3月の誕生花の花言葉や育て方

3月は少しずつ暖かくなって、春の気配を感じ始める季節です。そんな3月の誕生花には、ピンクガーベラやフリージア、ワスレナグサがあります。今回は、これらの花言葉と、育てる際のポイントについてご紹介します。
贈り物としても人気のピンクガーベラ

ガーベラは春と秋に開花する多年草で、細長く小さな花びらが特徴です。花色には赤や白、黄色、ピンクなどがあり、中でもピンクガーベラはかわいらしくエレガントなルックスのため、女性への贈り物にぴったりです。ピンクガーベラの花言葉は、「崇高美」「熱愛」「童心に返る」など。ピンクガーベラのイメージにふさわしく、愛や情熱にあふれた素敵な花言葉ばかりです。
ピンクガーベラは日当たりのよい場所を好みます。日光がたくさん当たる場所に置き、可能なら20~25℃の環境下で育てるようにしましょう。気温が0~5℃だと葉や花が枯れてしまい、30℃前後の高温になると葉が枯れてしまうので注意が必要です。土の表面が乾いたら、鉢底から漏れ出るのを目安にたっぷりと水を与えましょう。
ゴージャスな色合いが美しいフリージア

フリージアは、春から夏にかけて開花する色鮮やかな花です。品種が多く色彩豊かなことで知られ、ガーデニングの花としても親しまれています。
花色は赤をはじめ、白や黄色、紫、ピンク、オレンジなどの種類があります。そんなフリージアの花言葉は、色によって変化します。白のフリージアは「あどけなさ」、赤のフリージアは「純潔」、紫のフリージアは「あこがれ」というように、どれもポジティブな花言葉ばかりです。見た目もゴージャスなので、ブーケや鉢植えなど各種の贈り物にも最適な花といえます。
フリージアの特徴は、“甘い香りを放つ”点です。香りの強さはバラやキンモクセイに並ぶほどで、フリージアの香りを模した香水も多く作られています。香りは花色によって異なり、例えば白色はキンモクセイを思わせる香り、黄色は甘酸っぱさを感じさせる香りです。
フリージアを育てる際は、まず丈夫な球根を選ぶことが大切です。球根の底にカビや傷がないかをしっかりと確認しましょう。植え付けは9月から10月ごろが最適です。土は、水はけがよく通気性や保水性に優れたタイプが望ましいといえます。生育に必要な栄養素を補給させるため、月に2回程度、液体肥料を与えることも忘れず行いましょう。
小さく可憐なルックスのワスレナグサ
ワスレナグサは、8ミリ程度の小さな花です。世界各地の文学作品に登場しており、どことなく可憐でロマンチックな雰囲気が魅力です。花色は青をはじめ、白や黄色、ピンクなどがみられます。ワスレナグサの花言葉は、「私を忘れないで」。1人の騎士が恋人へ残した最後の言葉が由来といわれています。
小さく繊細そうなルックスとは裏腹に、ワスレナグサは非常に丈夫で育てやすい花です。種まきは、気温が20度を切る9月中旬ごろから10月下旬ごろを目安に行いましょう。土の表面が乾いてきたら、水をしっかりと与えることが大切です。やや湿り気のある土が適しているので、水切れが起こらないよう注意しましょう。
3月の誕生花で、真心を贈ろう
ゴージャスなフリージアや愛らしいピンクガーベラ、キュートなワスレナグサは誕生日のギフトにもぴったりです。3月生まれの家族や恋人、友達には、ぜひこれらの花を贈ってみてくださいね。