父の日の由来とは?
誰かに伝えたくなる豆知識
母の日に比べると、「何となく印象が薄い」と考えられがちな父の日。
しかし父の日は、お父さんに日ごろの感謝を伝える大切な日であることに変わりはありません。
そこで今回は、もっと父の日について知ってもらい、父の日を忘れないようにしてもらうために、父の日の由来や贈る花やギフト・イメージカラーといった豆知識をご紹介します。
父の日は毎年、6月の第3日曜日です。
父の日のことを知って、今年は「うっかりしていた」ということがないようにしましょう。
目次
今年、2024年の父の日はいつ?
父の日は、毎年6月の第3日曜日です。
そのため、毎年父の日の日付は変わってしまいます。
今年、2024年の父の日は6月18日(日)です。
父の日よりも先にある母の日が5月の第2日曜日ため、父の日も第2日曜日と思ってしまう方が多いので、気を付けてくださいね。
6月18日は6月の下旬。
日差しが強くなり、夏らしい暑さも感じ始めるころです。
一方で梅雨が始まり湿度が高いことが多く、ムシムシとした空気になることも。
そのため父の日のプレゼントには季節感のある花や涼しげな観葉植物、冷たくておいしいアイスクリーム、汗をぬぐうためのハンカチなどを贈る方も多いようです。
2023年から2032年までの父の日の日程一覧
父の日は、先にお伝えしたように毎年6月の第3日曜日です。
「来年の父の日はいつ?」や「5年後の父の日は何日なんだろう」と思った方のために、2023年から2032年までの父の日10年分の日程一覧を掲載しておきます。
- 2023年6月18日(日)
- 2024年6月16日(日)
- 2025年6月15日(日)
- 2026年6月21日(日)
- 2027年6月20日(日)
- 2028年6月18日(日)
- 2029年6月17日(日)
- 2030年6月16日(日)
- 2031年6月15日(日)
- 2032年6月20日(日)
来年、2024年の父の日は6月16日(日)のため、大きく日付がずれることはありません。
しかし、2025年の父の日は6月15日であり2026年の父の日は6月21日になります。
毎年6月の第3日曜日ですが、このように年によって日付で見ると6日間変わることもあります。
そのため先に父の日の日程は、確認しておくことがおすすめです。
意外に知られていない?父の日の由来
父の日は、家族を支えてくれるお父さんに日ごろの感謝を伝える大切な日ですが、ついつい「その日を忘れてしまった」という方もいらっしゃるかもしれません。
母の日に比べて何となく影が薄くなってしまう父の日ですが、まずはなぜ父の日が誕生したかをご紹介したいと思います。
父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の祝日です。
誕生したきっかけは、ソノラ・スマート・ドットという女性の嘆願によるもの。
ソノラの父親は軍人で、南北戦争から復員した後に男手ひとつで6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。
6人兄弟の末っ子だったソノラは、ある日教会で行われていた説教を聴き、母の日があることを知りました。
そこで、「母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ」と思い、父の偉業を称えようと1909年に牧師協会へ「父親へ感謝する日も作ってほしい」と嘆願しました。
そしてその思いによって1910年6月19日に、初めて父の日の式典が開催されたのだそうです。
ちなみに、なぜ式典が開催されたのが6月だったのかというと、ソノマの父の誕生月だったからといわれています。
父の日の由来は育ててくれた自分の父親に対して、「感謝を伝えたい」という気持ちからだったのですね。
しかし、この父の日の式典が一般に浸透するまでには、実に6年もの年月がかかったといわれています。
なかなか多くの人に浸透することのなかった父の日を、たくさんの人が知るきっかけになったのは、 1916年の式典で第28代アメリカ大統領であるウッドロー・ウィルソンが、演説を行ったことなのだそうです。
その後、多くの人が認知するようになった父の日は、1966年には第36代大統領リンドン・ジョンソンが「父の日」を称賛する大統領告示をだして、6月の第3日曜日を「父の日」と定めたのです。
そしてついに1972年、父の日が6月第3日曜日にある国の記念日として正式に制定されたのでした。
日本で父の日が始まったのはいつ?
父の日の発祥の地であるアメリカでは、先に紹介したように1972年に父の日が国の記念日となりましたが、日本に父の日が導入され始めたのは1950年代ごろのことでした。
当時はまだまだ認知度が低く、現在のように一般的な行事として広まったのは1980年代に入ってからだといわれています。
デパートなどの商業施設が販売戦略の一環として父の日を取り上げたことや、有名人の中から「素敵なお父さん」を選ぶベスト・ファーザー賞が始まったことから一般に広く浸透していったのだそうです。
父の日は日本で多くの人に認知されるようになるまで、約30年の年月がかかったようです。
父の日はお父さんに改めて感謝を伝える、大切な日。
しかし父の日が一般的になった現代でも、5月の第2日曜日にある母の日よりも、父の日は忘れられやすいことも。
お父さんはお母さんに比べて話す機会が少なかったり、お父さんの欲しいものが分からなかったりすることが、原因の1つになっているのかもしれません。
年に1回の記念日には、お父さんに感謝を伝えるようにしましょう。
贈る花の色やギフトにも由来あり
母の日に贈るギフトといえば、カーネーションやあじさいなどの花が定番です。
特に赤のカーネーションは、母の日を代表する花のイメージが強いのではないでしょうか。
実は母の日と同じく父の日のギフトにも、父の日の象徴とされている定番の花があるのです。
父の日発祥の地であるアメリカでは、父の日にはバラを贈ることが一般的だとされています。
これは、先にご紹介した父の日を作ろうと牧師協会に嘆願した女性(ソノラ)が、亡き父親のお墓に白いバラを供えたことが由来です。
母の日に贈るカーネーションは、お母さんが健在の場合は赤のカーネーションを贈り、亡くなっている場合は白のカーネーションを贈ることが一般的とされています。
アメリカでは父の日も母の日と同じように、お父さんが健在であれば赤いバラを、亡くなっていれば白いバラを贈るのだそうです。
世界で父の日のプレゼントは違う?
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日本で黄色のバラやひまわりを贈る理由
先ほど父の日の発祥の地であるアメリカでは、父の日に赤バラを贈るとお伝えしました。
一方で日本では父の日に贈る花は、黄色のバラが一般的です。
父の日のポスターやイベントなどで、黄色のバラが使われているのを見たことがある方も多いのでは。
プレゼントする花の種類はアメリカと同じバラですが、なぜ赤バラではなく黄色のバラなのでしょうか。
これは、日本ファーザーズ・デイ委員会が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が影響していると言われています。
このイベントでは、幸福や喜びの象徴であり「愛する人の無事を願う」という意味が込められている黄色を、父の日のイメージカラーとしたのです。
このことから、日本では父の日には黄色のバラをギフトとして贈ることが定着しました。
黄色のバラには「献身・さわやか」といった花言葉があり、お父さんへ感謝の気持ちを伝えるのにぴったり。
ただし、一方で黄色のバラは「嫉妬」など、ネガティブな花言葉も持っています。
そのため、花言葉にこだわって父の日に花を贈りたい方は、黄色のバラの伝えたい花言葉をメッセージカードに書いて一緒に渡したり、他の伝えたい花言葉を持った花と組み合わせたりするといいかもしれませんね。
日本で黄色のバラのギフトと並んで人気なのが、ひまわりを使った花束やアレンジメントです。
ひまわりといえば、夏を象徴する花の1つ。
太陽を思わせる黄色い花びらがきれいに並んだ丸い花の様子は、見ているだけでも元気になることができそうです。
先ほど、「太陽を思わせる黄色い花びら」とお伝えしたように、ひまわりは日本の父の日のテーマカラーである黄色の花です。
そして、夏らしくなってくる父の日に贈る花としては季節もぴったりで、いつも家族を明るく照らしてくれるようなお父さんのイメージにもあっていますよね。
さらにひまわりは、父の日に渡したい素敵な花言葉も持っています。
ひまわりの花言葉は「憧れ・輝き・敬慕・あなただけを見つめる」などです。
「憧れ」や「あなただけを見つめる」という花言葉は、お父さんへの尊敬の気持ちを表現することができそう。
花のギフトで「ありがとう」を伝えよう
父の日は、家族のためにいつも頑張っているお父さんに感謝の気持ちを伝える大切な日です。
その由来を知っておくことは、ギフトを選ぶ際にも役立つはず。
「今まで父の日をあまりお祝いできていなかった」という方は、黄色のバラやひまわりを贈って、お父さんに「いつもありがとう」を伝えてみてくださいね。
お父さんに花を贈るのはあまりないことかもしれませんが、花束やアレンジメント、花鉢は誰もが喜んでくれるギフトの1つです。
そのため女性に限らず、男性も花をもらって喜んでもらえることがほとんど。
花の写真を撮ることが趣味の方や、盆栽を育てることが好きな方がいらっしゃるように、思っている以上に男性も花が好きなのかもしれませんね。
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