2013-11
12月生まれのあの人に贈る誕生花「赤バラ」
12月の誕生花 赤バラ
【花言葉】 「熱烈な恋」
■愛情を伝える花
古くから人々に愛され続けるバラ。
中でも赤いバラは、その花言葉「熱烈な恋」という言葉と共に、男性から女性へ贈る花によく使われてきました。
贈る人、贈られる人だけでなく、その花を育てる人たちも、多くの人がバラの虜になり、色も、形も、様々な赤バラを生みだしてきました。
バラを愛してやまない人が育てた赤バラを、愛する人に贈る。
なんだか恥ずかしいけれど、とってもカッコイイ!
大切なパートナーに、贈りたいですね。
■赤の持つ力
赤バラは、実は「色彩効果」の優れた花。
深みを感じる赤を支える、渋い緑の葉。
このコントラストは「反対色」というカテゴリーにある配色で、相性がよく、非常にインパクトを与える色合わせです。
赤バラだけでまとめた花束が、燃えるような、圧倒的なオーラを放つのは、この色の効果もあるのです。
言葉にするのは照れるけど、たった一言伝えたい「おめでとう」を、シンプルに伝えましょう!
お花*あれこれ事典 ~お花のカタチ その2~
お花*あれこれ事典 ~お花のカタチ その2~
先日、ご紹介した「お花のカタチ ~その1~」では、4つのシェイプについてご紹介しました。
「お花のカタチ ~その1~」はこちら>>
今日ご紹介するのは、お花の咲く姿。
お花一輪、といっても、みんな一つしか花をつけないわけではありません。
お花の姿も3種類に分けられます。
2.スプレー
一本が枝分かれし、数輪の花で一本の花をつくっているもの。
3.小花
一つ一つの花は小さいけれど様々な角度で楽しめるもの。
お花屋さんではブーケやアレンジメントを作る際に例えば小花を少し飛び出させてみたり、それぞれのカタチの個性を活かしています。
それぞれの特徴を活かしてお花を活けるコツも後日ご紹介します!
お花*あれこれ事典 ~お花のカタチ その1~
お花*あれこれ事典 ~お花のカタチ その1~
お花は大きく分けて、4つのカタチに分けられることをご存知ですか?
お花屋さんはお花の形や個性を活かして制作しています。
今日は4つのシェイプについてご紹介♪
1.マスフラワー
正面から見てきれいに見える主役級の花。
花弁がたくさんついていて、一輪で飾るのにも向いています。
2.フォームフラワー
主役級の花でどこから見てもきれい。
花弁が一枚とれてしまうと花の形が崩れるもの。一輪でも存在感のある個性的な花たち。
3.ラインフラワー
茎や枝にライン上に花が咲いるもの。
花束やアレンジメントのライン取りに使い、形や大きさ決める役目を果たす花材。
4.フィラフラワー
スプレー状の茎に小さな花が集まって形を作っているもの。
ふわふわしていてお花とお花の間を埋める名脇役。
個性をしっかり理解して適材適所で使ってあげるとお花は一段と素敵ですね。
お花屋さんで花を選ぶとき、ちょっといつもと違う形のお花も、見てみてくださいね♪
~お花を贈る時~ お歳暮
~お花を贈る時~ お歳暮
仕事上やプライベートでお付き合いのある方に、季節の折々に感謝の気持ちやごあいさつの意味も込めて贈り物をする『お中元』と『お歳暮』。
今回は、『お歳暮』の贈り方についてご紹介します。
■『お歳暮』の慣習って?
もともと『お歳暮』とは、新しい年(年神様)をお迎えするにあたり必要なものを、親元へ届ける儀式が由来と言われています。
今では、半年に一度、お世話になっている方々へ感謝の気持ちを伝えるための季節の贈り物として定着している『お中元』と『お歳暮』。
以前は、会社の上司や取引先への『お歳暮』を贈る慣習が一般的でしたが、最近では、贈答を禁止している企業もありますので、本当にお世話になった方や、末永くおつきあいしていきたいと思う相手の方に、毎年きちんと贈るのがオススメです。
■いつ贈る?
『お歳暮』は、12月初旬から20日くらいまでに届くように贈りましょう。
万が一、時期を逸してしまった時は、年明けに『お年賀』として届けるのも良いでしょう。ただし、松の内(関東では1月7日まで、関西では1月15日までのことが多い)を過ぎてしまう場合は『寒中お伺い』とします。
なお、『お歳暮』はお祝いの贈りものではありませんので、喪中の方へも贈って問題はないとされています。ただし、相手の方が気にされるような場合は、『お歳暮』とせずに、『寒中見舞い』とすることも可能です。
■なにを贈る?
相手の方との関係によって、3,000円~5,000円前後のギフトがオススメです。
義父母への毎年の贈り物なら、気軽に飾れるポインセチア。
お仕事でお世話になっている方の自宅へお届けするなら、師走の忙しさを癒してくれるアレンジメントを。
結婚式の仲人など、その年に特別にお世話になった方には、上品で豪華な鉢物が人気です。
今年はいつもと違うものを贈りたい!
そんな時は珍しい品種のシクラメン「セレナーディア」を。
気品漂うアメジストブルーのお花は、オシャレな方にぴったりです。
お世話になった方へ、感謝の想いを伝える『お歳暮』。
大切な方の笑顔を思い浮かべながら、ピッタリのお花を選んでくださいね!
お花の生産者レポート ~千両~ 茨城県神栖市波崎
お正月飾りに欠かせない『千両』
縁起もののその美しい赤い実が、おめでたい正月を彩ります。
この千両、実は12月に花の市場で1年に一度の特別な『千両市』で取引される特別な花材。
たった一日で取引される正月用の『千両』ですが、その出荷の準備は着々と進んでいます。
2013年は、台風の影響を受け、若干の塩害が発生するなど、困難もありましたが、生産者のみなさんが心をこめて、日本のお正月のためにがんばっています。
お正月に向けて、年末に出荷される『千両』は、一本一本、紐で丁寧に吊るされ、正月飾りにふさわしい豪華な姿に仕立てられます。
出荷までのラストスパートを迎えたとある生産者さんの様子をレポートします!
■生産地
今回伺ったのは、日本で有数の産地・茨城県神栖市波崎。
お正月に欠かせない、千両と松をセットで栽培されている方が多い波崎は、茨城県の東の端、利根川の河口付近に位置しています。
■『楽屋』
山の中の湿地で自生する『千両』を栽培するために『楽屋』と呼ばれる竹で作った柵。
この柵の中で『千両』の好む半日蔭の環境をうみだし、栽培しています。
■『楽屋』の中で大切に・・・
千両は播種してから3年目より出荷可能になるんだそう。
長い間、手間暇をかけて育てているんですね。
しならない様に紐で吊るしながら栽培しています。
生育にあわせて紐を調整するのは繊細な作業・・・
■『千両』の特徴といえば、上向きにつく実
緑色の実が赤く熟していきますが、まだこの赤い実はまだまだ未熟な状態。肥大しながら黒味が薄れていくのです。12月には鮮やかな赤い色に育ちます。
こうやって長い時間、手間暇かけて育てられた『千両』が、『千両市』を経て、花屋さんへ、そしてみなさんのもとへ届いていきます。
生産者さんの想いが、『千両』とともにみなさんに届きますように!
新しい年の始まりは、縁起の良い千両をあしらったお正月のお花を飾ってみませんか?