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  3. お彼岸にやることは何?墓参りのルール・お供え花のマナーなど【知恩院僧侶監修】

お彼岸にやることは何?
墓参りのルール・
お供え花の
マナーなど
【知恩院僧侶監修】

一周忌は何をする?僧侶に教わる基礎知識と、服装・花のマナー

毎年春と秋にある「お彼岸」。日本においてよく知られた風習ではあるものの、お彼岸にどのような意味があるのか、何をやるべきなのか、実はよく知らないという人が多いのではないでしょうか。

この記事では、お彼岸の意味や起源、お彼岸期間中にすべきこと、墓参りのマナー、お供え花とお供え物のおすすめなどについて、知恩院の僧侶であり、華道家でもある大津憲優さんに詳しく教えていただきました。

今回お話してくださった
住職 兼 華道家さん

大津憲優さん

大津憲優さん

  • 浄土宗修練道場・華道講師
  • 西雲寺第二十一世住職
  • 正念寺第三十八世兼務住職

知恩院の所属寺院に従事する傍ら、都未生流の華道講師としてもご活躍中

※以下内容は、大津さんへのインタビューをもとに、編集チームが執筆したコンテンツです

お彼岸の期間は、いつからいつまで?

線香とロウソク

お彼岸には春彼岸と秋彼岸があり、春分の日の前後3日間が春彼岸、秋分の日の前後3日間が秋彼岸です。

2024年のお彼岸

2024年の春彼岸:3月17日〜3月23日

2024年の秋彼岸:9月19日〜9月25日

また、お彼岸の初日を「彼岸入り(ひがんいり)」、真ん中の日を「中日(ちゅうにち)」、最終日を「彼岸明け(ひがんあけ)」と呼びます。

お彼岸とは?お彼岸の意味と起源

お墓参り

●彼岸とは

彼岸とは、サンスクリット語の「波羅蜜多(はらみった/パーラミター)」の訳語です。此岸(しがん:私たちが今生きている迷いの世界)から彼岸(ひがん:仏の国である悟りの世界=浄土)へ到ることを意味します。

●お彼岸の起源

実は、お彼岸とは平安初期に日本で始まった風習です。お盆のような仏教行事というよりも、日本の祖先を祀り崇拝する信仰から影響を受けた「先祖供養」と、仏様の教えを行う「仏道実践」が合わさった他の国にはない、日本独自の文化です。
その由来は諸説ありますが、平安初期に都で相次ぐ天災をおさめるために行った鎮魂の法要が、その後の公家や武士の間で先祖への追善供養と変化し、彼岸会の務めになったとされています。合わせて、一般家庭でもお彼岸の期間中に先祖供養を行うようになりました。

追善供養(ついぜんくよう)とは

生きている人が亡き人の為に善い行いを積み、冥福を祈って行う供養のこと。

彼岸会(ひがんえ)とは

お寺で行われる、檀信徒さんのご先祖様の追善供養をする会のこと。法要後は、僧侶からの法話があったり、境内にお墓があれば僧侶にお経を上げてもらったりします(墓回向)。

お彼岸は浄土を目指す強化週間だった!?

お彼岸の墓参りはいつ、どんな服装で行く、マナーは?

墓参り

●墓参りはいつ行くべき?

お彼岸の墓参りは、期間中であればいつ行ってもOKです。慌ただしくお参りして帰るより、時間の余裕があるときに行って、ご先祖様への感謝と共に日常の出来事をしっかり心の中でお伝えしてください。安全面を考慮し、墓地には明るい時間帯に行きましょう。

どうしてもお彼岸期間に墓参りができない場合は、多少日程が前後しても問題ありません。忙しくて行けないから何もしないより、後日時間が取れるタイミングで行って「遅くなったけれど来ましたよ。私は元気に過ごしています」と、ご先祖様への感謝と日常の報告をしていただければと思います。
なお、お寺で開催される彼岸会の法要に参加する場合は、法要が始まる前に墓参りへ行くのが一般的です。

●墓参りの服装は?

お彼岸の墓参りは、平服や普段着でOKです。草むしりやお墓の掃除をすることも考慮し、多少汗をかいても構わない、動きやすい服装がおすすめです。

お寺で開催される彼岸会も、平服による参加で問題ありません。ただし、あまりにも派手な色やラフでカジュアルすぎる服装は避け、境内に上がるときは裸足ではなく靴下を履くなどのマナーは心がけましょう。

●墓参りの注意点

お参りが終わったら、花以外のお供え物は持ち帰ってあげてください。昔はしばらくお供え物を置いておくことも多かったようですが、今はカラスなどの動物がお墓を荒らす原因にもなりますので、必ず持ち帰るようにしましょう。また、お供え物を持ち帰って食べることで、「ご先祖様と食事をした」という供養にもなります。

お彼岸のお供えにおすすめな花は?

キキョウ

●お彼岸におすすめの花は?

お彼岸で墓前に花をお供えする際は、春秋それぞれ季節のお花を飾りましょう。春であればカーネーションやスイートピー、秋なら上の写真にあるキキョウ、ススキやヒガンバナ(彼岸花)などがおすすめです。
ひと昔前は、ヒガンバナといえば真っ赤な見た目から火事などを連想し避けられていましたが、仏教的には縁起の良い花なのでぜひお供えしてあげてください。最近ではフラワーアレンジメントでも使われることがあり、他の花とも合わせやすいでしょう。
ただ、お墓に咲いていることが多いため、死人花と呼ばれるほど不吉なイメージが定着しているので故人供養の仏花としては好まれません。

お供え花だからといって、白や紫でまとめたり菊などお供えでよく使われる花にしたりする、お悔やみ花のルールにならう必要はありません。

●彼岸花とは何?

ヒガンバナは曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれ、仏教の中ではとてもよい意味を持つ花ですので、仏花に加えると良いでしょう。お釈迦様の説法中に空から降ってきた花であり、邪気を払ってくれると考えられています。
また、ヒガンバナの根には毒がありますが、切り花部分に毒性はありませんので、お供え花として選んでOKです。

●お供え花は一対で飾るべき?

「お墓やお仏壇に供える花は、必ず1対(左右対象)で飾るべき」と思っている方は多いかもしれません。ですが、必ずしも1対でなくてもOKです。左右対称であるべきといった仏教上のルールはありません。

それよりも、ご先祖様は空の上から私たちを見ていらっしゃるので、花が真っ直ぐ立つよう綺麗に整えて飾ってあげることが大切です。また、茎を束ねたビニール紐の端が花立からはみ出てしまっていないか、茎の上部で束ねた輪ゴムが見えてしまっていないか、細部にも気を配りましょう。

◆ご先祖様は空の上から私たちを見ている?大津さんより解説

仏教が日本へ伝わる以前から、ご先祖様への供花というものは存在していました。
先祖というのは、その土地の山の上におられると考えられ、空の上から私たちを見守っているのだと信じられていました。
ですから、依代である門松も真っ直ぐ立てていれられていますし、供花も上におられるご先祖様から見て綺麗なようにと真っ直ぐ立てて入れられてきました。

仏教伝来以後は、お墓では墓石が浄土との窓口となり、お仏壇では仏壇自体が浄土を表わし、その中に位牌を祀ることによって故人が浄土にいることを表しています。

いずれも、花をお供えする位置は故人の目線より下になるので、真っ直ぐに入れるというわけです。

供えられた花を見て手を合わせていると、お参りしたご自身も気分がいいと思います。左右対称でなくても美しく整っていれば、仏様やご先祖様もきっと喜んでくださると思います。

帰省できないときは、
お届け先近くの花屋から新鮮な花束・
アレンジメントをお届けします!

●親しい方が亡くなった場合、お彼岸にご遺族へ花を贈った方がよい?

お彼岸は「特定故人への供養」よりも「ご先祖様の供養」といった意味合いが強いため、故人の為に何か特別な贈り物をすることは少ないと思います。

お彼岸のお供えに適さないNG花は?

お墓の供花

お彼岸は親戚一同が集まって法要を行うような行事ではなく、ほとんどの方が家族のみで過ごします。そのため、供える花もあまり世間体などを気にせず、故人やお参りする方が好きな花はもちろん、カラフルな色や煌びやかな種類でもOKです。ただし、トゲや毒のある花(ヒガンバナの切り花は良い)、香りが強すぎる花は避けましょう。

お供え・仏花に適さない花を
もっと詳しく見る

●造花やプリザーブドフラワーを供えるのはOK?

可能な限り、造花やプリザーブドフラワーよりも生花をお供えすることをおすすめします。

お墓やお仏壇へ花をお供えする理由の一つに、「花はいつでもすぐに手に入れられるので、まずは花を供えよう」というのがあります。また、「綺麗な花が枯れていくさまを見て、命のはかなさや尊さを知ることができる」という意味もあるからです。

しかし、さまざまな事情で生花をお供えできないケースはありますので、無理なくできる範囲で大丈夫です。

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お彼岸のお供え物のおすすめは?

おはぎ

●春のお彼岸は牡丹餅?秋のお彼岸はおはぎ?

お彼岸のお墓やお仏壇へのお供え物は、牡丹餅(ぼたもち)やおはぎが一般的です。

春彼岸

牡丹の花に似せた、丸くて大きい牡丹餅をお供えします。この時期の小豆は乾燥していて皮が固いので、こしあんを使うことが一般的です。

秋彼岸

萩の細長い花に似せた、俵状のおはぎをお供えします。この時期の小豆は収穫したばかりで新鮮なので、粒あんを使うことが一般的です。

最近では両彼岸とも、粒あん・こしあんどちらでも用意できることが多いですが、季節にならったものをお供えするのがおすすめです。

他には、「彼岸団子」とよばれる丸いお団子も一般的です。地域によっては彼岸の入りに「入り団子」を、彼岸の明けに「明け団子」をお供えするところもあります。

●お彼岸のお供え物としてNGな食品は?

ニオイが強いものや刺激の強い食べ物・肉や魚などは、お供え物としてはあまり適しているとはいえません。これらを外せば、例えば「おばあちゃんが好きだったショートケーキ」など、洋菓子をお供えしてもOKです。

●お供えした食べ物は、その後どうすればいい?

お墓やお仏壇にお供えした食べ物は、ある程度時間が経ったら下げて、皆で食べましょう。墓参りであれば手を合わせ終えて、帰る時に墓前から下げてください。
食べ物をお供えすることには、「仏様やご先祖様に食べていただく」という意味があります。よって、それを下げて食べる行為は仏様やご先祖様と食事を分け合うことになり、供養の一つになります。

お彼岸期間中にやってはいけないNG行為はある?

お彼岸中にやってはいけないことは、特にありません。ただし地域によっては、六波羅蜜の仏道実践を厳格に行うところもあるので、そういった地域では結婚式など派手な行事を避ける場合もあるでしょう。
同様に、「お彼岸期間に食べてはいけないもの」も、特にありません。

「六波羅蜜の仏道実践」って何をするの?

まとめ

今回は、お彼岸についての基本的な知識についてご紹介しました。
お彼岸は、ご先祖様への感謝を表す期間であるとともに、仏道修行を実践する期間でもあります。ぜひ次のお彼岸では今回ご紹介した内容を実践してみてください。

このほか、お彼岸の仏教的な意味や六波羅蜜の内容などについてもっと詳しく知りたい方は、引き続き知恩院の僧侶・大津さんへのインタビュー記事もあわせてお読みください。

お彼岸の過ごし方が具体的に知りたい

合わせて知っておきたいお供えのマナーやルールをご紹介しています。
気になったものは、この機会にチェックしてみてください。

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