今月の誕生花,

12月の誕生花のご紹介 ~華やかで上品な赤バラ~

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今週末より12月に入ります。
12月生まれの方はお誕生月ですね!おめでとうございます!
クリスマスも控える12月の誕生花は華やさと上品さを持った赤バラです。
「情熱」「愛情」「美」など、ロマンチックな花言葉も持つ赤バラはプレゼントに最適です。
今回はそんな赤バラについてご紹介します。

■言わずも知れた花の女王バラの歴史

世界中で愛され、花の女王と呼ばれているバラ。
その美しさ、香り、多彩な色によって、私たちを魅了し続けてきた花です。
バラが花の女王と呼ばれ始めたのは紀元前にまでさかのぼるとされています。

紀元前7世紀にエーゲ海のレスボス島に住んでいた詩人のサッフォーは、バラのことを「花の女王」と呼び、バラを愛でる沢山の詩を書いています。
古代ローマ時代の貴族は、バラに熱狂的とも呼べる関心を持っていました。
この熱が後にバラの高貴なイメージへと繋がっていったと考えられています。
代表的な物語としては、絶世の美女と称された古代エジプトの女王クレオパトラが恋人アントニウスを迎え入れるとき、部屋中に赤いバラの花弁を敷き詰めたというお話があります。
クレオパトラは他にもローマの政治家だったカエサルを迎えた時もバラの花と香水を大量に用いて迎えたとされています。
しかし、こうしたバラ熱もローマ帝国が衰退するとともに冷めてしまい、その後14世紀に始まったルネサンス時代まではバラは静かな時を過ごすこととなりました。

熱が冷めてしまったとはいえ、バラが世界から無くなってしまった訳ではありません。
バラは中近東の国々を中心に栽培が続けられ、品種も増えていったとされています。
中近東ではバラの香りに注目が集まり、香料に使用するときには欠かすことの出来ないものでした。
中でも濃厚な香りを放つダマスクローズは特に人気がありました。
現在でも中近東や地中海沿岸の地域では、香料用のバラが広く栽培されています。

11世紀に聖地エルサレム奪還のためにこの中近東へ派遣された十字軍は、それまでヨーロッパでは忘れかけられていたバラに出会いました。
ダマスクローズ等香りの強い品種は十字軍の騎士らを魅了し、見つけたバラの一部はヨーロッパへと持ち帰られました。
これを機にバラの評判がヨーロッパ中へ広がり、ヨーロッパでの新たなバラブームが再燃したとされています。
古代ローマ時代のバラ熱と再燃したバラブームではバラへの関心に違いがありました。
それは、ローマ時代には種に関係なくバラという大きなくくりで栽培されていたのに対し、ルネサンス以降は花の形や色、香りなどの品種それぞれが持つ特徴が着目されたのです。

その後はデュポンやギョーらを中心に徐々に数を増やしていき、今では2万種以上も存在しているとされています。

■本数で異なるバラの花言葉

バラは色によって花言葉が異なりますが、贈る本数によっても異なる意味を持ちます。
渡すときにさりげなく説明すれば、よりロマンチックな演出になるはずです。
代表的なものは下記の通りです。

1本:「一目ぼれ」「あなたしかいない」
3本:「愛しています」「告白」
5本:「あなたに出会えた喜び」
7本:「ひそやかな愛」
8本:「あなたの思いやりに感謝します」
11本:「最愛」
12本:「私と付き合ってください」
50本:「恒久」
108本:「結婚してください」

赤バラそのものには冒頭でも述べた通り「情熱」「愛情」「美」などのロマンチックな花言葉があります。
本数が持つ意味と合わせることでより情熱的な贈り物になるでしょう。

■最後に

バラの歴史と花言葉についてご紹介させて頂きました。
長きに渡って私たちを楽しませてきた赤いバラは愛の告白はもちろん、大切な方への贈り物にもぴったりなお花です。
花キューピットでは赤バラを中心に仕上げたアレンジメントの他、主な花は赤バラだけという花束もあります。
また12月はクリスマスシーズンでもありますので、クリスマスカラーの赤いバラは季節の贈り物としてもおすすめです。
12月生まれの大切な方への誕生日プレゼントに今年は赤いバラを贈ってみてはいかがでしょうか?



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