2018-02
3月の誕生花・可憐な「ピンクガーベラ」
3月生まれの皆様は、もうすぐお誕生月ですね。おめでとうございます!
3月の誕生花は、可憐な見た目の【ピンクガーベラ】です。
今回の花だよりでは、3月の誕生花「ピンクガーベラ」についてご紹介します。
■ピンクのガーベラは気高く尊い
ガーベラは、19世紀末の南アフリカで見つかった花です。
発見した博物学者・ゲルベル氏(Gerber)にちなんで名付けられました。
日本に伝わった当初は「花車」「花千本槍」と呼ばれて、人気を博したといいます。
原種は赤色ですが、品種改良によって様々な色が生まれました。
ピンク・オレンジなどの明るい色が多くあるので、「希望」「前向き」といったポジティブな花言葉がついています。
ピンクガーベラの花言葉は「崇高美」「熱愛」。
気高く尊い、凛とした美しさを表しています。
花嫁に似合う花として、ウェディングにもよく使われています。
パートナーはもちろん、上司や先輩にもおすすめな色です。
また、西洋では「appreciation(感謝)」「compassion(思いやり)」という花言葉もあります。
いつもお世話になっている方に贈りたいですね。
■ガーベラの茎はまっすぐ切る
ガーベラは比較的花持ちがいいですが、お手入れを少し変えると、もっと長く楽しめますよ。
【水切り】
水の中で茎をカットする「水切り」。
切り口の面積が広くなるよう、基本的には斜めに切ります。ところが、ガーベラの茎は空洞なので、斜めに切ると腐りやすくなります。
ガーベラの水切りは、まっすぐ水平に切りましょう。
切り口が茶色く変色したり、ぬめっていたら傷んでいるサイン。
その際には、すっきりした断面になるまで切っていきます。
【水替え】
ガーベラの茎はやわらかく、水に浸かっている箇所が傷みやすいです。
茎の途中から腐ってしまうと、水が花まで届かなくなります。
花瓶の底から3~5cmほどを目安に、浅く水を張るようにしましょう。
ひなまつりに飾る「桃の花」
3月3日はひなまつり。女の子のすこやかな成長を願う日ですね。
ひなまつりは「桃の節句」とも呼ばれており、桃の花を飾る習慣があります。
今回の花だよりでは、ひなまつりに飾る「桃の花」をご紹介します。
■桃の花は魔除けと健康の象徴
ひなまつりに桃が飾られる理由を知っていますか?
現代のひなまつりは3月3日ですが、旧暦では4月3日頃にあたります。
ちょうど梅は終わっており、桜には少し早い時期でした。
その頃の旬の花が桃だったのですが、もちろん他にも理由があります。
中国原産の桃は、かつて「邪気を祓うもの」と考えられていました。
「イザナギノミコト」という神様が、化け物に桃を投げて追い払ったお話が由来です。
また「百歳(ももとせ)」になぞらえて、不老長寿の意味合いもあります。
こういった背景のもと、魔除けと健康を願って飾られるようになりました。
中国には結婚式で桃の形のお饅頭を食べる風習もあり、お祝いに欠かせない存在です。
桃の花の花言葉は「天下無敵」「私はあなたのとりこ」「チャーミング」などです。
女性の愛らしさと強さをあわせ持った、ひなまつりにぴったりな花です。
■桃・梅・桜の花の見分け方
春に花が咲く木というと、桃の他にも「梅」や「桜」が思い浮かびます。
見た目が似ている3種類ですが、すぐに見分けられるポイントがありますよ。
【桃】
◆ 花びらの先が少し尖っている
◆ 花が枝にくっついて見える
◆ 1か所に2つずつ花をつける
【梅】
◆ 花びらの先が丸い
◆ 花が枝にくっついて見える
◆ 1か所に1つずつ花をつける
【桜】
◆ 花びらの先が割れている
◆ 花と枝が離れている
◆ 伸びた茎の先にたくさん花をつける
開花時期は 梅→桃→桜の順番ですが、地域や気候によって差があります。
バレンタインデーには春の花を贈りましょう
2月の一大イベント「バレンタインデー」がやってきますね。
バレンタインデーといえば、やっぱり女性から男性へ贈るチョコレートでしょうか。
ところが世界では、男性から女性へ贈るフラワーギフトが主流なんです。
今回の花だよりでは、バレンタインデーに贈りたい春の花をご紹介します。
■世界の情熱的なバレンタインデー
バレンタインデーは、世界的に「愛を誓う日」とされています。
女性からチョコレートを贈るイメージが強いですが、これは日本発の習慣。
世界の国々では、さらに情熱的なイベントになっているようです。
【フランス】
フランスでは、男性が恋人や奥様に花を贈ります。
普段からフラワーギフトの習慣が根付いているフランスですが、特別な日であるバレンタインデーには、花屋さんに行列ができることも。
【アメリカ】
男性から女性へ、花とメッセージカードを贈るのが一般的。
ただし「愛を確かめる」よりも「感謝を伝える」目的が強いようです。
そのため、基本的に義理で贈ることはありません。
【台湾】
2月14日のほか、7月7日にもバレンタインデーが行われています。
台湾の男性たちが贈るのは、本数にメッセージを込めたバラの花束。
1本は「あなただけ」、99本は「ずっと一緒にいよう」、108本は「結婚してください」という意味になります。
■バラだけじゃない! おすすめの春の花
世界では、バレンタインデーに贈る花としてバラが人気です。
とはいえ、少しハードルが高いのも事実ですよね。
バラは照れくさい… という方のために、おすすめな春の花をご紹介します。
【ラナンキュラス】
花言葉:「とても魅力的」「光輝を放つ」
丸みのあるフォルムと繊細な花びらが、やわらかな印象の花です。
華やかさもあるので、結婚式のブーケとしても人気があります。
【チューリップ】
花言葉:「思いやり」
誰もが知っている春の花で、ふんわりとやさしい雰囲気です。
赤色には「愛の告白」、ピンク色には「誠実な愛」という花言葉もあります。
【スイートピー】
花言葉:「永遠の喜び」「やさしい思い出」
フリルのような見た目と、ほんのりと甘い香りが魅力的な花です。
やさしいパステルカラーで、女性からの支持を集めています。
友愛を込めて贈りたい「フリージア」
丸みのある花びらと、鮮やかな色合いが魅力的なフリージア。
お世話になった人や、大切な友人に「ありがとう」を込めて贈りたい花です。
今回の花だよりでは、ギフトにぴったりな春の花「フリージア」についてご紹介します。
■花言葉は「感謝」「友情」
南アフリカ原産のフリージアは、150種類以上の品種がある春の花です。
原種は白色と黄色で、品種改良により赤色や紫色も生まれています。
伊豆諸島にある八丈島では、毎年3月ごろに「フリージアまつり」が行われており、約35万本ものフリージアを見ることができます。
香りがいい花としても有名で、香水などにも使われています。
ただし、天然香料は存在しないため、出回っている香水は主に合成香料です。
白色はキンモクセイに似た濃厚な香り、黄色はフルーティーな香りの品種が多くあります。
また「フリージア」という名前には、花言葉にまつわるエピソードがあります。
フリージアを最初に発見したのは、採集を行っていたデンマークの植物学者でした。
彼は親友のドイツ人医師・フレーゼ(Freeze)氏への感謝と友愛を込めて、その花を「フリージア(Freesia)」と名付けたのです。
このエピソードから「感謝」「友情」という花言葉が生まれました。
■明るく前向きな色別の花言葉
白色と黄色が多いフリージアですが、色ごとの花言葉もあります。
あざやかな色に似合う、明るく前向きなものが多いですよ。
黄色:「無邪気」
まぶしい黄色と、甘ずっぱい香りのイメージにぴったりな花言葉。
いつも明るく元気な方に贈りたい、パワーがわいてくる色です。
白:「あどけなさ」
雪のように白い花びらが、無垢で幼い印象を与えます。
まっすぐで一生懸命な方へのプレゼントにおすすめです。
赤:「純潔」
フリージアの赤色は派手すぎず、ひかえめで落ち着いて見えます。
そこから「純潔」という花言葉がつけられたと言われています。
紫:「あこがれ」
上司や先輩など、目上の方に贈りたい色です。
フリージア全体の花言葉である「感謝」とともに、退職祝いなどにも。