男性・女性からも性別に関わらず、愛されているお花、ひまわり。
今の季節は、お花屋さんにひまわりがたくさん並んでいますよね。
        夏の日差しを浴びてひまわりが、キラキラ輝いているように見えることもあるのではないでしょうか。
そんなひまわりをよく見てみると、色や咲き方など様々な種類があることに気が付くと思います。
        そこで、今回はひまわりの咲き方や品種をご紹介します。
黄色のイメージが強いひまわりですが、実は赤色や白に近いような色の品種もあるんです。
      
目次
そもそも品種とは?
 
				「品種という言葉は聞いたことはあるけれど、いまいちどういう意味なのか分からない…。」という方も多いと思います。
そのためまずは、品種という意味からご紹介したいと思います。
品種がいまいち想像できない時は、フルーツや野菜で例えると分かりやすいかもしれません。
          「好きなフルーツは何ですか?」と、聞かれた時をイメージしてみてください。
          イチゴやリンゴ、ナシなど様々なフルーツがありますが、これは品目(フルーツの種類)の名前です。
          次は、イチゴが売られている所をイメージしてみてください。
イチゴには紅ほっぺやとちおとめ、スカイベリー、いばらキッスなど…。
イチゴの表記の他に、このような他の名前が追加されていることが多いと思います。
          
          この「紅ほっぺ」・「とちおとめ」がそれぞれの品種ということになります。
          野菜も同じで、ジャガイモという品目があり、メークインや男爵、インカのめざめなどの品種がありますよね。
        
このように同じひまわりにも、お花の大きさや花色、咲き方などが異なる品種が様々存在します。
お花屋さんでも、ひまわりはいくつかの品種を置いているお店が多いので、お花屋さんに立ち寄った際は、チェックしてみてくださいね。
どんな咲き方があるの?
 
				ひまわりを含め、お花には様々な咲き方があります。
- 一重咲き:花びらが重なり合っていない花の咲き方
- 八重咲き:花びらが幾層かに重なっている咲き方
          「一重咲き」・「八重咲き」は、花びらの重なっている様子から判断することができるのですね。
ひまわり以外にも、バラや桜、トルコキキョウなど様々なお花で咲き方の違いを見ることができます。
          同じ種類のお花でも、咲き方の違いですぐに同じお花だと分からないこともあります。
          お花見や自宅に飾ってあるお花、お花屋さんに立ち寄った際など、お花を近くで見ることができる時は、そのお花がどんな様子か見てみてくださいね。
        
ひまわり品種1~東北八重~
 
				
          黄色にオレンジ色を加えたような、鮮やかな金色の花色をした東北八重。
          多くの方が「ひまわり」と聞いてイメージされるひまわりは、花びらが黄色で中心がこげ茶や黒ではないでしょうか?
          しかし、この東北八重というひまわりは、全体が細い花びらで埋め尽くされています。
          ひまわりだとすぐにわかる方は、少ないかもしれません。
          チアガールが使うポンポンのようにも見えますね。
          数えきれないほどのたくさんの細い花びらが、とてもゴージャス。
          1輪東北八重を飾るだけでも、周りが華やかになりそう。
          特別なプレゼントとして渡したいですね。
          東北八重の花言葉は「活気がある」など。
          ひまわりの全体の花言葉は「あなたを見つめる・憧れ」などがありますが、品種によってもそれぞれの花言葉が付けられていることがあります。
          ちなみに「東北と付いているから、東北でできたひまわりなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
          しかし「東北八重」という名前でありながら東北地方のひまわりではありません。
          「東北」は品種登録をした、株式会社トーホクという社名から付いたのだそうです。
          主な産地は、千葉県・愛知県・山形県など。
        
ひまわりの品種2~ゴッホのひまわり~
 
				
          この名前は、ゴッホが描いたひまわりを思わせることから付いたのだそう。
          半八重咲きが中心ですが、一重から八重咲きが混ざる品種のため、1つの品種で様々な咲き方をするお花であり、中心も様々なカラーがあるんです。
          とても美しく、目を引くひまわりですよね。
          そんな美しいゴッホのひまわりは、飾る時に嬉しい特徴があります。
          それは、お花から花粉が出ないこと。
          花瓶に飾っていたり、アレンジメントを飾っていたりしても、周りを汚してしまうことがあまりないのだそうです。
          食卓に飾る時も、花粉が落ちなければ掃除をする手間も省けそう。
          花を飾っていると花瓶の近くに花粉が落ちて、洋服にその花粉を気が付かないうちに付けてしまった…なんてことはありませんか?
          花粉は服に付くとなかなか落ちなくて、困りますよね。
          花粉が落ちにくいため、ゴッホのひまわりは花卉業界では鉢植えよりも切り花として向いていると言われている花の1つです。
          加えてゴッホのひまわりは、花もちが良いことが有名で、切り花にしても長く楽しませてくれます。
          周りを汚しにくく、きれいな花が長持ちするなんて、とても素敵な花ですね。
          ボリュームがあるため1輪だけでも魅力的ですが、何輪か合わせて飾ればその名の通り、絵になりそうです。
          ゴッホのひまわりを飾る時は、部屋に合わせて飾り方を変えてもいいかもしれませんね。
        
ひまわりの品種3~サンリッチオレンジ~
 
				
          皆さんがよくイメージされるひまわりが、このサンリッチオレンジではないでしょうか。
          「ザ・ひまわり」という印象のお花ですよね。
          花びらは一重で、均一に並んだ姿がきれい。
          サンリッチオレンジの花言葉は「未来をみつめて」などがあります。
          実はこのサンリッチオレンジも、ゴッホのひまわりと同様に実は、このひまわりもきれいなだけではありません。
          なんと、何度も品種改良を重ねたおかげで花粉がなく、周りが汚れにくいのだそうです。
          そしてフラワーアレンジとして、お花の大きさも使いやすいとされています。
フラワーギフトにしやすく、飾りやすいサンリッチオレンジは、自然に今の姿になったわけではなく、品種改良などを行った努力があってこそなのですね。
        
          ちなみに、この品種はシリーズ化されています。
サンリッチは、サンリッチオレンジ・サンリッチバレンシア・サンリッチレモン・サンロッチマンゴーなどなど。
このようにサンリッチひまわりは、花色に合わせてフルーツ由来の名前が付いているのだそうです。
          このシリーズは、「サンリッチ+○○」という風に名前が付いているのですね。
どのお花も、元気を与えてくれるような色なので、サンリッチシリーズで見比べてみるのも面白いかもしれませんよ。
          お花屋さんでひまわりを見つけた時は、品種名を聞いて、サンリッチの種類がいくつかあった時は、花びらの色に注目してみてくださいね。
          おまけの情報ですが、名前になっている「サンリッチ(SUNRICH)」は、「太陽がいっぱい」という意味なのだそう。
          丸くかわいらしい花の形が、太陽にも見えますよね。
        
ひまわりの品種4~プロカットホワイトムーン~
 
				
          花色は、淡い黄色。
          クリーム色のような淡い黄色をしています。
ひまわりのイメージである「輝く黄色」や「太陽」、「ビタミンカラー」というよりは、涼し気なイメージですよね。
          プロカットホワイトムーンは、白色系ひまわりと呼ばれています。
このひまわりは、咲きはじめはクリーム色ですが、咲き進めるとだんだん白くなっていくのだそう。
自宅に飾れば、徐々に色が変わっていくところも楽しめそうですね。
        
また白っぽい色のひまわりは珍しいので、SNS映え間違いなし。
流通している量が他のひまわりに比べて少ないため、お花屋さんで出会えた時はラッキーかもしれません。
ぜひ、プロカットホワイトムーンを見かけた時は、注目してみてくださいね。
ちなみに、他のヒマワリに比べて、花びらが薄く少し繊細な花なのだそう。
お花を傷つけないように、扱いには注意してくださいね。
ひまわりの品種5~プロカットレッド~
 
				
          プロカットレッドは、赤色のひまわりです。
チョコレート色にも見えるような、他のお花にはない色をしていますよね。
ビタミンカラーのお花が多い夏には、フラワーギフト全体が明るい色合いになりがちですが、このプロカットレッドを入れると違った雰囲気になるため人気が高いのだとか。
          また、大人な色合いのため、男性への贈り物にも喜ばれるそうです。
落ち着いた赤色が入るだけで、他にはないフラワーギフトになりそうですね。
        
          このプロカットレッドは、枝分かれが少なくとても茎が丈夫なため、アレンジメントや花束などで使う切り花として活用されています。
          主な産地は 神奈川県・千葉県・佐賀県など。
原産地はアメリカのテキサス州です。
        
          ちなみに、このプロカットレッド、サンリッチと同じくシリーズ化されています。
先ほど紹介したプロカットホワイトムーンもその1つです。
この2つの他には、プロカットプラムやプロカットホライズンなど…たくさんの種類があります。
オレンジ色やレモン色、花びらがグラデーションになっているものもあり、花色も様々。
個性的な花色が多いので、ぜひチェックしてみてください。
        
ひまわりに似ているけど違う!~おまけ~
 
				
          黄色くて小さな花びらをたくさん付けた、八重咲きの「ひまわり」のようなお花。
このお花は、「姫ひまわり」や「旭」と呼ばれています。
名前にも「ひまわり」と付いていますが、このお花はひまわりの品種ではないのです。
          ひまわりはどんな品種でも「ヒマワリ属」ですが、この姫ひまわりは「キクイモモドキ属(ヘリオプシス属)」なので、別種になります。
そのため同じキク科で、見た目もひまわりに似ていますが、ひまわりの品種ではないのです。
見た目だけでは、見分けがつきませんよね。
        
ちなみに姫ひまわりは、かわいらしい小さなお花をしています。
姫ひまわりを見かけた際は、ひまわりと見比べてみてくださいね。
他のお花との相性も良いので、店頭に置いているお花屋さんもあると思います。
また、この姫ひまわりはドライフラワーに向いているお花です。
ドライフラワーにすると、色が抜けてしまうお花が多いですが、姫ひまわりは色も残りやすいのでプレゼントでもらった際は、ドライフラワーにすることをおすすめします。
主な産地は、長野県、千葉県、群馬県です。
この時期にお花をプレゼントするなら、ひまわりを!
 
				
          いかがだったでしょうか。
          お気に入りの「ひまわり」は見つけられましたか?
          花びらが多かったり、赤い色をしていたり…。
          ひまわりには、たくさんの品種があるのですね。
          今の時期は、お花屋さんにも様々なひまわりの品種がそろえられていると思います。
          花をプレゼントしようと思っている方は、ひまわりをぜひチェックしてみてください。
          プレゼントするひまわりの品種で迷ってしまう時は、お花屋さんにどんな特徴があるか聞いてみるのも良いと思います。
この季節ならではのひまわりを贈って、お部屋の中でも夏を楽しめるギフトにしてみては?
きっと思い出に残る、素敵なプレゼントになりますよ。
          また、今回ご紹介した以外にもひまわりの品種は、まだまだたくさんあります。
気になった方は、調べて見てくださいね。
        
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