十五夜
十五夜はいつ?由来・歴史・現代の楽しみ方は?食べ物や花を知って季節を感じよう!
秋の風情を感じられる、十五夜。
今回は日本の美しい行事である十五夜について、由来や歴史をご紹介します。
昔はどう十五夜を楽しみ、現代はどう過ごすのかを掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
そして十五夜に食べたいものや、したい花の種類をチェックして、十五夜さらに楽しんでみてください。
また、うさぎが餅をついているように見えるといわれる、月の模様は世界ではどう見えているかなども掲載しています。
十五夜はいつ?
十五夜(中秋の名月)は、毎年旧暦8月15日です。
新暦と旧暦にはズレがあるため、毎年十五夜の日程が変わってしまいます。
今年、2024年の十五夜はいつ?
今年、2024年の十五夜(中秋の名月)は9月17日です。
お月見をしたいと思う方は、ぜひカレンダーに書き込んでおいてください。
2035年までの十五夜の日程一覧
来年も十五夜を楽しみたいと思う方は、十五夜の日程一覧をチェックしてみてください。
毎年十五夜を楽しめるように、2035年までの日程を一覧にしました。
- 2024年:9月17日
- 2025年:10月6日
- 2026年:9月25日
- 2027年:9月15日
- 2028年:10月3日
- 2029年:9月22日
- 2030年:9月12日
- 2031年:10月1日
- 2032年:9月19日
- 2033年:9月8日
- 2034年:9月27日
- 2035年:9月16日
十五夜は9月のイメージが強いですが、上記のように10月になることもあります。
十五夜とは
十五夜は「満月」や「月見団子」のイメージが強いですが、そもそも十五夜とはどんな行事なのでしょうか。
十五夜とは、1年で最も美しいとされている中秋の名月を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事のことです。
中秋の名月は旧暦8月15日の月そのものを意味する場合と、旧暦8月15日にお月見をする習わしを意味することがあります。
中秋の名月・十五夜について、もっと知りたい方はこちらを併せてご覧ください。
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2024年【十五夜】はいつ?~十五夜に飾りたい花の種類~ 十五夜・中秋の名月とは何なのかを、あらためてご紹介します。 |
十五夜の由来・起源
十五夜は、もともと中国から伝わった文化です。
中国には紀元前1600~1046年ごろに生まれた、中秋節(ちゅうしゅうせつ)という月を祀る行事があり、この中秋節が十五夜の起源だといわれています。
中秋節は旧暦の8月15日で、月を祀る行事です。
中秋節には月に見立てた丸く平たい形の「月餅(げっぺい)」というお菓子を家族で食べたり、提灯などを飾ったりするのだそう。
中国では中秋節に家族で月を見ながら月餅を食べ、家族の幸福を祈ることが定着しています。
ちなみに中秋節の丸い月は団らんを象徴しているとされ、中秋節は「団欒節」とも呼ばれているのだそう。
中国で中秋節には、家族と離れて暮らす人も帰省し、家族と一緒に団らんの食卓を囲むことが一般的です。
日本では中国に比べて、十五夜はそこまで重要な行事となっていないように思います。
今年の十五夜は家族で集まって、月を鑑賞するのもよさそうですね。
十五夜の楽しみ方・何をする?
ここからは、十五夜の過ごし方や楽しみ方をご紹介します。
「十五夜」や「中秋の名月」と聞くことは多くても「具体的にどんなことをしたらいいのかわからない……」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
子供と一緒に十五夜を楽しみたいという方や、ゆっくり季節を感じたい方は参考にしてみてください。
平安時代に貴族はどう楽しんでいた?
日本には、平安時代に中国からお月見の文化が伝わってきたといわれています。
平安時代では、主に貴族だけがお月見を楽しんでおり、まだ庶民に広く伝わってはいなかったようです。
当時は、月を見ながら貴族たちがお酒を飲んだり、詩歌や管弦で音楽を楽しんだりしていたようです。
ただ、現代のように空を見上げて月を直接見ていたのではなく、水面に映った月を鑑賞していたとされています。
このお酒や音楽を楽しみながら月を鑑賞するのは、「月の宴(えん)」と呼ばれていたのだそう。
源氏物語でも、月の宴が記載されています。
江戸時代に庶民はどう楽しんでいた?
江戸時代に入ると、庶民も十五夜を楽しむようになっていきました。
貴族から徐々に庶民に十五夜の文化が伝わる中で、ただ月を鑑賞するだけではなく、豊作を祈ったり五穀豊穣をお祝いしたりする意味合いが強くなっていたのだそう。
当時は貴族だけではなく、庶民もお酒を飲んだり宴会をしたり、船に乗って月を鑑賞したりしていたとされています。
美しい月を見ながら飲むお酒は、いつもよりもおいしく感じそうですね。
また、船に乗って月を鑑賞するのはロマンチック。
現代でも海などで水面に映った月を鑑賞するのは、粋な時間を過ごすことができそうです。
ちなみに、私たちにも馴染みのあるススキとお月見団子をお供えするようになったのは、江戸時代後期からといわれています。
ススキをお供えするようになった理由は、五穀豊穣を祝うため秋に稲穂に見たてていたからとされています。
確かにいわれて見れば、ススキの姿は稲穂のようにも見えますよね。
またススキは切り口が鋭いことから、災いを避けることができる・魔除けの力があると考えられていました。
十五夜でお供えしたススキは、お月見後に軒先や庭などにつるしておくと1年病気にならないといわれていたのだそうです。
現代ではどう楽しむ?
昔の十五夜のように宴会をしたり、月を見るために船に乗ったりすることの少ない現代。
ここからは、自宅でもできる現代の十五夜の楽しみ方をご提案します。
電気を消して月を鑑賞する
「最近、月をあまり見ていない」という方は電気を消して、月の明かりを感じてみるのはいかがでしょうか。
「電気をつけないと何も見えないのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は満月の月は思っている以上に明るいことも。
月明りを感じてみてください。
月を見ながらお酒を楽しむ
もちろん、昔の十五夜の楽しみ方に倣って、月を見ながらお酒を飲んだり音楽を楽しんだりするにもよさそう。
ゆったりとした音楽を聴きながら、チルい時間を過ごしてもいいですね。
用意したものがいつもと同じお酒だったとしても、十五夜に飲めばよりおいしく感じられそうです。
今年の十五夜は、粋な時間を過ごしてください。
十五夜のお供えをしてみる
十五夜のお供えをしてみるのも、雰囲気が出そう。
十五夜の基本的なお供えは、月見団子・さつまいもや里芋・ススキです。
他にも、柿やブドウなどの果物をお供えすることもあります。
お供え物については「十五夜は月にお供えをする?」で詳しく紹介しています。
気になった方は併せてチェックしてください。
子供と月見団子や白玉を作る
子供と一緒に楽しみたい方は、お月見団子を一緒に作るのも楽しめそう。
団子は手作りしにくいという方は、白玉を作るのもいいでしょう。
また子供が幼いときは、月に関連した絵本を読み聞かせするのもいいですね。
一緒に料理することや読んでもらった絵本で、十五夜・月・日本の行事などについて興味を持つきっかけになるそうです。
季節の花を飾る
季節の花を飾って、秋らしさを演出するのもおすすめ。
ゆっくりと月を鑑賞することのできる十五夜には秋らしさを演出し、日本の季節を感じられるようにしましょう。
「花を普段飾らない」という方は、十五夜が花・植物に触れる良いきっかけになりそうです。
季節を感じられそうな花の種類は「季節を感じる十五夜に飾りたい花・植物は?」で紹介しています。
うさぎアイテムを飾る・子供とうさぎの絵を描く
月にはうさぎが餅をついていると、よくいわれますよね。
そこで、十五夜に合わせてうさぎの小物を飾ってみるのも楽しそうです。
SNS用に写真を撮るときにも、うさぎのアイテムがあると映えそうですね。
また、子どもと一緒に十五夜を過ごすときは、自宅でうさぎの絵を描いたり、折り紙でうさぎを作ったりするのもよさそう。
幼稚園や保育園では、十五夜に合わせてうさぎや月に関連した工作をするところもあるのだそう。
子供の作った作品を自宅に飾り、お月見を楽しめば温かな気持ちになれそうです。
十五夜は月に何をお供えする?
十五夜には、月にお供え物をします。
ここでは、基本的なお供え物についてご紹介します。
月見団子
十五夜のお供え物の中で最も有名なのが、お月見団子ではないでしょうか。
十五夜が近づくと、和菓子屋さんやスーパーなどで月見団子を販売しているところも多くありますよね。
十五夜は先にお伝えしたように、月を鑑賞するだけではなく豊作を祈ったり、五穀豊穣をお祝いしたりする意味もあります。
この月見団子は収穫物であるお米を使って団子にすることで、農作物の豊作を祈る意味や、お米が無事に収穫できたことを感謝する気持ちなどが込められているのだそう。
ちなみに、団子の丸い形は満月に見立てているのだそう。
また、よくイラストなどで見る、月見団子をピラミッドのように重ねるのにも意味があるのだそう。
月見団子をピラミッド型に重ねて、1番上の月見団子を空(天)に向けることで、豊作だったことへの感謝の気持ちや、来年の五穀豊穣への祈りを月まで届けようとしていたとされています。
お供えした後の月見団子を食べることで、月の力を分けてもらうことができると考えていました。
月見団子を食べると、分けてもらった月の力によって、幸せになったり健康になったりすると信じられていました。
ススキ
カレンダーなどでも、満月と一緒に描かれることの多いススキ。
ススキは9月~10月頃、秋をイメージさせる季節の植物ですよね。
そんなススキは、十五夜のお供えの1つです。
ススキをお供えする理由は、大きく分けて3つあるとされています。
1つ目は、ススキは稲穂に似ているから。
収穫に感謝したり来年の豊作を祝ったりする十五夜には、大切なお米・稲穂をお供えしたいと考えていました。
しかし、十五夜の時期は稲穂はまだ穂が実る前。
そのため、姿が似ているススキを稲穂に見立ててお供えするようになったのだそう。
2つ目は、ススキには神様が宿ると信じられていたため。
ススキは、茎の中が空洞になっているため、そこに神様が宿ると信じられていました。
月の神様をお招きする依り代(よりしろ)として、ススキをお供えしていたのだそうです。
そして神様が宿ったススキは、十五夜の後も捨てずに軒先や庭などにつるして無病息災などをお祈りしていたとされています。
3つ目に、ススキは切り口が鋭いことから、魔除けになると考えられていたため。
ススキをカットすると、切り口が鋭いことが分かります。
魔除けの力を持ったススキをお供えすることで、災いや災害を避けて豊作を願っていたのですね。
先に紹介したように、ススキはカットした茎の部分が鋭利で手を切ってしまうこともあります。
子供と一緒にススキを刈り取った際は、切り口でケガをしないように注意が必要です。
芋やぶどうなどの農作物
十五夜には、秋に収穫できたものもお供えします。
ちなみに、里芋やさつまいもなどをお供えするのはお米ではなく、イモ類を主食にしていた時の名残といわれています。
里芋などをお供えする風習から、十五夜は別名「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。
十五夜にはイモ類の他に、柿やぶどう、枝豆、お酒などもお供えされています。
お供えした農作物は、月見団子と同じように食べることが一般的。
お供えを食べることで、月の力を体に取り入れられ、幸福が訪れたり健康になったりするといわれています。
「十五夜にお供えをする」という方は、ぜひおいしくいただいてくださいね。
十五夜に飾りたい季節を感じる花・植物は?
十五夜にはススキを飾る予定という方は、ススキと一緒に季節の花を飾るのもおすすめです。
萩
萩の花言葉:柔軟な精神・内気
秋の七草の1つでもある、萩の花。
枝垂れた細い枝に、赤紫や白などのたくさんの小さな花を咲かせます。
花は蝶々のように見える形をしています。
風に揺れる萩の花は、風情を感じられそうです。
ただし「十五夜に飾りたい」と思い、萩の花をお花屋さんに探しに行っても販売していることはなかなかありません。
萩の花は花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花では、なかなか流通していないのです。
そのため、ススキと一緒に萩を入れた花束を買おうと思っても難しいようです。
しかし、萩は鉢植えではお花屋さんや園芸店、ホームセンターなどで販売していることもあります。
萩の花を飾りたいと思った方は、鉢植えを探すのがよさそう。
庭で萩の花を育てているという方は、十五夜に合わせてカットし、花瓶に飾るのがよさそうですね。
ちなみに秋の花は、萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)の7つです。
秋の七草についてもっと知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
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十五夜に飾りたい「秋の七草」一覧!中秋の名月に秋の花を飾ってみては? 秋の七草を写真付きで紹介しています。写真と一緒に花言葉も紹介。 |
キキョウ
キキョウの花言葉:永遠の愛・誠実・変わらぬ愛・気品 など
紫色や白、ピンクなどの花色のキキョウ。
開花した花の形は星のようで、つぼみは膨らんだ風船のような形をしています。
開花した姿だけではなく、つぼみもかわいらしいキキョウは、ススキと合わせて飾るのもおすすめ。
和風な雰囲気のキキョウとススキは、日本の秋を表現することができそうです。
八重咲や一重咲きなど咲き方にも種類のあるキキョウですが、切り花としてお花屋さんで販売しているのは、一重咲きの紫色が多いように思います。
キキョウはつぼみの状態で購入し、飾っているうちに開花する様子を楽しむことができるでしょう。
小さなつぼみは咲きにくいので、大きく膨らんだつぼみのキキョウを選ぶようにするとよさそうです。
ちなみにキキョウの英語の花言葉は「endless love(永遠の愛)・honesty(誠実)・obedience(従順)」などがあります。
コスモス
コスモスの花言葉:乙女のまごころ・調和・乙女の恋・平和 など
細い茎と葉が、風に揺れる姿が繊細なコスモス。
秋の花として知られているコスモスは、学校などで植えられていることや、歌詞で使われることなどもあり、親しみのある花の1つかもしれません。
日光を通すほど薄く繊細なコスモスの花もかわいらしいですが、糸のように細い葉も特徴的。
細い葉は、まるでコスモスのふんわりとした雰囲気を表現しているようです。
公園や花壇などで見ることのできるコスモスですが、実はお花屋さんでは切り花としても販売されています。
コスモスにはピンクや白、黄色、オレンジ、ブラウンなどの花色があります。
有名なピンクもいいですが、十五夜を秋らしく飾りたいというときはオレンジや黄色、ブラウンのコスモスを飾るのがおすすめです。
ススキとオレンジのイエローキャンパスなどのコスモスを合わせれば、オレンジ色の明るい色味がより際立ちそう。
また、ブラウンのチョコレートコスモスをススキと合わせれば、シックで大人な雰囲気になりそうです。
コスモスの英語の花言葉は「harmony(調和)・beautiful(美しい)・modesty(謙虚)」などがあります。
ケイトウ
ケイトウの花言葉:個性・おしゃれ など
暖かそうな見た目をしている、ケイトウ。
夏の暑さが落ち着き、涼しくなってくる十五夜には暖かな色合いで、質感はベルベットやフェルトのように見えるケイトウを飾るのもおすすめです。
ススキのフワフワ感と、ケイトウの質感の組み合わせは秋・十五夜にぴったり。
花色は、赤やオレンジ、ピンク、黄色、グリーンなど。
鮮やかな色のケイトウは、ハロウィンの花ギフトとしても使われています。
華やかなデザインの花を十五夜に飾りたいという方は、ススキと一緒にケイトウも飾ってみてください。
個性的な花の形とカラフルな色合いで、秋らしさのある明るいデザインを楽しむことができそうです。
ワレモコウ
ワレモコウの花言葉:物思い・変化・憧れ・移りゆく日々 など
花ギフトのメインになることは少ないですが、追加すると雰囲気が出るワレモコウ。
秋を代表する切り花で、ワレモコウが花束やフラワーアレンジメントに加わると、一気に秋らしいデザインにすることができます。
お花屋さんでも基本的に、ワレモコウは流通しているのは秋のみになります。
他の秋の花や葉とも相性がいいので、いろいろな花と組み合わせることができます。
一方でススキとワレモコウを合わせると落ち着いたトーンになりますが、動きが出るため寂しい感じにはならないかと思います。
落ち着いた静かな雰囲気を十五夜に楽しみたい方は、ワレモコウとススキだけを飾るのもいいでしょう。
オレンジのバラ
オレンジのバラの花言葉:絆・幸多かれ など
バラは1年通してお花屋さんで販売されていますが、オレンジ色のバラは秋の雰囲気を表現することができます。
上品な雰囲気と秋らしい色合いは、十五夜に飾るのはおすすめです。
赤バラほど情熱的ではなく、ピンクのバラほどラブリー過ぎないのも、オレンジのバラの魅力。
品種によっては良い香りも楽しむこともできます。
高級感があり香りもよいオレンジバラを、十五夜に飾ってみてくださいね。
マム(菊)
マム(菊)の花言葉:高貴・高尚・高潔 など
「菊」と聞くとお供えのイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、お祝いでも菊(マム)はよく贈られています。
菊はさまざまな種類がありますが、大きく分けると4つに分類できます。
-
- 和風で大きな花を咲かせる輪菊
- 和風な雰囲気で小さな花をいくつか咲かせる小菊
- 洋風で大きな花を咲かせるディスバッドマム
- 洋風で小さな花を複数咲かせるスプレーマム
上記からもわかるように、主に洋風な菊のことをマムと呼んでいます。
輪菊やディスバッドマムをススキと合わせれば、大きな菊がメインになるデザインを作ることができそうです。
大きな花を1輪咲かせた菊は、インパクトがありつつ大胆な美しさを感じることができそうです。
一方で小菊やスプレーマムをススキと合わせることで、ススキでは表現できない色合いが小さな花で加わり、彩り豊かで上品なデザインにすることができそう。
他の花を合わせても良いですが、ススキとマム(菊)だけを合わせても風情のあるデザインになりそうです。
加えてマムは花持ちがよく、長く花を楽しむことができます。
十五夜の前に飾ったとしても、当日以降もきれいな姿を楽しむことができるでしょう。
またマムの花色はピンク、赤、黄色、オレンジ、ブラウン、グリーンなどとてもカラフル。
くすみカラーも流通しているので、秋のニュアンスカラーでまとめたり、ススキと合わせて和風のおしゃれな雰囲気を作ったりすることもできるでしょう。
もっと十五夜におすすめな花を知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
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十五夜・お月見に飾りたいお花の種類 十五夜におすすめなススキ・ピンポンマム・リンドウについて詳しく紹介しています。 |
どうして月にうさぎがいる?由来は?
ここからは、おまけとして「月にうさぎがいる」といわれるようになった由来を紹介しようと思います。
子供と一緒にお月見をするときなどの会話の1つにしてみてください。
月にうさぎがいる理由
月にうさぎがいると、考えられている由来はさまざまあります。
その中で、今回は仏教説話である「ジャータカ神話」が由来している「今昔物語集」の中にある、月とウサギに関するお話を簡単にご紹介しようと思います。
ある日、疲れ果てて食べ物が欲しいという老人に、うさぎとキツネとサルが出合いました。
キツネは魚を、サルは木の実を老人に渡しました。
しかし、うさぎは何も持ってくることができませんでした。
悩んだうさぎは「自分を食べてください」と言い残し、火の中に飛び込んで死んでしまいした。実は、その老人はうさぎとキツネとサルを試そうとした、帝釈天(タイシャクテン)という神様でした。
自分の身を捧げたうさぎを帝釈天は哀れみ、うさぎを月で蘇らせてすべての生き物の手本にしたのでした。
※うさぎは月で蘇ったという話や、亡くなったうさぎの姿を月に写したなどの話があります。
うさぎを飼っている方の中で、ペットのうさぎが亡くなった際は「虹の橋を渡った」や「お空に帰った」などの他に「お月様に帰る」と表現することもあるそうです。
これはうさぎが亡くなった後、月で他のうさぎたちと楽しく暮らしているということや、月からペットのうさぎが見守ってくれているという思いがあるといわれています。
うさぎが餅つきをしている理由
うさぎが餅つきをしている理由も、さまざまな説があります。
うさぎが帝釈天(老人)のために餅をついているという説や、うさぎが食べ物に困らないように餅つきをしているという説、十五夜で五穀豊穣を願うためお米がたくさん取れるようにという説などがあります。
また、満月を意味する「望月(もちづき)」から餅が連想されたという説もあります。
ちなみに、中国では、月でうさぎが杵と臼で不老不死の薬を作っていると考えられていたのだそう。
日本で餅つきになった理由はわからないですが、関連があるのかもしれませんね。
月の模様はどうやってできた?何?
満月には、明るく見える部分と暗く見える部分があります。
この暗く見える部分は、マグマが吹き出て固まった玄武岩に覆われた地形になります。
暗く見える理由は、玄武岩には鉄が多く含まれており黒っぽい色をしているため、暗く見えるのです。
反対に明るい部分は、斜長岩でできています。
斜長岩は白色をしているため、明るい色に見えます。
日本では黒い・暗く見える部分が餅をついているうさぎに見えるとされているのです。
海外ではうさぎではない?
月の模様は、日本では餅つきをしているうさぎに見えるといわれますが、世界で共通なわけではありません。
世界ではどんな風に月の模様が見えているか、まとめてみました。
- 日本:うさぎが餅つきしている
- 中国:うさぎが薬草で薬を作っている/カニ
- 南ヨーロッパ:カニ
- 北ヨーロッパ:本を読むおばあさん
- 東ヨーロッパ:女性の横顔
- モンゴル:犬
- ドイツ:薪をかつぐ男
- 南アメリカ:ワニ
月の模様は時間や時期、場所によって異なります。
またその国や地域によって何が親しまれているのかや、文化などによっても月の模様が何に見えるかは影響されるかと思います。
日本にいると月の模様は「うさぎが餅をついている」様子とよく聞きますが、国や地域それぞれで模様の例えが変わるのは不思議なことではないのです。
今年は十五夜を楽しもう
今回は十五夜の日程や由来、十五夜の楽しみ方、お供えするものや季節の花などを紹介しました。
また月にうさぎがいると考えられている理由や、月でうさぎが餅つきをしているとなぜ考えられているのかを掲載しました。
今年の十五夜は、あらためて月を眺めてみませんか?
忙しい日々を過ごしていると、月を見ることは少ないかと思います。
十五夜には季節の花や、月見団子を用意してゆっくりした時間を過ごしてみてくださいね。
2024年【十五夜】はいつ?~十五夜に飾りたい花の種類~
蒸し暑く、歩くだけで汗が流れてしまいそうだった夏の暑さが落ち着き、秋らしい気候になりましたね。
そこで今回は、秋らしさを感じることができる十五夜・中秋の名月について、ご紹介したいと思います。
きれいな月と、一緒に飾りたい花の種類も掲載中です。
2024年、今年の十五夜には秋らしい花を飾ってみてはいかがでしょうか。
異常気象などで気候が例年と異なり「今年も少し季節が感じにくかったな…」と思っている方は、部屋の中で秋らしさを感じることができる、花を飾ってみるのもいいかもしれませんよ。
◆2024年、今年の十五夜はいつ?
今年、2024年の十五夜は9月17日です。
十五夜は、旧暦の8月15日の月のことを表しています。
旧暦の8月15日を、現在使われている暦に合わせるため、十五夜は9月~10月の間で毎年日付が変わります。
2030年までの十五夜の日程をまとめてみました。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
2020年:9月29日
2021年:9月29日
2022年:9月29日
2023年:9月29日
2024年:9月17日
2025年:10月6日
2026年:9月25日
2027年:9月15日
2028年:10月3日
2029年:9月22日
2030年:9月12日
◆中秋の名月とは?
十五夜という言葉を聞く頃になると、中秋(ちゅうしゅう)の名月という言葉も、耳にすることが多くなるのではないでしょうか。
ここでは十五夜・中秋の名月とは何なのかを、改めてご紹介したいと思います。
<十五夜とは?>
十五夜の意味は、2つあります。
1つ目は月齢15日目のことです。
旧暦は月の満ち欠けで日にちを数える仕組みのため、毎月15日が月齢15日目で、十五夜となります。
2つ目は、お月見をするならわし・行事のことです。
この「お月見をするならわし・行事のこと」は、旧暦8月15日に行われていました。
<中秋の名月とは?>
中秋の名月とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をする、ならわしのことです。
もともと使われていた旧暦では、7月~9月を秋と定めていました。
そして秋である7月・8月・9月の期間の中で、ちょうど真ん中にあたる8月15日を「中秋」と呼び、その日の月を「中秋の月」と呼んでいました。
もともとは、「中秋の名月」ではなく、「中秋の月」と呼ばれていたのですね。
しかし、空気が澄み月がきれいに見えるということから、後に「中秋の名月」と呼ばれるようになっていったのだそうです。
名月というほど、きれいに月が見えると聞くと、「今年は月を見てみようかな」と思いますよね。
<十五夜・中秋の名月は同じ?>
先にご紹介したように、中秋の名月は旧暦8月15日にお月見をすることであり、これは十五夜のことを指していました。
そのため、「十五夜」と「中秋の名月」は同じ意味になります。
十五夜の方が馴染みがある方が多いかもしれませんが、中秋の名月も同じ意味なのですね。
ニュースなどで「今年の中秋の名月は…」という内容があった時は、「十五夜のことだ」と思って、聴いてみてくださいね。
◆十五夜(中秋の名月)に飾りたい花の種類
ここからは、十五夜・中秋の名月に飾りたい花の種類をご紹介します。
秋らしさを感じたいと思っている方には、季節の植物がおすすめです。
感染症が流行している中でも、植物は毎年同じように同じ季節に花を咲かせます。
そんな花を見ていると、改めて季節の移ろいや、秋らしさを感じることができると思います。
ぜひ今年、2023年9月29日の十五夜(中秋の名月)には、秋らしい花を飾って改めて季節を感じてみてはいかがでしょうか。
<ピンポンマム>
黄色のピンポンマムは、まるで満月のようにも見えます。
十五夜の日に飾りたくなる花ですよね。
鮮やかで発色の良い黄色のピンポンマムは、先にご紹介したとおり、その見た目から十五夜の季節に人気な花の1つです。
ピンポンマムは、秋らしい花束・アレンジメントをプレゼントしたいという時にも、よく選ばれているようです。
そんなピンポンマムは、1つの丸い花のように見えますが実は、頭状花序という種類の花で、小さな花がたくさん集まり1つの大きな花のように見えているのです。
ピンポンマムを自宅に飾った際は、1つひとつの花を観察してみてもいいかもしれませんね。
ピンポンマムの原産地はオランダで、洋キクの一種になります。
花色は黄色・白・グリーン・ピンク・紫などさまざま。
十五夜の日には、黄色のピンポンマムをメインに、他の色のピンポンマムを使ったカラフルで、かわいらしい花束・アレンジメントを飾ってみてもいいかもしれませんね。
ちなみに、着物などの和装の際には、髪飾りとしてピンポンマムが使われることがあります。
先にご紹介したようにカラーバリエーションが豊富なので、着物の色に合わせて、ピンポンマムを髪飾りにするということも多いようです。
十五夜の日に、ピンポンマムを髪飾りにするのもいい思い出になるかもしれませんね。
<パンパスグラス>
ふわふわな姿が、印象的なパンパスグラス。
多くは、ガーデニングで使われるように鉢植えや苗として流通していますが、秋になると切花としてもお花屋さんで見かけることができます。
パンパスグラスが、ススキに似ていることから、お化けススキとも言われているようです。
花束やアレンジメントにパンパスグラスが入るだけで、秋らしさが一気に演出できそうですよね。
そんな秋らしいパンパスグラスは、生花として花束・アレンジメントで楽しまれるだけではなく、ドライフラワーにしやすい植物としても知られています。
パンパスグラスの特徴的なふわふわとした部分には、ほとんど水分が含まれていないので、初心者の方でも比較的簡単にドライフラワーにすることができるのです。
パンパスグラスをドライフラワーにする際は、風通しが良く直射日光の当たらないところに、ふわふわの部分を下にして吊るしながら、乾燥させてみてください。
バラなど切り花でドライフラワーを作る際も、花の部分が下になるようにしながら、吊るすことが多いと思います。
パンパスグラスも同じように、茎の部分に紐を付けて吊るしながら、水分を抜いてみてください。
温度や湿度によって差はありますが、4日~1週間ほど乾燥させれば、パンパスグラスのドライフラワーの完成です。
十五夜に飾るスワッグを、作るのもいいかもしれませんね。
<キキョウ>
秋の七草の1つとして知られている、キキョウ。
昔から日本で愛されている花で、秋を代表する花でもあります。
ただし、お花屋さんで花束やアレンジメントとして使われる切り花で出回る季節は、夏のはじめ頃が多いです。
そのため、十五夜にキキョウを飾りたい時は、鉢植えで用意できると良いかもしれませんね。
キキョウの花色は紫や白などが有名で、まるで星の形のように見える花は和風な雰囲気にぴったりです。
十五夜の日にキキョウを飾り、お団子を食べながら月を見れば 、和を感じる美しいひと時を過ごすことができそうですね。
ちなみに、キキョウの花言葉は「永遠の愛・誠実・深い愛情」などがあります。
妻や夫、パートナーと一緒に十五夜を楽しむという方におすすめの花です。
<リンドウ>
凛とした青色が代表的な、秋の花の1つであるリンドウ。
夏から秋にかけて、花束やアレンジメントで使われる切り花を、よくお花屋さんで見かけることができます。
初めに青色が代表とお伝えしましたが、リンドウの花色は青・白・ピンク・紫など青色以外の花色も流通しています。
そのため濃い青ではなく、ピンクに近い紫などのリンドウを入れることで、花束や・アレンジメント全体の雰囲気やデザインを調整することができます。
そんなリンドウは、十五夜に飾るフラワーギフトだけでなく、敬老の日のプレゼントとしても人気があります。
理由は、秋らしさを感じることはもちろんですが、花言葉に「正義・勝利・誠実」などがあるためです。
一見すると、敬老の日とは関係ないように思いますが、リンドウの「勝利」という花言葉は、古くからリンドウの根が漢方の生薬として重宝されていたことから付けられました。
花言葉は「病気に勝利する」ということが由来になり、「勝利」となったのです。
そのため、おじいちゃん・おばあちゃんに、「いつまでも元気でいてね」という願いを込めて、リンドウの花を贈ることが多いのです。
<ワレモコウ>
花束やアレンジメントのメインになるほど、華やかで豪華というわけではありませんが、秋らしさを感じさせてくれる花、ワレモコウ。
先にご紹介した通り、主役になるような花ではないかもしれませんが、秋らしいフラワーギフトを作る時には重宝されている花です。
そんなワレモコウを、お花屋さんで見かけることができるのは、7月~10月頃まで。
1年のうちで、秋にだけ出回る花なのです。
ワレモコウは、先にご紹介したピンポンマムやリンドウなどの秋の花と一緒に合わせることが、とても多いです。
十五夜に飾る花としてや、敬老の日のプレゼントとして季節感をプラスするために選ばれています。
加えて、ワレモコウは植物全体に水分量が少ないので、比較的に他の花よりも花持ちがよく、長く花を飾ることができるのです。
花束やアレンジメントを作った後に「もう少しだけ花を足したいな」と思った時や、「大きな花と花の隙間が気になる」と思った時は、ワレモコウを加えてみるのもいいかもしれませんね。
◆最後に
今回は、十五夜・中秋の名月に飾りたい花の種類をご紹介しました。
特に自宅で「切り花を飾る機会があまりない」という方は、十五夜をきっかけに、花を飾ってみるのはいかがでしょうか。
生花を飾ることで造花・他のインテリアにはない、香りや質感、季節を感じることができます。
仕事が忙しい時などは、季節や時間の流れを改めて感じる機会は少ないものだと思います。
今年の十五夜は秋らしい花を飾って、季節感を改めて感じてみてくださいね。
秋を感じる花の種類【厳選6選】花言葉や特徴を紹介!「秋といえば」の花をプレゼントしよう
最近は、スーパーでお彼岸のコーナーができていたり、敬老の日のポスターが貼ってあったりと、街の様子は秋を連想されるものが多くなりましたね。
カフェでは芋やクリ、カボチャなど秋の味覚を楽しめる飲み物・食べ物も増えてきました。
雑貨屋さんでは、早くもハロウィングッズが販売されている所を見かけた方もいらっしゃるのでは?
今回は、今から飾りたい「秋」の季節にぴったりなお花をご紹介します。
自宅にいることが多い今の時期に、季節を感じるお花を飾りませんか?
またご友人や恋人に、誕生日などの記念日に限らず、日頃の感謝を込めてお花を贈ってみるのも良いかもしれませんよ。
お花のプレゼントは、心を和ませてくれる贈り物の1つです。
◆バラ(秋バラ)
花言葉:愛・美など
上品で、多くの人を魅了するバラ。
四季咲きのバラが日本で見ごろを迎えるのは、春、夏、秋の季節の時期。
中でも秋に咲くバラ、通称「秋バラ」は、濃い色と香りが特徴だと言われています。
香りも良く鮮やかな秋バラは、ぜひ自宅に飾りたいですよね。
ちなみに、秋はバラが咲く他の時期である春・夏よりも、気温が低いため花もちが良くなりやすいのだそうです。
きれいなバラが長く楽しめるのは、嬉しいですよね。
◆ガーベラ
花言葉:希望・感謝など
カラフルで、丸い花姿がかわいらしいガーベラ。
咲き方は、一重・八重・半八重・スパイダー・カール…などたくさんの種類があります。
今でも新しい種類のガーベラが誕生しているため、まだまだ私たちをわくわくさせてくれます。
まだ見たことがないような、珍しいお花を見るのは、楽しいですよね。
ちなみに、ガーベラの開花時期は春と、9月~11月の秋の時期です。
今、ちょうどこの時期に、ガーベラのかわいらしい姿を見ることができるのですね。
フラワーギフトに、オレンジや赤色のガーベラを入れて、秋色を楽しめるギフトにすることもおすすめです。
◆ワレモコウ
花言葉:明日への期待・移り行く日々など
ワレモコウとは、小さなお花が卵型に集まって、咲く植物です。
茎は細く、かぜにそよがれ、ゆらゆら揺れている姿がチャーミング。
派手な見た目ではなく、ギフトの主役に使われることは少ないお花ですが、ワレモコウが入るだけで「秋」を演出することができます。
ワレモコウの深い赤や茶色が、特に「日本の秋」という雰囲気を演出したプレゼントにしてくれそうです。
そのためワレモコウは、敬老の日に贈るフラワーギフトや、秋を連想される花束・アレンジメントに良く活用されます。
ケイトウや、りんどうと合わせることも人気です。
◆りんどう
花言葉:勝利・誠実・高貴など
りんどうは、秋のお花を代表する1つです。
紫色の花色が、ゆったり落ち着いた「秋の風情」を感じさせてくれそう。
そのため中秋の名月(十五夜)に飾るのもおすすめです。
ちなみに、中秋の名月は、2020年10月1日に当たります。
「勝利」という花言葉は、りんどうの根に薬効成分が含まれていることや、花が上向きに咲く様子が、勝利を確信しているように見えることが由来していると言われています。
そのため、この病に打ち勝つという意味を込めて、敬老の日にりんどうを贈る方も多いようです。
「ずっと元気でいてね」という気持ちが込められそうですよね。
◆ピンポンマム
花言葉:君を愛す・真実など
毬のような丸い花姿が、可愛らしいピンポンマム。
そんなピンポンマムは、和風にも洋風にもアレンジすることのできる人気者。
花色もホワイト・イエロー・グリーン・オレンジなど様々です。
そのため、アレンジメントや花束のイメージや、他に使うお花に合わせて取り入れることができます。
イエローピンポンマムをフラワーギフトにいれれば、満月を連想されることもできそう。
りんどうと同じく、特に中秋の名月の日に飾りたいですね。
また、花持ちがいいため、髪飾りにすることもできます。
浴衣などの和装をした時の髪飾りにはもちろん、ちょっとしたお出かけの時にもピンポンマムを髪に飾れば、目を引くポイントになってくれそうです。
ちなみに名前の由来は、ピンポンの玉のように咲くことからなのだそうです。
◆おもちゃカボチャ
おもちゃカボチャとは、観賞用のカボチャのことを総称した呼び方です。
ハロウィンの時期に、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
そのまま置いておくだけでも、インテリアになりそうですよね。
ぼこぼこしたものから、ツルっとしたものまで触り心地は様々。
そしておもちゃカボチャは色や模様、さらには形まで、触り心地と同じくバリエーション豊富に流通しています。
秋の収穫祭を祝うハロウィンに、ぜひ飾ってみてくださいね。
ハロウィンを意識して飾るなら、マジックペンや黒いテープを使って顔をデザインすることもおすすめです。
自分だけのジャック=オ=ランタンを作ることができますよ。
親子でおもちゃカボチャに顔を作れば、いい思い出になりそうですね。
またおもちゃカボチャは、そのまま飾るだけではなく、秋のお花と合わせてアレンジメントにすることも多いのです。
そのため「お花と飾りたい」という方にもおすすめですよ。
◆最後に
今回は、秋の季節の飾りたいお花をご紹介しました。
自宅で飾る自分用にも、誕生日などのプレゼント用にもおすすめです。
さらに、ハロウィンや中秋の名月、敬老の日などイベントに合わせてお花の種類を選ぶのも、楽しいと思います。
季節感が感じにくくなっている今だからこそ、植物の力を使って「秋」を感じてみてはいかがでしょうか。
自宅にお花があるだけで、お部屋の雰囲気が変わると思いますよ。
2024年の十五夜はいつ?中秋の名月と十五夜の違い・おすすめな秋の花の種類
最近は夜になると、以前より暑さが少し和らいできましたね。
だんだんと、秋らしくなってきたように思います。
今回ご紹介するのは、秋の名物である「十五夜(中秋の名月)」です。
「2024年、今年の十五夜はいつなのか」や「十五夜に飾るおすすめのお花」などを紹介しています。
2024年の十五夜はいつ?
月がきれいに見える季節、秋。
そんな秋にある十五夜は、特に月がきれいに見えると言われています。
<十五夜とは?中秋の名月って?>
十五夜とは、旧暦の15日の夜のこと。
そのため十五夜は、毎月あるということになります。
そして中秋の名月とは、旧暦の8月15日に見ることができる月のことを言います。
これは、旧暦で秋に当たる7月~9月の中間にあたる8月を「中秋」と呼んでいたことに由来しています。
そのため、旧暦の8月15日に見える月を「中秋の名月」と呼んでいるのです。
中秋の名月には、お月見をすることが有名ですよね。
お月見をする中秋の名月には、白玉を作るという方や、お団子を食べるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここで、「なぜ毎月十五夜はあるのに、お月見をするのは中秋の名月だけなの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それは、毎月ある十五夜の中で中秋の名月が、最もきれいに月を見ることができるためと言われています。
お月見をするのに最適だったのですね。
ちなみに、先ほどお伝えしたように十五夜は毎月ありますが、一般的には「中秋の名月」のことを「十五夜」と呼んでいます。
皆さんも「十五夜」と聞くと、秋のイメージがありますよね。
<今年の十五夜(中秋の名月)はいつ?>
旧暦の8月15日は、新暦に直すといつなのでしょうか。
旧暦を新暦に直すと、毎年ずれが生じてしまいます。
そのため、十五夜を楽しむためには毎年日付けをチェックする必要があるのです。
今年、2024年の十五夜は9月17日です。
十五夜にはベランダなどから月を楽しめるように、今より過ごしやすい気温になっていると良いですね。
<十五夜(中秋の名月)一覧>
先ほどお伝えしたように、毎年異なる十五夜。
2030年までの十五夜の日付をご紹介します。
2020年:10月1日
2021年:9月21日
2022年:9月10日
2023年:9月29日
2024年:9月17日
2025年:10月6日
2026年:9月25日
2027年:9月15日
2028年:10月3日
2029年:9月22日
2030年:9月12日
十五夜は、9月から10月ごろまでにあるようですね。
十五夜・お月見に飾りたいお花の種類
今年の十五夜は、秋を感じるお花を飾りながら、きれいな月を観賞しませんか?
ここでは、十五夜に飾りたいお花をご紹介します。
<ススキ>
道端でも見かけることのできるススキ。
名前の由来は、諸説ありますが「スクスク伸びる(成長する)」という意味のある「スス」と、茎を表す「キ」が合わさって「ススキ」となったと言われています。
そのためススキの花言葉は、元気に生長していく様子や、強い生命力から付けられており「活力・勢い・元気」などがあります。
そんなススキは、十五夜で飾ることが一般的。
十五夜のイラストやデザインには月とお団子、そしてススキがセットになっていることが多いですよね。
なぜススキを飾るのかというと、ススキは神様をお招きする「依り代(よりしろ)」の役割を果たしていると言われているからです。
また、悪霊・災いなどから作物を守ったり、翌年の豊作を願ったりする意味も込められているそうです。
ちなみに、なぜ神様の依り代と考えられていたのかというと、茎の中が空洞になっているため、神様の宿になると信じられていたからと言われています。
風で揺れるススキを、きれいな月と一緒に見ていたら、心が落ち着いてリラックスできそうですね。
<ピンポンマム>
丸くて可愛らしいピンポンマムは、まるで満月のよう。
月を楽しむ十五夜に飾るには、ぴったりなお花ですね。
お部屋に飾れば「和」な空間を演出してくれそうです。
花言葉は、「真実・高貴」などがあります。
そして花色は十五夜にぴったりな黄色のほかに、オレンジやホワイト、グリーンなど様々な色があります。
アレンジメントや花束のデザインに合わせて、取り入れることができますね。
また、ピンポンマムは花持ちが良いため、アレンジメントや花束だけではなく、髪飾りにして楽しむこともできます。
十五夜には浴衣を着て、髪飾りにピンポンマムを使ってみてはいかがでしょうか。
本物のお花だからこそ、いつもとは違った雰囲気を楽しむことができそう。
SNS映え間違いなしですね。
<りんどう>
紫色やブルーが印象的なリンドウ。
実は、ホワイトやピンク色も流通しています。
お花屋さんに行った際は、りんどうにも注目してみてくださいね。
そんなりんどうは、秋を代表するお花の1つ。
りんどうを飾るだけで、秋の風情を感じることができそうです。
花言葉は「勝利・誠実・高貴」などがあります。
この「勝利」という花言葉は、りんどうの根に薬効成分が含まれていることにより、病に打ち勝つという意味や、花が上向きに咲く様子が、勝利を確信しているように見えることなどが由来していると言われています。
またりんどうは、敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんへ贈る、フラワーギフトにも人気です。
その理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、りんどうの根が古くから漢方の生薬として重宝されていたこと。
漢方として重宝されていたことから、「いつまでも元気でね」という願いを込めて贈るという方が多いです。
2つ目は、花色。
前述したように、りんどうの花色には紫色があります。
りんどうの紫色は高貴な色とされており、おじいちゃん・おばあちゃんへの尊敬の気持ちを表してくれそうですよね。
最後に
今回は十五夜、中秋の名月についてご紹介しました。
ぜひ、今年の中手の名月にはお花を飾りながら、きれいな満月を眺めてみてください。
お花や月など、自然のものを見ながらゆったりと過ごせば、ほっと一息つけそうですよね。
十五夜に飾りたい「秋の七草」一覧!中秋の名月に秋の花を飾ってみては?
秋の催しといえば、お月見をする【十五夜】が思い浮かびますね。
十五夜の日にちは、9月7日から10月8日までの間で毎年変わっています。
2025年は【10月6日】となります。
今回の花だよりでは、十五夜に飾られる【秋の七草】についてご紹介します。
■秋の七草は鮮やかな花を眺めて楽しむ
「十五夜」という呼び方は、新月が満月になるまで約15日かかることに由来しています。
中でも9~10月頃の十五夜は、くっきりした美しい月が見える【中秋の名月】です。
秋は空気中の水蒸気量が少ないため、