2017-06
7月の誕生花・元気いっぱいな「ひまわり」
7月生まれの皆様、明日からお誕生月ですね。おめでとうございます!
暑い夏を代表する花といえば、ひまわりを思い浮かべるのではないでしょうか。
明るいビタミンカラーで、見ていると元気がもらえる花です。
今回の花だよりでは、7月の誕生花「ひまわり」についてご紹介します。
■太陽を追いかけて動くのは成長期だけ
ひまわりといえば「太陽を追いかけて動く」「太陽に向かって咲く」といった話が有名です。
ところが、実は太陽の動きに合わせて回るのは、成長期の若い枝や小さなつぼみだけなんです。
ひまわりの茎には「オーキシン」という成長ホルモンがあり、光の当たらない部分に集まる性質を持っています。
オーキシンの働きによって、日陰側の茎のほうが早く成長し、日なた側の茎に被さるように伸びていきます。
すると茎の先端が曲がり、太陽の方を向くようになります。
太陽の動きに合わせて日陰の方向が変わると、オーキシンの作用する部分も変わります。
その結果、太陽を追いかけて動いているように見えるのです。
つぼみが大きくなり開花が近づくと、成長ホルモンが止まって茎が固くなり、一定の方角を向いたまま動かなくなります。
成長期のひまわりは、自ら茎の向きを変えることで、日光を効率よく浴びてのびのびと育っていきます。
■贈り物にぴったり! 明るく前向きな花言葉
1.「私はあなただけを見つめる」「あこがれ」
ひまわりが太陽の方を向いている様子は、まるで太陽を一途に見つめているようです。
恋人・妻・夫の大切な記念日をお祝いしたり、感謝を伝えたい場面で贈ってください。
「あこがれ」という花言葉は、尊敬している人・目上の人へのプレゼントにもぴったりです。
2.「光輝」
堂々と咲いているひまわりの眩しい黄色は、太陽の下で輝いているように見えます。
誕生日を迎えた方へ「これからの一年が輝きますように」という思いを込めて贈りましょう。
明るいひまわりが、元気いっぱいの毎日を届けてくれるはずです。
前向きな花言葉を持っているひまわりは、夏のお祝いにぴったりな花です。
7月生まれの方には、元気をくれる太陽の花・ひまわりのギフトを贈りましょう。
鮮やかなハート形が可愛い「アンスリウム」
カラフルな色と光沢のある葉が人気のアンスリウム。
元々は熱帯アメリカなどに自生しており、部屋をトロピカルな雰囲気にしてくれます。
今回の花だよりでは、夏にぴったりな観葉植物「アンスリウム」について詳しくご紹介します。
■アンスリウムの花の仕組みと花言葉
アンスリウムといえば、鮮やかなハート形の花が有名ですね。
ハワイでは、バレンタインデーのプレゼントとしても親しまれています。
実は一般的に花とされている部分は、葉が変形して色づいたものなんです。
ハート形から伸びている黄色の突起が、実際のアンスリウムの花にあたります。
突起をよく見ると、小さな花がいくつも並んでいるのが分かります。
ハート形の葉の色は赤が有名ですが、他にも白やピンクなど、様々な色の品種があります。
花言葉も色によって違いますが、どれも贈り物にぴったりな言葉です。夏のご挨拶や、開店祝い・引っ越し祝いなどにおすすめです。
赤:「情熱」
白:「熱心」
ピンク:「飾らない美しさ」
緑色:「無垢な心」
■湿った土・薄暗い場所・寒い季節が苦手
【水やり】
まず土の表面が乾いているのを確認し、鉢の底から流れ出るくらい与えてください。
土が乾きにくくなるのを防ぐため、受け皿の水は必ず捨てましょう。
湿った土が苦手な反面、空気中の湿度は高い方が適しているので、毎日霧吹きなどで葉に水をかけてあげると良いです。
【置き場所】
やわらかい日光が差し込む室内に置きましょう。
アンスリウムの成長には日光が必要不可欠です。日の当たらない場所では株が弱ってしまい、花が咲きにくくなります。
ですが、葉が焼けてしまう直射日光には注意してください。レースのカーテン越しの窓際などがおすすめです。
熱帯地方の植物なので、10℃以上の環境が理想的とされています。
10℃以上が難しい場合でも、5℃以下にはならないよう置き場所に気を付けましょう。
冬場は暖かい室内に移動させて、加湿器で湿度を保ってください。
暑い時期に元気をくれる初夏の花
6月も半分が終わってしまい、これからますます気温が上がっていきます。
暑さで気が滅入ってしまったり、夏バテになってしまう季節ですね。
そんなとき、元気に咲いている花を見ると、こちらもパワーをもらえます。
今回の花だよりでは、6~7月に咲く初夏の花について詳しくご紹介します。
■あじさい
▼ガクアジサイ
▼ホンアジサイ
開花時期:5~7月
梅雨を代表する花・あじさい。近年は品種改良が進み、様々な形や色のものが流通しています。
花の形は、大きく分類すると「ガクアジサイ」「ホンアジサイ」の2種類に分けられます。
ガクアジサイ:中心に集まっている真花が、大きな装飾花に囲われているもの
ホンアジサイ:装飾花が手まりのように丸くついているもの
花の色は、土の酸度によって決まります。
花店に並んでいるあじさいは、生産農家さんの巧みな技術によって、花の色が細かく調整されているんです。
酸性の土に植えれば青系統に、アルカリ性の土に植えればピンク系統になります。
そのため、同じ花でも年々色が変わったり、植えた場所で色が異なったりする様子を楽しめます。
■トルコキキョウ
開花時期:5~8月
フリルのような形が上品なトルコキキョウは、フラワーギフトによく使われる花です。
原種は鮮やかな青紫色です。ウェディングに用いられる機会が多いため、白やピンクのものが多く栽培されています。
ゴージャスな八重咲きが有名ですが、凛とした一重咲きも涼しげで魅力的です。
花名を聞くと「トルコ原産のキキョウ」をイメージしますが、原産地はトルコではありません。
また、なんとキキョウの一種でもないんです。
トルコキキョウの原産地は北アメリカで、植物学上はリンドウの一種です。
つぼみの形がトルコ人のターバンを連想させること、一重咲きの花の形がキキョウに似ていることから名づけられました。
■ほおずき
開花時期:6~7月
赤いちょうちんを提げているような姿が可愛らしいほおずきは、夏の風物詩として人気です。
初夏になると全国各地でほおずき市が開催され、多くの人々で賑わいます。
3月頃からツルが伸び、6月には淡いクリーム色の小さな花が咲きます。花の形はナスの花によく似ています。
その後、7月頃から実がつき始めます。最初は緑色をしていますが、だんだん真っ赤に色づいていきます。
夏が過ぎたら、水を入れたビンなどに実を入れて、毎日水を替えながら2週間ほど漬けてみましょう。
中の実を覆っている袋が剥がれ落ちて、葉脈だけが残った「透かしほおずき」を作ることができますよ。
▼透かしほおずき
梅雨を優しく彩る ~アジサイの育て方~
6月に入りました。各地でアジサイの開花が観測されています。
近年は、母の日・父の日のプレゼントとして人気を集めるアジサイ。
今回の花だよりでは、アジサイの育て方について詳しくご紹介します。
■アジサイの成長には十分な水が必要
梅雨に咲くアジサイには、たっぷりのお水が必要不可欠です。
特に鉢植えの場合は、水不足になると枯れてしまうことがあります。
6月~9月上旬頃は土が乾きやすいので、鉢の底から流れるくらいお水をあげましょう。
受け皿に溜まった水は毎回捨ててください。
とはいえ、ひたすら大量のお水をあげるのがいいかというと、そうではありません。
常に土が濡れていると根腐れを起こし、病気にかかりやすくなります。土の表面が乾いたらお水をあげるようにしましょう。
また、花が咲き終わって気温が下がったら、水やりの量を減らしてください。
■1日のうち3~4時間ほど日に当てる
アジサイを置く場所は、1日のうち3~4時間ほど日が当たる半日陰がおすすめです。
適度に日を浴びることで、より綺麗な花色が出るようになります。
ただし、直射日光や西日には十分に注意してください。
日差しが強すぎると葉焼けを起こしてしまい、葉の先から茶色っぽく枯れてしまいます。
冬場は、冷たい風や霜の影響で花芽が傷むのを防ぐため、室内に移してあげましょう。
■7月中を目安に剪定と植え替えを
大きく育ちすぎて株が傷むのを防ぐため、翌年に向けて剪定しましょう。
剪定の際は、花から1節目(葉2枚)~2節目(葉4枚)の枝を切り落とします。
何となく花を切るのは気が引けますが、剪定が遅れてしまうのは危険です。
8月以降に剪定してしまうと、既に出てきている花芽を切ってしまう可能性があります。
花芽はとても小さく、目で確認するのが難しいので、7月中を目安に切り戻してください。
切った花は花瓶に活けて、切り花として楽しむことができます。
また、鉢の中で根が張ってしまうと、根づまりを起こしてしまいます。
1年に1度、剪定後にひと回り大きな鉢へ植え替えましょう。
プラスチックの鉢でなく、通気性の良い素焼きの鉢がおすすめです。
底に小石(砂利)を敷くと水はけが良くなり、根腐れ防止に繋がります。
父の日には「黄色」のお花をプレゼントしよう
父の日は【6月の第3日曜日】と決められています。今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
母の日なら赤いカーネーションが定番、かつシンボルとなっていますが、父の日はどうでしょうか。
実は近年、父の日のイメージカラーとして「黄色」が定着し始めています。
今回の花だよりでは、父の日と黄色いお花について詳しくご紹介します。
■家族の健康を願う色・黄色
父の日は、1970年頃、アメリカで正式に制定されました。
母の日よりも50年以上歴史が浅い上、日本に広まったのは1980年代より後と言われています。
日本で普及するきっかけになったのは、1981年に設立された「ファーザーズ・デー委員会」。
この団体が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が、【父の日=黄色】というイメージを浸透させました。
黄色は、イギリスでは【身を守る色】と言われています。
かつて戦場へ向かう男性のために、玄関や庭に黄色のリボンを掲げる風習がありました。
家族への愛情を表し、健康を願う黄色のイメージを、父の日と結び付けたのです。
■父の日に贈りたい「ひまわり」「バラ」
1.ひまわり
夏を代表する黄色いお花といえば「ひまわり」です。
ひまわりは見た目が華美すぎず、とても親しみやすいため、男性におすすめのお花です。
花言葉は「あこがれ」「光輝」。
太陽のように、いつも家族を見守ってくれるお父さんに贈りましょう。
2.バラ
フラワーギフトの定番「バラ」は、父の日にも深い縁があります。
最初に父の日を提唱したアメリカの夫人が、父親にバラを捧げたことが由来と言われています。
花言葉は「献身」「さわやか」。
お父さんの幸福を願って贈る、父の日を象徴するお花です。
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