野菜の花
8月31日は野菜の日~野菜のお花特集~
夏休みの自由研究は進んでいるでしょうか?
今回は8月31日の「野菜の日」に関連して、野菜のお花についてご紹介します。
毎日の食事で口にする野菜ですが、そのお花はあまり知られていないことが多いのではないでしょうか。
この野菜の日をきっかけに、普段はあまり見ない野菜のお花について触れてみてくださいね。
また、自由研究の内容でお困りの方は、参考にしてみてください。
◆野菜の日って?
8月31日は、8(や)31(さい)の語呂合わせから「野菜の日」です。
この記念日は、全国青果物商業協同組合連合会をはじめ9団体の関係組合が、1983年に制定しました。
目的は栄養が多く、おいしい野菜について知ってもらい、たくさん食べてもらうためなのだそうです。
◆野菜のお花
ここからは野菜のお花についてご紹介します。
<ブロッコリー>
緑黄色野菜であるブロッコリー。
ブロッコリーは1年を通して栽培されていて、「塩ゆでにしてマヨネーズをかけて食べる」という方や、「シチューなどに入れて食べる」という方も多いのでは?
そんなブロッコリーは、キャベツと同じアブラナ科アブラナ属の野菜です。
生長すると、写真のようになります。
花言葉は、「小さな幸せ」など。
この花言葉から、最近では結婚式の演出の1つに、ブロッコリートスというものまであるそうです。
ブロッコリートスでは、新郎がブロッコリーを後ろ向きに放り投げ、結婚式に参加している男性にキャッチしてもらうというものです。
この時は、ブロッコリーをラッピングしたり、リボンなどで飾り付けしたりするそうですよ。
<ニンジン>
ビタミンや、カロテンをたっぷり含んでいるニンジン。
ニンジンはセリ科ニンジン属の野菜です。
実は、いつも食べているオレンジ色の部分は、ニンジンの根です。
普段食べている野菜は、根・茎・葉・実など…どこの部分なのか、改めて考えて見ると面白いかもしれません。
またスーパーなどで販売されているニンジンには、葉がないことが多いように感じます。
葉は、写真のような見た目をしていて、触った感じは柔らかいんですよ。
ニンジンを入れると、彩りも豊かになるのでサラダやカレー、煮物などで食べることが多いのではないでしょうか。
オレンジ色が加わると、料理がよりおいしそうに見えますよね。
お花の色は、ホワイト。
小さなお花を密に付けて、ふんわりと柔らかい印象です。
花言葉は「幼い夢」などがあります。
花言葉の由来は諸説ありますが、「あの可憐な花姿が様々な夢を持っていた幼少期を思い出させるから」と言われています。
ちなみに同じセリ科で、花姿が似ているレースフラワーの花言葉は「可憐な心」などがあります。
お花屋さんで、見てみてくださいね。
<ナス>
焼きナスにショウガとお醤油で食べたり、ひき肉を挟んでナスのはさみ揚げで食べたりする、ナス。
そんなナスの名前の由来は、日本にナスが伝わってきた当時「夏の実」と呼んでいたものが、次第に「ナスビ」そして「ナス」になったからと言われています。
秋に旬を迎えるナスは、「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉も誕生しました。
意味は大きく分けて2つあります。
1つ目は「おいしい秋のナスは、嫁に食べさせるにはもったいない」という姑の意地悪な意味です。
そして2つ目は、ナスには体を冷やす効果があるため、涼しくなってきた秋にナスを食べると「出産を控えたお嫁さんの体を冷やしてしまう」という、姑がお嫁さんの健康を心配しているという意味もあるんですよ。
「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉は、1つの言葉で相反する意味を持っているのですね。
お花の色は、紫色。
品種によっては白色をしていたり、花姿が異なっていたりするものがあるようです。
花言葉は「つつましい幸福」などです。
由来は、お花が咲けば必ずと言っていいほど、高い確率で実を付けるからと言われています。
<キュウリ>
夏が旬であり、サラダに入れる定番の野菜でもあるキュウリ。
今年の夏もキュウリを食べたという方は、多いのではないでしょうか。
冷やして、みそを付けて食べるだけでも美味しいですよね。
お花の色は黄色。
普段食べているキュウリの先端に、お花を咲かせます。
花言葉は「洒落」など。
意味は、「気の利いた、垢抜けた」という意味があります。
ちなみにキュウリのお花の香りは、甘い香りがするんですよ。
キュウリのお花があった時は、鼻を近づけてみてください。
ただし、香りが強いのは雄花だけで、雌花はそこまで香りが強くないので注意です。
おまけの情報として、美味しいキュウリの見分け方をご紹介します。
美味しいキュウリには、以下のような特徴があります。
・全体的にハリがある(ふかふかしていない)
・表面が鮮やかでツヤがある
・キュウリの全体の太さが一定
・キュウリのトゲ(イボ)が、より尖っている(トゲトゲしている)
※キュウリのトゲ(イボ)は、品種によってない場合もあります。
たまに真っすぐではなく、曲がった形のキュウリが販売されていますが、曲がっていることはあまり味に影響がないと言われています。
スーパーや八百屋さんに行った際は、美味しいキュウリを選んでみてはいかがでしょうか。
◆最後に
今回は8月31日の「野菜の日」に関連して、野菜のお花についてご紹介しました。
野菜のお花について興味を持った方は、他の野菜のお花も調べて見るのも面白いかもしれません。
似ているお花を咲かせる野菜の共通点を、考えてみるのも面白そうですね。