コスモス
十五夜はいつ?由来・歴史・現代の楽しみ方は?食べ物や花を知って季節を感じよう!
秋の風情を感じられる、十五夜。
今回は日本の美しい行事である十五夜について、由来や歴史をご紹介します。
昔はどう十五夜を楽しみ、現代はどう過ごすのかを掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
そして十五夜に食べたいものや、したい花の種類をチェックして、十五夜さらに楽しんでみてください。
また、うさぎが餅をついているように見えるといわれる、月の模様は世界ではどう見えているかなども掲載しています。
十五夜はいつ?
十五夜(中秋の名月)は、毎年旧暦8月15日です。
新暦と旧暦にはズレがあるため、毎年十五夜の日程が変わってしまいます。
今年、2024年の十五夜はいつ?
今年、2024年の十五夜(中秋の名月)は9月17日です。
お月見をしたいと思う方は、ぜひカレンダーに書き込んでおいてください。
2035年までの十五夜の日程一覧
来年も十五夜を楽しみたいと思う方は、十五夜の日程一覧をチェックしてみてください。
毎年十五夜を楽しめるように、2035年までの日程を一覧にしました。
- 2024年:9月17日
- 2025年:10月6日
- 2026年:9月25日
- 2027年:9月15日
- 2028年:10月3日
- 2029年:9月22日
- 2030年:9月12日
- 2031年:10月1日
- 2032年:9月19日
- 2033年:9月8日
- 2034年:9月27日
- 2035年:9月16日
十五夜は9月のイメージが強いですが、上記のように10月になることもあります。
十五夜とは
十五夜は「満月」や「月見団子」のイメージが強いですが、そもそも十五夜とはどんな行事なのでしょうか。
十五夜とは、1年で最も美しいとされている中秋の名月を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事のことです。
中秋の名月は旧暦8月15日の月そのものを意味する場合と、旧暦8月15日にお月見をする習わしを意味することがあります。
中秋の名月・十五夜について、もっと知りたい方はこちらを併せてご覧ください。
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2024年【十五夜】はいつ?~十五夜に飾りたい花の種類~ 十五夜・中秋の名月とは何なのかを、あらためてご紹介します。 |
十五夜の由来・起源
十五夜は、もともと中国から伝わった文化です。
中国には紀元前1600~1046年ごろに生まれた、中秋節(ちゅうしゅうせつ)という月を祀る行事があり、この中秋節が十五夜の起源だといわれています。
中秋節は旧暦の8月15日で、月を祀る行事です。
中秋節には月に見立てた丸く平たい形の「月餅(げっぺい)」というお菓子を家族で食べたり、提灯などを飾ったりするのだそう。
中国では中秋節に家族で月を見ながら月餅を食べ、家族の幸福を祈ることが定着しています。
ちなみに中秋節の丸い月は団らんを象徴しているとされ、中秋節は「団欒節」とも呼ばれているのだそう。
中国で中秋節には、家族と離れて暮らす人も帰省し、家族と一緒に団らんの食卓を囲むことが一般的です。
日本では中国に比べて、十五夜はそこまで重要な行事となっていないように思います。
今年の十五夜は家族で集まって、月を鑑賞するのもよさそうですね。
十五夜の楽しみ方・何をする?
ここからは、十五夜の過ごし方や楽しみ方をご紹介します。
「十五夜」や「中秋の名月」と聞くことは多くても「具体的にどんなことをしたらいいのかわからない……」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
子供と一緒に十五夜を楽しみたいという方や、ゆっくり季節を感じたい方は参考にしてみてください。
平安時代に貴族はどう楽しんでいた?
日本には、平安時代に中国からお月見の文化が伝わってきたといわれています。
平安時代では、主に貴族だけがお月見を楽しんでおり、まだ庶民に広く伝わってはいなかったようです。
当時は、月を見ながら貴族たちがお酒を飲んだり、詩歌や管弦で音楽を楽しんだりしていたようです。
ただ、現代のように空を見上げて月を直接見ていたのではなく、水面に映った月を鑑賞していたとされています。
このお酒や音楽を楽しみながら月を鑑賞するのは、「月の宴(えん)」と呼ばれていたのだそう。
源氏物語でも、月の宴が記載されています。
江戸時代に庶民はどう楽しんでいた?
江戸時代に入ると、庶民も十五夜を楽しむようになっていきました。
貴族から徐々に庶民に十五夜の文化が伝わる中で、ただ月を鑑賞するだけではなく、豊作を祈ったり五穀豊穣をお祝いしたりする意味合いが強くなっていたのだそう。
当時は貴族だけではなく、庶民もお酒を飲んだり宴会をしたり、船に乗って月を鑑賞したりしていたとされています。
美しい月を見ながら飲むお酒は、いつもよりもおいしく感じそうですね。
また、船に乗って月を鑑賞するのはロマンチック。
現代でも海などで水面に映った月を鑑賞するのは、粋な時間を過ごすことができそうです。
ちなみに、私たちにも馴染みのあるススキとお月見団子をお供えするようになったのは、江戸時代後期からといわれています。
ススキをお供えするようになった理由は、五穀豊穣を祝うため秋に稲穂に見たてていたからとされています。
確かにいわれて見れば、ススキの姿は稲穂のようにも見えますよね。
またススキは切り口が鋭いことから、災いを避けることができる・魔除けの力があると考えられていました。
十五夜でお供えしたススキは、お月見後に軒先や庭などにつるしておくと1年病気にならないといわれていたのだそうです。
現代ではどう楽しむ?
昔の十五夜のように宴会をしたり、月を見るために船に乗ったりすることの少ない現代。
ここからは、自宅でもできる現代の十五夜の楽しみ方をご提案します。
電気を消して月を鑑賞する
「最近、月をあまり見ていない」という方は電気を消して、月の明かりを感じてみるのはいかがでしょうか。
「電気をつけないと何も見えないのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は満月の月は思っている以上に明るいことも。
月明りを感じてみてください。
月を見ながらお酒を楽しむ
もちろん、昔の十五夜の楽しみ方に倣って、月を見ながらお酒を飲んだり音楽を楽しんだりするにもよさそう。
ゆったりとした音楽を聴きながら、チルい時間を過ごしてもいいですね。
用意したものがいつもと同じお酒だったとしても、十五夜に飲めばよりおいしく感じられそうです。
今年の十五夜は、粋な時間を過ごしてください。
十五夜のお供えをしてみる
十五夜のお供えをしてみるのも、雰囲気が出そう。
十五夜の基本的なお供えは、月見団子・さつまいもや里芋・ススキです。
他にも、柿やブドウなどの果物をお供えすることもあります。
お供え物については「十五夜は月にお供えをする?」で詳しく紹介しています。
気になった方は併せてチェックしてください。
子供と月見団子や白玉を作る
子供と一緒に楽しみたい方は、お月見団子を一緒に作るのも楽しめそう。
団子は手作りしにくいという方は、白玉を作るのもいいでしょう。
また子供が幼いときは、月に関連した絵本を読み聞かせするのもいいですね。
一緒に料理することや読んでもらった絵本で、十五夜・月・日本の行事などについて興味を持つきっかけになるそうです。
季節の花を飾る
季節の花を飾って、秋らしさを演出するのもおすすめ。
ゆっくりと月を鑑賞することのできる十五夜には秋らしさを演出し、日本の季節を感じられるようにしましょう。
「花を普段飾らない」という方は、十五夜が花・植物に触れる良いきっかけになりそうです。
季節を感じられそうな花の種類は「季節を感じる十五夜に飾りたい花・植物は?」で紹介しています。
うさぎアイテムを飾る・子供とうさぎの絵を描く
月にはうさぎが餅をついていると、よくいわれますよね。
そこで、十五夜に合わせてうさぎの小物を飾ってみるのも楽しそうです。
SNS用に写真を撮るときにも、うさぎのアイテムがあると映えそうですね。
また、子どもと一緒に十五夜を過ごすときは、自宅でうさぎの絵を描いたり、折り紙でうさぎを作ったりするのもよさそう。
幼稚園や保育園では、十五夜に合わせてうさぎや月に関連した工作をするところもあるのだそう。
子供の作った作品を自宅に飾り、お月見を楽しめば温かな気持ちになれそうです。
十五夜は月に何をお供えする?
十五夜には、月にお供え物をします。
ここでは、基本的なお供え物についてご紹介します。
月見団子
十五夜のお供え物の中で最も有名なのが、お月見団子ではないでしょうか。
十五夜が近づくと、和菓子屋さんやスーパーなどで月見団子を販売しているところも多くありますよね。
十五夜は先にお伝えしたように、月を鑑賞するだけではなく豊作を祈ったり、五穀豊穣をお祝いしたりする意味もあります。
この月見団子は収穫物であるお米を使って団子にすることで、農作物の豊作を祈る意味や、お米が無事に収穫できたことを感謝する気持ちなどが込められているのだそう。
ちなみに、団子の丸い形は満月に見立てているのだそう。
また、よくイラストなどで見る、月見団子をピラミッドのように重ねるのにも意味があるのだそう。
月見団子をピラミッド型に重ねて、1番上の月見団子を空(天)に向けることで、豊作だったことへの感謝の気持ちや、来年の五穀豊穣への祈りを月まで届けようとしていたとされています。
お供えした後の月見団子を食べることで、月の力を分けてもらうことができると考えていました。
月見団子を食べると、分けてもらった月の力によって、幸せになったり健康になったりすると信じられていました。
ススキ
カレンダーなどでも、満月と一緒に描かれることの多いススキ。
ススキは9月~10月頃、秋をイメージさせる季節の植物ですよね。
そんなススキは、十五夜のお供えの1つです。
ススキをお供えする理由は、大きく分けて3つあるとされています。
1つ目は、ススキは稲穂に似ているから。
収穫に感謝したり来年の豊作を祝ったりする十五夜には、大切なお米・稲穂をお供えしたいと考えていました。
しかし、十五夜の時期は稲穂はまだ穂が実る前。
そのため、姿が似ているススキを稲穂に見立ててお供えするようになったのだそう。
2つ目は、ススキには神様が宿ると信じられていたため。
ススキは、茎の中が空洞になっているため、そこに神様が宿ると信じられていました。
月の神様をお招きする依り代(よりしろ)として、ススキをお供えしていたのだそうです。
そして神様が宿ったススキは、十五夜の後も捨てずに軒先や庭などにつるして無病息災などをお祈りしていたとされています。
3つ目に、ススキは切り口が鋭いことから、魔除けになると考えられていたため。
ススキをカットすると、切り口が鋭いことが分かります。
魔除けの力を持ったススキをお供えすることで、災いや災害を避けて豊作を願っていたのですね。
先に紹介したように、ススキはカットした茎の部分が鋭利で手を切ってしまうこともあります。
子供と一緒にススキを刈り取った際は、切り口でケガをしないように注意が必要です。
芋やぶどうなどの農作物
十五夜には、秋に収穫できたものもお供えします。
ちなみに、里芋やさつまいもなどをお供えするのはお米ではなく、イモ類を主食にしていた時の名残といわれています。
里芋などをお供えする風習から、十五夜は別名「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。
十五夜にはイモ類の他に、柿やぶどう、枝豆、お酒などもお供えされています。
お供えした農作物は、月見団子と同じように食べることが一般的。
お供えを食べることで、月の力を体に取り入れられ、幸福が訪れたり健康になったりするといわれています。
「十五夜にお供えをする」という方は、ぜひおいしくいただいてくださいね。
十五夜に飾りたい季節を感じる花・植物は?
十五夜にはススキを飾る予定という方は、ススキと一緒に季節の花を飾るのもおすすめです。
萩
萩の花言葉:柔軟な精神・内気
秋の七草の1つでもある、萩の花。
枝垂れた細い枝に、赤紫や白などのたくさんの小さな花を咲かせます。
花は蝶々のように見える形をしています。
風に揺れる萩の花は、風情を感じられそうです。
ただし「十五夜に飾りたい」と思い、萩の花をお花屋さんに探しに行っても販売していることはなかなかありません。
萩の花は花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花では、なかなか流通していないのです。
そのため、ススキと一緒に萩を入れた花束を買おうと思っても難しいようです。
しかし、萩は鉢植えではお花屋さんや園芸店、ホームセンターなどで販売していることもあります。
萩の花を飾りたいと思った方は、鉢植えを探すのがよさそう。
庭で萩の花を育てているという方は、十五夜に合わせてカットし、花瓶に飾るのがよさそうですね。
ちなみに秋の花は、萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)の7つです。
秋の七草についてもっと知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
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十五夜に飾りたい「秋の七草」一覧!中秋の名月に秋の花を飾ってみては? 秋の七草を写真付きで紹介しています。写真と一緒に花言葉も紹介。 |
キキョウ
キキョウの花言葉:永遠の愛・誠実・変わらぬ愛・気品 など
紫色や白、ピンクなどの花色のキキョウ。
開花した花の形は星のようで、つぼみは膨らんだ風船のような形をしています。
開花した姿だけではなく、つぼみもかわいらしいキキョウは、ススキと合わせて飾るのもおすすめ。
和風な雰囲気のキキョウとススキは、日本の秋を表現することができそうです。
八重咲や一重咲きなど咲き方にも種類のあるキキョウですが、切り花としてお花屋さんで販売しているのは、一重咲きの紫色が多いように思います。
キキョウはつぼみの状態で購入し、飾っているうちに開花する様子を楽しむことができるでしょう。
小さなつぼみは咲きにくいので、大きく膨らんだつぼみのキキョウを選ぶようにするとよさそうです。
ちなみにキキョウの英語の花言葉は「endless love(永遠の愛)・honesty(誠実)・obedience(従順)」などがあります。
コスモス
コスモスの花言葉:乙女のまごころ・調和・乙女の恋・平和 など
細い茎と葉が、風に揺れる姿が繊細なコスモス。
秋の花として知られているコスモスは、学校などで植えられていることや、歌詞で使われることなどもあり、親しみのある花の1つかもしれません。
日光を通すほど薄く繊細なコスモスの花もかわいらしいですが、糸のように細い葉も特徴的。
細い葉は、まるでコスモスのふんわりとした雰囲気を表現しているようです。
公園や花壇などで見ることのできるコスモスですが、実はお花屋さんでは切り花としても販売されています。
コスモスにはピンクや白、黄色、オレンジ、ブラウンなどの花色があります。
有名なピンクもいいですが、十五夜を秋らしく飾りたいというときはオレンジや黄色、ブラウンのコスモスを飾るのがおすすめです。
ススキとオレンジのイエローキャンパスなどのコスモスを合わせれば、オレンジ色の明るい色味がより際立ちそう。
また、ブラウンのチョコレートコスモスをススキと合わせれば、シックで大人な雰囲気になりそうです。
コスモスの英語の花言葉は「harmony(調和)・beautiful(美しい)・modesty(謙虚)」などがあります。
ケイトウ
ケイトウの花言葉:個性・おしゃれ など
暖かそうな見た目をしている、ケイトウ。
夏の暑さが落ち着き、涼しくなってくる十五夜には暖かな色合いで、質感はベルベットやフェルトのように見えるケイトウを飾るのもおすすめです。
ススキのフワフワ感と、ケイトウの質感の組み合わせは秋・十五夜にぴったり。
花色は、赤やオレンジ、ピンク、黄色、グリーンなど。
鮮やかな色のケイトウは、ハロウィンの花ギフトとしても使われています。
華やかなデザインの花を十五夜に飾りたいという方は、ススキと一緒にケイトウも飾ってみてください。
個性的な花の形とカラフルな色合いで、秋らしさのある明るいデザインを楽しむことができそうです。
ワレモコウ
ワレモコウの花言葉:物思い・変化・憧れ・移りゆく日々 など
花ギフトのメインになることは少ないですが、追加すると雰囲気が出るワレモコウ。
秋を代表する切り花で、ワレモコウが花束やフラワーアレンジメントに加わると、一気に秋らしいデザインにすることができます。
お花屋さんでも基本的に、ワレモコウは流通しているのは秋のみになります。
他の秋の花や葉とも相性がいいので、いろいろな花と組み合わせることができます。
一方でススキとワレモコウを合わせると落ち着いたトーンになりますが、動きが出るため寂しい感じにはならないかと思います。
落ち着いた静かな雰囲気を十五夜に楽しみたい方は、ワレモコウとススキだけを飾るのもいいでしょう。
オレンジのバラ
オレンジのバラの花言葉:絆・幸多かれ など
バラは1年通してお花屋さんで販売されていますが、オレンジ色のバラは秋の雰囲気を表現することができます。
上品な雰囲気と秋らしい色合いは、十五夜に飾るのはおすすめです。
赤バラほど情熱的ではなく、ピンクのバラほどラブリー過ぎないのも、オレンジのバラの魅力。
品種によっては良い香りも楽しむこともできます。
高級感があり香りもよいオレンジバラを、十五夜に飾ってみてくださいね。
マム(菊)
マム(菊)の花言葉:高貴・高尚・高潔 など
「菊」と聞くとお供えのイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、お祝いでも菊(マム)はよく贈られています。
菊はさまざまな種類がありますが、大きく分けると4つに分類できます。
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- 和風で大きな花を咲かせる輪菊
- 和風な雰囲気で小さな花をいくつか咲かせる小菊
- 洋風で大きな花を咲かせるディスバッドマム
- 洋風で小さな花を複数咲かせるスプレーマム
上記からもわかるように、主に洋風な菊のことをマムと呼んでいます。
輪菊やディスバッドマムをススキと合わせれば、大きな菊がメインになるデザインを作ることができそうです。
大きな花を1輪咲かせた菊は、インパクトがありつつ大胆な美しさを感じることができそうです。
一方で小菊やスプレーマムをススキと合わせることで、ススキでは表現できない色合いが小さな花で加わり、彩り豊かで上品なデザインにすることができそう。
他の花を合わせても良いですが、ススキとマム(菊)だけを合わせても風情のあるデザインになりそうです。
加えてマムは花持ちがよく、長く花を楽しむことができます。
十五夜の前に飾ったとしても、当日以降もきれいな姿を楽しむことができるでしょう。
またマムの花色はピンク、赤、黄色、オレンジ、ブラウン、グリーンなどとてもカラフル。
くすみカラーも流通しているので、秋のニュアンスカラーでまとめたり、ススキと合わせて和風のおしゃれな雰囲気を作ったりすることもできるでしょう。
もっと十五夜におすすめな花を知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
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十五夜・お月見に飾りたいお花の種類 十五夜におすすめなススキ・ピンポンマム・リンドウについて詳しく紹介しています。 |
どうして月にうさぎがいる?由来は?
ここからは、おまけとして「月にうさぎがいる」といわれるようになった由来を紹介しようと思います。
子供と一緒にお月見をするときなどの会話の1つにしてみてください。
月にうさぎがいる理由
月にうさぎがいると、考えられている由来はさまざまあります。
その中で、今回は仏教説話である「ジャータカ神話」が由来している「今昔物語集」の中にある、月とウサギに関するお話を簡単にご紹介しようと思います。
ある日、疲れ果てて食べ物が欲しいという老人に、うさぎとキツネとサルが出合いました。
キツネは魚を、サルは木の実を老人に渡しました。
しかし、うさぎは何も持ってくることができませんでした。
悩んだうさぎは「自分を食べてください」と言い残し、火の中に飛び込んで死んでしまいした。実は、その老人はうさぎとキツネとサルを試そうとした、帝釈天(タイシャクテン)という神様でした。
自分の身を捧げたうさぎを帝釈天は哀れみ、うさぎを月で蘇らせてすべての生き物の手本にしたのでした。
※うさぎは月で蘇ったという話や、亡くなったうさぎの姿を月に写したなどの話があります。
うさぎを飼っている方の中で、ペットのうさぎが亡くなった際は「虹の橋を渡った」や「お空に帰った」などの他に「お月様に帰る」と表現することもあるそうです。
これはうさぎが亡くなった後、月で他のうさぎたちと楽しく暮らしているということや、月からペットのうさぎが見守ってくれているという思いがあるといわれています。
うさぎが餅つきをしている理由
うさぎが餅つきをしている理由も、さまざまな説があります。
うさぎが帝釈天(老人)のために餅をついているという説や、うさぎが食べ物に困らないように餅つきをしているという説、十五夜で五穀豊穣を願うためお米がたくさん取れるようにという説などがあります。
また、満月を意味する「望月(もちづき)」から餅が連想されたという説もあります。
ちなみに、中国では、月でうさぎが杵と臼で不老不死の薬を作っていると考えられていたのだそう。
日本で餅つきになった理由はわからないですが、関連があるのかもしれませんね。
月の模様はどうやってできた?何?
満月には、明るく見える部分と暗く見える部分があります。
この暗く見える部分は、マグマが吹き出て固まった玄武岩に覆われた地形になります。
暗く見える理由は、玄武岩には鉄が多く含まれており黒っぽい色をしているため、暗く見えるのです。
反対に明るい部分は、斜長岩でできています。
斜長岩は白色をしているため、明るい色に見えます。
日本では黒い・暗く見える部分が餅をついているうさぎに見えるとされているのです。
海外ではうさぎではない?
月の模様は、日本では餅つきをしているうさぎに見えるといわれますが、世界で共通なわけではありません。
世界ではどんな風に月の模様が見えているか、まとめてみました。
- 日本:うさぎが餅つきしている
- 中国:うさぎが薬草で薬を作っている/カニ
- 南ヨーロッパ:カニ
- 北ヨーロッパ:本を読むおばあさん
- 東ヨーロッパ:女性の横顔
- モンゴル:犬
- ドイツ:薪をかつぐ男
- 南アメリカ:ワニ
月の模様は時間や時期、場所によって異なります。
またその国や地域によって何が親しまれているのかや、文化などによっても月の模様が何に見えるかは影響されるかと思います。
日本にいると月の模様は「うさぎが餅をついている」様子とよく聞きますが、国や地域それぞれで模様の例えが変わるのは不思議なことではないのです。
今年は十五夜を楽しもう
今回は十五夜の日程や由来、十五夜の楽しみ方、お供えするものや季節の花などを紹介しました。
また月にうさぎがいると考えられている理由や、月でうさぎが餅つきをしているとなぜ考えられているのかを掲載しました。
今年の十五夜は、あらためて月を眺めてみませんか?
忙しい日々を過ごしていると、月を見ることは少ないかと思います。
十五夜には季節の花や、月見団子を用意してゆっくりした時間を過ごしてみてくださいね。
9月の誕生花はリンドウ◆一緒に花束にしたい秋の花の種類一覧
9月の誕生花は、リンドウです。
昔から日本で愛されているリンドウは、秋を代表する花。
9月に誕生日を迎える方には、誕生花であるリンドウと秋の花を合わせた花束をプレゼントしませんか?
今回は、リンドウと合わせたい季節の花の種類を花言葉と合わせて紹介します。
9月の誕生花はリンドウ
先にお伝えした通り、リンドウは秋を代表する花の1つです。
花言葉は「勝利・誠実」などがあります。
リンドウは日本で昔から愛されている花であり、花束やフラワーアレンジメントだけでなく、生け花でもよく選ばれています。
そんなリンドウは切り花として流通している一方で、鉢植えでも販売されています。
特に鉢植えのリンドウは品種が多く、咲き方や草丈もバリエーションがあり背が高くなるものから背が低いものまで種類が豊富。
そのため、リンドウはガーデニングで表現したいデザインができると人気です。
青やピンクのイメージが強いリンドウですが、花の色は青やピンク、紫、白、グリーンなどがあります。
花束やフラワーアレンジメントなどの花ギフトを、贈る相手の好きな色にできます。リンドウは花ギフトにブルー系の色味を追加したい時も、もちろんおすすめです。
▼リンドウについてもっと詳しく知りたい方はこちら
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9月の誕生花【リンドウ】の花言葉や英語、育て方について。秋の花ギフトを贈ろう リンドウの種類や育て方、英名などを紹介しています。 |
9月の誕生花リンドウと合わせたい秋の花の種類
ここからはリンドウと一緒に、合わせたい季節の花の種類をご紹介します。
9月は秋らしくなってくる頃。
そんな9月に生まれた大切な方には、その季節にしか贈ることのできない花を使ったお祝いをプレゼントしましょう。
秋らしいデザインの花束やフラワーアレンジメントを作りたい方は、参考にしてみてください。
ダリア
- 学名:Dahlia
- 英名:Dahlia
- 和名:天竺ボタン
- 科・属:キク科・テンジクボタン属
- 花言葉:華麗・気品 など
豪華でエレガントな花を咲かせるダリア。
1輪あるだけで、おしゃれな雰囲気を演出できるダリアの花言葉は「華麗・気品」など。
花言葉も、ダリアの見た目とぴったりです。
ダリアは気品があり、多くの人を魅了している花の1つ。
愛好家が多いため、品種は3万以上あるともいわれています。
そのため花色だけでなく、サイズ感やグラデーションの様子などもこだわることができます。
そんなダリアを、花の咲き方が異なるリンドウと合わせて花束やフラワーアレンジメントにすれば、花ギフトに立体感が生まれます。
大きく丸い花を咲かせるダリアと、つぼんでいるような釣鐘型のリンドウを合わせれば、飽きることのないデザインを表現できるでしょう。
コスモス
- 学名:Cosmos bipinnatus
- 英名:Cosmos
- 和名:秋桜
- 科・属:キク科・コスモス属
- 花言葉:乙女の真心・調和・謙虚 など
お花屋さんだけでなく、花壇や公園などでも植えられているコスモス。
花の名前は分からなくてもコスモスの花を見たことがあるという方は、多いのではないでしょうか。
ちなみにコスモスは、俳句でも秋の季語として使われています。
季語になるほど、コスモスは季節を象徴する花なのですね。
コスモスが細い茎と葉を風で揺らす様子は、秋らしさを感じさせてくれます。
そよそよと光が透き通るほど薄い花びらを風で揺らすコスモスは、繊細でかわいらしい。
「乙女の真心」という花言葉を持っているのも納得です。
そんな親しみがあり、かわいらしいコスモスをリンドウと合わせるのもおすすめ。
コスモスは和風・洋風問わず花ギフトで活用される花の1つです。
リンドウを使って和風なデザインをプレゼントしたいと、思っている方はぜひコスモスを一緒につかってみてください。
また青や紫、ピンクのリンドウと、コスモスを合わせれば秋のすっきりとした爽やかさを表現することもできそうです。
コスモスの花色はピンクのイメージが強いかと思いますが、ピンクの他に白、赤、黄色などもあるので、花束やフラワーアレンジメント全体のデザインをみて花色を決めてみてください。
キキョウ
- 学名:Platycodon grandiflorus
- 英名:Balloon flower
- 和名:桔梗
- 科・属:キキョウ科・キキョウ属
- 花言葉:永遠の愛・変わらぬ愛・誠実・気品 など
キキョウは室町時代から愛されてきた花です。
切り花としての流通は夏のはじめの頃ですが、キキョウは秋の七草の1つです。
ただ、花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花で、最も流通しているのは6月~7月頃なので、お花屋さんによって9月にはおいていないこともあります。
ご注意ください。
和風なデザインの花束やフラワーアレンジメントに使うことはもちろんですが、バラやデルフィニウムなどの洋風な花を使ったデザインにも相性抜群。
紫や白の花色があり、上品で落ち着いた雰囲気のキキョウは9月の誕生花であるリンドウと組み合わせるのもおすすめです。
リンドウ・キキョウのどちらもかわいらしさはありますが、男性にも贈りやすい落ち着いた、かわいらしくなりすぎないデザインにすることもできます。
ちなみに英名のBalloon flowerは、つぼみの形が風船に似ていることから付けられたといわれています。
星形のように見えるパッと花開いた様子に目が行きがちですが、つぼみも特徴的なのでぜひ注目してみてください。
ケイトウ
- 学名:Celosia
- 英名:Cockscomb
- 和名:鶏頭
- 科・属:ヒユ科・ケイトウ属
- 花言葉:おしゃれ・気取り屋・個性 など
他の花にないような、個性的な見た目が印象的なケイトウ。
モコモコと暖かそうな様子は秋にぴったりです。
ケイトウは先にお伝えしたように他の花とは違った形をしているため、個性的なアレンジを楽しむことができます。
品種も多くロウソクの火のように見える先のとがったものや、サンゴのように見える球体のような形の花もあります。
ケイトウの名前の由来は和名の「鶏頭」の通り、ニワトリのトサカに似ているから付けられたのだそう。
赤やピンク、オレンジ、黄色など暖かそうな色合いのケイトウをお花屋さんで見かけたときは、ニワトリのトサカに見えるか観察してみてください。
ちなみにケイトウは花の裏表はないため、オールラウンドのデザインに向いているといわれています。
花に裏表がないというのは、どこから見てもあまり変化がないということです。
先に紹介したダリアや、夏の花であるひまわりなどは花に表と裏があり、きれいに見える方向があります。
花によっては、きれいに見える方向が決まっている種類もあります。
しかし、ケイトウは見る方向が変わっても花の姿があまり変わりません。
そのため、どこから見ても花が美しく生けられるオールラウンドの花束や、フラワーアレンジメントに向いているのです。
オールラウンドは食卓の中心や、結婚式の披露宴などで見られる円卓に飾られるときに選ばれるスタイル。
オールランドの他には、ワンサイドというスタイルがあります。
ワンサイドは、花を見る方向が決まっているデザインです。
ワンサイドの花束は片面がラッピングで覆われていることが多く、ワンサイドのアレンジメントは背面に葉が生けられており、花は片面だけに生けられていることが多いです。
マム
- 学名:Chrysanthemum
- 英名:Mum
- 和名:菊
- 科・属:キク科・キク属
- 花言葉:高貴・生命力・清らかな愛 など
1年を通してお花屋さんで見ることができるマム(菊)ですが、旬は秋です。
日本でのマムの生産量はとても多く、その量は世界で1番といわれています。
マムは日本人にとって、馴染みのある花の1つです。
多くの方から愛されたくさん育てられていることもあり、マムの品種はとても多いです。
花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、紫、グリーン、白などがあります。
そして、咲き方もチアガールが持つポンポンのようなものや、ガーベラに似ているものなどさまざま。
マムはプレゼントしたいと思っている花束や、フラワーアレンジメントのデザインに合わせて品種を選ぶことができるのです。
和風で立派なマムもありますが、キュートでポップなマムもあります。
さらにマムは、花持ちが良いことも特徴の1つです。
長くきれいな姿を楽しむことができます。
9月の誕生花であるリンドウも花持ちが良いため、マムと合わせて花ギフトを作れば長い期間同じ美しい姿を観賞することができます。
ワレモコウ
- 学名:Sanguisorba
- 英名:Garden Burnet
- 和名:吾亦紅・吾木香
- 科・属:バラ科・ワレモコウ属
- 花言葉:感謝 など
秋のデザインで欠かせないのが、ワレモコウ。
「少し寂しいイメージ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ワレモコウが花ギフトに入ることで、グッと季節感を演出できます。
ワレモコウの赤や茶色などの締まった色が入ることで、花束やフラワーアレンジメントのアクセントに。
他の花と形も異なるので、ワレモコウは少量でも良いポイントになります。
生け花でも人気のあるワレモコウと、リンドウを合わせれば風情を感じる花束やフラワーアレンジメントにすることができます。
目上の方や男性、おじいちゃん・おばあちゃんへの誕生日プレゼントには、特におすすめです。
リンドウもワレモコウも洋風なデザインでも使われているので、もちろん和風なデザイン以外も表現できます。
ワレモコウの花言葉は「感謝」などがあるので、大切な方のプレゼントにぴったりですね。
バラ
- 学名:Rosa
- 英名:Rose
- 和名:薔薇
- 科・属:バラ科・バラ属
- 花言葉:愛・美 など
バラはカラーバリエーションが豊富で、秋らしい色合いを選ぶことで季節感を演出できます。
オレンジや、深みのある赤などは特におすすめ。
バラは上品で豪華。
見栄えもするため、花ギフトの王道と言っても過言ではありません。
誕生日にぴったりなお祝い感のある、華やかなギフトをプレゼントしたい方はぜひバラを選んでみてください。
9月の誕生花「リンドウ」とバラを組み合わせることで、花の美しさを引き立て合うことができるでしょう。
花びらを幾層にも重ねたバラと、釣鐘型の花をいくつも咲かせるリンドウ。
花の形がそれぞれ異なるため、組み合わせることによってお互いを引き立て合い、美しさの相乗効果が期待できそうです。
ちなみに季節を問わず、お花屋さんでみることができるバラですが、秋に咲くバラを秋バラと呼ぶことも。
秋バラは品種によりますが、春に咲くバラに比べて花は小ぶりなものが多いです。
しかし、花の香りが良かったり色が濃かったり、春に咲くものよりも魅力的なバラもあるのだそう。
これは夏の暑さに耐えて、気温が下がってきた中で花を咲かせるためといわれています。
※秋バラと呼ばれるバラは、10月~11月に咲く品種が多いとされています。
ただ9月後半ごろになると、お花屋さんで見ることもできるのでぜひチェックしてみてください。
パンパスグラス
- 学名:Cortaderia selloana
- 英名:pampas grass
- 和名:パンパスグラス
- 科・属:イネ科・シロガネヨシ属
- 花言葉:光輝・人気 など
パンパスグラスは、ホテルのロビーやイベントのモニュメントで使われるような大きなサイズ感で、季節感を演出できる植物です。
もちろん、花束やフラワーアレンジメントで使われることは少ないですが、プレゼント用の花ギフトとしても使われています。
ふさふさ・もふもふとした姿のパンパスグラスは、秋にぴったり。
パンパスグラスと聞いて、想像しにくいという方はススキをもっと大きくしたものをイメージするとわかりやすそうです。
パンパスグラスはドライフラワーの状態で、インテリアとしても販売されています。
パンパスグラスでドライフラワーを作る時は、他の切り花でドライフラワーを作る時のように、花をひっくり返して吊るさなくてもきれいにできるといわれています。
生花で飾っていた時と同じように、置いておくだけで少しずつドライフラワーになっていく様子を楽しめます。
特に秋らしい色合いでまとめたい時や、暖かそうな質感を大切にしたい時に、パンパスグラスがおすすめです。
パンパスグラスを花ギフトで使えば、シックな秋らしさを表現できます。
リンドウとパンパスグラスで花ギフトを作って、ナチュラルでおしゃれなプレゼントを贈りましょう。
リンドウとパンパスグラス以外に合わせる花の色を絞れば、上品で落ち着いた垢抜けたデザインにすることもできます。
リンドウと秋の花を使ったギフトを贈ろう
今回は9月の誕生花であるリンドウと、一緒に花束やフラワーアレンジメントにしたい秋の花の種類をご紹介しました。
秋めく9月に誕生日を迎える、大切な方には季節を感じられる花ギフトを贈りましょう。
コスモスの花束を長持ちさせる方法|色ごと・英語の花言葉も一緒に紹介
秋の花の代表といえば、コスモス。
今回はコスモスの花の基本情報と、長持ちさせる方法についてご紹介したいと思います。
コスモスの花束やブーケをもらった時や自宅用に購入した際は、なるべくきれいな状態を長く保ちたいですよね。
長持ちさせるコツを簡単に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コスモスはどんな花?
まずはコスモスの基本情報から見ていきましょう。
- 科・属:キク科・コスモス属
- 和名:秋桜(あきざくら)・大春車菊
- 学名:Cosmos
- 原産地:メキシコ
- 開花期:6月~11月頃
- 出回り時期(お花屋さんで見かける時期):6月~10月・特に9月~10月
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・茶色
ピンク色のイメージが強いコスモスですが、実はオレンジ色や黄色の花を咲かせる品種もあります。
黄色のコスモスで有名なのは、キバナコスモスという品種です。
名前の通りオレンジに近い黄色の花を咲かせます。
コスモスはお花屋さんでも見ることができますが、コスモス畑や花壇などでも植えられていることが多いです。
自宅の庭や学校にコスモスが植えられていたという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
そのため、コスモスは身近に見ることができ、親しみを持ちやすい花の1つでもあります。
風にそよそよと揺れるコスモスはかわいらしく、見ていると秋らしさを感じられるように思います。
9月のカレンダーのイラストやデパートなどの秋のポスターに描かれているところを、見たことがある方も多いかもしれません。
それだけコスモスは秋を感じさせてくれたり、連想させたりする花として多くの方から認識されているのですね。
コスモスの名前の由来
コスモスという花の由来は、ギリシャ語の「Kosmos」だと言われています。
「Kosmos」は「秩序・調和・飾り・美しい」 という意味があります。
英語で宇宙のことを「universe」の他に「cosmos」ともいい、宇宙が星々により秩序が保たれているように、コスモスの花びらが規則正しく外側に向かって咲いていることから「宇宙」と同じ「コスモス」と名付けられたそうです。
上の写真からも、花びらが均一に並び秩序があるように見えますよね。
一見すると宇宙とは関係なさそうに見えるコスモスの花ですが、均一にパッと咲いた花びらの様子は宇宙の星々を思わせたのかもしれません。
コスモスの語源が宇宙であると聞くと、コスモス畑に行った際は広がる宇宙を感じることができるかもしれませんね。
コスモスの花言葉
コスモス全体の花言葉は「調和・謙虚・乙女の純真」などを持っています。
この花言葉はコスモスの名前の由来にもなった、ギリシャ語の「kosmos」 が「秩序・調和」などの意味があることから付けられたと言われています。
加えてかわいらしい花と細くて柔らかな印象の葉が風に揺らぎ、ゆらゆらと揺れる様子は女性的なイメージがあるのかもしれません。
ちなみにコスモスは先にご紹介したように、赤やピンク、オレンジ、黄色など様々なカラーバリエーションがあります。
そんなコスモスは、色ごとに花言葉が付けられています。
花びらの色ごとの花言葉は、こちらにまとめています。
- 赤のコスモス:愛情・調和・乙女の愛情
- ピンクのコスモス:乙女の純潔
- オレンジ・黄色のコスモス:野生の美しさ ・自然美
- 白のコスモス:優美・美麗・純潔
- 茶色のコスモス:恋の終わり・恋の思い出
かわいらしいピンクのコスモスは「乙女の純潔」という花言葉が似合っていますよね。
また花言葉は同じ花でも国によってそれぞれ違った、花言葉がつけられています。
西洋(英語)のコスモスの花言葉は「harmony(調和)・beautiful(美しい)・modesty(謙虚)」などがあります。
コスモスは英名でも「Cosmos(コスモス)」です。
花言葉は、やはり宇宙を意味する「cosmos」から付けられたのかもしれませんね。
コスモスの長持ち方法
ここからは、コスモスの花束やブーケをもらった時に知りたい長持ち方法についてご紹介します。
コスモスは他の花に比べて、少し元気がなくなってしまうまでの日数が短い花でもあります。
お手入れをしてあげることによって、なるべく長くきれいな様子を見られるようにしましょう。
余計な葉を取る
まず花束やブーケを花瓶に飾る際は、下の方についている葉を取ってしまいましょう。
葉が水に浸かっていると、そこが痛んで水を汚す原因になってしまいます。
水が汚れていると、きれいな水を花まで吸い上げることができなくなるため、日持ちしなくなってしまうのです。
コスモスは思っているよりも、茎の下の方まで葉がついていることがあるので注意して見てあげてください。
特にコスモスは葉が傷みやすいので、なるべく余分な部分をカットしてから生けると良いかと思います。
ちなみにコスモスと一緒に飾る花がある場合は、同じように葉が水に浸からないよう、下に付いている葉がある場合はカットするのがおすすめです。
湯あげをして元気に
花まで十分に水が吸い上がらないことでコスモスの元気がなくなってきたら、湯あげをすることがおすすめです。
湯あげとは、水あげの方法の1つです。
花がうまく水を吸えなくなってきた時にする方法で、水あげの種類は様々ありますがコスモスには湯あげが効果的と言われています。
具体的な方法は、以下の通りです。
- コスモスの花と葉に湯気が当たらないように、新聞紙を巻きます。
- 茎の先端から2~3センチの所を斜めに切ります。
- カットしたらすぐに、茎の先端付近を60°以上のお湯に浸けます。
浸ける時間は、15~20秒が目安とされています。
お湯につけた時、少し分かりにくいかもしれませんが茎の中から空気が押し出されて、小さな泡が上がってくることもあります。
茎の中に空気が入っていると水を吸い上げる邪魔になってしまうのです。
このお湯に浸けている時には、先にお伝えしたようにコスモスを新聞紙などで包んで葉や花に湯気が当たらないように注意しましょう。- お湯に浸けた後は、すぐに常温(冷たい)の水に茎を浸けます。
- 常温の水にコスモスを入れている時は、なるべくコスモスを垂直に立たせておくことがおすすめです。
花(茎)が斜めになった状態で水に浸かっていると、まっすぐ立てている時よりも水の吸い上げが悪くなります。
そのため、たっぷり水が吸い上げられるように、立てるようにしておくことが良いでしょう。
茎を割って塩もみも効果的
塩を使って、コスモスを元気にすることもできます。
コスモスがぐったりとしてしまった時は、塩を使って水あげをすることもコスモスにとって有効です。
先に紹介した湯あげは「難しそう……」という方は、こちらの方法を試してみてください。
具体的な方法は以下の通りです。
- コスモスの茎の先端1~2センチを叩いて砕くように割きます。
茎の先端を割いていく時は、花をカットするハサミの持ち手の方を使って叩くと、やりやすいかもしれません。
茎を割いて、水を吸い込ませやすくする狙いがあります。- その部分に塩をたっぷりと揉み込みます。
塩を揉み込んだ後は5~10分程度おきます。
塩を茎に揉み込む理由は、茎の中の塩分濃度を高くするためです。
水は濃度が低いところから高いところへ移動しようとする性質があるため、一時的に茎の中の濃度を高くすることで、水を吸い上げやすくすることができるのです。- コスモスを新聞紙で包みます
新聞紙で包む理由は、花がくたっとお辞儀をしたような形にならないようにサポートするためです。
少しきつめに新聞紙を巻き、茎がまっすぐになるように意識しましょう。
きつく巻きすぎると花がつぶれてしまうので、そこは注意が必要です。- その後にたっぷりと溜めた水に浸けます
水の深さは、葉がつからないぎりぎりのところまで用意することがおすすめです。
水圧を活用して、花まで水を吸い上げられるようにします。
ちなみに、新聞紙は濡れてしまっても問題ありません。
元気になったコスモスを花瓶に飾る際は叩いた茎の部分をカットしてくださいね。
定期的に水を取り替える
誰もが一度は聞いたことがあるかもしれませんが、定期的に水を取り替えると花持ちが良くなります。
これはコスモスに限らず、切り花を花瓶に生ける際は取り組んで欲しい長持ち方法のひとつです。
花瓶の水を清潔に保つということが、花を長持ちさせることでのポイントとなります。
またコスモスは、茎の先端部分(切り口の部分)が、茶色く変色していることがあります。
水を交換する際に気がついた時は、この部分をカットしてから生け直すと良いでしょう。
花瓶をきれいにする
コスモスに限りませんが花束やブーケなど生花を飾る際は、花瓶を清潔に保つことが重要です。
花瓶が汚いと入れている水が汚くなり、汚い水を花が吸い上げることになります。
花瓶は、食器用洗剤で洗ってから使うようにすることがおすすめ。
さらに生ける前だけではなく、水を替えるタイミングで花瓶を洗うとより良いとされています。
水を替える時に毎回、花瓶を洗うのは少し面倒ですが花持ちが良くなるので、ぜひ実践してみてください。
暖房が直接当たらないところに飾る
涼しくなってくる秋。
暖房を使っているというご家庭も、多いのではないでしょうか。
コスモスを飾る際は、暖房が直接当たらないところに置くようにしましょう。
エアコンの風などが花や葉に当たっていると、そこから水分が抜け花持ちが悪くなってしまいます。
コスモスの花束やブーケ、フラワーアレンジメントなどを自宅に飾る際は、なるべく涼しく暖房の風が当たらないところに飾るようにすることがおすすめです。
直射日光を避ける
花束やフラワーアレンジメントを飾る際は、直射日光の当たるところを避けるとよりよいとされています。
植物は日光が好きなイメージがありますが、切花の場合は直接日が当たらないところに置く方が良いです。
日光が当たる事によって、暖房が当たっているのと同じく水分が抜け、元気がなくなってしまうことがあります。
秋の花であるコスモスを楽しもう
飾るだけで秋らしさを演出することができる、コスモス。
繊細でかわいらしいその姿は、大人から子供まで幅広い年代の方から、愛されています。
コスモスを自宅で飾る際は、今回ご紹介したお手入れ方法を実践してみてくださいね。
コスモスをお花屋さんで見ることができるのは、主に6月~10月。
特に9月~10月はコスモスが多く販売されているように思います。
花はプレゼントというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、自宅用にコスモスを購入して季節を感じてみるのも良いかと思います。
この機会に、ぜひお試しください。
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秋の花束・ブーケに使う花といえば?秋に咲くおすすめの花を写真付きで紹介 コスモス以外にも秋の花を紹介中です |
秋の花束・ブーケに使う花といえば?秋に咲くおすすめの花を写真付きで紹介
だんだん寒くなってきて、秋らしくなってきましたね。
そこで今回は秋の花束・ブーケに使う、切り花についてご紹介したいと思います。
秋に誕生日を迎える方や、結婚記念日がある方のプレゼントにおすすめなことはもちろん、自宅に花を飾って季節感を演出したいという方にも参考になる内容になっています。
コスモス
基本情報
- 科・属:キク科・コスモス属
- 和名:秋桜
- 学名:Cosmos bipinnatus
- 原産地:メキシコ
- 開花期:6月~10月
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・茶色
和名では秋桜と書く、コスモス。
まさにコスモスは、秋を代表する花の1つですね。
日本人にとって親しまれているコスモスは、俳句の中では秋の季語として使われています。
コスモスを見て「秋だな~」と感じることもあるのでは。
コスモスは花束やフラワーアレンジメントで使われる切花よりも、鉢植えや花壇で見かけることが多いという方もいらっしゃるかもしれません。
お花屋さんで見る花というよりは、公園などでも見かけられる花の印象が強いことも。
身近に見かけることができるため、子供から大人までコスモスを知っている方が多く、幅広い年代の方に認知されている花でもあります。
風に揺られる繊細な姿は、花束やフラワーアレンジメントにすることで爽やかさや、かわいらしさを演出することができます。
和風・洋風問わず様々なデザインで使われることの多いコスモスは、和室・洋室どちらでも飾ることができます。
花言葉
コスモスの花言葉は「乙女の純真」や「調和」などがあります。
先にお伝えしたように様々な色を楽しむことができるコスモスは、それぞれの色ごとに花言葉を持っています。
色別のコスモスの花言葉は以下の通りです。
- ピンクのコスモスの花言葉:乙女の純潔・純潔
- 赤のコスモスの花言葉:乙女の愛情・調和
- オレンジ・黄色のコスモスの花言葉:野生の美しさ・自然美
- 白のコスモスの花言葉:優美・美麗
- 茶色のコスモスの花言葉:恋の思い出
近年、お花屋さんでも見かけることが多くなった茶色のコスモスの種類の中には、チョコレートコスモスという名前がついたものもあります。
チョコレートコスモスという名前は、花の色だけではなくチョコレートのような甘い香りも由来しているのだそうです。
もっとコスモスについて知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
花束(切り花)のコスモスの長持ち方法などもご紹介しています。
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コスモスの花束を長持ちさせる方法|色ごと・英語の花言葉も一緒に紹介 コスモスを自宅で飾る時の参考に! |
ケイトウ
基本情報
- 科・属:ヒユ科・ケイトウ属
- 和名:鶏頭
- 学名:Celosia cristata
- 原産地:熱帯アジア、インド
- 開花期:7月~11月頃
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・紫・緑
モコモコとした見た目が、涼しくなってくる秋にぴったりなケイトウ。
ケイトウという名前の由来は、花の形が鶏のトサカ(鶏頭)に似ているから。
この他にはないケイトウの花姿は、さまざまな花束・ブーケやフラワーアレンジメントで楽しむことができます。
ケイトウの花の形は、様々な種類があります。
1つ目は、キャッスルピンクなどのふわふわとした羽毛を重ねたような形。
下の写真を見ると、ろうそくのようにも見えるかもしれません。
2つ目に、ボンベイピンクなどのサンゴのようにも見えるもこもことした形。
花束やブーケに使われる時は、このような形のケイトウが多いような気がします。
個性的なフォルムは、花束・ブーケに使うことで、アクセントにもなり、花ギフト全体がボリュームのあるものになります。
加えてケイトウの花は、どこから見てもかわいらしく裏表がありません。
そのため、食卓などに飾るフラワーアレンジメントや、コンパクトなブーケなどにも向いています。
花言葉
ケイトウの花言葉は「おしゃれ」などがあります。
この「おしゃれ」という花言葉には、花の名前の由来にもなった鶏のトサカが由来しているようです。
一緒に合わせる花や、花束・フラワーアレンジメントのデザインによってかわいらしさを抑えることもできるため、ケイトウは男性への贈り物にも人気です。
先にお伝えした通り、赤やピンク、オレンジなど様々な色を楽しむことができるケイトウですが、色別に花言葉が決められているわけではないようです。
バラ
基本情報
- 科・属:バラ科・バラ属
- 和名:薔薇
- 学名:Rosa
- 原産地:アジア、ヨーロッパ
- 開花期:1月~12月
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・紫・緑・茶色
圧倒的な人気があり、もらって嬉しくないという人がいないほど多くのファンがいるバラ。
1年を通してお花屋さんで見ることができますが、バラは秋が旬の品種もあります。
秋に咲くバラを「秋バラ」といい、香りが1年の中で最も強く、色も濃いものが多いと言われています。
1輪飾るだけで存在感が抜群なバラは、花束やフラワーアレンジメントのメインになることが多いです。
バラと他の花を合わせたデザインも素敵ですが、バラだけをまとめた花束やブーケはプロポーズなどでも使われるほど特別な贈り物になります。
ちなみに秋らしさを演出したいという方は、バラの色合いを赤やオレンジなどあたたかなものを選ぶのがおすすめ。
さらにアンティーク調のカラーのバラを選べば、秋らしい落ち着いた雰囲気にすることができます。
花言葉
バラ全体の花言葉は「愛」や 「美」 などがあります。
最も有名な赤いバラから、秋らしさを演出することができるオレンジ色のバラまで、様々なカラーバリエーションが楽しめるバラには花色によって花言葉がそれぞれついています。
色によって変わるバラの花言葉は以下の通りです。
- 赤バラの花言葉:愛情・情熱
- ピンクのバラの花言葉:感謝・しとやか
- オレンジのバラの花言葉:絆・すこやか
- 白バラの花言葉:尊敬・純潔
- 紫のバラの花言葉:気品・高貴
- 緑のバラの花言葉:穏やか・希望を持ち帰る
- 茶色のバラの花言葉:落ち着いた
数多くの品種があるバラは、花の形や花びらのつき方だけでなく、花の色もたくさんの種類があります。
そのためバラをプレゼントしようと思っても、どの色がいいのか迷ってしまうことも。
そんな時は、花言葉を参考に花の色を決めるのもいいかもしれませんね。
アスチルベ
基本情報
- 科・属:ユキノシタ科・アスチルベ属
- 和名:アワモリショウマ
- 学名:Astilbe
- 原産地:東アジア、北アメリカ
- 開花期:5月~9月
- 花色:赤・ピンク・白
小さな花をたくさんつけている様子は、アスチルベならではの姿。
ふわふわとした印象で、全体的に暖かそうな雰囲気が人気です。
洋風のデザインも似合いますが、和風なデザインの花束・ブーケやフラワーアレンジメントにもよく使われています。
白や淡いピンクなど柔らかな色合いを選べば、花束やブーケで使う主役の花をより美しく引き立たせることができます。
もこっとした見た目のため、花ギフト全体のボリュームをアップさせることもできます。
優しくナチュラルな雰囲気は、彼女や妻へのプレゼントの脇役として入れるのもおすすめ。
フワフワした見た目が、かわいらしいですよね。
さらにアスチルベは、秋らしい雰囲気を表現することができます。
他に合わせる花によって、フラワーギフト全体の印象を変えることができるため女性に限らず、彼氏や夫など男性のプレゼントとしても良いかと思います。
花言葉
アスチルベの花言葉は「恋の訪れ」や「自由」などがあります。
この「恋の訪れ」という花言葉は、小さなたくさんのつぼみが徐々にふわふわとした花を咲かせる様子が由来していると言われています。
ダリア
基本情報
- 科・属:キク科・テンジクボタン属
- 和名:天竺牡丹(テンジクボタン)
- 学名:Dahlia
- 原産地:メキシコ
- 開花期:7~10月頃
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・紫・茶色・黒
秋になると、お花屋さんでも見かけることが増えるダリア。
主役の花として使われることが多いほど存在感があり美しいダリアは、他の花を使わずに葉もの(グリーン)と合わせるだけでも十分に豪華なプレゼントにすることができます。
すっと伸ばした茎に大きく華やかな1つの花を咲かせる姿は、たくさんの人を魅了しています。
そのためダリアは世界でファンが多く、ダリア愛好家が多いことも知られています。
ダリアは品種も多く、3万種類以上あるとも言われています。
ちなみに黒い色の花は少ないですが、ダリアは黒い花を咲かせる品種もあります。
黒く凛とした姿は美しく男性へのプレゼントはもちろん、高級感のあるホテルやレストランでも飾られることがあります。
花言葉
ダリアの花言葉は「気品」や「優雅」、「英華」 などがあります。
花言葉は、ダリアの花姿にふさわしく美しく豪華なものが多いですね。
ちなみに先にご紹介した通り、ダリアはカラーバリエーションが豊富です。
先にご紹介したバラやコスモスのように、花の色によってそれぞれ花言葉がついています。
色別の花言葉はこちら。
- 赤のダリアの花言葉:華麗
- 黄色のダリアの花言葉:優美
- 白のダリアの花言葉:感謝・豊かな愛情
- 黒のダリアの花言葉:華麗
秋らしい花で季節感をプレゼント
今回は秋の花束・ブーケや、フラワーアレンジメントで使える花の種類についてご紹介しました。
お花屋さんに行くと1年中何かしらの花は売っていますが、その季節でしか楽しむことのできない花もあります。
季節感のある贈り物がしたい方や、秋に記念日がある方はぜひ今回ご紹介した季節限定の花を使ったギフトをプレゼントしてみてくださいね。
9月14日はコスモスの日~コスモスの花言葉・育て方~
9月に入り、過ごしやすい気候になってきましたね。
今回は9月14日「コスモスの日」に関連して、コスモスの花言葉や育て方についてご紹介したいと思います。
「秋桜」と書いてコスモスと読むように、コスモスは秋を代表する花の1つです。
そんな季節を感じることができるコスモスは、お花屋さんでは鉢植えだけでなく、花束・アレンジメントとして使われる切花でも流通しているようです。
気になったという方は、ぜひコスモスを自宅に飾ってみてくださいね。
◆コスモスってどんな花?
線のようにも見える葉が繊細で、風にそよそよと揺れる様子が美しいコスモス。
学校の花壇などでも植えられていることも多いため、コスモスを知っているという方は多いのかもしれません。
子どもから大人までコスモスは、馴染み深い花なのです。
先に紹介した通り、コスモスの葉は線・糸のように見えるような細いもので、茎も比較的に細くすっと伸びています。
そのため、コスモスの花束をもらった時や花壇の手入れをするときは、優しく取り扱うようにしてください。
花びらは太陽の光が透けるほど薄く、コスモスは透き通っているような印象があります。
コスモスの品種によって花の大きさは、さまざまで大きいものから小さいものまであります。
花束やアレンジメントまた、寄せ植えにする際のデザインに合わせて、コスモスの花の大きさや色が選ばれています。
<9月14日はコスモスの日>
9月14日は、コスモスの日です。
コスモスの日には夫婦・カップルなどの間で愛を確かめ合うために、贈り物にコスモスを添えてプレゼントするのだそうです。
妻や彼女、パートナーにコスモスの花を贈ってみるのもいいかもしれませんね。
先にご紹介した通り、コスモスは鉢植えや花束などで使う切花として流通しています。
お花屋さんに行く時は、コスモスが販売されていることもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
<開花時期>
コスモスの開花時期は、地域によって差がありますが、6月~11月頃です。
6月~11月頃、コスモスがたくさん咲いた花畑に行ったことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コスモスは、キク科コスモス属に分類されていて、夏から秋に花を咲かせる植物です。
コスモスの開花のタイミングは、3種類に分けられます。
・7~8月頃に咲く「夏咲き」
・10~11月に咲く「秋咲き」
・夏咲きと秋咲きの間に咲く「早咲き」
秋の花というイメージが強いコスモスですが、夏にも花を楽しむことができるのですね。
ちなみに、俳句では秋の季語としてコスモスが使われています。
<花言葉>
コスモスの花言葉:「乙女の真心・調和・謙虚」など
コスモスが持つ「乙女の真心・調和・謙虚」などの花言葉から花畑や庭、花壇などで風にそよがれながら、花を揺らす繊細な姿を連想された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
花言葉の中に「乙女」という単語が使われているように、コスモスはどこか女性的でしとやかな印象がある花なのかもしれません。
◆コスモスの育て方
ここからは、コスモスの育て方についてご紹介したいと思います。
コスモスは比較的育てやすい花のため、植物を育てたことがない方や、ガーデニング初心者という方でも安心して育てられる花の1つです。
感染症の問題によって、外出されることを自粛される方が多い現在。
お子さんと一緒にガーデニングを楽しむ方や、新しい趣味として花を育てる方も多いのだそうです。
「花を育ててみたいけど、植物を育てるのは初めてだから心配……。」という方は、コスモスを選んでみてもいいかもしれません。
ここでは、育てるときのポイントもご紹介しているので、コスモスを育てようと思っている方はぜひチェックしてみてください。
<水やり>
コスモスの原産は、メキシコです。
そのためコスモスは、湿気が多いところを嫌う性質があります。
加湿しすぎないように、頻繁に水やりをする必要はありません。
鉢植えで育てる場合は、土がしっかり乾燥してから水をあげるようにしましょう。
土が乾燥しているかどうか見分ける方法としては、直接指で土を触ってみるという方法もありますが、土の表面が乾燥して白っぽい色になっているかどうかを確認してみるのも良いと思います。
初めて植物を育てる場合は、土の乾燥度合いを色で判断するのは難しいかもしれません。
初めは指で土の湿り気度合いを確認して、徐々にその時の土の色を覚えていけると良いと思います。
庭に植える場合など地植えをする場合は、コスモスが根付いてから水やりをする必要はないと言われています。
自然に降ってくる雨水で、コスモスには十分なのだそう。
コスモスは水切れを心配するよりも、水のやりすぎを注意した方が良いかもしれません。
<置き場・飾る場所>
コスモスは、日光が大好きな植物です。
そのためコスモスは、日当たりの良い場所に置いてあげてください。
庭に植える場合は日当たりがよく、水はけの良い場所を選んで植えてあげると良いと思います。
先にご紹介した通り、コスモスは加湿が苦手な植物。
コスモスを育てるために土を増やすという方は、水はけの良い土を選んでみてくださいね。
<肥料>
コスモスは、他の花に比べてとても丈夫な植物です。
栄養が少ない痩せた土地でも丈夫に育ってくれるので、たくさん肥料が必要というわけではありません。
肥料をあげすぎてしまうと、コスモスの丈ばかりが伸びて、茎が柔らかくなり風が吹いた時に折れてしまう危険もあります。
そのため、肥料をあげる場合は与えすぎないように注意してください。
ただし鉢植えでコスモスを育てる場合は、肥料が不足してしまうことがあります。
コスモスの元気がなさそうな場合は、ゆっくりと効果がでる緩効性化成肥料を置き肥することがおすすめです。
まだ肥料が足りなさそうな場合は、液体肥料を追加で与えてみてください。
◆最後に
今回は、コスモスの日に関連してコスモスの花言葉や、育て方についてご紹介しました。
ちなみにコスモスは、ピンク色のイメージが強いですが、赤やピンク、白、ブラウンなど実はさまざまな色があります。
近年、お花屋さんではピンク色だけではなく「チョコレートコスモス」というブラウン系のコスモスを販売している所もあります。
そのためコスモスは、大人っぽいデザインに使うことや、男性への贈り物として選ばれることもあります。
お花屋さんに行った際は、どんな色のコスモスが販売されているかも見てみてくださいね。
孫の日ってどんな記念日?ぴったりな贈り物・孫が喜ぶ季節を感じる花とは?
皆さんは「孫の日」という記念日をご存じでしょうか。
「母の日や父の日、敬老の日は知っているけれど【孫の日】は、あまり知らない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、「孫の日っていつ?」「記念日の歴史って?」「孫の日にぴったりなお花の種類とは?」など、孫の日について気になることをご紹介します。
孫の日ってどんな記念日?その歴史とは?
孫の日は、おじいちゃん・おばあちゃんとお孫さんのコミュニケーションを深めることを目的に制定された記念日です。
お孫さんと離れて住んでいる方は特に、会話をする機会が少ないということもありますよね。
孫の日が記念日として、制定されたのは1999年。
日本百貨店協会から制定されました。
記念日が制定されてからは、玩具業界などでキャンペーンが企画されることもあるようですよ。
孫の日はいつ?
孫の日は、毎年10月の第3日曜日になります。
今年、2024年の孫の日は10月20日(日)が孫の日になります。
ちなみに、この「孫の日」から約1か月前、9月の第3月曜日は「敬老の日」にあたります。
敬老の日にプレゼントをもらったという方は、お孫さんにお礼をするのにちょうど良いかもしれませんね。
孫の日には、お花がおすすめ
「孫の日にゲームや、おもちゃ以外の物をプレゼントしたい」とお考えの方におすすめなのは、お花です。
1年を通して、快適な気温で過ごすことができるようになり、野菜なども、食べたい時に食べることができるようになりました。
便利になったと同時に、「季節感」を感じにくくなっているように思いませんか?
そこで、秋を感じることができるお花を使って、アレンジメントや花束をお孫さんにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
美しい旬の時期のお花を贈れば、日本独自の四季を少し経験できるかもしれませんよ。
また、お花をもらう機会はなかなかないもの。
お孫さんにとって、生花のギフトは特別な贈り物になるかもしれません。
この「孫の日」をきっかけに、お花を贈ってみませんか?
孫の日に贈りたいお花の種類
ここでは「孫の日」に贈りたい、お花の種類をご紹介します。
10月にある記念日だからこそ、贈りたいお花をピックアップしましたので、チェックしてみてくださいね。
<コスモス>
秋を代表するお花の1つである、コスモス。
花色は、有名なピンクやホワイトの他にチョコレート色、黄色などもあります。
花畑や鉢植えのイメージが強く、風に揺れるコスモスは可憐でかわいらしいですよね。
その一方で、コスモスは切り花としても流通しています。
最近では、他の切り花と同じように「お花屋さんで見かけたことがある」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コスモスは、季節感を出したいアレンジメントや花束におすすめです。
<ヒペリカム>
赤やグリーンの実が、かわいらしいヒペリカム。
お花と一緒に実ものを使うことで、質感が異なるアクセントに。
また、それだけではなく、「実りの秋」をイメージさせることができそうです。
ヒペリカムを入れれば、秋ならではのギフトになりますね。
ちなみに、ヒペリカムはお花ではなく実を観賞し、楽しむ植物です。
そのため、お花よりも花もちが良く、長く楽しむことができますよ。
<バラ>
「お花の種類」と聞いて、最も初めにイメージされることが多いバラ。
花びらを重ねた姿は美しく、年代・性別を問わず人気のお花の1つです。
バラは1年中お花屋さんで、見ることができますが、旬は春と秋です。
旬の時期は一般的に色がはっきり出ることが多く、品質も良いとされています。
またバラは赤色やオレンジ色など、秋を連想できる花色も多いのです。
<マリーゴールド>
明るくビビットな色が、魅力的なマリーゴールド。
黄色やオレンジ色のお花は、見ているだけで元気な気持ちにさせてくれそうですよね。
マリーゴールドは、チアガールが持っているポンポンのような花姿が、かわいらしいお花。
花壇などで見かけることが多いですが、こちらもコスモスと同じく切り花としても流通しています。
ちょうど7~10月に旬を迎えるので、フラワーギフトに入れてみてはいかがでしょうか。
最後に
今回は、孫の日についてご紹介しました。
お孫さんにプレゼントを渡すイベントや、コミュニケーションをとるきっかけになる記念日は、多い方が楽しいですよね。
クリスマスやお誕生日のように、孫の日も定番のイベント(記念日)になるかもしれません。
「どんなものが嬉しいかなぁ」と思いながら選んだ贈り物を「ありがとう」と、笑顔で受け取ってくれるお孫さんを想像するだけで、嬉しい気持ちになりそうですね。
かわいらしいお花を贈って、「秋」という季節をお孫さんにプレゼントしてはいかがでしょうか?
きっと喜んでくれると思いますよ。
秋の結婚式に人気なお花とは⁉~季節のお花~
10月に入り、長袖を着ている方が多くなってきましたね。
少し涼しく感じる日も、多くなってきたように思います。
気温は、すっかり秋ですね。
さて、今回はそんな秋の季節に人気が高い結婚式についてご紹介します。
「なぜ結婚式は秋にあげる方が多いのか」や「結婚式を彩る季節のお花の種類」も掲載しています。
◆なぜ秋には結婚式が多い?
9月~11月は結婚式が、特に多い季節と言われています。
「お呼ばれした結婚式が10月だった」という方や、「自分があげた結婚式も秋だった」という方もいらっしゃるのでは?
しかし「結婚式」と聞くと、ジューンブライド=6月のイメージが強いですよね。
では、なぜ結婚式は秋シーズンが人気なのでしょうか。
ここでは、結婚式に秋が人気の理由をご紹介します。
<秋は、天候が安定しやすい>
9月~11月は、天候が安定しやすいといわれています。
晴れていれば、屋外で理想の演出をすることもできますよね。
秋は「ガーデンやテラスを使った結婚式をあげたい!」と思っている方におすすめの季節なのです。
また天気がいいことで、遠方にお住いの方も招待しやすくなるかもしれませんね。
ジューンブライドと言われる6月は、日本の場合「梅雨」のシーズンと被ってしまうこともあり室内での演出が多いようですが、雨の心配が少ない秋に結婚式を行えば、屋外での演出も実現できそうですね。
<秋ならではの旬の食材がたくさん>
秋は「食欲の秋」と言われるほど、美味しい食材が旬を迎える季節の1つです。
イモ・クリ・カボチャはもちろん、キノコや野菜、フルーツなど…秋は美味しいものがたくさんありますよね。
そのため、結婚式で用意する食事のメニューを豊富にそろえることができます。
◆結婚式に人気な花
さて、ここからは秋の結婚式で使いたい、お花の種類をご紹介します。
結婚式を予定されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<ダリア>
華やかで存在感のあるダリア。
秋に行う結婚式の飾りやブーケとして、特に人気の高いお花です。
花色はホワイト・ピンク・オレンジなど濃淡を含めて、たくさんの種類があります。
お花のサイズや咲き方も様々な種類があり、ブーケや会場の装飾を思い通りのデザインにすることができそうです。
花言葉は、華やかで美しいことを表す「華麗」などがあります。
まさに人生の大切な節目である結婚式に、ダリアはぴったりですよね。
お花屋さんでは9月~10月によく販売されているので、お花屋さんに立ち寄った際はチェックしてみてください。
<バラ>
プロポーズでも使われることが多いバラ。
花びらが重なり、上品で美しいバラはウエディングブーケの王道です。
バラは1年を通して結婚式で使われますが、バラの開花時期は主に春と秋の2回です。
品種などによりますが、特に秋は春よりも花色が濃く、香りが良いと言われているんですよ。
花色は結婚式の定番であるホワイトはもちろん、秋に流通することの多いくすんだ大人かわいいカラーもおすすめです。
<コスモス>
秋の風に揺られている姿がかわいらしい、コスモス。
コスモスの別名は「秋桜(あきざくら)」です。
この名前の由来は、秋に桜に似たピンク色のお花を咲かせることからと言われています。
そんなコスモスは、桜に似たピンクやホワイトなど淡く繊細な色だけではなく、鮮やかな濃いピンクや紫色まで流通しています。
結婚式ではドレスの色や好きな色に合わせて、取り入れることができそうですね。
花言葉は「乙女の真心・愛情」などがあります。
コスモスは花言葉も、花嫁さんにぴったりですよね。
ウエディングブーケにコスモスを加えれば、日の光を通すほど薄い、透け感のある花びらが可憐な印象を与えてくれますよ。
<ヒペリカム>
赤やグリーン、ホワイトなどの実を楽しむヒペリカム。
実りの季節である秋に行う結婚式では、小さな実がかわいらしいヒペリカムはいかがでしょうか。
御着物の雰囲気にも、ドレスの雰囲気にも合わせやすいと思いますよ。
ヒペリカムの実や枝は、季節ならではの演出ができそうですよね。
<姫リンゴ>
小さくて可愛らしい姫リンゴは、結婚式の装飾やブーケで使われることもあります。
ヒペリカムと同じように、実が入ると秋らしさがぐっとアップしますよね。
お花では出すことができないツルっとした質感も、ブーケや装飾のポイントになりそうです。
バラなど他のお花と合わせれば、かわいらしい雰囲気にすることもできるかもしれませんよ。
結婚式に限らず、お花屋さんで販売されているブーケにもよく使われているので、気になった方はお花屋さんを覗いてみてくださいね。
<ケイトウ>
他のお花とは、一味違うケイトウ。
そっと触れると、ふんわりとしていて触り心地の良いお花です。
そんなケイトウは、秋のお花を代表する1つ。
花色は、赤やオレンジ、グリーンなどが有名です。
ウエディングブーケにケイトウを加えれば、秋らしいデザインや個性的なデザインにすることもできそうです。
装飾やブーケのワンポイントとして、ケイトウを入れてみては?
◆最後に
今回は、秋の結婚式で多く使われるお花の種類をご紹介しました。
この時期、秋だからこそ使うことのできるお花や、季節感を演出してくれるお花をぜひ取り入れてみてくださいね。
季節のお花に囲まれて、素敵な結婚式があげられますように。
9月14日はコスモスの日~植物の記念日~
まだまだ暑い日がつづいています。
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、過ごしやすい気温になるのは、もう少し先になりそうですね。
さて、今回は9月14日の「コスモスの日」に関連して、コスモスについてご紹介しようと思います。
コスモスの花言葉などコスモスの基本情報や、鉢植えや地植えのコスモスの育て方を掲載しています。
◆コスモスの日とは
9月14日は、コスモスの日。
コスモスの日とは、3月14日のホワイトデーからちょうど半年となる9月14日の記念日です。
この記念日は、恋人同士がプレゼントにコスモスを添えて交換することで、お互いの愛を確認し合う日とされています。
なんだかロマンチックな記念日だと思いませんか?
まだ知っている人が少ない記念日ですが、これから注目されていきそうですね。
◆コスモスってどんな花?
コスモスは、キク科・コスモス属の植物です。
開花時期は、大きく分けてタイミングが3つあります。
1つ目は7月~8月頃に咲く「夏咲き」、2つ目は10月~11月頃に咲く「秋咲き」そして3つ目に、夏咲きと秋咲きの間(9月頃)に開花する「早咲き」があります。
コスモスは、夏から秋にかけてお花を楽しむことができるんですね。
花色は、ピンクやホワイト、赤、茶色、黄色、オレンジなどがあります。
「コスモス」と聞くと、かわいらしいピンク色をはじめとした淡い色を想像する方が多いと思いますが、濃いピンクやチョコレートのような色の種類も流通しています。
お花屋さんでも販売していることがあるので、ぜひ近所のお花屋さんに立ち寄った際はコスモスにも注目してみてくださいね。
◆コスモの花言葉
コスモスの花言葉は、「乙女の愛情・調和・謙虚」などです。
また、色ごとにみるとピンク色は「純潔」であり、ホワイトは「優美」、赤色は「愛情」などの花言葉を持っています。
どの花言葉も恋人へプレゼントするのに、ぴったりなものばかりですね。
ちなみに、花言葉は花のイメージや神話、文化などから決められることが多いため国によって異なることがあります。
そのため、同じコスモスの花言葉でも西洋(英語)では「peace(平和)・harmony(調和)・the joys that love and life can bring(愛と人生がもたらす喜び)」などがあります。
日本語と英語の花言葉、それぞれにある「調和」は、コスモスの語源となるギリシア語の「kosmos」の意味が関係していると言われています。
その意味は「調和や秩序」。
一面に咲くコスモスの花を見て、コスモスは「コスモス」という名前が付けられたのかもしれませんね。
また、コスモスの日本語の花言葉の1つである「乙女の愛情」は、コスモスの繊細な花姿から付いたそうです。
この花言葉を付けた人は、風に揺れるたおやかなコスモスの姿を見ていたのかもしれませんね。
◆コスモスの育て方
ここからは、コスモスの育て方についてご紹介します。
コスモスをこれから育てようと思っている方は、参考にしてみてくださいね。
<水やりのタイミング>
コスモスの原産地は、メキシコです。
そのため、コスモスは乾燥に強いお花なのです。
鉢植えの場合は、土が乾燥したら鉢植えの底に開いている穴から、水が出てくるまでたっぷりあげるようにしましょう。
雨が当たるところで育てている場合は、水やりはほとんど必要がないかもしれません。
土の様子を見て、水やりしてみてくださいね。
ちなみに、コスモスは先ほどお伝えしたように乾燥には強いですが、じめじめしている環境は好みません。
「きれいなお花を咲かせてほしい」と思うと、つい水をあげすぎてしまうことがありますが、水の量には注意が必要したいですね。
ポイントは土が乾いていたら、水をあげるようにすることです。
コスモスは、日当たりの良い環境を好みます。
日光の量が不足していると、コスモスが十分に生長しなくなってしまうこともあります。
上手に生長ができないと、株が弱くなり、お花の数も少なくなってしまうのです。
お花をたくさん咲かせてもらうためにも、鉢植えの場合は、日当たりの良い場所に飾ってあげることがおすすめです。
加えてコスモスは、風通しの良い所に飾る良いでしょう。
風通しが良いと、害虫を予防することもきますよ。
<肥料>
地植えの場合、肥料はほとんど与えなくて大丈夫と言われています。
栄養が多すぎると、コスモスの株が大きくなりすぎてしまうので、注意が必要です。
一方、鉢植えの場合は、栄養が足りなくなってしまうことがあります。
生長の様子を見て、肥料をあげるようにできると良いですね。
<すくすく生長したら?>
コスモスは成長していくと、どんどん丈が長くなってしまいます。
地植えしている物だと2メートル以上になることもあるそうです。
そんな時は、適度な丈でカットし、切り花として楽しむことがおすすめです。
あまり生長しすぎてしまうと、風で茎が折れてしまうこともあるため「高くなってきたなぁ」と思ったら、早めにカットしてあげると良いと思います。
「生長しているのにもったいない」と思う方もいらっしゃると思いますが、背が高くなりすぎたらカットしてお部屋でお花を楽しむようにしましょう。
高さを抑えることで、風で茎などを傷めることを防ぐことができる以外に、脇芽といわれる茎の付け根から出る新しい芽を、バランスよく生長させることができるそうですよ。
◆最後に
今回はコスモスの日に関連して、コスモスの花言葉や育て方についてご紹介しました。
鉢植えなどの印象が強いコスモスですが、お花屋さんでは花束などで使われる切り花のコスモスも販売されています。
ぜひ9月14日のコスモスの日には、恋人へコスモスを添えて、贈り物をしてみてくださいね。
コスモス畑に行ってみるのも良いかもしれませんよ。
一面に広がるコスモスは、季節の風景の1つ。
コスモスの日は恋人たちが愛を確認し合う日ですが恋人に限らず、ご友人や家族と見に行くこともおすすめです。
今の季節しか見られない景色を楽しんでくださいね。
【季節別】記念日に贈る【花】のプレゼントの選び方とは!
花のプレゼントはありきたりと感じる方もいるかもしれませんが、どんな人に対しても思いを伝えることができる、素敵なアイテムです。
花にもさまざまな種類があるため、相手やタイミングによって選ぶ花を変えることが大切です。
今回は、花選びのポイントを季節別、相手別にご紹介します。これを読めば相手にぴったりの花を選ぶことができるはずです。
季節のおすすめ花のプレゼント
まずは春夏秋冬それぞれの季節でおすすめの、プレゼントにぴったりな花をご紹介します。
春のおすすめ
春の花の中でも、特に人気の高い花をいくつかご紹介します。
【クレマチス】
花の大きさや色、形のバリエーションが豊富な花・クレマチス。春がメインですが、冬咲きや春咲きなどがあり、組み合わせることで一年中クレマチスを楽しむことも可能です。
花言葉:「美しい精神」「旅人の喜び」
【ラベンダー】
春の花の代表格・ラベンダー。鮮やかな紫色と心地よい香りが、老若男女問わず大人気ですよね。中でも特に人気なのは「イングリッシュラベンダー」です。
花言葉:「沈黙」「私に答えてください」「期待」「不信感」「疑惑」
【チューリップ】
こちらも春の花の代表格。オランダでは国花としても親しまれるなど、世界中で人気の高い花です。現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000品種が世界中で育てられているそうです。
赤いチューリップの花言葉:「愛の告白」「真実の愛」
ピンク色のチューリップの花言葉:「愛の芽生え」「誠実な愛」
黄色いチューリップの花言葉:「望みのない恋」「名声」
白いチューリップの花言葉:「失われた愛」
夏のおすすめ
次は、夏の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。
【アサガオ】
夏の代名詞といえば、やっぱりアサガオ。風情があり、夏の訪れを感じさせてくれますよね。中央から外に向かって白が入る模様があったり、巨大輪から小輪まで異なる大きさの花があったりと、変化に富んでいるのも魅力的なポイントです。
白いアサガオの花言葉:「あふれる喜び」「固い絆」
青いアサガオの花言葉:「短い愛」「儚い恋」
紫色のアサガオの花言葉:「冷静」
【プルメリア】
ビーチや海など、南国を想起させる花・プルメリア。熱帯花木を代表する種類として、世界中の熱帯地域で広く植えられています。
花言葉:「気品」「恵まれた人」「日だまり」「内気な乙女」
【ユリ(百合)】
気品あふれる花の象徴・ユリ(百合)。開花期が品種によって異なり、大きく分けると、オリエンタル系(7月中~下旬頃開花)・スカシユリ系(5月下旬~6月上旬頃開花)・テッポウユリ系(6月中~下旬頃開花)の3品種が多く栽培されています。
白いユリ(百合)の花言葉:「純潔」「威厳」
オレンジのユリ(百合)の花言葉:「華麗 」
ピンクのユリ(百合)の花言葉:「虚栄心 」
黄色いユリ(百合)の花言葉:「陽気」
秋のおすすめ
次は秋の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。
【コスモス】
コスモスを見ると「秋が来たなあ」と思う人は多いのではないでしょうか。色鮮やかで美しく、観光地などでもよく群植されているため、コスモス畑は観光スポットとしても人気です。品種改良によりピンクや白に加えて濃赤、黄やオレンジ色、複色が登場し、年々カラフルになっています。
白いコスモスの花言葉:「優美」「美麗」
赤いコスモスの花言葉:「乙女の愛情」
ピンクのコスモスの花言葉:「乙女の純潔」
【リンドウ】
暖かい日ざしの中で、青紫色の筒状の花を数輪開くのがリンドウです。品種改良により多くの品種が誕生し、鉢花や切り花などでも流通しています。
花言葉:「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」
【皇帝ダリア】
皇帝ダリアはしっかり成長すると5~6メートルに達し、その草花とは思えない圧倒的な雄大さから、根強い人気を誇る植物です。紫やピンクの色味が可愛らしく、女性を中心に人気の花です。
花言葉:「乙女の真心」「乙女の純潔」
冬のおすすめ
次は秋の花の中でも、特に人気の高い花をご紹介します。
【クリスマスローズ】
寒い時期に強く、丈夫で育てやすいため人気の花です。品種改良により花の色や模様、形、咲き方にさまざまな種類が生まれ、目を楽しませてくれています。少し切ない花言葉も、情緒があって素敵ですね。
花言葉:「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」
【アネモネ】
赤や紫、ピンクなどの濃くて鮮やかな色味が美しく、その空間をぱっと明るくしてくれるアネモネ。定番の一重咲きのほか、八重咲きや丁字咲きなどの品種もあります。
白いアネモネの花言葉:「真実」「期待」
紫のアネモネの花言葉:「あなたを信じて待つ」
赤いアネモネの花言葉:「君を愛す」
【エラチオール・ベゴニア】
バラと見間違うほどの華やかさをもつ品種や、重厚感あふれる品種もあり、ギフトなどに利用される頻度の高い花です。
花言葉:「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」
相手別のおすすめの花のプレゼント
相手別に、おすすめの花のプレゼントをご紹介します。
女性へおすすめな花のプレゼント
女性へのおすすめはロマンチックに、バラの花束です。花束のサイズによって異なりますが、10,000円〜30,000円台が相場のようです。
例えば花キューピットのバラの花束は、種類が豊富で「記念日用」などの用途ごとにも分かれています。花束を買うのが初めてでどれを選ぶべきかわからない、という方にもおすすめです。
男性へおすすめな花のプレゼント
男性へのおすすめのプレゼントは、インテリアにもなる小さな観葉植物です。予算相場は1,000円〜3,000円ほどでしょう。
友人・同僚へおすすめな花のプレゼント
友人・同僚へのおすすめは、元気な印象のひまわりを使ったミニブーケやアレンジメントなど。予算相場は3,000円〜4,000円です。
両親へおすすめな花のプレゼント
両親には「感謝」「ありがとう」などの花言葉をもつダリアやガーベラ、カスミソウなどを使った花束をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。予算は5,000円〜7,000円ほどです。
上司や先生へおすすめな花プレゼント
上司や先生も、ふだんお世話になっている対象ですよね。ですが、ダリアやガーベラだと豪勢すぎてしまいます。そこでおすすめは、カスミソウの花束。ボリューミーなものでも4,000円台から手に入り、リーズナブルです。
プレゼントにおすすめの花のスタイル
プレゼントにおすすめの花のスタイルを紹介します。
アレンジメント
器にセットした吸水性スポンジに、花を挿してデザインしたものです。そのまま手軽にインテリアとして使用できるので、男性へのプレゼントにおすすめです。
ひまわりのアレンジメントは元気あふれるイメージで、大人の男性にもおすすめな商品です。
花束
生花を束ねたスタイルです。手渡しで渡すなら最も気持ちが伝えられますし、ロマンチックでオーソドックスなので、恋人へのプレゼントにぴったりです。
ピンクとイエローのフレッシュブーケは明るく楽しいイメージの方のプレゼントにおすすめです。
プリザーブドフラワー
専門の液体につけることで、生花のように長持ちするのが特徴です。インテリアとして使えるので、家にこだわりがある人におすすめです。
ボックスフラワー
荷物のかさばりが気になる方や、持ち運びの際に目立たせたくない方にも最適なのがボックスフラワーです。メッセージカードを入れたサプライズも喜ばれるでしょう。
花キューピットのキュートなボックスフラワーは男女関係なく楽しめる商品で記念日にぴったりです。
一輪
おしゃれでスタイリッシュな印象の一輪は、モード系ファッションを好むなどおしゃれな人におすすめです。シンプルさを好む人にも、向いているでしょう。
大切な人には、花を贈ろう
大切な人に花を贈る際は、相手に合ったとっておきの花を贈りましょう。花の種類や色もさまざまですし、フラワーギフトのスタイルも多種多様ですが、迷いながらも「この花が似合いそうだな」と思って選んだ花なら、きっと喜んでくれるはずです。
花をプレゼントして、大切な記念日を大切な人と一緒にお祝いしましょう。
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