8月の誕生花の花言葉や育て方

夏真っ盛りを迎える8月の誕生花は、「トルコキキョウ」です。他には、「アンスリウム」なども8月の誕生花として知られています。ここでは、トルコキキョウの魅力や花言葉、育て方、そしてアンスリウムについてご紹介します。
レースが美しいブライダルフラワー!トルコキキョウの魅力や花言葉

トルコキキョウは、レースのように重なった花びらが上品で美しい8月の誕生花です。紫やピンクなどの上品でかわいらしい色の他に、白や黄色、青などの色の花も咲かせます。バラに見まごう美しさから、ブライダルフラワーとしても人気の高い花です。
トルコキキョウは北アメリカが原産で、1930年代ごろに日本に持ち込まれたといわれています。もともとの花びらの色は紫のみで、折り重なるような見た目ではなく一重の小さな花を咲かせていましたが、品種改良が進んで美しく多種多様な花を咲かせるようになりました。品種改良され、出回っているトルコキキョウのほとんどは日本産です。なお、トルコキキョウと呼ばれているのはキキョウの花に似ているからといわれていますが、キキョウの仲間ではなく、実際にはリンドウの仲間です。
花言葉は、「清々しい美しさ」「優美」「希望」「よい語らい」「永遠の愛」「花嫁の感傷」などです。「永遠の愛」という花言葉を持つので、特に真っ白なトルコキキョウは結婚式で使うブーケとして高い人気があります。
夏の花・トルコキキョウの育て方のポイント
色とりどりの気品ある美しい花を咲かせるトルコキキョウは、育てるのであれば鉢植えがポピュラーです。種まきは秋に行い、20℃前後に保った受け皿の水を切らさないようにして2週間ほど待ちます。発芽までは新聞紙などで日を遮りますが、トルコキキョウは日当たりのよい場所を好むので、よく日の当たる場所で育てましょう。土は、水はけのよい弱酸性の土壌を好みます。秋植えのトルコキキョウは、翌年の5月~7月にかけて花を咲かせます。
咲いた後は枯れてしまうトルコキキョウですが、刈り込んで越冬させると、春に新しい芽を出すこともあります。ぜひ、トルコキキョウの栽培に挑戦してみてください。
鮮やかな南国の花!アンスリウム

8月の誕生花としてもうひとつ、アンスリウムをご紹介します。
アンスリウムは熱帯アメリカ原産の南国らしい花で、赤やピンク、白などのかわいらしい花を咲かせます。光沢があるのが個性的なアンスリウムの花はハート型で、ハワイではバレンタインデーのプレゼントによく選ばれるそうです。
アンスリウムの花言葉は「煩悩」「恋にもだえる心」です。ハート型という特徴的な形と、南国の花というイメージからこれらの花言葉が生まれたといわれています。また、赤いアンスリウムには「情熱」、ピンクのアンスリウムには「飾らない美しさ」、白いアンスリウムには「熱心」と、色別の花言葉も持ちます。
育てる際には、直射日光と乾燥、寒さに注意が必要です。夏の間は半日陰に起き、冬の間は部屋の中に置くようにしましょう。
8月の美しい花々
8月の誕生花から、トルコキキョウとアンスリウムについてご紹介しました。花束やアレンジメントにして誰かに贈るなら、花言葉も一緒に添えて贈ってみてください。