花贈りのマナー

お盆のあれこれ~お供えのお花~




東京都や横浜市の一部を除いて、多くの地域では【8/13】からお盆入りですね。
お盆の準備はお済ですか?
今回はお盆のあれこれについてご紹介します。
特に「お盆に生花をお供えすることの大切さ」など、お盆に欠かせないお花についてもお伝えしています。
おまけとしてお盆休みについても掲載していますので、読んでみてくださいね。

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◆そもそもお盆とは




お盆は1年に1度ご先祖様をお迎えし、一緒に過ごしながら戻って来たご祖先様の霊を供養する行事のことです。
お盆の期間は毎年、4日間とされていて、
東京都・横浜市の一部では7月13日から7月16日に行われていますが、
その他の地域は8月13日から8月16日の期間に行われていることが多いです。

◆お盆前・お盆期間中に行うこと




お盆にご先祖様をお迎えする前にしておきたいことや、お盆の期間中に行うことはどんなことがあるのかご紹介します。

<お盆の期間に入る前日までに行っておきたい準備>
お墓・お仏壇のお掃除
お掃除をして、きれいな環境でご先祖様をお迎えしたいですよね。
精霊棚(盆棚)の準備
お盆の期間に位牌の安置やお供え物・故人の好物を置き、ご先祖様の霊をお迎えするためのものです。
どんなものをお供えするかは、「◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの」でお伝えします。
盆提灯の準備
ご先祖様の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ると共に、故人の冥福を祈り感謝の気持ち込めたものとされています。
菩提寺に法要の予約をする
お盆の間に法要をするために予約をしておく必要がありますよね。
迎え火、送り火の準備 
迎え火、送り火は、オガラを燃やすことが多いため、火をつけるものと一緒に用意しておく必要があります。
お盆の時期が近づくとスーパーマーケットやお花屋さんなどでも販売されているので、事前に購入しておくと良いかもしれません。

<お盆1日目>
迎え火
ご先祖様の霊をお迎えすることを「精霊迎え」といいます。
迎え火は精霊迎えのためにお盆1日目の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし、ご先祖様の霊が迷わずに帰ってくることができるように目印となる明かり・煙を上げる目的で行われています。
法要
僧侶に読経して頂きます。

<お盆最終日>
送り火
お盆中に一緒に過ごしたご先祖様の霊を浄土にお送りすることを「精霊送り」といいます。
送り火は迎え火同様に精霊送りのため、お盆最終日の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし行われています。
地域や宗派によって、お線香を一緒に燃やすこともあるようです。

◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの




宗派や地域などによって飾りやお供えするものが異なりますので、ご確認してくださいね。

生花
お盆のお供えとして欠かせないものの1つが生花です。
お花は、お線香、提灯と並んで仏様へのお供えの基本とされているほど大切なものといわれています。
お花は命のはかなさや尊さを表しつつ、今生きている方々の心も癒し清めてくれるとされています。
ホオズキ
ご先祖様の霊は、迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれているため、ホオズキを提灯に見立てて飾る習慣があります。
キュウリの馬、ナスの牛
どちらもご先祖様の霊が乗る乗り物に見立てています。
ご先祖様の霊が早く帰ってこられるようにキュウリで馬を、ゆっくりと帰ってもらうようにナスで牛を表現しています。
水の子
キュウリやナスを細かく刻んだものと、研いだお米を清水で満たした葉っぱの器に入れます。
餓鬼道に落ちた無縁仏のお供えとされていて、ご先祖様の霊と同じように、他の霊もおもてなしするためにお供えされています。
ミソハギの花
閼伽水というお供えの水を入れた器の上にミソハギの花を束にしてお供えします。
お盆で供養する餓鬼の喉を潤すためと言われています。
夏野菜や果物
季節の野菜や果物や、故人が好きだったものをお供えすることが多いそうです。

◆お盆にお供えするお花の形




先ほども触れたようにお盆のお供えで大切なお花。
お花は、花束アレンジメントなどの形がありますが、いったいどのような形がいいのでしょうか。
<お墓>
お墓でお花を飾る時は、花立というお花をお供えするための器があることが多いです。
そのため、お墓にお花をお供えする時はお花の種類や色が、対になっている花束をお供えすることが一般的です。

<仏壇前・精霊棚(盆棚)>
仏壇前・精霊棚(盆棚)は、お墓にお供えする時のように対になっている花束をお供えする場合もありますが、
1つの花瓶にお花をいけることや、アレンジメントをそのまま仏壇前や精霊棚(盆棚)に置くことが多いとされています。
花束はお花の丈を切る、花瓶に合わせて量を減らすなど、もらった後に飾る場所に合わせて調節することができます。
一方、アレンジメントは水の交換などの手間が少なく、もらってすぐに飾ることができます。
花束、アレンジメントそれぞれ良さがあるので、お供えのお花を選ぶときはお花の形も検討してみてくださいね。

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◆お盆のお供えで使われるお花の色

お供えするお花の色は故人が亡くなってからの日数と関係していることが多いとされています。
故人の四十九日以降に初めて迎えるお盆を「新盆・初盆と言いい、 お亡くなりになってから日が浅いため、お供えのお花は白でまとめたお花が適しています。
そうではない場合は、白色を中心に淡い色合いのお花が入ったものをお供えすることが多いとされています。
一方、故人が好きだったお花や色をお供えする場合など、地域の習慣などによってどのようなお花をお供えするかには差があるようです。
「お供えのお花を贈りたいけれど、どんなものを選んだらいいかわからない」
そんな時は、お花を贈りたい地域のお花屋さんが地域の慣習にも対応して、お花を作ってくれる「お盆 お花屋さんオリジナルフラワー」を活用してみてください。
お好みの価格と形で、お花屋さんがお花を作ってくれます。

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お花屋さんオリジナルフラワー
花キューピットお盆ページ下部に掲載しています。)

◆お盆のお供えに使われることの多いお花

バラなどトゲのあるお花はお供えには適していないとされています。
華やかなだけで、お供えのお花に選んでしまうのは、危険なようです。
では、どんなお花がお供えに適しているのでしょうか?

・キク



昔から親しみがあり、花もちの良いお花。
多くの人が、仏花に使う花のイメージを持っているお花の1つで、お供えなどによく用いられるお花です。
・スターチス



スターチスは、仏花で用いられることはもちろん、アンティーク用のドライフラワーやお祝いの花束などでも活用されています。
水分が少ない花ですぐに枯れることが少なく、暑さに負けないお花としても知られています。
・トルコキキョウ



結婚式から、お供えまで様々なお花の贈り物として活用されるお花です。
トルコキキョウも夏の暑さに強いお花の種類の1つとされています。
胡蝶蘭



お祝いの時にも活用される胡蝶蘭は、上品で華やかなお花。
忙しくてお世話がなかなかできなくても、すぐに枯れることないパワフルさを持っていています。
胡蝶蘭は鉢で贈られることが多く、切り花に比べると水を取り換えるなどの手間が少ないことも魅力の1つです。
・カーネーション



亡くなったお母さんへのミサで、白いカーネーションを献花したことが「母の日にはカーネーション」という現在の習慣になっていったとされています。
花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」であり、お供えにも向いているお花です。
・ユリ



すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
特に白いユリは、凛とした印象のお花として知られています。
品があり豪華なユリは昔からお供えや、結婚式などに多く使われ、長く楽しむことができる品種の多いお花としても有名です。
花言葉は「純粋」「愛らしさ」「威厳」。
新しく咲いたユリの花粉時は取り除くと、より長持ちさせることができますよ。
・リンドウ



昔から季節の花としてお盆の時期に、ちょうど野山に咲いていたという理由からお盆のお供えとして用いられていたお花の1つです。
花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」。
リンドウの落ち着きを感じる濃い紫色は清楚で気品があり、お盆の際に仏花として今でも好まれています。
夏の暑さに強く丈夫なお花のため、お墓にお供えしてもすぐに枯れてしまうことが少ないことも魅力の1つです。

↓↓お供えで使われているお花をもっと知りたい方はこちら↓↓


お盆の供花として使われることの多い花のご紹介
今週はお供えにはどのようなお花が用いられる…

そろそろお盆にお供えするお花の準備をしませんか?
お盆ですので都内から帰省されるご予定の方…

◆(おまけ)お盆休み




今年は、お盆休みが9連休になる方も多いのでは?
おまけとして、毎年変わるように思うお盆休みの期間についても紹介しようと思います。

お盆の期間は地域によって様々ですが、多くの会社は8月にお盆休みになることが多いようです。
お盆休みの日程は、お盆1日目にあたる8月13日から、お盆最終日の8月16日の4日間となる場合が多いそうです。
そのため、毎年お盆休みの時期や期間が変わることは、ほとんど無いようです。

しかし、お盆の期間である前後に土日祝日がある場合は、連休全体の長さが変わってくるのです。
前後に土日祝日が今年のようにある場合は、連休が長くなるということなのです。
今年は8月10日(土)、11日(日)でお休みになり、
11日が山の日であるため12(月)が振替休日、
13日(火)から16日(金)までがお盆の期間なのでお休み、
続けて17日(土)、18日(日)がお休みとなるため、今年のお盆休みは9連休ということになります。

ちなみに、来年2020年はお盆の8月13日から16日がお休みになる場合、
15日が土曜日、16日が日曜日のため4連休の方が多くなりそうです。

◆最後に

今回はお盆についてご紹介しました。

お盆にお供えするお花のまとめ

・お盆に欠かせないお供え物のひとつ
・花の形は贈り先に合わせて、アレンジメントか花束にするかを決める
・お花の色合いは白が基調になることが多い
・お盆によく使われるお花は、花もちが良い種類などが多い

まだ準備が終わっていない方や、お供えするお花を悩んでいる方に参考にしてもらえると嬉しいです。
心を込めた花をお供えして、良いお盆をお過ごしくださいね。

 

2019-08-09 | Posted in お供えの時のマナー, No Comments » 

 

そろそろお盆にお供えするお花の準備をしませんか?

今週より8月に入りました。
待ちに待ったお盆休みは直ぐそこですね。
お盆ですので都内から帰省されるご予定の方はこの時期にご先祖様の仏壇に手を合わせる方もいらっしゃるかと思います。
ご先祖様の供養にお花のお供えをしようと考えている方も多いでしょう。
今週はお供えにおすすめのお花と注意点についてご紹介します。

■そもそも何故お盆にお花をお供えするのか?

お供え物の一つとして大切なものが生花です。
仏教においてお花は、線香や提灯と共に故人や先祖の霊を供養するために大切なお供え物とされています。
また、お花は仏の尊さを伝えるものとされ、美しく咲く姿から命の大切さや儚さを示していると考えられています。
お花は故人だけでなく、ご遺族をはじめ、仏壇やお墓の前で手を合わせる方の心も清めてくれるとも言われています。

■お盆の供花のマナー

1.お花の色について
お盆にお供えするお花は、白を基本として、紫や青、黄色などのお花を混ぜたものが良いとされています。
ある程度の人数が集まってお盆を盛大に行う家庭では、淡い桃色や橙色のお花を加えた華やかなものも喜ばれるようです。
また、故人が好きだったお花や、ご遺族が好むお花を贈る場合もあるようです。
地域の習慣なども考慮したうえでお花を選んでくれるお花屋さんもあります。
ただし、お盆の中でも故人が亡くなって初めて迎えるお盆、いわゆる初盆・新盆と呼ばれるのお供えの花については白で統一します。

2.用意する花の数について
仏壇等に備えられている花立は左右対になっていることが多いですよね。
そのため、お供えする仏花も2束用意しましょう。
この時、1つの花束に含める花の本数は、3本、5本、7本と奇数にします。
そして用意する1対2束で本数は同じにして下さいね。
奇数にする理由は諸説あるそうですが、一説では古代中国に伝わる考え方の中に、割り切ることが出来ない数字の奇数は、古来より縁起がよいというものがあります。
その他、割り切れない絶対の世界をめざす仏教の考え方を表すものという見方もあるそうです。

■お盆のお供えに適した花の種類

お供えには適したお花は、手間がかからず、長く飾っておくことの出来る丈夫な花がおすすめです!
菊やスターチス、カーネーション等のお花は花持ちも良く、お供えのお花にはよく用いられます。
一方でお供えに不向きなお花、良くないとされているお花もあります。
香りの強いお花は供花としてはあまり適していません。
仏間に飾ったとき、部屋に香りが充満してしまうと迷惑を掛けてしまうことがあるからです。
また、トゲのある品種やをもっているお花もあまり適切ではありません。
お盆の暑い時期にお供えをするため、傷みやすいお花もお勧めできません。
茎ではなくツル科のお花も、花立に生けることには向いていないため不向きです。
花粉の多いお花も仏壇やお墓が汚れることを防ぐ意味で避けた方が良いとされます。
花びらを散らすのではなく、花ごとぼとりと落ちてしまう椿やサザンカのようなお花も縁起が悪いとされています。
ただ、仕事上のお付き合いのみであった方や目上の方へは角が立つことのない無難な色や種類のお花にしておいた方が良いかもしれませんね。

■お盆の花の金額の相場

ところで、ご家族やご実家の方等にお供えの花を贈りたいと考えた時にどのくらいの金額のお花を準備したら良いのでしょうか?
あまり高価なものでは贈られる相手の方に気を使わせてしまいます。
ご仏前としてご自宅へお届けするなら5,000円から10,000円の花束やアレンジメントがお勧めです。
故人を偲ぶメッセージも添えれば、ご遺族を思う気持ちも一緒に伝えることが出来ますね。

■最後に

いかがでしたでしょうか。
お盆に限らずご葬儀や法事には地域それぞれの風習やマナーがあることが多いです。
しかし、これらはいずれも必ずしも守らなければならないというものでもありません。
贈る人と贈られる人の双方が理解していればどのようなお花を贈っても良いのです。
一番大切なものは故人の方を偲ぶお気持ちです。
丁寧な準備で気持ちよくお盆をお過ごし下さいね。

 

「喪中見舞い」でお悔やみを伝える

年末が近づくと、喪中のお知らせが届きはじめますね。
故人へのお悔やみの気持ちや、ご遺族への気づかいを込めて【喪中見舞い】を贈りませんか。

今回の花だよりでは、故人とご遺族の気持ちに寄りそう【喪中見舞い】についてご紹介します。

■「喪中見舞い」ならすぐにお返事できる

従来の慣習において、喪中の方へ贈る季節のご挨拶は「寒中見舞い」が一般的でした。
こちらは時期が決まっており、1月8日以降~立春(2018年は2月4日)の間に届けるものです。

近年は家族葬の普及もあり、喪中はがきで訃報を知ることが増えました。
寒中見舞いでのお返事は、喪中はがきが届いた1~2ヶ月後になります。日が空いてしまうと、少し気がかりですよね。
そのため「喪中見舞い」ですぐにお悔やみを伝えることが、新たな慣習として広まっています。

喪中見舞いに贈る品物は、出来るだけお相手の負担にならないものを選びます。
お供えの花を始めとして、お線香やギフト券が好まれているようです。
金額は3,000~5,000円ほどがちょうどよいでしょう。

■品物には心を込めたメッセージを添えて

喪中見舞いを出すときは、喪中はがきが届いたらなるべく早く送りましょう。
お供えの品物には、お悔やみの気持ちを伝えるメッセージを添えると丁寧です。

【お悔やみを伝える言葉】

・遅ればせながら、謹んでお悔やみ申し上げます。
・ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
・ご生前のご厚情に、心から感謝しております。 など

【ご遺族を気づかう言葉】

・厳しい寒さが続きますが、お身体を大切にお過ごしください。
・何かお役に立てることがございましたら、いつでもご連絡ください。 など

「頑張って」「元気を出して」といった励ましは、
ご遺族の負担になってしまうことがあります。

心のこもった言葉がきっとご遺族の支えになるはずです。
あまり形式的になりすぎず、気持ちに寄りそった素直な言葉を送ってくださいね。



 

お墓参りのときの花

お墓参りのときにはお花を持っていくことがほとんどです。これは、お花を通じて命のはかなさや尊さを知るためといわれています。

今回の花だよりでは、お墓参りとお花についてお伝えします。

お供え用の花

flower
供花とは、キクやトルコキキョウ、カーネーションやリンドウなどを束ねた花束です。色は白や黄色、淡いピンクなどが多いですね。お墓の場合、飾る場所が2か所あるため、2束用意するようにします。

一般的に、棘のある花や香りの強い花、毒のある花は用いないとされていますが、実は「この花をつかわなければいけない」という決まりはありません。また、色も淡い色でなければならないという決まりもないため、故人が生前好きだったお花などをお供えするといいでしょう。

迷ったときは、バラ・アザミ・ヒガンバナを避けた花束にするといいですね。お花屋さんで「お墓に供える花をください」といえば、地域のしきたりに合わせた花束をつくってくれるため、安心です。

■お墓参りのマナー

お墓参りのときには、あらかじめお供え用の花束を持っていくようにします。掃除用にゴミ袋や歯ブラシ、たわしなども一緒に持っていくといいでしょう。仏式のお墓にお参りするときはお線香も用意しますが、お寺で販売している場合もあります。

お墓についたら、まずは手を合わせ礼拝をします。そのあと、歯ブラシやたわしなどでお墓を綺麗に掃除しましょう。

隅々まで綺麗にしたら、花束やお線香をお供えします。そして、最後にもう一度手を合わせ、ご先祖様への供養の気持ちをこめて礼拝します。

お盆お彼岸、命日などには、お花を持ってお墓参りにいきませんか。

 

喪中はがきが届いたら

最近では、家族葬や近親者だけで葬儀をおこなう方が増えました。親しかった方やお世話になった方の訃報を、喪中はがきで知るという方も多いようです。

今回の花だよりでは、喪中はがきと喪中見舞いについてお伝えいたします。

■忌中と喪中

flower家族や親族など、近親者が亡くなった時に派手な行動やお祝いごとを控える期間を忌中や喪中といいます。亡くなった方との間柄にもよりますが、父母や配偶者など特に近しい方が亡くなった場合は、忌中が四十九日まで、喪中が一周忌までとされることが多いようです。

江戸時代や戦前には忌中・喪中の期間が法律で厳格に定められており、忌中は自宅に謹慎する期間、喪中は喪服を着用する期間とされていました。

現代ではあまり区別されることがなくなった忌中と喪中ですが、忌中の間は結婚式の出席や引っ越し、神社への参拝は避けるべき、とされています。また、喪中の間もできる限りお祝いごとは行わないようにします。

■喪中はがきとは

喪中の間は、新年のお祝いも避けることになります。年賀状を出すこともしないため、「喪中であるので、新年のあいさつを欠く」ということを知らせるために、喪中はがき(年賀欠礼状)を送ることが一般的です。

喪中はがきには決まったルールはありませんが、多くの人が年賀状の準備をし始める11月中旬ごろに、遅くとも12月の頭までには送られることが多いようです。形式も比較的自由であり、華美にならない程度に淡い色のイラストがついていることもあります。

喪中はがきを受け取った場合は、基本的にはこちらも年賀状を送ることはありません。近況を知らせたいときなどは、松の内を過ぎてから寒中見舞いを送るといいですね。喪中はがきに「例年通り年賀状を贈ってほしい」という旨が記載されていた場合は、年賀状を出しても大丈夫です。

■喪中見舞いを贈りませんか

喪中見舞いは近年になってできたものとされていますが、その背景には、訃報を喪中はがきで知ることが増えたことがあげられます。亡くなってから日にちがたっているけれど、哀悼の気持ちを伝えたい…という場合に、手紙やはがきに添えてお花などを贈ります。

喪中見舞いのなかでも、哀悼の気持ちを表しやすい、ご霊前にお供えするお花を選ぶ方が多いです。電話やはがきで弔意を伝えるだけよりも気持ちが伝わる、お返しなどの負担を考えなくてもいい、という理由から、受け取る方にとってもお花は好まれているようです。

喪中はがきが届いたら、お花に故人を偲ぶ気持ちを添えて、喪中見舞いを贈りませんか。



 

秋のお彼岸 ~なくなった方々をしのぶ日~

9月の下旬ごろには、お彼岸の季節となります。春のお彼岸も合わせて、お彼岸には毎年お墓参りに行く方も多いのではないでしょうか。

お彼岸の中心は秋分の日ですが、祝日法で週分の日は「先祖をうやまい、なくなった方々をしのぶ日」とされています。いったいなぜ、お彼岸になくなった方をしのびお墓参りなどをするのでしょうか。

今回の花だよりでは、お彼岸についてお伝えいたします。

■お彼岸と太陽の関係

ohiganお彼岸とは昼の長さと夜の長さが等しくなる秋分の日を中心とした7日間となっています。2015年の秋分の日は9月23日のため、お彼岸は9月20日から9月26日までとなっています。

この時期にはお墓参りや仏壇にお供えをしますが、これはお彼岸にはあの世へ想いを届けやすくなる、と考えられているためです。では、どうしてお彼岸はあの世へ想いを届けやすくなるのでしょうか。これは秋分の日と関係しています。

仏教の教えでは、故人が暮らすあの世は西の果てにあるといわれています。昼と夜の長さが等しくなる秋分の日には、太陽がちょうど真西=あの世がある方角に沈みます。仏教の教えと、日本に古くから根付いていた太陽信仰とが混ざり合った結果、秋分の日は特別あの世に通じやすくなると考えられるようになりました。

そのため、仏教を信仰する国は多くありますが、お彼岸の風習は太陽信仰が根強くのこっていた日本だけの風習とされています。

また、春分の日を中心とした7日間も春のお彼岸となりますが、こちらも同様の理由でお墓参りなどが行われます。

■お彼岸のころに咲く彼岸花

ohigan2秋のお彼岸のころに咲く花のひとつに、彼岸花があります。別名では曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、英名でリコリスとも呼ばれます。

彼岸花には花や根、葉など、場所を問わずリコリンという毒があります。この毒はモグラやネズミ除けになるといわれ、田んぼのあぜ道などを守るために盛んに植えられました。今でも田んぼの近くで見ることができるのはその名残といえます。

また、亡くなった方を土葬していたころは、遺体をモグラなどに荒らされないようお墓にも彼岸花が多く植えられました。

ですが、このリコリンと呼ばれる毒は、水にさらすことで抜くことができます。そのため、飢饉などで食べるものがないときには、彼岸花が持っている鱗茎という芋のようなところが食用とされました。

また、別名である曼珠沙華は「天上の花」という意味があり、吉兆の前には赤い花がふってくる、という仏教の法典の一文から名づけられています。

どこかこの世のものとは思えない、あやしい美しさをもつ彼岸花。この印象は、彼岸花の特徴や風習からきているのかもしれませんね。

■お彼岸に贈る花

春と秋のお彼岸には、故人やご先祖さまを偲び、お墓参りをします。その際には、お供え用のお花を持っていくようにします。お墓には一対の花束をお供えするのが基本なので、あらかじめ一対となっている墓前用の花束にするといいでしょう。

お花の色は白が基本となりますが、亡くなってから日がたっている場合は、故人が好きだった色や淡い色を取り入れたお花を持っていっても大丈夫です。

また、親戚やお世話になった方へのお供えや、お墓が近くにある実家に帰れない場合には、仏壇にお供えするアレンジメントを贈るといいですね。お彼岸入りする前日である9月19日にお届けするのがもっとも好ましい日とされるため、贈る日には気をつけるようにしましょう。

 

新たなスタートにエールを込めて ~開店・開業に贈るお花~

かかわる方にとって、人生の新しいスタートといっても過言ではない開店や開業、開院の日。応援の気持ちを込めたお花の贈りもので、場を華々しく飾りたてるのが一般的です。

今回の花キューピットでは、開店・開業祝いのお花についてお伝えします。

■開店・開業祝いのお花の選び方

standflower開店や開業のお祝いに贈るお花は、スタンド花や胡蝶蘭が最もポピュラーです。ご友人であれば5,000円~15,000円、身内の方やお取引先様であれば10,000円~30,000円、特に親しい方であれば20,000円~50,000円程度のご予算がいいでしょう。

スタンド花は彩りも華やかで、人目をひくので宣伝効果もあり、新たなスタートをおおいに盛り上げてくれることでしょう。開店・開業セレモニーが行われる場合は、場を華々しくしてくれるため、特にスタンド花が重宝されます。

対して胡蝶蘭は上品なイメージを与えてくれ、また花もちもよいので、長期間にわたってインテリアとして活躍します。胡蝶蘭は花粉や香りなどもほとんどないため、食品をあつかうお店や病院などに贈ってもいいですね。

ご友人や身内の方がレストランやショップを開く場合は、お店の雰囲気に合わせたアレンジメント観葉植物を贈っても喜ばれます。あらかじめお店の雰囲気や内装などを聞いておくと、スムーズにお花を選べます。

オープン当日はお相手様も忙しく、設置などが手間となってしまうおそれもあるため、極力オープン前日にお届けするように手配しましょう。オープン日を間違えることがないように、確認は忘れずに。

■名札とメッセージカードのマナー

kotyoranスタンド花や胡蝶蘭には、お名札をつけるのが一般的です。贈られた方もお礼などを考えたときに、「誰から贈られてきたのか」が分からないと困ってしまいますよね。

そのため、お名札にはお祝いの言葉と贈り主=ご自分のお名前を書くようにします。ビジネスとして贈る場合は、会社名と役職名も忘れずにつけましょう。名札のスペースはあまり広くはないので、贈り先様のお名前は省略してもかまいません。

お祝いの言葉は、お店→「祝御開店」、会社→「祝御開業」、病院→「祝御開院」など、いくつか種類がありますが、迷ったときは「祝」「御祝」であればどんなシーンにもお使いいただけます。開店・開業後に贈る場合は「祈御発展」と書くようにします。

親しい方にアレンジメントを贈るときは、お名札ではなくメッセージカードをお付けしても大丈夫です。多少くだけた文章でも、かえってより親しみが込められた贈りものとして喜ばれます。ただし、否定的な文章や、「倒れる」「つぶれる」など倒産をイメージさせる言葉、「赤」「紅」など、火(火事)をイメージさせる言葉は避けるようにしてください。

■お祝いのお花は花キューピット

開店・開業祝いのお花は、全国の花キューピットのお花屋さんがおすすめ。たとえば、スタンド花は地域の風習に合わせたものをお届けし、設置や撤去もお花屋さんにお任せすることができます。

また、胡蝶蘭や観葉植物はお花屋さんが直接手渡しでお届けするため、お受け取りになる方が梱包材の片づけなどをする手間がかかりません。インターネット花キューピットで取り扱っている産直の胡蝶蘭・観葉植物はあまり流通しない珍しいものもあるため、こだわり派のお店への贈りものにぴったりです。

開店・開業の日は一生の思い出にのこる大切な日。贈るお花に応援の気持ちを込めて、ご友人やお取引先様の新しいスタートを華やかに盛り上げましょう。

2015-08-14 | Posted in , 花を贈る時, 花贈りのマナーNo Comments » 

 

季節のご挨拶に ~お花の暑中見舞い~

多くの地域で梅雨があけ、夏本番となりました。各地で真夏日を記録するなど、蒸し暑い日が続いていますね。

暑い日が続くと、お世話になった方や親しい方の体調が気がかりになるもの。暑中見舞いを贈って、近況を尋ねてみるのもいいでしょう。

今回の花だよりでは、暑中見舞いについてお伝えいたします。

■暑中見舞いの時期

syotyumimai
暑中見舞いをおくる時期については、地域の慣習などによって変わります。

「いつまでに贈る」に関しては決まっており、立秋前日まで、とされています。2015年の立秋は8月8日なので、その前日である8月7日までとなります。立秋以降に贈る場合は、暦の上では秋となるため、暑中見舞いではなく残暑見舞いとなります。

「いつから贈る」については一般的に3つの説があるようです。

説1・小暑の日から贈る

「小暑」とは季節を24に分けた二十四節季のひとつであり、この日以降暑さが本格的になる日とされています。

二十四節季では小暑に続いて暑さが1番厳しい頃とされる「大暑」となりますが、「暑中」見舞いなので小暑・大暑の時期に贈るのがもっとも一般的なようです。2015年の小暑は7月7日です。

説2・夏の土用の期間中に贈る

四季が移り変わる日である、立春、立夏、立秋、立冬の直前18日間を「土用」といいます。夏の土用といえばうなぎを思い浮かべる方も多いのでは。

2015年の夏の土用は7月20日~8月7日であり、暑中見舞いは夏真っ盛りである土用の期間に贈るのが良いといわれています。

説3・梅雨明け後に贈る

梅雨が明けると本格的に夏が始まります。そのため、暑中見舞いも梅雨明け後に贈った方が良いという説です。

梅雨明けは地域や年によって大きく変わるため、時期を見極めて贈る必要があります。

とはいえ、暑中見舞いはもともと、ご挨拶をかねてもっとも暑い時期に相手の体や健康を気づかって贈るものです。どの説にしても、7月後半に贈ってマナー違反になる、ということはありませんので、贈りたい方がいる場合はもう贈るようにしましょう。

■暑中見舞いにフラワーギフト

前述のとおり、暑中見舞いは季節のご挨拶と、相手の健康を気づかい贈るものです。

日ごろから特にお世話になっている方には、近況をたずねるメッセージとともに、夏だからこそ楽しめる季節のお花をつかったフラワーギフトを贈ると喜ばれるでしょう。

青々とした葉が生い茂る観葉植物も、暑い季節を涼しく楽しめるものとして近年人気が高まっています。

また、暑中見舞いのメッセージでは、自分の近況を教えるためにもつかわれます。引っ越しや結婚、出産などのお祝いにお花をもらった方は、最近の写真を添えてお花でお礼を返すのもいいですね。

暑い季節だからこそ、心温まる贈りものを。フラワーギフトで暑中見舞いを贈りませんか?

 

お供えのときの花贈り

訃報は突然訪れます。亡くなった方を悼み、ご遺族の方へ哀悼の意を示すときには、お花を贈ることが一般的です。

今回の花だよりでは、お供えのときの花贈りについてお伝えします。

■通夜・葬儀

kiku一般的には亡くなった方やご遺族とかかわりのあった法人、親戚一同、同級生など、ひとつの団体でひとつの花を贈ります。個人的にお花を贈ることはあまりありません。また、通夜・葬儀にお花を直接持参することも避けます。

葬儀場、斎場にお届けする場合はスタンド花がいいでしょう。色合いや形式は、慣習の違いや喪主様・葬儀社により指定されている場合もあるので注意が必要です。風習・慣習については、お届け先近くの生花店であれば精通していますので、おまかせすると不安なく贈れますね。

また、葬儀場によっては、持ち込み料金が別途必要となる場合があります。可能な限り、事前に葬儀会場などへ問い合わせるようにしましょう。

自宅での通夜・告別式の場合や、ご遺族が希望されている場合は、アレンジメントをお届けします。こちらについても地域によって慣習が異なりますので、花材や色合いなどについてご遺族から強いご希望がない限り、生花店におまかせしましょう。

インターネット花キューピットでのご注文であれば、お花のお届けに関するご不安はカスタマーセンター(電話番号:0120-879-12303-5719-1593)にご相談していただくこともできます。葬儀場へのお花の持ち込み確認なども行いますので、初めてのお届けなど、ご不安な場合はご相談ください。

■初七日、四十九日の法要

初七日の法要は葬儀と同日に執り行われることも多いので、個人として花を贈る場合は四十九日の法要に贈るといいでしょう。

ご遺族のご自宅ではなく、法要式場へお届けする場合は、法要の当日、実際に法要が執り行われる時間までに届けるようにします。葬儀の場合と同じく、式場には持ち込み料やお花の指定などがある場合がございますので、事前に問い合わせましょう。

ご遺族の自宅で法要が行われる場合、法要の当日はご遺族の方々はあわただしい一日となります。お花が届いても飾る余裕がないことも考えられますので、法要の前日までにお花が届くように準備しましょう。

お花の形は、そのまま飾ることができるアレンジメントにします。ご予算は5,000円から10,000円程度のものがよいでしょう。白でまとめたお花を贈るのが好ましいですが、淡い色目のお花や、故人が好きだった花を取り入れてもかまいません。

地域の習慣によっては適したもの、適さないものも異なる場合がありますので、可能であればお花屋さんにおまかせした方がいいですね。また、故人が好きであっても、棘があるバラはマナー違反とされることが多いので避けましょう。

■四十九日以降

四十九日が過ぎたあとは、淡い色合いのお花や、亡くなられた方が好きだった花でまとめたものなど、故人を偲び、ご遺族の方の慰めとなるお花を贈るようにするといいでしょう。ご自宅へお届けする場合はアレンジメント、墓前へ持参する場合は花束にします。

また、年によってご命日には年忌法要が行われる場合があります。年忌法要は、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と行われ、場合によっては五十回忌も行われます。

ご自宅で年忌法要が行われる場合はアレンジメントか、弔事用の胡蝶蘭を贈るといいでしょう。四十九日法要と同じく、法要当日のお届けは避け、前日までに届くように手配します。

七回忌くらいまではご自宅以外の場所で年忌法要が行われることも多いので、その場合はスタンド花かアレンジメントにします。ご遺族の方が持ち帰ることになったときに重さで大変となってしまうため、鉢物は避けましょう。また、会場への問い合わせも忘れずに行ってください。

 

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