花キューピット
燃えるような栄光のユリ「グロリオサ」
「グロリオサ」というユリをご存知でしょうか。
ユリと聞くと静かで上品なイメージが浮かびますが、グロリオサは少し違います。
力強さを感じる花姿は、とても個性的かつ魅力的です。
今回の花だよりでは、栄光のユリ「グロリオサ」についてご紹介します。
■圧倒的な存在感! 華やかで独特な花姿
グロリオサは、ラテン語で「光栄」を意味するユリの仲間です。
英語では「Glory lily(栄光のユリ)」「Frame lily(炎のユリ)」と呼ばれ、燃えるような花姿が印象的です。
波打った赤い花びらが、暑い夏に似合う鮮やかさを持っています。
下向きについたつぼみが、上へ向かってそり返るように開くのが特徴です。
花びらだけが上を向くので、おしべとめしべが目立った独特な形となります。
また、葉先が細いつる状となり、他の植物に絡みつきながら丈を伸ばしていきます。
大きいものは3メートルほどの高さに達することもあります。
個性的な見た目のグロリオサは、その華やかさから贈り物によく用いられています。
花束に加えると、ゴージャスな存在感を出すことができます。
■世界一となった「栄光」のグロリオサ
グロリオサの出荷量は、全国の約7割を占めている高知県がナンバーワン。
2002年にオランダで開催された花の品評会では、高知県産の品種「ミサトレッド」が総合グランプリを獲得しました。
これは日本の花としては初めての快挙です。
ミサトレッドは大輪系のグロリオサで、花びらは濃い赤色をしています。
他の品種よりも葉の色が濃く、花とのコントラストを楽しむことができます。
茎はしなやかで折れにくく、贈答用の切り花として扱いやすい品種です。
高知市三里地区のグロリオサは、1980年頃から研究・栽培が進められていました。
ノウハウを共有して生産者を増やすことで、ブランド化と後継者の育成に成功しています。
1989年には年間出荷量100万本を達成し、その後世界一のグロリオサとなったのです。
グロリオサの英名「Glory lily(栄光のユリ)」にふさわしい、胸が熱くなるエピソードです。
■力強い花言葉がパワーをくれる
1.退職祝いや還暦祝いに
華やかで凛とした花姿から「栄光」という花言葉がつけられました。
仕事での功績を称える場面や、これまでの感謝を伝える退職祝いにマッチします。
また、赤色のものを贈るとされる還暦祝いにもおすすめです。
これまでの栄光への敬意と、これからの栄光への願いを込めて贈りましょう。
2.何かを始める方への激励に
「勇敢」という花言葉は、躍動感のある赤い花びらによく似合っています。
仕事や勉強に励んでいる方や、新しく何かを始める方に贈ってみてはいかがでしょうか。
開店祝いのスタンド花に加えれば、力強い赤色が激励の気持ちを伝えてくれます。
グリーンが癒しをくれる! おすすめの観葉植物
部屋に観葉植物を置くと、それだけで落ち着いた空間になります。
緑色には心と体をリラックスさせたり、疲れた目を休ませる作用があります。
今回の花だよりでは、おすすめの観葉植物3選をご紹介します。
■パキラ
たまご型の大きな葉が、傘をさしているように広がるパキラ。
幹を三つ編みにしたものが多く出回っており、おしゃれなインテリアとして人気です。
寒さや乾燥に強く枯れにくいので、初心者でも簡単に育てることができます。
その生命力が由来となり「快活」という花言葉がつけられるほどです。
日陰にも強いため、あまり日当たりの良くない場所でも比較的元気に育ちます。
ただし日当たりが悪すぎると、光を求めて枝が伸びていき、形が悪くなるので気を付けましょう。
別名「発財樹」とも呼ばれており、金運を運んでくるというジンクスがあります。
葉をグングンと上に伸ばす姿は、良い気を呼んで運気を上げると言われています。
お祝い事でよく贈られる、縁起が良い観葉植物です。
■モンステラ
迫力のある大きな葉が特徴的なモンステラは、存在感抜群な観葉植物です。
深い切れ込みが入ったトロピカルな葉は、小物のモチーフにもよく用いられています。
手のひらのような葉の形から、ラテン語で怪物を意味する「モンストラム」にちなんで名付けられました。
南米が原産の植物で、暑さや乾燥に強い特性があります。
反面寒さには弱いため、冬場は5度以下にならないよう注意しましょう。
程よく光を当てると良く育つので、置き場所はカーテン越しの窓辺などがおすすめです。
ハワイでは、葉の切れ込みから差し込む光の様子が「希望の光を導く」と語られています。
花言葉は「うれしい便り」「壮大な計画」。
幸せを運んでくることや、希望に満ちた未来を連想させます。
■サンセベリア
サンセベリアは茎が地中に埋まっており、厚みのある葉だけが地上に出ているのが特徴です。
葉が広がりすぎず、上へ伸びていくため、場所を選ばずに飾ることができます。
一番の特徴は、空気を綺麗にする力があることです。
空気清浄効果の高い植物として「エコ・プラント」に分類され、NASAにも認定されています。
空気中に漂っている有害物質を吸収・分解してくれるほか、マイナスイオンの放出量が多いことでも知られます。
また、風水の観点では、尖った葉には悪い気をはらう作用があると言われています。
花言葉は「永久」「不滅」。
サンセベリアの和名である千歳蘭にちなんで、長い年月を意味する花言葉がつけられました。
開店祝いや引越し祝いなど「長く続くように」という思いを込めて贈られる観葉植物です。
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7月7日は「カスミソウの日」
本日 7月7日の催しごとといえば「七夕」です。
短冊に願い事を書いて飾った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あまり知られていませんが、実は7月7日は「カスミソウの日」でもあるんです。
白いカスミソウが星屑に似ており、七夕伝説に登場する天の川を思わせることが由来です。
今回の花だよりでは、小さく可憐な花「カスミソウ」についてご紹介します。
■ただの脇役じゃない! アレンジの小さな貢献者
小さな白い花がたくさん咲いている様子が「春の霞」に似ていることから「カスミソウ」という和名がつけられました。
英名は「Baby’s breath」と言い、赤ちゃん・愛しい人の吐息を意味しています。
繊細な見た目にぴったりの名前ですよね。
色は白・ピンクがありますが、白いカスミソウに染料で色を付けた「染めカスミソウ」も出回っています。
赤・青・黄色…と何色にも染まるので、カラフルでとても見ごたえがあります。
カスミソウの茎をプリンタインクなどに浸ければ、自宅でも簡単に作ることができます。
カスミソウと聞くと「脇役の花」というイメージが強いかもしれません。
花束やアレンジでは、中心となるバラやユリを引き立てるように使われています。
けれどただの脇役ではありません。アレンジメントをまとめ上げるために欠かせない花です。
カスミソウを入れると優しい印象になり、メインの花を調和させてくれます。
アレンジ全体に膨らみを持たせることもでき、より華やかに美しく仕上がるんです。
■どんな花とあわせても素敵な花言葉
脇役を全うする控えめな佇まいから、優しい花言葉がつけられています。
- 感謝
- 幸福
- 夢心地
- 清らかな心
- 無垢の愛
慎ましい花姿が献身的な印象を与えるので、「清らかな心」「無垢の愛」といった花言葉が似合います。
「感謝」は、「いつも他の花を引き立ててくれてありがとう」という思いの表れかもしれません。
流石はアレンジに不可欠なカスミソウ、どんな花とあわせても素敵な花言葉が揃っています。
最近では結婚式において、カスミソウをメインに使ったブーケが人気を集めています。
ふわっとした丸いブーケは、花嫁のウェディングドレスにぴったりですね!
脇役だけでなく主役も張れる、様々な場面で重宝される花です。
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7月の誕生花・元気いっぱいな「ひまわり」
7月生まれの皆様、明日からお誕生月ですね。おめでとうございます!
暑い夏を代表する花といえば、ひまわりを思い浮かべるのではないでしょうか。
明るいビタミンカラーで、見ていると元気がもらえる花です。
今回の花だよりでは、7月の誕生花「ひまわり」についてご紹介します。
■太陽を追いかけて動くのは成長期だけ
ひまわりといえば「太陽を追いかけて動く」「太陽に向かって咲く」といった話が有名です。
ところが、実は太陽の動きに合わせて回るのは、成長期の若い枝や小さなつぼみだけなんです。
ひまわりの茎には「オーキシン」という成長ホルモンがあり、光の当たらない部分に集まる性質を持っています。
オーキシンの働きによって、日陰側の茎のほうが早く成長し、日なた側の茎に被さるように伸びていきます。
すると茎の先端が曲がり、太陽の方を向くようになります。
太陽の動きに合わせて日陰の方向が変わると、オーキシンの作用する部分も変わります。
その結果、太陽を追いかけて動いているように見えるのです。
つぼみが大きくなり開花が近づくと、成長ホルモンが止まって茎が固くなり、一定の方角を向いたまま動かなくなります。
成長期のひまわりは、自ら茎の向きを変えることで、日光を効率よく浴びてのびのびと育っていきます。
■贈り物にぴったり! 明るく前向きな花言葉
1.「私はあなただけを見つめる」「あこがれ」
ひまわりが太陽の方を向いている様子は、まるで太陽を一途に見つめているようです。
恋人・妻・夫の大切な記念日をお祝いしたり、感謝を伝えたい場面で贈ってください。
「あこがれ」という花言葉は、尊敬している人・目上の人へのプレゼントにもぴったりです。
2.「光輝」
堂々と咲いているひまわりの眩しい黄色は、太陽の下で輝いているように見えます。
誕生日を迎えた方へ「これからの一年が輝きますように」という思いを込めて贈りましょう。
明るいひまわりが、元気いっぱいの毎日を届けてくれるはずです。
前向きな花言葉を持っているひまわりは、夏のお祝いにぴったりな花です。
7月生まれの方には、元気をくれる太陽の花・ひまわりのギフトを贈りましょう。
鮮やかなハート形が可愛い「アンスリウム」
カラフルな色と光沢のある葉が人気のアンスリウム。
元々は熱帯アメリカなどに自生しており、部屋をトロピカルな雰囲気にしてくれます。
今回の花だよりでは、夏にぴったりな観葉植物「アンスリウム」について詳しくご紹介します。
■アンスリウムの花の仕組みと花言葉
アンスリウムといえば、鮮やかなハート形の花が有名ですね。
ハワイでは、バレンタインデーのプレゼントとしても親しまれています。
実は一般的に花とされている部分は、葉が変形して色づいたものなんです。
ハート形から伸びている黄色の突起が、実際のアンスリウムの花にあたります。
突起をよく見ると、小さな花がいくつも並んでいるのが分かります。
ハート形の葉の色は赤が有名ですが、他にも白やピンクなど、様々な色の品種があります。
花言葉も色によって違いますが、どれも贈り物にぴったりな言葉です。夏のご挨拶や、開店祝い・引っ越し祝いなどにおすすめです。
赤:「情熱」
白:「熱心」
ピンク:「飾らない美しさ」
緑色:「無垢な心」
■湿った土・薄暗い場所・寒い季節が苦手
【水やり】
まず土の表面が乾いているのを確認し、鉢の底から流れ出るくらい与えてください。
土が乾きにくくなるのを防ぐため、受け皿の水は必ず捨てましょう。
湿った土が苦手な反面、空気中の湿度は高い方が適しているので、毎日霧吹きなどで葉に水をかけてあげると良いです。
【置き場所】
やわらかい日光が差し込む室内に置きましょう。
アンスリウムの成長には日光が必要不可欠です。日の当たらない場所では株が弱ってしまい、花が咲きにくくなります。
ですが、葉が焼けてしまう直射日光には注意してください。レースのカーテン越しの窓際などがおすすめです。
熱帯地方の植物なので、10℃以上の環境が理想的とされています。
10℃以上が難しい場合でも、5℃以下にはならないよう置き場所に気を付けましょう。
冬場は暖かい室内に移動させて、加湿器で湿度を保ってください。
暑い時期に元気をくれる初夏の花
6月も半分が終わってしまい、これからますます気温が上がっていきます。
暑さで気が滅入ってしまったり、夏バテになってしまう季節ですね。
そんなとき、元気に咲いている花を見ると、こちらもパワーをもらえます。
今回の花だよりでは、6~7月に咲く初夏の花について詳しくご紹介します。
■あじさい
▼ガクアジサイ

▼ホンアジサイ

開花時期:5~7月
梅雨を代表する花・あじさい。近年は品種改良が進み、様々な形や色のものが流通しています。
花の形は、大きく分類すると「ガクアジサイ」「ホンアジサイ」の2種類に分けられます。
ガクアジサイ:中心に集まっている真花が、大きな装飾花に囲われているもの
ホンアジサイ:装飾花が手まりのように丸くついているもの
花の色は、土の酸度によって決まります。
花店に並んでいるあじさいは、生産農家さんの巧みな技術によって、花の色が細かく調整されているんです。
酸性の土に植えれば青系統に、アルカリ性の土に植えればピンク系統になります。
そのため、同じ花でも年々色が変わったり、植えた場所で色が異なったりする様子を楽しめます。
■トルコキキョウ
開花時期:5~8月
フリルのような形が上品なトルコキキョウは、フラワーギフトによく使われる花です。
原種は鮮やかな青紫色です。ウェディングに用いられる機会が多いため、白やピンクのものが多く栽培されています。
ゴージャスな八重咲きが有名ですが、凛とした一重咲きも涼しげで魅力的です。
花名を聞くと「トルコ原産のキキョウ」をイメージしますが、原産地はトルコではありません。
また、なんとキキョウの一種でもないんです。
トルコキキョウの原産地は北アメリカで、植物学上はリンドウの一種です。
つぼみの形がトルコ人のターバンを連想させること、一重咲きの花の形がキキョウに似ていることから名づけられました。
■ほおずき
開花時期:6~7月
赤いちょうちんを提げているような姿が可愛らしいほおずきは、夏の風物詩として人気です。
初夏になると全国各地でほおずき市が開催され、多くの人々で賑わいます。
3月頃からツルが伸び、6月には淡いクリーム色の小さな花が咲きます。花の形はナスの花によく似ています。
その後、7月頃から実がつき始めます。最初は緑色をしていますが、だんだん真っ赤に色づいていきます。
夏が過ぎたら、水を入れたビンなどに実を入れて、毎日水を替えながら2週間ほど漬けてみましょう。
中の実を覆っている袋が剥がれ落ちて、葉脈だけが残った「透かしほおずき」を作ることができますよ。
▼透かしほおずき

母の日・父の日でも人気!梅雨を優しく彩る 紫陽花(あじさい)の育て方
6月に入りました。各地でアジサイの開花が観測されています。
近年は、母の日・父の日のプレゼントとして人気を集めるアジサイ。
今回の花だよりでは、アジサイの育て方について詳しくご紹介します。
■アジサイの成長には十分な水が必要
梅雨に咲くアジサイには、たっぷりのお水が必要不可欠です。
特に鉢植えの場合は、水不足になると枯れてしまうことがあります。
6月~9月上旬頃は土が乾きやすいので、鉢の底から流れるくらいお水をあげましょう。
受け皿に溜まった水は毎回捨ててください。
とはいえ、ひたすら大量のお水をあげるのがいいかというと、そうではありません。
常に土が濡れていると根腐れを起こし、病気にかかりやすくなります。土の表面が乾いたらお水をあげるようにしましょう。
また、花が咲き終わって気温が下がったら、水やりの量を減らしてください。
■1日のうち3~4時間ほど日に当てる
アジサイを置く場所は、1日のうち3~4時間ほど日が当たる半日陰がおすすめです。
適度に日を浴びることで、より綺麗な花色が出るようになります。
ただし、直射日光や西日には十分に注意してください。
日差しが強すぎると葉焼けを起こしてしまい、葉の先から茶色っぽく枯れてしまいます。
冬場は、冷たい風や霜の影響で花芽が傷むのを防ぐため、室内に移してあげましょう。
■7月中を目安に剪定と植え替えを
大きく育ちすぎて株が傷むのを防ぐため、翌年に向けて剪定しましょう。
剪定の際は、花から1節目(葉2枚)~2節目(葉4枚)の枝を切り落とします。
何となく花を切るのは気が引けますが、剪定が遅れてしまうのは危険です。
8月以降に剪定してしまうと、既に出てきている花芽を切ってしまう可能性があります。
花芽はとても小さく、目で確認するのが難しいので、7月中を目安に切り戻してください。
切った花は花瓶に活けて、切り花として楽しむことができます。
また、鉢の中で根が張ってしまうと、根づまりを起こしてしまいます。
1年に1度、剪定後にひと回り大きな鉢へ植え替えましょう。
プラスチックの鉢でなく、通気性の良い素焼きの鉢がおすすめです。
底に小石(砂利)を敷くと水はけが良くなり、根腐れ防止に繋がります。
父の日には「黄色」のお花をプレゼントしよう
父の日は【6月の第3日曜日】と決められています。今年、2025年の父の日は6月15日(日)です。
母の日なら赤いカーネーションが定番、かつシンボルとなっていますが、父の日はどうでしょうか。
実は近年、父の日のイメージカラーとして「黄色」が定着し始めています。
今回の花だよりでは、父の日と黄色いお花について詳しくご紹介します。
■家族の健康を願う色・黄色
父の日は、1970年頃、アメリカで正式に制定されました。
母の日よりも50年以上歴史が浅い上、日本に広まったのは1980年代より後と言われています。
日本で普及するきっかけになったのは、1981年に設立された「ファーザーズ・デー委員会」。
この団体が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が、【父の日=黄色】というイメージを浸透させました。
黄色は、イギリスでは【身を守る色】と言われています。
かつて戦場へ向かう男性のために、玄関や庭に黄色のリボンを掲げる風習がありました。
家族への愛情を表し、健康を願う黄色のイメージを、父の日と結び付けたのです。
■父の日に贈りたい「ひまわり」「バラ」
1.ひまわり
夏を代表する黄色いお花といえば「ひまわり」です。
ひまわりは見た目が華美すぎず、とても親しみやすいため、男性におすすめのお花です。
花言葉は「あこがれ」「光輝」。
太陽のように、いつも家族を見守ってくれるお父さんに贈りましょう。
2.バラ
フラワーギフトの定番「バラ」は、父の日にも深い縁があります。
最初に父の日を提唱したアメリカの夫人が、父親にバラを捧げたことが由来と言われています。
花言葉は「献身」「さわやか」。
お父さんの幸福を願って贈る、父の日を象徴するお花です。
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6月の誕生花・華やかで上品な「ユリ」
6月生まれの皆様はもうすぐお誕生月ですね。おめでとうございます!
梅雨入りの時期が迫り、これから雨の日が増える地域もあるのではないでしょうか。
ジメジメして落ち込むときこそ、華やかなお花で気持ちを癒してくださいね。
今回の花だよりでは、6月の誕生花「ユリ」についてご紹介します。
■太古から愛され続ける「美しさの象徴」
ユリは太古から育てられ、長い間愛され続けているお花です。
なんと紀元前1,500年頃の壁画にも描かれているんです。歴史の長さを感じさせますね。
日本でも「万葉集」や「古事記」などに登場しており、昔から親しまれていたことが分かります。
また、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という有名なことわざがあります。
これは「芍薬のように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚」という意味で、ユリは女性の美しさの象徴と言われています。
また、ユリはキリスト教と縁が深く、聖母マリアに捧げる花とされています。
そこから「純粋」「無垢」という花言葉が生まれました。
他にも、有名な品種の一つ・カサブランカは、その堂々とした佇まいから「威厳」「高貴」という花言葉を持っています。
■ユリを贈るときに気を付けたい「色」と「香り」
ポピュラーで人気の高いユリですが、贈るときに注意したいポイントがあります。
せっかくのプレゼントですから、トラブルが起きないように気を配ってくださいね。
1.白いユリは他のお花と組み合わせて
カサブランカなどの白いユリは、中でも上品さや豪華さを感じさせます。
ですが、白いユリだけの花束は、葬儀を連想させてしまうことがあるため注意が必要です。
さらに、一輪のみでは「死者に捧げる花」という意味になってしまいます。
お祝い事で白いユリを贈るときには、必ず2輪以上入れて、他の種類のお花とセットにしましょう。
ピンクやオレンジなど、明るい色と組み合わせるのがおすすめです。
2.香りが強く、飾る場所を選ぶ
ユリの特徴の一つに、甘くて強い香りがあります。
香水や柔軟剤にも使われており、とても人気がありますが、一方でそぐわない場面もあります。
狭い空間にユリを置くと、周囲に強い香りが充満してしまうためです。
たとえば、病室にいる他の患者さんのことを考えると、お見舞いには向かないといえます。
また、飲食店の開店祝いでも避けたほうがよいでしょう。
ユリの香りが、料理の匂いをかき消してしまう可能性があります。
美しさと厳かさを併せ持ったユリは、女性へのプレゼントとして大人気。
神秘的なフォルムはとても存在感があり、アレンジメントや花束に加えると一層煌びやかになります。
お祝い事には、ぜひ豪華なユリのギフトを贈りましょう。6月生まれの方には特におすすめです。














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