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クリスマス読み物 ~クリスマスってどんな日?~

クリスマスまで1か月を切りました。
今週末には12月に入り、街中のクリスマスムードも最高潮に!
家族や恋人と過ごしたり、仲間内でのクリスマスパーティを楽しむ予定がある方も多いでしょう。
ところでクリスマスが本来どんな日なのかご存知でしょうか?
今回はクリスマスがどんな日なのか、またクリスマスに目にすることが多い飾り付けにはどのような意味があるのかをご紹介します。

目次

■クリスマスって何の日?
■クリスマスカラーとその意味
■クリスマスの歴史
■クリスマスとサンタクロース
■クリスマスツリーについて
■クリスマスリース
■クリスマスに合うお花

■クリスマスって何の日?

クリスマスはキリストの誕生日、だということを一度は耳にした方も多いのではないでしょうか?
しかし、聖書などではイエス・キリストの正確な誕生日についての記述は残されておらず、クリスマスについても正しくは「キリストの誕生をお祝いする日」とされているのです。
古代のキリスト教では、キリストの誕生日よりも、十字架にかけられた後に復活した日を重視していました。
日本ではあまり馴染みがありませんが、キリスト教圏の国ではイースターというお祭りが現在でも最も重要なお祭りとされています。
初期のキリスト教から伝えられてきた復活の日とは異なり、さほど重要とされなかったキリストの誕生日は特に何かに記されることもなく、今日に至るまで不明なままとなっています。
ではなぜ12月25日をキリストの誕生をお祝いする日としたのでしょうか?
こちらも正確なことは分かっていませんが、もともとはゲルマン人が冬至に行っていたお祭りがキリスト教に取り込まれ、現在の形となったという説があります。

■クリスマスカラーとその意味

クリスマスによく目にする色が「赤・緑・白」ですよね?
これらの色にはそれぞれ次のような意味合いがあるとされています。
・赤は「キリストの流した血の色」
・緑は「永遠の命や愛」
・白は「純潔」

■日本におけるクリスマスの歴史

日本でのクリスマスの起こりは1552年、現在の山口県にて信者を集めてミサが行なわれたことが始まりとされています。
当時はクリスマスではなくナタラと呼ばれていました。
ところがこの後1617年に当時の徳川幕府により、キリスト教禁止令が発令され、以降、明治時代に入るまでの間クリスマスは日本では途絶えることになりました。
明治時代に入り、しばらくは一般的ではなかったクリスマスが注目されたのが、明治屋の銀座進出です。
1900年(明治33年)、進出した明治屋銀座店にて日本でいち早くクリスマスの飾りつけを始めました。
当時はまだ珍しかったクリスマスツリーが店頭に飾られたことが話題になりました。
これをきっかけとしてクリスマス商戦が始まり、以降、日本でもクリスマスが認知されたとされています。
一気に日本でクリスマスが広まったきっかけとなったのが、当時の休日法「休日ニ関スル件」が改正されたこととされています。
これは1926年12月25日に大正天皇が崩御されたことに伴い、翌年3月4日に12月25日が国民の休日に制定されるという内容のものです。
その後第二次世界大戦が起こりクリスマスは自粛され、1948年には国民の祝日に関する法律の施行と同時に12月25日は休日から外れることとなりました。
休日から外れるもデパート等の商業施設ではクリスマスセール等が行われ続け、年中行事の一つとしてクリスマスが定着していきました。

■クリスマスとサンタクロース

サンタクロースのモデルとなったとされているのは、4世紀にギリシャ人司教だった聖ニコラウスだとされています。
名前の由来には諸説あるようですが、聖ニコラウスはオランダ語ではジンタークラースと呼ばれ、これがなまりサンタクロースと呼ばれるようになったとされています。
クリスマスの夜に靴下を枕元に置いたり、吊るしたりしておくと、朝起きた時、靴下にプレゼントが入っているという話を聞いたことがあるかと思います。
実は、この風習にも聖ニコラウスが関係しています。
聖ニコラウスが住んでいた近所に、お嫁に行きたいけど貧しい家庭のため嫁ぎに行けない娘がいることを聞きつけ、その家の煙突から金貨を投げ入れてあげました。
貧しい家庭の娘は、聖ニコラウスの金貨のおかげで無事に結婚することができたとされています。
投げ入れたこの金貨が煙突の中を通り、偶然にも暖炉の近くに吊るしてあった靴下の中に入っていたことから、現代でも靴下にクリスマスプレゼントが入っているという風習に繋がっています。
サンタクロースが広まった背景にはあのコカ・コーラ社が関係しているとされています。
1930年代にアメリカの飲料メーカーであるコカ・コーラ社が、自社の広告として赤い服を着た長い白ひげを生やしたサンタクロースを使用したことで、サンタクロースのイメージが世界中へ一気に広がりました。

■クリスマスツリーについて

クリスマス飾りの象徴的なものといえば、なんといってもクリスマスツリーですよね。
イルミネーションや様々な形の飾りつけによってカラフルに彩られたツリーはクリスマスムードを高めてくれます。
一般的にクリスマスツリーには主にモミの木が使われますが、この起源は中世のヨーロッパという説があります。
ツリーの週間は、中世ドイツの劇でアダムとイヴの物語が演じられた際に使用された樹木に由来しているとされています。
この物語の一節に、最初の人類とされているアダムとイヴが「食べてはならない」とされている知恵の実を食べた後に、楽園を追い出されるというシーンがあります。
劇では小道具として、知恵の実としてリンゴが用いられましたが、リンゴは落葉樹のため、冬になると葉を落としてしまいます。
そこで、冬になっても葉を落とさないモミの木にリンゴの実を吊るすことで、知恵の木に見立てました。
この知恵の木がやがて単体で飾られるようになり、クリスマスツリーになったとされています。
現代のクリスマスツリーの飾りにも赤や金、銀のボールを飾りますが、これはリンゴの実が転じたものということですね。

■クリスマスリース

壁や玄関にかけておくものがなじみ深いですが、近年ではテーブルの上に飾るタイプも人気です。
クリスマスリースには主にふたつの意味があるとされています。
1つ目に、冬にも葉を落とさない強い生命力の象徴であるモミの木のリースを玄関につるしておくことで、来年の豊作を招くとするものです。
2つ目は魔除けのためです。リースに用いられるモミの木やヒイラギですが、特にヒイラギについては葉の縁がとがっている形状でこれに魔除けの意味があるとされています。
3つ目の意味は、リースの形は終わりも始まりもない円形であることから「永遠の命」「永遠に続く神の愛」を示しているとするもの。
日本ではクリスマスが終わるとすぐに片づけてしまうリースですが、海外では新年用の飾りとしても使われるため、年を越しても飾ってある家庭が多いです。感覚としては、日本のしめ縄が近いかもしれませんね。

■クリスマスに合うお花

1.ポインセチア

クリスマスが近付いてくると花店などの店頭に並ぶ植物の一つです。
クリスマスフラワーとも呼ばれることもあります。
花のように見える部分は実は葉っぱで、花びらではありません。

2.シクラメン

冬の花として馴染みがあるお花としてシクラメンも外せませんよね。
赤や白のクリスマスカラーの他、ピンク等もあり花色が豊富です。
その上、花びらの形や大きさも品種によって様々です。
中には香りを楽しめる品種があります。

3.バラ(赤)

お花をプレゼントするといえば、バラを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
花の女王と呼ばれ、豪華で彩り豊かな花色が特徴です。
中でもクリスマスカラーでもある赤いバラの花言葉は「愛情」、白だと「心からの尊敬」、緑は「穏やか」と、どれもすてきな花言葉を持っています。

4.クリスマスローズ

クリスマスの時期になると、バラのような白い花を咲かせることから名付けられた花です。
キリスト教の逸話では、クリスマスに星に導かれてキリストと対面した羊番の少女が、天使に手渡された花だとされています。



2018-11-28 | Posted in , 花と文化No Comments » 
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