今月の誕生花,

多くの表情を持つ花 ~11月の誕生花・ガーベラ~

1年も残すところ約2か月となりました。秋から冬へと移り変わり、日増しに風が冷たくなってくる季節です。同時に、年末年始にかけてお祝いごとやイベントごとも多い時期でもあります。

11月の誕生花は、多様な印象から様々なイベントで活躍する花、ガーベラです。

■お祝い・記念日に人気のガーベラ

gerbera1ガーベラはキク科の花で、アジアとアフリカに約40種が分布します。現在、園芸種として出回っているものは、南アフリカ原産の品種にいくつかの品種をかけ合わせて生まれたものが主流となっています。

1878年、南アフリカで発見されヨーロッパに持ち込まれて以降、オランダやフランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国で特に品種改良が盛んとなっていますが、日本生まれの品種も世界で高い評価を得ています。

親しみやすい花の形と、色の豊富さから、切り花としての需要が高いガーベラ。アレンジメント花束を彩る重要な花として、多くのシーンでつかわれます。

もちろん、誕生日のお祝いにも大活躍。可愛らしい花の形から女性からの人気が高いですが、黄色やオレンジ色のガーベラは男性向けのフラワーギフトにも重宝します。

■ガーベラの咲き方あれこれ

gerbera3ガーベラの魅力は、なんといってもその花姿。幼いこどもが絵に描いたような、いかにも花らしい花の形は、大人な方にこそ愛されるのかもしれません。

近年では品種改良が進み多くの花が個性的な花を咲かせるようになりましたが、実はガーベラもその花のひとつ。ガーベラのちょっと変わった咲き方をご紹介します。

・スパイダー咲き
細長くとがった花びらが無数についている咲き方。柔らかな印象を与える通常のガーベラと比べ、シャープな印象となります。花束やアレンジメントに使えば全体をシックに引き締めてくれるため、普通のガーベラではちょっと可愛すぎる、という男性にも人気です。

・カール咲き
花びらの先端がゆるくカールを描きます。この咲き方をするガーベラには、淡いクリーム色で、まるでパスタのフェットチーネのように見える「パスタ」という品種もあります。独特な存在感があり、目をひくこと間違いなしです。

・変わり咲き
約2,000品種ともいわれるガーベラの品種。なかには細長い筒状の花びらをつける、花びらが幾重にも重なって咲くなど、不思議な花をつける変わり咲きのガーベラもあります。スパイダー咲き、カール咲きを変わり咲きに含めることもあります。お花屋さんでもなかなか見かけるのは難しいですが、一度目にしたらなかなか忘れられないものとなるでしょう。

■誕生日にはガーベラを

様々な色、咲き方で多くの人を魅了するガーベラ。可愛らしいブーケから、シックなアレンジメントまで、多くの表情を見せてくれることでしょう。

贈る相手の性別や年齢、好みやタイプは色々ありますが、多種多様な印象をもつガーベラは、どんな相手に贈るにもぴったりの花といえます。

赤のガーベラは「神秘」、ピンクのガーベラは「崇高な愛」、オレンジガーベラは「冒険心」…など、色によって花言葉が変わるのもポイント。相手の印象に合わせて選んだ花言葉から、ガーベラの色を決めてもいいかもしれませんね。

11月に誕生日を迎えるあの人には、あの人にぴったりなガーベラのフラワーギフトでお祝いしませんか。

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