ミント
初心者におすすめ!ハーブ種類一覧~8月2日はハーブの日~
蒸し暑い日が続いていますね。
そんな時は、スッと爽やかな気持ちにさせてくれるハーブがおすすめです。
今回は8月2日がハーブの日ということで、植物を育てることが初心者という方にも安心して育てられるハーブの種類をご紹介したいと思います。
「ハーブを育てるのは難しそう」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と簡単に育てることができるんですよ。
ぜひ自宅でハーブを育てて、炭酸水の上に浮かべたり、料理のちょっとした香り付けに使ってみたりしてくださいね。
◆ハーブとは
ハーブティーなど「ハーブ」と聞く機会はありますが、ハーブとはそもそも何なのでしょうか。
ハーブとは、香りを楽しんだり、虫除けに使用されたりする植物のことです。
使われる部分も植物によって異なり、ハーブと聞くとイメージの強い「葉」の部分だけではなく、その植物に合わせて花や根、茎なども活用されています。
そんなハーブは、香水や入浴剤などで活用される芳香用のハーブ、料理で使用し香辛料とも言われることもある料理用ハーブ、健康維持などのために使われる薬用ハーブ(メディカルハーブ)、ガーデニングなどで活用される園芸・観賞用ハーブなどの種類があります。
バジルなど料理で使うイメージが強いですが、ハーブは食べるだけではなく色々な使われ方をしているのですね。
ちなみに、ハーブ(Herb)の語源は、ラテン語で「草・野草」などを意味する「ヘルバ・ヘルブ(Herba)」に由来しています。
古くからヨーロッパの国々では、山で採取した植物を料理の香り付けにしたり、薬草として使ったりしていたのだそうでです。
◆初心者におすすめな簡単に育てられるハーブ~料理用ハーブ~
せっかく育てたハーブなら、料理に使って食べたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分で育てたハーブを食べることができれば、嬉しいですよね。
また親子で育てれば、子どもにとって貴重な経験になるかもしれません。
まずはじめに、育てやすい料理で使えるハーブについてご紹介します。
<バジル>
バジルは、特徴的なさわやかな香りが食欲をそそりますよね。
バジルを育てるときは、たっぷり日が当たる場所に置くことがおすすめです。
バジルは、日光が大好きなハーブの1つです。
バジルは太陽の光がしっかり当たる、風通しの良いところで育ててあげましょう。
水やりをする時は、鉢の下に開いている穴から水が出てくるまでたっぷりと、水をあげるようにします。
バジルは水が好きな植物で乾燥に弱いため、土が乾いたら、たっぷり水をあげるようにすることがポイントです。
夏など暑い日が続く時は、水が足りなくなってしまうことが多いので、注意が必要。
朝に水をあげてから乾いているようなら、夕方も水をあげるようにすると良いと思います。
ただし太陽の光があたって、土が温かくなっている時間帯(昼間)などに水をあげてしまうと、根が茹ってしまいます。
そのため、水やりをするときは気温が下がってからあげるようにしてくださいね。
<ミント>
スーッと、爽やかな香りを楽しめるミント。
夏場はレモンと一緒に炭酸水にミントを入れたり、ミントをアイスクリームの上に飾っても良いかもしれませんね。
ミントは日がたっぷり当たりすぎると、葉焼けして傷んでしまうことがあります。
そのため、風通しの良い半日陰などに置くと良いとされています。
ただし「葉焼けはいやだ!」と思って、日陰に置いてしまうと葉の色や香りがあまり良くなかったり、悪くなってしまったりします。
日に当たらなければいい、ということでもないようです。
ミントは、日中の半分は日が当たる場所に置いて育てるようにしてくださいね。
小さな鉢植えで育てる場合は部屋の中で、時間帯によってミントの置く場所を変えてあげてもいいかもしれません。
ミントに水やりをするときは、土が乾いた時にたっぷり水をあげるようにしましょう。
そこまで頻繁に水をあげなくてもいいですが、土の様子を見て乾いていると思ったら、水をあげるといいと思いますよ。
土全体に水が行き渡るように、1回にあげる水の量は鉢の下に開いている穴から水が出てくるまで、たっぷりあげることがおすすめです。
水の量が少ないと、ミントの根まで水が染み込まないことがあるので注意してみてください。
<パセリ>
ポテトや、から揚げを注文した時についてくるパセリ。
あまり食べないという方もいらっしゃいますが香りがよく、食べた後は口をスッキリとさせてくれます。
また、パセリはスープに使われることもあります。
これからパセリを育てるという方は、ぜひ自分で育てたパセリを食べてみてくださいね。
パセリは日当たりの良い場所、または半日陰の場所で育てることが多いです。
日当たりが良いところで育ったパセリは緑色が濃くなるそうですが、日光が強すぎたりすると、葉が硬くなってしまうこともあります。
パセリを育てていく中で、葉の様子を見ながら、どこに置いたらいいかを調節してみてください。
夏場は土が乾燥するとパセリの葉の色が、黄色く変わってしまうので、なるべく土を乾燥させないように注意しましょう。
土の中に少し指を入れて、中が湿っていれば水やりの必要はないですが、土の中が少し乾燥しているようなら、水やりをしてみてください。
水やりするか迷う程度に湿っている場合は、夏場なら、水をあげてしまってもいいかもしれません。
冬場の場合は、土が乾燥したことを確認してから水をあげる程度で十分です。
<ローズマリー>
チキンと一緒にグリルされていることや、煮込み料理の中に使われていることもあるローズマリー。
ローズマリーは爽快感があるような清々しい香りが特徴的です。
ローズマリーを育てる場合は、日当たりがよいところを選びましょう。
乾燥に強く、ローズマリーはむしろ乾燥しやすい場所を好む植物です。
他の植物が元気がなくなってしまうものが多い中、ローズマリーは真夏の直射日光を浴びても元気に育ってくれます。
ただしローズマリーは湿気が苦手です。
梅雨の時期など雨が降り続く場合は、雨が当たらない場所に鉢を移動させてあげることがおすすめです。
ローズマリーは先にご紹介したように、乾燥を好む植物です。
そのため、水やりも少し乾燥気味に育てると良いでしょう。
土を触って乾いていると感じた時や、土の表面が完全に乾いて少し白っぽくなるようになってから水やりをすることがおすすめ。
「土の表面が乾いて白っぽくなる」というのがイメージしにくいという方は、育てていく中でローズマリーの様子と一緒に、土の様子も観察してみてください。
植物を育てることが初めてという方は、特に土の様子はいまいちイメージしづらいと思います。
しかし、植物を育てていると、だんだん触ってみないと分からなかった土の湿り気が、だんだんわかるようになってくると思います。
微妙な土のまとまり具合や、色の様子から水分量など分かるようになると思いますよ。
また、植物の根がある部分だけ乾燥が早いなど、植物を育てていないと分からないことも経験することができると思います。
ぜひ、水やりをするついでに、観察してみてくださいね。
◆初心者におすすめな簡単に育てられるハーブ~園芸・鑑賞用ハーブ~
お庭やプランターに香りの良い植物を植えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
葉をこすると香りが強くなるものや、少し変わった香りのハーブなども紹介します。
<ラベンダー>
入浴剤や、アロマオイルとしても人気のあるラベンダー。
ラベンダーの香りを嗅いだことがあるという方は、多いのではないでしょうか。
良い香りが強いので、香りを感じやすく人気のハーブの1つです。
ラベンダーは、日当たりがよく風通しの良いところで育てることがおすすめです。
もともと乾燥している場所や、荒れた土地でも育つ植物なので、ラベンダーは乾燥にも強いのです。
一方で、ラベンダーは湿気が苦手で夏の高温多湿は注意が必要です。
夏場の気温が高く、湿度も高い時は鉢を動かせるのなら、ラベンダーを涼しい場所に移動させてあげることがおすすめです。
加えて梅雨など、長く雨が降る時も苦手なので、できるなら風通しの良い場所に鉢を移動させてあげてください。
水やりをする時は、土が乾いていることを確認してから、水やりをするようにしましょう。
乾燥を好む植物なので、気持ち乾燥気味に育てると良いと思います。
水やりをする時のポイントは、ラベンダーの株の上から水をかけるのではなく、葉や花に水が当たらないように、根元の近くから優しく水を与えることです。
玄関など部屋の外に置いていると、植物の上から水をかけてしまうことが多いですが、ラベンダーを育てる場合は、少し水のあげ方も気をつけてみてください。
<カレープラント>
カレープラントは、その名の通り植物からカレーの香りがするハーブです。
葉と茎から、特に強い香りを感じることができると思います。
ブログ担当の個人的な感想としては、本物のカレーというより、カレーのお菓子やカレーの匂いがする練り消しの香りに近いような気がします。
なかなか他の植物にはない、個性的な香りをしているので、ぜひカレープラントがあったときは香りを感じてみてください。
特徴的な香りを楽しみたいと思っている方は、カレープラントを育ててみてくださいね。
ちなみに、カレープラントは夏に、小さな黄色い花を楽しむことができます。
カレープラントは、日の当たる風通しの良い場所を好みます。
太陽の光が足らないと葉が、黄色くなったり落ちてしまったりするので、たっぷり日光が当たるところに置いてあげてください。
水やりをするときは、湿気が苦手なので土が乾燥していることを確認してから、水やりするようにしましょう。
土が湿っている場合は、水やりの必要はありません。
<ローズゼラニウム>
葉をこすると、バラに似たとても良い香りを感じることができる、ローズゼラニウム。
ハンドクリームに使われているような香りを、楽しむことができます。
ガーデニングにおすすめなハーブとしてご紹介していますが、ローズゼラニウムはアロマオイルやハーブティー、料理などにも使われることもある植物です。
ちなみにローズゼラニウムは、初夏にはピンクの可愛らしい花を咲かせます。
ブログ担当はローズゼラニウムを見つけると、必ずと言っていいほど、指で葉をこすってしまいます。
葉の感覚は細かな毛が生えているため、そこまで気になりませんが、チクチクしたようなイメージです。
指と指で挟んで、しっかり擦り合わせても、葉が破れてしまうことは、なかなかないので安心してこすってみてくださいね。
ローズゼラニウムは、風通しの良い太陽の光がたっぷり当たる場所に、置いてあげてください。
どちらかというと乾燥している環境を好むため、土を選ぶ場合は水はけの良いものを選んであげてください。
土の様子を見て判断することが必要ですが、水やりはほとんど必要ありません。
先に紹介したように乾燥を好む植物で、常に土の中が湿っていると、根腐れを起こしてしまうこともあります。
ローズゼラニウムは、土が乾ききってから水をあげることがおすすめです。
◆最後に
今回は8月2日のハーブの日に関連して、初心者でも育てやすいハーブについてご紹介しました。
花を愛でる植物とは違い、食べたり香ったりすることができるハーブは、親子で一緒に育てることもおすすめです。
ハーブは、育てた植物を見る以外に食べる・香るなどの楽しみ方ができます。
夏休みの自由研究に、ハーブを育てるのもいいかもしれませんね。
ハーブの日をもっと詳しく知りたい方は、8月2日はハーブの日~植物の記念日~をご覧ください。
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