ダリア
50代中高年に贈る!お祝いにはぜひ和風フラワーアレンジメントを!
職場の上司をはじめ、目上の方へ贈るプレゼント選びは実に難しいもの。
相手の好みはもちろん、手渡す際のマナーにも気を配らなければなりません。
そこでおすすめしたいのが、上品な印象を与える和風フラワーアレンジメントです。
花は“お祝い”の定番アイテムですので、失礼にあたることも少なく、和を基調とするものは落ち着いた世代に喜ばれます。
今回は、50代以上の男女に贈りたいフラワーギフトの作り方をご紹介します。
フラワーアレンジメントに使うお花一覧
【ダリア】
特徴:古くから品種改良が行われている球根植物の一種。ここで使用するのは八重咲きの華やかな一輪です。
香り:香りはほとんどなし
花言葉:栄華・気まぐれ
【ニューサイラン】
特徴:すらっとまっすぐに伸びた長い葉が特徴。草姿の美しさからフラワーアレンジメントによく使われます。
香り:香りはほとんどなし
花言葉:素直
【ドウダンツツジ】
特徴:スズランに似た白い釣り鐘形の小さな花が特徴です。
香り:ややひかえめな甘い香り
花言葉:節制・上品・返礼・私の想いを受けて
フラワーアレンジメントの作り方
STEP1:水を吸わせカットしたスポンジを容器に入れます。
STEP2:ダリア・ニューサイランを挿します。
STEP3:スポンジを覆い隠すように、ドウダンツツジを挿していきます。
POINT:周りから挿すことを意識してみましょう。
STEP4:お水を注ぎましょう。
STEP5:完成です。
このフラワーアレンジメントは「お世話になっている目上の方」への贈り物におすすめ!
和風テイストのフラワーアレンジメントは上品な印象も与えるので、目上の方へのプレゼントにぴったり。
サイズ感もほどよく、紙袋などに入れて手渡しすれば相手の荷物にもなりません。
贈る相手にもよりますが、上司の退職祝い・昇進祝い等にしても喜ばれるでしょう。
また、今回使用した品種はどれも花持ちがよく、香りも控えめで飾る場所を選びません。
「花の匂いが苦手なんだ……」という男性にもおすすめの、性別問わずプレゼントできる和風フラワーギフトといえます。
動画監修者
小西 拓![]() |
石川県在住、フラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権・2018年度優勝者。実家が花キューピット加盟店で、ご両親の世代から花屋を生業としている。 大学卒業後はJFTDの専門学校に入学し、花屋を開業するために経営や技術・ノウハウを習得する。季節の花を用いることを大切にし、茎も葉もすべてが花の一部であり命あるものとして捉え、花の可能性を探っている。 |
涼しい季節の訪れを感じる晩夏~秋の花
8月も後半に差し掛かり、少しずつ暑さが和らいできました。
秋へ向けて、新たな花が咲きはじめる頃合いですね。
今回の花だよりでは、8月以降に開花する晩夏~秋の花について詳しくご紹介します。
■コスモス
開花時期:6~11月
・夏咲き…6~8月
・早咲き…9月
・秋咲き…10~11月
コスモスの開花時期は品種によって異なります。
秋桜(アキザクラ)という和名の通り、元々は秋の花です。品種改良により、夏にも咲くようになりました。
夏咲き・早咲き・秋咲きをそれぞれ育てると、花を長く楽しむことができます。
最も有名なピンク・赤・白などの花は【オオハルシュンギク】という種類です。
チョコのような甘い香りの【チョコレートコスモス】、ビタミンカラーの【キバナコスモス】の3種類がよく育てられています。
小さな花びらを沢山つけるものや、花びらの縁だけ色が異なるものなど、花型も様々です。
こちらは【シーシェル】という品種で、花びらが筒状に丸まっています。
▼ シーシェル
花びらが整然とそろっているので、ギリシャ語の「kosmos(意味:秩序、調和)」という単語から名付けられました。
これにちなんで「乙女の真心」「調和」「謙虚」などの花言葉を持っています。
■ダリア
開花時期:7~10月
品種改良が盛んに行われている花で、豊富な色と形が特徴です。
色は、赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・白…と多岐にわたりますが、純粋な“青”はありませんでした。
英語では「blue dahlia」という言葉が「ありえないこと、手に入らないもの」という意味で使われています。
そんな中2012年に、千葉大学院 園芸学研究科のチームが青いダリアを開発しました。
ツユクサから青の遺伝子を取り出し、濃いピンクのダリアに組み込んだものです。
このように、研究者の方々の努力によっていくつもの種類が生み出されています。
花型についても、なんと16種類もの咲き方があります。
八重咲きでボールのような丸型のイメージがありますが、こんな変わった形も見られます。
▼ オーキッド咲き
一重咲きの花びらが内巻きになり、まるでヒトデのような咲き方
▼ コラレット咲き
一重咲きの花びらの根元から、短い花びらが出ている咲き方
■オミナエシ
開花時期:7~10月
秋の七草にも選ばれているオミナエシは、日本古来の馴染み深い花です。
平安時代以前より薬草として用いられており、万葉集や源氏物語にも記されています。
漢字で書くと「女郎花」ですが、名前の由来にはいくつかの説があります。
・高貴な女性を圧倒するくらい美しい花なので「女(オミナ)圧し(ヘシ)」
・小さな黄色い花が「女飯(粟飯)」に似ていることから「女(オミナ)飯(メシ)」
花言葉も「美人」「はかない恋」「忍耐」など、昔の女性像を連想させるものになっています。
女性に例えられることが多い花なんですね。
ちなみにオミナエシ科には、より太く毛深い「男郎花(オトコエシ)」も属しています。
残念なことに、オミナエシ・オトコエシともに切り花には向いていません。
草全体が乾いてくると、独特な臭いが漂うようになります。「トイレの臭い」「獣っぽい臭い」などに例えられることも…。
昔の人々は「醤油が腐ったような臭いだ」として、オミナエシに「敗醤(ハイショウ)」という別名をつけています。
意外な特徴もありますが、歴史のある可愛らしい花です。
儚げに揺れている黄色い花は、秋の訪れを感じさせてくれます。
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