胡蝶蘭は、お祝いの贈り物としてよく選ばれるお花の1つです。
法人ギフトの定番と言っても、過言ではないかもしれません。
ここでは、胡蝶蘭の良さ・選ばれる理由、胡蝶蘭の種類を紹介します。
また、胡蝶蘭を贈る時のマナーもお伝えします。
取引先や、お得意先などのお祝いで何を贈ろうか悩んでいる方は、参考にしてみてください。
お祝いで贈ったり、頂いたりすることの多い胡蝶蘭。
いったいどんなシーンで、胡蝶蘭が選ばれることが多いのでしょうか。
まずは、胡蝶蘭が贈られることの多いシーンをお伝えしようと思います。
また胡蝶蘭は、お祝いごとだけではなく、ご不幸があった時も贈ることもあります。
このように、様々なシーンで幅広く、胡蝶蘭が選ばれていることが分かります。
ちなみに、様々な用途で贈ることの多い胡蝶蘭ですが、お見舞いには、向かないとされています。
胡蝶蘭に限らず、お見舞いで鉢植えを贈ることは「根付く」を連想させるため、タブーとされています。
では、なぜ胡蝶蘭がこんなにも人気なのかを、これからご紹介したいと思います。
胡蝶蘭が人気な理由は、以下のようなことがあげられます。
同じ胡蝶蘭で種類が多くて、迷ってしまうということもあると思います。
主に、胡蝶蘭を選ぶ際は、「輪数」・「本数」・「お花の大きさ」から考えることがおすすめです。
ここでは、種類豊富な胡蝶蘭のギフトについてご紹介します。
胡蝶蘭は1つの茎に、何輪かのお花を楽しむことができます。
この1つの茎に付いている輪数が多ければ、茎の高さが高くなり、ボリューム感も増して行きます。
胡蝶蘭は、1つの茎にたくさんのお花が付いているほど、豪華で華やかな印象になりますよね。
1つの茎につぼみも含め7輪~12輪ほど付いていて、付いている輪数によってお値段も変わっていきます。
胡蝶蘭を選ぶ際に「○本立ち」という表記を見たことがある方も多いと思います。
これは、胡蝶蘭の茎の本数を表しています。
例えば、3本立ちの胡蝶蘭と表記されていた場合は、花が付いた茎が3本ある胡蝶蘭ということになります。
法人で贈ることの多い胡蝶蘭は、3本立ちや5本立ちの胡蝶蘭が多いです。
特別なお祝いの時は、7本立ちや9本立ちを贈ることもあります。
ちなみに、日本では「奇数」は「縁起が良いもの」とされています。
そのため、胡蝶蘭の茎の本数でも、3・5・7・9など、奇数にすることが多いのです。
お花の大きさも様々。
お花が大きければ、より華やかで豪華に見えますよね。
最も大きい花は、花びらの1つが10~15センチほどある「大輪」と呼ばれるタイプです。
「大輪」よりも一回り小さな花びらを持っているのは、「中大輪」と呼ばれています。
他に、1つの花の大きさが6~9センチの「ミディ」と呼ばれるものもあります。
法人ギフトでは、大輪や中大輪が選ばれることが多いですが、花の大きさによって株(鉢植え)の大きさも変わることもあるため、贈る相手が飾るスペースなどを考えて決めることがおすすめです。
胡蝶蘭を贈ろうと考えた時に、迷ってしまうのが、お届けするタイミングではないでしょうか。
せっかく立派な胡蝶蘭を贈っても、贈るタイミングを間違えると、迷惑になってしまうことも…。
このように、お祝いを贈るタイミングは、注意が必要です。
ここからは、胡蝶蘭を贈るタイミングについて掲載していきます。
先ほどもご紹介したように、胡蝶蘭は他のお花に比べて長持ちします。
そのため、少し余裕を持って贈ることも多いです。
胡蝶蘭を贈るなら、1週間~前日までに贈ることがおすすめです。
もし開店祝いに胡蝶蘭を贈るなら、開店当日は忙しいことも多いので、少し早めにお贈りすることが良いでしょう。
ちなみに、あまり早く贈りすぎてしまうのも、迷惑になってしまうことがあるため、相手のことを考えていいタイミングで贈ることができると良いですね。
できるなら、お花が到着する日付は、縁起の良い日を選びましょう。
胡蝶蘭を贈るなら、「大安」や「友引」を選び、「仏滅」を避けるようにしましょう。
相手の都合を考えることが最優先ですが、取引先によっては日取りを重視される方もいらっしゃいます。
贈答日を指定する際の参考にしてみてください。
ある程度日柄を選ぶことができそうな際は、少し気を付けてみてくださいね。
一般的には午前中に贈ることが多いですが、相手の営業時間やスケジュールを考えて贈ることがおすすめです。
贈る相手に、いつなら受け取りができるかなどを、確認することも良いかもしれません。
ミーティングや、外出をしていて対応できない時間を避けられると良いですね。
香りが少なく花粉がほとんど落ちないことなどから、胡蝶蘭は様々なお祝いの贈り物として選ばれることが多い、魅力の高いお花です。
法人ギフトの定番である華やかで上品な胡蝶蘭を、取引先やお得意先に贈って、特別なお祝いの気持ちを伝えましょう。
きっと良い関係が築けるはずです。