2015-03
4月誕生花・アルストロメリア ~特徴と魅力をご紹介~
4月には学校や会社の多くで、新しい年度を迎えます。進学や就職などで、新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
多くの地域で桜が咲き誇り、新緑が芽吹く中を歩いていると、街全体が未来への希望とわずかな不安に満たされているような感覚につつまれますね。
未来に思いをはせるこの季節。4月の誕生花は、「未来への憧れ」を花言葉に持つ花、アルストロメリアです。
■アルストロメリアってどんな花
近年、豊かな色と独特の模様で人気を集めるアルストロメリア。アルストロメリアは南アメリカ原産の花で、かつてインカ帝国が栄えていた地域に自生していることから「インカのユリ」と呼ばれることもあります。
南アメリカと聞くと暖かな地域であると想像する方も多いかもしれませんが、アルストロメリアは品種によって暑さに強かったり、寒さに強かったりと、性質が大きく変わります。これは、砂漠や砂丘に咲く品種もあれば、高地のような涼しい地域に咲く品種もあるからです。
ほとんどの種で共通しているのは、日当たりと水はけが良い場所を好む、ということです。また、葉や花などの地上部が枯れてしまっても、やや細長い球根が生きていれば、再び花を咲かせることも多いです。
日本に入ってきた時期は意外と古く、大正時代末~昭和時代初期にはすでに日本で栽培が始まっていたようです。ですが、当時はあまり人気が出ず、本格的な栽培が始まるのは1980年代に入って以降となります。
現在では日本でも盛んに品種改良がおこなわれており、日本の気候に合ったアルストロメリアが次々と生まれています。
■アルストロメリアの人気の秘訣
アルストロメリアの花の形はユリとよく似ています。花の色は赤やピンク、オレンジ、黄色、白など、豊富な種類があり、切り花にしても長持ちする傾向があります。
また、1本の茎に複数の花をつけるスプレー咲きという咲き方をするため、見た目にもボリュームがあります。このため、アレンジメントやブーケに使われることも多いですね。
アルストロメリアの特徴といえば、花びらに浮かび上がった斑点にあります。少し細長い筋のようなこの斑点は、受粉の助けとなる昆虫を呼び寄せるためについている、といわれています。
ですが、品種によってはこの斑点がない花を咲かせるものもあり、一口にアルストロメリアといっても様々な花を楽しむことができます。この多様性が、アルストロメリアの人気につながっているんですね。
■新生活の始まりにはアルストロメリアを
4月の誕生花であるアルストロメリアの花言葉は「未来への憧れ」。学校や会社では新しい年度を迎え、新生活が始まる方も多い4月という時期に生まれた方にはぴったりの花言葉ですね。
4月からは新しく一人暮らしを始める、という方には、そのまま飾れるアレンジメントを贈るといいでしょう。花瓶がなくても楽しむことができ、新居に彩りとぬくもりを与えてくれます。
インテリアにこだわる人には、花束もおすすめです。たとえ花瓶がなくても、食器などの水を溜めておける器があれば、花を飾ることはできます。自分のオリジナリティを活かした飾り方が楽しめる花束は、こだわりが深い人ほど喜ばれるでしょう。
春本番を迎え、新しい日々が始まる4月。アルストロメリアのフラワーギフトで、誕生日のお祝いと新生活の応援をしませんか。
お供えのときの花贈り
訃報は突然訪れます。亡くなった方を悼み、ご遺族の方へ哀悼の意を示すときには、お花を贈ることが一般的です。
今回の花だよりでは、お供えのときの花贈りについてお伝えします。
■通夜・葬儀
一般的には亡くなった方やご遺族とかかわりのあった法人、親戚一同、同級生など、ひとつの団体でひとつの花を贈ります。個人的にお花を贈ることはあまりありません。また、通夜・葬儀にお花を直接持参することも避けます。
葬儀場、斎場にお届けする場合はスタンド花がいいでしょう。色合いや形式は、慣習の違いや喪主様・葬儀社により指定されている場合もあるので注意が必要です。風習・慣習については、お届け先近くの生花店であれば精通していますので、おまかせすると不安なく贈れますね。
また、葬儀場によっては、持ち込み料金が別途必要となる場合があります。可能な限り、事前に葬儀会場などへ問い合わせるようにしましょう。
自宅での通夜・告別式の場合や、ご遺族が希望されている場合は、アレンジメントをお届けします。こちらについても地域によって慣習が異なりますので、花材や色合いなどについてご遺族から強いご希望がない限り、生花店におまかせしましょう。
インターネット花キューピットでのご注文であれば、お花のお届けに関するご不安はカスタマーセンター(電話番号:0120-879-12303-5719-1593)にご相談していただくこともできます。葬儀場へのお花の持ち込み確認なども行いますので、初めてのお届けなど、ご不安な場合はご相談ください。
■初七日、四十九日の法要
初七日の法要は葬儀と同日に執り行われることも多いので、個人として花を贈る場合は四十九日の法要に贈るといいでしょう。
ご遺族のご自宅ではなく、法要式場へお届けする場合は、法要の当日、実際に法要が執り行われる時間までに届けるようにします。葬儀の場合と同じく、式場には持ち込み料やお花の指定などがある場合がございますので、事前に問い合わせましょう。
ご遺族の自宅で法要が行われる場合、法要の当日はご遺族の方々はあわただしい一日となります。お花が届いても飾る余裕がないことも考えられますので、法要の前日までにお花が届くように準備しましょう。
お花の形は、そのまま飾ることができるアレンジメントにします。ご予算は5,000円から10,000円程度のものがよいでしょう。白でまとめたお花を贈るのが好ましいですが、淡い色目のお花や、故人が好きだった花を取り入れてもかまいません。
地域の習慣によっては適したもの、適さないものも異なる場合がありますので、可能であればお花屋さんにおまかせした方がいいですね。また、故人が好きであっても、棘があるバラはマナー違反とされることが多いので避けましょう。
■四十九日以降
四十九日が過ぎたあとは、淡い色合いのお花や、亡くなられた方が好きだった花でまとめたものなど、故人を偲び、ご遺族の方の慰めとなるお花を贈るようにするといいでしょう。ご自宅へお届けする場合はアレンジメント、墓前へ持参する場合は花束にします。
また、年によってご命日には年忌法要が行われる場合があります。年忌法要は、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と行われ、場合によっては五十回忌も行われます。
ご自宅で年忌法要が行われる場合はアレンジメントか、弔事用の胡蝶蘭を贈るといいでしょう。四十九日法要と同じく、法要当日のお届けは避け、前日までに届くように手配します。
七回忌くらいまではご自宅以外の場所で年忌法要が行われることも多いので、その場合はスタンド花かアレンジメントにします。ご遺族の方が持ち帰ることになったときに重さで大変となってしまうため、鉢物は避けましょう。また、会場への問い合わせも忘れずに行ってください。
母の日ミニコラム ~お花に添えるメッセージ~
母の日のプレゼントとして、お花と一緒に届けたいのがメッセージ。日ごろ、素直に言えない感謝の気持ちを伝えたいと思っている方も多いですよね。
今回の母の日ミニコラムでは、メッセージの例文をご紹介いたします。
■ストレートに気持ちを伝えるときに
・お母さんいつもありがとう!これからも元気でいてね
・あんまり親孝行できないけれど、いつもお母さんのことを想っています。ありがとう。
・世界一素敵なお母さんに、世界一の感謝の気持ちを込めて!
■大人になって初めての母の日のプレゼントに
・お母さんがいつも見守ってくれたおかげで、無事に成人をむかえることができました。今度一緒に旅行に行こうね。
・お母さんのおかげで、私も社会人になれました。立派に育て上げてくれて本当にありがとう!いつまでも元気でいてね。
・今まで育ててくれて、甘えさせてくれてありがとう。まだまだ迷惑かけちゃうけど、元気で楽しく毎日を過ごそう!
■義理のお母さんへ贈るときに
・いつも見守ってくれてありがとうございます。いつまでもお元気で、お父さんと仲良く楽しくお過ごしください。
・母の日に感謝をこめて、心ばかりのお花を贈ります。体に気を付けて、いつまでもお元気でいてくださいね。
・お母様への感謝の気持ちは言葉では伝えきれません。いつでも遊びにいらしてくださいね。
なかなかメッセージが思い浮かばない方は、例文からメッセージを書いてみるのもいいでしょう。もちろん、オリジナルのメッセージを添えてお花を贈っても素敵ですね。
一番大切なのは、お母さんへの感謝の気持ちです。溢れんばかりの「ありがとう」の想いがお母さんに届くように、心をこめてメッセージをつくってくださいね。
人生の節目に ~退職祝いに贈る花~
月末になるとご退職される方が多くおります。特に3月は、年度末ということもあり他の月以上に会社を巣立つ方が多くなりますね。
新天地を目指す方への贈りものとして喜ばれるのは、やっぱりお花。華やかなフラワーギフトは気持ちを伝えるだけでなく、受け取った方の記憶に強く残ることでしょう。
今回の花だよりでは、退職祝いに贈る花の選び方についてお伝えします。
■退職祝いには花束がおすすめ
ご退職祝いのお花は、やはり花束が最も人気です。ご本人に手渡しすることが多く、また受け取る方からしても花束の方が持ち帰りやすいという事情もあり、花束が根強い人気を誇る秘訣でしょう。
どうしても直接手渡しできなかった時や、一緒に住んでいるご家族に贈る場合は、アレンジメントや胡蝶蘭、観葉植物など、届いてそのままに飾れるものをご自宅にお届けするといいですね。
ご予算についてですが、個人で贈る場合は5,000円~10,000円ほどのお花を選びます。職場の皆さんで贈る場合は、一人あたり500円~1,000円程度が目安となります。
あまり大きなフラワーギフトだと持ち帰りが大変となってしまいます。また、お花の注文時には持ち帰り用の袋をお花屋さんに頼むといいですね。
■花の種類の選び方
退職祝いに贈る花束の中で、人気が高いのはやはりバラやユリなど豪華な見栄えの花です。バラやユリは好きな方も多く、またポピュラーなお花なので、お花にあまり詳しくない方にも喜ばれるでしょう。
また、受け取る方の好みの花を知っているのであれば、その花をつかった花束を贈るのが一番です。好きな花で彩られた人生の節目は、一生忘れられない思い出となりますね。
職場の皆さんで贈るのであれば、インターネット花キューピットが運営するソーシャルギフト「bouquet」もおすすめです。受け取る方をイメージしたお花を選んで、オリジナルの花束をつくることができます。
ご退職は人生の新しい門出。お花に今までの感謝の気持ちとこれからの励ましの想いをこめて、旅立つ方を盛大に見送りましょう。
花育応援プロジェクト ~ママ友手芸クラブ~
母の日ミニコラム ~花鉢のお手入れ~
きちんとお世話をすれば長くお花を楽しめることから、お花を育てるのが好きなお母さんに人気の花鉢。母の日には、やはりカーネーションの花鉢が人気を集めます。
花鉢を育てる上でもっとも気をつけたいのが水やりです。枯らさないように、と思うとついつい頻繁に水をあげてしまいがちですが、土が乾いてからでも大丈夫。つぼみや花は濡れるとカビが生えてしまうこともあるので、カーネーションの苗に直接当たらないように気をつけながら、一度にたっぷりと水を与えましょう。
咲き終わった花をそのままにしておくと病気のもととなるため、適宜摘み取ります。また、翌年も元気に花を咲かせたい、と思ったときは、花が満開になる前に切ると株に栄養を溜めておくことができます。切り落とした花は、切り花として飾るといいですね。
日当たりが良い場所を好むので、室内でも室外でもよく日に当てましょう。ただし、カーネーションは暑さにあまり強くないので、母の日が過ぎてからは管理がやや難しくなります。
夏の日差しは強すぎるので、夏の間は半日陰の場所に置いておくのもいいでしょう。風通しがよく、できるだけ涼しいところに置いてあげると無事に夏を越すことができると思います。真夏は成長が止まり、花も咲かなくなるため、肥料を与える必要もありません。
3月生まれのあの人に ~季節の花であるフリージア~
3月に入り、暖かい日が増えてきました。春は花だけでなく、多くの命が芽吹く季節。暖かさに誘われて、ふらりと散歩に出たくなりますね。
3月生まれの方のプレゼントにおすすめしたいのは穏やかな春の訪れを告げる花、フリージアです。
■香りが豊かなフリージア
フリージアは南アフリカのケープ地方原産の花で、チューリップなどと同じく球根で育てる花です。暖かいところが原産地ではありますが、霜が降りなければ露地でも冬越しできる程度の耐寒性はあります。
フリージアという名前は、発見者であるデンマークの植物学者が、友人であったドイツ人医師「フレーゼ」に敬意を表して付けられた名前だといわれています。
フリージアの特徴はなんといっても香り。品種にもよりますが、黄色や白のフリージアからはとても強い甘い香りが漂ってきます。オレンジやピンク、紫などの色をしたフリージアは、やや甘酸っぱい香りがしてきます。
香雪蘭という名前で呼ばれることもあるように、香りが人気の花であるフリージア。ぜひ一度、花屋さんに寄って香りを楽しんでみてくださいね。
■フリージアの花言葉
フリージアは色が多い花なので、色別に花言葉があります。
- 黄色いフリージア…「無邪気」
- 白いフリージア…「あどけなさ」
- 赤いフリージア…「純潔」
- 紫のフリージア…「あこがれ」
色によって様々ですが、どれも明るい意味の花言葉となっています。春のお花にふさわしい、見ているだけでほのぼのとした気分になれるフリージアにはぴったりの花言葉です。
フリージアは主にオランダで品種改良がすすめられ、色だけでなく一重咲き・八重咲きなどの咲き方や大きさなども異なる品種が毎年生み出されています。10年後には、フリージアの花言葉はもっと増えているかもしれませんね。
■春に生まれたあの人に
朗らかな花姿と甘い香りで多くの方々から愛されるフリージア。香りが好きな花という質問では、キンモクセイやバラと並んで、もっとも人気を集める花のひとつです。
明るく可憐なフリージアは、春に生まれた明るく元気な方にぴったりの花。お花好きな方はもちろん、普段はお花を飾らない方でも、可愛らしい見た目と甘い香りで虜にしてしまうでしょう。
3月に生まれたあの人に、可憐で香りが豊かなフリージアのフラワーギフトを贈りませんか?