2013-05
お花*あれこれ事典 お手入れ方法~ガーデニングを楽しもう!植え替えの基礎知識 part2 ~
お手入れ方法
ガーデニングを楽しもう!植え替えの基礎知識 part2
前回の「植え替え」でつくった土に植えるお花たち。
寄せ植えにもチャレンジしてみましょう!今日は植物の植え方についてお伝えします。
1.植物の選び方
気に入った花を選ぶのが一番ですが、同じお花でも選び方にポイントがあります。
節間(葉と葉の間)が徒長(間延び)していない、しっかりと詰まった苗を選びましょう。
2.植える準備
根詰りして茶色くなった根や、根が巻き過ぎた苗は、新しい根が伸びにくいので、ハサミを入れたり、古い根を軽くほぐしてから植えましょう。
↓ハサミをつかって
↓手でほぐして
根が少なくて土が多少崩れても、白い根があれば大丈夫です。
3.植え方
植える植物が揃ったら、仮置きして全体のバランスを確認してみましょう。
「植木鉢の土の高さ」と、「それぞれの苗の土の高さ」が同じになる様に、植え込みましょう。
空いたスペースにも土を補充し、しっかりと植えこみましょう。(土を入れにくい場合は、割り箸などで、土を押し込むといいですよ。)
植え込みが終わったら、バランスを整えて、しっかりと水をあげて新しい土と馴染ませて下さい。
見事完成!!
鉢にあわせて、季節にあわせて、ガーデニングを楽しんでくださいね!
お花*あれこれ事典 お手入れ方法~ガーデニングを楽しもう!植え替えの基礎知識 part1 ~
お手入れ方法
ガーデニングを楽しもう!植え替えの基礎知識 part1
気候が安定した5月は植え替えのベストシーズン。
庭やベランダを賑やかに彩っていたパンジーやビオラ、シクラメンなども、そろそろお別れの季節です。
弱った植物には病気や害虫が発生しやすくなりますので、早めに新しい植物に植え替えをしましょう。
植え替えの大切な要素は土づくり。
1.土づくりのポイントは土選びから。
植物の基本は根っこ。良い土で作ると、きれいなお花をカンタンに咲かせることが出来ますよ。
~土を新たに購入するなら~
近年はブレンドしている園芸培用土が販売されていて土づくりも簡単になってきました。ブレンド用土にさらに『腐葉土』『赤玉』『鹿沼土』などを混ぜることで、植物や環境に合わせた水持ちの良い土や、水はけのよい土を作る事が出来ます。
<ブレンド済の園芸培用土>
<腐葉土>
~土を再利用するなら~
土の廃棄や新しい土の購入が面倒な場合は、土を再利用して作る事も可能ですよ。
まず、古い植物を引き抜き、余分な土を落としてから、廃棄しましょう。
残った土から、根っこなどをふるい出して捨てましょう。
ふるいにかけた用土に『腐葉土』『赤玉』『鹿沼土』などをブレンドしたり、固形肥料を混ぜて栄養分を補給し、通気の良い柔らかい土に変えてましょう。
ちなみに、虫や病気が出て枯れてしまった用土では、良い花を咲かせる事はできません。
薬を使うのに抵抗がある方は、自然の力を使って、再利用にチャレンジしてみましょう。
<一番簡単な方法は太陽熱を利用した熱処理>
黒いビニールに土を入れ、日の当たる所で熱処理を行って下さい。できるだけ薄く広げる(10cm程度)ことで、熱が土全体に広がりやすくなります。
ビニール内が45℃位になると大抵の病害虫を駆除でき、また利用できる土として生まれ変わります。天地を返しながら、天気が良く気温が上がる時期に1週間程度処理して下さい
2.土ができれば器の準備を。
植木鉢やプランターにネットを張り、植え付ける準備は完了。
使えなくなったBBQ用の木炭を砕いて土に混ぜてみたり、表面に敷いて雑草対策にしてもいいですね。
3.あとは植えればOK!
春は花苗だけでなく、ハーブや野菜苗など種類も豊富です。
植物によっても異なりますが、深すぎず、浅すぎず・・・
基本的には土の高さを揃えて植えましょう。
植えた後は、根っこと土がしっかりと密着する様に、
たっぷりと水をあげ馴染ませてください。
週末がお天気が良ければ是非、お庭や、ベランダの模様替えをしてみませんか?
次回も植え替えについてのトピックスをご紹介する予定です。
乞うご期待♪
お花*あれこれ事典~お花屋のお仕事編 お花屋さんの水揚げ1 ~
お花屋のお仕事 お花屋さんの水揚げ1
今回は花屋さんの裏方仕事のほんの一部をご紹介します。
お花屋さんに届くお花は、国内外の産地から集まってくるので、実際にお店に到着したお花の中には、丸1日お水に浸かることが出来ずにぐったりしているお花もあります。
そのお花たちをシャキーン!と元気に復活させてあげるプロのお仕事、「水揚げ」。
「水揚げ」と一言にいっても、実はお花の特性や状態に合わせていくつか種類がありますので使い分けが必要です。
以前に自宅でもできる「水揚げ」をご紹介しましたが、
今回はプロの水揚げから、まず「湯揚げ」をご紹介。
<湯揚げ>
「湯揚げ」は、キクやストック、ダリアなどに良く使われます。また茎が細い野花系にも効果的です。
お花を新聞に巻き、茎にセロテープをとめて下から湯気が入らないようにします。
用意するのは、約80度のお湯(5cmぐらい)と水(10cmくらい)。
まず、茎を切りお湯の中に20~30秒茎をつけます。
このとき巻いた新聞はお湯につけないように。
すると導管から空気がポコポコと出てきますので、泡が少なくなったらお湯から出してすぐにお水に入れてあげます。この時、お花は真っ直ぐに入れてあげて、水に浸かった状態で2時間ほど放置します。
この湯揚げは、導管内の空気を抜いて真空状態にした後、水に入れることで、一気に水を吸わせるという技なのです。
また、湯の中にいれた部分の茎は必要ないので、目安として色の変わっている部分は切って花瓶に活けます。
前回の「水揚げ」に慣れてきたら、このプロの「湯揚げ」にもチャレンジしてみませんか?
お花*あれこれ事典~お手入れ方法~長く楽しみたい!ポットカーネーション
お手入れ方法(品目別)
~長く楽しみたい!ポットカーネーション ~
母の日の定番カーネーション。
中でも、鉢植えのポットカーネーションのお手入れをご紹介します。
生産者さんが大切に育ててきたカーネーションは、お手入れをすればより長く楽しめます!
★水やり・追肥
土の表面が乾いてから、咲いている花の上からではなく、お水を根元にあげましょう。
根ぐされしないように、水のあげすぎに注意が必要ですが、渇いてしまってはNG。
長期の外出などで毎日水やりをチェック出来ない場合は、鉢皿にお水をためて、底面給水を試してみて下さいね。
頭にたくさん花を付けたカーネーション、半年以上かけて作られたカーネーションは根がぎっしり!
水も肥料も、あっという間に切れてしまいます。つぼみをちゃんと咲かせてあげるために、肥料をきらさないことも大切。
大きな花をキレイに咲かせるためには肥料(置肥でも、液肥でもOKですよ!)をこまめにあげてくださいね。
★置き場所
太陽の光が大好き!でも暑すぎるのは苦手。なので特に夏場は西日を避け、風通しの良い場所に。
母の日後に迎える梅雨時期の長く降り続く雨には直接当たらないようにしてあげてくださいね。
★咲き終わった花
枯れたお花はその都度取り除き、株全体で花が咲き終わったら茎の根元2~3節を残して切りましょう。
たくさんつぼみがついているものも、一つ一つのつぼみに栄養がきちんと行きとどかないことがあるので、キレイに咲きそうな大きなお花を残して咲かないつぼみは取り除いてあげましょう。
一通り花が咲き終わったら、来年に向けてのお手入れを。
植え替えと剪定などのお手入れをして大切に育てれば、またかわいいお花を咲かせてくれるはず。
園芸に関する書籍なども沢山出ていますので、参考にしながら是非お手入れしてくださいね。
少しでも長く一緒に過ごせますように♪♪
お花*あれこれ事典~お手入れ方法~アジサイの鉢
お手入れ方法(品目別)
~アジサイの鉢のお手入れ ~
アジサイといえば、梅雨の頃(6月~7月)イメージがありますが、
ここ数年、母の日のギフトとしても、人気のアイテムです。
この時期に、アジサイの鉢植えをプレゼントしたり、されたりすること多いのではないでしょうか?
今回はアジサイ、お手入れ方法のご紹介します。
まず、プレゼントの場合は素敵なラッピングが施されていますが、思い切って取りましょう!
ラッピングを取る前に、写真に収めておくのもいいですね。
さて。
アジサイはとてもお水を好む植物です。
基本的には、朝夕2回、たっぷりのお水をあげてください。
また、アジサイは日当たりの良い場所を好みます。
ただし、あまり暑くなるとお花が咲かなくなる場合があるので、風通しの良い場所を選んであげましょう。
特に「西安」などの西洋アジサイは、比較的寒さに弱いので、11月以降は室内へ移動してください。
「ダンスパーティー」などのガクアジサイは、西洋アジサイに比べ耐陰性、耐寒性がありますので、年間を通して戸外の半日陰でも育てられます。
もし、水が下がって元気がなくなってきたら・・・・。
たーっぷりバケツに溜めた水の中に鉢ごと土の部分を浸してあげましょう。しばらく置いて元気が出てきたら、水から出して鉢皿に置いてあげましょう。
花が終わったら・・・・。
一回り大きい鉢に植え替えてあげるのがGOOD!
その際に、咲き終わった花から2節ほど下の部分で切り戻してあげましょう。
そうすればまた来年、
きっと綺麗なお花を咲かせてくれるでしょう♪
5月誕生花 「ピンクバラ」
5月の誕生花
ピンクバラ
【花言葉】 「上品」・「気品」・「しとやか」・「温かい心」・「恋の誓い」
新緑の季節に生まれた方に贈る、心躍るお花。
■色によって異なる花言葉
バラは、色によって印象が変わりますよね。
そこにのせて贈る言葉や気持ちも、色の印象で変わります。
5月の誕生花は「ピンク」。
フランスの画家エリザベートが描いた「フランス王妃・マリーアントワネット」も肖像画の中で手に1本ピンクバラを持っています。まさに「気品」を感じますね。
■ピンクの魔法
やっぱり、女の子はピンクが大好き♪♪
いくつになっても、照れくさくても、ピンクに胸がときめきます。
誕生日の贈り物に限らず、女性へのプレゼントに、さりげなく差し出すピンクの花束!素敵ですよね。
爽やかな新緑の季節に映えるピンクバラがあふれる五月になりますように♪♪
5月1日は「すずらんの日」~大切な人へすずらんの花を贈る~
すずらんはヨーロッパで春の象徴として欠かせない花。
フランスでは5月1日を「JOUR des MUGUETS」=「すずらんの日」と呼び、愛する人は元よりお世話になっている人、大切な人へすずらんの花を贈る習慣があり、贈られた人は幸運が訪れると言われています。
この日フランスの街にはほんとにたくさんのすずらん売りの人たちが出るそうです。
なんて素敵な光景。
沢山でなくていいのです。1輪2輪でも。その気持ちを伝えることが大切。
是非、日本でもこのすずらんの日、広まるといいですね。すずらんが運ぶ幸せ。
5月1日はすずらんに会いにお花屋さんを訪ねてみませんか?