, 花を贈る時

形で選ぶフラワーギフト ~花束・ブーケ~

花贈りの定番といえば、お花を一つの束にした花束を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
お世話になった方への送別・退職のお祝いや、お誕生日、発表会などにも、花束は欠かせないプレゼントですよね。
アレンジメントは贈られた人が負担にならないことが良い点ですが、花束を選ぶことにはどのような良い点があるのでしょうか。
今回は花束やブーケを贈るメリットやデザインのパターンなどについてご紹介します。

■花束・ブーケとは?

花束とは、文字の通り切り花を束ねたものを指します。
日本では古くから華道や生け花が発展していて、これらを楽しむ方へ花を束ねて贈る習慣がありました。
そのため、日本では贈った後に華道や生け花に活用して頂くことを想定して茎を長いまま束ねて制作します。
一方で、ヨーロッパの花束は、そのまま花瓶に入れられるように制作されています。
日本の花束も最近ではデザイン性に優れたものが増えてきていて、お祝いのシーンや公の場で広く使われています。
アレンジメントと異なり、花瓶を用意しなければ基本的には飾ることが難しいです。
そして、花瓶の中の水をこまめに取り換える必要があります。
ですので、もらった時の状態を長く保ちながら飾るためには、多少の労力が必要です。
花束は、その用途によってプレゼンテーションブーケ(贈呈用の花束)とブライダルブーケ(花嫁の花束)に分けることができます。
さらに花束・ブーケの作り方には次のようなものがあります。

1.茎(ステム)をそのまま束ねる(スパイラル/パラレル)

切り花をそのまま束ねて制作する最もオーソドックスな作り方です。
花キューピットで扱う商品のほとんどはこの方法で制作しています。

2.ブーケホルダーを使う方法

あまり聞きなれないブーケホルダーというものを使って制作する花束です。
ブーケホルダーはマイクのような形をしている先端に吸水スポンジが付いた棒のようなものです。
見た目は花束ですが、作り方はアレンジメントに近いです。

他にもワイヤーを使いまとめるというやり方(ワイヤリングテクニック)もあります。
プレゼンテーションブーケは主に茎を束ねるテクニックで作り、その配列の方法はワンサイドとオールラウンドがあります。

■花束・ブーケの2つの形

1.ワンサイド

直訳すると片側、片面などという意味です。
正面と背面があるように作られていて、正面側にお花が見えるように制作し、背面側はラッピングペーパーなどでおおわれています。
日本ではこの形状がポピュラーで発表会や送別会などでお花を手渡しする時によく見られます。
片面にだけお花が見えるように制作されるため、お花がたっぷり見えるようにどうしても花束全体が長くなります。
そのため、持ち運びには少し手間を要するかもしれません。


ワンサイドの花束

2.オールラウンド

直訳すると万能という意味ですが、それだけだと何に万能なのか分かりづらいですよね。
ワンサイドが片方からしかお花を見ることが出来ないことに対し、全ての方向からお花が見えるように制作された花束のことを指します。
全ての方向から見ることが出来るため万能という捉え方が出来ますね。
ワンサイドと違い立体感のある仕上がりとなります。
欧米ではこちらの方が主流で、全体的に丸みを帯びたデザインが人気です。


オールラウンドの花束

■花束・ブーケを選ぶメリット

花束のメリットは、なんといっても手軽であることです。
気に入った花を数本束ねれば「花束」になるので、少ない本数でも仕上げることが出来ます。
つまり、ボリュームを無視すれば低予算で作ることが可能です。
アレンジメントよりも軽く、コンパクトに制作してもらえば、かさばらずに持ち運ぶことも可能です。

■花束・ブーケを選ぶデメリット

花束のデメリットは、先程も少し触れましたが、飾るときに水を入れ、こまめに交換する必要があることです。
もらった人は、家に持ち帰り、ラッピングをほどいて花瓶などに移し替えるといった作業が必要になります。
また、花束の状態で切り花は水を吸い上げることが出来ないので、長時間持ち運ぶことにもあまり向いていません。

■まとめ

今回は花束・ブーケについてその特徴やメリットデメリットについてご紹介しました。
アレンジメントとは違い、そのまま飾ることが出来ない点ではひと手間ありますが、お祝いのシーンや送別会などでの手渡しのギフトとしておすすめです。
また花束を飾るときには必ず花瓶である必要はありません。
ご自宅にある使わない食器やペットボトルなどもお花を飾る容器になります。
以前の記事で花瓶が無い時のお花の飾り方についてご紹介していますので困ったときには参考にしてみて下さいね!

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