リンドウ

アンケートで分かった、敬老の日に喜ばれるプレゼントとは⁉



今年、2025年の敬老の日は9月15日(月)です。
もう、おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントは決まりましたか?
何を渡したら喜んでくれるか不安だったり、どんな物が欲しいか分からなかったり…。
プレセントを選ぶときは、何かと迷ってしまいますよね。
今回は、55歳以上の方に行った「あなたが敬老の日にもらって嬉しいプレゼントはなんですか」というアンケートの集計結果をもとに、敬老の日に贈りたいプレゼントをご紹介します!
何をあげたらいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

◆敬老の日に欲しいプレゼントとは⁉



今回は、55歳以上の872名に「あなたが敬老の日にもらって嬉しいプレゼントはなんですか」という内容でアンケート調査を実施しました。


となりました!

人気が高いのは「旅行」。
旅行は家族みんなでゆっくり過ごしたり、思い出作ることができたり…
プレゼントとしてもらったら嬉しい方が多いようです!
しかし、敬老の日で旅行をプレゼントするのは体力・体調の心配、金銭面なども問題ですよね。
また、予定を合わせることや、準備など事前にしなければならないものが多く、計画を立ててからでないとプレゼントすることが難しいことも…。

そこで、敬老の日の贈り物でおすすめしたいものは、
旅行に次いで人気が高かった「お花」です!
ご自宅でゆっくりと楽しんでもらえるお花は体調の心配もなく、お届け先を明るく彩ってくれます。
また、旅行と比べてお値段がリーズナブルなのも嬉しいポイントですよね。
ちなみに花キューピットでは、おじいちゃん・おばあちゃんに喜んでもらえるお手伝いとして、花束アレンジメント・鉢物をご用意しています。
詳しく見たいと思った方はサイトを見てみてくださいね。

 

 

 

◆プレゼントしたいお花

「お花をプレゼントしようかな。」と思った時、どの種類のお花を贈ろうか迷いますよね。
どのようなお花を、敬老の日にプレゼントすることが多いのでしょうか?
ここからは、敬老の日の贈り物として選ばれているお花をご紹介します。

リンドウ




敬老の日で人気を集めているお花、リンドウ。
リンドウが敬老の日のプレゼントとして人気な理由は、花言葉などにあります。

<リンドウってどんな花?>
リンドウは秋が近づくと、つぼみを付ける山野草の1つ。
ササの葉に似た細い形をした葉と、青紫色や白色などの釣り鐘型のお花を1つの茎から2~6つ程度咲かせます。
原産地は、日本や中国、韓国などです。

<リンドウの花言葉>
リンドウの花言葉は
・正義
・誠実
・病気に打ち勝つ
・勝利
 など
「正義」や「誠実」という花言葉は釣り鐘型のお花を、空に向かって咲かせていることから付けられました。
ちなみに、リンドウを漢字で書くと、「竜胆」
なぜこのような漢字になったかというと、リンドウの根が竜の胆(きも)のように苦いことが由来なのだそう。
リンドウの根は、古くから胃液の分泌促進や軽度の免疫抑制作用の効果があるとされ、漢方で重宝されています。
「良薬口に苦し」ということなのかもしれませんね。
そういった健康面での良さから「いつまでも元気でね」という願いを込めて、リンドウが贈られることが多くなっていきました
そして、リンドウの花言葉「病気に打ち勝つ」や、病気に負けないことから「勝利」が付けられたとされています。

<リンドウの色>
リンドウは白色や紫色がありますが、敬老の日で贈り物として人気なのは紫色です。
それは、聖徳太子が制定した【冠位十二階】で、紫色が最高位だったためとされています。
紫色は「高貴」な色とされて、おじいちゃん・おばあちゃんへの尊敬の気持ちを表してくれるぴったりな色なのですね。

ユリ




古くから日本で親しまれてきたユリは、お祝いごとなどでも贈る機会が多いお花。
敬老の日に限らず、結婚式やお誕生日などでも好まれるお花の1つです。

<ユリってどんな花?>
存在感のある大きなお花を咲かせるユリは、ピンク色・白色・黄色・オレンジ色など様々な色があります。
茎は真っすぐ長く、1つの茎から1~5つ程度のお花を咲かせ、すらりとしたイメージのお花です。
豪華で品のあるユリを飾ると、周りまで華やかになり、おじいちゃん・おばあちゃんも喜んでくれそうですね。

ユリの原種は100種類以上あり、北半球の様々な地域で楽しまれていて、野生種としてはアジア・アメリカ・ヨーロッパに分布しています。
ちなみに、ユリは漢字で「百合」と表記されます。
これは諸説ありますが、百合の球根は何枚もの鱗片が合わさってできていて、この鱗片の多さから「鱗片が百枚くらい多く合わさって出来ている」と表現されたためだそうです。

<ユリの花言葉>
ユリの花言葉は
・純粋
・無垢
・威厳 
など
「威厳」は堂々と咲いているユリの様子から、付けられたとされています。
常に冷静なおじいちゃん・知識や経験が豊富なおばあちゃんなど、威厳のあるおじいちゃん・おばあちゃんに贈りたいですね。

<美人を表すユリ>
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
と、美人の姿や振る舞いをお花に見立てて形容する言葉にも登場するユリ。
諸説ありますが、これは
シャクヤクが、すらりと伸びた茎の先端にきれいなお花を咲かせ、
ボタンは、枝分かれした横向きの枝に付けるお花が美しく、
ユリが、風を受けて大きなお花を揺らしているところが可憐だ。
と考えられたことが由来だそうです。
いくつになっても女性は「きれい」と言われたいもの。
おばあちゃんにユリをプレゼントする時は、「ユリと同じで美人だから選んだよ」と伝えると喜ばれるかもしれませんね。

紹介したお花に限らず、おじいちゃん・おばあちゃんの好きなお花・色で選ぶのも喜んでもらえると思います。

お花だけでは物足りないと思う方へ

ちなみに、花キューピットでは「もらって嬉しいプレゼント」にランキングされていたお花と、和菓子・洋菓子や雑貨を一緒に贈ることができる敬老の日にぴったりなセットギフトもご用意しています♪
「お花だけでは物足りない」と思う方は、こちらも参考にしてみてください。

 

 

 

◆贈るお花の形




アレンジメントや花束、鉢物など贈るお花の形は、悩むこともありますよね。
お花の形も少し触れたいと思います。
アレンジメント
・もらってすぐに飾ることができる
・もらった時のデザインを長く楽しめる
花瓶の必要がない
<花束>
・もらった後に長さや量を調整できる
手渡ししやすい
持ち運びに便利
<鉢物>
長く楽しむことができる
育てる楽しみがある
季節・時間の流れを感じることができる
毎年同じ時期に咲くお花を見ることで、
「もう、このお花が咲く季節なんだ。」
「去年、咲いた時から1年たったのか。」
と、普段は感じることが少ない時間の流れや、季節を感じることができるかもしれません。
また、つぼみが次第に咲いていく様子は可愛らしいですよね。
お世話をすると、植物はゆっくりではありますが答えてくれるのも魅力の1つです。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

↓↓こちらもおすすめ↓↓
アレンジメント・花束・鉢物の良さを掲載しています。

アレンジメント・花束・鉢花 どれを選ぶか迷ったら
母の日、お誕生日、退職祝い、お見舞い…。…
お花を贈るときに迷ったら…アレンジメントと花束
お花を選ぶときに花キューピットではさまざ…

◆最後に

今回はアンケート調査をもとに、もらって嬉しい敬老の日の贈り物についてご紹介しました。
まだ決まっていない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
花キューピットでは、敬老の日におすすめのお花や、お花とお菓子・雑貨のセットをご用意しています。
ぜひ、プレゼント選びの参考にチェックしてみてください。
大好きなおじいちゃん・おばあちゃんに喜んでもらえますように。

 

 

 

2019-09-03 | Posted in 花を贈る時No Comments » 

 

【季節別】記念日に贈る【花】のプレゼントの選び方とは!

【季節別】記念日に贈る【花】のプレゼントの選び方とは!

花のプレゼントはありきたりと感じる方もいるかもしれませんが、どんな人に対しても思いを伝えることができる、素敵なアイテムです。

花にもさまざまな種類があるため、相手やタイミングによって選ぶ花を変えることが大切です。

今回は、花選びのポイントを季節別、相手別にご紹介します。これを読めば相手にぴったりの花を選ぶことができるはずです。

季節のおすすめ花のプレゼント

季節のおすすめ花のプレゼント
まずは春夏秋冬それぞれの季節でおすすめの、プレゼントにぴったりな花をご紹介します。

春のおすすめ

春の花の中でも、特に人気の高い花をいくつかご紹介します。

【クレマチス】

花の大きさや色、形のバリエーションが豊富な花・クレマチス。春がメインですが、冬咲きや春咲きなどがあり、組み合わせることで一年中クレマチスを楽しむことも可能です。

花言葉:「美しい精神」「旅人の喜び」

【ラベンダー】

春の花の代表格・ラベンダー。鮮やかな紫色と心地よい香りが、老若男女問わず大人気ですよね。中でも特に人気なのは「イングリッシュラベンダー」です。

花言葉:「沈黙」「私に答えてください」「期待」「不信感」「疑惑」

【チューリップ】

こちらも春の花の代表格。オランダでは国花としても親しまれるなど、世界中で人気の高い花です。現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられているそうです。

赤いチューリップの花言葉:「愛の告白」「真実の愛」
ピンク色のチューリップの花言葉:「愛の芽生え」「誠実な愛」
黄色いチューリップの花言葉:「望みのない恋」「名声」
白いチューリップの花言葉:「失われた愛」

夏のおすすめ

次は、夏の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。

【アサガオ】

夏の代名詞といえば、やっぱりアサガオ。風情があり、夏の訪れを感じさせてくれますよね。中央から外に向かって白が入る模様があったり、巨大輪から小輪まで異なる大きさの花があったりと、変化に富んでいるのも魅力的なポイントです。

白いアサガオの花言葉:「あふれる喜び」「固い絆」
青いアサガオの花言葉:「短い愛」「儚い恋」
紫色のアサガオの花言葉:「冷静」

【プルメリア】

ビーチや海など、南国を想起させる花・プルメリア。熱帯花木を代表する種類として、世界中の熱帯地域で広く植えられています。

花言葉:「気品」「恵まれた人」「日だまり」「内気な乙女」

【ユリ(百合)】

気品あふれる花の象徴・ユリ(百合)。開花期が品種によって異なり、大きく分けると、オリエンタル系(7月中~下旬頃開花)・スカシユリ系(5月下旬~6月上旬頃開花)・テッポウユリ系(6月中~下旬頃開花)の3品種が多く栽培されています。

白いユリ(百合)の花言葉:「純潔」「威厳」
オレンジのユリ(百合)の花言葉:「華麗 」
ピンクのユリ(百合)の花言葉:「虚栄心 」
黄色いユリ(百合)の花言葉:「陽気」

秋のおすすめ

次は秋の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。

【コスモス】

コスモスを見ると「秋が来たなあ」と思う人は多いのではないでしょうか。色鮮やかで美しく、観光地などでもよく群植されているため、コスモス畑は観光スポットとしても人気です。品種改良によりピンクや白に加えて濃赤、黄やオレンジ色、複色が登場し、年々カラフルになっています。

白いコスモスの花言葉:「優美」「美麗」
赤いコスモスの花言葉:「乙女の愛情」
ピンクのコスモスの花言葉:「乙女の純潔」

【リンドウ】

暖かい日ざしの中で、青紫色の筒状の花を数輪開くのがリンドウです。品種改良により多くの品種が誕生し、鉢花や切り花などでも流通しています。

花言葉:「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」

【皇帝ダリア】

皇帝ダリアはしっかり成長すると5~6メートルに達し、その草花とは思えない圧倒的な雄大さから、根強い人気を誇る植物です。紫やピンクの色味が可愛らしく、女性を中心に人気の花です。

花言葉:「乙女の真心」「乙女の純潔」

冬のおすすめ

次は秋の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。

【クリスマスローズ】

寒い時期に強く、丈夫で育てやすいため人気の花です。品種改良により花の色や模様、形、咲き方にさまざまな種類が生まれ、目を楽しませてくれています。少し切ない花言葉も、情緒があって素敵ですね。

花言葉:「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」

【アネモネ】

赤や紫、ピンクなどの濃くて鮮やかな色味が美しく、その空間をぱっと明るくしてくれるアネモネ。定番の一重咲きのほか、八重咲きや丁字咲きなどの品種もあります。

白いアネモネの花言葉:「真実」「期待」
紫のアネモネの花言葉:「あなたを信じて待つ」
赤いアネモネの花言葉:「君を愛す」

【エラチオール・ベゴニア】

バラと見間違うほどの華やかさをもつ品種や、重厚感あふれる品種もあり、ギフトなどに利用される頻度の高い花です。

花言葉:「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」

相手別のおすすめの花のプレゼント

相手別に、おすすめの花のプレゼントをご紹介します。

女性へおすすめな花のプレゼント

女性へのおすすめはロマンチックに、バラの花束です。花束のサイズによって異なりますが、10,000円〜30,000円台が相場のようです。
例えば花キューピットのバラの花束は、種類が豊富で「記念日用」などの用途ごとにも分かれています。花束を買うのが初めてでどれを選ぶべきかわからない、という方にもおすすめです。

バラの花

男性へおすすめな花のプレゼント

男性へのおすすめのプレゼントは、インテリアにもなる小さな観葉植物です。予算相場は1,000円〜3,000円ほどでしょう。

友人・同僚へおすすめな花のプレゼント

友人・同僚へのおすすめは、元気な印象のひまわりを使ったミニブーケやアレンジメントなど。予算相場は3,000円〜4,000円です。

両親へおすすめな花のプレゼント

両親には「感謝」「ありがとう」などの花言葉をもつダリアやガーベラ、カスミソウなどを使った花束をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。予算は5,000円〜7,000円ほどです。

上司や先生へおすすめな花プレゼント

上司や先生も、ふだんお世話になっている対象ですよね。ですが、ダリアやガーベラだと豪勢すぎてしまいます。そこでおすすめは、カスミソウの花束。ボリューミーなものでも4,000円台から手に入り、リーズナブルです。

プレゼントにおすすめの花のスタイル

プレゼントにおすすめの花のスタイルを紹介します。

アレンジメント

器にセットした吸水性スポンジに、花を挿してデザインしたものです。そのまま手軽にインテリアとして使用できるので、男性へのプレゼントにおすすめです。

ひまわりのアレンジメントは元気あふれるイメージで、大人の男性にもおすすめな商品です。

ひまわりのリボンアレンジメント

花束

生花を束ねたスタイルです。手渡しで渡すなら最も気持ちが伝えられますし、ロマンチックでオーソドックスなので、恋人へのプレゼントにぴったりです。

ピンクとイエローのフレッシュブーケは明るく楽しいイメージの方のプレゼントにおすすめです。

ピンクとイエローのフレッシュブーケ

プリザーブドフラワー

専門の液体につけることで、生花のように長持ちするのが特徴です。インテリアとして使えるので、家にこだわりがある人におすすめです。

ボックスフラワー

荷物のかさばりが気になる方や、持ち運びの際に目立たせたくない方にも最適なのがボックスフラワーです。メッセージカードを入れたサプライズも喜ばれるでしょう。

花キューピットのキュートなボックスフラワーは男女関係なく楽しめる商品で記念日にぴったりです。
アルストロメリアのボックスフラワー

一輪

おしゃれでスタイリッシュな印象の一輪は、モード系ファッションを好むなどおしゃれな人におすすめです。シンプルさを好む人にも、向いているでしょう。

大切な人には、花を贈ろう

大切な人には、花を贈ろう

大切な人に花を贈る際は、相手に合ったとっておきの花を贈りましょう。花の種類や色もさまざまですし、フラワーギフトのスタイルも多種多様ですが、迷いながらも「この花が似合いそうだな」と思って選んだ花なら、きっと喜んでくれるはずです。

花をプレゼントして、大切な記念日を大切な人と一緒にお祝いしましょう。

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>>束ね方でボリュームが変わる!ボリューム満点な花束の作り方

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2019-08-21 | Posted in 花を贈る時No Comments » 

 

お盆のあれこれ~お供えのお花~


蓮の花

東京都や横浜市の一部を除いて、多くの地域では【8/13】からお盆入りですね。
お盆の準備はお済ですか?
今回はお盆のあれこれについてご紹介します。
特に「お盆に生花をお供えすることの大切さ」など、お盆に欠かせないお花についてもお伝えしています。
おまけとしてお盆休みについても掲載していますので、読んでみてくださいね。

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他にもお盆について掲載している記事があります。合わせてご覧ください。


初めて迎えるお盆 ~初盆のご供花~
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のこ…

お供えの切り花を長持ちさせるコツ
お墓やお仏壇に花を供える際に、お手入れ法…

◆そもそもお盆とは


お盆の様子

お盆は1年に1度ご先祖様をお迎えし、一緒に過ごしながら戻って来たご祖先様の霊を供養する行事のことです。
お盆の期間は毎年、4日間とされていて、
東京都・横浜市の一部では7月13日から7月16日に行われていますが、
その他の地域は8月13日から8月16日の期間に行われていることが多いです。

ちなみに、お盆休みは8月に設定している会社が多いようです。
お盆休みと土日や祝日の日程によって、毎年連休の日数が異なります。
お盆にお墓参りや実家に帰省する予定がある方は、早めに休みの期間を確認しておきましょう。


今年のお盆はいつ?お盆休みの期間・お供えの花のルールも掲載

今年のお盆はいつ?お盆休みの期間・お供えの花のルールも掲載


今年のお盆の期間を紹介しています。今年は何連休になる?

◆お盆前・お盆期間中に行うこと


お墓参りをする人

お盆にご先祖様をお迎えする前にしておきたいことや、お盆の期間中に行うことはどんなことがあるのかご紹介します。

<お盆の期間に入る前日までに行っておきたい準備>

・お墓・お仏壇のお掃除

お掃除をして、きれいな環境でご先祖様をお迎えしたいですよね。

・精霊棚(盆棚)の準備

お盆の期間に位牌の安置やお供え物・故人の好物を置き、ご先祖様の霊をお迎えするためのものです。
どんなものをお供えするかは、「◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの」でお伝えします。

・盆提灯の準備

ご先祖様の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ると共に、故人の冥福を祈り感謝の気持ち込めたものとされています。

・菩提寺に法要の予約をする

お盆の間に法要をするために予約をしておく必要がありますよね。

・迎え火、送り火の準備

迎え火、送り火は、オガラを燃やすことが多いため、火をつけるものと一緒に用意しておく必要があります。
お盆の時期が近づくとスーパーマーケットやお花屋さんなどでも販売されているので、事前に購入しておくと良いかもしれません。

<お盆1日目>

・迎え火

ご先祖様の霊をお迎えすることを「精霊迎え」といいます。
迎え火は精霊迎えのためにお盆1日目の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし、ご先祖様の霊が迷わずに帰ってくることができるように目印となる明かり・煙を上げる目的で行われています。

・法要

僧侶に読経して頂きます。

<お盆最終日>

・送り火

お盆中に一緒に過ごしたご先祖様の霊を浄土にお送りすることを「精霊送り」といいます。
送り火は迎え火同様に精霊送りのため、お盆最終日の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし行われています。
地域や宗派によって、お線香を一緒に燃やすこともあるようです。

◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの


精霊馬

宗派や地域などによって飾りやお供えするものが異なりますので、ご確認してくださいね。

生花

お盆のお供えとして欠かせないものの1つが生花です。
お花は、お線香、提灯と並んで仏様へのお供えの基本とされているほど大切なものといわれています。
お花は命のはかなさや尊さを表しつつ、今生きている方々の心も癒し清めてくれるとされています。

ホオズキ

ご先祖様の霊は、迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれているため、ホオズキを提灯に見立てて飾る習慣があります。

ほおずき(鬼灯)についてもっと詳しく知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。


ほおずき(鬼灯)はどんな植物?~季節・遊び方・漢字・花言葉~

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ほおずきの赤・オレンジ色の部分が何なのか、皆さんはご存知ですか。

キュウリの馬、ナスの牛

どちらもご先祖様の霊が乗る乗り物に見立てています。
ご先祖様の霊が早く帰ってこられるようにキュウリで馬を、ゆっくりと帰ってもらうようにナスで牛を表現しています。


【お盆のお供え物一覧】きゅうり・なすの精霊馬の作り方、野菜と果物の意味

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きゅうり・ナスで作る精霊馬・精霊牛の作り方や、他の野菜で作った写真を掲載

水の子

キュウリやナスを細かく刻んだものと、研いだお米を清水で満たした葉っぱの器に入れます。
餓鬼道に落ちた無縁仏のお供えとされていて、ご先祖様の霊と同じように、他の霊もおもてなしするためにお供えされています。

ミソハギの花

閼伽水というお供えの水を入れた器の上にミソハギの花を束にしてお供えします。
お盆で供養する餓鬼の喉を潤すためと言われています。

「ミソハギ」は聞きなれない植物かもしれません。
ミソハギについてもっと知りたいという方は、こちらも併せてご覧ください。


ミソハギの花言葉を紹介|お盆に飾るミソハギはどんな花?特徴・意味を解説

ミソハギの花言葉を紹介|お盆に飾るミソハギはどんな花?特徴・意味を解説


ミソハギの特徴と花言葉、なぜお盆で供えられるようになったのかなどをご紹介。

夏野菜や果物

季節の野菜や果物や、故人が好きだったものをお供えすることが多いそうです。

◆お盆にお供えするお花の形


お供えのアレンジメントと花束

先ほども触れたようにお盆のお供えで大切なお花。
お花は、花束アレンジメントなどの形がありますが、いったいどのような形がいいのでしょうか。

<お墓>

お墓でお花を飾る時は、花立というお花をお供えするための器があることが多いです。
そのため、お墓にお花をお供えする時はお花の種類や色が、対になっている花束をお供えすることが一般的です。

<仏壇前・精霊棚(盆棚)>

仏壇前・精霊棚(盆棚)は、お墓にお供えする時のように対になっている花束をお供えする場合もありますが、
1つの花瓶にお花をいけることや、アレンジメントをそのまま仏壇前や精霊棚(盆棚)に置くことが多いとされています。
花束はお花の丈を切る、花瓶に合わせて量を減らすなど、もらった後に飾る場所に合わせて調節することができます。
一方、アレンジメントは水の交換などの手間が少なく、もらってすぐに飾ることができます。
花束、アレンジメントそれぞれ良さがあるので、お供えのお花を選ぶときはお花の形も検討してみてくださいね。

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今回は花束やブーケを贈るメリットやデザイ…

◆お盆のお供えで使われるお花の色

お供えするお花の色は故人が亡くなってからの日数と関係していることが多いとされています。
故人の四十九日以降に初めて迎えるお盆を「新盆・初盆と言いい、 お亡くなりになってから日が浅いため、お供えのお花は白でまとめたお花が適しています。
そうではない場合は、白色を中心に淡い色合いのお花が入ったものをお供えすることが多いとされています。
一方、故人が好きだったお花や色をお供えする場合など、地域の習慣などによってどのようなお花をお供えするかには差があるようです。
「お供えのお花を贈りたいけれど、どんなものを選んだらいいかわからない」
そんな時は、お花を贈りたい地域のお花屋さんが地域の慣習にも対応して、お花を作ってくれる「お盆 お花屋さんオリジナルフラワー」を活用してみてください。
お好みの価格と形で、お花屋さんがお花を作ってくれます。

↓↓お盆 お花屋さんオリジナルフラワー注文画面へ↓↓
お花屋さんオリジナルフラワー
花キューピットお盆ページ下部に掲載しています。)

◆お盆のお供えに使われることの多いお花

バラなどトゲのあるお花はお供えには適していないとされています。
華やかなだけで、お供えのお花に選んでしまうのは、危険なようです。
では、どんなお花がお供えに適しているのでしょうか?

・キク


菊

昔から親しみがあり、花もちの良いお花。
多くの人が、仏花に使う花のイメージを持っているお花の1つで、お供えなどによく用いられるお花です。

・スターチス


スターチス

スターチスは、仏花で用いられることはもちろん、アンティーク用のドライフラワーやお祝いの花束などでも活用されています。
水分が少ない花ですぐに枯れることが少なく、暑さに負けないお花としても知られています。

・トルコキキョウ


トルコキキョウ

結婚式から、お供えまで様々なお花の贈り物として活用されるお花です。
トルコキキョウも夏の暑さに強いお花の種類の1つとされています。

胡蝶蘭


胡蝶蘭

お祝いの時にも活用される胡蝶蘭は、上品で華やかなお花。
忙しくてお世話がなかなかできなくても、すぐに枯れることないパワフルさを持っていています。
胡蝶蘭は鉢で贈られることが多く、切り花に比べると水を取り換えるなどの手間が少ないことも魅力の1つです。

・カーネーション


カーネーション

亡くなったお母さんへのミサで、白いカーネーションを献花したことが「母の日にはカーネーション」という現在の習慣になっていったとされています。
花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」であり、お供えにも向いているお花です。

・ユリ


ユリ

すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
特に白いユリは、凛とした印象のお花として知られています。
品があり豪華なユリは昔からお供えや、結婚式などに多く使われ、長く楽しむことができる品種の多いお花としても有名です。
花言葉は「純粋」「愛らしさ」「威厳」。
新しく咲いたユリの花粉時は取り除くと、より長持ちさせることができますよ。

・リンドウ


リンドウ

昔から季節の花としてお盆の時期に、ちょうど野山に咲いていたという理由からお盆のお供えとして用いられていたお花の1つです。
花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」。
リンドウの落ち着きを感じる濃い紫色は清楚で気品があり、お盆の際に仏花として今でも好まれています。
夏の暑さに強く丈夫なお花のため、お墓にお供えしてもすぐに枯れてしまうことが少ないことも魅力の1つです。

↓↓お供えで使われているお花をもっと知りたい方はこちら↓↓


お盆の供花として使われることの多い花のご紹介
今週はお供えにはどのようなお花が用いられる…

そろそろお盆にお供えするお花の準備をしませんか?
お盆ですので都内から帰省されるご予定の方…

◆最後に

今回はお盆についてご紹介しました。

お盆にお供えするお花のまとめ
    • お盆に欠かせないお供え物のひとつ
    • 花の形は贈り先に合わせて、アレンジメントか花束にするかを決める
    • お花の色合いは白が基調になることが多い
    • お盆によく使われるお花は、花もちが良い種類などが多い

まだ準備が終わっていない方や、お供えするお花を悩んでいる方に参考にしてもらえると嬉しいです。
心を込めた花をお供えして、良いお盆をお過ごしくださいね。

 

2019-08-09 | Posted in お供えの時のマナー, No Comments » 

 

敬老の日に人気のお花 りんどうのご紹介

リンドウ

9月の第3月曜日は敬老の日です。
今年、2025年の敬老の日は9月15日(月)です。
後一か月を切りましたが、今年は何を贈ろうかお決まりでしょうか?
今回は敬老の日にお花を贈ろうとお考えの方に人気のりんどう(竜胆)のご紹介です。

どのようなお花?

りんどう(竜胆)は日本各地の野山などで見ることができる秋を代表する山野草の一つとして親しまれています。
秋口である9月中旬から11月上旬にかけて長さ5cm程度の筒状の花を数輪咲かせます。
りんどうの花の色は紫が広く知られていますが、この他、青・白・ピンク等があります。
全体的な大きさはそこまで高くはありません。

敬老の日に何で人気があるのか?

なぜ敬老の日にりんどうを贈るのか、人気があるのでしょうか。
それは花の色と、根が関係しているとされています。

1.紫色は気品のある色(高貴な色)

りんどうの花の色は紫色のものがよく知られていることは既にお話ししました。
603年(飛鳥時代)に制定され、45年近く続き色によって序列を決めた冠位十二階という階級制度において、紫色は最も位の高い色とされていました。
当時この紫色の冠を与えられた人は身分などに関係なく誰からも尊敬され、非常されていました。
加えて、紫色そのものに高貴という意味が含まれており尊敬等の念を込めて敬老の日に贈るようになったのではないかとされています。

2.根が漢方の生薬として重宝されていた

りんどうの根には薬効成分が含まれているとされています。
これが胃腸の健康を保つ作用があるとされています。
また、りんどうの根は非常に苦く、この苦味成分であるゲンチオピクロシドという成分が胃液の分泌を増進するとされています。
こういった健康面での良さからも、いつまでもお元気でという願いを込めて贈る花としてピッタリですね。

花言葉

1.勝利
りんどうの根に薬効成分が含まれていることにより、病に打ち勝つということから来ているとされています。
また、花が上向きに咲く様子が勝利を確信している様にも見受けれられることから来ているともされています。

2.誠実
りんどうは曇りや雨の時は花が閉じていて、日があたると花が開きます。
太陽が当たるときだけ律儀に花が開く様子からこのような花言葉がついたとされています。

3.高貴
既に書いてしまいましたが、紫色には高貴という意味が含まれており、冠位十二階でも最高位の位置づけであったことから来ているとされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
大きさも色も上品な花りんどうは、尊敬する方に贈る花にピッタリです。
また健康を願う意味でも特に敬老の日にお勧めです。
今年の敬老の日に贈るギフトにりんどうも検討してみてはいかがでしょうか?

りんどうについてもっと知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
>>>敬老の日と縁深い秋の花「りんどう」


 

2018-08-24 | Posted in , 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

夏らしい「デンファレ」をご紹介!プレゼントにも!

9月の誕生花「デンファレ」をご紹介!プレゼントにも!

9月生まれの人の誕生日プレゼントにお花を贈るなら、夏らしい「デンファレ」を取り入れたアレンジメントがおすすめ!
洋ランの仲間であるデンファレは、ラン科の花らしい気品とゴージャス感さを持ちつつ、大きすぎないサイズ感が人気です。フォーマルシーンにはもちろん、カジュアルに贈りたい花束にも重宝します。

今回は、そんなデンファレの特徴や花言葉、花束におすすめの品種などをご紹介します。あわせて、デンファレといっしょにアレンジメントにすると可愛い秋の花もピックアップしてみました♪9月生まれの方の誕生日にどんな花束を贈るか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね!

リゾート感のある・デンファレってどんな花?

9月の誕生花・デンファレってどんな花?デンファレの花

デンファレの特徴

デンファレは、ランの一種です。正式名称は、デンドロビウム・ファレノプシス。原産地はオーストラリアやニューギニアなどの熱帯地方。そのため、高温を好み、日本では6月から9月頃にかけて見頃を迎えます。

花の色はピンクや白・赤・紫・黄色・水色など。パキッとした明るい花色が美しく、花束や鉢花として人気があります。また、ハワイの伝統的な首飾り・レイの材料としても有名です。このほか、料理やカクテルの添え花やエディブルフラワー(食用花)として用いられることもあります。

デンファレの花言葉

デンファレの花言葉は、「魅惑」「有能」「お似合いの二人」「わがままな美人」など。鮮やかな色合いと可愛らしい花姿にぴったりの花言葉だとは思いませんか?

デンファレの代表的な品種

デンファレには、オーストラリアやニューギニアに自生する原種をもとに品種改良された品種がたくさん存在します。現在日本で出回っているデンファレは大きく3種類に分けられます。

パンダ系

最も代表的なタイプが「パンダ系」です。丸みを帯びた花びらが特徴。花色は紅紫色で、花弁の先端にかけて色が濃くなっていきます。

ソニア系

花色はパンダ系と同様に紅紫色。花びらの形はパンダ系よりもとがり気味で、花茎がやや長めです。

 ビギバム系

花色は白やピンク・赤紫など。花も株も小柄で、花びらは薄め。ミニデンファレとも呼ばれています。

9月の誕生日にデンファレを誕生日プレゼントに贈るなら。秋の花とのアレンジメントを楽しんで

9月の誕生花・デンファレを誕生日プレゼントに贈るなら。秋の花とのアレンジメントを楽しんで。デンファレの花

デンファレの花束を贈るなら、秋の花とのアレンジメントがおすすめ!華やかで季節感もあり、誕生日プレゼントにはぴったりです。こんなお花たちと組み合わせみてくださいね♪

カトレア

カトレア

カトレアは、デンファレと同じラン科の植物です。ゴージャスながらも凛とした花姿から「ランの女王」とも呼ばれています。花色は白やピンク・紫・オレンジ・黄色などさまざま。「あなたは美しい」「純粋な愛」「優美な貴婦人」「成熟した大人」「魅惑的」などといった花言葉を持つので、大人の魅力と気品が漂う女性への花束にぴったりです。

コスモス

コスモス

日本の秋を代表する花、コスモス。丈夫な性質で長持ちしやすく、季節感もあるので、秋に贈る花束によく用いられます。花言葉は「乙女の真心」「調和」「愛情」「謙虚」など。繊細で可愛らしい花姿とあいまって、可憐な女性像を彷彿させるのではないでしょうか。10代~20代前半の女性への花束におすすめです。

ダリア

ダリア

鮮やかな花色とデコラティブで存在感ある花姿が人気のダリア。ブーケやアレンジメントに加えると、一気に華やかな印象になります。花言葉は「華麗」「優雅」「気品」「感謝」「豊かな愛情」など。日頃お世話になっている人や大切な人の誕生日に贈る花束におすすめです。

リンドウ

リンドウ

秋を代表する日本の花のひとつ、リンドウ。深みのある青紫の花色とすっきりした花姿は、フラワーアレンジメントの引き締め役にぴったりです。花言葉は「正義」や「誠実」「悲しんでいるあなたを愛する」など。儚げで美しい女性や凛としたクールな印象の女性に贈りたいお花です。

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2018-07-24 | Posted in No Comments » 

 

敬老の日と縁深い秋の花「りんどう」

9月の第3月曜日は【敬老の日】です。
今年、2025年の敬老の日は9月15日(月)となります。

大切なおじいちゃん・おばあちゃんの長寿をお祝いし、日頃の感謝を伝えましょう。

今回の花だよりでは、敬老の日の由来と共に、敬老の日に贈られる花「りんどう」についてご紹介します。

一つの村の催し事から始まった「敬老の日」

敬老の日の元となったのは、兵庫県多可郡野間谷村で行われていた「としよりの日」とされています。
としよりの日は、農作業が一段落する天候の良い時期を選んで9月15日に定められました。
「お年寄りの知恵を借りて村づくりをする」という趣旨で、敬老会を開いていたと言われています。

1947年に始まったこの行事は、兵庫県全体に広まったのち、全国で行われるようになりました。
その後「としより」という表現を改めて、1963年に「老人の日」が定められます。
1966年には「敬老の日」として国民の休日に制定され、お年寄りを敬愛し長寿をお祝いする日とされました。

今では一般化した敬老の日ですが、一つの村の「お年寄りを大切にしよう」という思いがきっかけでした。
その活動が共感を生んで、だんだんと広がっていったのです。

なお、2003年の祝日法改正により、9月15日だった敬老の日は「9月の第3月曜日」に変更されました。
敬老の日の日付が変わることに伴い、9月15日は「老人の日」とされ、9月15日から21日までが「老人週間」となりました。
現在、敬老の日は【お年寄りを敬愛し長寿をお祝いする日】、老人の日は【老人の福祉について関心を深める日】とされています。

病気に打ち勝つ! りんどうの縁起が良い花言葉

りんどう

敬老の日に贈る花として「りんどう」が人気を集めています。

約400種あるリンドウ属のうち、日本には十数種が自生していると言われています。
青紫色のほかにも様々な園芸品種があり、白、ピンク、まだら模様など多岐にわたっています。
古くから愛されている花で、清少納言の『枕草子』では「他の花が露で枯れる頃でも、華やかに咲いていて素晴らしい」と評されました。

花が開くのは光を浴びている間だけで、夜間や曇りの日には閉じてしまう性質をもっています。
また、切り花向けの一部の品種には、最初から花が開かないものもあります。
花が開かない品種でも、可愛らしくふくらんだ鮮やかなつぼみを楽しむことができます。

また、りんどうの根を干した「竜胆草」は、昔から健胃薬として用いられています。
別の漢方薬「熊胆」以上にとてつもなく苦いことから「竜胆」という名前が付けられました。
この「りゅうたん」が形を変えて「りんどう」として定着したのです。

このように漢方薬として重宝されるので「病気に打ち勝つ」、すなわち「勝利」という花言葉がつけられました。
また、聖徳太子が制定した【冠位十二階】において、紫色が最高位だったことから「高貴」の意味合いもあります
おじいちゃん・おばあちゃんに感謝を伝える敬老の日にふさわしいですね。


 

 

 


2017-09-01 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

9月生まれのあの人に!誕生花「リンドウ」を贈りませんか?

 

9月の誕生花 リンドウ

【花言葉】「貞節」 「誠実」 「正義」など・・・。

まだ暑い日が続きますが、もう9月。

秋らしいお花がお花屋さんにも並びはじめます。

秋らしいお花といえば…ススキ、菊、藤袴に吾亦紅(ワレモコウ)など。
そして、今月の誕生花「リンドウ」。

■ 名前の由来は・・・。

実は、リンドウの根は昔から薬草として利用されてきました。

その味が、胆汁のように苦く、その苦味を最上級を表す「龍」で表現され、「龍胆=りゅうたん」と称されたことから、リンドウという名になったと言われています。

■多彩な色で秋らしさを演出

ブルーや紫をはじめ、濃く鮮やかな発色のものが多いので、リンドウがアレンジメントに入るだけでアクセントになり秋らしさを演出します。

さらに、ピンクや白のパステルカラーの品種もあり、洗面所などにつぼみを飾ると爽やかな空間になるのでオススメです。

■自宅で飾る時は・・・

お花屋さんでは、ある程度長さのあるまま販売されていますが、リンドウは長いままでは、しっかりした花瓶でないと重さで倒れてしまうので、少しのスペースで飾る場合は枝を切り分けて飾りましょう。

また、リンドウには、花びらが咲く品種群と咲かない品種群がありますが、光に反応して開閉作業する性質があるので、是非、陽があたる場所で観察してみてくださいね。

 

つつましいその姿に、脇役のイメージも多いリンドウですが、今が旬!

9月生まれの大切な人に、秋の風を運んでくれるリンドウのギフトを贈りませんか?

9月の誕生花ギフトはこちら>>

2013-08-29 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

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