お供えの時のマナー, , 花と文化, 花を贈る時

そろそろお盆にお供えするお花の準備をしませんか?

今週より8月に入りました。
待ちに待ったお盆休みは直ぐそこですね。
お盆ですので都内から帰省されるご予定の方はこの時期にご先祖様の仏壇に手を合わせる方もいらっしゃるかと思います。
ご先祖様の供養にお花のお供えをしようと考えている方も多いでしょう。
今週はお供えにおすすめのお花と注意点についてご紹介します。

■そもそも何故お盆にお花をお供えするのか?

お供え物の一つとして大切なものが生花です。
仏教においてお花は、線香や提灯と共に故人や先祖の霊を供養するために大切なお供え物とされています。
また、お花は仏の尊さを伝えるものとされ、美しく咲く姿から命の大切さや儚さを示していると考えられています。
お花は故人だけでなく、ご遺族をはじめ、仏壇やお墓の前で手を合わせる方の心も清めてくれるとも言われています。

■お盆の供花のマナー

1.お花の色について
お盆にお供えするお花は、白を基本として、紫や青、黄色などのお花を混ぜたものが良いとされています。
ある程度の人数が集まってお盆を盛大に行う家庭では、淡い桃色や橙色のお花を加えた華やかなものも喜ばれるようです。
また、故人が好きだったお花や、ご遺族が好むお花を贈る場合もあるようです。
地域の習慣なども考慮したうえでお花を選んでくれるお花屋さんもあります。
ただし、お盆の中でも故人が亡くなって初めて迎えるお盆、いわゆる初盆・新盆と呼ばれるのお供えの花については白で統一します。

2.用意する花の数について
仏壇等に備えられている花立は左右対になっていることが多いですよね。
そのため、お供えする仏花も2束用意しましょう。
この時、1つの花束に含める花の本数は、3本、5本、7本と奇数にします。
そして用意する1対2束で本数は同じにして下さいね。
奇数にする理由は諸説あるそうですが、一説では古代中国に伝わる考え方の中に、割り切ることが出来ない数字の奇数は、古来より縁起がよいというものがあります。
その他、割り切れない絶対の世界をめざす仏教の考え方を表すものという見方もあるそうです。

■お盆のお供えに適した花の種類

お供えには適したお花は、手間がかからず、長く飾っておくことの出来る丈夫な花がおすすめです!
菊やスターチス、カーネーション等のお花は花持ちも良く、お供えのお花にはよく用いられます。
一方でお供えに不向きなお花、良くないとされているお花もあります。
香りの強いお花は供花としてはあまり適していません。
仏間に飾ったとき、部屋に香りが充満してしまうと迷惑を掛けてしまうことがあるからです。
また、トゲのある品種やをもっているお花もあまり適切ではありません。
お盆の暑い時期にお供えをするため、傷みやすいお花もお勧めできません。
茎ではなくツル科のお花も、花立に生けることには向いていないため不向きです。
花粉の多いお花も仏壇やお墓が汚れることを防ぐ意味で避けた方が良いとされます。
花びらを散らすのではなく、花ごとぼとりと落ちてしまう椿やサザンカのようなお花も縁起が悪いとされています。
ただ、仕事上のお付き合いのみであった方や目上の方へは角が立つことのない無難な色や種類のお花にしておいた方が良いかもしれませんね。

■お盆の花の金額の相場

ところで、ご家族やご実家の方等にお供えの花を贈りたいと考えた時にどのくらいの金額のお花を準備したら良いのでしょうか?
あまり高価なものでは贈られる相手の方に気を使わせてしまいます。
ご仏前としてご自宅へお届けするなら5,000円から10,000円の花束やアレンジメントがお勧めです。
故人を偲ぶメッセージも添えれば、ご遺族を思う気持ちも一緒に伝えることが出来ますね。

■最後に

いかがでしたでしょうか。
お盆に限らずご葬儀や法事には地域それぞれの風習やマナーがあることが多いです。
しかし、これらはいずれも必ずしも守らなければならないというものでもありません。
贈る人と贈られる人の双方が理解していればどのようなお花を贈っても良いのです。
一番大切なものは故人の方を偲ぶお気持ちです。
丁寧な準備で気持ちよくお盆をお過ごし下さいね。

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