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【お悔やみ花の
マナー総まとめ】
色は?種類は?
タブーは?
シーン別選び方

【お悔やみ花のマナー総まとめ】色は?種類は?タブーは?シーン別選び方

親しい方が亡くなると、通夜や葬儀、そして法事などで花を贈ったり、お墓や仏壇に花を供えたりする機会がありますよね。故人への弔いの気持ちを込めた贈り物として花はおすすめですが、お悔やみの場では花に関するさまざまなタブーやマナーがあります。

この記事では、通夜・葬儀・法事・墓参り・お仏壇など、お悔やみシーンごとの花の色や種類の選び方、気をつけたいポイントなどについて詳しく解説します。

今回お話してくださった先生

小原 悦子 さん

小原悦子 さん

エアライン就職指導33年、客室乗務員CA合格率1~2%の採用試験に合格者を多数輩出する「ESA人材プロデュース」を主宰。客室乗務員時代に培った接客・サービス経験や、好感度アップ法を生かした実践的指導を行っている。

※以下内容は、小原さんへのインタビューをもとに、編集チームが執筆したコンテンツです

目次

【全シーン共通】お悔やみ花のマナーとタブー

お供え

まずは、お悔やみの場で贈る花について、全般的に言えるマナーやタブーを知っておきましょう。

● 四十九日が明けるまではカラフルな花はNG

お悔やみ花を贈る際は、不要な誤解を与えないことが大事です。そのため、四十九日が明けるまでは、菊・ユリ・胡蝶蘭など白系の花を選ぶのが一般的です。白系であれば、洋花でも和花でもOKです。

なお、遺族のご自宅へ花を贈る際、「故人を華やかに見送りたい」「故人が寂しくないよう花に少し色を加えたい」など遺族側に要望がある場合は、白をベースにグリーン(葉物)を多めに加えたり、淡い色(ピンク・イエロー・ブルー・パープルなど)の花を入れたりすると良いでしょう。

● 四十九日を過ぎたら、ある程度柔軟性を持っていい

忌明け、つまり日常生活に戻る日である四十九日を過ぎてからは白系の花にこだわらず、ある程度柔軟性を持って花を選んでも良いでしょう。近年はお悔やみ花に関するマナーやタブーも変化しつつあります。よって故人の好きだった花や、「いつも青系の服を着ていたから」など思い出のある色の花を選ぶケースも増えています。

ただし、「柔軟性を持っていい」とは言っても、以下の花は避けましょう

  • トゲのある花、毒性のある花
  • 香りが強すぎる花
  • 華やかすぎる花(あくまで故人を偲ぶことが目的なので)

最近では、トゲを処理した白バラや香りの強いカサブランカ(白ユリ)などを使うケースも増えていて、これらは必ずしもマナー違反とされているわけではありません。

お供えの花の基本的なルールが
もっと知りたい

【通夜・葬儀のお悔やみ花】選び方と注意点

胡蝶蘭

●【選び方】通夜・葬儀の花は白系でまとめる

通夜や葬儀にお供えする花を選ぶ際は、守るべきマナーやタブー事項があります。

  • 花は白系でまとめる
  • 白い菊、白ユリ、白いカーネーション、胡蝶蘭などが一般的

●【注意点】通夜や葬儀に花を贈る際は、会場や葬儀会社に確認を取ってから

通夜や葬儀の会場に花を贈りたい場合は、ご自分もしくは花屋さん経由で会場や葬儀会社に連絡を取り、「故人へ花を贈りたいのですが、花の具合はどうですか?」と確認することをおすすめします。

というのも、例えば故人が若く現役で働いていたなどの場合、多くの関係者から花が贈られて葬儀会場から溢れてしまうケースがあります。対して花の数がさほど多くなく、葬儀会場が寂しく見えてしまうケースもあります。

そこで、お悔やみ花を手配する前に葬儀会場の広さや状態を確認して、「今ならスタンド花を置けますよ」などと教えてもらい、その回答によって花のスタイルや予算(大きさ)を決めて発注すると、ご遺族の方にも喜ばれるでしょう。

ご注文の最短で当日のお届けが可能。

●【注意点】通夜、葬儀の花はできるだけ早く注文する

通夜や葬儀の花を贈る場合は、訃報を聞いたらできるだけ早く花を注文しましょう。というのも、「今朝亡くなって、今晩がお通夜」というケースもあり得るので、花の注文が遅れるとお通夜へ間に合わない可能性があるからです。

【法事のお悔やみ花】選び方と注意点

法事の様子

●【選び方】四十九日のお供え花は白系がおすすめ

四十九日とは、故人が亡くなった日を1日目と数えて49日目に行う法要で、満中陰(まんちゅういん)とも呼ばれます。四十九日では白系の花でまとめたアレンジメントや花束をお供えするのが一般的で、白い胡蝶蘭もよく選ばれています。

四十九日とは?僧侶に教わる法要の
基礎知識と、服装・花のマナーをチェック

●【選び方】法事のお供え花は多少色が入っていてもOK

一周忌や三回忌などといった法事のお供え花は、白い花にこだわらず色が入っていてもOKです。あくまでお悔やみの場なので華やかに盛り上げる必要はありませんが、故人を偲びながら遺族や参列者の寂しさも和らげることができるよう、淡いピンク・イエロー・ブルー・パープルなど、少し色を入れたアレンジメントが喜ばれます。

一周忌とは?僧侶に教わる法要の
基礎知識と、服装・花のマナーをチェック

●【選び方】法事にはアレンジメントがおすすめ

法事の際、お供えをもらう側(遺族)は参列者のもてなしや僧侶とのやりとり、食事の準備などで何かと忙しくなります。そこへ生花が束ねられた花束を贈られると、その場で花瓶を用意して飾る手間をかけてしまいます。

そのため、法事のお供えとして贈る花のスタイルは、そのままポンと置くだけでいいアレンジメントや胡蝶蘭の鉢植えがおすすめです。アレンジメントはそのままで飾ることができるように作られているので、祭壇の横に置くだけでよく、自宅以外で行われる場合でも法事後の持ち帰りが便利です。

お供えのアレンジメント
トルコキキョウのやわらかく優しい色合いで故人への深い愛情や感謝を表現しました

●【注意点】法事の花は前日までに贈る

法事は日時が前もって決まっています。フラワーギフトを贈りたいのであれば、贈り先が花を置く場所を考える余裕なども配慮して、前日までに花が届くように手配すると良いでしょう。

なお、法事に参加できない場合は、気持ちだけでも伝わるよう、花を配送で贈ると良いでしょう。その際は、必ずお届け先様の確認をとることを心がけてください。

お供えのお花を贈りたい

【墓参りのお供え花】選び方と注意点

お墓

●【選び方】墓参りには季節の花や故人が好きだった花を

墓参りのお供え花の場合、特に白系にこだわる必要はありません。お祝い事に持っていくような華美なデザインは避けた方が良いですが、季節の花や故人が好きだった花・色を選ぶと良いでしょう。

納骨は四十九日法要と合わせて行うことが多く、お墓参りをする場合は基本的に故人が亡くなってから49日以降になります。

●【注意点】宗派によってタブーがあるケースも

宗派によっては、墓参りの花にタブーがあることも。例えば、色味がある花はNGとする宗派もあり、花屋で事前に作られている供花やスーパーで仏花として売られているお供え花も避けた方がよいケースがあります。

最近は花の色や種類にあまりこだわらないケースも多くなってはいますが、ご年配の方が気にされることもあります。もしお墓に眠る方の宗派がわかっていれば、その方の宗派に合った花を供えましょう。

花屋で適したお供えの花束やアレンジメントが販売されていない場合は、店員さんに依頼して新しく作ってもらいましょう。白い花だけでまとめたり、ユリを使わないようにしたり、オーダーして花束やアレンジメントを作ってもらえばぴったりな花をお供えすることができます。花屋での会話が苦手という方は、通販で選ぶのも良いですね。

お供えのお花を贈りたい

【仏壇のお供え花】選び方と注意点

仏壇

●【選び方】仏壇には季節の花や色合いの綺麗な花を

仏壇にお供えする花は、白系にこだわらず、色の入ったものでもOKです。亡くなってからあまり月日が経っていないのであれば、華美になり過ぎず、清楚で控えめな印象の花が良いでしょう。ある程度年月が経っているのであれば、華やかな色の組み合わせで問題ありません。

また、仏壇に供える花は、「仏様に差し上げる」というより「お家に差し上げる」という目線で、遺族への思いも込めて選ぶのも良いでしょう。季節の花や綺麗な色合いの花を飾ると、部屋も華やぎ遺族の心も安らぐものです。

●節目の日は、仏壇に供える花も特別にすべき?

四十九日・一周忌・命日など節目となるご供養のタイミングには、「いつもより花の本数を増やした方が良い?」「少し予算を増やして特別なアレンジメントにした方が良い?」と考える方がいるかもしれません。
ですが、現代では特に気にしなくてOKです。故人や遺族との付き合いの程度によって予算を決めて、無理のない範囲で花を選ぶようにしましょう。

一周忌には何をしたらいい?

お供えのお花を贈りたい

お悔やみの花は郵送してOK?注意点とマナー

胡蝶蘭

基本的に、贈り物は直接手渡しする方が丁寧になります。しかし、枕花などのボリューム感のある供花や葬儀に出すフラワースタンド(スタンド花)、鉢植えの胡蝶蘭を贈るときは、ぜひ郵送サービスを活用してください。持ち運びの負担が減るのはもちろん、フラワースタンドの場合、花屋さんがスタンド部分を回収してくれるサービスがある場合もあり、配送サービスを使うメリットと言えます。

※スタンドの回収サービスは花屋や企業によって実施していないこともあります。スタンド花を配送する際は贈った後のことも対応してくれるところに依頼できると良いでしょう。

【MEMO】

花キューピットでは、フラワースタンド(スタンド花)のスタンドにつきましては、お届けした配達店にて回収させて頂きます。納品書に記載されている配達店までお電話にてご連絡ください。自分で処分しなくていいため、お届け先の負担を減らすことができます。

●贈り先の予定を確認する

花はできるだけ鮮度の良い状態でお届けしたいもの。よって、贈り先が確実に受け取れる日時を把握するために、花を手配する前に電話やメールなどで予定を確認してください。葬儀や法要で贈る場合は、日程と実施する場所(葬儀会館など)も合わせて確認しましょう。ただし葬儀の場合、喪主は大変忙しいので電話連絡は控えるよう心がけてください。
贈り先の方へ直接連絡する際、まずは「この度は誠にご愁傷様でございます」などお悔やみの言葉を忘れずに伝えましょう。

●メッセージカードはなるべく付ける

花を手渡しではなく郵送で贈る際は、なるべくメッセージカードを付けましょう。カードに一言添えることで、より弔いの気持ちが伝わりやすくなります。

お悔やみのメッセージでは時候の挨拶を省き、本題・主文から書き出しましょう。お悔やみの言葉に加え、訃報を知った悲しみや驚きの気持ち、故人への感謝、思い出を綴ってください。

● メッセージの例文

通夜、葬儀

突然の悲報に接し、ご遺族様のお悲しみいかばかりかと拝察いたします。心ばかりのお花ではございますが、お供えいただければ幸いです。

四十九日

〇〇様のご逝去を知り呆然といたしました。お元気だった頃のお姿が目に浮かびます。せめてものお花を贈らせていただきますので、ご仏前にお供えください。

法事

一周忌にあたり、ささやかですがお花を贈らせていただきました。あらためて故人のご冥福と、ご家族の健康をお祈り申し上げます。

ただ、スタンド花や胡蝶蘭、大型のアレンジメントにはお名札(立札)を付けることが多いかと思います。その場合は、メッセージカードの併用はおすすめしておりません。

お悔やみ花を贈る際に配慮すべきこと

お供えの花

ここまでご紹介した内容以外にも、お悔やみ花を贈る際に配慮すべきポイントがあります。お悔やみのシーンに限らず、ちょっとした手土産としてフラワーギフトを贈る時にも心に留めておいた方が良い事柄なので、ぜひ知っておいてくださいね。

●ペットがいるお家に花を贈る際は、花に中毒性がないか注意

ワンちゃんや猫ちゃんなどペットがいるご家庭へフラワーギフトを贈る際は、花選びに特別な注意を払いましょう。特に、ユリ科の花は中毒を引き起こすのでNGです。ユリは花びらのみならず、葉っぱ・茎・花粉・根など、少量の誤食でも強い中毒症状を起こし、命を落とすケースがあります。お供えの花では、ユリを用いることが多いかと思います。ユリを使わない代わりに白いトルコキキョウやカーネーションを加えるなど調節できるといいですね。

●花の大きさ・予算は、相手への負担も考慮して

花を贈る際は、相手の負担を考えることも忘れずに。何か贈り物をいただいた側は、お返しのことを考えなければなりません。お返しの相場はもらったもの価格の1/2~1/3程度なので、高額な花を贈ると相手も相応のお返しをしなければならなくなります。贈り先との関係性の程度を考慮して、相手の負担にならない程度の予算でフラワーギフトを選ぶことが重要です。

ただし、供花は故人を弔う供養の気持ちであることから、お供えが供花のみの場合、原則としてお返しは不要という考え方もあります。遺族に余計な負担や気遣いをかけたくない場合は、お返しを辞退する旨を書いたカードなどを添えるようにしましょう。まずはお悔やみの言葉を書き、お返し不要の意向を書きます。メッセージの言葉づかいに気をつけ、失礼がないよう心掛けましょう。

● メッセージの例文

ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。心ばかりのお花ですが、ご霊前にお供えいただければ幸いです。なお、お返しのご配慮はご辞退申し上げます。

四十九日法要や一周忌法要の際にお供えの花を贈る場合は、他に贈る方のことも考慮するようにしましょう。自分よりも目上となる存在である親や上司・先輩なども供花を贈ることがわかっている場合は、その方より少し下回る予算で用意することがよいとされています。

まとめ

今回は、通夜・葬儀・法事・墓参りなど、シーンごとのお悔やみ花の選び方やNG事項などについてご紹介しました。お悔やみのシーンでは、お祝いのシーン以上にマナーやタブーが多く存在します。相手に誤解を与えたり、良かれと思ってやったことで気を悪くさせたりしないよう、マナーやタブーを頭の片隅に置いておきましょう。

お悔やみの場面に合わせたマナーや
ルールをチェック

お供えの用途に合わせて適切な
お花を選びたい