。
着生栽培とは鉢植えなどに入れずに、樹木や切り株などにデンファレなどの根を張らせ、育てる方法です。
この栽培方法は風通しや水切れが良いため、根の生育が活発になると言われています。
株そのものも、大きく育つそうですよ。
◆花言葉
上品なデンファレはどのような花言葉があるのでしょうか?
実は、デンファレは色によっても花言葉がそれぞれ付けられています。
気に入った花言葉を見つけてみてくださいね。
◎デンファレ全体の花言葉:「天性の華を持つ・思いやり・魅惑 ・お似合い」など
特に「お似合い」や「思いやり」は、大切なパートナーや、仲良しなご夫婦へのプレゼントとしてもぴったりですね。
◎ピンク色:「有能」など
「有能」は、いつもお仕事などを頑張っている方にプレゼントしたい花言葉の1つです。
職場関係の方にもおすすめですよ。
◎紫色:「愛と美・喜び」など
「喜び」は「きっと、これから楽しいことが沢山あるよ!」という気持ちや願いが伝えられそうですね。
◎白色:「純粋な愛」など
花言葉は、恥ずかしくて直接伝えられない気持ちもお花が届けてしてくれます。
華やかさと、気持ちをお花でプレゼントしませんか?
◎黄色:「友情」など
お友達へプレゼントするには、ぴったりの花言葉ですね。
◎赤色:「情熱的」など
赤色のデンファレの花言葉は、赤色の情熱的なイメージから付けられたとされています。
一生懸命に取り組んでいる方に贈りたいお花の1つとされています。
◆(おまけ)世界の「お誕生日おめでとう」
今回は、おまけとして世界の「お誕生日おめでとう」をご紹介します。
いつもとは違った「お誕生日おめでとう」を伝えてみてください!
・英語:Happy Birthday
(ハッピー・バースデー)
・ハワイ語:Hauoli la hanau
(ハウオリ・ラ・ハナウ)
・イタリア語:Buon Compleanno
(ブォン・コンプレアンノ)
・スペイン語:Feliz cumpleaños
(フェリス・クンプレアニョス)
・フランス語:Bon anniversaire
(ボナニヴェルセール)
・ドイツ語:Alles Gute zum Geburtstag
(アレス・グーテ・ツム・ゲブーアツターク)
・韓国語:생일 축하 합니다
(センイル・チュッカ・ハムニダ)
「お誕生日おめでとう」も言語が変わると、雰囲気も変わりますね!
メッセージカードに書いて、お花と一緒に渡すのもいいかもしれませんね。
◆最後に
デンファレについてご紹介しました。
お誕生日は、大切な方が生まれてきてくれた大切な記念日。
花キューピットでは、今回ご紹介したデンファレの花束やアレンジメントをご用意しています。
プレゼントの参考にしてみてくださいね。
敬老の日の始まりって?「敬老の日」の起源|長寿祝いの年齢と人気の色
9月に入って最初の祝日は敬老の日!
なかなか照れてしまって言えない感謝の気持ちをおじいちゃん・おばあちゃんに伝えられるチャンスの日。
おじいちゃん・おばあちゃんに日頃の感謝と長寿をお祈りするために、贈り物などを用意したいと思われる方も多いのではないでしょうか?
また、今では親しみのある「敬老の日」ですが、その起源はあまり知られていませんよね。
そこで、今回は敬老の日の起源・長寿のお祝いについてご紹介します。
贈り物の参考にしてもらえたら、嬉しいです。
敬老の日の始まり
敬老の日は、いつ始まったのでしょか?
「敬老の日」の起源をご紹介します。
敬老の日は、1947年に兵庫県多可郡野間谷村から始まったと言われています。
この村で
・お年寄りを大切にする
・お年寄りの知恵を借りて村作りをする
という目的で「としよりの日」が設けられたのです。
この「としよりの日」は、農業の仕事が忙しくない9月のちょうど真ん中、9月15日と定められ、55歳以上の人を対象に敬老会が開催されるようになったそうです。
これが全国に広がっていき、1966年に国民の祝日「敬老の日」となりました。
祝日に定められたのは、今から53年前で比較的新しい祝日なのですね。
ちなみに、「としよりの日」ではなく「敬老の日」という名前になったのは、年寄という表現があまりよくないという意見があったからなのだそうです。
敬老の日っていつ?
今年、2024年の敬老の日は9月16日(月)です。
「どうしてその年によって敬老の日の日にちが変わるのか」というと、ハッピーマンデー制度という制度が関係しているからなのです。
ハッピーマンデー制度とは、祝日と土曜日・日曜日をつなげて、3連休以上の期間を増やすために、祝日の日付を特定の日付ではなく、月曜日に移動させる制度のことです。
連休の日数が増えることで、観光業などが活性化することを目的に取り入れられました。
そのため、もともと9月15日だった敬老の日は、2003年から9月の第3月曜日と定められるようになりました。
敬老の日の他に、
・成人の日は1月第2月曜日
・体育の日は10月第2月曜日
などの祝日が、ハッピーマンデー制度に該当しています。
それぞれ何歳?長寿のお祝い
還暦や古希など、長寿をお祝いする節目の年齢をご紹介します。
・61歳(満60歳):還暦
数え年で61歳の時に、生まれた年の干支に還ることから、「還暦」と呼ばれるようになりました。
魔除けの意味がある赤色を使ったちゃんちゃんこをプレゼントすることが有名です。
近年では、赤いちゃんちゃんこにちなんで、赤バラをプレゼントすることも多いのだそうです。
還暦祝いで花を贈りたい方は、こちら
>>>還暦祝い・長寿祝いのフラワーギフト一覧
・70歳:古希
中国の詩人、杜甫の詩の一節である「人生七十、古来稀なり」が由来とされています。
お祝いのプレゼントとして、紫色が選ばれることが多いようです。
・77歳:喜寿
「喜」という字の草書体が七を3つ重ねた形になり、七十七と読めることで喜寿と言われています。
ちなみに、「喜」という字の草書体のように、同じ感じを3つ重ねた字のことを品字様というそうです。
品字様は他に、品川の「品」や、森林の「森」という字などがあります。
品字様は、意外とたくさんあるみたいです。
脳のトレーニングとして一緒に漢字を探してみるのも、面白いかもしれませんよ。
・80歳:傘寿
「傘」の略字が八と十を重ねた形になり、八十と読めることに由来しています。
お祝いの贈り物で使う色は、紫色や黄色とされています。
また、贈り物では、傘寿ということもあり、傘をプレゼントされる方もいらっしゃるそうです。
プレゼントした傘を使って、まだまだ元気に雨の日でもお出かけして欲しいでよね。
・88歳:米寿
「米」を分解すると八八になることから米寿といわれています。
・90歳:卒寿
旧字体「卆」は縦に読むと九十になることが由来しています。
・99歳:白寿
「百」から「一」をひくと99になることから白寿といわれています。
お祝いのプレゼントで使う色は、白色が多いようです。
しかしプレゼントのは、好きな色のものや健康グッズなどを贈る方もいらっしゃるそうです。
家族みんなで、食事会を開くのもいいかもしれませんね。
・100歳:百賀または紀寿
紀寿は「一世紀=100」から呼ばれています。
お祝いで使われている色は白色または桃色。
100歳という節目に、今までの思い出を詰め込んだアルバムをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
「~な時もあったね!」「昔は~で…」と、会話のきっかけになるかもしれませんよ。
・108歳:茶寿
「茶」の字を分解すると、
・「草冠」が、十を2つ書いたように見える=10+10
・「草冠の下の部分」を縦に見ると八十八と書いてあるように読める=88
この「茶」という字から見ることのできる数字を全て足し合わせると
10+10+88=108
と、なるため108歳は茶寿と呼ばれています。
お祝いの色は、金色や白色です。
・120歳:大還暦
2回目の還暦を迎えるため大還暦と言われています。
還暦・古希など長寿のお祝い一覧 長寿のお祝いについて詳しく解説しています。 |
敬老の日に贈りたいプレゼント
おじいちゃん・おばあちゃんの好きな物をあげるのが一番。
例えば、お花、ハンカチ、お酒、お菓子など…。
特にお花は、「敬老の日にもらってうれしいプレゼントランキング」の中で必ず上位に入っていますよね。
なかなか、きっかけがないと言えない感謝の気持ちをお花で伝えてみませんか?
30文字以内のメッセージ
敬老の日に限らず、誕生日などでプレゼントをする際、贈り物と一緒にメッセージを添えることは多いかと思います。
手紙やメッセージカードは伝えたいことを、じっくり考えることができるので素直な気持ちが伝えられそうですよね。
ちなみに、花キューピットでは、お花と一緒に30文字程度でメッセージカードを無料で付けることができます。
そこで、30文字以内のメッセージ例をご紹介します。
・「敬老の日に感謝の気持ちを送ります。いつも、ありがとう。」
・「いつも優しい、おばあちゃんが大好きだよ。ずっと元気でいてね。」
・「また一緒に遊んでね!次、会えるお正月が楽しみだなぁ。」
・「いつまでもお元気で!めざせ、大還暦!」
・「いつまでも、どこか可愛らしい2人でいて下さい。2人に感謝」
良ければ、参考にしてみてくださいね。
おじいちゃん・おばあちゃんの名前を入れたり、楽しかった思い出をメッセージに入れるのもいいかもしれませんよ。
最後に
今回は、敬老の日についてご紹介しました。
1年に1回の敬老の日に、おじいちゃん・おばあちゃんへ「ありがとう」の気持ちを伝えてみてくださいね。
花キューピットの敬老の日特集では、お花とスイーツや小物などのセット商品もご用意しています。
まだ贈り物が決まっていない方は、チェックしてみてください。
【季節別】記念日に贈る【花】のプレゼントの選び方とは!
花のプレゼントはありきたりと感じる方もいるかもしれませんが、どんな人に対しても思いを伝えることができる、素敵なアイテムです。
花にもさまざまな種類があるため、相手やタイミングによって選ぶ花を変えることが大切です。
今回は、花選びのポイントを季節別、相手別にご紹介します。これを読めば相手にぴったりの花を選ぶことができるはずです。
季節のおすすめ花のプレゼント
まずは春夏秋冬それぞれの季節でおすすめの、プレゼントにぴったりな花をご紹介します。
春のおすすめ
春の花の中でも、特に人気の高い花をいくつかご紹介します。
【クレマチス】
花の大きさや色、形のバリエーションが豊富な花・クレマチス。春がメインですが、冬咲きや春咲きなどがあり、組み合わせることで一年中クレマチスを楽しむことも可能です。
花言葉:「美しい精神」「旅人の喜び」
【ラベンダー】
春の花の代表格・ラベンダー。鮮やかな紫色と心地よい香りが、老若男女問わず大人気ですよね。中でも特に人気なのは「イングリッシュラベンダー」です。
花言葉:「沈黙」「私に答えてください」「期待」「不信感」「疑惑」
【チューリップ】
こちらも春の花の代表格。オランダでは国花としても親しまれるなど、世界中で人気の高い花です。現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられているそうです。
赤いチューリップの花言葉:「愛の告白」「真実の愛」
ピンク色のチューリップの花言葉:「愛の芽生え」「誠実な愛」
黄色いチューリップの花言葉:「望みのない恋」「名声」
白いチューリップの花言葉:「失われた愛」
夏のおすすめ
次は、夏の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。
【アサガオ】
夏の代名詞といえば、やっぱりアサガオ。風情があり、夏の訪れを感じさせてくれますよね。中央から外に向かって白が入る模様があったり、巨大輪から小輪まで異なる大きさの花があったりと、変化に富んでいるのも魅力的なポイントです。
白いアサガオの花言葉:「あふれる喜び」「固い絆」
青いアサガオの花言葉:「短い愛」「儚い恋」
紫色のアサガオの花言葉:「冷静」
【プルメリア】
ビーチや海など、南国を想起させる花・プルメリア。熱帯花木を代表する種類として、世界中の熱帯地域で広く植えられています。
花言葉:「気品」「恵まれた人」「日だまり」「内気な乙女」
【ユリ(百合)】
気品あふれる花の象徴・ユリ(百合)。開花期が品種によって異なり、大きく分けると、オリエンタル系(7月中~下旬頃開花)・スカシユリ系(5月下旬~6月上旬頃開花)・テッポウユリ系(6月中~下旬頃開花)の3品種が多く栽培されています。
白いユリ(百合)の花言葉:「純潔」「威厳」
オレンジのユリ(百合)の花言葉:「華麗 」
ピンクのユリ(百合)の花言葉:「虚栄心 」
黄色いユリ(百合)の花言葉:「陽気」
秋のおすすめ
次は秋の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。
【コスモス】
コスモスを見ると「秋が来たなあ」と思う人は多いのではないでしょうか。色鮮やかで美しく、観光地などでもよく群植されているため、コスモス畑は観光スポットとしても人気です。品種改良によりピンクや白に加えて濃赤、黄やオレンジ色、複色が登場し、年々カラフルになっています。
白いコスモスの花言葉:「優美」「美麗」
赤いコスモスの花言葉:「乙女の愛情」
ピンクのコスモスの花言葉:「乙女の純潔」
【リンドウ】
暖かい日ざしの中で、青紫色の筒状の花を数輪開くのがリンドウです。品種改良により多くの品種が誕生し、鉢花や切り花などでも流通しています。
花言葉:「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」
【皇帝ダリア】
皇帝ダリアはしっかり成長すると5~6メートルに達し、その草花とは思えない圧倒的な雄大さから、根強い人気を誇る植物です。紫やピンクの色味が可愛らしく、女性を中心に人気の花です。
花言葉:「乙女の真心」「乙女の純潔」
冬のおすすめ
次は秋の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。
【クリスマスローズ】
寒い時期に強く、丈夫で育てやすいため人気の花です。品種改良により花の色や模様、形、咲き方にさまざまな種類が生まれ、目を楽しませてくれています。少し切ない花言葉も、情緒があって素敵ですね。
花言葉:「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」
【アネモネ】
赤や紫、ピンクなどの濃くて鮮やかな色味が美しく、その空間をぱっと明るくしてくれるアネモネ。定番の一重咲きのほか、八重咲きや丁字咲きなどの品種もあります。
白いアネモネの花言葉:「真実」「期待」
紫のアネモネの花言葉:「あなたを信じて待つ」
赤いアネモネの花言葉:「君を愛す」
【エラチオール・ベゴニア】
バラと見間違うほどの華やかさをもつ品種や、重厚感あふれる品種もあり、ギフトなどに利用される頻度の高い花です。
花言葉:「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」
相手別のおすすめの花のプレゼント
相手別に、おすすめの花のプレゼントをご紹介します。
女性へおすすめな花のプレゼント
女性へのおすすめはロマンチックに、バラの花束です。花束のサイズによって異なりますが、10,000円〜30,000円台が相場のようです。
例えば花キューピットのバラの花束は、種類が豊富で「記念日用」などの用途ごとにも分かれています。花束を買うのが初めてでどれを選ぶべきかわからない、という方にもおすすめです。
男性へおすすめな花のプレゼント
男性へのおすすめのプレゼントは、インテリアにもなる小さな観葉植物です。予算相場は1,000円〜3,000円ほどでしょう。
友人・同僚へおすすめな花のプレゼント
友人・同僚へのおすすめは、元気な印象のひまわりを使ったミニブーケやアレンジメントなど。予算相場は3,000円〜4,000円です。
両親へおすすめな花のプレゼント
両親には「感謝」「ありがとう」などの花言葉をもつダリアやガーベラ、カスミソウなどを使った花束をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。予算は5,000円〜7,000円ほどです。
上司や先生へおすすめな花プレゼント
上司や先生も、ふだんお世話になっている対象ですよね。ですが、ダリアやガーベラだと豪勢すぎてしまいます。そこでおすすめは、カスミソウの花束。ボリューミーなものでも4,000円台から手に入り、リーズナブルです。
プレゼントにおすすめの花のスタイル
プレゼントにおすすめの花のスタイルを紹介します。
アレンジメント
器にセットした吸水性スポンジに、花を挿してデザインしたものです。そのまま手軽にインテリアとして使用できるので、男性へのプレゼントにおすすめです。
ひまわりのアレンジメントは元気あふれるイメージで、大人の男性にもおすすめな商品です。
花束
生花を束ねたスタイルです。手渡しで渡すなら最も気持ちが伝えられますし、ロマンチックでオーソドックスなので、恋人へのプレゼントにぴったりです。
ピンクとイエローのフレッシュブーケは明るく楽しいイメージの方のプレゼントにおすすめです。
プリザーブドフラワー
専門の液体につけることで、生花のように長持ちするのが特徴です。インテリアとして使えるので、家にこだわりがある人におすすめです。
ボックスフラワー
荷物のかさばりが気になる方や、持ち運びの際に目立たせたくない方にも最適なのがボックスフラワーです。メッセージカードを入れたサプライズも喜ばれるでしょう。
花キューピットのキュートなボックスフラワーは男女関係なく楽しめる商品で記念日にぴったりです。
一輪
おしゃれでスタイリッシュな印象の一輪は、モード系ファッションを好むなどおしゃれな人におすすめです。シンプルさを好む人にも、向いているでしょう。
大切な人には、花を贈ろう
大切な人に花を贈る際は、相手に合ったとっておきの花を贈りましょう。花の種類や色もさまざまですし、フラワーギフトのスタイルも多種多様ですが、迷いながらも「この花が似合いそうだな」と思って選んだ花なら、きっと喜んでくれるはずです。
花をプレゼントして、大切な記念日を大切な人と一緒にお祝いしましょう。
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【フォトジェニックなお花の撮り方】~おすすめの構図~
青空と写そう
大切な人からもらった花、自分へのご褒美に買った花は、せっかくなので綺麗に撮りたいですよね。可愛いお花がより表情豊かになる、おススメの構図をご紹介します。
【青空を入れて、下から撮る】
太陽の光が一番花を綺麗に映してくれます。天気の良い日は窓辺に置いて、下から仰ぐように花を撮ってみませんか?
透明な花瓶だと、水がきらきらと反射して、花をより引き立ててくれます。
紙袋に入れて
【紙袋から少しだけ花を出して、斜め上から撮る】
早く花をみたい!という気持ちをぐっと抑えて、紙袋に入ったまま撮るのもおすすめ。
ひょっこり顔を出しているお花の表情が可愛いのです。
グリーンやホワイトをベースとしたナチュラルな花には、写真のような優しい色合いの紙袋を。
バラのようなシックな花には、ブランド物の紙袋を合わせたり、お花のイメージと紙袋を合わせるとより一層写真撮影が楽しくなります。
撮影後は、そのままどこかへ引っ掛けてもお洒落に飾ることができます。
上からパシャリ
【花を並べて真上から撮る】
花束やアレンジの中のお気に入りの花を数本だけ、机の上や床に置いて真上から撮ってみませんか?
花びらや葉っぱの向きが変わるだけでコロコロと表情を変えてくれます。
また、置く床の柄は、お花を邪魔しないように、シンプルな床で撮影すると、お花の美しさが引き立ちます。
花を並べて真上で撮るだけのため、簡単でおしゃれに撮ることが出来る構図としておすすめです。
◆最後に
お花の撮影をするときは、上からだったり、下からだったり、横からだったり、
目線を変えて撮影をすると、いろんな表情のお花に出会えます。
ぜひ色んな構図でお花を撮影してみてくださいね!
鉢植えやガーデニングの基本~花がら摘み~
最近、お庭や鉢植えでお花を育てている方を多くお見掛けします。
せっかく育てているお花は、長くきれいに咲いていてほしいですよね。
そのために、欠かせないのがお花のお手入れ!
今回は、お花のお手入れの基本とされる花がら摘みの方法やタイミングについてご紹介します。
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◆花がら摘みとは
「花がら」とは、しおれてしまったお花や、咲き終わったお花のことです。
そのため「花がら摘み」とは、この花がらを摘み取ることを指します。
◆花がら摘みをする理由
「咲き終わったお花を摘み取ること(花がら摘み)」は、なぜガーデニングの基本と言われているのでしょうか?
ここでは花がらを摘み取ると、「どんな良いことがあるのか」をお伝えします。
1.花付きが良くなる・より長く楽しめるようになる
花がらを残しておくと、種を作ろうとして花がらに植物が養分を送ってしまいます。
そのため、これから花が咲くつぼみに必要な養分が行き届かなくなってしまうのです。
しおれてしまったお花に多く養分を送ってしまうので、植物全体の栄養が行き届かなくなり、
花がら摘みをした植物と比べると、そのままにした植物は寿命も短くなってしまいます。
2.カビや植物の病気を防ぐ
花がらは、カビを発生させたり、病気の原因になったりすることがあります。
花がらが発生させたカビや病気は植物全体に感染し、最後には植物全体を枯らしてしまうこともあります。
今きれいに咲いているお花のことなどを考えると、できるだけ早く摘み取ってしまった方がいいですね。
3.見た目がよくなる
しおれてしまったお花があるより、ない方がきれいに見えますよね。
種を採取したい時を除いて、花がらは摘み取ってしまうことをおすすめします。
こまめに取り除いてあげることで、植物の清潔な環境を保つことができます。
きれいなお花を長く楽しむためにも、花がら摘みを習慣にするといいかもしれませんね。
◆花がらを摘み取る道具
花がらを摘み取る方法には、次の2種類があります。
①手で摘み取る方法
②ハサミを使い切り取る方法
多くの植物は、ハサミで花がらを切り取ります。
しかし、茎が柔らかく手でちぎれる植物は、手で摘み取ってしまっても大丈夫なことがおおいです。
枝物や茎が硬いもの、繊維のようなものが多くきれいに取り除けない時に、ハサミを使うようにしてもいいかもしれません。
◆摘み取る部分
実は、花がら摘みには少しポイントがあります。
花がらの摘み取り方を間違えてしまうと、せっかく摘み取っても思うように栄養が行き渡らないことや、カビを発生させてしまったり、病気になってしまったりすることもあるので注意が必要です。
すぐに実践できる簡単なポイントをご紹介します。
<多くの植物>
植物が種を作る部分ごと取り除くことがポイントです。
しぼんだ花を摘み取る時は、花びらだけを摘み取ってしまうことが多いかもしれませんが、
花びらだけを取り除いてしまうと、結実して種子ができてしまいます。
そのため、花びらを取り除いても養分は種を作るために使われて、全体に栄養が足りなくなってしまうのです。
先ほどもお伝えした通り、養分が足りないとつぼみが咲かないことや、植物自体が短命になってしまうこともあります。
ぜひ、花がらを摘み取る時はガクの部分から取り除くようにしてください。
<花茎が長い植物>
花茎とは、お花だけが付いている茎のこと。
地面から生えている茎に葉などがなく、お花だけが付いている茎のことです。
具体的には、パンジーやシクラメンなどの植物があります。
このような植物の花がらを摘み取る時は、茎の根元から取り除きます。
ガクから花がらを摘み取った後に、葉や他にお花が付いていない茎だけが残っていると、残っている茎にも養分が必要になってしまうのです。
茎だけになってしまったところは、観賞する部分も特になく、成長もほとんどしないと言われています。
そのため、植物の他の部分に養分をいきわたらせるためにも、必要のない茎の部分は取り除くことをおすすめします。
また、茎の根元から取り除くことで、切り口から病気になることを防ぐことができます。
ちなみにシクラメンは、しぼんだ花のついている茎を根元の近くで持ち、少しひねると簡単に取り除くことができます。
特にシクラメンは茎を途中で切り取ってしまうと、切り口からカビや病気が発生してしまいやすい植物なので、花がら摘みの時は注意してあげてください。
◆取り除くタイミング
<いつ摘み取る?>
種ができる前に花がらを摘みを行うことで、養分を全体にいきわたらせることができます。
花びらが色あせてきたころがいいタイミングです。
花がら摘みを行うのは、お花にお水をあげてからがおすすめです。
お花の種類によってですが、お水が足りないと元気がなく、花びらがしぼんでいるように見える時があります。
花がらと間違えないように、お花が元気な状態の時に花がら摘みを行うといいかもしれません。
◆最後に
今回は花がら摘みについてご紹介しました。
花がらを定期的に取り除くことで長く、きれいなお花を楽しむことができます。
花がら摘みは、
・お花が終わったら、なるべく早く摘み取ってあげること
・摘み取る位置
に注意すれば、簡単に行うことができます。
ぜひ、お庭や鉢植えでお花を育てている方は、花がら摘みを取り入れてみてくださいね。
お盆のあれこれ~お供えのお花~
東京都や横浜市の一部を除いて、多くの地域では【8/13】からお盆入りですね。
お盆の準備はお済ですか?
今回はお盆のあれこれについてご紹介します。
特に「お盆に生花をお供えすることの大切さ」など、お盆に欠かせないお花についてもお伝えしています。
おまけとしてお盆休みについても掲載していますので、読んでみてくださいね。
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他にもお盆について掲載している記事があります。合わせてご覧ください。
初めて迎えるお盆 ~初盆のご供花~ 故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のこ… |
お供えの切り花を長持ちさせるコツ お墓やお仏壇に花を供える際に、お手入れ法… |
◆そもそもお盆とは
お盆は1年に1度ご先祖様をお迎えし、一緒に過ごしながら戻って来たご祖先様の霊を供養する行事のことです。
お盆の期間は毎年、4日間とされていて、
東京都・横浜市の一部では7月13日から7月16日に行われていますが、
その他の地域は8月13日から8月16日の期間に行われていることが多いです。
◆お盆前・お盆期間中に行うこと
お盆にご先祖様をお迎えする前にしておきたいことや、お盆の期間中に行うことはどんなことがあるのかご紹介します。
<お盆の期間に入る前日までに行っておきたい準備>
・お墓・お仏壇のお掃除
お掃除をして、きれいな環境でご先祖様をお迎えしたいですよね。
・精霊棚(盆棚)の準備
お盆の期間に位牌の安置やお供え物・故人の好物を置き、ご先祖様の霊をお迎えするためのものです。
どんなものをお供えするかは、「◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの」でお伝えします。
・盆提灯の準備
ご先祖様の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ると共に、故人の冥福を祈り感謝の気持ち込めたものとされています。
・菩提寺に法要の予約をする
お盆の間に法要をするために予約をしておく必要がありますよね。
・迎え火、送り火の準備
迎え火、送り火は、オガラを燃やすことが多いため、火をつけるものと一緒に用意しておく必要があります。
お盆の時期が近づくとスーパーマーケットやお花屋さんなどでも販売されているので、事前に購入しておくと良いかもしれません。
<お盆1日目>
・迎え火
ご先祖様の霊をお迎えすることを「精霊迎え」といいます。
迎え火は精霊迎えのためにお盆1日目の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし、ご先祖様の霊が迷わずに帰ってくることができるように目印となる明かり・煙を上げる目的で行われています。
・法要
僧侶に読経して頂きます。
<お盆最終日>
・送り火
お盆中に一緒に過ごしたご先祖様の霊を浄土にお送りすることを「精霊送り」といいます。
送り火は迎え火同様に精霊送りのため、お盆最終日の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし行われています。
地域や宗派によって、お線香を一緒に燃やすこともあるようです。
◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの
宗派や地域などによって飾りやお供えするものが異なりますので、ご確認してくださいね。
生花
お盆のお供えとして欠かせないものの1つが生花です。
お花は、お線香、提灯と並んで仏様へのお供えの基本とされているほど大切なものといわれています。
お花は命のはかなさや尊さを表しつつ、今生きている方々の心も癒し清めてくれるとされています。
ホオズキ
ご先祖様の霊は、迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれているため、ホオズキを提灯に見立てて飾る習慣があります。
キュウリの馬、ナスの牛
どちらもご先祖様の霊が乗る乗り物に見立てています。
ご先祖様の霊が早く帰ってこられるようにキュウリで馬を、ゆっくりと帰ってもらうようにナスで牛を表現しています。
水の子
キュウリやナスを細かく刻んだものと、研いだお米を清水で満たした葉っぱの器に入れます。
餓鬼道に落ちた無縁仏のお供えとされていて、ご先祖様の霊と同じように、他の霊もおもてなしするためにお供えされています。
ミソハギの花
閼伽水というお供えの水を入れた器の上にミソハギの花を束にしてお供えします。
お盆で供養する餓鬼の喉を潤すためと言われています。
夏野菜や果物
季節の野菜や果物や、故人が好きだったものをお供えすることが多いそうです。
◆お盆にお供えするお花の形
先ほども触れたようにお盆のお供えで大切なお花。
お花は、花束やアレンジメントなどの形がありますが、いったいどのような形がいいのでしょうか。
<お墓>
お墓でお花を飾る時は、花立というお花をお供えするための器があることが多いです。
そのため、お墓にお花をお供えする時はお花の種類や色が、対になっている花束をお供えすることが一般的です。
<仏壇前・精霊棚(盆棚)>
仏壇前・精霊棚(盆棚)は、お墓にお供えする時のように対になっている花束をお供えする場合もありますが、
1つの花瓶にお花をいけることや、アレンジメントをそのまま仏壇前や精霊棚(盆棚)に置くことが多いとされています。
花束はお花の丈を切る、花瓶に合わせて量を減らすなど、もらった後に飾る場所に合わせて調節することができます。
一方、アレンジメントは水の交換などの手間が少なく、もらってすぐに飾ることができます。
花束、アレンジメントそれぞれ良さがあるので、お供えのお花を選ぶときはお花の形も検討してみてくださいね。
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◆お盆のお供えで使われるお花の色
お供えするお花の色は故人が亡くなってからの日数と関係していることが多いとされています。
故人の四十九日以降に初めて迎えるお盆を「新盆・初盆」と言いい、 お亡くなりになってから日が浅いため、お供えのお花は白でまとめたお花が適しています。
そうではない場合は、白色を中心に淡い色合いのお花が入ったものをお供えすることが多いとされています。
一方、故人が好きだったお花や色をお供えする場合など、地域の習慣などによってどのようなお花をお供えするかには差があるようです。
「お供えのお花を贈りたいけれど、どんなものを選んだらいいかわからない」
そんな時は、お花を贈りたい地域のお花屋さんが地域の慣習にも対応して、お花を作ってくれる「お盆 お花屋さんオリジナルフラワー」を活用してみてください。
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◆お盆のお供えに使われることの多いお花
バラなどトゲのあるお花はお供えには適していないとされています。
華やかなだけで、お供えのお花に選んでしまうのは、危険なようです。
では、どんなお花がお供えに適しているのでしょうか?
・キク
昔から親しみがあり、花もちの良いお花。
多くの人が、仏花に使う花のイメージを持っているお花の1つで、お供えなどによく用いられるお花です。
・スターチス
スターチスは、仏花で用いられることはもちろん、アンティーク用のドライフラワーやお祝いの花束などでも活用されています。
水分が少ない花ですぐに枯れることが少なく、暑さに負けないお花としても知られています。
・トルコキキョウ
結婚式から、お供えまで様々なお花の贈り物として活用されるお花です。
トルコキキョウも夏の暑さに強いお花の種類の1つとされています。
・胡蝶蘭
お祝いの時にも活用される胡蝶蘭は、上品で華やかなお花。
忙しくてお世話がなかなかできなくても、すぐに枯れることないパワフルさを持っていています。
胡蝶蘭は鉢で贈られることが多く、切り花に比べると水を取り換えるなどの手間が少ないことも魅力の1つです。
・カーネーション
亡くなったお母さんへのミサで、白いカーネーションを献花したことが「母の日にはカーネーション」という現在の習慣になっていったとされています。
花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」であり、お供えにも向いているお花です。
・ユリ
すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
特に白いユリは、凛とした印象のお花として知られています。
品があり豪華なユリは昔からお供えや、結婚式などに多く使われ、長く楽しむことができる品種の多いお花としても有名です。
花言葉は「純粋」「愛らしさ」「威厳」。
新しく咲いたユリの花粉時は取り除くと、より長持ちさせることができますよ。
・リンドウ
昔から季節の花としてお盆の時期に、ちょうど野山に咲いていたという理由からお盆のお供えとして用いられていたお花の1つです。
花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」。
リンドウの落ち着きを感じる濃い紫色は清楚で気品があり、お盆の際に仏花として今でも好まれています。
夏の暑さに強く丈夫なお花のため、お墓にお供えしてもすぐに枯れてしまうことが少ないことも魅力の1つです。
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◆最後に
今回はお盆についてご紹介しました。
お盆にお供えするお花のまとめ・お盆に欠かせないお供え物のひとつ
・花の形は贈り先に合わせて、アレンジメントか花束にするかを決める
・お花の色合いは白が基調になることが多い
・お盆によく使われるお花は、花もちが良い種類などが多い
まだ準備が終わっていない方や、お供えするお花を悩んでいる方に参考にしてもらえると嬉しいです。
心を込めた花をお供えして、良いお盆をお過ごしくださいね。
知っているようであまり知らない⁉~アサガオについて~
長かった梅雨の時期があけ、やっと夏らしくなってきましたね。
8月に入り、学生の方々は夏休みを満喫している頃でしょうか。
夏休みは、お祭りや海水浴など楽しいことがたくさん。
ただ、忘れてはいけないのが宿題ですよね。
そんな夏休みの宿題で、小学生の頃などに植物観察をされた方も多いのではないでしょうか。
今回は、夏の植物観察のお題として定番のアサガオについて、6つの視点からご紹介します。
アサガオの豆知識も紹介しているので、夏休みの自由研究にもお役立てください。
アサガオ(朝顔)ってどんな花?
アサガオの基本情報からご紹介します。
- 学名:Ipomoea nil
- 和名:朝顔
- 英名:morning glory
- 科・属名:ヒルガオ科・サツマイモ属
- 原産地:熱帯から亜熱帯地域
- 花の色:青、赤、ピンク、紫、水色、白など
- 開花時期:7月~10月
- 育てやすさ:◎初心者にもおすすめ
アサガオを見ると、夏休みや入道雲を思い出すように夏の花として親しまれています。
そして、あまり植物を育てたことがない方でも、育てやすい植物です。
先にお伝えしたように、夏休みの宿題としてアサガオを育てている方もいらっしゃるかもしれません。
子供でも育てられる丈夫な花なのです。
またアサガオは、花の色が豊富です。
赤やピンク、青に水色……と暖色系から寒色系まで幅広い色がそろっています。
さらに単色だけではなく、花びらに模様ができているものや、花びらの縁だけ色が異なる品種もあります。
アサガオの花言葉
アサガオ全体の花言葉は、「愛情・結束・明日もさわやかに」などです。
カラーバリエーション豊富なアサガオには、色によって花言葉が異なります。
「結束」という花言葉は、つるが巻き付く様子から付けられたと言われています。
- 青・水色のアサガオの花言葉:「儚い恋」など
- 赤のアサガオの花言葉:「はかない情熱的な愛」など
- ピンクのアサガオの花言葉:「安らぎに満ち足りた気分」など
- 紫のアサガオの花言葉:「冷静」など
- 白のアサガオの花言葉:「あふれる喜び・固い絆」など
赤のアサガオの「はかない情熱的な愛」という花言葉は、朝咲いていた花が午後にしぼんでしまう様子と赤色のイメージが由来していると、言われています。
アサガオの歴史
浴衣の柄になるほど、昔から日本人と馴染みのあるアサガオ。
いったい、アサガオはどのように日本へやってきたのでしょうか。
アサガオのはじまり
アサガオの基本情報に、アサガオの原産地は熱帯から亜熱帯地域とご紹介しましたが、原産国は中国だ、とも言われています。
中国では、もともとアサガオを観賞用ではなく、下剤として使っていたそうです。
中国でのアサガオとの関わりは、4世紀ごろに書かれた書物にもアサガオが記載されるほど、古くだったといわれています。
当時の中国では、アサガオはとても貴重なもので、牛と交換するほどの価値として取引されていたそうです。
日本へ渡来
日本にアサガオが渡来したのは、奈良時代とされていています。
原産国の中国から伝わってきました。
日本に伝えられた当時のアサガオは,青色で小さな花だったそうです。
中国と同様に日本でも薬として活用されていましたが、次第に観賞用としても人気が高まっていきました。
アサガオと万葉集
「朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけり」
という歌があります。
現代語訳すると、
「朝顔は朝露を浴びて咲くというが、夕方の薄暗い光の中でこそ輝いて見える」
となります。
この歌からだと、一見アサガオが夕方にも咲いているようにも読み取れますよね。
でも、実際のアサガオが咲いているのは朝だけで、夕方にはしぼんでしまいます。
実は、ここに出てくるお花はアサガオではなく、キキョウなどの別のお花のことを指しているといわれています。
では、なぜアサガオと表記しているのでしょうか。
実は、平安時代ごろまで、朝に咲くお花をすべてアサガオと呼んでいて、数種類のお花がすべてをアサガオと呼ばれていたのだそうです。
ちなみに、現在のアサガオという1つの種類として区別され始めたのは、平安時代からだと言われています。
江戸時代のアサガオブーム
江戸時代は比較的に平和だったこともあり、釣りやお茶、園芸など様々な趣味が発達していったとされています。
その中でも園芸はとても人気でした。
特にアサガオの苗は当時、安価に手に入れることができ、品種改良が盛んに行われていました。
そんな江戸時代に起こった2回の大きなアサガオブームをお伝えします。
<1回目のアサガオブーム>
江戸時代末期の文化・文政期ごろからアサガオが1度目のブームになっていきました。
このブームのきっかけは、なんと1806年3月4日に江戸で起こった大火でした。
この「文化3年の大火」の影響で、現在の芝公園などを全焼させ、周辺は更地になってしまいました。
その火事の跡地に、アサガオを植えたところ、珍しい形のアサガオが咲いたのです。
今まで見たことのない珍しいアサガオは、人々の注目を集め、アサガオが人気になっていったのでした。
珍しいアサガオが咲いた理由は、アサガオが突然変異を起こした説や、植木職人が品種改良したアサガオを植えた説、などがあります。
<2回目のアサガオブーム>
2回目のブームが起きたのは、1回目のアサガオブームの熱が冷めていないころでした。
2回目のブームは1800年代中頃からと言われています。
当時は、アサガオの優劣を競う品評会が行われているほど人気でしたが、さらに人気になったのは1人の植木屋がきっかけでした。
その植木屋の名前は成田屋留次郎。
成田屋留次郎は「朝顔師」と自分のことを名乗って、アサガオの品種改良を行っていました。
そして、自ら園芸に関する書物も出版したり、アサガオ品評会を主催したりと、さらにアサガオのブームを盛り上げていきました。
江戸時代から観賞用としてとても人気になったアサガオは、明治時代になっても人気は衰えることなく、朝顔市などが行われるほどだったそうです。
緑のカーテン
アサガオは青色・紫色・赤色・ピンク色・白色など様々な色や柄があるものなど、色とりどりのお花を咲かせてきれいですね。
そんな色彩豊かなアサガオはヒルガオ科で、ツルを伸ばして周りのものに絡まっていくツル植物です。
アサガオは、ツルをどんどん伸ばして、多くの葉を付けながら成長していきます。
このツルが伸びていく性質を活用しているのが、緑のカーテンです。
小学校などで、窓際などに植物が覆っているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
緑のカーテンとは、窓や壁際に張ったネットなどにツル植物を這わせて、カーテンのように覆ったものです。
植物が日差しをさえぎることで室温の上昇を防いだり、葉から蒸発する水分で周りの熱を下げたりします。
そのため、アサガオなどの緑のカーテンは夏場の省エネ対策の1つになっているのです。
名前の由来
和名は、朝の顔と書いて「朝顔」。
その名の通り、夏の朝に咲いているイメージがありますよね。
アサガオという名前は夏に毎朝、花を咲かせることに由来しています。
小学生の頃、夏休みにラジオ体操へ向かう途中でアサガオを見かけた方も多いかもしれませんね。
アサガオを英語圏では、「morning glory」と呼んでいます。
意味は、直訳すると「朝の輝き」。
英語圏でも日本と同じように、朝に咲いていることが名前の由来になっているのですね。
種の皮が硬くて厚い理由
アサガオの種は他の植物の種と比べて、硬く厚い皮に覆われていますよね。
これは、種の重要な役割が関係しています。
まず種は、良い環境で成長するために「悪い環境を耐える」という役割があります。
悪い環境とは、アサガオが成長する上で、気温が高過ぎたり低過ぎたりする場合や、乾燥が激しい時のことです。
アサガオはこのような環境から身を守るために、種を硬く厚い皮で覆っているのです。
また種の皮は、成長する場所を変える時や、生育地を広げる時にも役立っています。
自分からは動くことのできないアサガオが生育地を広げるためには、他の生き物の力を借りる必要があります。
動物に食べられることで、からだの中で運んでもらい糞と共に排出してもらう必要があります。
糞として排出されるまでに硬いく厚い皮を持った種は、消化されにくくする役割を担っています。
そのため、アサガオは動物の体内で溶けることなく遠い距離を移動することができ、生育地域を広げることが出来るのです。
次に、「成長しやすい場所を確認する」という役割があります。
硬い皮が柔らかくなるためには、多くの水分が必要になります。
アサガオは、成長に十分な水分が無いと硬い皮を破って根を張ることはありません。
言い方を変えれば、硬く厚い皮が柔らかくなる場所は、成長するために十分な水分がある場所と言えるのです。
十分な水分がある場所は、しっかりと根を張って成長することができます。
このように、アサガオの種の硬く厚い皮は、しっかり成長できるのかを判断しているのです。
朝が分かる理由
アサガオは朝に咲いて、夕方はしぼんでいますよね。
なぜアサガオは朝が来たことが分かるのでしょうか?
実は、朝の光で目を覚ますように咲いているアサガオですが、アサガオが咲くためには光のない時間が関係しています。
アサガオが咲く時間を決めているのは朝の光ではなく、夜の光が当たらない時間なのです。
アサガオの性質の1つに、アサガオに光が当たらない時間が約10時間に達すると花を咲かせるという性質があります。
夏の季節は、太陽が沈んでから10時間後が、ちょうど朝になるということなのです。
そのため太陽が沈んで光が当たらなくなってから、約10時間後には朝でなくてもアサガオは咲いてしまうのです。
その反対に、電気などでアサガオのつぼみに光を当て続けると、つぼみは成長し大きくはなりますが、咲くことは無いのだそうです。
ツルが巻きついていく理由
アサガオのツルが伸びるに合わせて、支柱を立ててあげたことのある方は多いのではないでしょうか。
アサガオは支柱として立てた棒などに、ツルをどんどん巻き付けていきますよね。
では、どうして支柱や棒、ネットなどにアサガオのツルは巻き付いていくのでしょうか。
アサガオのツルの先端を見てみると、真っすぐ伸びているように見えますよね。
しかし、アサガオのツルは上から見ると先端を左回りに、円を描きながら巻き付くものを探しているのです。
円を描くスピードは、1時間に1回転くらいと言われています。
このアサガオの描く円の範囲に棒やネットなどがあった時、ツルがそれに接触すれば巻き付いていくという仕組みなのです。
また、「アサガオは接触しているという刺激を感じる」ことができ、ツルには接触したことを感じると「太く短くなる」という性質もあります。
例えば、7~10日間アサガオのツルを親指と人差し指で挟み、こすっているとツルは太くて短くなっていくそうです。
ツルは、こすればこするほど接触しているという刺激を感じ、太く短く変化していくのです。
この性質こそ、ツルが棒などに巻き付いていく秘密を握っていたのです。
アサガオをふくめ、植物の成長はゆっくりのため、なかなか目視では確認できないかもしれません。
どうしても確認したい時は、長い時間アサガオの様子を録画しておくと良いと思います。
定点カメラを置いて、アサガオの成長の様子を見てみるのも面白そうですね。
アサガオのツルが棒などに触れる場合、接触するのは1本のツルの片側のみです。
ツルの片側が棒などに接触すれば、ツルの接触した面は、接触していない面よりも、「接触しているという刺激」を感じて、厚く短くなっていきます。
言い換えると、接触している側面としていない側面を比較すると、接触していない側面の方がより伸びていくのです。
すると、アサガオのツルは接触した側面を内側にして巻き込むように、伸びていくことになります。
そのためアサガオは、近くにある棒やネットに巻き付くように成長していくことが出来るのです。
すなわち、ツルが巻き付くのは接触しているツルの内側と外側の伸びるスピードの差が関係していたのですね。
もし、アサガオのツルの伸び方の違いを確かめてみたくなったら、何かに巻き付いているツルをほどいて伸ばしてみてください。
巻き付いている状態では分かりにくいですが、ほどけたツルは円を描くようにバネのような形になっていることが確認できると思います。
このツルは、ほどいて机の上に置いてみても紐のように真っすぐにはならないのです。
接している物があった面と、そうでない面の伸びるスピードに違いを感じることが出来ると思いますよ。
ちなみに、どうしてツルが巻き付いているものから滑り落ちないのかをご存じですか。
大きな理由は2つあります。
- 強く巻き付きながら、アサガオが成長していくため
- アサガオのツルにはたくさんの細かい毛が下向きに生えていて、下に滑り落ちことを防いでいる
ということがあげられます。
近くにアサガオが咲いている方は、ぜひツルを触ってみてください。
ふわふわした感覚を感じることが出来ると思いますよ。
アサガオは巻き付いたものから落ちないように、一生懸命工夫をしているのですね。
最後に
今回は夏を彩るアサガオについてご紹介しました。
身近で親しみを感じるアサガオですが、あまり知られていないことも多いものですね!
ちなみに、アサガオはご紹介したように、特に日本で品種改良が盛んに行われていました。
その影響で、アサガオは世界的に見てもめずらしいほど形や色などが豊富になった園芸植物の1つと言われています。
江戸時代の方々の園芸技術の高さに驚かされますね。
現在でも、アサガオは遺伝学の研究材料として活用されているそうです。
まだまだ見たことのないアサガオが誕生するかもしれないと思うと、わくわくしますね。
ぜひアサガオを見かけた際は、お花だけではなく、ツルや種にも注目してみてください。
今まで気づかなかった、発見があるかもしれませんよ。