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  1. 花キューピット
  2. お祝いの花ギフトで気になるルールやマナー特集
  3. お見舞いのお花のマナー完全版 タブー・予算・おすすめの品物など

お見舞いのお花の
マナー完全版
タブー・予算・
おすすめの品物など

「一日も早くよくなるように」と、贈る方の願いを込めたギフトとしておすすめなのがお花です。お花があると病室に色が加わり、療養中の方も癒しや元気がもらえるものです。ですが、お見舞いとして贈るお花には、知っておくべきマナーやタブーがいくつか存在します。

この記事では、お見舞いにおすすめのお花やダメなお花、予算、贈るタイミング、お花と一緒に贈りたいギフトなどについて、マナー講師の山木理代先生に詳しく教えていただきました。

今回お話してくださった先生

山木 理代 さん

山木 理代 さん

都内企業数社にて秘書として勤務した後、2008年よりマナー講師としての活動を開始し、2013年より「サロン・ド・エサンシエル」を主宰。暮らしを豊かに彩るマナー講座と良好な人間関係を築くビジネスマナー講座を開催。企業の新入社員研修、ビジネスマナー研修、接遇マナー研修、大学での講義や雑誌のマナー監修・執筆など活動の場を広げている。

※以下内容は、山木先生のインタビューをもとに、編集チームが執筆したコンテンツです

お見舞いにおすすめのお花は?

お見舞いの花ギフト

● お見舞いのお花、選び方のポイント

どのフラワーギフトにも共通して言えることですが、お花を受け取る方のキャラクターや好みを想像して、その方に相応しいお花を選ぶことが大事です。イメージに合うお花を贈ることで、受け取った側も「私のことを想って選んでくれたんだな」と嬉しくなります。

● 迷ったら「元気が出るビタミンカラー」のお花

お見舞いのお花選びに迷ったら、ビタミンカラーのお花がおすすめです。入院中は気持ちが沈みやすいもの。そんなときに黄色やオレンジのお花が目に入ると、療養中の方もお花からパワーがもらえるでしょう。または、温かさや優しさを感じるピンク色のお花も良いでしょう。

オレンジ&イエローのアレンジメント
笑顔がステキな方によく似合う、ビタミンカラーのアレンジメントです

お見舞いのお花をみてみる

● 「アレンジメント」がパッと飾れて取り扱いが簡単でおすすめ!

お花と一口に言っても、花束・ブーケ・アレンジメント・鉢植え・プリサーブドフラワーなど様々なスタイルがあります。これらの中でお見舞いにおすすめなのは、アレンジメントです。アレンジメントとは、カゴなどの花器の中に入れた吸水性スポンジへお花をバランスよく生けたものを指します。

アレンジメントがおすすめできる3つの理由

  1. 1.そのまま置くだけで飾ることができます
  2. 2.水やりは、カゴの中にある吸水性スポンジへコップなどでお水を注ぐだけでOK
  3. 3.花束のように、花瓶を用意して生けたり、水を替えたりする必要がありません
ピンクのアレンジメント

● 花言葉で選ぶのもおすすめ

花言葉に着目してお見舞いのお花を選ぶのも良いでしょう。例えばガーベラには「希望・前進」といった花言葉があり、カラフルで形が愛らしいので、お見舞いのお花としてよく選ばれています。

花言葉にこだわってフラワーギフトを選んだときは、ぜひメッセージカードやメールで花言葉の説明を添えましょう。「ガーベラの花言葉は『前進』です。○○さんの一日も早いご回復をお祈りしています」などと伝えると、より喜んでもらえるでしょう。

オレンジバラとガーベラのナチュラルアレンジメント
バラやガーベラを大人可愛く表現した、ナチュラルなアレンジメントです

お見舞いのお花をみてみる

お見舞いにタブーなお花 8つ

病室

お見舞いのお花を選ぶ際、見た目や名前でネガティブなイメージを与えかねないお花を避けることが重要です。病気やケガの治療中は些細なことが気になるので、贈る方は細心の注意を払ってお花を選ぶことをおすすめします。また、受け取った相手にとって迷惑になりかねないお花も控えましょう。ここからは、お見舞いのフラワーギフトとして避けるべきお花をご紹介します。

● ネガティブなイメージを与えるお花

1. 根が張る鉢植え

鉢植えは、「根付く(根を張る)」=「寝付く(ずっと寝た状態になる)」などの語感から、闘病生活が長引くイメージに。どんなに美しくても、例え入院している方が好きなお花であっても、お見舞いに鉢植えのお花を贈ることは基本的にタブーとされています。

2. お悔やみ花のイメージが強い白や紫のお花

白や紫のお花は葬儀などお悔やみのシーンで使われ、不吉な印象があるので避けましょう。ただしカスミソウの場合、メインのお花を引き立てる程度の分量であれば問題ありません。

お供え風の花

3. 不吉な出来事を連想させる名前や本数のお花

名前から「縁起の良くないことを連想させる」お花はNGです。例えばシクラメンは、「死」や「苦」といった言葉を連想させることから、お見舞いには不適切なお花として知られています。同じく、日本で縁起の悪い数字とされている4本や9本のお花を贈ることも控えましょう。

4. 血液を連想させる赤いお花

真っ赤なバラやチューリップなど赤い色のお花は、お見舞いのフラワーギフトとしておすすめできません。元気な時に見るとエネルギーにあふれる美しいお花ですが、赤は血液を連想させる色であり、病室へ飾るお花としてはふさわしくありません。ただし、差し色として使う程度であれば大丈夫です。

赤バラの花束

5. 見た目で誤解を招く恐れがあるお花

アジサイ

アジサイは時間の経過とともに色が褪せ、白っぽく変化します。元気な時はこのアンティーク感がおしゃれに感じられても、センシティブになりやすい病室に飾るお花としては避けた方が良いでしょう。

ポンポン菊(マム)

可愛らしい形とカラフルな見た目で、お悔やみのイメージにはつながらないかもしれません。しかし菊であることは変わりありませんので、病室ではネガティブな印象に受け取られてしまうかもしれません。

● お見舞いに適さないとされているお花

6. ドライフラワーやプリサーブドフラワー

おしゃれなインテリアアイテムとして人気の、ドライフラワーやプリサーブドフラワー。しかし、生花ではないことから入院されている方へ誤ったメッセージが伝わってしまう恐れがあり、お見舞いのフラワーギフトとしてはおすすめできません。

7. 香りが強いお花

ユリやフリージアなど香りの強いお花は、お見舞いには不向きです。元気なときは「良い匂い」と心地良く思えても、体調が悪いときに嗅ぐと不快に感じたり、具合が悪くなったりする一因にもなりかねません。廊下や別の病室にまでお花の香りが届いて、他の患者さんの迷惑にもなる恐れがあります。

8. 飾るのに手間がかかるお花

花束やブーケを受け取ると、花瓶や花器を用意してお花を飾る作業が発生し、水を替えることも必要になります。新型コロナウイルスの感染状況によっては面会不可となり、付き添いの方にお花の世話をお願いできないケースがあります。よって、入院されている方の手間を増やす贈り物は避けるのがよいでしょう。ただし花瓶をすでに用意されている方や、花瓶の水を交換できる方には花束やブーケを贈っても問題ありません。入院されている方の様子や状況を把握して花のスタイルは決めることがおすすめです。

【ワンポイントアドバイス】

お見舞いのお花選びは、他のシーンと比べてややセンシティブです。受け取る方の気持ちも繊細ですし、病室などのパブリックな空間においては周囲の目があり、強い香りは周囲にご迷惑をおかけする可能性もあるからです。お見舞いのお花のマナーを一通り理解したうえで、お花を選びましょう。

…とはいえ、治療中の方が大好きなお花であれば、NGとご紹介したお花でも喜んでくださるかもしれません。悩ましいときはお花をお渡しするお相手や付き添いの方に、贈ろうと思うお花について相談してもよいでしょう。

お見舞いのお花の相場(金額)はいくらくらい?

コンパクトなお見舞いのアレンジメント

お見舞いのお花の予算を考えるときに、金額よりも先に考慮したいのがお花のサイズ感です。というのも、入院したお部屋の中で、お花を置けるスペースは限られています。大部屋では特に個人のスペースは狭く、個室でも自由に使えるスペースは意外に少ないものです。

このことから、お見舞いのお花は、大きく豪華なものよりコンパクトな方が受け取る方にとって扱いやすくなります。予算としては、3,000円〜5,000円程度に収めるのが一般的です。

職場や友人同士など複数人でお金を集めて贈る場合は、上記の予算を参考に費用を集めましょう。人数が多い場合はお花にギフトを添えたり、使用するお花の種類を豪華にしたりするのも良いでしょう。お花は種類によって一輪あたりの価格に開きがあります。同じサイズ感のアレンジメントでも、お花の種類を変えることで金額の調整が可能です。

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病院へお花を配送することは可能?

お花屋さん

コロナ禍以降、お見舞いを許可していない病院もまだ多くあります。直接フラワーギフトを渡すことが叶わない場合は、お花を配達でお贈りしましょう。ただし、病院によっては衛生上の観点から生花を受け付けていないことがあるので、必ず事前に確認してください。

● 花キューピットで「病院へお花を配送する」際に知っておきたいポイント

  • ご注文前に、お客様ご自身で病院へお花の配送が可能かどうかご確認ください。
  • お届け先を特定できない場合がございます。病棟や病室等はできるだけ詳細にご確認ください。
注文画面

花キューピットのお見舞い花をみる

お花と一緒に!お見舞いにおすすめのギフト・プレゼント

花とお見舞いにのギフト

お見舞いの際、プレゼントは必ずしも渡す必要はありません。お花だけでも十分に気持ちは伝わるものです。
しかし「それでも何かしてあげたい」「複数人でお金を集めるので予算が多く確保できる」ということなら、直接本人やご家族へ必要なアイテムや欲しいものを聞いてみましょう。
もし聞くことができないようであれば、以下のようなギフトを検討してみてはいかがでしょうか。

● 親しい間柄であればデジタルギフトカード

家族や親しい友人へのお見舞いであれば、インターネット経由で贈ることができるデジタルギフトカードもおすすめです。例えば、ネット通販でお買物ができるギフトカードや、病院に入っているコーヒーチェーン店のドリンクチケットなども喜ばれます。

現金ほどかしこまりすぎず、メールやSNSなどで軽やかに贈れるので、相手もさほど気を遣わず受け取りやすいでしょう。退院後に使えるのも魅力です。贈る際にメッセージを添えることができるサービスもあるので、直接会いに行けない場合にもおすすめです。

デジタルギフトカード

● 気軽に読めるライトなエッセイ本や雑誌・写真集

お見舞いの定番ギフトのひとつは本ですが、本を贈るなら気楽に読めるライトなエッセイ本や雑誌が良いでしょう。時間はたっぷりあるだろうと長編小説をプレゼントしたくなるところですが、療養中の方にとっては読み続ける元気がないかもしれません。

また、美しい風景や動物の写真集もおすすめです。「退院したらここへ行きたいな」と励みになったり、非日常な風景や動物の可愛い表情を見て癒されたりと、大切な方の入院生活へそっと寄り添ってくれます。

● 質の良いタオル

入院生活の中であって嬉しいものといえば、ふかふかで質の良いタオルです。顔や手を洗ったとき、気持ちの良いタオルに触れると心が癒されます。手に取るたびに贈り主を思い出し、「支えられているな」と感謝の気持ちが生まれて、気分が前向きになるでしょう。

● 食事制限がなければ新鮮なフルーツやスイーツもおすすめ

食事制限がない方であれば、病院食では出ないようなフルーツやスイーツもおすすめです。スイーツであればプリンや焼き菓子など、個包装で日持ちがするタイプが喜ばれるでしょう。衛生上の問題がなければ付き添いの人が召し上がることもできますし、同室の人へのお福分け(福を分ける)もできます。スプーンなどを多めに準備して、一緒にお渡しするのも良いですね。

ただしお福分けは病院によって認めていないケースもあるので、可能であれば病院に事前確認をしましょう。

お見舞いのいちご

お見舞いにタブーな品物は?

お見舞いの品物を贈るときに考慮したいのは、「相手の今の状況に応じた品物かどうか」です。例えば、食事制限がある方へスイーツを贈るようなことは控えましょう。

このほか、意外なNG例としてはパジャマが挙げられます。毎日使うものだからと喜ぶ方がいらっしゃる一方で、パジャマを贈ることを「長く寝続ける」という意味に捉え、受け取った方が不快に思うことがあります。本人やご家族のリクエストが無い限り、パジャマをお見舞いの品物として贈ることは避けた方がよいでしょう。

お見舞いに現金はOK?

お見舞いの現金

● お見舞いに現金を贈るのはOK

入院生活はいろいろとお金がかかります。見舞金をいただけるのはとても助かることなので、お見舞いのシーンでは現金を贈ってOKです。

● 現金を贈る場合の金額相場は?

相手との付き合い方や関係性によりますが、3,000円〜10,000円の間が一般的です。

友人 3,000〜5,000円程度
家族や親族 5,000円〜10,000円程度
近所付き合い 3,000円〜5,000円程度
会社関係 10,000円〜30,000円を目安に、一人あたり3,000円程度で集める

● 目上の方に現金を渡すのはNG

ただし、お見舞いとして目上の方に現金を贈ることは避けましょう。下の立場から上の立場の人に現金を渡すと、「お金に困っているのでは?」というメッセージとなり、失礼にあたります。目上の方へ渡すお見舞いの贈り物に困った場合は、現金ではなく商品券を渡すことをおすすめします。

※結婚式や葬儀・災害時など、社会通念上現金を包むのがよいとされている状況下では問題ありません。

なお、「見舞い」という言葉は本来、目上の方へ使うべき言葉ではありません。この場合は、「お伺い」という言葉がふさわしいです。

お見舞いの祝儀袋マナー

お見舞いの祝儀袋

● 現金を入れる封筒は祝儀袋を

お見舞いの現金を入れる封筒は、文房具店などに売っているお見舞い用の祝儀袋がおすすめです。

● お見舞い用祝儀袋の種類

お見舞い用の祝儀袋には、水引があるものとないものがあります。

まず、水引ありのお見舞い用祝儀袋ですが、水引は紅白で結び切り(上に向いている)のものです。赤は厄を祓う意味があり、病気を祓い回復を願う気持ちが込められています。

また、水引がないタイプは、封筒のふちに赤い線が添えられて「御見舞い」と書かれたものや、赤い線がない封筒で「御見舞い」とだけ書かれたものもあります。

昔であれば、紅白の結び切りの水引があるものが多く使用されていましたが、現在は水引がないものがスタンダードになりつつあります。ただし、例えば、ご年配の方や礼節を大切にされている方に渡す場合、または金額が多い場合などは、水引ありのタイプを選ぶなど、柔軟に対応しましょう。

水引のミニ知識

  • 結び切り(紅白で上に向いている)の水引には「一度きり」「繰り返すことのないように」という意味があります。
  • 蝶結び・花結び(水引が下に向いている)の水引は、「何度あっても良いこと」という意味です。お見舞いには不適切です。

なお重篤な状態・事故・流産などの状況においては、水引がないタイプの方がおすすめです。水引はおめでたいことを連想させるので抵抗がある方もいらっしゃいます。誤ったメッセージが伝わってしまわないよう、水引のないシンプルなものを選ぶ方が安心です。

● 「のし」はないのが一般的

ご祝儀袋の右上によくある「のし」は、おめでたいことの象徴です。この「のし」は「熨斗鮑(のしアワビ)」と言い、鮑(アワビ)を伸ばしたものに由来します。「伸ばす」が「病気を伸ばす」ことを連想させるため、お見舞い時にはあえて「のし」のない、水引だけが引かれた祝儀袋が今は一般的です。

ただし、のしは長寿の象徴でもありますので、軽症の際などは全快を願って水引だけではなく「のし」のあるものも使用されます。病状やお立場に応じて選ばれると良いでしょう。

● 祝儀袋(封筒)の書き方

あらかじめ「御見舞」や「お見舞」と印刷されているタイプが便利でおすすめです。
ご自身で書く場合はボールペンの使用は避け、筆もしくは筆ペン・太めのフェルトペンで「御見舞」と書きましょう。相手が目上の方の場合は、「御見舞」ではなく「御伺」もしくは「御伺い」と書くことをおすすめします。

その下にフルネームで自分の名前を入れてください。複数人で贈る場合は、目上の人が一番右になるように順に書きます。なお、名前をいくつも連ねるとバランスが悪くなるので、連名で書く場合は3名までが良いとされています。

お見舞いのメッセージカードの書き方・例文

メッセージカード

お花とともに相手に想いを伝えるための、メッセージカードやメールに添えたいメッセージ例文をご紹介します。

・自分らしい言葉で思いを綴る

なかなか会えないけど、いつもあなたのことを想っているよ

あなたの健康と幸せを願っています

・お花や花言葉へ込めた想いを添えて

お花で春を感じてくださいね

ガーベラには「希望」という花言葉があるから選んだよ

お花に私の想いを託して贈ります

・関係性が薄い場合は、一般的なメッセージを

1日も早いご回復をお祈りしています

ちなみに、花キューピットでお見舞いのお花を注文すると、30文字程度なら無料でメッセージカードをお付けできます。上でご紹介したメッセージ例文は30文字以下ですので、ぜひご活用ください。

メッセージ付きでお見舞いのお花を贈る

まとめ

  • 元気が出る明るいお花、イメージに合うお花を選ぼう
  • お花は飾りやすいアレンジメントがおすすめ
  • お見舞いに行けない場合は配達も活用して
  • 鉢植えやお悔やみを連想させる花、ネガティブな語感のお花はNG
  • お花に添えるギフトは相手の状況をよく考えて準備しよう
  • お見舞いに現金を贈るのはOKだが、目上の方には商品券を選ぼう

ご紹介したマナーやルールを守り、入院されている方の心がパッと明るくなるようなお花を選びましょう。お見舞いでお花を贈る際のマナーや心遣いについてもっと知りたい方は、こちらも合わせてお読みください。

コロナ禍以降のお見舞いの
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