花キューピット

8月の誕生花のご紹介~ふんわり可愛いトルコキキョウ~

お祭りの季節が近づいてきました。
もうすぐ、8月ですね。
8月にお誕生日を迎える方、おめでとうございます。
8月の誕生花は、優しい印象で幅広い年代から人気があるトルコキキョウです。
今回はトルコキキョウがどのようなお花なのかを5つの視点からご紹介します。

◆トルコキキョウってどんな花?


トルコキキョウ

柔らかい花びらが、フリルのようで可愛らしいお花、トルコキキョウ。
つぼみは花びらをねじったような形をしています。
花の色は紫色、ピンク色、白色、黄色、クリーム色など多くの色があり、花びらに縁取りがあるものなど種類が豊富です。
バラと同じように「お花の王様」とも呼ばれている、豪華な雰囲気のお花です。

◆リシアンサス?ユーストマ?


トルコキキョウ

「トルコキキョウ」という名前よりも「リシアンサス」や「ユーストマ」という名前に、親しみのある方も少なくないのではないでしょうか?
実は、「トルコキキョウ」・「リシアンサス」・「ユーストマ」は全て同じお花なんです。
お花屋さんによって「トルコキキョウ」と呼んでいたり、「リシアンサス」や「ユーストマ」と呼んでいたり、お花屋さんによって呼び方が様々あります。
「ユーストマ」は、学名の「Eustoma grandiflorum」から呼ばれるようになりました。
ちなみに、「Eustoma」は【良い口】という意味で、花の形から付けられたとされて、「grandflorum」は【大きな花】という意味を持っています。
そして英語圏では「リシアンサス」と、よく呼ばれるそうで、日本のお花屋さんでも使っていることもあるようです。

◆「トルコキキョウ」名前の由来は?


トルコキキョウ

トルコキキョウはキキョウの仲間ではなくリンドウ科で、原産地がトルコでもないんです。
では、なぜ「トルコキキョウ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
トルコキキョウの「キキョウ」が付いた理由は、見た目がキキョウに似ていたため付けらたといわれています。
一方、トルコキキョウの「トルコ」は
・つぼみの見た目がトルコ人のターバンの姿に似ていることから
・花の色が紫色でトルコ石の色だから
・地中海の色に似ていたから
など様々な説があります。
ちなみに、トルコキキョウの原産地は北アメリカです。
北アメリカの乾燥地帯で雨がなかなか降らない、テキサス州などになります。
「リシアンサス」や「ユーストマ」など呼び方が様々あるのは「トルコキキョウ」という名前なのに、リンドウ科で北アメリカ原産という矛盾があるからかもしれませんね。

◆いつ日本へ?


トルコキキョウ

名前の由来に様々な説を持つトルコキキョウは、いつ頃日本へ持ち込まれたのでしょうか。
トルコキキョウが、日本に持ち込まれたのは1930年頃といわれています。
原産国である、北アメリカから渡来しました。
しかし、日本に持ち込まれた時は今のように、ピンク色や白色など花の色や種類が豊富にあったわけではありませんでした。
なんと、当時は紫色の一重咲きしかなかったそうです。
花の色や種類が豊富になっていったのは、品種改良が行われ始めた1970年頃からとされています。
ちなみに、日本に持ち込まれた時のトルコキキョウは、とてもデリケートなお花でしたが、
日本では色や種類と同様に、品質を向上させる品種改良が盛んに行われていきました。
その改良のおかげで、トルコキキョウは長く楽しめるお花になっていったのです。
そのため、よくお花屋さんで目にするトルコキキョウは、ほとんど日本で品種改良されたものなんだそうです。

◆トルコキキョウの色別花言葉


トルコキキョウ

・紫色:【希望】

この「希望」という花言葉は、日本での改良の成果と関係しているといわれています。
前述したように痛みやすかったトルコキキョウは、品種改良によって長く楽しむことのできるお花になりました。
品種改良で、どんどん使いやすくなっていくトルコキキョウの様子から、紫色のトルコキキョウの花言葉は「希望」になったといわれています。

・黄色:【毅然とした態度】

毅然とは、「意志を強く持ち、困難なことを目前にしても決して動じることのないしっかりとした振る舞い」という意味を持っています。
どんなことでも一生懸命に取り組んでいる方へのプレゼントにぴったりですね。

・ピンク色:【優美】

色ごとに分けない、トルコキキョウ全体の花言葉も【優美】とされています。
ピンク色のトルコキキョウは、優しい色合いで人気のお花の一つです。

◆最後に

今回はトルコキキョウについてご紹介しました。
ふんわりと可愛らしく豪華さと上品さを感じるお花、トルコキキョウ。
花キューピットでは、お誕生日のお祝いにぴったりなトルコキキョウのフラワーギフトをご用意しています。
8月にお誕生日を迎える方へ、プレゼントしてみてはいかがでしょうか?

 

2019-07-26 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

花の色が多彩なのはなぜ⁉~花と昆虫の関係~

花は、黄色・ピンク・赤など色とりどりなところも魅力ですよね。
では、なぜ花は色とりどりなのかをご存じですか?
今回は花の色が色彩豊かな理由についてご紹介します。
自由研究のヒントにしてもらえたら嬉しいです。

◆花に色が付いている理由

どうして、様々な色の花があるのでしょうか?
花が子孫を増やすためには、受粉して種を作る必要があります。
ですが多くの場合、花は自分で受粉をすることができません。
そこで、昆虫などの力を借りて、花粉を運んでもらうことで受粉を助けてもらうのです。
昆虫に自分の存在をアピールするために、花には多彩な色があるのです。
でも、アピールするだけなら、「こんなにカラフルにしなくてもいいのでは?」と思いますよね。
これには、昆虫の色の見え方が関係しているんです。
例として、花の蜜を集め私たちにハチミツを提供してくれることでも馴染みのあるミツバチを例に、彼らにはどのような見え方をしているのかご紹介します。

◆ミツバチの色の見え方


私たち人間は、紫色から赤色まで見えるとされています。
一方ミツバチは、紫外線からオレンジ色まで見ることが出来るといわれています。
でも、ミツバチはヒトよりも正確に色を認識できているわけではないとされています。
上の図の黄緑色からオレンジ色くらいまでは、すべて黄色に見えてしまうそうです。
見える色の関係でミツバチは、特に黄色の花に集まる習性があるそうです。
このように、生物の種類によって色の見え方がそれぞれ異なっているため、植物は花の色を来て欲しい昆虫などに合わせて変えているとされています。

◆色が変わる花


ハコネウツギという花をご存じですか?
この花は、もともとすべて白い花ですが、徐々に赤紫色の花が多くなっていきます。
その理由は、昆虫などに受粉が終わっていない花を教えることで、受粉を効率的に行うためだとされています。
白い花は、蜜も多くまだ受粉が終わっていない花。
赤紫色の花は蜜もなく、受粉が終わっている花。
白い花は、赤紫色の花に比べて多くの昆虫に見えやすいため、昆虫などが集まりやすいと言われています。

◆最後に


今回は花の色が様々ある理由についてご紹介しました。
花は自分の子孫を残すために様々な色をつけていたのですね。
夏休みの自由研究に、「花をヒト以外の生物がどのように見ているのか」調べてみるのも面白いかもしれませんね。

2019-07-19 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

日本・西洋の【花言葉】を込めた花贈り

有名なお花から、道端に生えているようなお花までつけられている花言葉。
赤いバラの花言葉「情熱」や「愛情」などは、広く知られていますよね。
では西洋の花言葉はご存じですか?
実は、国によって同じ花でも花言葉が異なっていることもあるんです。
今回は花言葉の歴史と、3種類のお花を通して日本と西洋の花言葉をご紹介したいと思います。
柔らかい印象花束です

◆花言葉の歴史


男性が女性に花を渡しています

花言葉にはいろいろな説がありますが、17世紀頃のトルコが起源だといわれています。
17世紀のオスマントルコ時代では、「セラム」という習慣がありました。

その習慣は、

お花に思いを託し恋人へ送り
お花を受け取った相手は、同じようにお花を送って思いを返す

というものでした。
その「セラム」がヨーロッパへ伝わり、フランスで大人気となったことをきっかけに、各国へ広がっていきました。

日本へ渡来したのは、明治初期といわれています。
当時の日本では、伝わってきた意味のままで花言葉を使っていましたが、少しずつ日本の歴史や習慣などに合わせて、日本独自の花言葉に変わっていったそうです。
他の国々でも同じように、それぞれの国の歴史や風習、神話や伝説などから花言葉が付けられていきました。
そのため、国によって同じお花でも花言葉が異なるようになっていたのです。

ちなみに、新しい品種のお花が開発された時などは、
開発者が花言葉をつけたり、花言葉を募集したりすることで、その花の花言葉が付けられているそうです。

◆日本と西洋の花言葉

◎ピンクバラ


ピンクバラの花束

日本の花言葉:「しとやか」「上品」「可愛い人」「美しい少女」「愛の誓い」など
西洋の花言葉:「grace(しとやか、上品)」「gratitude(感謝)」「happiness(幸福)」など

1度は憧れを抱いたことのある、お花がバラではないでしょうか。
プロポーズなどロマンチックなイメージがありますよね。
バラの中で特に柔らかい印象があるピンク色は、結婚式やお誕生日などに人気のあるお花です。

花言葉を日本と西洋で比べてみると、西洋よりも日本の方がピンクバラに対して可愛らしいイメージがあるのかもしれませんね。



◎カスミソウ


カスミソウの花束

日本の花言葉:「清らかな心」「無邪気」「親切」「幸福」「永遠の愛」「純潔」「感謝」など
西洋の花言葉:「everlasting love(永遠の愛)」「purity of heart(清らかな心)」「innocence(純潔)」など

カスミソウは細かいお花がたくさん咲いて、優しい雰囲気。
その雰囲気から、他の花と調和がとれるお花です。
例えば、色の濃いお花と合わせた時も、カスミソウがベールのように広がって、ふんわりとした印象にしてくれます。

カスミソウは、日本の花言葉には「無邪気」「幸福」などがあり、
西洋の花言葉には「everlasting love(永遠の愛)」などがあることから
女性への贈り物にぴったりのお花ですね。



◎トルコキキョウ




日本の花言葉:「優美」「すがすがしい美しさ」など
西洋の花言葉:「appreciation(感謝)」「calming(穏やか)」など

トルコキキョウの旬は夏なので暑さに強く、この時期でも花もちの良いお花です。
フリルのような上品な見た目で、結婚式や贈り物などのお祝いで使われています。
一方、お祝いだけではなく、お供えのお花としても使用されることも多いです。
どんなシーンでも活躍するトルコキキョウに、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

日本・西洋の花言葉はどちらも、トルコキキョウのイメージにぴったりな気がしますね。



◆最後に




いかがだったでしょうか。
今回は花言葉についでご紹介しました。
お花を贈る時に、メッセージカードで花言葉を伝えるのもいいかもしれませんね。
花キューピットでは30文字程度で無料のメッセージカードが付けられます。
ぜひ活用してみてください。
お花に思いや気持ちを込めて、花贈りをしてみては?

2019-07-12 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

お花の水揚げの方法~できるだけ長くお花を楽しむために~

お祝いごとや母の日などで花束を機会は意外と多いもの。
折角頂いたお花ですから、長く飾っていたいですよね。
そこで今回は、切花の寿命を延ばす方法の一つ「水揚げ」についてご紹介します。

水揚げって何?

植物は本来、根の力を借りて水を吸い上げる力と、葉っぱの蒸散作用などの力によって水を取り込んでいます。
切花は、根から水を吸い上げることが出来ないため、植物が本来持つ水を吸い上げる力よりも弱くなってしまいます。
また、花束を花瓶に生けるまでの過程で細菌や空気が切花の切り口に入ってしまうと、より吸い上げる力が弱くなってしまいます。
そこで、切り口を切り戻したり、時には割ったり叩いたりして水を吸い上げやすい状態にすることを「水揚げ」と呼びます。

準備

細菌が切り口に繁殖することで水が通る道をふさいでしまうことにもなりますので、切り戻す際に使うハサミやナイフはあらかじめ清潔にしておく必要があります。
同様の理由で切花を生ける花瓶などの容器も清潔にしておきましょう。
ハサミや花瓶などに細菌が付着している状態で水揚げの処理をしてしまうと、切り口に細菌が付着し増殖する原因にもなりますし、花瓶の水が清潔な状態を保てなくなってしまいます。
必ず熱湯やエタノールなどを使い清潔にしてから、作業に取り掛かるようにしましょう!

水揚げの種類と方法

ひと口に水揚げといっても様々な方法があります。
ここでは水揚げの種類や方法をいくつかご紹介します。

1.水切り

最もポピュラーな植物の水揚げの方法です。
一度水揚げされた切花を再度生ける場合などでもこの方法が使われます。
水揚げをする切花を新聞紙などの紙に包んで、比較的深めのバケツに水を張ります。
そして水を張った水の中で切れ味の良いハサミなどを使い切花の切り口の先端から2センチから3センチ程の所を斜めにカットします。
よくこの方法が使われるお花の代表例:アネモネ・ダリア・ラナンキュラスなど

2.湯揚げ

切花を新聞紙などに包みます。
60℃から100℃の熱湯を準備して、切花の根元から1センチ程の所を切り、素早く切り口を湯の中に入れます。
茎の太さや形状によって入れておく時間は異なりますが、およそ20秒から40秒程浸けた後、水に浸けます。
熱湯に浸ける理由は様々ですが、細菌が死滅することや、入り込んでしまった空気を抜けることなどが主な理由です。
よくこの方法が使われるお花の代表例:キク・ストック・ディモルフォセカなど

3.焼く

切花を湿らせた新聞紙などに包み、根元から1センチ程の所を切って、そこからさらに1センチを炭状になるまで火で焼きます。
その後、すぐに水に浸け、水がしっかりと上がってきたら炭状になった部分は切り戻します。
よくこの方法が使われるお花の代表例:ポインセチア・ブルースター・クチナシなど

4.折る

ハサミやナイフなどは使わに、根元から2センチから3センチ程度の部分を手で折る方法です。
折るときには水切りの時に同じく、水中で出来ると効果的です。
あまり茎が柔らかすぎず、折った際に綺麗に折れて二分できる植物に最適です。
そうでない植物を折ってしまうと、植物の水の通り道を塞いでしまい、逆効果になってしまいます。
よくこの方法が使われるお花の代表例:リンドウ・トルコキキョウ・キクなど

5.割る・裂く

簡単にハサミなどで切ることが難しい植物にこの方法が用いられることが多いです。
十字型に茎を縦に割る方法で、主に枝ものを水揚げする時に使われます。
よくこの方法が使われるお花の代表例:ツツジ・桜・ツバキなど

最後に

今回は水揚げの方法の代表的なものを5つご紹介しました。
花瓶の水を定期的に取り替えてあげることは広く知られていますが、今回ご紹介した水揚げをすることでさらに花もちが良くなることが期待できます。
この他にも切花を長持ちさせるためには置く場所(例えば直射日光の当たる場所やエアコンの風が当たる場所に置かない等)に気を付けるなど、花もちを良くする方法は様々です。
もちろん、お花を生ける時には、花瓶の中に菌が繁殖しないように定期的に水を交換することも重要です。
少し手間をかけてあげるだけでお花を今より長く楽しめるかもしれません。
水揚げを知らなかったという方は、是非この次にお花を生ける時には挑戦してみて下さいね!

▼こちらでも花も長持ち方法について掲載しています。
気になった方はぜひ合わせて、ご覧ください。


切り花の長持ち方法|簡単な工夫と水あげの仕方・日々のお手入れ

切り花の長持ち方法|簡単な工夫と水あげの仕方・日々のお手入れ

簡単な工夫で長くきれいな状態を保つ方法とは?

2019-07-05 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

7月の誕生花のご紹介〜夏らしく爽やかなひまわり〜

来週からは7月に入ります。
7月生まれの方はお誕生月ですね。おめでとうございます。
夏らしい気候へと移り変わる7月の誕生花は、笑顔を届ける太陽のような花ひまわりです。
多くの方が夏の花といえばひまわりを思い浮かべる程、夏の定番の花。
この記事ではひまわりの主要生産国や活用方法をご紹介します。

◆ひまわりの歴史

ひまわりは北アメリカ原産の植物で、紀元前1500年頃から栽培が始まったとされています。
既にこの時期にインディアンの食料として活用されていたそうです。
その後1500年代中頃にスペインの医師ニコラス・モナルデス氏がひまわりの種子を持ち帰り、それをスペインの王立植物園にひまわりを持ち込みスペインでも栽培が始まりました。
その後フランスやロシアへ広まり、ここでひまわりの種子が日本へも17世紀頃に伝来したとされています。

◆ひまわりの活用方法

花キューピットでは毎年この時期になるとひまわりが商品のラインナップの中に加わります。
ここで目にするものは、花束だったりアレンジメントです。
ですが、ひまわりの活用方法は他にも様々なものがあります。
活用方法として代表的ものは油で、世界で生産されるひまわりの約50%が油として活用されています。
花ではなく種から搾り出して油を搾油します。
サンフラワーオイルと呼ばれていて、アンチエイジング効果やコレステロール低下に効果があるそうです。
油は石鹸や塗料の原料にも活用されていて、私達の身近なものの原料の1つとしてひまわりが使われているということも珍しくありません。
近年ではディーゼルエンジンの燃料として活用するための研究も進められています。
生物由来(主に植物)のディーゼル燃料のことはBDF(バイオディーゼル燃料:Bio Diesel Fuel)と呼ばれています。
さらに、ひまわりの茎や葉っぱは家畜の飼料にもなり、休耕田などではひまわりが大規模に栽培されていることもあるそうです。

◆ひまわりの主要生産国は意外なところ?

夏を代表するお花としてのイメージが強いひまわりですが、主要な生産国を見るとちょっと意外と思うかもしれません。
ひまわりの生産量第1位の国はウクライナで、第2位にはその近隣国のロシアが入っています。
夏のお花なので南の国々を想像した方も少なくないと思いますが、なぜこの二国が主要生産国となったのでしょうか?
ロシアやウクライナを含め、ヨーロッパに入ってきたのは、16世紀頃と言われています。
その当時、キリスト教会の1つとされている正教会では、四旬節と呼ばれる期間の40日間と復活節の間に断食を行う習慣があり、期間中は油脂食品などを摂取することが禁止されていました。
期間中に摂取することを禁止した食品の一覧が存在し、油についてもその対象だったのです。
しかし、どうしても油を摂取したいと考えた当時の人々は、ひまわりの種から搾油することができることを発見します。
当時まだ伝わって日が浅かったひまわりは、ロシア正教会にあまり知られていなかったため、このリストには入っていませんでした。
そこで人々は密かにひまわりを栽培し、種を食べたり油を作ったりするようになったとされています。
一方ヨーロッパでは、その見た目から観賞用としてひまわりが広まりました。
ロシアやウクライナでは、このような背景により、食用として広がり、世界一の生産国にまで発展したそうです。
ちなみに第3位は南米の国アルゼンチンですが、ロシアやウクライナが1000万トン以上の生産量に対し、350万トン程で、その差は大きく開いています。(2017年データ参照)

◆最後に

今回は夏を代表するお花であり、7月の誕生花でもあるひまわりについてご紹介しました。
明るい黄色のお花が元気を届けるひまわりは、誕生日のお祝いはもちろん、記念日やその他のお祝い事にもぴったりなお花です。
7月生まれのあの人へ、今年はひまわりを贈りませんか?



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2019-06-28 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

押し花の作り方~初めてでも綺麗に仕上げるコツ~

最近、押し花はスマートフォンケースなどの雑貨から、アクセサリーなどにも使われていますよね。
ナチュラルな印象で、カラフルなお花がかわいらしい“押し花”。
子どものころに、辞書に挟んで作った思い出がある方もいらっしゃるのでは?
今回は、押し花の作り方と、きれいに作るコツをお伝えします。

◆押し花に向いているお花

きれいな押し花にしやすいお花と、しにくいお花があります。
下記に、初めての方でも押し花を作りやすいお花の特徴をまとめました。

・花びらが薄い
・花びらが、重なっていない
・花びらに凹凸が少ない
・お花全体が立体的ではない

そして、もっとも大事なことが、水分が抜けやすいお花を選ぶことです。
具体的には、ビオラやパンジーなどのスミレの仲間、アジサイのなどのお花は、きれいな押し花を作りやすいです。
反対に、立体的なバラやチューリップなどは、花びらに不要なシワができたり、茶色に変色したりするので注意が必要です。

◆押し花の作り方

◆用意するもの◆
・押し花にするお花
・はさみ
・カッター
・新聞紙(1日分)
・ティッシュペーパー
・半紙
・お花の重石(分厚い本など)

 

1.下準備~使うお花にひと手間~

押し花にする前に、お花に次のようなひと手間くわえるだけで、よりきれいに仕上げることができます。

・花の部分だけを押し花にしたい
お花の根元から切り取ってください。
こうすることで、お花を重石で押す時に凹凸が少なくなり、均一に圧力をかけることができます。
・葉を一緒に押し花にしたい
押し花を作るとき、葉をあまり多く残しすぎると水分が多くなってしまいます。
枚数は少なめにして、葉が重ならないことをおすすめします。
・茎も一緒に押し花にしたい
バラなど、上級者向けのお花は茎がしっかりとしていて、厚みがあることがあります。
厚みのある茎はカッターなどで薄くすると水分が抜け、きれいに仕上がりやすくなります。

 

2.お花を置く部分を用意する。

まず平らな机の上などに新聞紙を広げます。
次にその上にティッシュペーパーを敷き、半紙を重ねます。
この時、半紙はツルツルの面がお花に接するように、ツルツルの面を上にして置きます。

3.お花を半紙の上におく

水分をしっかり吸い取れるように、間隔をあけてお花を並べます。
押し花になってからでは、お花の形を変えられないので、押し花にしたい形にセットしてください。
※折り目が付いている状態を、押し花になってから直そうとすると、パリッと破れてしまいます。
お花の表裏を合わせておくと、かかる圧力が均一になって、きれいに仕上げることができます。

4.お花に重石を重ねる

お花を配置することができたら、その上にさらに半紙を重ねます。
半紙はツルツルな面がお花に接するよう、ツルツルの面が下になるように重ねます。
次にティッシュペーパー、新聞紙の順に重ね、重石を置きます。
この状態で1週間置きます。
※2日経過した頃に、新聞紙とティッシュペーパーを取り換えると、きれいな色が残りやすいです。

5.1週間後、お花が乾燥していれば完成

まだ花びらが湿っている時は引き続き、乾燥させます。
お花によって乾燥するスピードが異なるので、お花の様子を見ながら乾燥させる期間を決めてください。

◆出来上がった押し花を保管するポイント◆
押し花を保管する時のポイントは以下の通りです。
・空気に触れないようにする
・直射日光を避ける
・涼しいところで保管する
(密閉できる保存袋に入れて冷蔵庫にしまっておくと色が変わりにくく、おすすめです!)

◆最後に

今回は押し花の作り方のコツをご紹介しました。
世界で一つのハンドメイド作品を作るときや、お子様との思い出作りなどに押し花はぴったりです。
簡単に作れるようで奥深い、押し花の楽しさを是非感じてみてください。

2019-06-21 | Posted in 花と文化No Comments » 

 

季節のお花をご紹介~梅雨を彩るお花~

6月は梅雨の時期。
雨の日が続くと気分が落ち込みがちになりますが、この時期に綺麗な花を咲かせるお花もいくつかあります。
今回は梅雨の時期を彩るお花を3つご紹介します。

■梅雨のお花の代表格~あじさい~

あじさい(紫陽花)は梅雨の時期に咲く花として思い浮かべる方も多いかと思います。
小さな花をいくつもつけて、円の形を作り出す姿や、雨雫に濡れた美しさで、昔から注目されてきたお花です。
あじさいの花色は土の中の酸度によって決まるということはよく知られています。
あじさいの花の色はアントシアニン色素の働きによって青やピンクといった色を発色します。
青になるためには土の中のアルミニウムを吸収する必要があります。
アルミニウムは酸性の土だとよく溶けてあじさいが吸収することができますが、逆にアルカリ性の土だとアルミニウムが溶け出しにくくなるためあじさいはこれを吸収することができません。
よって酸性の土だとあじさいは青く色づき、アルカリ性だとピンク色に色づくのですね。
花言葉は「家族、団らん、和気あいあい」です。

■水面に浮かぶ姿が美しい~スイレン~

スイレン(睡蓮)は、水面に葉や花を浮かべ、池など安定した水深のあるところに生育します。
春から夏にかけて葉が広がっていき、6月頃から白やピンク、黄色、紫、青など様々な色の花を咲かせます。
花言葉は「清純な心」「信頼」「信仰」です。
スイレンによく似たものでハスがあります。
見分けるポイントは葉と花を咲かせる位置です。
ハスは葉に切れ込みが無く、水をかけるとコロコロと水玉になります。
一方スイレンは葉に切れ込みが入り、水をかけても水玉はできません。
花では、ハスは水面よりも高い位置で花が咲き、スイレンは水面近くに花を咲かせます。

■風情ある優美な花~ハナショウブ~

ハナショウブ(花菖蒲)は初夏、梅雨の中でも、ひときわ華やかに咲き誇ります。
花の色は、白や青や紫など多くあり、品種はなんと5000種以上とも言われています。
草丈が50から100センチ程になり、凛としたその姿は雨に濡れても風情があり、とても美しいです。
乾燥を嫌うお花のため、雨がよく降る梅雨の時期にはピッタリです。
アヤメやカキツバタに似ていますが、花弁のつけ根が黄色で、アヤメのような網目模様はありません。
また、葉が細く、葉脈がはっきりと盛り上がっている点でカキツバタと区別できます。
花言葉は、「あなたを信じる、優しい心、優雅、信頼」です。

■雨の多い季節も綺麗な花を楽しみましょう

今回は雨の多い梅雨の時期を彩る代表的なお花を3つご紹介しました。
どうしても雨続きだと外に出ることをためらってしまいますが、外に出てみるとここで取り上げた3つの花を始め様々なお花が色とりどりの花を咲かせています。
夏に向けてお花の種類が多くなっていきますので、梅雨の時期に外に出ると様々な場所で綺麗なお花に出会えるかもしれませんね。

2019-06-14 | Posted in No Comments » 

 

父の日の贈り物には華を添えて ~セットギフトのススメ~

こちらの記事は2019年のものです。
今年の父の日のセットはこちらで販売しています。
父の日 花とセットギフト・プレゼント特集2025
父の日 花とセットギフト・プレゼント特集2025

父の日の贈り物にはお酒やハンカチなどをプレゼントすることが多いと思います。
頑張るお父さんへ、今年はお酒やハンカチと一緒にお花を贈ってみてはいかがでしょうか。
いつもは味気ないプレゼントもお花と一緒に贈れば華やかになります。
今回は父の日にのおすすめのお花とセットの商品をご紹介します。

◆常陸野ネストビール&グラスセット

ビールがお好きなお父さんへは、ビールとお花のセットギフトがおすすめ!
こちらは世界30ヶ国以上で販売されている、日本生まれのクラフトビール「常陸野ネストビール」。
父の日限定で仕込んだ特別なラガー、一番人気のホワイトエール、アロマホップの香りとビターな味わいが魅力的なアンバーエール、柑橘の風味がさわやかなだいだいエールを詰め合わせました。
ビールと一緒にグラスもセットでお届けします。
グラスも通常の円錐形のものではなく、ふくらみをつけたノニックグラスです。
ノニックには次のようなメリットがあります。
・グラス同士を重ねた時に抜けにくくなる
・欠けにくくする補強の役割
・持った時に滑りにくくするすべり止めの役割
そんなこだわり抜いたビールとグラスのセットに合わせるおすすめのお花は、大人気のひまわりのブーケ。
見ていると元気が出るようなパッと明るい黄色い花ひまわりを使った花束です。

ひまわりのブーケと父の日限定 常陸野ネストビール&グラスセット

◆選べる国産和牛カタログギフト「健勝」

選りすぐりのプレミアムブランド牛から選んだ国産和牛専用のカタログギフトです。
おいしいお肉でお父さんに至福のひと時を贈りましょう。
米沢・松阪・山形・飛騨といった、自信を持っておすすめできる銘柄をラインナップしました。
すきやき・しゃぶしゃぶ・焼肉・ステーキなど、食べ方別に取りそろえています。
カタログを眺めているだけでもお腹が空いてきそうです。
そんなカタログギフトに合わせるおすすめのお花はホワイトバスケットにひまわりを可愛らしくアレンジしたひまわりのアレンジメントです。
大好きなお父さんへ至福のひとときを贈りましょう。

ひまわりのアレンジメントと選べる国産和牛カタログギフト「健勝」

◆【美濃焼】トルコブルーの陶カップ

日本一の陶磁器の産地として知られる岐阜県の美濃焼。
こちらは鮮やかなトルコブルーが映える、美濃焼の陶カップです。
透明感のあるガラスのような質感が特徴です。
手ごろな大きさなので、お酒はもちろんお茶やコーヒーを飲むときにもぴったり。
お父さんの日常を素敵に彩る、普段使いできるプレゼントです。
こちらに合わせるおすすめのお花は爽やかな見た目が人気のひまわりのブーケです。

ひまわりのブーケと美濃焼 トルコブルーの陶カップ

◆【フェイラー】ビージェントルマン ハンカチ

ツイードや千鳥格子などの伝統の柄を、斬新な発想でミックスしたデザインです。
落ち着いた色使いにすることで、デザイン性がありつつも大人っぽい印象をもちます。
表裏どちらも美しい発色をお楽しみいただけるシュニール織で、お父さんの毎日を快適にします。
シュニール織は優しい肌触りが特徴で、吸水性にも優れています。
長くご愛用いただけるプレゼントです。
こちらに合わせるおすすめのお花は、元気な印象のひまわりにブルーのリボンがアクセントのひまわりのリボンアレンジメントです。

ひまわりのリボンアレンジメントとFEILER ビージェントルマン ハンカチ

◆最後に

今回は花キューピットが2019年の父の日にプレゼントとしておすすめするお花とのセットギフトを4つご紹介しました。
この他の組み合わせもありますので、もっと見てみたい方は是非花キューピットの父の日特集をご覧ください。
父の日セットギフトはいずれも父の日特製カードと一緒にお届けします。

2019-06-07 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

6月の誕生花のご紹介~上品で豪華な花ユリ~

今週末からは6月に入ります。
6月生まれの方はお誕生月です。おめでとうございます!
梅雨の時期で、雨が長く降り続く6月は、長い雨で気持ちも落ち込んでしまいがち。
季節の変わり目でもあるので、体調も崩しやすくなります。
6月の誕生花はそんな梅雨の時期を華やかに彩る大きな花が特徴のユリです。
今回の花ぶろぐでは、6月を華やかにするユリについてご紹介します。

◆ユリってどんな花?

すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
品種によって前後するものもありますが、5月から9月に咲くものが多いです。
芳醇な香りを放ち、華やかな見た目に加えて香りでも私たちを楽しませてくれます。
日本には、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざがあります。
これは、美しい女性の容姿や立ち振るまいを花に例えたものだと言われています。
ことわざの中で例えとして用いられるほど、ユリは昔から美しい花の一つとされてきました。
また、お花屋さんのユリは取り除かれていることが多いですが、粘着性の高い花粉を持っていて、衣服などに付くとなかなか取れません。
そのようなこともあり、最近では花粉の少ないユリも作出されているとか。

◆ユリの名前の由来

ユリという名前の語源は、風に吹かれて大きな花がゆらゆら動く様子から「揺り(ゆり)」が転訛したものだとされています。
他にも、球根が何層にも重なっていることから「八重括根(やへくくりね)」が省略されたとも、「寄り(より)」が訛ったともいわれています。
ちなみに漢字で表記すると「百合」と書くことが一般的ですが、これは球根が何層にも重なっていることが関係しているという説があります。
百合の球根を一枚一枚丁寧にはがしていくと100枚程になるそうで、これが重なり合っていることから「百合」とされたそうです。

◆花言葉

ユリ全般の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」などです。
キリスト教では、白いユリのことを「マドンナリリー」と呼ばれています。
白いユリが聖母マリアに捧げられた花であることから、「純潔のシンボル」とされているそうです。
このことから「純潔」や「純粋」という花言葉がつけられました。
「威厳」という花言葉は、美しく堂々と咲く姿に由来しています。

◆最後に

一輪だけでもその存在感は他に並ぶものが少ないユリ。
見た目が華やかで良い香りがするなど花束アレンジメントの主役として大変人気のあるお花です。
6月生まれの方のお祝いには、華やかなユリのプレゼントを贈りませんか。



2019-05-31 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

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