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知ってると品格上がる!
開店祝い・開業祝いの
最新ビジネスマナー!
【マナー講師
インタビュー】

取引先や友人・親戚などが会社や事務所を開業したり、お店やレストラン・カフェなどをオープンさせることになったりした場合、どうお祝いすればいいのでしょうか。

開店祝い・開業祝いでは、実はサプライズがNGだったり炎を連想させるものはNGだったり、意外と知らないマナーがたくさんあります。さらにビジネスの側面から見ても、正しいマナーやポイント・注意点を抑えて贈ることが大事です。

そこで今回は、開店・開業祝いにおすすめのお花や、贈り方のポイント・注意点などについて、マナー講師の石田宙子先生に教えていただきました。

今回お話してくださった先生

石田 宙子 さん

石田 宙子 さん

京都生まれ。高校はアメリカ・ニューヨーク州にて卒業、大学は京都の女子大学にて文学部英語英文学科 異文化コミュニケーションを専攻。“茶の湯のもてなし”茶事をしながら、両側通行のマナーとお付き合いをモットーにサロンを運営。少人数制のコースを教えながら、外部講師としても秘書検定、和装接遇講座、テーブルマナー講座など活躍中。

開店祝い・開業祝いは、「鎖国時代」の名残り!?

開店祝い・開業祝いは、「鎖国時代」の名残り!?黒船の来航をイメージさせる写真

――そもそも、開店・開業祝いをするようになったのには、何か由来や理由があるのでしょうか?

「日本は長い間鎖国をしていた島国だった」というのが要因の一つです。

鎖国中は全てを自給自足してきたので、新しいものが少なく、お下がり文化が根付いていました。布巾を台拭きやおしめにしたり、古くなった着物をコートに仕立て直したり…だからこそ、「新品・初めて使うものをとても貴重に扱う文化」が生まれました。

そういった歴史背景から、今でも「新たにスタートすること」「初めて行うこと」をめでたい出来事として祝う風習があります。開店祝いや開業祝いもその一つです。「新しいことを始めるので、神様どうぞお守りください」といった意味を込めて、お祝いをするんですよ。

「宣伝」になる開店・開業祝い

宣伝になる開店・開業祝い。スタンド花など

――開店祝いは日本の歴史や文化に根付いた風習だったのですね!

実はそうなんです。でも現在は、開店祝い・開業祝いにはビジネス的な意味も多分に含まれています。贈られた側にも贈った側にもメリットが生まれるからです。

特にスタンド花などの場合、贈られた側としては、「オープンしました」という宣伝効果はもちろん、第三者の贈り物を飾ることで「私たちは周りに支えられ、歓迎されてオープンしました」と表現することができます。一方、贈った側にしてみても、お花に送り主の名前も大きく入れられるので、自分自身の宣伝になりますよね。

――では、どの程度の関係性の場合、お祝いをすれば良いのでしょうか?

贈る・贈らないの基準は、「本人から直接お知らせをいただいているかどうか」ですね。

ビジネス的に考えれば、「この会社(この人)とつながっておきたい」というところにはお知らせを出しますよね。反対に、そう思っていなければわざわざお知らせは出しません。ですから、直接連絡が来た場合はお祝いをしたほうが良いでしょう。連絡が来ていない場合は必要ないと思います。

――では、「直接連絡は来ていないけど周りから聞いた」という場合はいかがですか?

こういったケースでは、しないほうが良いかと思います。お祝い事ですから贈っても拒否はされませんが、「連絡していないのになんで贈ってきたんだろう」「どこで聞いたんだろう」などと疑問が残る可能性があります。

開店・開業祝いにサプライズ性はいらない! お相手と相談するのも◎

スタンド花名を贈る開店・開業祝いにサプライズ性はいらない

――開店祝い・開業祝いを選ぶ際には、どういったポイントを考慮すれば良いのでしょうか?

まず、誕生日プレゼントなどとは違う性質のお祝い・贈り物と捉えてください。お互いの利益を考えてお花や品物を選ぶのが良いと思います。

選ぶ際のポイントとしては、まずはお相手の事業規模や事業形態を考慮しましょう。ものすごく広いオフィスなのに華奢なスタンド花(専用のスタンド台に花器を乗せ、そこにお花をアレンジするアレンジメント)のこと)では見栄えがしませんし、大衆食堂に豪華すぎるお花はちょっと不釣り合いですよね。

――贈る相手の会社やお店のイメージに合わせるのも重要ですか?

事業スタイルや雰囲気に合ったものを選ぶのも大事ですね。例えば、弁護士事務所のようなカッチリしたところであれば、変におしゃれなものを贈るよりも「ザ!定番」のアイテムの方が適しているでしょう。反対に今風の働き方を推奨しているような会社なら、定番すぎるものは合わないかもしれません。

――何を贈るかお相手と相談したり、前もって確認を取ったりしても良いのでしょうか?

むしろそのほうが良いと思います。開店開業祝いには、基本的にサプライズ性は必要ありません。もらう方としても、頂いたお花や品物をどこにどう配置するか、あらかじめ分かって準備しておきたいものです。「こういうものを贈ろうと思っていますが、いかがでしょうか」と確認を取った方が良いでしょう。

お花は、お相手に負担をかけない優しい贈り物

ピンク色の胡蝶蘭

――開店・開業祝いといえばお花が定番ですが、どうしてなのでしょうか?

お祝いというのは、「あのとき私たちがお祝いしましたよ」と存在を示し続けるものです。記念として残しておきたい一方、ずっと存在し続けることがお相手にとっては負担になる可能性もあります。

その点、お花は“ちょうどいい”んです。数日間は見るたびに「あの人がお祝いしてくれたな」「あの会社の方が贈ってくれたな」と思い出すことができますが、適度なタイミングで枯れてくれますよね(笑)ですからお相手に負担をかけることなく、お祝いの意を示したい数日間だけその想いを表すことができるんです。

開店・開業祝いの定番はやっぱり胡蝶蘭!その理由は?

胡蝶蘭の花

――では、開店・開業祝いにはどんなお花を選べばいいのかを教えてください。

おすすめは、やはり胡蝶蘭ですね。胡蝶蘭の花言葉は、「幸福が飛んでくる」なので、開店・開業にはぴったりです。

どんな胡蝶蘭を
選んだらいい?

胡蝶蘭の種類をチェック

また、胡蝶蘭は水やりや根腐れをさほど気にしなくていいので手入れが少なくて済む・日持ちがいい・花粉があまり飛ばない・花が枯れたらそのまま捨てられるといったメリットもあります。

白の胡蝶蘭

――胡蝶蘭にはさまざまなカラーがありますが、特におすすめはありますか?

定番カラーは白です。真っ白な胡蝶蘭は品格があり、格式高い贈り物になります。

とはいえ、ピンクやオレンジ・黄色などカラー胡蝶蘭でも問題ありません。ただし、火や火事を連想させる赤みの強い胡蝶蘭は避けてください。

また、襟を正すべき贈り物のときに変化球を追求しすぎると、「気移りしやすい人」といったマイナスイメージを与えてしまうこともあります。「白はありきたりだし他の人と被るかもしれないから、変わったカラーの方が喜ばれるかな」とカラー胡蝶蘭を選ぶ方もいると思いますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

開店・開業祝いに
胡蝶蘭を贈ろう

観葉植物を贈るなら、相手に了承を取るべし

観葉植物

――近年は観葉植物も人気のようですが、どう思われますか?

観葉植物は、実はちょっと注意が必要だと思っています。

観葉植物は根を張る植物なので「そのお店や会社がその土地で長く愛されますように」という意味を込めての、開店・開業祝いに向いています。また、花粉が飛ばない・空気を浄化するなどのメリットがあります。

ですが、観葉植物は頻繁な水やりなどは必要ないですが、日常的なお手入れが必要です。お祝いで頂いた品を枯らすわけにもいかないので、相手に気を遣わせてしまう可能性があるのです。ですから、観葉植物を贈りたい場合は、観葉植物を贈ってもいいかどうか、あらかじめ確認した方が良いと思います。

それに、観葉植物は外には置けないことが多いので、スタンド花に比べて自分の宣伝効果があまり見込めません。ビジネス視点ではあまりおすすめとは言えませんが、観葉植物が好きなお相手もいると思うので、素直に先方にご相談をすると良いでしょう。

開店・開業祝いに
観葉植物を贈ろう

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お花にプレゼントを追加なら、意図や気持ちが伝わるようにして

お花にプレゼントを追加なら、意図や気持ちが伝わるようにお菓子などがベスト

――お花を贈るとき、何か他にプレゼントも追加したほうが良いのでしょうか?

これはケースバイケースですね。開店・開業祝いはビジネス的な側面が強いとお話しましたが、「ビジネスライクすぎるのはイヤ」という場合は、プレゼントをさらにつけるといいと思います。ビジネスのクールさに少し感情をプラスできます。

一方、プレゼントをつけない方がいいケースもあります。プレゼントをつけると良くも悪くも感情が滲みますよね。ですから、「互いに負担感を持ちたくない」「付き合いが短くて浅い」と、言ったケースでは必要ないと思います。 また反対に、付き合いが長くて深い場合も、一度プレゼントをつけてしまったらその後何かあるたびに贈り合うことになって大変ですので、お花だけの方が良いでしょう。

――具体的にはどんなプレゼントがおすすめですか?

「こんなものを贈りたいな」じゃなくて、お相手のことを考えて品物を選ぶようにしたいですね。定番は箱物のお菓子です。開店・開業の忙しい時期に、好きなタイミングでつまめるお菓子は喜ばれます。

また、これは私がやったことのある方法ですが、事前に伝えておいた上でスタッフさんの人数分のお昼のお弁当を用意するんです。開店・開業前の忙しいときって仕事のオペレーション以外のことは後回しになってしまうので、昼食のことまで気が回らないものです。

「美味しいものを食べて頑張ってください」といったメッセージを添えて贈ったら、とても喜んでくださいました。「そんなところに気遣いをしてくれるんだ」と思ってもらえますので、ビジネスをしていく上でもプラスになるはずです。

掛紙(のし)や予算の知識はこちらでチェック!

この記事では、開店祝い・開業祝いのマナーや贈る際のポイントなどについて石田先生に教えていただきました。

おすすめのお花や贈り方・予算・掛紙(のし)のマナーなどについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください♪

開店・開業祝いの
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