1月の誕生花の花言葉や育て方

1月は、1年の始まりとなる月です。気持ちを新たに、新生活をスタートさせる方も多いのではないでしょうか。そんな1月の誕生花には、スイートピーとスイセン、シンビジウムがあります。今回は、これらの花の魅力や花言葉、育て方などをご紹介します。
式典や舞踏会を彩った、王妃が愛でた花

1月の誕生花であるスイートピーは、イギリスのアレクサンドラ王妃が愛した花です。あまりにもお気に入りだったことから、後にエドワード朝を象徴する花となり、スイートピーの存在が瞬く間に各国へと広がりました。そんなスイートピーの特徴は、ほのかに漂う甘い香りです。麝香(じゃこう)に似たその香りは、寝室にぴったりだといわれています。
スイートピーの花言葉は、「門出」や「優しい思い出」「別離」「ほのかな喜び」などです。これらの花言葉は、スイートピーの花が“今にも羽ばたきそうな蝶”に似ていることから誕生したといわれています。そのため、高校を卒業し大学生活を始める方、そして大学を卒業し就職する方など、新たな一歩を踏み出す方へ贈る花として最適です。
スイートピーが好むのは、中性で水はけのよい土壌です。赤玉土(80%)に腐葉土(20%)を混ぜ合わせ、そこに苦土石灰を加えた土壌がベストといえます。水は、土の表面が乾いているときにたっぷり与えましょう。成長が進むと“つる”がどんどん伸びていくので、水切れしないよう注意することが大切です。なお、スイートピーは寒さに弱い花です。もしも、冬場に土の表面が凍結してしまった場合は、水を与えすぎないようにしましょう。
心地よい香りで親しまれている、春の草花

スペインやポルトガル、北アフリカなどに生息しているスイセンも、スイートピー同様、1月の誕生花です。ふんわりと漂う甘い香りが特徴で、その香りは天然香料として香水などに活用されています。そんなスイセンの花言葉は、「うぬぼれ」や「自己愛」「神秘」「尊重」です。これらの花言葉は、“美少年・ナルキッソスが、水鏡に映った自分の姿に恋心を抱いてスイセンになった”というギリシャ神話の伝説が由来となり誕生したといわれています。
スイセンを育てる上でポイントとなるのは、土壌と置き場所です。通気性と保水性に優れ、かつ水はけのよい土壌を使用しましょう。置き場所は、日当たり良好な場所がベストです。なお、スイセンは寒さに強い花なので、冬場でも戸外に置いて問題ありません。
やさしいカラーで癒やしを届ける、冬の鉢花の代表格
ランの一種であるシンビジウムも、1月の誕生花です。花の寿命が長いので、1カ月以上もの間、開花した姿を観賞することができます。そんなシンビジウムの花言葉は、「飾らない心」や「素朴」「華やかな恋」「誠実な愛情」などです。豪華で派手なイメージのあるランの中でも、シンビジウムは淡いカラーが多いことから、少し控えめの花言葉が誕生したといわれています。
シンビジウムを育てる際は、水やりをしっかりと行う必要があります。土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えることが大切です。特に4~9月は生育期で水の吸い上げが活発になるので、成長を促す他、害虫予防を行うためにも、頭からしっかり水を与えるようにしましょう。
1月の誕生花をプレゼント
スイートピーやスイセン、シンビジウムには、それぞれ異なる魅力や花言葉があります。家族や恋人、友人など大切な方が1月生まれであれば、花言葉を踏まえた上で1月の誕生花を贈ってみてください。美しい花とともに、特別な想いを届けることができます。
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