花ブログ

鉢植えやガーデニングの基本~花がら摘み~



最近、お庭や鉢植えでお花を育てている方を多くお見掛けします。
せっかく育てているお花は、長くきれいに咲いていてほしいですよね。
そのために、欠かせないのがお花のお手入れ
今回は、お花のお手入れの基本とされる花がら摘みの方法やタイミングについてご紹介します。

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◆花がら摘みとは

「花がら」とは、しおれてしまったお花や、咲き終わったお花のことです。
そのため「花がら摘み」とは、この花がら(を摘み取ることを指します。

◆花がら摘みをする理由




「咲き終わったお花を摘み取ること(花がら摘み)」は、なぜガーデニングの基本と言われているのでしょうか?
ここでは花がらを摘み取ると、「どんな良いことがあるのか」をお伝えします。

1.花付きが良くなる・より長く楽しめるようになる

花がらを残しておくと、種を作ろうとして花がらに植物が養分を送ってしまいます
そのため、これから花が咲くつぼみに必要な養分が行き届かなくなってしまうのです。
しおれてしまったお花に多く養分を送ってしまうので、植物全体の栄養が行き届かなくなり、
花がら摘みをした植物と比べると、そのままにした植物は寿命も短くなってしまいます。

2.カビや植物の病気を防ぐ

花がらは、カビを発生させたり、病気の原因になったりすることがあります。
花がらが発生させたカビや病気は植物全体に感染し、最後には植物全体を枯らしてしまうこともあります。
今きれいに咲いているお花のことなどを考えると、できるだけ早く摘み取ってしまった方がいいですね。

3.見た目がよくなる

しおれてしまったお花があるより、ない方がきれいに見えますよね。
種を採取したい時を除いて、花がらは摘み取ってしまうことをおすすめします。

こまめに取り除いてあげることで、植物の清潔な環境を保つことができます。
きれいなお花を長く楽しむためにも、花がら摘みを習慣にするといいかもしれませんね。

◆花がらを摘み取る道具

花がらを摘み取る方法には、次の2種類があります。
①手で摘み取る方法
②ハサミを使い切り取る方法
多くの植物は、ハサミで花がらを切り取ります。
しかし、茎が柔らかく手でちぎれる植物は、手で摘み取ってしまっても大丈夫なことがおおいです。
枝物や茎が硬いもの、繊維のようなものが多くきれいに取り除けない時に、ハサミを使うようにしてもいいかもしれません。

◆摘み取る部分



実は、花がら摘みには少しポイントがあります。
花がらの摘み取り方を間違えてしまうと、せっかく摘み取っても思うように栄養が行き渡らないことや、カビを発生させてしまったり、病気になってしまったりすることもあるので注意が必要です。
すぐに実践できる簡単なポイントをご紹介します。

<多くの植物>




植物が種を作る部分ごと取り除くことがポイントです。
しぼんだ花を摘み取る時は、花びらだけを摘み取ってしまうことが多いかもしれませんが、
花びらだけを取り除いてしまうと、結実して種子ができてしまいます。
そのため、花びらを取り除いても養分は種を作るために使われて、全体に栄養が足りなくなってしまうのです。
先ほどもお伝えした通り、養分が足りないとつぼみが咲かないことや、植物自体が短命になってしまうこともあります。
ぜひ、花がらを摘み取る時はガクの部分から取り除くようにしてください。

<花茎が長い植物>




花茎とは、お花だけが付いている茎のこと。
地面から生えている茎に葉などがなく、お花だけが付いている茎のことです。
具体的には、パンジーやシクラメンなどの植物があります。
このような植物の花がらを摘み取る時は、茎の根元から取り除きます
ガクから花がらを摘み取った後に、葉や他にお花が付いていない茎だけが残っていると、残っている茎にも養分が必要になってしまうのです。
茎だけになってしまったところは、観賞する部分も特になく、成長もほとんどしないと言われています。
そのため、植物の他の部分に養分をいきわたらせるためにも、必要のない茎の部分は取り除くことをおすすめします。
また、茎の根元から取り除くことで、切り口から病気になることを防ぐことができます。
ちなみにシクラメンは、しぼんだ花のついている茎を根元の近くで持ち、少しひねると簡単に取り除くことができます。
特にシクラメンは茎を途中で切り取ってしまうと、切り口からカビや病気が発生してしまいやすい植物なので、花がら摘みの時は注意してあげてください。

◆取り除くタイミング



<いつ摘み取る?>

種ができる前に花がらを摘みを行うことで、養分を全体にいきわたらせることができます。
花びらが色あせてきたころがいいタイミングです。

花がら摘みを行うのは、お花にお水をあげてからがおすすめです。
お花の種類によってですが、お水が足りないと元気がなく、花びらがしぼんでいるように見える時があります。
花がらと間違えないように、お花が元気な状態の時に花がら摘みを行うといいかもしれません。

◆最後に




今回は花がら摘みについてご紹介しました。
花がらを定期的に取り除くことで長く、きれいなお花を楽しむことができます。
花がら摘みは、
・お花が終わったら、なるべく早く摘み取ってあげること
・摘み取る位置
に注意すれば、簡単に行うことができます。
ぜひ、お庭や鉢植えでお花を育てている方は、花がら摘みを取り入れてみてくださいね。

 

2019-08-16 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

お盆のあれこれ~お供えのお花~




東京都や横浜市の一部を除いて、多くの地域では【8/13】からお盆入りですね。
お盆の準備はお済ですか?
今回はお盆のあれこれについてご紹介します。
特に「お盆に生花をお供えすることの大切さ」など、お盆に欠かせないお花についてもお伝えしています。
おまけとしてお盆休みについても掲載していますので、読んでみてくださいね。

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◆そもそもお盆とは




お盆は1年に1度ご先祖様をお迎えし、一緒に過ごしながら戻って来たご祖先様の霊を供養する行事のことです。
お盆の期間は毎年、4日間とされていて、
東京都・横浜市の一部では7月13日から7月16日に行われていますが、
その他の地域は8月13日から8月16日の期間に行われていることが多いです。

◆お盆前・お盆期間中に行うこと




お盆にご先祖様をお迎えする前にしておきたいことや、お盆の期間中に行うことはどんなことがあるのかご紹介します。

<お盆の期間に入る前日までに行っておきたい準備>
お墓・お仏壇のお掃除
お掃除をして、きれいな環境でご先祖様をお迎えしたいですよね。
精霊棚(盆棚)の準備
お盆の期間に位牌の安置やお供え物・故人の好物を置き、ご先祖様の霊をお迎えするためのものです。
どんなものをお供えするかは、「◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの」でお伝えします。
盆提灯の準備
ご先祖様の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ると共に、故人の冥福を祈り感謝の気持ち込めたものとされています。
菩提寺に法要の予約をする
お盆の間に法要をするために予約をしておく必要がありますよね。
迎え火、送り火の準備 
迎え火、送り火は、オガラを燃やすことが多いため、火をつけるものと一緒に用意しておく必要があります。
お盆の時期が近づくとスーパーマーケットやお花屋さんなどでも販売されているので、事前に購入しておくと良いかもしれません。

<お盆1日目>
迎え火
ご先祖様の霊をお迎えすることを「精霊迎え」といいます。
迎え火は精霊迎えのためにお盆1日目の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし、ご先祖様の霊が迷わずに帰ってくることができるように目印となる明かり・煙を上げる目的で行われています。
法要
僧侶に読経して頂きます。

<お盆最終日>
送り火
お盆中に一緒に過ごしたご先祖様の霊を浄土にお送りすることを「精霊送り」といいます。
送り火は迎え火同様に精霊送りのため、お盆最終日の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし行われています。
地域や宗派によって、お線香を一緒に燃やすこともあるようです。

◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの




宗派や地域などによって飾りやお供えするものが異なりますので、ご確認してくださいね。

生花
お盆のお供えとして欠かせないものの1つが生花です。
お花は、お線香、提灯と並んで仏様へのお供えの基本とされているほど大切なものといわれています。
お花は命のはかなさや尊さを表しつつ、今生きている方々の心も癒し清めてくれるとされています。
ホオズキ
ご先祖様の霊は、迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれているため、ホオズキを提灯に見立てて飾る習慣があります。
キュウリの馬、ナスの牛
どちらもご先祖様の霊が乗る乗り物に見立てています。
ご先祖様の霊が早く帰ってこられるようにキュウリで馬を、ゆっくりと帰ってもらうようにナスで牛を表現しています。
水の子
キュウリやナスを細かく刻んだものと、研いだお米を清水で満たした葉っぱの器に入れます。
餓鬼道に落ちた無縁仏のお供えとされていて、ご先祖様の霊と同じように、他の霊もおもてなしするためにお供えされています。
ミソハギの花
閼伽水というお供えの水を入れた器の上にミソハギの花を束にしてお供えします。
お盆で供養する餓鬼の喉を潤すためと言われています。
夏野菜や果物
季節の野菜や果物や、故人が好きだったものをお供えすることが多いそうです。

◆お盆にお供えするお花の形




先ほども触れたようにお盆のお供えで大切なお花。
お花は、花束アレンジメントなどの形がありますが、いったいどのような形がいいのでしょうか。
<お墓>
お墓でお花を飾る時は、花立というお花をお供えするための器があることが多いです。
そのため、お墓にお花をお供えする時はお花の種類や色が、対になっている花束をお供えすることが一般的です。

<仏壇前・精霊棚(盆棚)>
仏壇前・精霊棚(盆棚)は、お墓にお供えする時のように対になっている花束をお供えする場合もありますが、
1つの花瓶にお花をいけることや、アレンジメントをそのまま仏壇前や精霊棚(盆棚)に置くことが多いとされています。
花束はお花の丈を切る、花瓶に合わせて量を減らすなど、もらった後に飾る場所に合わせて調節することができます。
一方、アレンジメントは水の交換などの手間が少なく、もらってすぐに飾ることができます。
花束、アレンジメントそれぞれ良さがあるので、お供えのお花を選ぶときはお花の形も検討してみてくださいね。

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◆お盆のお供えで使われるお花の色

お供えするお花の色は故人が亡くなってからの日数と関係していることが多いとされています。
故人の四十九日以降に初めて迎えるお盆を「新盆・初盆と言いい、 お亡くなりになってから日が浅いため、お供えのお花は白でまとめたお花が適しています。
そうではない場合は、白色を中心に淡い色合いのお花が入ったものをお供えすることが多いとされています。
一方、故人が好きだったお花や色をお供えする場合など、地域の習慣などによってどのようなお花をお供えするかには差があるようです。
「お供えのお花を贈りたいけれど、どんなものを選んだらいいかわからない」
そんな時は、お花を贈りたい地域のお花屋さんが地域の慣習にも対応して、お花を作ってくれる「お盆 お花屋さんオリジナルフラワー」を活用してみてください。
お好みの価格と形で、お花屋さんがお花を作ってくれます。

↓↓お盆 お花屋さんオリジナルフラワー注文画面へ↓↓
お花屋さんオリジナルフラワー
花キューピットお盆ページ下部に掲載しています。)

◆お盆のお供えに使われることの多いお花

バラなどトゲのあるお花はお供えには適していないとされています。
華やかなだけで、お供えのお花に選んでしまうのは、危険なようです。
では、どんなお花がお供えに適しているのでしょうか?

・キク



昔から親しみがあり、花もちの良いお花。
多くの人が、仏花に使う花のイメージを持っているお花の1つで、お供えなどによく用いられるお花です。
・スターチス



スターチスは、仏花で用いられることはもちろん、アンティーク用のドライフラワーやお祝いの花束などでも活用されています。
水分が少ない花ですぐに枯れることが少なく、暑さに負けないお花としても知られています。
・トルコキキョウ



結婚式から、お供えまで様々なお花の贈り物として活用されるお花です。
トルコキキョウも夏の暑さに強いお花の種類の1つとされています。
胡蝶蘭



お祝いの時にも活用される胡蝶蘭は、上品で華やかなお花。
忙しくてお世話がなかなかできなくても、すぐに枯れることないパワフルさを持っていています。
胡蝶蘭は鉢で贈られることが多く、切り花に比べると水を取り換えるなどの手間が少ないことも魅力の1つです。
・カーネーション



亡くなったお母さんへのミサで、白いカーネーションを献花したことが「母の日にはカーネーション」という現在の習慣になっていったとされています。
花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」であり、お供えにも向いているお花です。
・ユリ



すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
特に白いユリは、凛とした印象のお花として知られています。
品があり豪華なユリは昔からお供えや、結婚式などに多く使われ、長く楽しむことができる品種の多いお花としても有名です。
花言葉は「純粋」「愛らしさ」「威厳」。
新しく咲いたユリの花粉時は取り除くと、より長持ちさせることができますよ。
・リンドウ



昔から季節の花としてお盆の時期に、ちょうど野山に咲いていたという理由からお盆のお供えとして用いられていたお花の1つです。
花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」。
リンドウの落ち着きを感じる濃い紫色は清楚で気品があり、お盆の際に仏花として今でも好まれています。
夏の暑さに強く丈夫なお花のため、お墓にお供えしてもすぐに枯れてしまうことが少ないことも魅力の1つです。

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◆(おまけ)お盆休み




今年は、お盆休みが9連休になる方も多いのでは?
おまけとして、毎年変わるように思うお盆休みの期間についても紹介しようと思います。

お盆の期間は地域によって様々ですが、多くの会社は8月にお盆休みになることが多いようです。
お盆休みの日程は、お盆1日目にあたる8月13日から、お盆最終日の8月16日の4日間となる場合が多いそうです。
そのため、毎年お盆休みの時期や期間が変わることは、ほとんど無いようです。

しかし、お盆の期間である前後に土日祝日がある場合は、連休全体の長さが変わってくるのです。
前後に土日祝日が今年のようにある場合は、連休が長くなるということなのです。
今年は8月10日(土)、11日(日)でお休みになり、
11日が山の日であるため12(月)が振替休日、
13日(火)から16日(金)までがお盆の期間なのでお休み、
続けて17日(土)、18日(日)がお休みとなるため、今年のお盆休みは9連休ということになります。

ちなみに、来年2020年はお盆の8月13日から16日がお休みになる場合、
15日が土曜日、16日が日曜日のため4連休の方が多くなりそうです。

◆最後に

今回はお盆についてご紹介しました。

お盆にお供えするお花のまとめ

・お盆に欠かせないお供え物のひとつ
・花の形は贈り先に合わせて、アレンジメントか花束にするかを決める
・お花の色合いは白が基調になることが多い
・お盆によく使われるお花は、花もちが良い種類などが多い

まだ準備が終わっていない方や、お供えするお花を悩んでいる方に参考にしてもらえると嬉しいです。
心を込めた花をお供えして、良いお盆をお過ごしくださいね。

 

2019-08-09 | Posted in お供えの時のマナー, No Comments » 

 

知っているようであまり知らない⁉~アサガオについて~




長かった梅雨の時期があけ、やっと夏らしくなってきましたね。
8月に入り、学生の方々は夏休みを満喫している頃でしょうか。
夏休みは、お祭りや海水浴など楽しいことがたくさん。
ただ、忘れてはいけないのが宿題ですよね。
そんな夏休みの宿題で、小学生の頃などに植物観察をされた方も多いのではないでしょうか。
今回は、夏の植物観察のお題として定番のアサガオについて、6つの視点からご紹介します。

目次

◆アサガオの歴史
◆緑のカーテン
◆名前の由来
◆種の皮が硬くて厚い理由
◆朝が分かる理由
◆ツルが巻きついていく理由
◆最後に

◆アサガオの歴史




浴衣の柄になるほど、昔から日本人と馴染みのあるアサガオ。
いったい、アサガオはどのように日本へやってきたのでしょうか。

・アサガオのはじまり
アサガオの原産国は中国だとされています。
中国では、もともとアサガオを観賞用ではなく、下剤として使っていたそうです。
中国でのアサガオとの関わりは、4世紀ごろに書かれた書物にもアサガオが記載されるほど、古くだったといわれています。
当時の中国では、アサガオはとても貴重なもので、牛と交換するほどの価値として取引されていたそうです。

・日本へ渡来
日本にアサガオが渡来したのは、奈良時代とされていています。
原産国の中国から伝わってきました。
日本に伝えられた当時のアサガオは,青色で小さな花だったそうです。
中国と同様に日本でも薬として活用されていましたが、次第に観賞用としても人気が高まっていきました。

・アサガオと万葉集



アサガオは万葉集にも登場しています。
その1首に、
「朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけり」
という歌があります。
現代語訳すると、
「朝顔は朝露を浴びて咲くというが、夕方の薄暗い光の中でこそ輝いて見える」
となります。
この歌からだと、一見アサガオが夕方にも咲いているようにも読み取れますよね。
でも、実際のアサガオが咲いているのは朝だけで、夕方にはしぼんでしまいます。
実は、ここに出てくるお花はアサガオではなく、キキョウなどの別のお花のことを指しているといわれています。
では、なぜアサガオと表記しているのでしょうか。
平安時代ごろまで、朝に咲くお花をすべてアサガオと呼んでいて、数種類のお花がすべてをアサガオと呼ばれていたのだそうです。
ちなみに、現在のアサガオという1つの種類として区別され始めたのは、平安時代からだと言われています。

・江戸時代のアサガオブーム



江戸時代は比較的に平和だったこともあり、釣りやお茶、園芸など様々な趣味が発達していったとされています。
その中でも園芸はとても人気でした。
特にアサガオの苗は当時、安価に手に入れることができ、品種改良が盛んに行われていました。
そんな江戸時代に起こった2回の大きなアサガオブームをお伝えします。

<1回目のアサガオブーム>
江戸時代末期の文化・文政期ごろからアサガオが1度目のブームになっていきました。
このブームのきっかけは、なんと1806年3月4日に江戸で起こった大火でした。
この「文化3年の大火」の影響で、現在の芝公園などを全焼させ、周辺は更地になってしまいました。
その火事の跡地に、アサガオを植えたところ、珍しい形のアサガオが咲いたのです。
今まで見たことのない珍しいアサガオは、人々の注目を集め、アサガオが人気になっていったのでした。
珍しいアサガオが咲いた理由は、
アサガオが突然変異を起こした説や、
植木職人が品種改良したアサガオを植えた説などが
あります。

<2回目のアサガオブーム>
2回目のブームが起きたのは、1回目のアサガオブームの熱が冷めていないころでした。
2回目のブームは1800年代中頃からと言われています。
当時は、アサガオの優劣を競う品評会が行われているほど人気でしたが、さらに人気になったのは1人の植木屋がきっかけでした。
その植木屋の名前は成田屋留次郎。
成田屋留次郎は「朝顔師」と自分のことを名乗って、アサガオの品種改良を行っていました。
そして、自ら園芸に関する書物も出版したり、アサガオ品評会を主催したりと、さらにアサガオのブームを盛り上げていきました。

江戸時代から観賞用としてとても人気になったアサガオは、明治時代になっても人気は衰えることなく、朝顔市などが行われるほどだったそうです。

◆緑のカーテン




アサガオは青色・紫色・赤色・ピンク色・白色など様々な色や柄があるものなど、色とりどりのお花を咲かせてきれいですね。
そんな色彩豊かなアサガオはヒルガオ科で、ツルを伸ばして周りのものに絡まっていくツル植物です。
アサガオは、ツルをどんどん伸ばして、多くの葉を付けながら成長していきます。
このツルが伸びていく性質を活用しているのが、緑のカーテンです。
小学校などで、窓際などに植物が覆っているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
緑のカーテンとは、窓や壁際に張ったネットなどにツル植物を這わせて、カーテンのように覆ったものです。
植物が日差しをさえぎることで室温の上昇を防いだり、葉から蒸発する水分で周りの熱を下げたりします。
そのため、アサガオなどの緑のカーテンは夏場の省エネ対策の1つになっているのです。

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◆名前の由来

和名は、朝の顔と書いて「朝顔」。
その名の通り、夏の朝に咲いているイメージがありますよね。
アサガオという名前は夏に毎朝、花を咲かせることに由来しています。
小学生の頃、夏休みにラジオ体操へ向かう途中でアサガオを見かけた方も多いかもしれませんね。
アサガオを英語圏では、「morning glory」と呼んでいます。
意味は、直訳すると「朝の輝き」。
英語圏でも日本と同じように、朝に咲いていることが名前の由来になっているのですね。

◆種の皮が硬くて厚い理由




アサガオの種は他の植物の種と比べて、硬く厚い皮に覆われていますよね。
これは、種の重要な役割が関係しています。
まず種は、良い環境で成長するために「悪い環境を耐える」という役割があります。
悪い環境とは、アサガオが成長する上で、気温が高過ぎたり低過ぎたりする場合や、乾燥が激しい時のことです。
アサガオはこのような環境から身を守るために、種を硬く厚い皮で覆っているのです。
また種の皮は、成長する場所を変える時や、生育地を広げる時にも役立っています。
自分からは動くことのできないアサガオが生育地を広げるためには、他の生き物の力を借りる必要があります。
動物に食べられることで、からだの中で運んでもらい糞と共に排出してもらう必要があります。
糞として排出されるまでに硬いく厚い皮を持った種は、消化されにくくする役割を担っています。
そのため、アサガオは動物の体内で溶けることなく遠い距離を移動することができ、生育地域を広げることが出来るのです。
次に、「成長しやすい場所を確認する」という役割があります。
硬い皮が柔らかくなるためには、多くの水分が必要になります。
アサガオは、成長に十分な水分が無いと硬い皮を破って根を張ることはありません。
言い方を変えれば、硬く厚い皮が柔らかくなる場所は、成長するために十分な水分がある場所と言えるのです。
十分な水分がある場所は、しっかりと根を張って成長することができます。
このように、アサガオの種の硬く厚い皮は、しっかり成長できるのかを判断しているのです。

◆朝が分かる理由

アサガオは朝に咲いて、夕方はしぼんでいますよね。
なぜアサガオは朝が来たことが分かるのでしょうか?
実は、朝の光で目を覚ますように咲いているアサガオですが、アサガオが咲くためには光のない時間が関係しています。
実は、アサガオが咲く時間を決めているのは朝の光ではなく、夜の光が当たらない時間なのです。
アサガオの性質の1つに、アサガオに光が当たらない時間が約10時間に達すると花を咲かせるという性質があります。
夏の季節は、太陽が沈んでから10時間後が、ちょうど朝になるということなのです。
そのため太陽が沈んで光が当たらなくなってから、約10時間後には朝でなくてもアサガオは咲いてしまうのです。
その反対に、電気などでアサガオのつぼみに光を当て続けると、つぼみは成長し大きくはなりますが、咲くことは無いのだそうです。

◆ツルが巻きついていく理由




アサガオのツルが伸びるに合わせて、支柱を立ててあげたことのある方は多いのではないでしょうか。
アサガオは支柱として立てた棒などに、ツルをどんどん巻き付けていきますよね。
では、どうして支柱や棒、ネットなどにアサガオのツルは巻き付いていくのでしょうか。

試しに、アサガオのツルの先端を見てみると、真っすぐ伸びているように見えますよね。
しかし、アサガオのツルは上から見ると先端を左回りに、円を描きながら巻き付くものを探しているのです。
円を描くスピードは、1時間に1回転くらいと言われています。
このアサガオの描く円の範囲に棒やネットなどがあった時、ツルがそれに接触すれば巻き付いていくという仕組みなのです。

「アサガオは接触しているという刺激を感じる」ことができ、ツルには接触したことを感じると「太く短くなる」という性質もあるのです。
例えば、7~10日間アサガオのツルを親指と人差し指で挟み、こすっているとツルは太くて短くなっていくそうです。
ツルは、こすればこするほど接触しているという刺激を感じ、太く短く変化していくのです。
この性質こそ、ツルが棒などに巻き付いていく秘密を握っていたのです。



アサガオのツルが棒などに触れる場合、接触するのは1本のツルの片側のみです。
ツルの片側が棒などに接触すれば、ツルの接触した面は、接触していない面よりも、「接触しているという刺激」を感じて、厚く短くなっていきます。
言い換えると、接触している側面としていない側面を比較すると、接触していない側面の方がより伸びていくのです。
すると、アサガオのツルは接触した側面を内側にして巻き込むように、伸びていくことになります。
そのためアサガオは、近くにある棒やネットに巻き付くように成長していくことが出来るのです。
すなわち、ツルが巻き付くのは接触しているツルの内側と外側の伸びるスピードの差が関係していたのですね。

もし、アサガオのツルの伸び方の違いを確かめてみたくなったら、何かに巻き付いているツルをほどいて伸ばしてみてください。
巻き付いている状態では分かりにくいですが、ほどけたツルは円を描くようにバネのような形になっていることが確認できると思います。
このツルは、ほどいて机の上に置いてみても紐のように真っすぐにはならないため、接している物があった面と、そうでない面の伸びるスピードに違いを感じることが出来ると思います。

ちなみに、どうしてツルが巻き付いているものから滑り落ちないのかをご存じですか。
大きな理由は2つあります。
1.強く巻き付きながら、アサガオが成長していくため
2.アサガオのツルにはたくさんの細かい毛が下向きに生えていて、下に滑り落ちことを防いでいる
ということがあげられます。
近くにアサガオが咲いている方は、ぜひツルを触ってみてください。
ふわふわした感覚を感じることが出来ると思いますよ。
アサガオは巻き付いたものから落ちないように、一生懸命工夫をしているのですね。

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◆最後に




今回は夏を彩るアサガオについてご紹介しました。
身近で親しみを感じるアサガオですが、あまり知られていないことも多いものですね!
ちなみに、アサガオはご紹介したように、特に日本で品種改良が盛んに行われていました。
その影響で、アサガオは世界的に見てもめずらしいほど形や色などが豊富になった園芸植物の1つと言われています。
江戸時代の方々の園芸技術の高さに驚かされますね。
現在でも、アサガオは遺伝学の研究材料として活用されているそうです。
まだまだ見たことのないアサガオが誕生するかもしれないと思うと、わくわくしますね。

ぜひアサガオを見かけた際は、お花だけではなく、ツルや種にも注目してみてください。
今まで気づかなかった、発見があるかもしれませんよ。

2019-08-02 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

8月の誕生花のご紹介~ふんわり可愛いトルコキキョウ~

お祭りの季節が近づいてきました。
もうすぐ、8月ですね。
8月にお誕生日を迎える方、おめでとうございます。
8月の誕生花は、優しい印象で幅広い年代から人気があるトルコキキョウです。
今回はトルコキキョウがどのようなお花なのかを5つの視点からご紹介します。

◆トルコキキョウってどんな花?


トルコキキョウ

柔らかい花びらが、フリルのようで可愛らしいお花、トルコキキョウ。
つぼみは花びらをねじったような形をしています。
花の色は紫色、ピンク色、白色、黄色、クリーム色など多くの色があり、花びらに縁取りがあるものなど種類が豊富です。
バラと同じように「お花の王様」とも呼ばれている、豪華な雰囲気のお花です。

◆リシアンサス?ユーストマ?


トルコキキョウ

「トルコキキョウ」という名前よりも「リシアンサス」や「ユーストマ」という名前に、親しみのある方も少なくないのではないでしょうか?
実は、「トルコキキョウ」・「リシアンサス」・「ユーストマ」は全て同じお花なんです。
お花屋さんによって「トルコキキョウ」と呼んでいたり、「リシアンサス」や「ユーストマ」と呼んでいたり、お花屋さんによって呼び方が様々あります。
「ユーストマ」は、学名の「Eustoma grandiflorum」から呼ばれるようになりました。
ちなみに、「Eustoma」は【良い口】という意味で、花の形から付けられたとされて、「grandflorum」は【大きな花】という意味を持っています。
そして英語圏では「リシアンサス」と、よく呼ばれるそうで、日本のお花屋さんでも使っていることもあるようです。

◆「トルコキキョウ」名前の由来は?


トルコキキョウ

トルコキキョウはキキョウの仲間ではなくリンドウ科で、原産地がトルコでもないんです。
では、なぜ「トルコキキョウ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
トルコキキョウの「キキョウ」が付いた理由は、見た目がキキョウに似ていたため付けらたといわれています。
一方、トルコキキョウの「トルコ」は
・つぼみの見た目がトルコ人のターバンの姿に似ていることから
・花の色が紫色でトルコ石の色だから
・地中海の色に似ていたから
など様々な説があります。
ちなみに、トルコキキョウの原産地は北アメリカです。
北アメリカの乾燥地帯で雨がなかなか降らない、テキサス州などになります。
「リシアンサス」や「ユーストマ」など呼び方が様々あるのは「トルコキキョウ」という名前なのに、リンドウ科で北アメリカ原産という矛盾があるからかもしれませんね。

◆いつ日本へ?


トルコキキョウ

名前の由来に様々な説を持つトルコキキョウは、いつ頃日本へ持ち込まれたのでしょうか。
トルコキキョウが、日本に持ち込まれたのは1930年頃といわれています。
原産国である、北アメリカから渡来しました。
しかし、日本に持ち込まれた時は今のように、ピンク色や白色など花の色や種類が豊富にあったわけではありませんでした。
なんと、当時は紫色の一重咲きしかなかったそうです。
花の色や種類が豊富になっていったのは、品種改良が行われ始めた1970年頃からとされています。
ちなみに、日本に持ち込まれた時のトルコキキョウは、とてもデリケートなお花でしたが、
日本では色や種類と同様に、品質を向上させる品種改良が盛んに行われていきました。
その改良のおかげで、トルコキキョウは長く楽しめるお花になっていったのです。
そのため、よくお花屋さんで目にするトルコキキョウは、ほとんど日本で品種改良されたものなんだそうです。

◆トルコキキョウの色別花言葉


トルコキキョウ

・紫色:【希望】

この「希望」という花言葉は、日本での改良の成果と関係しているといわれています。
前述したように痛みやすかったトルコキキョウは、品種改良によって長く楽しむことのできるお花になりました。
品種改良で、どんどん使いやすくなっていくトルコキキョウの様子から、紫色のトルコキキョウの花言葉は「希望」になったといわれています。

・黄色:【毅然とした態度】

毅然とは、「意志を強く持ち、困難なことを目前にしても決して動じることのないしっかりとした振る舞い」という意味を持っています。
どんなことでも一生懸命に取り組んでいる方へのプレゼントにぴったりですね。

・ピンク色:【優美】

色ごとに分けない、トルコキキョウ全体の花言葉も【優美】とされています。
ピンク色のトルコキキョウは、優しい色合いで人気のお花の一つです。

◆最後に

今回はトルコキキョウについてご紹介しました。
ふんわりと可愛らしく豪華さと上品さを感じるお花、トルコキキョウ。
花キューピットでは、お誕生日のお祝いにぴったりなトルコキキョウのフラワーギフトをご用意しています。
8月にお誕生日を迎える方へ、プレゼントしてみてはいかがでしょうか?

 

2019-07-26 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

花の色が多彩なのはなぜ⁉~花と昆虫の関係~

花は、黄色・ピンク・赤など色とりどりなところも魅力ですよね。
では、なぜ花は色とりどりなのかをご存じですか?
今回は花の色が色彩豊かな理由についてご紹介します。
自由研究のヒントにしてもらえたら嬉しいです。

◆花に色が付いている理由

どうして、様々な色の花があるのでしょうか?
花が子孫を増やすためには、受粉して種を作る必要があります。
ですが多くの場合、花は自分で受粉をすることができません。
そこで、昆虫などの力を借りて、花粉を運んでもらうことで受粉を助けてもらうのです。
昆虫に自分の存在をアピールするために、花には多彩な色があるのです。
でも、アピールするだけなら、「こんなにカラフルにしなくてもいいのでは?」と思いますよね。
これには、昆虫の色の見え方が関係しているんです。
例として、花の蜜を集め私たちにハチミツを提供してくれることでも馴染みのあるミツバチを例に、彼らにはどのような見え方をしているのかご紹介します。

◆ミツバチの色の見え方


私たち人間は、紫色から赤色まで見えるとされています。
一方ミツバチは、紫外線からオレンジ色まで見ることが出来るといわれています。
でも、ミツバチはヒトよりも正確に色を認識できているわけではないとされています。
上の図の黄緑色からオレンジ色くらいまでは、すべて黄色に見えてしまうそうです。
見える色の関係でミツバチは、特に黄色の花に集まる習性があるそうです。
このように、生物の種類によって色の見え方がそれぞれ異なっているため、植物は花の色を来て欲しい昆虫などに合わせて変えているとされています。

◆色が変わる花


ハコネウツギという花をご存じですか?
この花は、もともとすべて白い花ですが、徐々に赤紫色の花が多くなっていきます。
その理由は、昆虫などに受粉が終わっていない花を教えることで、受粉を効率的に行うためだとされています。
白い花は、蜜も多くまだ受粉が終わっていない花。
赤紫色の花は蜜もなく、受粉が終わっている花。
白い花は、赤紫色の花に比べて多くの昆虫に見えやすいため、昆虫などが集まりやすいと言われています。

◆最後に


今回は花の色が様々ある理由についてご紹介しました。
花は自分の子孫を残すために様々な色をつけていたのですね。
夏休みの自由研究に、「花をヒト以外の生物がどのように見ているのか」調べてみるのも面白いかもしれませんね。

2019-07-19 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

日本・西洋の【花言葉】を込めた花贈り

有名なお花から、道端に生えているようなお花までつけられている花言葉。
赤いバラの花言葉「情熱」や「愛情」などは、広く知られていますよね。
では西洋の花言葉はご存じですか?
実は、国によって同じ花でも花言葉が異なっていることもあるんです。
今回は花言葉の歴史と、3種類のお花を通して日本と西洋の花言葉をご紹介したいと思います。
柔らかい印象花束です

◆花言葉の歴史


男性が女性に花を渡しています

花言葉にはいろいろな説がありますが、17世紀頃のトルコが起源だといわれています。
17世紀のオスマントルコ時代では、「セラム」という習慣がありました。

その習慣は、

お花に思いを託し恋人へ送り
お花を受け取った相手は、同じようにお花を送って思いを返す

というものでした。
その「セラム」がヨーロッパへ伝わり、フランスで大人気となったことをきっかけに、各国へ広がっていきました。

日本へ渡来したのは、明治初期といわれています。
当時の日本では、伝わってきた意味のままで花言葉を使っていましたが、少しずつ日本の歴史や習慣などに合わせて、日本独自の花言葉に変わっていったそうです。
他の国々でも同じように、それぞれの国の歴史や風習、神話や伝説などから花言葉が付けられていきました。
そのため、国によって同じお花でも花言葉が異なるようになっていたのです。

ちなみに、新しい品種のお花が開発された時などは、
開発者が花言葉をつけたり、花言葉を募集したりすることで、その花の花言葉が付けられているそうです。

◆日本と西洋の花言葉

◎ピンクバラ


ピンクバラの花束

日本の花言葉:「しとやか」「上品」「可愛い人」「美しい少女」「愛の誓い」など
西洋の花言葉:「grace(しとやか、上品)」「gratitude(感謝)」「happiness(幸福)」など

1度は憧れを抱いたことのある、お花がバラではないでしょうか。
プロポーズなどロマンチックなイメージがありますよね。
バラの中で特に柔らかい印象があるピンク色は、結婚式やお誕生日などに人気のあるお花です。

花言葉を日本と西洋で比べてみると、西洋よりも日本の方がピンクバラに対して可愛らしいイメージがあるのかもしれませんね。



◎カスミソウ


カスミソウの花束

日本の花言葉:「清らかな心」「無邪気」「親切」「幸福」「永遠の愛」「純潔」「感謝」など
西洋の花言葉:「everlasting love(永遠の愛)」「purity of heart(清らかな心)」「innocence(純潔)」など

カスミソウは細かいお花がたくさん咲いて、優しい雰囲気。
その雰囲気から、他の花と調和がとれるお花です。
例えば、色の濃いお花と合わせた時も、カスミソウがベールのように広がって、ふんわりとした印象にしてくれます。

カスミソウは、日本の花言葉には「無邪気」「幸福」などがあり、
西洋の花言葉には「everlasting love(永遠の愛)」などがあることから
女性への贈り物にぴったりのお花ですね。



◎トルコキキョウ




日本の花言葉:「優美」「すがすがしい美しさ」など
西洋の花言葉:「appreciation(感謝)」「calming(穏やか)」など

トルコキキョウの旬は夏なので暑さに強く、この時期でも花もちの良いお花です。
フリルのような上品な見た目で、結婚式や贈り物などのお祝いで使われています。
一方、お祝いだけではなく、お供えのお花としても使用されることも多いです。
どんなシーンでも活躍するトルコキキョウに、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

日本・西洋の花言葉はどちらも、トルコキキョウのイメージにぴったりな気がしますね。



◆最後に




いかがだったでしょうか。
今回は花言葉についでご紹介しました。
お花を贈る時に、メッセージカードで花言葉を伝えるのもいいかもしれませんね。
花キューピットでは30文字程度で無料のメッセージカードが付けられます。
ぜひ活用してみてください。
お花に思いや気持ちを込めて、花贈りをしてみては?

2019-07-12 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

お花の水揚げの方法~できるだけ長くお花を楽しむために~

お祝いごとや母の日などで花束を機会は意外と多いもの。
折角頂いたお花ですから、長く飾っていたいですよね。
そこで今回は、切花の寿命を延ばす方法の一つ「水揚げ」についてご紹介します。

◆水揚げって何?

植物は本来、根の力を借りて水を吸い上げる力と、葉っぱの蒸散作用などの力によって水を取り込んでいます。
切花は、根から水を吸い上げることが出来ないため、植物が本来持つ水を吸い上げる力よりも弱くなってしまいます。
また、花束を花瓶に生けるまでの過程で細菌や空気が切花の切り口に入ってしまうと、より吸い上げる力が弱くなってしまいます。
そこで、切り口を切り戻したり、時には割ったり叩いたりして水を吸い上げやすい状態にすることを「水揚げ」と呼びます。

◆準備

細菌が切り口に繁殖することで水が通る道をふさいでしまうことにもなりますので、切り戻す際に使うハサミやナイフはあらかじめ清潔にしておく必要があります。
同様の理由で切花を生ける花瓶などの容器も清潔にしておきましょう。
ハサミや花瓶などに細菌が付着している状態で水揚げの処理をしてしまうと、切り口に細菌が付着し増殖する原因にもなりますし、花瓶の水が清潔な状態を保てなくなってしまいます。
必ず熱湯やエタノールなどを使い清潔にしてから、作業に取り掛かるようにしましょう!

◆水揚げの種類と方法

ひと口に水揚げといっても様々な方法があります。
ここでは水揚げの種類や方法をいくつかご紹介します。

1.水切り

最もポピュラーな植物の水揚げの方法です。
一度水揚げされた切花を再度生ける場合などでもこの方法が使われます。
水揚げをする切花を新聞紙などの紙に包んで、比較的深めのバケツに水を張ります。
そして水を張った水の中で切れ味の良いハサミなどを使い切花の切り口の先端から2センチから3センチ程の所を斜めにカットします。
よくこの方法が使われるお花の代表例:アネモネ・ダリア・ラナンキュラスなど

2.湯揚げ

切花を新聞紙などに包みます。
60℃から100℃の熱湯を準備して、切花の根元から1センチ程の所を切り、素早く切り口を湯の中に入れます。
茎の太さや形状によって入れておく時間は異なりますが、およそ20秒から40秒程浸けた後、水に浸けます。
熱湯に浸ける理由は様々ですが、細菌が死滅することや、入り込んでしまった空気を抜けることなどが主な理由です。
よくこの方法が使われるお花の代表例:キク・ストック・ディモルフォセカなど

3.焼く

切花を湿らせた新聞紙などに包み、根元から1センチ程の所を切って、そこからさらに1センチを炭状になるまで火で焼きます。
その後、すぐに水に浸け、水がしっかりと上がってきたら炭状になった部分は切り戻します。
よくこの方法が使われるお花の代表例:ポインセチア・ブルースター・クチナシなど

4.折る

ハサミやナイフなどは使わに、根元から2センチから3センチ程度の部分を手で折る方法です。
折るときには水切りの時に同じく、水中で出来ると効果的です。
あまり茎が柔らかすぎず、折った際に綺麗に折れて二分できる植物に最適です。
そうでない植物を折ってしまうと、植物の水の通り道を塞いでしまい、逆効果になってしまいます。
よくこの方法が使われるお花の代表例:リンドウ・トルコキキョウ・キクなど

5.割る・裂く

簡単にハサミなどで切ることが難しい植物にこの方法が用いられることが多いです。
十字型に茎を縦に割る方法で、主に枝ものを水揚げする時に使われます。
よくこの方法が使われるお花の代表例:ツツジ・桜・ツバキなど

◆最後に

今回は水揚げの方法の代表的なものを5つご紹介しました。
花瓶の水を定期的に取り替えてあげることは広く知られていますが、今回ご紹介した水揚げをすることでさらに花もちが良くなることが期待できます。
この他にも切花を長持ちさせるためには置く場所(例えば直射日光の当たる場所やエアコンの風が当たる場所に置かない等)に気を付けるなど、花もちを良くする方法は様々です。
もちろん、お花を生ける時には、花瓶の中に菌が繁殖しないように定期的に水を交換することも重要です。
少し手間をかけてあげるだけでお花を今より長く楽しめるかもしれません。
水揚げを知らなかったという方は、是非この次にお花を生ける時には挑戦してみて下さいね!



2019-07-05 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

7月の誕生花のご紹介〜夏らしく爽やかなひまわり〜

来週からは7月に入ります。
7月生まれの方はお誕生月ですね。おめでとうございます。
夏らしい気候へと移り変わる7月の誕生花は、笑顔を届ける太陽のような花ひまわりです。
多くの方が夏の花といえばひまわりを思い浮かべる程、夏の定番の花。
この記事ではひまわりの主要生産国や活用方法をご紹介します。

◆ひまわりの歴史

ひまわりは北アメリカ原産の植物で、紀元前1500年頃から栽培が始まったとされています。
既にこの時期にインディアンの食料として活用されていたそうです。
その後1500年代中頃にスペインの医師ニコラス・モナルデス氏がひまわりの種子を持ち帰り、それをスペインの王立植物園にひまわりを持ち込みスペインでも栽培が始まりました。
その後フランスやロシアへ広まり、ここでひまわりの種子が日本へも17世紀頃に伝来したとされています。

◆ひまわりの活用方法

花キューピットでは毎年この時期になるとひまわりが商品のラインナップの中に加わります。
ここで目にするものは、花束だったりアレンジメントです。
ですが、ひまわりの活用方法は他にも様々なものがあります。
活用方法として代表的ものは油で、世界で生産されるひまわりの約50%が油として活用されています。
花ではなく種から搾り出して油を搾油します。
サンフラワーオイルと呼ばれていて、アンチエイジング効果やコレステロール低下に効果があるそうです。
油は石鹸や塗料の原料にも活用されていて、私達の身近なものの原料の1つとしてひまわりが使われているということも珍しくありません。
近年ではディーゼルエンジンの燃料として活用するための研究も進められています。
生物由来(主に植物)のディーゼル燃料のことはBDF(バイオディーゼル燃料:Bio Diesel Fuel)と呼ばれています。
さらに、ひまわりの茎や葉っぱは家畜の飼料にもなり、休耕田などではひまわりが大規模に栽培されていることもあるそうです。

◆ひまわりの主要生産国は意外なところ?

夏を代表するお花としてのイメージが強いひまわりですが、主要な生産国を見るとちょっと意外と思うかもしれません。
ひまわりの生産量第1位の国はウクライナで、第2位にはその近隣国のロシアが入っています。
夏のお花なので南の国々を想像した方も少なくないと思いますが、なぜこの二国が主要生産国となったのでしょうか?
ロシアやウクライナを含め、ヨーロッパに入ってきたのは、16世紀頃と言われています。
その当時、キリスト教会の1つとされている正教会では、四旬節と呼ばれる期間の40日間と復活節の間に断食を行う習慣があり、期間中は油脂食品などを摂取することが禁止されていました。
期間中に摂取することを禁止した食品の一覧が存在し、油についてもその対象だったのです。
しかし、どうしても油を摂取したいと考えた当時の人々は、ひまわりの種から搾油することができることを発見します。
当時まだ伝わって日が浅かったひまわりは、ロシア正教会にあまり知られていなかったため、このリストには入っていませんでした。
そこで人々は密かにひまわりを栽培し、種を食べたり油を作ったりするようになったとされています。
一方ヨーロッパでは、その見た目から観賞用としてひまわりが広まりました。
ロシアやウクライナでは、このような背景により、食用として広がり、世界一の生産国にまで発展したそうです。
ちなみに第3位は南米の国アルゼンチンですが、ロシアやウクライナが1000万トン以上の生産量に対し、350万トン程で、その差は大きく開いています。(2017年データ参照)

◆最後に

今回は夏を代表するお花であり、7月の誕生花でもあるひまわりについてご紹介しました。
明るい黄色のお花が元気を届けるひまわりは、誕生日のお祝いはもちろん、記念日やその他のお祝い事にもぴったりなお花です。
7月生まれのあの人へ、今年はひまわりを贈りませんか?



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2019-06-28 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

押し花の作り方~初めてでも綺麗に仕上げるコツ~

最近、押し花はスマートフォンケースなどの雑貨から、アクセサリーなどにも使われていますよね。
ナチュラルな印象で、カラフルなお花がかわいらしい“押し花”。
子どものころに、辞書に挟んで作った思い出がある方もいらっしゃるのでは?
今回は、押し花の作り方と、きれいに作るコツをお伝えします。

◆押し花に向いているお花

きれいな押し花にしやすいお花と、しにくいお花があります。
下記に、初めての方でも押し花を作りやすいお花の特徴をまとめました。

・花びらが薄い
・花びらが、重なっていない
・花びらに凹凸が少ない
・お花全体が立体的ではない

そして、もっとも大事なことが、水分が抜けやすいお花を選ぶことです。
具体的には、ビオラやパンジーなどのスミレの仲間、アジサイのなどのお花は、きれいな押し花を作りやすいです。
反対に、立体的なバラやチューリップなどは、花びらに不要なシワができたり、茶色に変色したりするので注意が必要です。

◆押し花の作り方

◆用意するもの◆
・押し花にするお花
・はさみ
・カッター
・新聞紙(1日分)
・ティッシュペーパー
・半紙
・お花の重石(分厚い本など)

 

1.下準備~使うお花にひと手間~

押し花にする前に、お花に次のようなひと手間くわえるだけで、よりきれいに仕上げることができます。

・花の部分だけを押し花にしたい
お花の根元から切り取ってください。
こうすることで、お花を重石で押す時に凹凸が少なくなり、均一に圧力をかけることができます。
・葉を一緒に押し花にしたい
押し花を作るとき、葉をあまり多く残しすぎると水分が多くなってしまいます。
枚数は少なめにして、葉が重ならないことをおすすめします。
・茎も一緒に押し花にしたい
バラなど、上級者向けのお花は茎がしっかりとしていて、厚みがあることがあります。
厚みのある茎はカッターなどで薄くすると水分が抜け、きれいに仕上がりやすくなります。

 

2.お花を置く部分を用意する。

まず平らな机の上などに新聞紙を広げます。
次にその上にティッシュペーパーを敷き、半紙を重ねます。
この時、半紙はツルツルの面がお花に接するように、ツルツルの面を上にして置きます。

3.お花を半紙の上におく

水分をしっかり吸い取れるように、間隔をあけてお花を並べます。
押し花になってからでは、お花の形を変えられないので、押し花にしたい形にセットしてください。
※折り目が付いている状態を、押し花になってから直そうとすると、パリッと破れてしまいます。
お花の表裏を合わせておくと、かかる圧力が均一になって、きれいに仕上げることができます。

4.お花に重石を重ねる

お花を配置することができたら、その上にさらに半紙を重ねます。
半紙はツルツルな面がお花に接するよう、ツルツルの面が下になるように重ねます。
次にティッシュペーパー、新聞紙の順に重ね、重石を置きます。
この状態で1週間置きます。
※2日経過した頃に、新聞紙とティッシュペーパーを取り換えると、きれいな色が残りやすいです。

5.1週間後、お花が乾燥していれば完成

まだ花びらが湿っている時は引き続き、乾燥させます。
お花によって乾燥するスピードが異なるので、お花の様子を見ながら乾燥させる期間を決めてください。

◆出来上がった押し花を保管するポイント◆
押し花を保管する時のポイントは以下の通りです。
・空気に触れないようにする
・直射日光を避ける
・涼しいところで保管する
(密閉できる保存袋に入れて冷蔵庫にしまっておくと色が変わりにくく、おすすめです!)

◆最後に

今回は押し花の作り方のコツをご紹介しました。
世界で一つのハンドメイド作品を作るときや、お子様との思い出作りなどに押し花はぴったりです。
簡単に作れるようで奥深い、押し花の楽しさを是非感じてみてください。

2019-06-21 | Posted in 花と文化No Comments » 

 

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