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  4. 花束の正しい渡し方のマナーをシーン別で解説!アレンジメントの持ち方も紹介

花束の正しい
渡し方のマナーを
シーン別で解説!
アレンジメントの
持ち方も紹介

お花を贈るとき、相手に花束やアレンジメントを手渡す直前で、「あれ?どうやって持って、渡すのが正解なんだっけ?」と困ったことはありませんか?

この記事では、花束やアレンジメントの正しい持ち方・渡し方について、式典・コンサートなどのシーンや、レストランでのサプライズ・プロポーズなどのシチュエーション別に詳しく解説します。

【基本】花束を持つとき・渡すとき、お花は必ず上向きに!その理由

上向きに持った花束

まず、どんなシーンでも共通して言えるのが、「お花は上向きに持つべし」ということ!花束やブーケを美しくキープするためにとても重要です。

この理由は2つあります。

お花を上向きに持つ理由①

花束の茎部分には、ゼリー状の保水剤や水を含ませた紙が巻かれています。お花を下向きにすると、それらに含まれた水が茎を伝い、花や包装紙が濡れて、花が水切れを起こしぐったりしてしまいます。

お花を上向きに持つ理由②

下向きで持ち運ぶと、お花があちこちに当たって傷ついてしまう可能性があります。

以上を踏まえた上で、花束やブーケの持ち方、そして渡し方を覚えましょう。

【持ち方】シーン共通!花束の正しい持ち方

花束の正しい持ち方

花束を持つときは以下のようにすると、お花を傷付けたり劣化させたりすることなく、美しい状態をキープできます。

  • 左手:花側を下からしっかり支える
  • 右手:茎側のリボンのすぐ下の部分(束ねられているところ)を、上からつかむように持つ

※利き手が右手の場合

花はやや上向きに、左手で花側を下から支える

【渡し方】花束の正しい渡し方は2種類ある!?

花束の正しい渡し方

では次に、花束の渡し方を見ていきましょう。

実は、花束やブーケの渡し方には2種類あることをご存知でしょうか。
一つはフォーマルな場面にふさわしい「正式バージョン」、もう一つはカジュアルな場面におすすめな「略式バージョン」です。

①花束の渡し方:正式バージョン

舞台上で行う花束贈呈やフォーマルなパーティーなどでは、正式な渡し方がふさわしくなります。

1. 花側を左手で支え、茎側を右手で持ち、花を少し上にして角度をつけて持ちます。

花側を左手で支え、茎側を右手で持つ

2. 贈る相手の前でお花をくるりと180度回転させます。

花をくるりと180度回転させる

受け取る側の右手に花束の茎側がくるため、贈られた方もお花が受け取りやすくなります。

花をくるりと180度回転させる

3. 右手はお花の上部を、左手はリボンの結び目あたりを下から支えながら、お花を相手に渡します。

右手はお花の上部を、左手はリボンの結び目あたりを下から支える

渡す際は、受け取る相手がお花を持つ場所を空ける心配りをするといいですね。

②花束の渡し方:略式バージョン

身内のパーティーやプライベートな記念日など、比較的カジュアルなシーンでは略式の渡し方でOKです。

1. 最初から右手は花側、左手は茎側を持ち、そのままお花を相手に渡します。

最初から右手は花側、左手は茎側を持ち、そのままお花を相手に渡す

● 正式&略式バージョン共通の抑えておきたいポイント

正式&略式バージョンどちらも、花束を受け取る相手が、お花を左手(利き手ではない方の手)で下からしっかり抱えられるように渡しましょう。花束の重心が左手側(利き手ではない側)に来るので、右手(利き手)で握手をしたり物を受け取ったりしやすくなりますよ。

花束を持つ男性

ではどのようなシーンで、どちらの渡し方を選択すれば良いのでしょうか?また、花束はどんなタイミングで渡すのがよいのでしょうか?シーンごとに下記を参考にしてみてください。

正式バージョンの渡し方が良いシーン

● 式典での花束贈呈

  • 渡し方:正式バージョン
  • 渡すタイミング:表彰と同時や式典の最後など、演出に合わせる

式典などでステージや舞台に上がって花束を渡すようなフォーマルな場では、正式バージョンがおすすめです。
お花の美しさが花束贈呈を見ている方に伝わるよう、少し客席側へお花を向けて渡すと良いでしょう。

● コンサートや舞台での花束贈呈

  • 渡し方:正式バージョン
  • 渡すタイミング:イベントの終盤など、演出に合わせる

コンサートや舞台での花束贈呈も、正式バージョンで行いましょう。式典の場合と同様に、客席側にお花が見えるようにすると、見ている人も華やかな気持ちになるはずです。

● 卒業式・卒園式

  • 渡し方:正式バージョン
  • 渡すタイミング:式の終盤など

卒業式や卒園式では、晴れの日にお花で彩りを添えられるよう、渡す際の所作も美しくありたいものですね。そんな場面ですから、花束を渡すときも正式バージョンが良いでしょう。

正式バージョン・略式バージョンの渡し方を使い分けた方がいいシーン

● 誕生日パーティー

  • 渡し方:正式もしくは略式バージョン
  • 渡すタイミング:パーティーの終盤

親しい人たちで行う誕生日パーティーなら、略式バージョンでOKです。ただし、フォーマルな誕生日パーティーの場合は正式バージョンの方が適していることもあります。臨機応変に渡せるよう、略式&正式両方の渡し方を心得ておくと安心ですね。

● 歓送迎会・送別会

  • 渡し方:正式もしくは略式バージョン
  • 渡すタイミング:歓迎・退職・送別される方の挨拶が終わってから

規模が小さめでカジュアルな歓送迎会・送別会であれば、略式バージョンでOK。ただし、ホテルの広間を借りて行うようなフォーマルな会の場合は、お祝いの席にふさわしい正式バージョンが良いこともあります。

略式バージョンの渡し方が良いシーン

● 結婚式における両親への花束贈呈

  • 渡し方:略式バージョン
  • 渡すタイミング:式の終盤など、演出のタイミングに合わせる

結婚式での両親への花束贈呈の際は、親族への贈呈なのでそれほどかしこまる必要はなく、略式バージョンで構いません。

● プライベートな記念日

  • 渡し方:略式バージョン
  • 渡すタイミング:会ってすぐ、感謝の言葉を伝えるタイミング

パートナー、家族、友人など親しい方との記念日にお花を渡すときは、略式バージョンでOKです。サプライズを演出したいなら会ってすぐ、「これからもよろしくお願いします」などのメッセージを届けたいならディナーの終盤などでお花を渡せば、きっと想いが伝わるでしょう。。

なお、正式&略式いずれにおいても、「花束を受け取った方にとって負担にならないか」に配慮してタイミングを考えましょう。式典やイベントの場合は、演出プランや進行に合わせることも大事です。

また、渡す際は「おめでとうございます」「ありがとうございました」など一言添えると、より心のこもったフラワーギフトになります。

意中の相手をキュン♡とさせる花束の渡し方とシチュエーション

彼女に花束を渡す様子

「パートナーをキュンとさせたい!」「特別な演出をしたい」というときこそ、お花の出番!でもここで重要なのが、タイミングやシチュエーション、そして渡し方です。意中の相手へお花を渡す際の、おすすめプランをまとめました。

● 待ち合わせてすぐ渡す

まずは、待ち合わせてすぐにお花を渡すプランです。この方法がおすすめなのは、ドライブデートのとき。車にお花を隠すことができ、渡した後もそのまま車内でお花を預かることができます。サプライズを演出でき、デートが盛り上がるのではないでしょうか。

ただし、この方法はドライブ以外のお出かけデートには不向きかも。お花を持ち歩くことになって荷物が増え負担になってしまいますし、デート中にお花があちこちに当たって傷んでしまうかもしれません。

車内に置かれた花束

● デート終盤に渡す

デート終盤にパートナーへお花を渡すプランも、印象に残りやすくサプライズ性があっておすすめです。あらかじめレストランなどへ花束を郵送し、ディナー終盤にプレゼントするのは王道の渡し方と言えます。デート中にお花を持ち歩く必要もないので、負担もありません。

● 告白やプロポーズの直前に

告白やプロポーズなど大切な言葉を伝えたいときは、その直前に花束を渡しましょう。美しいお花があなたの言葉を後押ししてくれるはずです。

● 映画やドラマのような豪快な渡し方も、時にはOK!

映画やドラマなどでは、ワイルドに花束を肩へ担いだり、ラフに下向きで持ったりとお花を豪快に扱うこともありますよね。

もしもお花を渡す相手がそういったシチュエーションを好ましいと感じるタイプの方であれば、正しいお花の持ち方をしていなくとも、ある意味正解といえるのかもしれません。

アレンジメントの正しい持ち方は?

アレンジメントを持つ女性

カゴなどにお花を生けたフラワーアレンジメントも、贈り物として定番ですね。アレンジメントを渡すときは、以下のように扱いましょう。

【アレンジメントの持ち方】

カゴなどに吸水性スポンジをセットしてお花を生けたアレンジメントは、カゴが傾いて水がこぼれないように注意しましょう。

【アレンジメントの渡し方】

1. アレンジメントを胸の位置で水平に持ち、お花の正面を相手に向けます。

アレンジメントを胸の位置で水平に持ち、お花の正面を相手に向ける

2. アレンジメントが傾かないよう気を付けながら、両手で渡しましょう。

アレンジメントを両手で渡す

お店やホテルで花束を渡すときは会場へ直送が安心!

レストランで花束を渡す

ここまで花束やアレンジメントの正しい持ち方を解説しましたが、それでもやはり長時間お花を持ち歩くのは不安があるかと思います。

そこで、プロポーズや誕生日パーティー・祝賀会など、レストランやイベント会場でお花を渡すなら、お花屋さんから直接会場へお花を届けてもらうのがおすすめです。

その際は、「お花を郵送して大丈夫か」「会場の営業時間」などについて、お店や会場側へ必ず事前チェックしておきましょう。また、お花屋さんに、お花の持ち帰りに便利な紙袋の手配をお願いしておく心配りも大事ですね◎

なお、花キューピットでオーダーしたお花は、レストランやホテルへ直接お花を届けることが可能!ただし、レストランやホテルへのお届けを希望する場合は、事前に確認をお願いいたします。どのタイミングで花を渡したいかも、事前に相談しておくことがおすすめです。
さらに紙袋・バッグ(有料)をお付けできる商品もありますし、メッセージカード(無料)を添えることもできます。

紙袋・バッグ掲載箇所

紙袋・バッグがお付けできる商品は、ショッピングカートへ入れた際に案内が表示されます。紙袋・バッグが必要な場合は「カートに入れる」を選択し、お花と一緒にご購入ください。

まとめ

今回は、花束やフラワーアレンジメントの正しい持ち方や渡し方についてご紹介しました。お花はどんなシーンも華やかに彩ってくれる万能な贈り物ですが、持ち方や渡し方にひと工夫をするだけで、さらに素敵で印象的なプレゼントにすることができますよ。

また、フォーマルな場面にふさわしいお花の渡し方、そしてマナーがあることを知らなかったという方も多いのではないでしょうか?シーンによっては正しい持ち方や渡し方がふさわしいケースもあるので、この機会にぜひマスターしてみてくださいね。

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