中秋の名月

2023年【十五夜】はいつ?~十五夜に飾りたい花の種類~

十五夜はいつ?
蒸し暑く、歩くだけで汗が流れてしまいそうだった夏の暑さが落ち着き、秋らしい気候になりましたね。
実は、立秋は8月8日で暦上ではすでに秋なのです。
そこで今回は、秋らしさを感じることができる十五夜・中秋の名月について、ご紹介したいと思います。
きれいな月と、一緒に飾りたい花の種類も掲載中です。
2023年、今年の十五夜には秋らしい花を飾ってみてはいかがでしょうか。
ここ数年コロナ感染症の影響で、花火大会やひまわり畑へのお出かけなど「夏らしいことがなかなかできなかった」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
「今年も少し季節が感じにくかったな…」と思っている方は、部屋の中で秋らしさを感じることができる、花を飾ってみるのもいいかもしれませんよ。

◆2023年、今年の十五夜はいつ?

十五夜の日程
2023年、今年の十五夜は9月29日(金)です。
十五夜は、旧暦の8月15日の月のことを表しています。
旧暦の8月15日を、現在使われている暦に合わせるため、十五夜は9月~10月の間で毎年日付が変わります。
今年(2023年)から、5年分の十五夜の日程をまとめてみました。
気になる方はぜひチェックしてみてください。


2023年:9月29日(金)
2024年:9月17日(火)
2025年:10月6日(月)
2026年:9月25日(金)
2027年:9月15日(水)
2028年:10月3日(火)

◆中秋の名月とは?

十五夜と中秋の名月の意味
十五夜という言葉を聞く頃になると、中秋(ちゅうしゅう)の名月という言葉も、耳にすることが多くなるのではないでしょうか。
ここでは十五夜・中秋の名月とは何なのかを、改めてご紹介したいと思います。

<十五夜とは?>

十五夜の意味
十五夜の意味は、2つあります。
1つ目は月齢15日目のことです。
旧暦は月の満ち欠けで日にちを数える仕組みのため、毎月15日が月齢15日目で、十五夜となります。

2つ目は、お月見をするならわし・行事のことです。
この「お月見をするならわし・行事のこと」は、旧暦8月15日に行われていました。

<中秋の名月とは?>

中秋の名月の意味
中秋の名月とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をする、ならわしのことです。
もともと使われていた旧暦では、7月~9月を秋と定めていました。
そして秋である7月・8月・9月の期間の中で、ちょうど真ん中にあたる8月15日を「中秋」と呼び、その日の月を「中秋の月」と呼んでいました。
もともとは、「中秋の名月」ではなく、「中秋の月」と呼ばれていたのですね。
しかし、空気が澄み月がきれいに見えるということから、後に「中秋の名月」と呼ばれるようになっていったのだそうです。
名月というほど、きれいに月が見えると聞くと、「今年は月を見てみようかな」と思いますよね。

<十五夜・中秋の名月は同じ?>

十五夜と中秋の名月に意味とは?
先にご紹介したように、中秋の名月は旧暦8月15日にお月見をすることであり、これは十五夜のことを指していました。
そのため、「十五夜」と「中秋の名月」は同じ意味になります。
十五夜の方が馴染みがある方が多いかもしれませんが、中秋の名月も同じ意味なのですね。
ニュースなどで「今年の中秋の名月は…」という内容があった時は、「十五夜のことだ」と思って、聴いてみてくださいね。

◆十五夜(中秋の名月)に飾りたい花の種類

キキョウの花
ここからは、十五夜・中秋の名月に飾りたい花の種類をご紹介します。
ここ数年はコロナ感染症の影響で、季節のイベントが中止することが多くありました。
そのため「なんとなく季節感が感じにくいな……」と思った方や「夏らしさ・秋らしさが感じられない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
秋らしさを感じたいと思っている方には、季節の植物がおすすめです。
感染症が流行している中でも、植物は毎年同じように同じ季節に花を咲かせます。
そんな花を見ていると、改めて季節の移ろいや、秋らしさを感じることができると思います。
ぜひ今年、2023年9月29日の十五夜(中秋の名月)には、秋らしい花を飾って改めて季節を感じてみてはいかがでしょうか。

<ピンポンマム>

ピンポンマム
黄色のピンポンマムは、まるで満月のようにも見えます。
十五夜の日に飾りたくなる花ですよね。
鮮やかで発色の良い黄色のピンポンマムは、先にご紹介したとおり、その見た目から十五夜の季節に人気な花の1つです。
ピンポンマムは、秋らしい花束アレンジメントをプレゼントしたいという時にも、よく選ばれているようです。

そんなピンポンマムは、1つの丸い花のように見えますが実は、頭状花序という種類の花で、小さな花がたくさん集まり1つの大きな花のように見えているのです。
ピンポンマムを自宅に飾った際は、1つひとつの花を観察してみてもいいかもしれませんね。
カラフルなピンポンマム
ピンポンマムの原産地はオランダで、洋キクの一種になります。
花色は黄色・白・グリーン・ピンク・紫などさまざま。
十五夜の日には、黄色のピンポンマムをメインに、他の色のピンポンマムを使ったカラフルで、かわいらしい花束・アレンジメントを飾ってみてもいいかもしれませんね。

ちなみに、着物などの和装の際には、髪飾りとしてピンポンマムが使われることがあります。
先にご紹介したようにカラーバリエーションが豊富なので、着物の色に合わせて、ピンポンマムを髪飾りにするということも多いようです。
十五夜の日に、ピンポンマムを髪飾りにするのもいい思い出になるかもしれませんね。

<パンパスグラス>

パンパスグラス
ふわふわな姿が、印象的なパンパスグラス。
多くは、ガーデニングで使われるように鉢植えや苗として流通していますが、秋になると切花としてもお花屋さんで見かけることができます。
パンパスグラスが、ススキに似ていることから、お化けススキとも言われているようです。
花束やアレンジメントにパンパスグラスが入るだけで、秋らしさが一気に演出できそうですよね。
そんな秋らしいパンパスグラスは、生花として花束・アレンジメントで楽しまれるだけではなく、ドライフラワーにしやすい植物としても知られています。
パンパスグラスの特徴的なふわふわとした部分には、ほとんど水分が含まれていないので、初心者の方でも比較的簡単にドライフラワーにすることができるのです。

パンパスグラスをドライフラワーにする際は、風通しが良く直射日光の当たらないところに、ふわふわの部分を下にして吊るしながら、乾燥させてみてください。
バラなど切り花でドライフラワーを作る際も、花の部分が下になるようにしながら、吊るすことが多いと思います。
パンパスグラスも同じように、茎の部分に紐を付けて吊るしながら、水分を抜いてみてください。
温度や湿度によって差はありますが、4日~1週間ほど乾燥させれば、パンパスグラスのドライフラワーの完成です。
十五夜に飾るスワッグを、作るのもいいかもしれませんね。

<キキョウ>

キキョウ
秋の七草の1つとして知られている、キキョウ。
昔から日本で愛されている花で、秋を代表する花でもあります。
ただし、お花屋さんで花束やアレンジメントとして使われる切り花で出回る季節は、夏のはじめ頃が多いです。
そのため、十五夜にキキョウを飾りたい時は、鉢植えで用意できると良いかもしれませんね。

キキョウの花色は紫や白などが有名で、まるで星の形のように見える花は和風な雰囲気にぴったりです。
十五夜の日にキキョウを飾り、お団子を食べながら月を見れば 、和を感じる美しいひと時を過ごすことができそうですね。
ちなみに、キキョウの花言葉は「永遠の愛・誠実・深い愛情」などがあります。
妻や夫、パートナーと一緒に十五夜を楽しむという方におすすめの花です。

<リンドウ>

リンドウ
凛とした青色が代表的な、秋の花の1つであるリンドウ。
夏から秋にかけて、花束やアレンジメントで使われる切り花を、よくお花屋さんで見かけることができます。
初めに青色が代表とお伝えしましたが、リンドウの花色は青・白・ピンク・紫など青色以外の花色も流通しています。
そのため濃い青ではなく、ピンクに近い紫などのリンドウを入れることで、花束や・アレンジメント全体の雰囲気やデザインを調整することができます。

そんなリンドウは、十五夜に飾るフラワーギフトだけでなく、敬老の日のプレゼントとしても人気があります。
理由は、秋らしさを感じることはもちろんですが、花言葉に「正義・勝利・誠実」などがあるためです。
一見すると、敬老の日とは関係ないように思いますが、リンドウの「勝利」という花言葉は、古くからリンドウの根が漢方の生薬として重宝されていたことから付けられました。
花言葉は「病気に勝利する」ということが由来になり、「勝利」となったのです。
そのため、おじいちゃん・おばあちゃんに、「いつまでも元気でいてね」という願いを込めて、リンドウの花を贈ることが多いのです。

<ワレモコウ>

ワレモコウ
花束やアレンジメントのメインになるほど、華やかで豪華というわけではありませんが、秋らしさを感じさせてくれる花、ワレモコウ。
先にご紹介した通り、主役になるような花ではないかもしれませんが、秋らしいフラワーギフトを作る時には重宝されている花です。
そんなワレモコウを、お花屋さんで見かけることができるのは、7月~10月頃まで。
1年のうちで、秋にだけ出回る花なのです。

ワレモコウは、先にご紹介したピンポンマムやリンドウなどの秋の花と一緒に合わせることが、とても多いです。
十五夜に飾る花としてや、敬老の日のプレゼントとして季節感をプラスするために選ばれています。
加えて、ワレモコウは植物全体に水分量が少ないので、比較的に他の花よりも花持ちがよく、長く花を飾ることができるのです。
花束やアレンジメントを作った後に「もう少しだけ花を足したいな」と思った時や、「大きな花と花の隙間が気になる」と思った時は、ワレモコウを加えてみるのもいいかもしれませんね。

◆最後に

十五夜に飾りたい花

今回は、十五夜・中秋の名月に飾りたい花の種類をご紹介しました。
特に自宅で「切り花を飾る機会があまりない」という方は、十五夜をきっかけに、花を飾ってみるのはいかがでしょうか。
生花を飾ることで造花・他のインテリアにはない、香りや質感、季節を感じることができます。
仕事が忙しい時などは、季節や時間の流れを改めて感じる機会は少ないものだと思います。
今年の十五夜は秋らしい花を飾って、季節感を改めて感じてみてくださいね。

 

 

 

2021-08-20 | Posted in , 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

秋に贈りたいお花!厳選6つ


秋の読書

最近は、スーパーでお彼岸のコーナーができていたり、敬老の日のポスターが貼ってあったりと、街の様子は秋を連想されるものが多くなりましたね。
カフェでは芋やクリ、カボチャなど秋の味覚を楽しめる飲み物・食べ物も増えてきました。
雑貨屋さんでは、早くもハロウィングッズが販売されている所を見かけた方もいらっしゃるのでは?

今回は、今から飾りたい「秋」の季節にぴったりなお花をご紹介します。
自宅にいることが多い今の時期に、季節を感じるお花を飾りませんか?
またご友人や恋人に、誕生日などの記念日に限らず、日頃の感謝を込めてお花を贈ってみるのも良いかもしれませんよ。
お花のプレゼントは、心を和ませてくれる贈り物の1つです。

◆バラ(秋バラ)


バラ

花言葉:・美など
上品で、多くの人を魅了するバラ。
四季咲きのバラが日本で見ごろを迎えるのは、春、夏、秋の季節の時期。
中でも秋に咲くバラ、通称「秋バラ」は、濃い色と香りが特徴だと言われています。
香りも良く鮮やかな秋バラは、ぜひ自宅に飾りたいですよね。
ちなみに、秋はバラが咲く他の時期である春・夏よりも、気温が低いため花もちが良くなりやすいのだそうです。
きれいなバラが長く楽しめるのは、嬉しいですよね。

◆ガーベラ


ガーベラ

花言葉:希望・感謝など
カラフルで、丸い花姿がかわいらしいガーベラ。
咲き方は、一重・八重・半八重・スパイダー・カール…などたくさんの種類があります。
今でも新しい種類のガーベラが誕生しているため、まだまだ私たちをわくわくさせてくれます。
まだ見たことがないような、珍しいお花を見るのは、楽しいですよね。
ちなみに、ガーベラの開花時期は春と、9月~11月の秋の時期です。
今、ちょうどこの時期に、ガーベラのかわいらしい姿を見ることができるのですね。
フラワーギフトに、オレンジや赤色のガーベラを入れて、秋色を楽しめるギフトにすることもおすすめです。

◆ワレモコウ


ワレモコウ

花言葉:明日への期待・移り行く日々など
ワレモコウとは、小さなお花が卵型に集まって、咲く植物です。
茎は細く、かぜにそよがれ、ゆらゆら揺れている姿がチャーミング。
派手な見た目ではなく、ギフトの主役に使われることは少ないお花ですが、ワレモコウが入るだけで「秋」を演出することができます
ワレモコウの深い赤や茶色が、特に「日本の秋」という雰囲気を演出したプレゼントにしてくれそうです。
そのためワレモコウは、敬老の日に贈るフラワーギフトや、秋を連想される花束アレンジメントに良く活用されます。
ケイトウや、りんどうと合わせることも人気です。

◆りんどう


リンドウ

花言葉:勝利・誠実・高貴など
りんどうは、秋のお花を代表する1つです。
紫色の花色が、ゆったり落ち着いた「秋の風情」を感じさせてくれそう
そのため中秋の名月(十五夜)に飾るのもおすすめです。
ちなみに、中秋の名月は、2020年10月1日に当たります。

「勝利」という花言葉は、りんどうの根に薬効成分が含まれていることや、花が上向きに咲く様子が、勝利を確信しているように見えることが由来していると言われています。
そのため、この病に打ち勝つという意味を込めて、敬老の日にりんどうを贈る方も多いようです。
ずっと元気でいてね」という気持ちが込められそうですよね。

◆ピンポンマム


ピンポンマム

花言葉:君を愛す・真実など
毬のような丸い花姿が、可愛らしいピンポンマム。
そんなピンポンマムは、和風にも洋風にもアレンジすることのできる人気者。
花色もホワイト・イエロー・グリーン・オレンジなど様々です。
そのため、アレンジメントや花束のイメージや、他に使うお花に合わせて取り入れることができます。
イエローピンポンマムをフラワーギフトにいれれば、満月を連想されることもできそう
りんどうと同じく、特に中秋の名月の日に飾りたいですね。
また、花持ちがいいため、髪飾りにすることもできます
浴衣などの和装をした時の髪飾りにはもちろん、ちょっとしたお出かけの時にもピンポンマムを髪に飾れば、目を引くポイントになってくれそうです。

ちなみに名前の由来は、ピンポンの玉のように咲くことからなのだそうです。

◆おもちゃカボチャ




おもちゃカボチャとは、観賞用のカボチャのことを総称した呼び方です。
ハロウィンの時期に、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
そのまま置いておくだけでも、インテリアになりそうですよね。
ぼこぼこしたものから、ツルっとしたものまで触り心地は様々。
そしておもちゃカボチャは色や模様、さらには形まで、触り心地と同じくバリエーション豊富に流通しています。
秋の収穫祭を祝うハロウィンに、ぜひ飾ってみてくださいね。
ハロウィンを意識して飾るなら、マジックペンや黒いテープを使って顔をデザインすることもおすすめです。
自分だけのジャック=オ=ランタンを作ることができますよ。
親子でおもちゃカボチャに顔を作れば、いい思い出になりそうですね。
またおもちゃカボチャは、そのまま飾るだけではなく、秋のお花と合わせてアレンジメントにすることも多いのです。
そのため「お花と飾りたい」という方にもおすすめですよ。

◆最後に


秋の味覚

今回は、秋の季節の飾りたいお花をご紹介しました。
自宅で飾る自分用にも、誕生日などのプレゼント用にもおすすめです。
さらに、ハロウィンや中秋の名月、敬老の日などイベントに合わせてお花の種類を選ぶのも、楽しいと思います。
季節感が感じにくくなっている今だからこそ、植物の力を使って「秋」を感じてみてはいかがでしょうか。
自宅にお花があるだけで、お部屋の雰囲気が変わると思いますよ。

 

 

 

2020-09-09 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

2023年の十五夜はいつ?中秋の名月と十五夜の違い・おすすめな秋の花の種類


満月

最近は夜になると、以前より暑さが少し和らいできましたね。
だんだんと、秋らしくなってきたように思います。
今回ご紹介するのは、秋の名物である「十五夜(中秋の名月)」です。
「2023年、今年の十五夜はいつなのか」や「十五夜に飾るおすすめのお花」などを紹介しています。

2023年の十五夜はいつ?

月がきれいに見える季節、秋。
そんな秋にある十五夜は、特に月がきれいに見えると言われています。

<十五夜とは?中秋の名月って?>


十五夜

十五夜とは、旧暦の15日の夜のこと。
そのため十五夜は、毎月あるということになります。
そして中秋の名月とは、旧暦の8月15日に見ることができる月のことを言います。
これは、旧暦で秋に当たる7月~9月の中間にあたる8月を「中秋」と呼んでいたことに由来しています。
そのため、旧暦の8月15日に見える月を「中秋の名月」と呼んでいるのです。
中秋の名月には、お月見をすることが有名ですよね。
お月見をする中秋の名月には、白玉を作るという方や、お団子を食べるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここで、「なぜ毎月十五夜はあるのに、お月見をするのは中秋の名月だけなの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それは、毎月ある十五夜の中で中秋の名月が、最もきれいに月を見ることができるためと言われています。
お月見をするのに最適だったのですね。

ちなみに、先ほどお伝えしたように十五夜は毎月ありますが、一般的には「中秋の名月」のことを「十五夜」と呼んでいます
皆さんも「十五夜」と聞くと、秋のイメージがありますよね。

<今年の十五夜(中秋の名月)はいつ?>


ススキと月

旧暦の8月15日は、新暦に直すといつなのでしょうか。
旧暦を新暦に直すと、毎年ずれが生じてしまいます。
そのため、十五夜を楽しむためには毎年日付けをチェックする必要があるのです。

今年、2023年の十五夜は9月29日です。

十五夜にはベランダなどから月を楽しめるように、今より過ごしやすい気温になっていると良いですね。

<十五夜(中秋の名月)一覧>

先ほどお伝えしたように、毎年異なる十五夜。
2025年までの十五夜の日付をご紹介します。

2020年:10月1日(木)
2021年:9月21日(火)
2022年:9月10日(土)
2023年:9月29日(金)
2024年:9月17日(火)
2025年:10月6日(月)

十五夜は、9月から10月ごろまでにあるようですね。

十五夜・お月見に飾りたいお花の種類

今年の十五夜は、秋を感じるお花を飾りながら、きれいな月を観賞しませんか?
ここでは、十五夜に飾りたいお花をご紹介します。

<ススキ>


ススキ

道端でも見かけることのできるススキ。
名前の由来は、諸説ありますが「スクスク伸びる(成長する)」という意味のある「スス」と、茎を表す「キ」が合わさって「ススキ」となったと言われています。
そのためススキの花言葉は、元気に生長していく様子や、強い生命力から付けられており「活力・勢い・元気」などがあります。

そんなススキは、十五夜で飾ることが一般的
十五夜のイラストやデザインには月とお団子、そしてススキがセットになっていることが多いですよね。
なぜススキを飾るのかというと、ススキは神様をお招きする「依り代(よりしろ)」の役割を果たしていると言われているからです。
また、悪霊・災いなどから作物を守ったり、翌年の豊作を願ったりする意味も込められているそうです。
ちなみに、なぜ神様の依り代と考えられていたのかというと、茎の中が空洞になっているため、神様の宿になると信じられていたからと言われています。

風で揺れるススキを、きれいな月と一緒に見ていたら、心が落ち着いてリラックスできそうですね。

<ピンポンマム>


ピンポンマム

丸くて可愛らしいピンポンマムは、まるで満月のよう
月を楽しむ十五夜に飾るには、ぴったりなお花ですね。
お部屋に飾れば「和」な空間を演出してくれそうです。

花言葉は、「真実・高貴」などがあります。
そして花色は十五夜にぴったりな黄色のほかに、オレンジやホワイト、グリーンなど様々な色があります。
アレンジメント花束のデザインに合わせて、取り入れることができますね。

また、ピンポンマムは花持ちが良いため、アレンジメントや花束だけではなく、髪飾りにして楽しむこともできます。
十五夜には浴衣を着て、髪飾りにピンポンマムを使ってみてはいかがでしょうか。
本物のお花だからこそ、いつもとは違った雰囲気を楽しむことができそう。
SNS映え間違いなしですね。

<りんどう>


リンドウ

紫色やブルーが印象的なリンドウ。
実は、ホワイトやピンク色も流通しています。
お花屋さんに行った際は、りんどうにも注目してみてくださいね。
そんなりんどうは、秋を代表するお花の1つ。
りんどうを飾るだけで、秋の風情を感じることができそうです。
花言葉は「勝利・誠実・高貴」などがあります。
この「勝利」という花言葉は、りんどうの根に薬効成分が含まれていることにより、病に打ち勝つという意味や、花が上向きに咲く様子が、勝利を確信しているように見えることなどが由来していると言われています。

またりんどうは、敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんへ贈る、フラワーギフトにも人気です。
その理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、りんどうの根が古くから漢方の生薬として重宝されていたこと。
漢方として重宝されていたことから、「いつまでも元気でね」という願いを込めて贈るという方が多いです。
2つ目は、花色。
前述したように、りんどうの花色には紫色があります。
りんどうの紫色は高貴な色とされており、おじいちゃん・おばあちゃんへの尊敬の気持ちを表してくれそうですよね。

最後に


十五夜お月見

今回は十五夜、中秋の名月についてご紹介しました。
ぜひ、今年の中手の名月にはお花を飾りながら、きれいな満月を眺めてみてください。
お花や月など、自然のものを見ながらゆったりと過ごせば、ほっと一息つけそうですよね。

 

 

2020-08-25 | Posted in 花と文化, 花飾りアドバイスNo Comments » 

 

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