お手入れの基本

お花の育て方をご紹介〜あじさい編〜

先週末は母の日でしたね。
母の日といえばカーネーションが定番ですが、中にはあじさいをプレゼントしたよという方も少なくないかと思います。
カーネーションもそうですが、プレゼントで鉢のお花をもらうと気になるのが育て方。
今回は母の日にあじさいをもらったという方、プレゼントではないけどこれからあじさいを育ててみたいという方へ向けてあじさいの育て方をご紹介します。

◆どのような場所で育てれば良いの?

あじさいは日陰でも育てられると思われることが少なくないですが、本来は日光を好む植物です。
日の当たらない場所で育てると花つきが悪くなるので、特に地植えの場合は植え付ける場所をよく考えましょう。
少なくとも半日以上日光の当たる場所が理想的です。

◆水やりの頻度は?

あじさいは、水はけが良い湿潤な土を好む植物です。
ですので、水切れにはくれぐれもご注意ください!
水やりの目安としては、年間を通して表面の土を触ってみて、乾いているようなら水やりをします。
この時、水をあげる量は鉢の底から水が出てくるまでを目安に与えてください。
特に水切れのしやすい夏場は特に注意が必要です。
育てる場所によっては1日2回行う必要がある日もあるかもしれません。

◆お花が終わったら

次の花へ養分を回すためにも花が終わったら早めに剪定をしましょう。
あじさいは、自然に散らないので枝を切る必要があります。
剪定は、花の2~4枚下で切り落とします。
すると切ったところから新芽が伸びて、来年も花を咲かせます。

◆肥料はいつ与えれば良いの?

アジサイの肥料は、花が咲き終えた直後と、冬の年に2回与えます。
花が咲き終えた直後の肥料は新芽を大きく育てるため。そして短期間で成長をさせる必要性があるため、
即効性の高いタイプがおススメです。
一方で冬の間に与える肥料は、春に新しい葉を広げて花を咲かせるまでをしっかりと支えるため、
穏やかに長く効くタイプが適しています。

◆最後に

見ているだけで時間がゆったりと流れ気持ちが穏やかになる魅力たっぷりのあじさいは、
楽しめる期間も短いからこそ、趣のある花です。
最近では品種改良が進み、あじさいといっても色んな形、色のものがつくられているので、
お気に入りの種類のあじさいを探すのもワクワクしますね!

2019-05-17 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

せっかくいただいたお花を長持ちさせたい!暑い時期はどうすればいい?

先月の母の日や今週末の父の日とお花を頂く機会が多い今日この頃。
折角頂いたお花ですから長く楽しみたいですよね。
今回は室温が上がり始めるこれからの時期のお花の飾り方とお手入れについてご紹介します。

■気温の上昇は切花には悪条件

気温(室温)が上昇するとお花を生けている花瓶の水の温度も上がってきます。
直射日光に当たるような場所に置いていない限り熱湯にはなりませんがぬるくなります。
このぬるい水、実はバクテリアが繁殖するには好条件になってしまいます…
バクテリアの繁殖した水にお花を生けていると、バクテリアが茎に入り込み、水を吸いづらくしてしまいます。

1.対処方法

今の時期は水温が上がりやすいので毎日、少なくとも2日に一度は水の交換を!
また、花瓶が汚れていると雑菌が繁殖する原因になります。
少し濁っているなと感じた時には水の交換だけでなく次のことを試してみて下さい。
水を取り替える時にはなるべく花瓶の内側も中性洗剤で洗って清潔に保つようにしましょう。
水の交換を行う時には、同時に茎に付着しているぬめりもチェックして下さい。
付着しているようでしたら水洗いで綺麗に流して下さいね。

2.予防策として

・生ける準備

まずお花を生ける前に花瓶を消毒しておきます。具体的には、塩素系の漂白剤を用いて花瓶を洗います。
その後、水道水を花瓶に注ぎ入れてお花を生けてください。
ちなみに水道水とは、純粋に水道の蛇口から出てくるお水です。
浄水器を通した塩素の入ってないお水や、蒸留水は避けた方が良いです。

・無事に生けることが出来たら

夏場は花瓶の水が温まりやすいので、水の中に少量の塩素系の漂白剤を入れてみてください。
漂白剤には、白くする以外にもバクテリアやカビなどの繁殖を抑える殺菌効果があるそうです。
入れる量は1~3滴で、多過ぎも良くないです。
水の中に10円を入れることも効果があるそうです。
10円の銅イオンが水に雑菌が繁殖することを防ぐことにつながるとされています。
ですが一番はやはり毎日水を替えることが良いでしょう。
数日家を空ける場合等お手入れが出来ないという場合にはお試し下さい!

~お花を生ける時は必ず水揚げをしましょう!~
切花は茎の切り口から水を吸い上げて鮮度を保ちます。
生ける前にその切り口の状態を整える作業が水揚げです。
水揚げの最も簡単な方法は、水を入れた容器の中に茎を沈め、水中で茎を斜めに切り落とす方法です。
水中で切り落とすことによって、切り口から空気が入ることを防ぎ、水を吸い上げやすい状態にします。
切るときは切れ味の良いハサミやカッターを使って茎の中の水の通り道を潰さないようにしてくださいね。
また、水揚げをすることで切り口から新鮮な水をより良い状態で吸えるようになります。
お花がしおれてきた時、この作業をすると元気を取り戻すことができることがあります。

■置き場所にも注意

夏場なので日が当たるような場所は避けて、涼しい所に置いてあげて下さい。
また、エアコンの風が直接当たるような場所も避けましょう。
あまり気温が高くならない比較的涼しい場所、静かな場所が飾ることに最適な場所です。

■最後に

如何でしたか?
読んでみると大変そうだと思ってしまうかもしれません。ですが、気にかけてあげた分だけお花を長く楽しむことが出来るはずです。
梅雨に入ったばかりですが、梅雨が終われば暑さの厳しい時期に入ります。お花を飾る準備を手元で水遊びをするような感覚で楽しんでみては如何でしょうか。

折角頂いたお花をずっと楽しめないことは心苦しいですが、今回挙げたような方法も参考にして頂いて少しでも長く楽しんで下さいね。

2018-06-15 | Posted in blog, お手入れの基本, No Comments » 

 

どう楽しむ?母の日にカーネーションを貰ったら…

先週末の5月13日は母の日でした。
母の日にはカーネーションを贈ることが多いですよね。
頂いたお母さんにとっては、折角頂いたもの…
出来るだけ長く楽しみたいと思うのではないでしょうか?
今回は贈ることの多い3種類のスタイル別で楽しみ方をまとめてみました。

アレンジメント

吸水フォーム(よくオアシスと呼ばれます)という水を溜めて置くことが出来るスポンジのようなものに花を挿したものです。
このオアシスには、お花に水を与えるという役割があります。
オアシスは一度乾燥してしまうと再度水を溜めることが出来なくなる特徴があります。
給水する際は水位を確認しながら静かに水を注ぎます。5月でしたら、毎日水を与えることをお勧めします。
水やりの際、器の縁周辺から水を注ぎますが、隙間が少ない場合も多いですので、口の小さい水差しがあるとやり易いです。
特に今年は寒暖差が激しく、今の時期でも冷暖房を使用したくなるような日もあるかもしれません。
その際は、冷暖房の風がアレンジメントへ直接当たらないようにします。
直接当てるとお花やオアシスが乾燥してしまい、しおれる原因となります。
アレンジメントは頂いたらそのまま飾れるというスタイルが支持され大変人気です。
綺麗なラッピングもされていますが、器の外側を包んでいるラッピングは飾る時に全て外すことをお勧めします。
そのままの方が綺麗ですが、長持ちさせるためには通気を良くし、熱や湿度を逃がしやすいようにするためにも外しましょう!
置き場所は部屋の中で日照時間があまり長くなく、エアコン等の風が当たらない涼しい場所に置きます。
咲き終わったお花は順番に取り除きましょう!

花束

母の日に限らずお花を贈る際に一般的なものが花束です。
飾る際には、思い切ってラッピングは外しましょう
そのままですと通気が悪くなる他、水を上手に吸水出来ない原因となります。
ラッピングを外した花束は、花瓶に入れる前に花の根元を0.5~1cm程度切ります。
こうすることで、根元に溜まった汚れや花自身の生成物を取り除き、水の吸い上げが良くなります。
飾り始めてからも根元には雑菌が溜まり易いため、水を入れ替える際には根元を切ってあげて下さい。
また、運搬時に保水目的でゼリー状の保水材が根元に付いているものがあります。
付いていた際にはこれも綺麗に取り除きましょう。
花瓶等に挿す際、葉が水に浸かってしまうと浸かっている部分の葉は呼吸することが出来ず腐ってしまいます。
またこれが原因で水を汚してしまうことにも繋がります。
挿す前には上の方の葉を2,3枚残してなるべく切り取りましょう。
この時、葉を全部取ってしまうと光合成が出来なくなります!
水は濁る前に取り替えましょう。
夏であれば毎日、それ以外の季節は3日に1度程度は交換します。
その際、花瓶の内側もスポンジなどで綺麗に洗うと雑菌が繁殖しにくくなります。
置く場所は冷暖房の風が直接当たる場所は避け、穏やかな場所に置いてあげると長持ちします。
枯れた花や葉が同じ花瓶の中に入っていると、見栄えも悪いですし雑菌が繁殖し花を傷める原因にもなります。
枯れていることに気付いた時に取ってしまいましょう。

■鉢物

鉢でカーネーションを頂いたらまずはラッピングを外しましょう
その後、土の状態を確認してみて、根本の土が乾いていたら水をあげましょう
水をあげる量は、鉢の底の部分から水が出てくるまでが目安です。
土を見て、触ってみて乾いていたら水をあげるようにします。
そして大切なことが、咲かないと思われるツボミを取り除くことです。
咲かないツボミを取り除くことで、咲くツボミに多くの栄養分を回すことが出来ます。
咲かないツボミは中身が空でスカスカですが、咲くツボミは中身が詰まっており、固い感触があり直ぐに分かります。
勿体なく感じますが、これから咲くお花のためにも思い切って取り除きましょう。
鉢物の場合は、屋外の日当たりの良い場所に置きましょう!
屋内で楽しむ際にも、日が差し込む窓辺に飾るようにします。
ツボミが沢山付いている場合、日光が不足するとツボミが開かないことがあります。
但し、高温と湿気には弱いため、夏季は特に注意が必要です。
湿気が多くなると蒸れてしまい、根っこが腐りやすくなります。
夏場に直射日光に当てることはを避けて、涼しく風通しの良い場所へ移動してください。
屋内の場合、窓を開けて風を入れたり、週に数回ほど外に出してあげてください。

■最後に

如何でしたか?
初めは難しく感じるかもしれませんが、置き場所等を工夫すれば長く楽しむことが出来ます。
鉢物を頂いた場合は育て方次第では来年以降も楽しむことが出来ることは勿論、増やしていくことも出来ます。

どんなスタイルのお花であれ折角頂いたお花ですから、是非真心こめて長く楽しんでくださいね。

 

2月の誕生花・思いやりあふれる「チューリップ」

2月生まれの皆様は、もうすぐお誕生月ですね。おめでとうございます!
2月の誕生花は、ふっくらとした姿がかわいい【チューリップ】です。

今回の花だよりでは、2月の誕生花「チューリップ」についてご紹介します。

■「思いやり」あふれる物語

有名な童謡もあり、多くの人から知られているチューリップ。
開花期間が短く春しか流通しませんが、とても人気のある花です。
花言葉は「思いやり」で、感謝を込めたプレゼントにぴったりです。

この花言葉は、オランダの「チューリップ物語」が由来になっています。

 

あるところに、3人の騎士からプロポーズされた女性がいました。
3人の騎士は、それぞれ「王冠(名声)」「剣(強さ)」「財産(資産)」をアピールして女性に求婚しました。
しかし女性は、残されてしまう2人を気遣うあまり、誰か1人を選ぶことができません。
全員の幸せを願った女性は、自分をチューリップの姿に変えてもらいました。
3人の騎士は、そのチューリップを仲良く育てました。

女性のやさしさから「思いやり」という花言葉が生まれました。
また、チューリップの花は「王冠」を、葉っぱは「剣」を、球根は「財産」を表すと伝えられています。
色ごとの花言葉にも、愛情・恋愛にちなんだものが多くあります。

赤色:「愛の告白」「永遠の愛」
ピンク色:「愛の芽生え」「誠実な愛」

■「浅水」で飾りましょう

チューリップを飾るときは、「浅水(あさみず)」を行うと長持ちしやすくなります。

浅水とは、花瓶に入れる水の量を少なくすること。
チューリップのように茎がやわらかい花は、水に触れている部分から腐っていきます。
そのため、水に浸かる面積を減らしてあげましょう。
水の量は、花瓶の底から2~3cmほどが目安です。

浅水を行ったら、必ず以下のことに注意してくださいね。

◆ こまめに水を入れ替える

チューリップは水をよく吸う花です。
浅水の状態で放っておくと、すぐに水が足りなくなってしまいます。

◆ 重さのある花瓶を使う

水の量が少ないぶん、花の重さで花瓶が倒れやすくなります。


 

冬の庭を可憐に彩る ~クリスマスローズの育て方~

これからの季節、ガーデニング愛好家の間では「クリスマスローズ」が重宝されます。
花が少なくなる冬の庭を、ひかえめで可愛らしい花が彩ってくれます。
「クリスマスローズ」という名前もロマンチックですよね。

今回の花だよりでは、クリスマスローズの花言葉や育て方についてご紹介します。

■「がく片」を長い期間楽しめます

名前に「ローズ」とついていますが、バラの仲間ではありません。
クリスマスの頃に、バラのような可愛らしい花をつけることが名前の由来です。

白などに色づいた部分は、実は花びらではなく「がく片」というものです。
クリスマスローズの花の中を見ると、花びらが退化した「蜜線(みつせん)」が並んでいます。
花が終わったあと、蜜線は散ってしまいますが、がく片のほうはしばらく残ります。
そのため、花を長い期間楽しむことができるんです。

花言葉は「いたわり」「なぐさめ」など、やさしげなものが付けられています。
かつて古代ヨーロッパで「クリスマスローズの香りが病気を治す」と言われていたことにちなみます。

■作業のときには必ず手袋をしましょう

【置き場所】

クリスマスローズは寒さに強いため、霜に当たっても枯れにくい花です。
簡単な霜よけを行えば、屋外で管理することができます。
気温がマイナス5℃以下になったら、玄関や軒下に移動してください。
一方、夏の暑さには強くありません。風通しのいい日陰に置いて、直射日光を避けましょう。

【水やり】

土の表面が乾いたら、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと与えてください。
水やりの回数が多すぎると、根腐れを起こして枯れてしまいます。
冬の水やりは、晴れた日の午前中に行うのがいいでしょう。
夕方以降に水をやると、夜の寒さで根が凍って、株が傷んでしまう可能性があります。

【注意点】

可愛い花をつけるクリスマスローズですが、根や茎などに毒を持っています。
素手で触ると、皮膚がただれたり、かゆみを覚えることがあります。
また、ギザギザした葉で手を切ってしまうことも。
作業のときには、必ず手袋をするようにしてください。


2017-12-14 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

愛らしいピンクに色づく ~プリンセチアの育て方~

クリスマスシーズンの植物といえば、ポインセチアが有名かと思います。
鮮やかな赤色の葉と、緑色の葉のコントラストがきれいですよね。

ポインセチアには、愛らしいピンクに色づく「プリンセチア」という種類があります。
今回の花だよりでは、プリンセチアの花言葉や育て方についてご紹介します。

■可憐なピンクはまるで「プリンセス」

プリンセチアの商品名は、「プリンセス」と「ポインセチア」を合わせて付けられました。
プリンセスのように華やかな印象が由来となっています。
花言葉は「思いやり」。やさしく愛らしい見た目にぴったりです。

2017年12月現在、ピンク色を中心に10種類のシリーズが開発されています。
淡いピンクから濃いピンクまで、様々な表情を見ることができます。
そのうちの一部をご紹介します。

【ピンクホワイト】

ほんのりと淡いピンク色のシリーズ。
プリンセスのティアラのような可憐さをもっています。

【ルージュ】

深みのある濃いピンク色のシリーズ。
愛らしさの中にある、上品で大人っぽい雰囲気が印象的です。

【ローザ】

ピンク色の葉が細かく重なり合う八重咲きのシリーズ。
まるでバラの花束のようにゴージャスです。

■実は熱帯生まれで寒さに強くない

クリスマスに流通するポインセチアですが、実は熱帯生まれの植物です。
寒さに強くないため、霜に当たらないよう気を配りましょう。
プリンセチアはポインセチアよりも丈夫ですが、同様に注意が必要です。

【置き場所】

日当たりのよい室内で管理しましょう。
部屋の温度は10℃~25℃がよいですが、暖房の風が直接当たらないようにします。
室外で鑑賞する場合も、最低気温が10℃以下になったら室内へ入れてください。
葉がこすれると傷んでしまうので、人や物がぶつかりやすい場所は避けましょう。

【水やり】

冬の水やりは、10~12時頃のあたたかい時間が適しています。
土の表面が乾いたら、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと与えてください。
ただし、常に土が濡れていると、根腐れを起こして枯れる原因になります。
乾きすぎても葉が落ちてしまうので、土の様子をよく観察することが大切です。


2017-12-01 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

甘く優しい芳香が楽しめる ~におい桜の育て方~

【におい桜】という秋~冬の花をご存知でしょうか。
庭が寂しくなっていく季節に、華やかなピンク色の花を咲かせる人気の園芸種です。

今回の花だよりでは、【におい桜】の花言葉や育て方についてご紹介します。

■可憐な花にぴったりの花言葉

におい桜[英名:ルクリア]は、インドのアッサム州に自生している花木です。
桜に似た花姿で、上品な芳香があるため【ニオイザクラ】という和名がつけられました。
バラ・ユリなどに比べて素朴な、甘く優しい香りが人気となっています。

ひとつの花茎に10~20個以上のつぼみが付き、半球状にまとまって咲きます。
つぼみはコロンと丸くふくらみ、手毬のような愛らしい形をしています。
また、それぞれの花は約2~3週間咲き続けるので、長く楽しむことができます。

花言葉は「優美な人」「しとやか」「清純な心」など、可憐な花にぴったりなものが揃っています。
「しとやか」は、砂糖菓子を思わせるしっとりした質感の花びらが由来とされています。

■季節ごとに置き場所を変える

におい桜を長く鑑賞するためには、置き場所に気を遣うのがコツです。
涼しい高山地帯に自生しているので、寒すぎず、かつ暑すぎない気候を好みます。
四季がはっきりした日本では、季節ごとに環境を整えてあげましょう。

【春~秋】

日光がよく当たる戸外に置いてください。
ただし、直射日光を浴びると葉が傷んで落ちてしまいます。一日数時間だけ日が差すような、半日陰がおすすめです。
また、多湿を嫌うため、風通しの良い場所で管理しましょう。

【冬】

最低気温が5℃になったら室内へ取り込んでください。
5℃以下の環境では、霜に当たって枯れてしまう可能性が高くなります。
暖房の効いていない明るい部屋を好むので、昼間は窓際で光を当てると良いです。
夜~早朝の間は冷え込むため、必ず窓から離すようにしましょう。

厳しい冬を越えると、夏の間に3~4倍にまで育ち、11月上旬頃に再び開花します。

■水のやりすぎに気を付けて

【水やり】

土の表面が乾いたら、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと与えてください。
冬の間は1週間~10日に1回ほどで問題ありません。
多湿に弱いため、水をやりすぎるよりは、やや乾かし気味な程度が良いです。
ただし、極度に乾燥しても傷んでしまいます。毎日土の表面を見て、白っぽくなっているタイミングで水をあげましょう。

【肥料やり】

植え替え時期の[3~4月頃]および株が成長する[8月頃]に与えましょう。
おすすめは、市販されている【IBのチカラ グリーンそだちEX】などの緩効性の肥料です。

【切り戻し】

全ての花が咲き終わったタイミングで行ってください。(咲き終わった花は自然に落下します)
一番下の葉を2枚残して、株全体をカットしましょう。
株元から10cmほどの位置が目安となります。

2017-09-08 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

お供えの切り花を長持ちさせるコツ

お墓やお仏壇に花を供える際に、お手入れの大変さを感じることはありませんか?
夏場はより一層花持ちが悪くなるため、お盆の時期は大変ですよね。

今回の花だよりでは、お供えの切り花を長持ちさせるためのポイントをご紹介します。

■一番大切なのは、毎日の水替え・水切り

切り花が傷んでしまうのは、水中で繁殖するバクテリアが原因です。
汚れた水に挿しておくと、バクテリアの影響で茎が詰まってしまいます。
茎が詰まることで水を吸えなくなり、元気がなくなってしまうんです。

やはり、水を毎日替えてあげることが一番重要です。
茎に付いているぬめりを洗いながすと、バクテリアが落ちて清潔になります。

もうひと手間かけて、一緒に【水切り】を行うと、格段に長持ちするようになります。

【水切りの方法】

1.バケツなどに水を張って茎の根元をつける
  ※ 花や葉が水につからないよう、茎の根元だけをつけてください。

2.水中で、茎の先端を1~2cm程 斜めに切る
  ※ 既に茎が変色している場合は、その部分を取りのぞいてから水切りします。

汚れた切り口をカットして、新しい切り口を出してあげる方法です。
茎に空気が入ってしまうと、気泡が詰まりの原因になるため、なるべく水につけたまま切ります。
斜めに切ると切り口の面積が広くなり、そのぶん水をたっぷり吸えるようになります。

■花筒へ挿す前にするべき2つの対策

忙しい毎日を送っていると、水替えを忘れてしまうことが多々あります。
特にお墓のお供え花は、毎日通ってお手入れするのが難しいですよね。

花筒へ挿す前に、簡単にできる対策があります!

1.茎の根元についている葉を取りのぞく

葉は水につかると腐りやすくなるため、細菌が繁殖する原因になります。
また、葉の枚数が多すぎると、そこから水分が蒸発して花まで水が届きません。
茎の半分より下あたりの葉を取りのぞきましょう。

※ 光合成が出来なくなるので、上の方の葉は残しておいてくださいね。

2.花筒に10円玉や漂白剤を入れる

・10円玉
10円玉を水に入れると、【銅イオン】という成分が溶け出します。
この成分には、水中の細菌の繁殖を抑える効果があるとされています。
まだ酸化していないピカピカの10円玉ほど、より効果が期待できます。

・漂白剤
塩素系の漂白剤には、水が腐るのを遅らせる効果があると言われています。
200㏄の水に対して、1~2滴程度の漂白剤を混ぜてください。
また、【延命剤】という切り花用の薬品も流通しています。
こちらは、花屋さんやホームセンターで入手できますよ。

ですが、これらの方法だけでは、毎日の水替え・水切りと同等の効果はありません…。
お盆の期間中だけでも、なるべく水替えができるといいですね。

■造花ではなく生花をお供えする理由

仏教では、仏様はお食事の代わりに香りを召し上がるといわれています。
お線香や果物・花などは、故人に良い香りを楽しんでいただくためにお供えしているのです。

そのため、お供えには 生花(本物のお花)を用いるのが良いとされています。

とはいえ、造花が禁止されているわけではありません。
虫や野生動物に荒らされるのを防ぐため、造花を勧めている墓地もあります。
お花の種類よりも、故人を想って供養する気持ちが大切です。

2017-08-11 | Posted in お手入れの基本, , 花と文化No Comments » 

 

鮮やかなハート形が可愛い「アンスリウム」

カラフルな色と光沢のある葉が人気のアンスリウム。
元々は熱帯アメリカなどに自生しており、部屋をトロピカルな雰囲気にしてくれます。

今回の花だよりでは、夏にぴったりな観葉植物「アンスリウム」について詳しくご紹介します。

■アンスリウムの花の仕組みと花言葉

アンスリウムといえば、鮮やかなハート形の花が有名ですね。
ハワイでは、バレンタインデーのプレゼントとしても親しまれています。

実は一般的に花とされている部分は、葉が変形して色づいたものなんです。
ハート形から伸びている黄色の突起が、実際のアンスリウムの花にあたります。
突起をよく見ると、小さな花がいくつも並んでいるのが分かります。

ハート形の葉の色は赤が有名ですが、他にも白やピンクなど、様々な色の品種があります。
花言葉も色によって違いますが、どれも贈り物にぴったりな言葉です。夏のご挨拶や、開店祝い引っ越し祝いなどにおすすめです。

赤:「情熱」
白:「熱心」
ピンク:「飾らない美しさ」
緑色:「無垢な心」

■湿った土・薄暗い場所・寒い季節が苦手

【水やり】

まず土の表面が乾いているのを確認し、鉢の底から流れ出るくらい与えてください。
土が乾きにくくなるのを防ぐため、受け皿の水は必ず捨てましょう。
湿った土が苦手な反面、空気中の湿度は高い方が適しているので、毎日霧吹きなどで葉に水をかけてあげると良いです。

【置き場所】

やわらかい日光が差し込む室内に置きましょう。
アンスリウムの成長には日光が必要不可欠です。日の当たらない場所では株が弱ってしまい、花が咲きにくくなります。
ですが、葉が焼けてしまう直射日光には注意してください。レースのカーテン越しの窓際などがおすすめです。

熱帯地方の植物なので、10℃以上の環境が理想的とされています。
10℃以上が難しい場合でも、5℃以下にはならないよう置き場所に気を付けましょう。
冬場は暖かい室内に移動させて、加湿器で湿度を保ってください。

2017-06-23 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

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