ひなまつり

ひな祭りの飾りの意味とは?~ひな祭りに飾る花~

ひな祭りにひな人形を飾る
2月になりましたが、皆さまはひな人形を飾っていますか。
今回はひな祭りの飾りの意味と、ひな祭りに一緒に飾りたい花の種類についてご紹介します。
春らしい花は、優しくかわいい雰囲気なのでひな祭りにぴったりです。
花言葉も合わせて掲載していますので、孫や子供にプレゼントしてみても いいかもしれませんよ。

◆今年のひな祭りはいつ?

ひな祭りは桃の花
ひな祭りは毎年3月3日です。
3月3日は、ひな祭りの他に桃の節句上巳の節句といわれています。

◆ひな祭りには何を飾る?

ひな人形を飾る
子供の頃などに、ひな人形を飾っていたという方もいらっしゃるのでは。
自宅には飾っていなかったという方も、3月のカレンダーに描かれていたり、デパートで販売されていたりしたところを見たことはあるのではないでしょうか。
しかし今までひな人形や桃の花など、ひな祭りに飾られるものの意味までは知らないという方が多いかと思います。
ここではひな祭りに飾るアイテムと、その意味についてご紹介しています。
ひな祭りに孫や子供と会話をする際には、話題にしてみてくださいね。

<ひな人形(雛人形)>

ひな祭りには何を飾る?
ひな人形には、子供が健やかに育ってほしいという願いが込められています。
現在のひな人形の原型とされている、初めに作られたひな人形は立った姿をしていました。
当時のひな人形は、現在のように飾るものではなく、川に流すものでした。
これは立った姿のひな人形は、もともと人の形の紙に穢れ(けがれ)を託したり厄を払ったりするために、その人の形の紙を川などの水に流す風習から生まれたためと言われています。
昔は子供の死亡率が高かったため、子供の代わりに穢れや厄を移し、立った姿のひな人形を川に流すことで、健康を願っていたのだそうです。
医療が現代のように発達していない時代、子供にはどうにか健康で長生きしてほしいという強い思いから人形を川へ流していました。
人形を川に流すと聞くと少し怖く感じますが、子供への愛から行われていたものだったのですね。

そして、江戸時代ごろからひな人形は作りが細やかであり、豪華で華やかなものになっていったのだそう。
そのころから川へ流すのではなく、飾ることで厄を祓うものへと変化していったと言われています。

<桃の花>

桃の花
桃の花は、もともと中国で約2,500年前に栽培が始まり、時と共に日本にも桃が伝わりました。
桃の花が日本に伝わった時代は、はっきりとしていないようですが、日本最古の書物である古事記には、桃が登場しています。
桃は日本でも長い歴史を持っている植物のようです。
そんな歴史を持っている桃は、古くから長寿魔除け厄払いの力があると考えられていました。
子供の健康、そして健やかな成長を祝う日であるひな祭りに、桃の花はぴったりですよね。

ちなみに、日本に桃を伝えたとされる中国でも、長寿や魔除けのパワーがあると考えられているため、桃の花と一緒に桃が持つ力も伝わったと言われています。

飾る時に知りたい桃の花情報

ピンクの花がかわいらしく、優しい雰囲気の桃。
桃は子供の健康を願ったり、祝ったりするひな祭りにはぴったりな花です。
そんな桃の花言葉は「私はあなたのとりこ・天下無敵・気立ての良さ・チャーミング」などがあります。
花言葉もひな祭りに似合っていて、素敵ですよね。

普段、花束やフラワーアレンジメントとして使われる切り花と異なり、桃は枝物ですが、お花屋さんではチューリップやバラと同じように販売されていることがほとんどです。
そのため、花束やフラワーアレンジメントとして桃が使われることもあります。
桃はそのまま花瓶に生けることはもちろん、チューリップやスイートピーなど季節の花と合わせてもかわいらしいデザインに仕上げることができます。
また枝物のため、桃は立体的なデザイン迫力満点のボリューム感が楽しめるデザインにすることもできます。
季節の花ですので、ぜひひな祭りには桃を飾ってみてくださいね。

<ひし餅>

ひし餅の意味とは
ひし餅を飾る理由は諸説あります。
まずは、ひし餅の色である、赤(ピンク)・白・緑(青)の色は以下のように意味が込められているという説をご紹介します。

赤(ピンク):魔除け
白:清浄・長寿
緑(青):健康

子供の健康を願う、ひな祭りにひし餅の色でも願いを込めていたのですね。
この色に関する意味は、赤(ピンク)は桃の花、白が雪、緑が新緑を連想させているとも言われています。
そのため、それぞれの色が春・夏・冬を表しているとされ、四季を表現しているのではないかとも考えられているそうです。

またひし餅のひし形が、心臓を表したり、桃の葉を表現したりしているとも考えられています。
こちらも健康祈願や魔除けを意味しているのだそうです。

<桜>

桜の花
春の花の代表でもある、桜。
桜は桃の花と同じく、魔除けや邪気払いの効果があると考えられています。
昔から人は植物の力を使って、大切な子供の魔除けや邪気払いをしようとしていたのかもしれませんね。

飾る時に知りたい桜の花情報

「春になると、お花見が楽しみ」という方がいらっしゃるほど子供から大人まで幅広い年代に、男性・女性問わず愛されている桜。
実際の桜の花を見る機会が少なくても、イラストや雑貨などのモチーフなどで使われている桜に、親しさを覚えている方も多いのではないでしょうか。
身近なものだと、日本のお金にはよく桜が使われています。
100円玉、1,000円札、2,000円札は絵柄として登場しており、5,000円札と10,000円札にはホログラムで桜を見ることができます。
この様に、実はお財布の中は桜がたくさんなのです。
桜は日本の国花でもあるため、日本国貨幣で使われていることが多いのだと思います。
5000円札に桜が見える写真
そんな生花以外にもよく目にすることができる桜の花言葉は、「精神美・優美な女性・純潔」などです。
たおやかな桜にぴったりの花言葉ですね。

先に紹介した桃と同じく、桜も枝物ですがお花屋さんで購入することができます。
春らしさを感じられる桜を飾って、季節感のある行事の1つとされるひな祭りを家族で楽しんでくださいね。

<橘(たちばな)>

橘
橘も桜や桃と同じく、魔除けの意味があるとも言われています。
一方で、橘は他の植物が花を咲かさない冬に花を咲かせるため、不老長寿の木としても考えられているのだそうです。
ひな人形の飾りとして、橘がモチーフになっているものがセットになっていることもありますよね。

◆ひな人形いつから飾る?

立派なひな人形
3月3日のひな祭りに向けて、いつひな人形を飾ればいいのでしょうか。
ひな人形を飾るのは、立春(暦上春が始まる日)から、2月中旬が一般的とされています。
立春は、カレンダーを見ると書いてあるので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに立春の前日は節分のため、豆まきをしたらひな人形を飾ると覚えておくと良いかもしれませんね。

◆ひな人形はいつまで飾る?

美しいひな人形
ひな人形を片づけないと(片付けるのが遅くなると)、結婚できない」ということを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私(ブログ担当)はよく祖母から言われていて、早く片付けなさいとよくいわれていました。
ただ、これは「片付けができない」=「きちんとしていない」=「お嫁にもらってもらえなくなる」という昔の教育の1つなのだそうです。

ちなみに、ひな人形を大事に保管するためには雨の日よりも、晴れた日に片付けをする方が良いとされています。
晴れた日に片付けをする理由は、湿度が低いためです。
ジメジメとした湿度の高い日にひな人形を片付けてしまうと、傷んでしまったりカビてしまったりすることもあるのだそうです。
ひな人形を片づける際は、よく晴れたカラっとした日にしてくださいね。

◆最後に

かわいいひな人形
今回はひな人形と一緒に飾る飾りの意味、ひな人形を飾る・片付けるタイミングをご紹介しました。
3月3日のひな祭りは、ひな人形と桃の花などを飾ってお子さんの変わらぬ健康を願ってくださいね。

 

 

 

2022-02-04 | Posted in 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

ひな祭りに飾るお花~桃のお花の開花時期は?~


お雛様

寒い日ばかり続いていましたが、コートを着なくても出歩ける暖かな日も、少しずつ増えてきましたね。
もうじき3月。2月も残り約10日となりました。
3月と聞くと、3月3日のひな祭りを連想する方も多いのではないでしょうか。
今回は、ひな祭りに飾るお花についてご紹介します。

◆ひな祭り=桃の節句~桃の咲く時期は?~

3月3日は、ひな祭り
女の子の健康や、健やかな成長を願う行事として、有名ですよね。
ひな人形とお花を飾ったり、ひなあられやちらし寿司を食べたりする方も多いと思います。

ところでひな祭りは、桃の節句とも呼ばれていますよね。
しかし、桃の花の開花時期は3月下旬から4月上旬なことをご存知ですか。
実は、ひな祭り(桃の節句)は3月3日のため、まだ桃の旬ではないのです。
では、なぜ桃の節句と決められたのでしょうか。
ここでは、節句の意味からお伝えしていこうと思います。

◆節句とは?


ひな人形

節句とは、季節を分ける節目のことです。
日本には中国から、「節句」が伝わってきました。
もともと中国では奇数が重なっている日は縁起が悪く、良くないことが起きるとされていました。
また、季節の節目を表す「節」という時期は、邪気が入りやすいとも考えられてもいたようです。

そして昔の人々は、その「節句」という日の災いを払うために食べ物をお供えしていました。
そしてお供えした同じものを食べたり、お祭りをしたりすることで邪気を払っていたのだそうです。
ちなみに、節句は桃の節句を含めて5つあり、すべて合わせて「五節句」と呼ばれています。

・人日(七草がゆ):1月7日
・上巳(桃の節句):3月3日
・端午(菖蒲の節句):5月5日
・七夕(星祭):7月7日
・重陽(菊の節句):9月9日

もともと、節句はお祝いをする日ではなく災いを払うための日だったのですね。

◆桃の節句と呼ばれるようになった理由


桃

桃の花が咲く時期と少しずれのある3月3日を、なぜ桃の節句にしたのでしょうか。
前述したように桃の花の開花は、3月下旬から4月上旬で、ひな祭りの時期にはまだお花が咲いていないのです。

それは、もともと桃の節句は旧暦の3月3日と、定められていたためです。
旧暦は月の満ち欠けを、基準にしています。
しかし私たちが今使っている新暦は、地球が太陽の周りを回る周期を基準にしているため、旧暦とだいたい1ヵ月の差ができてしまいます。
すなわち旧暦の桃の節句は、4月のはじめ頃になるのです。

旧暦の3月3日はちょうど、桃のお花が咲く時期だったのですね。
ちなみに「百歳(ももせ)」と読めることから、桃は長寿や不老不死の願いが込められていたそうです。
また、桃には邪気を払う力もあると考えられていたそう。
もともと節句は、災いを払うためにお祭りをしていたということもあり、桃の花が選ばれたのかもしれませんね。

◆ひな祭りに飾るおすすめのお花

桃のお花を飾ることは有名ですが、他にひな祭りではどんなお花を飾るのでしょうか。
ここでは、ひな祭りに飾るお花の種類をご紹介します。
お孫さんへのひな祭りの贈り物や、お雛様と一緒に飾るお花を選ぶときの参考にしてくださいね。

<桃の花>


桃の花

先ほど、新暦でひな祭りをお祝いしてしまうと、桃のお花の咲く時期とずれてしまうとお伝えしました。
しかし、お花屋さんではひな祭りの時期になると、可愛らしい桃のお花を見ることができますよね。
実は、ひな祭りに桃のお花を楽しんでもらえるよう、生産者さんたちが温室などで開花時期を調節してくれているのです。
お花を買う時は、お花屋さんと生産者さんにお礼を伝えたいですね。
桃はどんな花?

桃は、ピンクで優しい雰囲気のお花です。
桃と聞くと果物の方をイメージしてしまいますが、桃の木はお花を楽しむ観賞用と、果実を楽しむ食用に種類が分けられています。
そのためお花屋さんで販売されている、私たちがお花を楽しんでいる種類は、あの美味しい果実は実らせないのです。
原産地は中国ですが、今では観賞用・食用ともに世界で栽培されている種類のお花です。

ちなみに桃や桜、梅のお花の見分けが難しいという時は花びらの形を観察すると分かるかもしれません。
花びらの先端が少し尖っている:桃の花
花びらの先端が2つにさけている:桜の花
花びら全体が丸い:梅の花
見分けることが難しい時は、参考にしてみてくださいね。

<桜の花>


桜の花

淡いピンク色のお花が可愛らしい桜には、昔から魔除けの力があるとされていたようです。
桜は、ひな人形に向かって右側に飾ることが一般的とされています。
桜はどんな花?

毎年お花見が行われるほど、日本でファンの多いお花です。
卒業式や入学式ごろに咲くお花という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
また、観賞以外でも桜餅や桜クッキーなど、桜の花びらや葉を使った食品にも親しみがあると思います。

ところで、川沿いに桜の木が多いと思いませんか?
その理由は、お花見でやって来る人の往来で土手を踏み固め、決壊を防ぐためだったとされているそうです。
桜の人を引き付ける力は、工事などができない時代の治水対策の1つとしても使われていたのですね。

<たちばなの花>

タチバナ

ミカンのような実が印象的なたちばなも、桜と同じように魔除けの力があると言われているそうです。
古事記や万葉集に登場するほど古くから、人々と関わりがあった植物とされています。
ひな人形に向かって左側に飾ることが一般的とされています。
たちばなってどんな花?

たちばなは、日本の固有種の1つであり、家紋などのデザインにも使われている植物です。
常緑で、冬になっても常に枯れることのない葉は、「永遠」の意味があるとされているそうです。
また、ミカン科の植物のため、白いお花を咲かせたあとは、前述したようにミカンに似た果実を実らせます。
この実は酸味が強いことが特徴です。
そのためマーマレードなどの加工品にして、食べられることが多いようです。
気になった方は、ぜひ食べてみてくださいね。

<菜の花>


菜の花

菜の花は、昔からひな祭りに飾られていたわけではありませんが、春の訪れを感じるため、最近飾られることが多くなったお花です。
菜の花が選ばれる理由の1つには、黄色いお花がひな祭りパーティーなどの明るい雰囲気に合っているから、という理由もあるようです。
菜の花ってどんな花?

元気な黄色いお花が、可愛らしく温かな気持ちにしてくれるお花です。
畑や道端などで、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
花言葉は「快活・明るさ」などがあります。
蕾や若い葉などは食用として用いられていて、ほろ苦い味が特徴的。
江戸時代ごろから、関わりのある観賞・食用ともに楽しめるお花です。

<チューリップ>


チューリップ

こちらも菜の花と同じで、最近ひな祭りに飾ることが人気になってきているお花です。
カラーバリエーションが豊富で、お部屋の雰囲気に合わせやすいことや、春を代表する人気ナンバーワンのお花であることも選ばれている理由のようです。
可愛らしい見た目で、お子様からも有名なお花なので、ひな祭りのプレゼントとしてもおすすめです。
チューリップってどんな花?

ふっくらとした花姿が可愛らしいお花、チューリップ。
世代や性別を問わず、人気な種類のお花です。
花壇で見かけたりお花屋さんで見かけたり、チューリップのお花そのものを目にする機会は多いですね。
他にも、童謡で歌う機会やイラストになっていることなども多く、子どもの頃から親しみのあるお花だと思います。
チューリップ全体の花言葉は「思いやり」、ピンク色のチューリップは「愛の芽生え」などがあります。

◆最後に


お雛様

今回は3月3日のひな祭りについてご紹介しました。
可愛らしいお花で、お子様の健やかな成長をお祝いしたいものです。
ぜひ、ひな祭りの前にお花屋さんに足を運んでみてくださいね。

花キューピットでは、ひな祭りに贈りたい特別なお花をご用意しています。
プレゼントのお花に困った時は、花キューピットを見てみてくださいね。

 

 

 

2020-02-18 | Posted in 花と文化No Comments » 

 

ひなまつりに飾る「桃の花」

3月3日はひなまつり。女の子のすこやかな成長を願う日ですね。
ひなまつりは「桃の節句」とも呼ばれており、桃の花を飾る習慣があります。

今回の花だよりでは、ひなまつりに飾る「桃の花」をご紹介します。

■桃の花は魔除けと健康の象徴

ひなまつりに桃が飾られる理由を知っていますか?
現代のひなまつりは3月3日ですが、旧暦では4月3日頃にあたります。
ちょうど梅は終わっており、桜には少し早い時期でした。
その頃の旬の花が桃だったのですが、もちろん他にも理由があります。

中国原産の桃は、かつて「邪気を祓うもの」と考えられていました。
「イザナギノミコト」という神様が、化け物に桃を投げて追い払ったお話が由来です。
また「百歳(ももとせ)」になぞらえて、不老長寿の意味合いもあります。

こういった背景のもと、魔除けと健康を願って飾られるようになりました。
中国には結婚式で桃の形のお饅頭を食べる風習もあり、お祝いに欠かせない存在です。

桃の花の花言葉は「天下無敵」「私はあなたのとりこ」「チャーミング」などです。
女性の愛らしさと強さをあわせ持った、ひなまつりにぴったりな花です。

■桃・梅・桜の花の見分け方

春に花が咲く木というと、桃の他にも「梅」や「桜」が思い浮かびます。
見た目が似ている3種類ですが、すぐに見分けられるポイントがありますよ。

【桃】


◆ 花びらの先が少し尖っている
◆ 花が枝にくっついて見える
◆ 1か所に2つずつ花をつける

【梅】


◆ 花びらの先が丸い
◆ 花が枝にくっついて見える
◆ 1か所に1つずつ花をつける

【桜】


◆ 花びらの先が割れている
◆ 花と枝が離れている
◆ 伸びた茎の先にたくさん花をつける

開花時期は 梅→桃→桜の順番ですが、地域や気候によって差があります。


2018-02-16 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

ひな祭りと雛人形

3月3日はひな祭り。女の子の健やかな成長を願って、雛人形やひし餅、桃の花などを飾るお祭りです。

今回の花だよりでは、ひな祭りとお花についてお伝えいたします。

ひな祭りは厄払いだった

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ひな祭りは別名で「桃の節句」と呼ばれます。節句とは季節の分かれ目をさす言葉で、3月3日や5月5日、7月7日、9月9日と、縁起がいい数である奇数が重なる日となっています。ただし、1月1日は特別におめでたい日であるので、代わりに1月7日が「七草の節句」となります。

季節の変わり目である節句には、病気や怪我などの厄が訪れやすいとされています。そこで、古くは桃の節句に藁や紙で作った人形を川に流して厄を祓う「流し雛」をおこなっていました。

もともとは簡素なつくりだった雛人形でしたが、人形作りの技術が発展していくと、だんだんと雛人形はきらびやかで高価なものへと変化していきました。

このため、いつしか雛人形は家に飾るようになっていきます。江戸時代ごろにもなると、現在のようなお雛様とお内裏様、五人囃子などがそろった豪華なものとなりました。

■雛人形の種類

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雛人形は飾りに使う人形の数によって、いくつかの種類に分けられます。

・親王飾り

天皇を表す男雛(おびな)と、皇后を表す女雛(めびな)だけを飾るものです。本来はこの2体の人形を合わせて「内裏雛」と呼ぶため、お内裏様=男雛というわけではありません。同様に、「お雛様」も雛人形を総称するものです。

・5人飾り

内裏雛に、三人官女を合わせて飾るものです。三人官女はお内裏様のお世話をする役目があり、内裏雛のすぐ下の段に飾ります。眉をそりお歯黒をつけている人形は既婚で年長の者を表し、中央に飾ります。5人飾りは2段、もしくは飾りを置くために3段になっています。

・7段飾り

内裏雛、三人官女に加え、五人囃子、随身、仕丁という人形を飾る、もっとも豪華な雛人形です。五人囃子は楽器を持ち、お祭りを盛り上げる役目を果たします。随身はお内裏様のボディーガードを務める武官です。仕丁は掃除などの雑務をこなす平民で、笑い上戸、怒り上戸、泣き上戸が特徴的です。
5段目までにこれらの人形を飾り、6段目、7段目には箪笥や長持、牛車などの小道具を飾ります。

■ひな祭りに春の花を

ひな祭りは季節の変わり目に邪気を祓い、女の子の健やかな成長を祈るもの。厄祓いの力をもつ桃の花などの春のお花を飾り、華やかなお祭りにしたいですね。

桃や菜の花、桜をもちいたフラワーギフトはこの時期ならではのもの。ひな祭りの飾りとしてはもちろん、あたたかな春を感じさせてくれる、季節の贈りものとしても人気があります。

優しい色合いのフラワーギフトで、春の訪れを彩り豊かにすごしませんか。

 

 

 

2016-02-12 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

お花と季節の変わり目 ~節句~

季節の移り変わりと密接な関係があるお花。四季が変わると、見ごろを迎えるお花もまた変わります。

ひな祭りや子どもの日のことを別名で「節句」といいますが、この節句は季節の分かれ目をさしています。そして、節句にもお花は深いかかわりがあることをご存知でしょうか。

今回の花だよりでは、お花と節句についてお伝えします。

■季節の変わり目 節句

sekku節句とは季節の分かれ目のことをさし、「節供」とも書きます。中国発祥のものですが、日本にも古くから取り入れられ、江戸時代には法制化もされています。

節句は全部で5日あります。

・人日(七草の節句)
1月7日は古代の中国で、人の運勢を占い、また人を大切にする日とされていました。同時に、7種類の野草が入った温かい吸いものを食べ、無病息災を祈りました。

一方の日本では、年の初めに雪の間から伸びてきた若い芽を摘みとって食べる「若菜摘み」という風習がありました。人日が中国から渡ってくるとこの若菜摘みの風習が混ざり合い、1月7日に健康を願って七草粥を食べる風習に変わっていったとされています。

・上巳(桃の節句)
日本に伝わってきた当初は、3月の最初の巳の日に人形に1年の厄を移し、川に流すという風習でした。人形の製作技術が上がり、段々豪華になってくると、川に流すのではなく家に飾る「雛人形」へとかわります。雛人形やひなあられ、ひし餅は幸せな結婚や子孫繁栄を祈り、特に女の子の成長を願うものとして扱われました。

また、桃には邪気を払い不老長寿をもたらすと考えられていました。上巳のころにはちょうど桃の花が咲くため、厄払いの桃が飾られるようになったといわれています。

・端午(菖蒲の節句)
5月の頭ごろ、菖蒲という花が最盛期を迎えます。強い香りを持つ菖蒲はその香りから邪気を払う植物とされ、5月の最初の午の日には菖蒲湯に入り、菖蒲酒を飲んで英気を養う日となりました。菖蒲の香りには疲労回復の作用があり、春から夏に変わり田植えの季節でもある5月には、ありがたい植物だったのでしょう。

日本の政治が貴族中心から武家中心に移り変わると、菖蒲は「尚武」とかけられ、男の子の健やかな成長を祈る行事となります。これが現在の子どもの日に繋がります。

・七夕(笹の節句)
7月7日に星々に願いをかける風習は、織姫と彦星の話とともに中国から日本に渡ってきました。日本には古来から機織りの名人であった棚機津女(たなばたつめ)の伝説があり、その伝説が中国から渡ってきた七夕の風習と混ざり合い、当初は機織りの上達を願う日であったとされています。

時がたつにつれて機織りだけでなく習い事全般の上達を願い、また笹や竹に短冊をつりさげるようになります。現代の七夕飾りのような形になったのは、江戸時代とされています。

・重陽(菊の節句)
古来の中国では、奇数は陽の数=縁起のいい数とされていました。奇数の中でも最大の9が重なる9月9日は非常におめでたい日とされました。9月9日には丘に登り、秋の野山を眺めながら菊の花を浮かべたお酒を飲んだといわれています。

日本には天武天皇のころに菊花の宴が伝わります。平安時代になると9月8日に菊に綿をかぶせておき、翌日の9日に菊の露で濡れた綿で肌をこすり若さを保つという「菊綿」という風習が、主に女官たちのあいだでもてはやされました。

■邪気を払うお花

節句の別名にお花の名前が使われていることから分かるように、節句にはお花が密接に絡んでいます。古来からお花には邪気を払う神聖な力があると考えられていたのと同時に、いち早く新たな季節の訪れを告げてくれるのがお花であったからでしょう。

節句の風習ははるかな昔から受け継がれてきた風習ですが、そこにはお花という身近な存在が深く関係しているおかげであるのかもしれませんね。

次の節句は、桃の節句であるひな祭り。ひな人形と一緒に、邪気を払う桃を飾って、女の子の健やかな成長を祈る一日です。

春の訪れには桃をつかった柔らかな色合いのフラワーギフトで、彩り豊かにお祝いしませんか。

 

 

 

2016-01-15 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

桃の花とひな祭り

3月3日はひな祭りですね。女の子の健やかな成長を願って、雛人形やひし餅、桃の花などを飾るお祭りです。

今回の花だよりでは、ひな祭りについてお伝えいたします。

■桃とひな祭り

hinamatsuri1ひな祭りは「桃の節句」という別名があるくらい、桃とかかわりが深いお祭りです。ですが、単にひな祭りが桃の季節だから桃の節句とよぶ、というわけではありません。

古代の中国では、邪気を払う上巳の節句という行事がありました。季節の変わり目は厄が訪れやすいとされているため、川で水を浴びることで厄払いをし、また宴を開くことで幸福を願う行事です。

これが日本に伝わると、藁や紙で作った人形を川に流して厄を払う「流し雛」へと発展します。つまり、ひな祭りのもともとの意味は季節の変わり目の厄払いにあります。

また、桃は古くから邪気を払うものと考えられてきました。桃から生まれた桃太郎が邪気の象徴=鬼の退治に向かうのも、桃がかつてから神聖なものとされていたからです。

ひな祭りも桃も厄払いの意味があり、桃が花を咲かせる時期もひな祭りと同じ時期であったため、桃がひな祭りの象徴として使われるようになった、ということなんですね。

ちなみに、人形作りの技術が発展していくのにともない、雛人形は流すものから飾るものへと変わっていきました。現在のひな人形のような豪華な形は、江戸時代にはすでに完成していたようです。

■ひし餅とひなあられ

hinamatsuri2ひな祭りに欠かせないものといえば、赤・白・緑の三色がきれいなひし餅ですね。赤は解毒作用があるクチナシの実、白は血圧を下げるヒシの実、緑は増血作用があるヨモギの葉を混ぜ込んでつくる、健康食品でもあります。

また、赤色には魔よけ、白には清浄、緑には健康の意味が込められています。基本的には赤・白・緑の順番で並べますが、これは「白い雪の下には緑が萌え、雪の上では桃の花が咲いている」という季節感を表しているとのこと。

同じく赤・白・緑の色をしたひな祭りに欠かせない食べ物には、ひなあられがありますね。ですがこのひなあられ、ひし餅とは異なり地域によってかなりの地域差があるようです。

関東では米を爆発させてつくるポン菓子に着色したものが主流となっており、砂糖で味付けがされています。関西では砕いてひし餅を炒って作ったあられに、醤油や塩で味をつけたしょっぱいものが多いそうです。

■ひな祭りの飾りには季節の花を

季節の変わり目に女の子の健やかな成長を祈るひな祭り。飾りつけも、春らしさを感じられるようなものを飾りたいものです。

季節を感じるものといえば、やはり花。特に春は桃をはじめとする様々な花が咲きほこり、彩り豊かになる季節です。家の中にも花を飾ることで、春のあたたかな空気を感じることができるでしょう。

また、前述のとおり桃には厄を払う力があると考えられています。単に季節感のある飾りつけ、というだけでなく、女の子の幸福を願うひな祭りにはできる限り飾りたいものです。

雛人形と桃や季節を感じる花を飾って、ひな祭りを彩り豊かに迎えましょうね。

2015-02-13 | Posted in , 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

花贈り・花飾りカレンダー 1月・2月・3月

日本では1年間のすべての日に、何かの記念日や行事がさだめられています。「今日は何の日なんだろう?」とカレンダーを見る人も多いのではないでしょうか。

季節の行事やお祝いごとをより一層盛り上げるのが、季節を告げるものの代表である花です。記念日にちなんでお花を贈ったり、飾ったりすればその日はもっと特別な一日になりますね。

>4月~6月の花贈りカレンダーを見る
>7月~9月の花贈りカレンダーを見る
>10月~12月の花贈りカレンダーを見る

■1月

1月の誕生花「スイートピー」


  • ・新年のご挨拶
    (上旬頃)

    新しい年のはじまりです。新春の訪れを告げるフラワーギフトで一年のご挨拶をすれば、きっと彩り豊かな一年をすごすことができますね。


  • ・成人式
    (第2月曜日)

    日本の大切な行事のひとつ、成人式は二十歳を記念する一生に一度の大切な日です。大人としての門出を、華やかにお花で彩りましょう。2016年は、1/11となっています。


  • ・愛妻家の日
    (31日)

    1月31日は「愛妻家の日」とされているのをご存じでしたか?知っていた方はもちろん、知らなかった方も愛妻家の日には愛する奥様のために、奥様の好きな花を贈ってはみませんか。

■2月

2月の誕生花「チューリップ」


  • ・節分
    (3日)

    節分は昔の暦でいう大みそかにあたります。一年の厄を落として、新しい一年の福を呼ぶ日とされているのが節分。縁起のいい花を飾って、新たな一年の福を呼びましょう。


  • ・笑顔の日
    (5日)

    2月5日は「ニコニコ」の語呂合わせから、笑顔の日とされています。受け取った方をたちまち笑顔にするお花、笑顔の日にちなんでプレゼントしてみるのもいいかもしれませんね。


  • ・バレンタインデー
    (14日)

    イギリスやアメリカでは、バレンタインといえば男性が女性に花を贈る日。普段から気になるあの人に、お花のプレゼントを贈ってみませんか。照れくさくて伝えにくい言葉も、お花が届けてくれますよ。

■3月

3月の誕生花「フリージア」


  • ひな祭り
    (3日)

    女の子の健やかな成長を祈る、季節の節目のお祭りです。ひな人形と一緒に桃の花をはじめとする春の花を飾り、女の子の成長と春の訪れを祝いましょう。


  • ・ホワイトデー
    (14日)

    バレンタインのお返しに、感謝の贈りものをするのがホワイトデー。女性からプレゼントをもらった男性はもちろん、男性からプレゼントをもらった女性が「ありがとう」の気持ちを込めてお花を贈るのもいいですよ。


  • ・春分の日
    (20日頃)

    花をはじめとする多くの命が芽吹くこのシーズンには、季節の花を身近に置いてうららかな春を感じたいものですね。お彼岸の季節でもあり、お供えのお花を贈ることも多いです。2016年は、3/20となっています。

  •  

    ・卒園・卒業・退職祝い
    (中旬~下旬)

    卒園や卒業、退職は新たな人生への旅立ちの日。一生の思い出となるように、心からのお祝いの気持ちを込めたお花を贈りましょう。

4月・5月・6月の花贈り・花飾りカレンダーについては、4月上旬ごろにお伝えいたします。

 

花と文化 ~ひなまつり~

3月3日 「ひなまつり

♪♪明りをつけましょ雪洞に~ お花をあげましょ桃の花~♪♪
なんとなく、お人形を飾り、桃の花を添えていた方にも、ちょっと知っておいていただきたい「ひなまつり」について。

■ひなまつりとは?

もともとは平安時代、高貴な生まれの女児の厄除けと健康祈願のお祝いの日として始まりました。その後、庶民にも広まり、女児の健やかな成長を願う行事として定着。ひな人形は女児に振りかかろうとする禍いを代わりに引き受けてくれる守り神、生まれた子供が健康で優しい女性に無事に育つようにとの家族の願いをこめて飾ります。

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■ひな人形を飾る時期

立春から、遅くても節句の一週間前までには飾りたいもの。

立春については「節分の日の翌日」と覚えるとわかりやすいですね。遅めに飾りたい場合は、「雨水」の日から、節句の一週間前の2月24日頃までに飾れるとよいですね。
「雨水」の日とは、二十四節気で「雪や氷が溶けはじめ、雨に変わるころ」を意味し、本格的に春を迎える時期。2014年は2月19日が「雨水」の日にあたります。

お日柄は大安が良いと言われることもありますが、日付や六曜にこだわらずに、天気のいい日にお子様と一緒に飾られるのもおすすめです。

■片づける時期

お節句がすんだら早めに、遅くとも三月中旬頃までの天気の良い乾燥している日にゆっくり時間をかけて片づけましょう。

■桃の花を飾りましょう!

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ひなまつりは「桃の節句」と呼ばれます。

これは陰暦3月最初の巳の日=現在の3月末~4月中旬に咲く花が桃の花であり、また桃の花には魔除けの力があると信じられていたことから飾られるようになったことから。
ただし、現在の3月3日頃は、桃の花は開花時期には至っておらず、店頭で販売されているのは開花促進されたものがほとんどです。

ちなみに、桃の葉エキス、って石鹸やローションに配合されているのを見た事ありませんか?
そして漢方薬の「桃仁」の効能、生理不順や更年期障害、冷え症、便秘など…
桃の成分が女性を守ってくれる、なんだかありがたい偶然ですね♪

いくつになっても女の子。桃の花を飾ってお節句を祝いましょう!

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2014-02-18 | Posted in 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

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