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クリスマスを彩る飾りつけ ~クリスマスリースについて~

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クリスマスにはツリーや華やかなイルミネーションなどを飾ります。
今回ご紹介するクリスマスリースもその中の一つです。
毎年様々な色や装飾が施されたリースが店頭に並び、どれを買おうか迷ってしまいますよね!
ところでこのクリスマスリースが作られ、飾られるようになった由来をご存知でしょうか?
華やかで手軽にクリスマス気分にさせてくれるリースですが、その由来について知らないという方も少なくないかもしれません。
そこで今回はクリスマスリースの由来についてご紹介します。

 

■起源

クリスマスリースの原型となっているリースは、ローマ帝国時代にローマ人が祭事の時に身に着ける冠として用いられたことが始まりとされています。
祭事やお祝いの時の飾りとして用いられていて、そこから魔除けや作物の豊作を願い飾られることも増えてきたそうです。
リースをクリスマスに飾るようになった由来については諸説ありますが、ローマ皇帝がキリスト教を国教としたことから、キリスト教徒にローマの風習が広まったと言われています。
もともとローマに存在していたリースを飾るという文化とキリスト教の文化が混ざり、クリスマスにもリースが飾られるようになったのではないかとされています。

■飾りつける期間

クリスマスは、ご存知イエス・キリストの生誕祭です。
キリスト教では12月25日の4週間前の日曜日から12月24日のクリスマスイブまでを、キリスト教が降誕するまでの準備期間(アドベント期間)としています。
ですので飾り始める日は年によって異なり、早い年で11月27日から、遅い年でも12月3日に飾り始めます。
今年だと12月2日からがこれに当たりますね。
そしていつまで飾るかですが、日本だとお正月飾りの準備があり、25日を過ぎると外してしまいます。
実は欧米のクリスマス期間は前述の11月30日前後から1月6日までとされています。
1月6日は公現日(エピファニー)という日で、キリストの誕生を祝うため賢者がキリストを訪ねた日とされています。
このことからイエス・キリストが公の前に姿を現した日とされています。

■クリスマスリースの持つ意味

クリスマスリースを飾ることには3つの意味が込められているとされています。

1.豊作を願って・・・
リースに用いられる植物には常緑の植物が用いられます。
常緑の植物は年間を通して葉を茂らせているため、このことから農作物の繁栄を意味しているとされています。
リースには松ぼっくりやリンゴを装飾することもあります。
これらは収穫の象徴とされていて、特にリンゴは冬の寒い時期にも収穫ができて、栄養のある作物のため、神への供物としても用いられていたそうです

2.魔除けのために・・・
リースに用いられる常緑の植物にはモミの木やヒイラギですが、特にヒイラギについてはとがった葉の形状が特徴的で、これに魔除けの意味があるとされています。

3.永遠・・・
リースが輪になっていて途切れることがないことから、永遠を意味するとされています。
聖書の中で「私はαでありΩである。最初であり最後である」との記載があり、これは神とその愛が永遠の存在であることを表現しています。
このことからキリストの永遠の命の願う意味が込められているとされています。

■最後に

いかがでしたでしょうか。
今回は意外と知られていないクリスマスリースの起源や飾る意味についてご紹介しました。
リンゴや松ぼっくりがよく装飾されていることから作物に関する願いがあることは予想が出来ましたが、魔除けの意味も込められているのです。
飾る意味を知るとクリスマスをさらに楽しむことが出来そうですね!
お気に入りのリースを見つけて、華やかで楽しいクリスマスをお過ごしくださいね!

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