今年の成人の日はいつ？
何歳で成人？
最適な花言葉を持つ
花の種類と
おすすめのプレゼントを紹介

毎年1月にある祝日の1つである、成人の日。
成人の日は、国民の祝日に関する法律で「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日とされています。
簡単に言えば、成人の日は以下のような日です。

1月は元旦が1回目の国民の祝日になるため、成人の日は2回目の国民の祝日となります。
成人の日には、成人式を行う地方公共団体が多いです。
そのため成人の日に振袖やスーツを着て成人式に参加するという方や、過去に参加したという思い出がある方もいらっしゃるかと思います。

● 18歳から大人。2022年に成年年齢が引き下げ

今までは、成年年齢は20歳と民法で定められていました。
しかし、2022年（令和4年）4月1日から民法（明治 29 年法律第 89 号）が改正され、成年年齢が18歳に引き下げられました。

選挙権年齢や投票権年齢を18歳と定められるなど、18歳から国の判断に参加する政策が進められたことも、成年年齢が18歳に引き下げられることに影響しました。
ちなみに成年年齢が20歳と決められたのは明治時代からで、約140年間ということになります。

ただし、世界的にみると成年年齢を18歳としているところが多いです。
中国やイタリア、フランス、オーストラリアなども18歳を成年年齢としています。
そしてアメリカでは37州が18歳と定めています。

● 成年になるとできること

先にご紹介した通り、日本では2022年4月から18歳で大人となりました。
成年に達すると、未成年のときと何が変わるのでしょうか。
「成年（18歳）になるとできること」を簡単にまとめました。

成年年齢が20歳だった2022年以前の成人式をニュースで見ていると、お酒を飲んでいる様子が映っていることが多くありました。
うっかりで、飲酒しないように注意してください。
掲載していない以外にも、成年になるとできることがあります。
気になった方は調べて見てください。

● 英語で成人の日は何という？

成人の日は英語で「coming of age day」と言います。
年齢という意味が有名ですが「age」は、成年や成人年齢という意味もあり「coming of age」で「成人になること」という意味になります。
ちなみに、成人式は英語で「coming of age ceremony 」と言います。
成人の日にプレゼントを渡すという方は、メッセージカードに「coming of age day」と、書いてもいいかもしれませんね。
手紙やメッセージカードのワンポイントになりそうです。

● なぜ日付が変わる？ハッピーマンデー制度って何？

先ほど成人の日は毎年日付が異なるとご紹介しましたが、なぜ年によって日付が変わるのでしょうか。
実は、成人の日は2000年から祝日を月曜日に移し3連休を作るハッピーマンデー制度が適用され、毎年1月の第2月曜日と定められました。
ちなみに、1999年（平成11年）までは毎年1月15日と決められていました。

● 2030年までの成人の日一覧表

ここで、2023年から2030年までの成人の日の日程を一覧でご紹介します。

2023年	1月9日(月)
2024年	1月8日(月)
2025年	1月13日(月)
2026年	1月12日(月)
2027年	1月11日(月)
2028年	1月10日(月)
2029年	1月8日(月)
2030年	1月14日(月)

成人の日に贈るお祝いの予算相場（金額）は、関係性によって異なります。

自分の子供（息子・娘）	1万円〜5万円
自分の孫	1万円〜10万円
兄弟姉妹	1万円〜3万円
親戚やいとこ、甥・姪	1万円〜3万円

あまり金額の高いものをプレゼントしすぎると、気を遣わせてしまうこともあるので関係性と見合った金額のプレゼントを渡すことができるといいですね。
ただ成人の日のプレゼントは、大人の一員になることをお祝いするためのものであるため、少し高価なものが選ばれることが多いようです。
大人としてふさわしいアイテムをプレゼントすることができるといいですね。

こちらでご紹介するのは、一般的な予算相場です。
必ず合わせなければいけないわけではありません。
お祝いを贈りたい気持ちに合わせることがおすすめです。

成人の日に娘や息子、孫、彼女や彼氏などに「お祝いのプレゼントを用意したい」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
そこで成人の日に喜ばれる、おすすめのプレゼントについてご紹介します。
ちなみに一般的に成人の日は、親しい関係性でプレゼントや現金を贈ることが多いようです。

● 花束・フラワーアレンジメント

お祝いの王道ギフトでもある花束やフラワーアレンジメントは、成人の日の贈り物としておすすめです。
明るく華やかな花々に「おめでとう」という気持ちや「これからの人生がより一層素敵なものになるように」という願いも込めることができます。

成人の日に贈るなら、人生の門出にふさわしい豪華で華やかな花束やフラワーギフトが人気です。
一方で大人になったばかりの新成人には、まだニコニコな笑顔が似合うようなキュートなデザインも好まれています。

花にはそれぞれ花言葉が付けられており、成人の日に贈りたい特別な気持ちを花言葉で届けることもできます。

● 腕時計

成人の日に「大人の一員として時間管理ができるように」という意味を込めて、腕時計をプレゼントすることも多いようです。
少し高級な腕時計は、人生に一度だけの成人のお祝いにぴったりですね。
大人になったことを、実感できるプレゼントだと思います。

腕時計は、日々の生活の中でよく目に入るアイテム。
就職活動やビジネス、プライベートでも使う腕時計は、どんな思い出も共有する特別な贈り物になりそうです。

● ネックレス

成人の日に大人の女性として長く使えそうな、シンプルで上品なデザインのネックレスを贈るのはいかがでしょうか。
人生の門出となる成人の日。
女性らしさを引き立てる、おしゃれなネックレスは記念になりそうですね。

プレゼントしたネックレスを、成人式につけていくのも良さそう。
成人式をより華やかにすることができそうです。

● ネクタイ

高校を卒業して就職するという方や、大学に進むという方など、どんな進路に進んだとしても使うことができるネクタイ。
大人の男性の身だしなみの1つで、これから使う機会が増えるネクタイをプレゼントするのもおすすめです。
成人式にスーツで参加する時はもちろん、就職活動やその先のビジネスシーンでも使うことができます。

● ボールペン

ボールペンはこれから社会で活躍していく新成人に贈る、ぴったりのプレゼントです。
少し重みがあって上質な書き心地のボールペンや万年筆は、大人として1本は持っておきたいもの。
高級感のあるデザインで、名入れの彫刻がされているなどオンリーワンのプレゼントになっているのも喜ばれそうです。
成人の日に、両親からもらったボールペンで仕事をしているという方も多いかもしれませんね。

ここからは、成人の日にぴったりな花の種類をご紹介します。
おすすめのポイントと、花言葉も掲載しているので参考にしてみてください。

● スイートピー（季節の花）

軽やかで、蝶々のような花姿をしたスイートピー。
可憐な姿は成人式をはじめ、卒業式などでも人気があります。
早春の花として知られているスイートピーは、1月の成人の日に季節的にもぴったり。
季節感のある贈り物にすることができそうです。

スイートピーは名前に「スイート」とついているだけあり、多くの品種で甘い良い香りを楽しむことができます。
「花の香りも楽しんでもらいたい」と、思っている方はスイートピーが特におすすめです。

パステルカラーのイメージが強いスイートピーですが、実はカラーバリエーションが豊富。
花束を作る時は、プレゼントする相手のイメージカラーに合わせて花束を作ったり、他に決まっている花の色に合わせたりすることができます。
同じピンクのスイートピーでも、はっきりとした濃いピンクから、優しい印象の淡いピンクまでお花屋さんで販売されています。
濃淡を合わせたデザインを、楽しむこともできます。

ちなみにスイートピーは、色によってそれぞれ花言葉を持っています。

成人の日は、人生の中で門出となる特別な日。
大人の仲間入りを果たした新成人に、スイートピーは花言葉で祝福の気持ちを伝えられそうな花言葉が多いですね。

● チューリップ（季節の花）

子供から大人まで、幅広い年代の方から愛されているチューリップ。
チューリップといえば4月など、春のイメージが強いかもしれませんが早春からお花屋さんでは販売されています。
そのためチューリップは1月の成人の日にプレゼントするのに、ぴったりな時期なのです。
もちろんチューリップは春の花であり、温かなイメージが強いため明るい春の色合いや春に咲く花とも相性抜群です。

パッと開いた花の形ではなく、つぼんだ花の形を楽しむチューリップは、特に女性から多くの支持を集めています。
他にはない、そのかわいらしい姿がチューリップの魅力の1つです。
そんな唯一無二な姿をしたチューリップには、たくさんの品種があります。
フリルのように花びらが波打ったフリンジ咲きや、たくさんの花びらをつけた八重咲きなど、色だけではなく様々な咲き方を楽しめるのです。
同じ色でも咲き方が違うだけで、チューリップは雰囲気が変わるので、花束やフラワーアレンジメントを贈る時は品種にもこだわってみてください。

チューリップにもスイートピーと同じく、色によってそれぞれ花言葉がつけられています。

チューリップの花言葉で、家族の変わらない愛情を表現することができそうですね。
また成人の日に、恋人へチューリップをプレゼントするのも良いかと思います。

● バラ

花の中でも圧倒的な人気があり、花束やフラワーアレンジメントなどの花ギフトの王道ともいえるバラ。
もらって嬉しくないと思う人がいないくらい、絶対的な人気のある花の1つです。
上品であり高級感もあるバラは、花ギフトに1輪加えるだけでも存在感が出ます。
その存在感から、花の女王と呼ばれることも。
バラは日本だけでなく、たくさんの国で多くのファンがいる花なのです。

またバラは、香りが良い花としても知られています。
品種によってはハンドクリームや入浴剤、香水などにも使われており、バラの香りはリラックス効果もあるといわれています。
「うっとりするような花の香りを感じてもらいたい」という方は、成人の日にバラをプレゼントするのがおすすめです。

性別を問わず人気な花なので、男性に花束をプレゼントしたいと思っている方もバラがおすすめ。
花色が豊富で他に合わせる花と調節すれば、かわいらしくなり過ぎないデザインにすることもできますよ。
ちなみにカラフルなバラも、それぞれ色によって花言葉がつけられています。

赤いバラが有名ですが「感謝」という花言葉を持つピンクのバラや、「幸多かれ」という花言葉を持つオレンジのバラも成人の日のギフトにおすすめです。
「カラーバリエーションが豊富で、色選びに悩んでしまう」という方は、花言葉を参考に色を決めてもいいかもしれませんね。

● ユリ

凛として、美しい花が印象的なユリ。
ユリは洋風なデザインでも和風なデザインでも選ばれているため、振袖や袴で花束を持つという方は特におすすめ。
キュートなだけでなく、大人っぽさと美しさを感じさせてくれます。
成人式の時にユリ（生花）を髪飾りとして使うこともあります。

加えて大きな花に目がいきがちですが、ユリの葉も花束やフラワーアレンジメントでデザインによく使われます。
大きな葉は花ギフトに動きを出させたり、ボリューム感を持たせたりすることも。
花でなく葉も有効に使うことができるユリは、成人の日など豪華なフラワーギフトを贈りたいという時におすすめです。

またユリもバラと同じく、香りが良い花として知られています。
ユリは香りのファンが多く、香りを楽しむために自宅に飾るという方もいらっしゃるのだそう。
他の花に比べて香りが強いため「花の香りを存分に楽しんでもらいたい」という方はユリを贈ってみてください。

ユリの花束やフラワーアレンジメントをプレゼントするなら、花粉が服に付かないように葯（やく）を取っておくと良いでしょう。
葯とは、雄しべの先に付いている細長い部分です。
お花屋さんでユリのフラワーギフトを購入すれば、葯は取り除かれていることが多いですが、飾っている間や持ち運んでいる間に開花したユリは葯がついています。
葯が裂けると花粉が出てきてしまうので、その前に指で軽くつまんで取り除いてください。
花粉がつくと、なかなか取れなくて厄介です。

● アストロメリア

花色が豊富で、たくさんの色を楽しむことができるところが、アルストロメリアのポイントの1つ。
他に使う花の色に合わせて脇役として使われることもありますが、さまざまな色を組み合わせたアルストロメリアをメインにした花ギフトも人気があります。
写真のようにアルストロメリアの花びらには、条斑（じょうはん）といわれる筋状の模様が入っていることが特徴的。
アルストロメリアは花束やフラワーアレンジメントの中に加えると、模様があることによって、より華やかさを演出することができます。
そして1つの茎からたくさんの花をつけるので、花ギフトのボリュームもアップすることができます。

アルストロメリアの「持続」という花言葉は、花もちが良いことが由来になったといわれています。
花持ちがよいため、長く自宅で飾ることができるだけでなく、出先で花ギフトを渡しそのあと持ち歩くという方もアルストロメリアがおすすめです。
もっと花を長持ちさせたいという時は、ユリの時にご紹介したように葯を早めに取り除くと良いでしょう。
葯は、下の写真の雄しべの先に付いている緑色の丸い部分です。

また咲ききった（枯れた）花は、早めに取り除くことが良いでしょう。
多くは今咲いているアルストロメリアの花の横に、二番花（にばんか）と言われるつぼみがついています。
はじめの花よりも大きくはありませんが、二番花も開花することが多いです。
そのため二番花が開花できるように、咲ききった花は取り除いてエネルギーを温存できるようにしてあげると良いですよ。

アルストロメリアも、花色によって花言葉が決められています。

それぞれの色で花言葉が決まっていますが、アルストロメリア全体の「未来への憧れ」という花言葉を込めて、花束やフラワーアレンジメントを贈るのも成人の日にはおすすめ。
「未来への憧れ」という花言葉は、これから大人になっていくと素敵なことが待っているような気がしますよね。

成人の日に18年間育ててもらった感謝や「これからもよろしくね」という気持ちを込めて、両親に逆プレゼントをする人が増えているのだそう。
お父さん・お母さんに改めて「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることは、意外と少ないもの。

普段は照れてなかなか言えない感謝の思いを、成人の日に伝えてみてはいかがでしょうか。
両親に手紙を贈ったり、花束をプレゼントしたりするのもおすすめです。
人生に1回しかない門出となる成人の日（成人式の日）に、特別な贈り物をしたいという方は、出生体重と同じぬいぐるみや家族の写真が入ったフォトフレームなどをプレゼントするのも良いかと思います。

● 銀行

成人の日は祝日のため、銀行は窓口の営業を行っていないことが一般的です。
成人の日のプレゼントやお祝い金を用意したいという方は、早めに準備する方が良さそうです。

● 学校

他の祝日と同じように、休みになることが多いようです。 ただ大学などでは祝日に授業を行うというところもあるため、事前に確認したほうがいいかもしれません。

● 会社

祝日がお休みの会社なら、他の祝日と同じように休みになるようです。
ただし祝日がもともと休みでない場合は、出勤になるかと思います。
すでに働いており「成人の日にある成人式に参加したい」という方は、事前に会社に相談する必要がありそうです。

● 病院

成人の日は他の祝日と同じように、休診しているところが多いようです。
成人の日に加えて、12月末～1月の初めは年末年始でお休みの病院もあるので、事前にスケジュールを確認しておくことがおすすめです。

成人の日の日程や、おすすめのプレゼントについてご紹介しました。
18歳で迎える成人の日は、人生で1度切り。
生きている中で記念になる日には、花束などのプレゼントでお祝いの気持ちを伝えることがおすすめです。
一方で成人の日は新成人へこれからに向けたエールや、大人の仲間入りを果たしたことへのお祝いの気持ちを伝えるだけではありません。
成人の日は、今まで育ててくれた両親や家族に感謝する日でもあります。
普段から一緒にいるとなかなか、改めて気持ちを相手に伝えることは少ないことも。
成人の日をきっかけに、素直な気持ちを伝えてみてくださいね。