2015-07

夏をいろどる可憐な花 ~8月の誕生花 トルコキキョウ~

花びらの色によって、やわらかな美しさや、さわやかな印象など、多彩な表情をみせることから人気の高いトルコキキョウ。切り花としての人気が高く、アレンジメント花束によく利用されます。

近年では一年をとおして販売されることに加えて、その花姿から春の花と思われがち。ですが、意外なことに、もっとも綺麗に咲きほこる季節は夏となっています。

8月の誕生花は、身近なようで意外と知らない花、トルコキキョウです。

■トルコキキョウってどんな花

lisianthus「トルコ」という名前がついていますが、北アメリカの乾燥地帯が原産地です。豊富な色とうつくしい花姿から世界中で人気がありますが、栽培の歴史は意外と浅く、19世紀頃に北アメリカからイギリスへ持ち込まれて以降といわれています。

トルコキキョウの種は非常に小さく、発芽したあとの芽も非常に小さいため、扱いには細心の注意が必要です。また、発芽のためには25℃前後の高温が必要ですが、発芽直後の苗は15℃前後を保つ必要があるなど、気温の管理が難しいために栽培の難易度はやや高めです。

反面、花びらの色が豊富ということだけでなく、一重咲きや八重咲き、スプレー咲きなど、様々な花を楽しむことができます。加えて、切り花にしても花もちが良いということが、切り花の人気に繋がっています。

また、葉が4枚ほど生えそろう頃になると、水やりのし過ぎにさえ気をつければ育てやすいため、ある程度おおきくなった苗を買って育てる愛好家の方も多いようですね。

■トルコキキョウの花言葉

lisianthus2トルコキキョウの人気が高い理由のひとつとして、前向きな花言葉が多いということがあげられます。代表的なものには、「優美」「清々しい美しさ」「希望」「よき語らい」「永遠の愛」などがあります。

まるでフリルのように波うつ花びらにより、見る人にやわらかな美しさを印象づけるトルコキキョウ。「優美」「清々しい美しさ」などはこの花姿からとられています。

意外と知られていませんが、トルコキキョウは日本が品種改良をリードしている花です。世界で流通しているトルコキキョウの多くは、日本で開発された品種です。「希望」の花言葉は、日本の花業界の希望であることからつけられた、と言われています。

このほかにもポジティブな意味の花言葉ばかりのトルコキキョウ。花の形や栽培の歴史から、その花言葉がなぜつけられたのか考えてみるのも面白いかもしれませんね。

誕生日にはトルコキキョウを

明るいイメージの花言葉を多くもつトルコキキョウは、贈りものにはぴったりの花といえます。可憐な印象の花姿は、特に女性からの人気が高いようですね。

また、トルコキキョウは花の色が豊富なことでも有名です。白や淡いグリーンのトルコキキョウなら見た目にもさわやかで、男性向けのアレンジメントや花束にも活躍するでしょう。

年齢や性別を問わず喜ばれるトルコキキョウ。普段はお花を贈ったことがない方も、8月生まれのあの人には、トルコキキョウをつかったフラワーギフトを贈ってみませんか。意外なプレゼントに、相手との仲も深まること間違いなし、ですよ。

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2015-07-24 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

季節のご挨拶に ~お花の暑中見舞い~

多くの地域で梅雨があけ、夏本番となりました。各地で真夏日を記録するなど、蒸し暑い日が続いていますね。

暑い日が続くと、お世話になった方や親しい方の体調が気がかりになるもの。暑中見舞いを贈って、近況を尋ねてみるのもいいでしょう。

今回の花だよりでは、暑中見舞いについてお伝えいたします。

■暑中見舞いの時期

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暑中見舞いをおくる時期については、地域の慣習などによって変わります。

「いつまでに贈る」に関しては決まっており、立秋前日まで、とされています。2015年の立秋は8月8日なので、その前日である8月7日までとなります。立秋以降に贈る場合は、暦の上では秋となるため、暑中見舞いではなく残暑見舞いとなります。

「いつから贈る」については一般的に3つの説があるようです。

説1・小暑の日から贈る

「小暑」とは季節を24に分けた二十四節季のひとつであり、この日以降暑さが本格的になる日とされています。

二十四節季では小暑に続いて暑さが1番厳しい頃とされる「大暑」となりますが、「暑中」見舞いなので小暑・大暑の時期に贈るのがもっとも一般的なようです。2015年の小暑は7月7日です。

説2・夏の土用の期間中に贈る

四季が移り変わる日である、立春、立夏、立秋、立冬の直前18日間を「土用」といいます。夏の土用といえばうなぎを思い浮かべる方も多いのでは。

2015年の夏の土用は7月20日~8月7日であり、暑中見舞いは夏真っ盛りである土用の期間に贈るのが良いといわれています。

説3・梅雨明け後に贈る

梅雨が明けると本格的に夏が始まります。そのため、暑中見舞いも梅雨明け後に贈った方が良いという説です。

梅雨明けは地域や年によって大きく変わるため、時期を見極めて贈る必要があります。

とはいえ、暑中見舞いはもともと、ご挨拶をかねてもっとも暑い時期に相手の体や健康を気づかって贈るものです。どの説にしても、7月後半に贈ってマナー違反になる、ということはありませんので、贈りたい方がいる場合はもう贈るようにしましょう。

■暑中見舞いにフラワーギフト

前述のとおり、暑中見舞いは季節のご挨拶と、相手の健康を気づかい贈るものです。

日ごろから特にお世話になっている方には、近況をたずねるメッセージとともに、夏だからこそ楽しめる季節のお花をつかったフラワーギフトを贈ると喜ばれるでしょう。

青々とした葉が生い茂る観葉植物も、暑い季節を涼しく楽しめるものとして近年人気が高まっています。

また、暑中見舞いのメッセージでは、自分の近況を教えるためにもつかわれます。引っ越しや結婚、出産などのお祝いにお花をもらった方は、最近の写真を添えてお花でお礼を返すのもいいですね。

暑い季節だからこそ、心温まる贈りものを。フラワーギフトで暑中見舞いを贈りませんか?

 

夏をたのしむ花火大会

夏の花、といえばどんな花を思い浮かべますか?ひまわりやあさがお、トルコキキョウなどが有名でしょうか。ですが、日本の夏には欠かせない花といえばもうひとつ…花火がありますね。

今回の花だよりでは、夏の夜空を彩る花火大会についてお伝えします。

■豊橋祇園祭

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・開催地:愛知県豊橋市
・開催日:7/17~18

元禄元年から続く、歴史ある祭りの中で行われる花火大会です。7/17には手筒花火300発が、7/18日には大玉花火やコンクール花火など、バラエティ豊かな花火を見ることができます。

■隅田川花火大会

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・開催地:東京都墨田区
・開催日:7/25

東京を代表する花火大会で、ルーツは江戸中期の花火大会にまでさかのぼります。第1会場と第2会場があり、伝統的な花火から、時代の最先端をいく創作花火など、約2万発の様々な花火が楽しめます。

■西日本大濠花火大会

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・開催地:福岡県福岡市
・開催日:8/1

九州一の大都市、福岡の中心地で行われる花火大会で、都市部でおこなわれる花火大会としては最大級の規模を誇ります。360度どこからでも見ることができる立地の良さが特徴で、心行くまで花火を楽しむことができます。

■長岡まつり大花火大会

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・開催地:新潟県長岡市
・開催日:8/2~8/3

第二次世界大戦の長岡空襲からの復興を祈願して開催された長岡復興祭がルーツで、現在では日本三大花火大会のひとつにも数えられています。復興祈願花火「フェニックス」をはじめとする大型花火の競演が見られます。

■みなとこうべ海上花火大会

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・開催地:兵庫県神戸市
・開催日:8/8

神戸市の夜景をバックに、様々な種類の花火が夜の港を照らします。夜空と海と美しく調和した演出が見事な、一度は行ってみたい花火大会です。

■諏訪湖祭湖上花火大会

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・開催地:長野県諏訪市
・開催日:8/15

なんと約4万発という国内最大の花火が楽しめる花火大会です。広大な諏訪湖上でおこなわれるため大玉花火がとても多く、また四方を山に囲まれているので、花火の爆発音が心地よく反響します。代表格の「大ナイヤガラ」などは迫力満点です。

■全国花火競技大会「大曲の花火」

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・開催地:秋田県大仙市
・開催日:8/22

明治の時代から続く、全国の花火師たちが腕を競う花火競技大会です。内閣総理大臣賞なども授与される権威ある大会であり、17:30~18:15の昼花火の部、18:50~21:30の夜花火の部の2部構成で長時間楽しむこともできます。

これからが本格的に暑くなる季節。真夏の熱帯夜は、花火で納涼しませんか。

2015-07-10 | Posted in No Comments » 

 

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