2025-07
2025年の敬老の日は秋色の花をプレゼント!お祝いの仕方とおすすめの花ギフトを紹介

毎年9月の第3月曜日は、敬老の日です。
今年、2025年の敬老の日は9月15日(月)。
おじいちゃん・おばあちゃんに「いつまでも元気でいてね」という気持ちを届けたくても「何が喜ばれるのかわからない」と、思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2025年の敬老の日におすすめな秋色の花の種類と、その花を使った花束やフラワーアレンジメントをご紹介します。
敬老の日のプレゼントで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
敬老の日は何歳からお祝いする?

「何歳になったら、敬老の日をお祝いする」という決まりはありません。
そのため60歳の還暦を迎えたタイミングや、定年退職になった年、孫(子供)が生まれたタイミングなど、家庭によって敬老の日をお祝いする年齢はさまざまなようです。
「人生100年時代」といわれる近年では、元気で若々しいおじいちゃん・おばあちゃんも多く、敬老の日にはプレゼントをあえて贈らないという方もいらっしゃるのだそう。
ただ子供や孫から「いつもありがとう」や「これからも元気でいてね」という気持ちが込められたプレゼントをもらうのは嬉しいもの。
敬老の日にプレゼントを渡すか悩んでいる方は、なぜ贈り物をするかを伝えるのがおすすめです。
老人扱いしているのではなく、日頃の感謝を伝えたいという気持ちで、おじいちゃん・おばあちゃんへ贈り物を用意するのが良いでしょう。
敬老の日のお祝いの仕方
敬老の日には、どのようなお祝いをすればいいのでしょうか。
どうやって気持ちを伝えようか悩んでいるという方は、こちらを参考にしてみてください。
孫が描いた絵を贈る

子供(祖父母から見て孫)がいる場合は、絵や手紙を書いてプレゼントするのもおすすめです。
孫が描いた、おじいちゃん・おばあちゃんの似顔絵をもらうのは嬉しいもの。
絵が上手でなくても、特別な贈り物になりそうです。
子供と一緒に簡単に手作りできるプレゼントを知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
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敬老の日に保育園・幼稚園児が手作りできるプレゼント 幼稚園児や保育園児でも作れる簡単手作りギフトのやり方をご紹介。 |
花ギフトを贈る

敬老の日の定番の贈り物といえば、花束やフラワーアレンジメント、鉢植えなどの花ギフトです。
園芸を趣味にしているおじいちゃん・おばあちゃんはもちろんのこと、祖父母の好みがわからないという場合も花ギフトが喜ばれることが多いです。
花ギフトは周りをパッと明るくするだけでなく、花の香りや植物の成長などを楽しむことができます。
自然の贈り物は五感を使って楽しむことができ、予算以上に喜んでもらえることが多いようです。
手紙・メッセージを送る

1年に1回の敬老の日には、おじいちゃん・おばあちゃんにあらためて、感謝の気持ちを伝えるのも喜ばれそう。
なかなかおじいちゃん・おばあちゃんと会えていないという方は、メールやLINEなどでメッセージを送ったり、電話をしたりするのも良いでしょう。
またデジタルが当たり前になっている現代だからこそ、あえて手紙を書いて郵送するのもおすすめ。
直筆のメッセージは、より暖かみを感じることができそうです。
手紙・メッセージの例文が知りたい方はこちらを参考にしてください。
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手紙・メッセージカードの例文 60代の祖父母へ、幼稚園生から送る、小学生から送るなどテーマに合った手紙の内容を探せます。 |
食事をしに行く

敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんと会うことができる方は、一緒に食事をするのも良い思い出になるでしょう。
レストランを予約していつもより少し良い料理を食べたり、自宅で祖父母の好きな料理を作ったりするのも喜ばれそう。
美味しい食事を囲みながら、家族で会話を弾ませて団らんを楽しんでください。
外食に行くときの注意事項を知りたい方はこちら。
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外食(食事)に行くなら?注意点とポイント 外食に行くときの注意点をまとめました。楽しく食事ができるようにポイントを考慮してお店を決めよう。 |
プレゼントは何個用意する?

敬老の日に花ギフトや手紙、洋服などプレゼントを用意しようと思っている方も多いはず。
その時、「おじいちゃんとおばあちゃんに、それぞれプレゼントを用意した方が良いのかな?」「二人合わせて1つのプレゼントでいいのかな?」と、プレゼントの個数で悩んでしまう方もいらっしゃるのでは。
敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんへそれぞれプレゼントするのも、二人まとめて一つのプレゼントを贈るのもどちらも問題ありません。
それぞれのメリットとデメリットをまとめてみたので、参考にしてみてください。
それぞれにプレゼントする時のメリット
- おじいちゃん・おばあちゃんの個人にあったプレゼントを用意できる
- プレゼントを選びやすい
- 祖父母それぞれに、より感謝が伝わりやすい
祖父母にそれぞれプレゼントを用意することで、おじいちゃんの欲しいものと、おばあちゃんが喜ぶものをそれぞれ用意することができます。
自分のことを考えてプレゼントを選んでくれたと思うと、おじいちゃん・おばあちゃんも嬉しいはず。
プレゼントを選ぶ時も、祖父母一人ひとりのことを考えて、ぴったりな物を選ぶことができるでしょう。
それぞれに趣味がある時や、好きな色が決まっている時などは、プレゼントを選びやすいこともメリットになりそうです。
それぞれにプレゼントする時のデメリット
- プレゼントが多くなる分敬老の日にかかる金額が高くなることもある
- プレゼント選びに時間がかかる
- おじいちゃん・おばあちゃんで費用に差ができてしまうこともある
おじいちゃんとおばあちゃんにそれぞれプレゼントを用意するときは、プレゼントの費用がかさむこともありそうです。
直接手渡ししない時は、プレゼント代に加えて送料なども倍かかってしまうことも。
そしてそれぞれのプレゼントを探すため、プレゼント選びに時間がかかることもあるでしょう。
贈りたいプレゼントが決まっていても、それぞれ購入する店に行くまでに時間を取られてしまうこともありそうです。
また贈るものによっては、おじいちゃんとおばあちゃんのプレゼントの費用に差が出てしまうこともあるでしょう。
プレゼントに差があると、受け取ったおじいちゃん・おばあちゃんが少し気にしてしまうこともあるかもしれません。
まとめて一緒にプレゼントする時のメリット
- プレゼントの費用が抑えられる
- おじいちゃん・おばあちゃんの家のスペースを取らない
- どちらかの趣味がわからない時も、プレゼントを選びやすい
おじいちゃん・おばあちゃんの二人に向けて1つのプレゼントを贈る時は、費用が抑えられることも多いです。
またプレゼントを1つに絞ることで、おじいちゃんとおばあちゃんの家の収納する場所や置く場所を少なくすることもできます。
物が増えていくことをあまりよく思っていないという祖父母には、二人一緒のプレゼントを贈る方が良いかもしれません。
加えて、おじいちゃんまたはおばあちゃんの趣味や好みがわからない時も「二人で一緒に使ってね」とプレゼントすれば、贈り物の種類を選びやすいこともあります。
例えば、二人が観賞するためのフラワーアレンジメントや、二人で食べてもらうスイーツ、一緒に使ってもらうマッサージ機なども喜んでもらえるでしょう。
「一緒に楽しんで欲しい」という思いで敬老の日のプレゼントを選ぶのもよさそうです。
まとめて一緒にプレゼントする時のデメリット
- どちらかの好みにしか合わない可能性がある
- それぞれへの気持ちが伝わりにくいこともある
- おじいちゃん・おばあちゃんが物足りなさを感じる可能性がある
おじいちゃんとおばあちゃんへ共通のプレゼントを贈ることで、どちらかの趣味にしか合っていない贈り物になる可能性もあります。
おじいちゃんが「これはおばあちゃんの好みだよ」と、少し寂しい気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
また、それぞれプレゼントを用意した時に比べて、プレゼントを選んだ理由などが抽象化され、気持ちが少し伝わりにくくなることも。
まとめて1つのプレゼントを贈るときは「二人のことを考えて選んだ」という思いをしっかり伝えるのがおすすめです。
花を贈るならこれ!秋色の花の種類
敬老の日は、9月の第3月曜日。
季節的にも少しずつ秋めく時期であり、落ち着きがあり上品な秋色の花はおじいちゃんとおばあちゃんにおすすめです。
敬老の日に花束やフラワーアレンジメントを贈りたいと思っている方は、今年は秋色の花を使った花ギフトをプレゼントするのはいかがでしょうか。
はっきりとした赤や濃い色合いを使った花ギフトはもちろん、、華やかさと高級感を兼ね備えた紫やオレンジなどを基調にした秋色の花ギフトも、敬老の日に特に好まれている色合いなのです。
リンドウ

敬老の日の定番の花の一つとなっている、リンドウ。
初夏から秋にかけてが旬の花であり、花色は紫に近いピンクや、濃い紫に近い青などがあります。
花束やフラワーアレンジメントなどでメインになるほど大きなサイズの花ではありませんが、花ギフトにリンドウを加えることで秋らしさをぐっと演出できます。
1つの茎から小さな花がいくつも咲く様子は愛らしく、おじいちゃん・おばあちゃんからの人気も高いです。
そしてリンドウは、華道などでも活用されることも多い花です。
和風な雰囲気を持つリンドウは和室に飾るのもぴったり。
おじいちゃん・おばあちゃんにプレゼントした後、畳の部屋や和風な置物がある部屋へ花が飾られる予定という方は、特にリンドウがおすすめです。
またリンドウの根が漢方に使われていることから「病気に打ち勝つ」という意味を込めて「勝利」という花言葉がついています。
これからもずっと元気でいてほしいおじいちゃん・おばあちゃんへ、花言葉で気持ちを込められるのもポイントです。
オレンジバラ

オレンジ色のバラは上品さを残しつつ、見ているだけで元気になれそうな雰囲気があります。
そしてオレンジ色は、秋の紅葉を思わせることも。
「バラ」と聞くと赤バラを連想される方が多く、赤バラがプロポーズなどで使われることから、ロマンチックなイメージを持っている方がいらっしゃるかもしれません。
しかしオレンジ色のバラは、恋人に贈るようなロマンチックなイメージではなく、高級感がありつつ親しみを持ちやすい見た目をしています。
おじいちゃん・おばあちゃんへ華やかで品のある花ギフトをプレゼントしたいと思っている方に、特にオレンジのバラはおすすめです。
オレンジのバラは男性の方にもプレゼントされることが多く、おじいちゃんへの花ギフトにもよく選ばれています。
また、オレンジのバラには「絆」や「信頼」などの花言葉があります。
「絆」「信頼」などの花言葉で、家族の絆を表現することもできそうです。
花言葉から、なかなか会いに行けなかったとしても「いつもおじいちゃんとおばあちゃんのことを思っているよ」という気持ちも伝わりそう。
ピンクのトルコキキョウ

優しいピンク色をした、薄い花びらを幾層にも重ねるピンクのトルコキキョウは、敬老の日の贈り物にぴったりです。
上品なトルコキキョウは、5月~9月頃までが旬といわれています。
ふんわりと優しいトルコキキョウの雰囲気が、高く澄み渡る秋の空や空気感に馴染むでしょう。
華やかでありながら繊細な雰囲気を持つトルコキキョウは、合わせる花によって夏のポップな雰囲気とは異なり、大人っぽく落ち着いたデザインを作ることができます。
大きく堂々としたその花姿は、花束やフラワーアレンジメントのメインになることはもちろん、他の花を引き立てる脇役として活躍することも。
柔らかいトルコキキョウの花姿は、さまざまな花とも相性がよく先に紹介したリンドウやオレンジバラと組み合わせるのもおすすめです。
花ギフトにトルコキキョウを加えれば、秋のゆっくりと流れる心地よい時間をより特別に彩ってくれるでしょう。
また、ピンクのトルコキキョウには「優美」という花言葉があります。
いつも優しいおじいちゃんとおばあちゃんに贈りたい花言葉の一つです。
秋色の花を使った2025年おすすめ花ギフト
ここからは、秋色の花を使った2025年の敬老の日におすすめな花束やフラワーアレンジメントについてご紹介します。
花ギフトを贈りたいと思っている方は、ここからプレゼントを選ぶのもおすすめ。
リンドウとトルコキキョウのリボンアレンジメント

リンドウとトルコキキョウのリボンアレンジメントは、ゆっくりと過ごせそうな落ち着いた秋の日にぴったりなデザインです。
トルコキキョウとリンドウを合わせ、秋らしい色合いにまとめました。
優しいトーンの中に赤いリボンを加えたことで、花ギフト全体のまとまりを良くしています。
たくさんの花を使っているため、フラワーアレンジメント全体にボリュームがあり、敬老の日にふさわしい豪華な見た目になっています。
リンドウとトルコキキョウのリボンアレンジメントを飾れば、部屋の空気感を壊すことなく華やかさをプラスしてくれるでしょう。
温かな雰囲気があり、おじいちゃん・おばあちゃんどちらに贈っても喜んでもらえそうです。
>リンドウとトルコキキョウのリボンアレンジメントはこちら
リンドウのマスコット付きアレンジメント

敬老の日に特に人気があるリンドウを、かわいい動物のマスコットが手渡しているようなキュートなフラワーアレンジメントです。
特に、おばあちゃんへのプレゼントにおすすめ。
リンドウを始めオレンジやグリーンなど、秋にふさわしい色合いの花畑に動物がいるようなデザインは、受け取ったおじいちゃん・おばあちゃんを自然と笑顔にしてくれるはず。
花自体は時間が経てば咲き切って最終的には処分することになりますが、マスコットはいつまでも残るため、敬老の日の思い出を残すこともできるでしょう。
動物のマスコットはひつじやクマ、ネコなど、豊富なラインナップからランダムで1つお付けします。
どのマスコットが届くか、ワクワクするのも楽しい演出になりそうです。
お月見風アレンジメント

お月見風アレンジメントは、9月限定のアレンジメントです。
リンドウやトルコキキョウに、イエローピンポンマムを加え満月をイメージしています。
秋らしい雰囲気が感じられる、飾りやすいサイズ感の花ギフトでありながら、存在感は抜群。
秋の夜空は、1年の中でも空気が澄み星や月が特にきれいに見える時期といわれています。
敬老の日に満月をイメージしたフラワーアレンジメントをプレゼントすることで、秋の美しい夜空を見上げるきっかけになるかもしれません。
今までよりも室内にいる時間が長いことや、腰や首の痛みから意識しなければ空を見る機会が少なくなったという、おじいちゃん・おばあちゃんもいらっしゃるのではないでしょうか。
敬老の日をきっかけに、空を見上げて美しい景色を楽しんでもらいましょう。
ちなみに、2025年の中秋の名月(十五夜)は10月6日です。
中秋の名月は9月~10月の中で毎年日程が異なります。
このお月見風アレンジメントをプレゼントする際に、中秋の名月の日程を伝えるのも粋な演出になりそうです。
リンドウのスクエアバスケット

リンドウやオレンジバラを合わせて秋の色合いに仕上げつつも、落ち着いた雰囲気になりすぎない明るいデザインを意識しました。
黄色の花とオレンジのバラを組み合わせたことで華やかさを演出しつつ、紫に近いピンクのリンドウを加え上品さもプラスしています。
男性にも贈りやすいデザインになっているため、おじいちゃんへのプレゼントとしてもおすすめです。
また、このリンドウのスクエアバスケットはフォーマルな雰囲気にも合うため、義理の祖父母への贈り物としてもおすすめです。
花のボリューム感や、華やかさ、上品さともに喜ばれるフラワーアレンジメントかと思います。
今年の敬老の日には花ギフトを贈ろう

今回は敬老の日のお祝いの仕方や、プレゼントをまとめて送る時のメリット・デメリットに加えて、今年おすすめな秋色の花を使った花ギフトをご紹介しました。
欲しいものを伝えてくれなかったり、プレゼントはいらないよと言われたり、祖父母への敬老の日の贈り物選びは難航することも。
「おじいちゃん・おばあちゃんへ贈るプレゼントに悩んでいたら敬老の日当日になっていた」ということがないように、事前にプレゼントを予約しておくことがおすすめです。
毎年プレゼントに迷ってしまうという方は、花束やフラワーアレンジメントなどの花ギフトがおすすめです。
特に今年は、季節を感じられる秋色の花を使った花ギフトをプレゼントするのはいかがでしょうか。
季節を感じにくくなった現代でも、花を通して秋らしさを伝えることができるかもしれません。
ちなみに花キューピットでは、今回ご紹介した花ギフト以外にもさまざまなデザインの花束やフラワーアレンジメントをご用意しています。
おじいちゃん・おばあちゃんが喜びそうな花ギフトがあるか、ぜひサイトをチェックしてみてください。
青い花・水色の花一覧。青い花といえば?推し活にもおすすめ

青(ブルー)・水色が好きな方への誕生日プレゼントや、推し活で青いアイテムを探している方は、今回ご紹介する青い花をチェックしてみてください。
青い花や水色の花は、担当カラーがブルーのアイドルへのスタンド花や、ジェンダーリビール(性別発表)の会場を彩る際にもおすすめです。
また、ブルー系の花を飾れば部屋を爽やかにすることも。
プレゼントだけでなく、自分用に青い花を飾るのもおすすめです。
ブルースター

- 科・属:ガガイモ科・トゥイーディア属
- 学名:Oxypetalum caeruleum
- 他の花色:ピンク・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:ブラジル・ウルグアイなど
- 和名:瑠璃唐綿(ルリトウワタ)
- ブルースターの花言葉:信じ合う心・幸福な愛 など
「ブルースター」という名前の通り、青い星のような形をした花が印象的。
ブルー系の花束やフラワーアレンジメントを作りたい時だけでなく、星形の花はかわいい雰囲気があるため、子供へのプレゼントにもおすすめです。
ブルースターのパステル調の水色の花は、優しくかわいらしい雰囲気があります。
星形と淡い水色が相まって、砂糖菓子のようと表現されることも。
ブルースターの特徴的な青・水色は、他の花ではなかなか見ることができません。
1年を通してお花屋さんで購入することができるため、ブルースターが気になったという方はぜひ花ギフトに取り入れてみてください。
花言葉は「信じ合う心」や「幸福な愛」など、ポジティブなものばかり。
誕生日や結婚祝いなどのお祝いのギフトとして、花言葉に気持ちを添えることもできるでしょう。
花言葉の良さと主張しすぎない青色の花を持つブルースターは、花ギフトのワンポイントとして、青や水色の花を加えたいという時もぴったりです。
そんなブルースターは、アメリカでは男の子の出産祝いの定番の花として知られています。
またサムシングブルーとして、結婚式の装飾やウェディングブーケに用いられることも多いようです。
ちなみに、花色は青の他にピンクや白なども流通しています。
ピンクは「ピンクスター」や「ローズスター」と呼ばれており、白は「ホワイトスター」と呼ばれています。
あじさい(紫陽花)

- 科・属:ユキノシタ科・アジサイ属
- 学名:Hydrangea macrophylla
- 他の花色:赤・ピンク・紫・緑・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:日本・東アジア・北アメリカ東南部など
- 和名:紫陽花(アジサイ)
- 青いあじさいの花言葉:知的・神秘的 など
お花屋さんだけでなく、花壇などでも見ることも多いあじさい。
そのため、花に詳しくない方でも見たことがあるという方は多いはず。
あじさいは濃い青色から淡い水色、白から青へグラデーションのように色が変わっていくものなど、ブルー系の色合いだけでもさまざまなカラーバリエーションを楽しむことができます。
ブルー系のカラーバリエーションが多いため、相手のイメージに合わせたり、他に組み合わせる花に合わせて色味を調節できるでしょう。
そんなあじさいは、花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花としてお花屋さんで見るよりも、花壇やお寺などで植わっているところを見ることが多い花かもしれません。
そのため「プレゼントする時は鉢植えになってしまうのでは?」と思う方も多いかと思います。
実は、あじさいは切り花としても流通しています。
花束やフラワーアレンジメントでも、あじさいをプレゼントすることができるのです。
切り花で流通する他の花は、ブルー系が他の色に比べて少ない傾向にあります。
そのため、ブルーの花ギフトを作る際は、あじさいが使われることが多いのだそう。
あじさいは梅雨の頃に花を咲かせるイメージが強いかと思います。
しかし、近年ではあじさいが輸入されることもあり、1年を通してお花屋さんで購入することもできるといわれています。
1つの茎から、たくさんの小さな花を楽しむことができるあじさいは、ボリューム満点。
「大きなサイズの花ギフトをプレゼントしたい」と思っている方には、特におすすめです。
また花色のトーンを調節することでかわいらしくなりすぎないため、男性への贈り物としても人気があるのだそう。
あじさいを使った花ギフトでは、あじさいだけを束ねた花束や、メインの花と花の隙間にあじさいを使ったアレンジメントなど活用方法も豊富です。
デルフィニウム(デルフィニューム)

- 科・属:キンポウゲ科・デルフィニウム属
- 学名:Delphinium
- 他の花色:ピンク・オレンジ・白・紫など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月(夏は流通量が減る傾向)
- 原産地:ヨーロッパ・アジア・北アメリカ・アフリカなど
- 和名:大飛燕草(オオヒエンソウ)
- 青いデルフィニウムの花言葉:あなたを幸せにします など
青や水色の薄い花びらは、爽やかで涼しげな雰囲気を演出します。
デルフィニウムが持つ繊細でナチュラルな雰囲気は、男性・女性を問わず人気。
青いデルフィニウムが持つ花言葉は「あなたを幸せにします」で、とてもポジティブです。
そのため担当カラーがブルーの本人不在の誕生会の装飾・推し活や、プロポーズ、花嫁が持つウエディングブーケに使われるなど、幅広いお祝いの花ギフトでよく選ばれています。
ちなみにデルフィニウムという名前は、学名の「Delphinium」がイルカを意味するギリシャ語の「delphis」に由来するのだそう。
デルフィニウムのつぼみの形が、イルカに似ていることからつけられたといわれています。
また、デルフィニウムの和名は大飛燕草(オオヒエンソウ)です。
和名の由来は、開花したデルフィニウムが空を飛ぶツバメのように見えたことからなのだそう。
デルフィニウムは、イルカやツバメに例えられ名前がつけられました。
同じ花でも、国が変わると見た時に連想するものが異なることがよくわかります。
1年を通してお花屋さんで購入することができますが、気温が高い夏の時期などは流通量が少なくなることもあるのだそう。
デルフィニウムをプレゼントしたいと思った方は、事前にお花屋さんで販売する予定があるか聞くのもおすすめです。
ムスカリ

- 科・属:ユリ科・ムスカリ属
- 学名:Muscari neglectum
- 他の花色:白・紫など
- お花屋さんで買える時期:1月~4月
- 原産地:地中海沿岸・南西アジアなど
- 和名:葡萄風信子(ブドウヒヤシンス)
- ムスカリの花言葉:寛大な愛・明るい未来・夢にかける思い・失望・失意 など
葡萄風信子(ブドウヒヤシンス)という和名からもわかるように、釣鐘型の小さな花をたくさんつける花姿はまるでブドウの房のよう。
ムスカリの個性的でかわいい花姿は、多くの注目を集めるほど派手な姿ではありません。
しかし、清楚でおしとやかなムスカリは、花ギフトの脇役として人気があります。
ムスカリは、球根植物の一つです。
公園や花壇などでは、同じ球根植物のチューリップなどと植えられていることが多いです。
春になるとチューリップと、鮮やかな青紫のムスカリとの色のコントラストを意識した配置の花壇を見つけることができるかと思います。
またチューリップは草丈が高く、ムスカリは低いことが多いため、花をつける位置の高低差などを利用した花壇のデザインを見ることもできそうです。
花壇で見ることの多いムスカリは、鉢植えや球根として流通していますが、花束やフラワーアレンジメントに使われる切り花としても購入できます。
ただ切り花としては流通量が少ないため、花束やフラワーアレンジメントにムスカリを使いたいと思う方は、事前にお花屋さんへ相談するのがおすすめです。
切り花のムスカリは茎が短いものが多いため、ミニブーケなどで使われることが多いのだそう。
小さな青や水色の粒のようにも見えるムスカリは、花ギフトのワンポイントになること間違いなし。
ブルー系の色味を少し追加したいという時にも、活用されることが多そうです。
ヒヤシンス

- 科・属:ユリ科・ヒヤシンス属
- 学名:Hyacinthus orientalis
- 他の花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・紫など
- お花屋さんで買える時期:1月~4月・11月~12月
- 原産地:地中海沿岸など
- 和名:風信子(フウシンシ)
- 青いヒヤシンスの花言葉:変わらぬ愛 など
先に紹介したムスカリと同じく、ヒヤシンスも球根植物の一つ。
そのため花壇に植えられることや、水耕栽培されることが多いです。
水だけで育てることができる水耕栽培は、手軽に植物を楽しめるため人気があります。
ヒヤシンスは初心者の方でも簡単に水耕栽培ができる植物として知られており、水耕栽培用の花瓶と球根を一緒にプレゼントするのも人気があるのだそう。
土を使うことなく植物を育てることができるため、衛生面からも水耕栽培は好まれているようです。
ヒヤシンスの水耕栽培の方法について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
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ヒヤシンスの水耕栽培での育て方を写真付きで紹介!花言葉や季節は? ヒヤシンスの水耕栽培の方法や名前の由来などを紹介 |
先に水耕栽培をする際に人気とお伝えしましたが、ヒヤシンスも花束やフラワーアレンジメントに使われる切り花としても流通しています。
ただ流通量が少ないため切り花でプレゼントしたい際は、お花屋さんにヒヤシンスの切り花の販売があるかを事前に確認しておくことがおすすめです。
比較的太めの茎の先に小さな花をいくつもつけるヒヤシンスは、とてもかわいい雰囲気があります。
花の形はベルのようと表現されたり、星形に見えるといわれたりすることも。
ヒヤシンスは代表的な濃い青色から、淡い紫色に近いような水色など、ブルー系の色合いを楽しむことができます。
プレゼントする相手や推しのカラーに合わせて、色合いを選ぶことができるのもヒヤシンスの魅力です。
また、ヒヤシンスは良い香りを楽しむことができる品種が多いです。
ヒヤシンスの香りは、爽やかな香りや清涼感のある香りと表現されています。
香水などで使われることもあるようです。
青い色と一緒に花の香りも楽しみたいという方は、特にヒヤシンスがおすすめです。
ネモフィラ

- 科・属:ムラサキ科(ハゼリソウ科)・ネモフィラ属
- 学名:Nemophila
- 他の花色:ピンク・白・紫など
- お花屋さんで買える時期:2月~3月
- 原産地:北アメリカなど
- 和名:瑠璃唐草(ルリカラクサ)
- 青いネモフィラの花言葉:清々しい心・あなたを許す など
青い花畑を作ることで知られる、ネモフィラ。
青い空と一面に咲いた青いネモフィラは、境界線がわからなくなることも。
ネモフィラの花畑は、青い絨毯や花でできた海などと表現されることも多いです。
空や海に例えられるような澄んだ青い色の花がかわいいネモフィラは、花畑や花壇の寄せ植えなどで多く利用されています。
残念ながら花束やフラワーアレンジメントなどに使われる切り花としては、ほとんど流通していません。
そのためネモフィラをプレゼントする時は、鉢植えのスタイルになることが多いでしょう。
ネモフィラの開花時期は、3月下旬~5月中旬までといわれています。
ゴールデンウィークは、ネモフィラの花畑を見に行くのにぴったりな時期です。
ネモフィラ畑へ行き、青色が好きな友人の誕生日を祝ったり、推しのアクリルスタンドを持って推し活をするのもおすすめ。
加えてアニメ(漫画)「葬送のフリーレン」で登場する蒼月草と、ネモフィラが似ていることから、キャラクターのコスプレをする方も多いのだそう。
ネモフィラの育て方や観光地について知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
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ネモフィラはどんな花?花言葉や育て方、見ごろを紹介 ネモフィラの育て方や、ネモフィラが見られるスポットをまとめました。 |
ヤグルマギク(矢車菊)

- 科・属:キク科・ヤグルマギク属
- 学名:Centaurea moschata
- 他の花色:ピンク・白・紫・黒など
- お花屋さんで買える時期:2月~5月
- 原産地:地中海沿岸・西アジアなど
- 和名:矢車菊(ヤグルマギク)
- 青いヤグルマギクの花言葉:冷静さ・落ち着き・内なる精神性・信頼 など
「ヤグルマギク」という名前の通り、矢車に似た花を咲かせます。
名前の由来も、矢車に似ていたことからつけられたのだそう。
矢車がピンとこない方は、鯉のぼりの柱の先についている風車のような部分を想像してみてください。
もともとヤグルマギクは、ヨーロッパの麦畑などに多い雑草だったといわれています。
生命力が強く、お世話をしなくても次々に花を咲かせていたのだそう。
そんなヤグルマギクはもともとは雑草の一つとして扱われていましたが、後に園芸用に改良され品種が多くなっていきました。
ヤグルマギクの英名は、「Corn Flower(コーンフラワー)」です。
コーンフラワーという名前は、麦畑で咲いていた雑草だったことから「小麦粉の花」として呼ばれるようになったことが由来なのだそう。
そんなヤグルマギクの代表的な花色は、青色。
その美しい青は「コーンフラワーブルー」と呼ばれており、最高級のサファイアの色味の表現にも活用されています。
ヤグルマギクの青色は、まさに宝石。
見る人を魅了するその花色から、マリーアントワネットが好んだ花としても知られています。
ポピーなどと一緒に花壇などで見ることも多いヤグルマギクですが、花束やフラワーアレンジメントとして使われる切り花も流通しています。
ただ青色は流通量が多いようですが、白などは切り花として流通量が控えめなこともあるようです。
ブルーと合わせて他の色味を使いたい方は、お花屋さんに販売があるか事前に確認するのがおすすめです。
ニゲラ

- 科・属:キンポウゲ科・ニゲラ属
- 学名:Nigella
- 他の花色:ピンク・白・紫・緑など
- お花屋さんで買える時期:3月~6月
- 原産地:南ヨーロッパなど
- 和名:黒種草(クロタネソウ)
- ニゲラの花言葉:未来・当惑・夢の中の恋・ひそやかな喜び など
青や水色の淡い色合いが、儚げでかわいらしいニゲラ。
花壇などに植えられていることも多いですが、花束やフラワーアレンジメントに使われる切り花としても流通しています。
そのため、この淡く繊細な雰囲気を花束やアレンジメントで楽しむこともできるのです。
実は、ニゲラの花びらのように見えるのはガクという部分。
ガクの色は青や水色の他に、ピンクや緑などの花色もありますが、どれも淡い色合いでナチュラルな雰囲気があります。
濃い青色というより、淡く優しい雰囲気の青や水色の花を探しているという方は、ニゲラのふわふわとしたイメージも合わせておすすめです。
青色と共に、特徴的な細い茎に糸のような葉をつける繊細な姿は、爽やかなイメージの花束に使われることが多いのだそう。
また、柔らかく美しい澄んだニゲラは、バレエのチュチュのよう。
子供が青い衣装でバレエの発表会に出る時には、雰囲気の合った贈り物になるかと思います。
ニゲラの花言葉は「当惑」・「夢の中の恋」・「ひそやかな喜び」などで、神秘的なニゲラの空気感に由来しているのだそう。
ちなみにニゲラの英名は、「Love in a mist」で、和訳すると「霧の中の恋人」となります。
幻想的で美しい花言葉や英名にちなんで、恋人へのプレゼントにもおすすめです。
リンドウ

- 科・属:リンドウ科・リンドウ属
- 学名:Gentiana scabra var. buergeri
- 他の花色:ピンク・白・紫・緑など
- お花屋さんで買える時期:6月~11月
- 原産地:日本・中国など
- 和名:竜胆(リンドウ)
- 青いリンドウの花言葉:誠実・正義・寂しい愛情・満ちた自信 など
古くから日本で親しまれてきた花の一つである、リンドウ。
初夏から秋にかけて、野山などで自生していることもあります。
どこか懐かしく和の雰囲気にもぴったりなリンドウは、おじいちゃん・おばあちゃんなど目上の方に対する贈り物や、青い花を和室に飾りたいという時に特に人気があるのだそう。
花束やフラワーアレンジメントでよく活用されるつぼんだ形のリンドウは、かわいらしくなりすぎないため、男性へのプレゼントとしてもよく選ばれています。
まっすぐな茎にいくつもの青い花を咲かせるリンドウは、凛とした雰囲気。
たくさんの人の注目を集めるほど派手な花ではありませんが、花瓶に飾れば独特の存在感を感じることができるでしょう。
リンドウは、敬老の日に贈ることの多い花としても有名です。
理由は、色に関わらずリンドウ全体につけられた「勝利」という花言葉の由来から。
「勝利」という花言葉は、リンドウの根が漢方に使われており「病気に打ち勝つ」という意味からつけられたとされています。
「いつまでも元気でいてほしい」という思いを花言葉に込めて、リンドウを敬老の日にプレゼントすることが多いのです。
エリンジウム

- 科・属:セリ科・エリンジウム属
- 学名:Eryngium
- 他の花色:紫・緑・グレーなど
- お花屋さんで買える時期:6月~9月
- 原産地:ヨーロッパ・中央アジア・南アメリカなど
- 和名:松毬薊(マツカサアザミ)
- エリンジウムの花言葉:秘めた愛・秘密の恋・光を求める・厳格・独立 など
エリンジウムの代表的な花色は青色で、メタリックのような輝きがあります。
金属を思わせるような光沢感は、とてもユニーク。
花ギフトに、唯一無二の彩りを添えることができます。
花を包む苞(ほう)という部位や、葉のふちにはトゲがあり、ワイルドな雰囲気を表現することもできるでしょう。
そのため、個性的な花姿とメタリックブルーの花色から、ロックバンドへの推し活や、ブラックファンタジー・ダークファンタジー系のアニメなどをイメージした花ギフトを作ることもできそうです。
また、エリンジウムと葉もの(グリーン)だけをまとめて、爽やかで飾らない美しさを楽しめるようなデザインにまとめるのも素敵。
「花」と聞いて連想するガーベラのようにパッと開花した姿ではなく、トゲトゲとした見た目と固い質感は、花束やフラワーアレンジメントに使った際のワンポイントになることもあります。
お花屋さんで購入できる時期は6月~9月頃で、夏の暑さにも比較的強いとされています。
気温の高い時期も長く青い花を飾りたいと思う方には、エリンジウムがぴったり。
またドライフラワーとしても活用されることが多い植物のため、青い花を残しておきたいと思う方はエリンジウムを活用するのがおすすめです。
青や水色の花をプレゼントしよう

今回は、青色や水色の花についてご紹介しました。
プレゼント以外でも自宅用として青い花を花瓶に飾れば、爽やかな雰囲気やクールな雰囲気を比較的簡単に作ることができます。
新しい家具やインテリアを購入するのは、金額的にもスペース的にも悩んでしまうことが多いかと思います。
一方で、切り花や鉢植えを新しく自宅に飾る場合は、ハードルが低いのではないでしょうか。
ぜひ、気軽に青や水色の花を自宅で取り入れてみてください。
ちなみに青や水色以外に、他の色の花が知りたいという方はこちらも併せてご覧ください。
推し活はもちろんのこと、長寿祝いや結婚式、還暦などに花を贈りたいという方は参考になるかと思います。
黄色の花が知りたい方は、こちら。
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赤い花が知りたい方は、こちら。
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お盆におすすめな花の種類・夏のお供えに使う花・タブーの花とは

お盆に花を贈りたいと思っている方や、仏壇に花をお供えしたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親しい方が亡くなった場合や、お盆中に実家やお墓を訪れることができない場合は、お供えの花を贈ることが多いです。
今回はお盆におすすめな花の種類、特に夏のお供えによく使われている花の種類についてご紹介します。
またお盆でお供えするのはタブーといわれ、避けられている花も掲載しているので併せてご確認ください。
今年のお盆はいつ

お盆は、地域によって日程が異なります。
8月13日~8月16日の地域が最も多いです。
東京都などでは7月13日~16日であり、沖縄県などでは旧暦の7月13日~15日をお盆としています。
お盆に花を贈った方がいい?

お盆は、1年に一度故人やご先祖様を自宅に招いて供養する行事のこと。
ご先祖様たちが、私たちが住んでいる場所へ帰ってくるといわれています。
仕事の都合や旅行の予定などで、お盆にお盆棚を作ったり実家に帰省したりすることができない場合は、お供えのお花を贈るのが良いでしょう。
お盆の期間にご先祖様をお迎えするために、お墓参りをする事も多いです。
実家やお墓にお盆の期間に行きたいと思っていても、遠方に住んでいるため難しいという方も多いかと思います。
自分が仏壇やお墓に行くことができない時は、お供えの花を贈り気持ちを伝えることも一般的です。
新盆・初盆の時は?
家族や親しい方が亡くなってから、四十九日以降に初めて迎えるお盆のことを新盆または初盆といいます。
初めて行うお盆は、いつもよりも丁寧に供養するのが一般的といわれています。
新盆・初盆の時はお供えの花を贈るという方や、お供えの花とお菓子をセットで贈る、仏花の予算をいつもよりもあげるという方も多いのだそう。
普段お盆に特に何もしていないという家庭でも、新盆・初盆の時は供養を行うということもあるようです。
お盆に花を贈るのはなぜ?

お盆などのお供えに花を手向ける理由は、さまざまな説があるといわれています。
一説には、亡くなった方に言葉で伝えられない気持ちを届けるために、花を供えるという説があります。
花は亡くなった方へ気持ちを伝えるものとして、古くから用いられてきました。
花を贈る・供えることでご先祖様へ感謝の気持ちを伝えたり、故人への思いを伝えたりすることができるといわれています。
そして、花は遺族の心も和ませる役割があるという考えも。
美しい花が静かに遺族の心に寄り添うことで、心の慰めになるとされているようです。
また亡くなった方は食事をすることができないため、花の香りを代わりに楽しむという考えもあるのだそう。
花を供える理由はさまざまありますが、どれも故人や遺族に向けて特別な気持ちを表現するために行われているようです。
お盆におすすめ・お供えの定番の花
ここからは、お盆におすすめのお供えの花をご紹介。
先に、1年を通して比較的お供えでよく使われている花の種類を掲載しています。
季節の花や、特に夏に適した花を確認したいという方は、こちらをご覧ください。
お盆におすすめ・夏のお供えに適した花
カーネーション

カーネーションは、お供えの定番の花として定着しています。
「カーネーション」と聞くと、母の日に贈るプレゼントのイメージが強い方も、多いのではないでしょうか。
母の日をはじめとして、お祝いの場面でも贈ることの多いカーネーションですが、実はお盆などのお供えでもよく活用されています。
カーネーションがお供えに使われている理由は、以下の通りです。
カーネーションがお供えでよく使われる理由
- 花もちがよく、長くきれいな姿を保つことができる
- カラーバリエーションが豊富で、淡い色合いも多い
- 丸みのある花は、優しい雰囲気を演出できる
- 香りが控えめで、花の香りが苦手な方でも好まれる
- 花粉が落ちにくいため、周りを汚さない
- 花のサイズが豊富で、メインにも脇役にもなる
さまざまな花色を持っているカーネーションですが、白や淡いピンク、クリーム色、黄緑などは特にお供えで多く使われています。
白い花だけで作った白上がりのお供えはもちろん、白い花をメインに優しい色合いを加えるお供えでも、カーネーションはよく活用されているのです。
1年を通してお花屋さんで購入することができるカーネーションは、お盆にお供えする仏花にも入っていることが多いです。
フリルのような花びらを集めて咲く、かわいらしい姿は丸みがあり、柔らかな雰囲気があります。
そんな優しい雰囲気のカーネーションは、幅広い年代の方から好まれており、男性・女性問わず支持の高い花です。
小さなサイズのカーネーションは、お供えの脇役として加えられ、大きなサイズはメインになることも。
花のサイズが小さいカーネーションは、メインになる大ぶりな花ではカバーできない隙間を埋められます。
そのため、お供え全体が寂しい印象になることを防ぐのです。
花言葉
白いカーネーションの花言葉は「私の愛は生きている」「亡き母を偲ぶ」「尊敬」「純粋な愛」など。
白いカーネーションが持つ花言葉は、どれもお供えに適しています。
花言葉で故人や遺族へ気持ちを伝えたいという方は、白いカーネーションがおすすめです。
先にお伝えした通り、お供えの脇役にもなるため、ある程度お供えのデザインができた後に足すこともできるでしょう。
ユリ(百合)

お盆を含め、葬儀や法事などでも使われることの多いユリ。
ユリもカーネーションと同様に、お祝いの花ギフトとして使われることもありますが、お供えの花の定番でもあります。
ユリがお供えに多く使われている理由は、以下の通りです。
ユリがお供えによく使われる理由
- 昔から仏花として使われているため、親しみがある
- 落ち着きのある美しい姿が、お供えに適している
- 花もちがいい
- 下にあるつぼみから順に花を咲かせるため、長期間お供えすることができる
- 花にボリュームがあり、凛とした華やかさも表現できる
- 品種によって、香りを楽しめる
- 大きな花は、お供えのメインになる
白いユリは凛としていて美しく、お供えの花のメインとして使われることが多いです。
目立つ花のため、お供えのフラワーアレンジメントや花束でユリを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ユリは花が大きいものが多いため、1輪入れるだけでもお供えの花全体にボリューム感を持たせてくれます。
お供えに選ばれている理由はユリの美しさだけではなく、長く花をお供えできることもあります。
品種にもよりますが、ユリは一つの茎から複数の花を咲かせることが多いです。
花を咲かせる順番は、下についているつぼみから順に開花していきます。
もともと花もちの良いユリですが、つぼみがついているものは初めに咲いた花が枯れたとしても、その次のつぼみが花を咲かせるため長い期間花を供えることができるのです。
また、ユリは香りが強い品種もあります。
ユリの香りが好きな方も多く、故人がユリを好きな時はもちろん、遺族に花の香りで心を癒してほしいと考えている方はユリがおすすめです。
ユリを飾る時の注意点
ユリを飾る時は、花粉が入っている葯(やく)という部分を、取り除くことがおすすめです。
受粉すると花がすぐにしおれてしまうため、花粉は速やかに取り除く方がより長持ちするといわれています。
また花粉をそのままにしておくと、周りを汚したり服についたりする可能性も。
ユリの花粉は、服や布などにつくと取りにくいので注意してください。
もし花粉がついてしまった時は、こちらを参考に落としてみてください。
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花粉の取り方:服にユリ・ひまわり・ポピーなどの花粉が付いたときの方法 ユリの花粉が付いてしまったときの対処方法をご紹介します。 |
花言葉
ユリ(百合)の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」「高貴」など。
西洋でユリは、聖母マリアに捧げられた花とされています。
そのため「純粋」や「無垢」などの花言葉がつけられたのだそう。
日本だけではなく、西洋でもユリはお供えの花として活用されています。
菊(マム)

菊(マム)は、お供えの花としてイメージされる方が多いのではないでしょうか。
近年では、お祝いの花ギフトにも活用されるようになりましたが、菊はお供えの定番の花の一つです。
お盆に仏壇やお墓へお供えされる他に、葬儀や法要・法事などでも菊を見かける機会は多いかと思います。
菊がお供えによく使われる理由は、以下の通りです。
菊がお供えによく使われる理由
- 花もちがよく、長くきれいな姿でお供えできる
- 枯れた後に、花びらが散らかりにくい
- カラーバリエーション・咲き方含め品種が多く、さまざまな菊が流通している
- 古くから親しまれており、品のある花として知られている
- 香りが強くない
- つぼみの状態でも絵になる
- 邪気を払う力があるといわれている
菊は、日本の国花です。
国花とは、その国を代表する花のことや、その国民に愛されている花のことを指します。
菊は、古くから日本人に親しみのある花の一つです。
昔から身近な存在であり、日本で大切にされてきた菊は、故人やご先祖様に尊敬の気持ちや、日々の感謝・敬意などを込めて、お供えするのに適していると考えられています。
そんな菊は、品種が多いことでも有名です。
お墓参りなどに用いられる花束でよく見る中菊を始め、小さな花をいくつも咲かせるスプレー菊、ボールのように丸い花姿が特徴的なピンポンマムなど、さまざまな種類があります。
たくさんの咲き方がある菊は、お供えの花束やフラワーアレンジメントのデザインに合わせて使い分けることができます。
そして、菊はカラーバリエーションも豊富。
お供えでよく使われる花色は、白や淡いピンク・グリーン・黄色などがあります。
葬儀や新盆・初盆などで贈ることが多い、白い花だけでまとめた白上がりのお供えに使われることはもちろん、淡い色の花を白い花と組み合わせるお供えでも活用されます。
また菊は、邪気を払う力があると考えられています。
加えて菊には、魔除けや長寿の力があるという考えも。
9月9日は菊の節句であり、無病息災や長寿を願って菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりすることもあります。
花言葉
菊は「高貴」「高潔」「高尚」「信頼」などの花言葉を持っています。
ちなみに、白い菊の花言葉は「真実」「慕う」「誠実な心」など。
花言葉からも、故人を思う気持ちを伝えることができそうです。
▼お盆に最適な花はこちら

お盆におすすめ・夏のお供えに適した花
ここからは、夏のお供えによく選ばれている花の種類についてご紹介します。
お供えの花束やフラワーアレンジメントを、季節感のあるデザインにしたい方は、参考にしてください。
特に夏の暑さにも丈夫な花をピックアップしているので、長く仏間に花を飾りたいと思っている方にもおすすめです。
トルコキキョウ

誕生日などのお祝いのギフトとしても選ばれることの多いトルコキキョウは、お盆や葬儀、法事などお供えの場面でもよく使われています。
お供えではフリルのようにも見える豪華な雰囲気の八重咲きだけでなく、シンプルな美しさが際立つ一重咲きも活用されることが多いです。
トルコキキョウがお供えでよく選ばれている理由は、以下の通りです。
トルコキキョウがお供えで使われる理由
- 夏の暑さにも強く、花もちが良い
- 白い花びらの縁だけが紫色など、上品で爽やかな色合いの品種もある
- カラーバリエーションが豊富で、淡い色から濃い色まである
- 1つの茎から複数の花を咲かせるため、ボリューム感がある
- お供えに適した、派手すぎない華やかさがある
- 洋風な花とも、和風な花とも相性が良い
- 香りが控えめ
- お供えのメインにも、脇役にもなる
繊細な雰囲気のトルコキキョウですが、実は夏の暑さにも強く、花もちが良い花の一つです。
そのため、お盆を含め夏のお供えの場面でよく選ばれています。
またトルコキキョウは、品種が多く花色が豊富です。
単色の白やピンク、紫などだけではなく、ニュアンスカラーやグラデーションになっているもの、花びらの縁だけ色合いが違うものなどもあります。
お供えに適した上品さを兼ね備えつつ、夏らしい色を加えることもできるのです。
そして柔らかく美しいトルコキキョウの花は、カーネーションなどの洋風な花だけでなく、和菊などの和風な花とも相性が良いです。
洋風・和風問わず組み合わせることができるトルコキキョウは、お供えの花としておすすめです。
花言葉

トルコキキョウの花言葉は「優美」「感謝」「永遠の愛」「良い語らい」などがあります。
花言葉から故人への感謝の気持ちを伝えたり、いつまでも変わらない永遠の愛を伝えたりすることができるでしょう。
ちなみに、白いトルコキキョウの花言葉は「思いやり」「永遠の愛」など。
故人に対する哀悼の意を、花言葉でも表現することができそうです。
リンドウ

初夏から秋にかけて、お花屋さんで購入することのできるリンドウ。
リンドウの花を見ると、季節を感じる方も多いのではないでしょうか。
季節を代表するリンドウには、パッと花が開花するササリンドウ系と、つぼみの状態のままなエゾリンドウ系の2種類があります。
そんなリンドウがお供えによく選ばれる理由は、以下の通りです。
リンドウがお供えによく選ばれる理由
- お盆の時期に、ちょうど旬を迎える
- 青や紫の花色は、夏らしさがありつつ落ち着いた雰囲気がある
- 花もちがよく、長くお供えすることができる
- 花言葉がお供えに最適
- 香りが強くない
- 古くから日本で愛されてきた花
- スラッと伸びる姿が、お供え全体の奥行や立体感を表現する
リンドウは、昔から日本で自生している植物です。
ちょうどお盆の時期に野山に咲いていたことから、古くからお盆にお供えされていたのだそう。
現代でも、お盆によくお供えされる花として有名です。
そのためお花屋さんで、お盆の花を見てみるとリンドウが使われていることも多いのです。
リンドウの特徴的な凛とした青い色の花は、暑い日が続くお盆の時期にぴったり。
派手すぎない色合いでありながら、夏らしさと爽やかさを演出します。
リンドウは、ブルー系の色合いの品種が豊富です。
そのため、深い青や淡いパステルカラーのブルーなどの色合いも、お花屋さんで購入することができます。
他に合わせる花の色調に似合う青系の色を選んだり、故人のイメージに合わせた青の色合いにしたりすることもできます。
花もちもよく長く飾ることができるため、先に紹介したトルコキキョウや菊などの長持ちする花と一緒にお供えするのもおすすめです。
花言葉

リンドウには「悲しみに寄り添う」という花言葉があります。
「悲しみに寄り添う」という花言葉は、リンドウの花が群生せずに、株ごとに独立して花を咲かせている様子に由来しているといわれています。
リンドウが1本ずつまっすぐに伸び花を咲かせる様子から、悲しい人のそばに寄り添うように見える、としてつけられたのだそう。
ちなみに、リンドウは根が漢方に使われることから、「病気に勝利する」という意味で「勝利」という花言葉も持っています。
ひまわり

ひまわりも、お供えの花として活用されています。
明るい色合いでお祝いのイメージが強いひまわりですが、お盆や仏壇、お墓などにお供えしても問題ありません。
ご先祖様に季節感のある花をお供えしたいと思っている時や、故人がひまわりが好きだった時、故人が明るい人だったという時は、お供えにひまわりを入れることも多いです。
ひまわりがお供えによく使われている理由は、以下の通りです。
ひまわりがよくお供えに使われる理由
- 季節感を取り入れられる
- 遺族を元気づけられる
- しんみりとした雰囲気ではなく、感謝の気持ちを明るく表現できる
- 子供にも親しみやすいデザインにしやすい
- 香りが控えめ
- 一輪だけでも存在感がある
夏を代表する花の一つであるひまわりは、お供えの花束やフラワーアレンジメントに一輪入れるだけでも、夏らしさを表現することができます。
お盆に季節感のあるお供えを贈りたいと思っている方は、ひまわりを使うのもおすすめです。
ただ、お盆や仏壇に供える花をイメージすると、白や落ち着いた色合いでまとめられた花を連想する方が多いのではないでしょうか。
しかし、お盆はいわゆるお供え風のしんみりとしたイメージの花だけではなく、明るい色合いの花をお供えすることも多いです。
理由は、お盆はご先祖様への感謝の気持ちを伝える時だから。
お供えらしくなりすぎず、明るくポジティブな印象のひまわりを使い、家族の温かみが感じられるデザインの花を供えるのも良いと考えられているのです。
また、お供えでは故人の好きだった花を供えることもあります。
ひまわりは男性・女性問わず好まれる花の一つであり、「ひまわりが好きな花」という方も多くいらっしゃいます。
故人が喜ぶ花、故人をイメージできる花として、ひまわりをお供えに選ぶことも多いのです。
花言葉

ひまわりは「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」などの花言葉があります。
ひまわりの花言葉の由来は、さまざまな説があるといわれています。
ひまわりの花言葉がつけられたルーツを知りたい方は、こちらを併せてご覧ください。
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ひまわりの花言葉の由来 ひまわりの花言葉はどうやってつけられた?由来をご紹介します。 |
スターチス

スターチスはお祝いの花ギフトで使われることもありますが、お供えの花としてもよく選ばれています。
お祝い・お供えともに、スターチスは花ギフトのメインになることは少ないです。
しかし、名脇役として活用されていることが多いので、見たことがある方もいらっしゃるかと思います。
スターチスがお供えによく使われている理由は、以下の通りです。
スターチスがよくお供えに使われる理由
- 暑さに強い
- 花もちがよく、すぐに枯れることは少ない
- 白だけでなく、淡い紫や青紫などさわやかな色がある
- 切り花の中で少ないブルー系の色合いは、差し色にも適している
- 香りがほとんどない
- どんな花とも相性がいい
- 小さな花が、メインの花では対応できない隙間を埋める
スターチスは植物全体に含まれる水分が少ないため、水不足により花がお辞儀するようにくたっとなることがほとんどありません。
よほどのことがない限り、水不足で枯れることはほとんどないのです。
花瓶の水が少なくなることで、気が付かないうちにドライフラワーのようになることもしばしば。
夏の暑さに負けないスターチスは、他の花に比べて花もちが良く、お盆などの夏のお供えとしてよく選ばれています。
また、スターチスには白、紫、ピンク、青紫(青)、黄色などの花色があります。
淡い紫や濃い青紫は、お供えの花束やフラワーアレンジメントに加えることで、差し色になり、爽やかな印象にまとめることができます。
夏らしいデザインのお供えを贈りたいと思っている方は、スターチスがおすすめです。
そして先にご紹介した通り、スターチスは名脇役としてお供えの花でよく活用されています。
さまざまな花と相性がよく、大きなユリの花とも、小さなカーネーションの花とも組み合わせることができるのです。
幅広い花と相性がよいのも、選ばれることが多い理由の1つになっています。
花言葉
スターチスの花言葉は「変わらぬ心」「永久不変」「途絶えぬ記憶」など。
スターチスの持つ花言葉は、ドライフラワーになっても花色がほとんど変わらないことからつけられたといわれています。
乾燥しても美しい色のままのスターチスが持つ花言葉は、亡くなっても変わることのない思いを表現することができそうです。
胡蝶蘭

開店祝いや、母の日などのお祝いで贈ることもある胡蝶蘭。
胡蝶蘭はお祝いだけではなく、お供えの花としても選ばれています。
葬儀などで供えるスタンド花にも、胡蝶蘭が使われていることも。
お供えの場合は、花束やフラワーアレンジメントなどに使う切り花として、花ギフトに加えることもありますが、胡蝶蘭の鉢植えとして贈ることも多いです。
胡蝶蘭がお供えに使われる理由は、以下の通りです。
胡蝶蘭がお供えに使われる理由
- 夏の暑さにも強く、すぐに枯れることはほとんどない
- 花もちがよく、長くお供えできる
- お世話が簡単で、鉢植えを贈っても手間を取らせない
- 格式の高さを感じる、上品な花を咲かせる
- 香りがほとんどない
- 花粉がほとんどない
- 花びらが肉厚で、白さが際立つ
胡蝶蘭は、台湾やフィリピンが原産地の植物です。
胡蝶蘭は熱帯の植物にあたります。
そのため比較的寒さには弱いといわれますが、夏の暑さには強い植物の一つなのです。
お盆など暑さが厳しい時期にお供えの花を贈る時は、胡蝶蘭の鉢植えが特におすすめです。
暑い時期にお供えの花束を贈ると、お供えしているときに暑さで茎が溶け、花瓶の水が汚れてしまうことも。
花瓶の水が汚くなることによって、花持ちが悪くなることもあります。
しかし胡蝶蘭を鉢植えで贈れば、水が腐る心配もほとんどありません。
お供えの花のスタイルを工夫することで、花もちをより長くすることもできるのです。
加えて、胡蝶蘭の鉢植えはお世話が簡単です。
胡蝶蘭への水やりは、お盆などの夏の時期は1週間に1回程度で十分。
新盆・初盆などで、ご遺族が忙しい時も手間をかけさせません。
花もちがよく長い間、ラン特有の格式の高さを感じる上品な花姿を保つことができるため、花の世話に時間を取られることなく、お盆の期間中も飾り続けることができます。
胡蝶蘭の特徴は、その美しい見た目だけではありません。
胡蝶蘭には、花粉と香りがほとんどないのです。
そのため部屋に飾ることで、花の香りが強すぎることも、花粉で周りを汚すこともありません。
ちなみに、胡蝶蘭の花びらは、他の花に比べて厚みがあります。
そのため光が当たっても、花びらが透けることはほとんどありません。
花びらは、光や背景の色が透けないため、花の白さが他の花よりも際立ちます。
きらきらと輝いているようにも見える胡蝶蘭の花が、お盆や法事の際に上品な雰囲気を演出するでしょう。
胡蝶蘭のサイズ

胡蝶蘭は、開店祝いなどで贈る大型のものをイメージされる方が、多いのではないでしょうか。
大きな胡蝶蘭ももちろん流通していますが、コンパクトなミディ胡蝶蘭も販売されています。
お盆棚を置いたスペースに合わせてサイズを調整したり、室内で持ち運びしやすいサイズを選んだりすることもできるのです。
花言葉
胡蝶蘭の花言葉は「純粋な愛」「幸福が飛んでくる」など。
お供えに贈られる、白い胡蝶蘭の花言葉は「純潔」「清純」などがあります。
白い胡蝶蘭が持つ、心身にけがれがないことを表す「純潔」や、清らかでまじりけがないさまを表す「清純」という花言葉は、お盆などのお供えの場面にぴったり。
▼お盆に最適な花はこちら

プリザーブドフラワーは失礼?

生花にプリザーブド加工を行い、長く花を観賞できるように加工したプリザーブドフラワーをお供えに使うのは、失礼なのではないかと、思う方も多いのではないでしょうか。
プリザーブドフラワーをお盆などでお供えすることは、失礼には当たりません。
特に気温が高いことが多い夏場は、1年の中で花もちが短くなるタイミングでもあります。
プリザーブドフラワーを使うことで、ご先祖様や故人にいつでも美しい花を楽しんでもらうことができるのです。
そのため、お花屋さんを始めお供え用デザインのプリザーブドフラワーを販売しているところも多いです。
ただ、プリザーブドフラワーは生花を加工して作っているもの。
すなわち「生きているものではない」とされ、お供えには使わない方がいいと考える方もいらっしゃいます。
また花を供える理由として、花の香りをご先祖様に楽しんでもらおうと思っている方は、プリザーブドフラワーには香りがないため不向きとなります。
お供えに絶対的なルールがないため、プリザーブドフラワーを仏壇やお墓などにお供えしても問題ないとされていますが、控えたいと考える方もいらっしゃいます。
お盆のお供えとしてプリザーブドフラワーを贈る時は、相手がどう思っているのかを考える方が良いでしょう。
プリザーブドフラワーについてもっと詳しく知りたい方はこちら。
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プリザーブドフラワーコラム一覧 プリザーブドフラワーってそもそも何?何色がある?など、プリザーブドフラワーについてまとめています。 |
タブーな花の種類

お供えに絶対的なルールはありませんが、一般的に避けた方が良いといわれている花があります。
- トゲのある花
- 毒のある花
- 香りが強すぎる花
- 死などを連想させる花
- つる性の花
- 人が食べられる花
バラやあざみなどのトゲのある花は、トゲが殺生や怪我を連想させるため、一般的にお供えされることが少ないです。
また、咲き終わりに花の首から落ちる椿などは、死を連想させるとしてお供えには適さないといわれています。
そして朝顔などのつる性の植物は、つるが巻きつく様子から故人が成仏できないことを連想させるため、お供えすることが控えられています。
ただ、こちらでご紹介したタブーといわれる花も、絶対にお供えしてはいけないというわけではありません。
故人が好きな花の場合や、思い出のある花など、お供えしたいと思う理由があれば問題ないのだそう。
特に大きな思いがない場合は、先に紹介した特徴を持つ花は避けるのが良いでしょう。
お盆のマナーを僧侶に教わる
知恩院の所属寺院の僧侶である大津様に、お盆やお供えのマナーについてインタビューを行いました。
お盆・お供えについてもっと知りたいという方はこちらも合わせてご覧ください。
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お盆・最新事情。精霊馬はブロッコリー、お花は自由?知恩院僧侶にインタビュー お盆にお供えするキュウリやナスは、他の野菜でもいい? |
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お盆の基礎知識・作法を僧侶に教わろう。時期・お供え(精霊馬・提灯・五供)・お墓参りマナーなど 知恩院の僧侶であり、華道家でもある大津憲優さんに、お盆の基礎知識を教えていただきました。 |
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仏花のルール・マナーQ&A お供えに使う花の選び方やマナーを紹介。 |
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仏花はコミュニケーションツール。故人に愛を届ける実感を。【知恩院僧侶インタビュー】 どうしてお花が故人へ想いを届けてくれるの? |
お盆にお供えの花を贈ろう

今回は、お盆やお供えなどによく使われる花の種類をご紹介しました。
夏らしい花を加えると、花持ちがよくなる他、季節感も演出できるためおすすめです。
花の種類に悩んだときは、その時期の旬にあたる花をお供えにも使ってみてください。
ちなみにお盆には、ほうずき(ホオズキ)が供えられることも多いです。
ふっくらとしたオレンジ色のほおずきについて、詳しく知りたいという方は以下も併せてご覧ください。
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ほおずき(鬼灯)はどんな植物?~季節・遊び方・漢字・花言葉~ どうしてお花が故人へ想いを届けてくれるの? |
また、お盆にお供えの花を贈りたいと考えている方は、花キューピットのサイトをご覧ください。
花瓶に生けなおす必要がなく、立体的なデザインの展開も多いフラワーアレンジメントや、お墓に供えやすい花束、長持ちする胡蝶蘭の鉢植えなど種類豊富にお供えの花をご用意しています。
紫の花一覧。紫の花といえば?推し活にもおすすめ

紫(パープル)が好きな方への誕生日プレゼントや、推し活で紫のアイテムを探している方は、今回ご紹介する紫の花をチェックしてみてください。
花言葉やお花屋さんで販売してる時期なども併せて紹介しているので、ぴったりな紫の花を見つけることができそうです。
スターチス

- 科・属:イソマツ科・リモニウム属
- 学名:Limonium
- 他の花色:赤・ピンク・黄色・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:地中海沿岸など
- 和名:花浜匙(ハナハマサジ)
- 紫のスターチスの花言葉:上品・しとやか など
スターチスの花のように見える小さな穂状の部分は、実は「がく」と呼ばれる部分です。
花びらではなく、がくを観賞することが多いため、スターチスは他の花よりも花持ちがよく、長くきれいな姿を楽しむことができます。
小さな花(がく)をたくさん咲かせるスターチスは、花束やフラワーアレンジメントに空いた隙間にそっと入り、彩りを追加してくれます。
花ギフトで多く使われているため、スターチスを意識していないだけで、実は意外と見たことがある花の1つかもしれません。
そんな脇役として花ギフトによく活用されるスターチスには、たくさんの品種があります。
さまざまな花姿を見せてくれるスターチスですが、大きく分けるとシヌアータ系とシネンシス系という2つの系統があります。
シヌアータ系は、上の写真のような見た目です。
ぎゅっと整列しているように花が並んでいます。
シヌアータ系は比較的花持ちがよく、基本的にお花屋さんで1年を通して購入することができます。
一方で、シネンシス系は下の写真のような花姿をしています。

シネンシス系のスターチスは、お花屋さんでハイブリッドスターチスと呼ばれることも。
シヌアータ系よりも繊細で、かすみ草に似た雰囲気があります。
どちらのスターチスも植物全体の水分量が少ないため、ドライフラワーに向いています。
水分が抜けても、花色が変わりにくいことも嬉しいポイントです。
ドライフラワーをそのまま花束のように花瓶に入れて飾るのも、溶けたシーリングワックスをドライフラワーに垂らしてスタンプするなどハンドメイドに使うのもおすすめ。
紫の花を残しておきたいと思う方は、スターチスを選ぶのがいいでしょう。
ちなみにスターチスという花は、正確にはイソマツ科・リモニウム属の植物の総称です。
スターチスという名前は、かつての属名にあたります。
マム(菊)

- 科・属:キク科・キク属
- 学名:Chrysanthemum morifolium
- 他の花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・緑など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:中国など
- 和名:家菊(イエギク)
- 紫のマムの花言葉:恋の勝利・私を信頼してください・夢がかなう など
花持ちが良いことが有名なマム(菊)。
他の花に比べて、長く美しい姿を保つことができるため、長期間紫の花を飾りたいという方はマムが特におすすめです。
そんなマムは、日本の切り花として生産量が最も多い花です。
その生産量は、世界一と言われるほど。
お祝いやお供えなど幅広い用途で使われることが多く、マムは日本人に馴染み深い花の一つなのです。
ちなみに、菊の別名を「マム」といいます。
主に洋菊のことを、マムと呼ぶことが多いのだそう。
そんなマムは、旬を迎える秋を代表する存在として楽しまれています。
秋になるとお花屋さんでは、さまざまなマムを取り揃え、今の時期におすすめの花として紹介しているところもあるのだそう。
ただ、花束やフラワーアレンジメントなどに使われている切り花のマムは、1年を通して流通していることがほとんどです。
そのため、秋以外の時期にもかわいらしいマムを楽しむことができるのです。
ちなみにマム(菊)は、葬式などに使われる仏花のイメージが強いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、お供えなどでもマムはよく使われています。
しかし、最近はプレゼント用のメインの花としてマムが使われることも多いです。
かわいい品種が増えてきているため、菊(マム)といわれなければ気がつかないこともあるかもしれません。
和風な雰囲気が似合うのはもちろん、実は洋風な花とも相性抜群。
品種が多い分、花のサイズもさまざま流通しており、花ギフトに合わせて使うことができるのもポイントになっています。
他に組み合わせる花や、花ギフト全体のサイズ感に合わせてマムを選ぶのもおすすめです。
あじさい(紫陽花)

- 科・属:ユキノシタ科・アジサイ属
- 学名:Hydrangea macrophylla
- 他の花色:赤・ピンク・水色・緑・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:日本・東アジア・北アメリカ東南部など
- 和名:紫陽花(アジサイ)
- 紫のあじさいの花言葉:謙虚・神秘的・知的 など
お花屋さん以外でも、花壇や公園などで見ることができるあじさい。
お寺などに植えられていることも多く、開花時期である6月~7月頃に、あじさいを見に行ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
6月のカレンダーなどの挿絵になっていることも多いあじさいは、梅雨の時期しかお花屋さんで販売していないと、思われることが多いです。
しかし、実はあじさいは1年を通して購入することができます。
国産のあじさいは5月~6月に多くお花屋さんで流通していますが、海外から輸入しているあじさいもあるため、1年を通してあじさいを販売しているお花屋さんもあるのだそう。
そんなあじさいは、ドライフラワーにも向いている花として有名です。
そのため紫の花を使って、リースやハーバリウムなどの小物を作りたいと思っている方は、あじさいがおすすめ。
初めてドライフラワーを作る方でも、きれいに色が残りやすいため、あじさいはハンドメイド作品を作る時によく活用されています。
ドライフラワーだけではなく、押し花でもきれいな紫の色が残りやすいです。
子供と一緒に紫の花を使った、しおりなどを作りたいという方にもあじさいはおすすめです。
ちなみに、色に関わらないあじさい全体の花言葉は「家族団らん」や「和気あいあい」などがあります。
これは小さな花がいくつも集まって、美しいあじさいを作っていることに由来しているのだそう。
バンダ

- 科・属:ラン科・ラン属
- 学名:Vanda
- 他の花色:赤・ピンク・黄色など
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:熱帯アジア・オーストラリアなど
- 和名:翡翠蘭(ヒスイラン)
- 紫のバンダの花言葉:個性的・優雅・王族 など
濃い紫色が目を引く、バンダ。
花びらは他の花に比べて比較的分厚く、しっかりとした硬さがあります。
紫以外にも花色はありますが、特に紫色が人気です。
バンダはランの仲間の一つです。
さまざまなラン科の植物がありますが、その中でもひときわ気品があるといわれることも。
ゴージャスな雰囲気を演出したいという時は、バンダを使ってみてください。
加えてシックでモダンな雰囲気もあるため、男性へのプレゼントとしてもおすすめです。
トロピカルな南国の雰囲気の花とも相性が良いため、リゾート地に飾ってあるようなデザインの花ギフトを作りたいという時も選ばれることが多いのだそう。
バンダは花持ちも良いため、長く紫の花を飾っておきたいという方はバンダがおすすめです。
花束やフラワーアレンジメントだけでなく、髪飾りとしても活用されることもあるのだそう。
水に茎が浸かっていなくても、すぐにくたっと(しなっと)することは少ないのも特徴です。
しかし、バンダはバラやカーネーションのようにお花屋さんの定番の花というよりは、バンダを使いたい時に仕入れることが多い花なのだそう。
そのため、お花屋さんにバンダが売っていないこともあるのです。
誕生日プレゼントやイベントに合わせてバンダを使いたいと思った方は、事前にお花屋さんにバンダの仕入れがあるかを確認する方が安心できそうです。
トルコキキョウ

- 科・属:リンドウ科・ユーストマ属
- 学名:Eustoma grandiflorum
- 他の花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・紫・緑・ブラウンなど
- お花屋さんで買える時期:1月~12月
- 原産地:北アメリカなど
- 和名:トルコ桔梗(トルコギキョウ・トルコキキョウ)
- 紫のトルコキキョウの花言葉:希望 など
豪華な雰囲気のトルコキキョウは、誕生日や結婚記念日などのお祝いにぴったり。
品種が多いため、濃い紫から淡い紫色まで幅広い紫色を楽しむことができます。
推しのキャラクターや、花を飾る近くにある家具などに合わせて色合いを調節することができそうです。
トルコキキョウは、バラやカーネーションと同じくらいお花屋さんで1年を通してよく販売されている花の一つです。
欲しいと思った時に購入できるのは、嬉しいポイントになりそう。
また、トルコキキョウは比較的花持ちが良い花の一つ。
ゴージャスなトルコキキョウの花姿を長く楽しむことができます。
紫のトルコキキョウには「希望」という花言葉がありますが、色に関わらないトルコキキョウ全体の花言葉は「希望」や「優美」、「清々しい美しさ」、「良き語らい」などがあります。
花言葉もポジティブなものばかりなので、プレゼントにもぴったりです。
ちなみに、トルコキキョウは「トルコ」と名前についていますが、原産地は北アメリカなどです。
名前に「トルコ」とついている理由は、さまざまな説があります。
トルコキキョウのつぼみがトルコ人のターバンに見えたからや、紫色のトルコキキョウの花色がトルコ石を思わせるからなどの説があります。
また「キキョウ」と、名前についていますがトルコキキョウはリンドウ科の植物です。
キキョウとついている理由は、一重咲きのトルコキキョウの花の見た目がキキョウ(桔梗)の花に似ていたからという説が有力なのだそう。
スイートピー

- 科・属:マメ科・レンリソウ属
- 学名:Lathyrus odoratus
- 他の花色:赤・ピンク・黄色・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~4月・11月~12月
- 原産地:シチリア島など
- 和名:麝香豌豆(ジャコウエンドウ)・香豌豆(カオリエンドウ)・麝香連理草(ジャコウレンリソウ)
- 紫のスイートピーの花言葉:永遠の喜び など
パステルカラーの薄い花びらを携えるスイートピーは、軽やかな印象の花です。
そのため同じ色をまとめて花束やフラワーアレンジメントなどを作っても、くどくならずに華やかにまとめることができます。
紫の花をたくさん集めてお祝いの雰囲気にしたいという方や、花はたくさん使いたいけれどしつこくならないようにしたいと思う方は、スイートピーが特におすすめです。
スイートピーは蝶のような可憐な花姿をしているため、さまざまな春のお祝いに選ばれています。
スイートピーだけを束ねた甘い雰囲気の花ギフトも人気がありますが、脇役としてスイートピーが選ばれることも。
紫をはじめピンクや黄色など淡い色合いが多いスイートピーは、花ギフトのメインの花をより美しく彩ります。
早春に流通が多くなることもあり、卒業式などの春のイベントで特に人気です。
実はスイートピーは、冬咲き系・春咲き系・夏咲き系に分けられています。
全ての系統を含めれば、1年を通してスイートピーを購入できるのだそう。
しかし花束やフラワーアレンジメントなどに使われる切り花として流通しているものは、冬咲き系が多いです。
そのため、スイートピーの花束をプレゼントしたいと思うと、1年を通しては難しいようです。
もともとスイートピーには濃い紫から淡い紫など紫色の品種がありますが、白いスイートピーに色水を吸わせて、自然界にはない紫色のスイートピーを販売しているお花屋さんもあります。
水色から紫のグラデーションになっているものなど、着色しているため自由に色合いを増やすことができるのだそう。
プレゼントする相手や、推し活のイメージに合わせて、着色したスイートピーを使うのも良さそうです。
ちなみに湿気を避けるようにすると、スイートピーはより長持ちするといわれています。
加湿器の近くなどには、置かない方が良いでしょう。
アイリス

- 科・属:アヤメ科・アイリス属
- 学名:Iris
- 他の花色:ピンク・黄色・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~5月・11月~12月
- 原産地:ヨーロッパ・中央アジア・北アフリカなど
- 和名:西洋菖蒲(セイヨウショウブ)
- 紫のアイリスの花言葉:知恵・雄弁 など
凛とした雰囲気が、和のテイストと良く似合う、アイリス。
スラッとした姿が美しい花です。
かっこいい雰囲気や、渋めの雰囲気で花ギフトを作りたい方は、特にアイリスがおすすめ。
そんなアイリスは、アヤメ科・アイリス属の植物の総称です。
花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花として流通しているものの多くは、アイリスの中でもダッチアイリスもしくはジャーマンアイリスが多いとされています。
ダッチアイリスは、球根で湿地を好んで生育します。
一方で、ジャーマンアイリスは乾燥した場所を好むのだそう。
好きな環境はそれぞれ違いがありますが、よく似た花を咲かせます。
お花屋さんで流通している時は、同じアイリスとして扱われることが多いようです。
ちなみにアイリスという名前の由来は、ギリシャ神話の虹の女神「イリス」からつけられたといわれています。
理由は、花の色が虹を連想させるほど美しいため。
色に関わらないアイリス全体の花言葉は「希望」「吉報」「恋のメッセージ」などがあります。
虹の女神であるイリスは、虹の橋を渡りさまざまな場所へ便り(メッセージ)を届けていたことが花言葉に由来しているのだそう。
紫をはじめ、複色を含めて虹のように花色が多いといわれることもあるアイリスを代表する品種の中に、ブルーマジックがあります。
ブルーマジックは、花びらの藍色と黄色のコントラストがとても美しい品種です。
フォーマルな場面や、ビシッと決めたい時には特におすすめ。
パンジー(ビオラ)

- 科・属:すみれ科・スミレ属
- 学名:Viola × wittrockiana
- 他の花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白など
- お花屋さんで買える時期:1月~3月・11月~12月
- 原産地:ヨーロッパ・西アジアなど
- 和名:三色菫(サンシキスミレ)
- 紫のパンジーの花言葉:誠実さ・思慮深い・揺るぎない魂 など
お花屋さんで見るだけでなく、花壇や鉢植えなどで見ることも多いパンジー。
鉢植えが主流の花ですが、実は花束やフラワーアレンジメントなどで使う切り花としても流通しています。
ナチュラルな雰囲気がありながら、明るく華やかな印象で、紫をはじめさまざまな色合いを楽しむことができます。
そのためパンジーは花ギフトに加えることで、全体の雰囲気をおしゃれにすることができます。
特にコンパクトなサイズの花束やフラワーアレンジメントでパンジーを使うと、庭から摘んできたような自然な仕上がりになります。
パンジーの切り花には葉が多くついていることが多いため、思っている以上にボリューム感が出ることも。
花びらが紫一色ではなく、紫の花びらで縁だけが白いものや、紫をベースに水色の柄が入っているようなものなど、いろいろな色合いを楽しめるのもパンジーの魅力の一つです。
ちなみに、パンジーとビオラは似ています。
その最も大きな違いは、花のサイズです。
2つの違いやビオラについて気になった方は、こちらも併せてご覧ください。
![]() |
ビオラの育て方・色ごとの花言葉・パンジーとの違いとは? ビオラの花言葉や育て方、パンジーとの違いをご紹介します。 |
桔梗(キキョウ)

- 科・属:キキョウ科・キキョウ属
- 学名:Platycodon grandifloraus
- 他の花色:白など
- お花屋さんで買える時期:5月~9月
- 原産地:日本・中国・朝鮮半島など
- 和名:桔梗(キキョウ)
- 紫の桔梗の花言葉:変わらぬ愛・誠実・気品・永遠の愛 など
和の雰囲気を楽しむことができる、桔梗(キキョウ)。
桔梗は、日本で室町時代から観賞用の花として愛されていたといわれています。
日本人と桔梗の歴史が古いこともあり、桔梗の花を見ると落ち着くという方もいらっしゃるかもしれません。
落ち着いた雰囲気でありながら、かわいい桔梗は、花束やフラワーアレンジメントなどに使われる以外にも、生け花としてもよく選ばれています。
そんな桔梗の原産地は日本でもあり、秋の七草の一つです。
春の七草はお粥に入れるなど食べる植物ですが、秋の七草は見て楽しむことをメインに考えられています。
桔梗は、秋の雰囲気を演出するのにぴったり。
季節感のある花ギフトを用意したい時や、和室に紫の花を飾りたいという時は、特に桔梗がおすすめです。
着物を着たキャラクターへの推し活として、桔梗を使うのも良さそう。
ちなみに、桔梗はつぼみの形が個性的です。
開花した花は星形のように見えますが、つぼみは風船のように膨らんでいます。
この膨らんだ様子に由来して、桔梗の英名は「Balloon flower(バルーンフラワー)」。
自宅で桔梗を飾る際は、開花したものだけではなくつぼみも取り入れるのがおすすめです。
カンパニュラ

- 科・属:キキョウ科・カンパニュラ属
- 学名:Campanula
- 他の花色:ピンク・白など
- お花屋さんで買える時期:4月~8月
- 原産地:北半球の温帯から冷帯など
- 和名:風鈴草(フウリンソウ)・釣鐘草(ツリカネソウ)
- 紫のカンパニュラの花言葉:大望・希望 など
ベルや釣鐘のような形と表現されることの多い、個性的な花姿をしたカンパニュラは、キキョウ科の植物です。
風で花が揺れる様子は、小さなベルが演奏を奏でているようなかわいらしさがあります。
和名も、カンパニュラの特徴的な花の形からつけられたのだそう。
和名の1つには風鈴草があり、花の形が風鈴のように見えたことが由来しています。
他の植物にはないユニークな花姿は、花ギフトに使うことでワンポイントになることも。
ただ他にはない花姿をしていますが、主張しすぎることはほとんどありません。
そのため花束やフラワーアレンジメントに使う際に、主役・脇役ともに使え、幅広く活躍しています。
ちなみに、花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花として多いのは、花が大きいタイプなのだそう。
代表的な色は紫ですが、他にもピンクや白などの色が流通しています。
カンパニュラだけで束ねた花束を作るときは、紫のカンパニュラを多くしつつ、他の色のカンパニュラを使うのもおすすめです。
紫色も濃いものから淡いものなど、濃淡を含めてさまざまな色を楽しめます。
和風・洋風を問わず、いろいろな花と相性が良いため、幅広いデザインでカンパニュラは使われているのだそう。
色に関わらずカンパニュラ全体の花言葉は「感謝」「誠実な愛」など、ポジティブなものがあります。
自宅用としてもおすすめですが、前向きな花言葉があるためプレゼントとしても喜ばれそうです。
紫の花をプレゼントしよう
今回は、紫の花についてご紹介しました。
紫色の花を少しずつ花瓶に入れて、部屋のいろいろな場所に飾ることで、部屋全体を紫色にするのも素敵な雰囲気になりそう。
ご紹介した紫の花が、推しカラーを楽しんだり、誕生日のプレゼントにしたり、お役に立てることを願っています。
また、紫は昔から徳の高い色といわれています。
そのため敬老の日や長寿祝いで紫の花をプレゼントすることも多いです。
おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントをお探しの方は紫の花を候補に入れてもよさそう。
ちなみに、花束やフラワーアレンジメントなどで使われることが少ないため、今回はご紹介しませんでしたが、ライラックも紫の花として有名です。
香りがよく、春の訪れを感じられるライラックは、その花色から淡い紫色のことをライラックカラーと呼ぶこともあります。
気になった方は併せてこちらもチェックしてみてください。
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ライラックの色別の花言葉や植えてはいけない理由、和名の由来とは 上品な見た目のライラックは香りのよい花。花言葉が素敵で、儚げでロマンチックな雰囲気があります。 |
加えて、他の色の花が知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
黄色の花が知りたい方は、こちら。
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黄色の花一覧。黄色の花といえば?推し活にもおすすめ 黄色の花をご紹介。自分が欲しいと思うタイミングにあった季節の花を探してみてください。 |
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赤い色の花一覧。赤い花といえば?推し活にもおすすめ 赤い色が好きな方へのプレゼントや、赤色担当の推しの本人不在の誕生日会(推し活)などで活躍する赤い花。 |
白い花が知りたい方は、こちら。
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白い花一覧。白い花といえば?推し活にもおすすめ ホワイト担当の推し活や結婚式で使いたい白い花を一覧でまとめました。 |
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