供花

2024年の春・秋のお彼岸はいつ?何をする?お供えに適した花の種類

小さなお地蔵さん
最近は、花粉症で目がかゆいという方も多いのではないでしょうか。
鼻水や目のかゆみは集中しにくくなるので、困りますよね。
気が付けば、もう3月です。
今以上に花粉が飛ぶかもしれないので、花粉症の方は早めに薬を服用するようにするといいかもしれませんね。

さて、今回は3月に入ったということで、春のお彼岸についてご紹介したいと思います。
お彼岸」という言葉は聞いたことはあるけれど、「いつからなのか」や「どういうものなのか」が、いまいち分からないと言う方もいらっしゃるのでは?
「春のお彼岸について知りたい!」と思った方は、参考にしてみてくださいね。

お彼岸はどうやって決まる?

仏花
そもそもお彼岸の期間は、どうやって決まっているのでしょうか。
1年のうち、お彼岸は3月と9月の2回で、春と秋にあります。
「お彼岸」ということを意識していなくても、習慣としてこの時期になるとお墓参りに行くという方もいらっしゃると思います。
春のお彼岸は「春分の日」を、秋のお彼岸は「秋分の日」を中日として前後3日間、合わせて7日間が「お彼岸」の期間となります。
毎年、春分の日と秋分の日が変わるため、お彼岸の期間も変わってくるのですね。

ちなみに、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」であり、秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった方を偲ぶ日」とされていて、どちらも国民の祝日の1つです。

2024年春のお彼岸はいつ?

おじいちゃんと仏壇
今年、2024年のお彼岸は3月17日〜3月23日です。
先にご紹介した通り、春のお彼岸は「春分の日」を中日として前後3日間の期間になります。

3月17日: 彼岸入り
3月20日: 中日(春分の日)
3月23日: 彼岸明け

カレンダーや手帳を見ると、17日に「彼岸入り」と書いてあることが多いと思います。
お彼岸の期間はカレンダーなどを見て、彼岸入りを入れて7日間と覚えてもいいかもしれませんね。

 

 

 

2024年秋のお彼岸はいつ?

仏壇
ちなみに秋のお彼岸は、9月19日~9月25日までの7日間です。
秋のお彼岸は「秋分の日」を中日として、春のお彼岸と同じように前後3日間の期間になります。

9月19日: 彼岸入り
9月22日:中日(秋分の日)
9月25日: 彼岸明け

敬老の日が終わった頃に彼岸入りになります。

 

 

 

そもそもお彼岸とは?


「お彼岸とは」で検索すると、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」などあまり聞き馴染みのない言葉が出てきてしまうこともありますよね。
「お彼岸って、結局一体何なんだろう……?」と思う方もいらっしゃると思います。
お彼岸はものすごく簡単にまとめると、お彼岸は極楽浄土につながりやすい期間であり、ご先祖様や自然に感謝をしたり、煩悩などのない開けた世界に行くために修行を行ったりする、日本だけにある仏教行事の1つです。

日本には、仏教が広く知られる前からあったご先祖様や自然に感謝する習慣と、仏教の教えが合わさりお彼岸の文化になったのだそうです。

お彼岸には何をする?

花屋
お彼岸には、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えるために、お墓参りやお仏壇のお掃除をするようにしましょう。
また、お墓や仏壇にお供えするものは供花(花)や線香のほか、春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」などもあります。
お彼岸の時期が近付くと、お花屋さんでお墓にお供えする用の1対になった花束が並ぶことが多くなり、スーパーや和菓子屋さんでは、ぼたもち・おはぎをよく見かけるようになりますよね。
お彼岸を忘れていても、お店に並んでいるものを見ていたら、思い出すかもしれませんね。

そしてお墓には花・線香・おはぎやぼたもちのほかに、故人の好きだった食べ物や飲み物、たばこなどをお供えすることもあります。
お墓に生ものや、香りの強いものをお供えすることは控えた方が良いですが、お彼岸の時期にお供えするものには良い意味でルールはないようです。

◆秋のお供えに適した花の種類

秋のお供えに適した花の種類についてはこちらをご覧ください。

2023年の秋のお彼岸~お供えの花の種類・日程~


また、2024年の秋のお彼岸を含んだシルバーウィークの予定などはこちらを合わせてご覧ください。

2023年(令和5年)秋のお彼岸とは?いつ・何をする?

◆春のお供えに適した花の種類

ここからは、春のお彼岸にお供えしたい花の種類をご紹介します。
季節の花も紹介しているので、気に入った花があればぜひお供えしてみてくださいね。

<フリージア>

フリージア
春の訪れを伝える花としても知られているフリージアは、黄色や白、紫などの色の花を咲かせる植物です。
花持ちがよく、長くきれいな姿を楽しむことができます。
大きく花を咲かせる華やかな花ではないかもしれませんが、連なるように咲かせる筒状の花は、可憐な印象を与えます。
そんなフリージアの特徴といえば、香りです。
鼻を近付けると甘い、いい香りを感じることができます。
亡くなった方は、食べ物を食べる代わりに線香や、花の香りを楽しむとされているのだそうです。
良い香りのフリージアをお供えして、ご先祖様に春の甘い香りを感じてもらいましょう。

<ストック>

ストック
ストックは、優しい香りがする春の花です。
春になると、切り花としてもよく見かけることができますが、花壇などでも見かけることが多い花だと思います。
花の色はピンクや白、黄色、紫などさまざまな色があります。
ストックは淡くかわいらしい雰囲気で、スラっとした丈の長い花です。
同じストックでも枝分かれしたスプレータイプと、直線的なスタンダードタイプの2種類を楽しむことができます。
お花屋さんに行った際は、どんなふうに花が咲いているかも注目してみてください。

ストックは開花時期が長く、あの優しいパステルカラーの花をたっぷり楽しむことができます。
そのため、ストックはきれいな花を長くお墓や、仏壇にお供えしたいという方にもおすすめです。

<スイートピー>

スイートピー
卒業式の贈り物としても人気のスイートピーは、春のお彼岸でお供えする花としてもよく花束やアレンジメントに選ばれています。
スイートピーの優しい紫やピンク色、白などの花の色は春をイメージさせつつ、お供えの雰囲気にも合わせやすいため、春のお彼岸でお供えするのはぴったりなのです。
またスイートピーもフルーツに似た、フルーティーな香りを楽しむことができます。
スイートピーもお供えすれば、ご先祖様にいい香りを届けることができそうですよね。

<菊(マム)>

菊
「お供えの花といえば、菊(マム)」というほどお供えのイメージが強い菊。
なぜ菊がお供えに選ばれているかは、いくつか理由があります。
まず花持ちがよく、長くきれいな状態でお供えできるということです。
お供えした花がすぐに萎れてしまったら悲しいですよね。
そして、菊は邪気を払う花として昔から言われていたということや、数ある花の種類の中で最も格式高い花といわれていることも関係しています。
天皇家の家紋にも菊が使われているんですよ。
そんな菊は、仏様・ご先祖様に尊敬の気持ちを表すこともできそうですよね。
また種類が豊富で、さまざまなデザインに合わせやすいことなども選ばれる理由の1つです。

菊は、1年中お花屋さんで購入することができる花の1つなので、春のお彼岸でも秋のお彼岸でもお供えすることができますね。

<トルコキキョウ>

トルコキキョウ
バラに似ているように花びらを幾層にも重ねたような八重咲きと、カップのような形をした一重咲きを楽しむことができるトルコキキョウ。
お供えにトルコキキョウを使うときは、八重咲きも一重咲きも選ばれることがあります。
どんなデザインの花をお供えするかによって、花の種類だけでなく、咲き方も選ぶようにするといいかもしれませんね。

トルコキキョウがお供えに適している理由は、花の上品さなどのほかに、暑さに強いことがあげられます。
トルコキキョウは他の花に比べて、暑い日が続いても長持ちしやすいのです。
暖かくなってきても、安心してお供えすることができますよね。
ちなみに、トルコキキョウはリシアンサスやユーストマとも呼ばれています。
お花屋さんで呼ばれている名前が違っていたとしても、リシアンサスやユーストマもトルコキキョウになります。

<カーネーション>

カーネーション
フリルのような花びらが重なり合い、豪華な雰囲気とかわいらしさを併せ持ったカーネーション。
カーネーションの丸い花を見ていると、優しそうで安心させてくれるような気がします。
母の日のイメージが強いカーネーションですが、母の日に限らずお誕生日などのお祝いから、お彼岸などのお供えでもよく活用されています。
花持ちがよく日持ちするため、お墓や仏壇にお供えした際も長くきれいな花を楽しむことができますよ。

最後に

花と数珠
今回は、お彼岸についてご紹介しました。
春のお彼岸は、もうすぐ。
早めに準備して、お墓参りなどの予定を立てられるようにできるといいですね。

ちなみに花キューピットでも、春のお彼岸にぴったりな花をご用意しています。
「毎年お彼岸には、親戚の家に行っていたけど今年はやめておこうかな…?」という方や「お供えの花だけ親戚の家に贈りたい」という方は、花キューピットのサイトをのぞいてみてください。
春のお彼岸に贈りたいデザインの花が見つかるかもしれませんよ。

 

 

 

2021-03-05 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

秋のお彼岸はいつ?供花におすすめな種類や何をするかも掲載


彼岸花

もう9月に入りますが、まだまだ暑いですね。
長袖の服を着るのは、もう少し先になりそうです。
さて、今回はまだ秋の雰囲気はありませんが、「秋のお彼岸についてご紹介します。
「秋のお彼岸って聞いたことはあるけど、いまいちわからない…」という方も、「お供えのお花は何にしようか」と悩んでいる方にも、チェックしてもらいたい内容になっています。

お彼岸はいつからいつまで?


お墓参り

今年、2024年のお彼岸の期間は、いつからいつまでなのでしょうか。
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とした前後3日間、計7日間が期間になります。
すなわち、9月19日~9月25日までです。
詳しく見ていくと、以下の通りになります。

  • 9月19日:彼岸入り
  • 9月22日:秋分の日(お中日)
  • 9月25日:彼岸明け

お彼岸ってどんな日


供花

9月に入ると、「秋のお彼岸」と書かれたポスターや、お供え関連を販売するコーナーを目にする機会が多くなりますよね。
ここでは「秋のお彼岸」とはどんな期間なのか、からご紹介したいと思います。
お彼岸の期間は、先ほどお伝えした7日の期間に、浄土へ生まれ変わりたいと願い「六波羅蜜」を実践すると共に、ご先祖に感謝を捧げるとされています。
この「六波羅蜜」とは、この世に生きているまま仏様の境涯にいたるための布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧という6つの修行のことです。
お彼岸の期間は、ご先祖様に感謝するだけではなく、正しい行い(修行)を行う期間でもあったのですね。
次に、「お彼岸の期間には、具体的に何をしたらいいのか」をお伝えします。

お彼岸には何をする?


お墓参り

ご先祖様に感謝をしたり、「六波羅蜜」を実践したりするお彼岸には、具体的に何をしたらいいのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

お仏壇のお掃除

お仏壇をいつも以上にきれいにお掃除することで、ご先祖様も嬉しく思ってくださるかもしれませんね。
またお掃除していると、心も清められ「六波羅蜜」を実践することに、つながるのではないでしょうか。
お仏壇をきれいにしたら、供花やおはぎ、故人が好きだったものなどをお供えしましょう。

お墓参り

お墓参りでは、お供えのお花を変えたり、お墓をお掃除したりしましょう。
掃除道具や供物の他に、気温や天候を見て帽子や傘を持っていくと、良いかもしれませんね。
ちなみに、お彼岸の時期にお墓参りに行くようになったのは、江戸時代の中期以降なのだそうですよ。

お彼岸にお供えするお花のスタイル

ここからはお彼岸の期間に、お供えするお花のスタイルをご紹介します。
お墓参りや帰省する際にお花を持っていく時や、お仕事の関係などで地元に帰ることは出来ないけれど「お花だけ贈ろうかな」とお考えの方は参考にしてみてください。

お墓


お墓の供花

お墓参りの際にお供えするお花は、対になっている花束が一般的です。
そしてお供えする時も、お花が左右対称になるように注意してください。
お墓には、お花をお供えするための「花立て」という筒のような部分があることが多いです。
お花をお供えする時は、その花立てを洗ったり、水を替えたりしてからにしてくださいね。
なぜ花立ての中まで洗うのかというと、お花が吸う水を清潔にするためです。

お仏壇


お仏壇の供花

お仏壇にお花をお供えする時は、花束とアレンジメントどちらのスタイルも選ばれることがあります。
アレンジメントは、花瓶を用意することなく、届いてすぐにお供えすることができるというメリットがあります。
一方、花束はお供えするスペースに合わせて丈や、お花の量を調節することができますよ。

お供えにぴったりなお花

秋のお彼岸にお供えしたい、お花の種類をご紹介します。

トルコキキョウ


トルコキキョウ

花もちが良く、お供えのお花でよく使われるトルコキキョウ。
お供えで使われる時は、ひらひらした花びらが重なった八重咲きと、キキョウのような咲き方の一重咲きがあります。
花色はホワイトやグリーン、花びらのふちに紫色が入ったものなどが供花としてよく選ばれます。
他のお花に比べて長持ちしやすく、品のあるトルコキキョウを花束・アレンジメントに加えれば供花全体を上品な雰囲気にすることができそうです。

ちなみに最近は、リシアンサスと表記しているお花屋さんもあるので、「トルコキキョウ」の表記がない時は、「リシアンサス」の表記を探してみてください。

りんどう


リンドウ

秋の訪れを感じることのできる、りんどう。
季節ならではのりんどうは、秋のお彼岸の期間にぜひお供えしたいですね。
花色は、落ち着きのある紫色の他に、ホワイトも流通しています。
りんどうがなぜ、供花としてよく活用されるかというと、季節のお花であると同時に、さりげない華やかさを添えてくれるからです。
寂しくなりすぎず、派手になりすぎないりんどうを供花を選ぶ際は、加えてみてくださいね。
また、りんどうは邪気を払うという意味があるとも言われているんですよ。


キク

菊はお供えのお花として、イメージのある方も多いかもしれません。
菊をお供えする理由は様々。
花もちが良く長持ちしてくれるという他に、香りがお線香に似ているからや、国花になるほど格式高いお花だから、邪気を払う意味があるからなどと言われています。
ちなみにお供えで使われる花色は、白・黄色・グリーンなどが多いです。

最後に

今回は秋のお彼岸についてご紹介しました。
お供えのお花は早めに準備して、当日に「忘れていた…!」ということにならないようにしたいですね。

ちなみに、花キューピットでも秋のお彼岸に最適なお花をご用意しています。
花束・アレンジメントと、どちらのタイプもご用意しているので、お届け先様に合わせて選ぶといいかもしれません。
どんなお花があるか、気になった方はサイトやお花屋さんをチェックしてくださいね。

 

 

 

2020-09-02 | Posted in 花と文化No Comments » 

 

2023年お盆~必要な物・供花の種類~


夏

夏の暑さを感じる日が、続いているように思います。
今年はマスクをしていることも多いので、例年以上に熱中症に警戒が必要です。
暑さを避けたり、こまめに水分補給をしたり…熱中症対策を徹底させていきたいですね。

さて今回は、少し早いですが2023年のお盆についてご紹介しようと思います。
お盆の日程や、準備に必要な物をはじめ、お供えにおすすめなお花の種類も紹介しています。
また、気になる今年のお盆休みについても掲載中です。

◆お盆とは?


お盆

まずは、そもそもお盆とは何なのかをお伝えします。
お盆を詳しく知らない方でも、お墓参りは毎年行っているという方も多いと思います。

お盆とは、ご先祖様を供養する行事です。
お盆の期間は、ご先祖様の霊が浄土から地上に帰ってくるとされています。
ご先祖様を1年に1度、自宅にお迎えし、ご先祖様と一緒に過ごすことで、ご冥福をお祈りし供養することを目的にしています。

◆2023年のお盆はいつ?


はず

7月にお盆を迎える地域と、8月にお盆を迎えるという地域があると思います。
主に東京都では、7月であるところが多いとされています。
このようにお盆の期間に違いがあるのは、「新のお盆」「旧のお盆」と2つの時期があるためです。
それぞれ2023年のお盆の期間は以下の通りです。

<2023年新盆>
新のお盆:7月13日(木)~7月16日(水)
・迎え火(盆入り)…7月13日(木)
・中日………………7月15日(土)
・送り火(盆明け)…7月16日(日)
<2023年遅れ盆>
旧のお盆:8月13日(日)~8月16日(水)
・迎え火(盆入り) … 8月13日(日)
・中日………………8月15日(火)
・送り火(盆明け)…8月16日(水)

◆今年のお盆休みは?8月の祝日



「お盆」と聞くと、「お盆休み」を連想される方も多いのでは?
ここでは、8月の祝日を紹介します。
お墓参りの日程などに役立ててくださいね。

8月11日(金)→山の日(祝日)
8月12日(土)→休み
8月13日(日)~8月16日(日)→お盆休み
8月17日(木)~8月18日(金)→有給取得
8月19日(土)~8月20日(日)→休み
合計10連休!

お盆の期間(13日~16日)がお休みになる方は、土日祝日を含めて2日間有給を取れば10連休になりそうです。
家族で予定を合わせやすいかもしれませんね。

◆お盆の準備・必要な物とは?


お盆の様子

お盆で必要な物の準備をご紹介します。
準備する時の参考にしてくださいね。

□寺院へ法事・法要の依頼
お盆の時期は込み合ってしまうことが多いので、法要の予約は早めにしたいですね。

□お墓・お仏壇のお掃除
いつものお掃除よりもきれいにしましょう。
お墓を掃除するためにスポンジやほうきなど、掃除道具を持っていくことがおすすめです。

□お飾りの準備
準備するものは、ご先祖様の霊をお迎えするための盆棚・精霊馬(しょうりょううま)と精霊牛(しょうりょううし)・盆提灯・お花・ホオズキ・お線香・ロウソク・マッチ(ライター)などが一般的です。
ただ、宗派や地域で違いがあるので、確認してくださいね。

ちなみに精霊馬と精霊牛は、ご先祖様をお迎えするためのキュウリで作った馬と、お送りするためのナスで作った牛のことです。
なぜ送り迎えで動物が違うかというと「ご先祖様が来る時は馬に乗って急いできて欲しい、帰る時は牛に乗ってゆっくり帰って欲しい」という願いが込められています。

また、お花は仏教において線香や提灯と共に、ご先祖様の霊を供養するために大切なお供え物とされています。
そして、お花は仏の尊さを伝えるものとされ、美しく咲く姿から命の大切さや儚さを示していると考えられています。

□迎え火・送り火の準備
おがらやマッチ・ライターなどを準備しましょう。
おがらは、普段あまり見かけないかもしれませんが、お盆の期間になればお花屋さんや、スーパーなどで販売しています。
迎え火・送り火は、やり方が地域や宗派によって異なるため確認してくださいね。

◆お盆スケジュール


お墓参り

お盆の簡単な流れをお伝えします。
12日:お迎えはじめ(お盆初日)
準備したものを飾り付けして、ご先祖様をお迎えできるように準備をしましょう。

13日:迎え盆
お墓参りや迎え火をします。
迎え火は地域や住んでいる環境によって、地面に直接火を焚くことができないこともあります。
事前に確認してくださいね。

14日~15日:(お盆中日)
お墓参りや読経をします。

16日:送り盆
送り火をして、ご先祖様をお見送りします。

◆お供えに最適なお花の種類

お墓やお仏壇にお供えするお花。
先ほどもお伝えしましたが、お供えのお花は欠かすことができない大切なもの。
ここでは、花もちが良く、夏の暑さにも比較的強いお花をご紹介します。
供花を選ぶ際に参考にしてくださいね。


<キク>


キク
キクはお供えの定番。
特に白いキクは、お供えとしてよく選ばれています。
花もちが良く長持ちしてくれます
また枯れる時も花びらが散りにくいので、周囲を汚しにくいお花なのです。
お花屋さんでもお盆の時期は、特に多く取り扱っていることが多いので、よく見かけることができると思います。
<トルコキキョウ>

トルコキキョウ
花もちが良く夏の暑さにも強いお花です。
お供えで使われるのは、白色や紫色の縁取りが付いたものが多いです。
落ち着いた雰囲気で、他のお花とも合わせやすいとおもいますよ。
<カーネーション>

カーネーション
白いカーネーションは、無垢で深い愛という花言葉を持っています。
母の日でも亡くなったお母さんには、白いカーネーションをお供えすることが定番になっていますよね。
ちなみに最近は、お盆の供花としては白だけではなく、ピンクなど色のついたカーネーションを入れることも多いようです。
<ケイトウ>

ケイトウ
供花には、鮮やかな色が目を引くケイトウを入れることも多いです。
花姿は他のお花にはない、特徴的な形をしています。
花もちが良く、比較的に長くきれいな色を楽しむことができるお花です。
お供えは、白い色や淡い色のイメージがありますが、赤や黄色、紫などはっきりした色を取り入れることもあるようです。

いかがですか?
お盆の時期にお供えしようと思うお花は、ありましたか?
「お花の種類が決まらない…」という方は、お盆でお供えしたいことをお花屋さんに伝えて、お任せしてしまうのも良いと思います。
お花屋さんはお花のプロなので、きっと最適な供花を作ってくれますよ。

◆最後に


お墓参り

今回はお盆についてご紹介しました。
早めに準備をして、家族の予定を合わせたいですね。

また「会社がお休みできないから、お供えのお花だけでも…」と、考えている方は、花キューピットを活用してみてくださいね。
花キューピットは、お届け先の近くにあるお花屋さんがお花をおつくりし、お届けします。
そのため、花キューピットオリジナルのお供えアレンジメント花束を贈る以外に、お花屋さんに地域の風習などを踏まえて作ってもらう「お花屋さんオリジナルフラワー」も注文することができます。

「どんなお花を選んだらいいか分からない」という方は、ぜひご利用ください。
お花屋さん、花キューピットのサイトから簡単に注文することができます。

 

 

 

 

喪中見舞い・喪中はがきで迷うこと


喪中のイメージ

はやくも1週間ほどで、12月に入ろうとしていますね。
そろそろ年の瀬。
この時期になると、喪中はがきを頂くこともあると思います。
喪中の風習は、地域によって日本国内でも様々あり、「絶対にこうだ」という決まりがないとされています。
明確なルールがないものだからこそ、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は喪中見舞い・喪中はがきについてご紹介しようと思います。

◆喪中とは

喪中はがきや喪中見舞いなどで、使われている「喪中」とはどのような意味なのでしょうか。
まずは、喪中という意味からご紹介します。
喪中とは故人の死に追悼の意を示し、自らの行動を慎むために喪に服している期間のことです。
この期間は故人のご冥福を祈り、お祝いごとを控えます
結婚式への参加・神社への参拝・正月の飾りや初詣などを控える他に、年賀状も喪中の場合は控えることが一般的です。

<喪中はがきを頂いた方>

◆喪中見舞いとは


喪中見舞い

「喪中見舞い」とは、相手へお悔やみの気持ちを伝えるためのはがきとともに、お供えのお花やお線香などを送ることをいいます。

近年は、近親者だけで行う家族葬などが増えてきているそうです。
そのためご葬儀などが終わり時間が経ってから、初めて追悼を喪中はがきで知ることも少なくありません。
そういう場合は特に、喪中見舞いとして哀悼の気持ちや、慰めの気持ちを込めてお花や線香などを贈ることが多いです。
ちなみに喪中見舞いを贈る時期は、決まっていませんが喪中はがきを頂いてからなるべく早くに贈ることが一般的とされています。

◆どんなお花を喪中見舞いで贈るの?

喪中見舞いとして、贈ることの多い「お供えのお花」。
ここでは、お供えのお花を贈ろうと思った時に迷ってしまうことをまとめたので、参考にしてみてください。

<色>

お花屋さんなどに行くと同じ種類のお花でも様々な色があり、どんな色を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
では喪中見舞いで、お花を贈る時は何色のお花を贈ることが失礼にならないのでしょうか。

・お亡くなりになって月日があまり経っていない場合
白いお花をお贈りすることが一般的です。
白いお花だけで作られたアレンジメント花束は、白上がりと呼ばれています。

・四十九日以降に喪中見舞いとしてお花を贈る
白いお花でまとめた白上がりのアレンジメントや花束をお贈りすることもありますが、白を基調に淡い色が入っているお花を贈ることが多いとされています。
合わせて入れることの多い色は、ピンクやブルーなどです。

ただ、地域の風習によって異なることがあるので、注意が必要です。

ちなみに花キューピットでは、お届け先の近くにあるお花屋さんが、その地域の風習に合わせてお花を作ってお届けする「おまかせギフト」もご用意しています。
もし、どんなものを贈ればいいのか不安に思う方は、こちらから「おまかせギフト」を注文することができます。

<相場>

お花の相場は、相手との関係に合わせて考えると決めやすいかもしれません。
故人との間柄が友人・知人である場合は3,000円から15,000円程度で決められる方が多いようです。
ただ、お供えのお花の相場(どのようなお花を贈るか)は、宗派や地域によって異なることも…。

今回ご紹介したのは目安なので、自分の気持ちに合わせてお花を贈ることをおすすめします。

<喪中はがきを送るとき>

◆喪中の範囲(親族)はどこまで?


ご葬儀などで使われるもの

喪中にする範囲は一般的に、二親等以内の親族と言われています。

・一親等:父母、配偶者、子ども
・二親等:祖父母、兄弟姉妹、孫

三親等からは喪中にはしないことが多いとされています。
しかし三親等以上でもつながりが深く親しい間柄の場合など、気持ちに合わせて喪中にするかを決めることができます。
そのため二親等までに限らず、三親等以上の関係であっても喪中はがきを送ることは間違っているわけではありません。

◆誰に喪中はがきを送ったらいいの?

喪中の場合、新年のあいさつを控えるために送る喪中はがき
送り先は、以下が多いとされています。

・年賀状のやり取りをしている方
・新年のあいさつをしている相手

送る時期は、11月はじめから12月にかけてが一般的です。
相手が年賀状の準備をする前に、喪中はがきが到着するようにすると親切ですよね。

◆最後に


淡い色の供花

今回は喪中はがきを送るときと、頂いたときで迷ってしまいそうなことをそれそれご紹介しました。
花キューピットでは、この記事でもご紹介した
・白いお花で作られている白上がり
・ピンクやブルーなどの淡い色を加えたお花
のどちらもご用意しています。
もし喪中見舞いでお花を贈ろうとお考えの方は、新鮮なお花を遠方にお住いの方にもお届けできますので、花キューピットのサイトを1度ご覧ください。

また、他にも喪中見舞いについて掲載している記事がありますので、もっと知りたい方は参考にしてみてください。

こちらも合わせてご覧ください

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2019-11-22 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

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