グロリオサ

お中元の時期~金額・マナー・夏の花~

お中元のイメージ
6月もだんだん、終わりに近づいてきました。
「もうじき7月」と思うようになると、お中元について気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はお中元についてご紹介しようと思います。
そもそもお中元とは何なのか、ということからお中元を贈る時期や金額、マナーなど…お中元について知りたいことをまとめました。
加えて、お中元で贈りたい季節を彩る、夏の花をご紹介します。
お中元として、花束アレンジメントを贈ろうと考えている方は、参考にしてみてくださいね。

◆お中元とは

お中元とは
夏らしくなってくると、よく「お中元」という言葉を聞くようになりますが、そもそもお中元とはどういう意味なのでしょうか。
まずは、お中元とは何なのかを、お伝えしたいと思います。
お中元は、日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを伝えるために贈る夏のご挨拶です。
親類や上司、恩師などお世話になっている方へ「いつもありがとうございます」の気持ちを込めて、贈り物を贈ります。

<お中元の由来>

お中元の由来とは
お中元は、もともと中国(道教)の風習・ならわしの1つでした。
お中元の「中元」は、道教の習俗・習慣で、旧暦7月15日のことを指しています。
道教は中国の三大宗教といわれている宗教で、中元は人の罪を許す神様を祀る日とされていました。
この中元という風習が日本に伝わり、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)というお盆に行う、ご先祖様の供養や法要を行うことと混ざっていきました。
中元と盂蘭盆会が混ざったことで、日本では旧暦7月15日は祖先の霊を供養する日とされるようになり、江戸時代以降は盆のお礼として、親類や日頃お世話になっている方へ贈り物をする習慣へと変化し、定着していったのだそうです。
お中元の由来は、道教と仏教の行事が混ざったことからだったとは、おどろきです。
また現在のようにお世話になった方へ贈り物をする文化は、江戸時代から続いていると聞くと、今後も大切にしていきたいと思いますよね。

◆お中元を贈る時期

夏らしいひまわりの花
日頃の感謝を込めて贈るお中元。
では、お中元はいつ贈ればいいのでしょうか。
お中元を贈る期間を見ていきましょう。

お中元を贈る時期は、大きく分けて2つあります
主に東日本と西日本では送る時期が違うので注意してくださいね。

東日本:7月上旬〜7月15日
西日本:7月中旬〜8月15日

贈る期間に差があるのは、旧暦を基にしているか、新暦を基にしているかによります。
お中元を贈るタイミングは相手の住んでいる地域に合わせるようにしましょう。
関東と関西でお中元を贈り合うときも、期間がずれることがあるので注意です。

◆お中元の金額(相場・予算)

お中元を渡す女性
初めてお中元を贈る時は特に、いくらくらいの品物を贈ればいいのか迷ってしまいますよね。
お中元の金額は、3,000円~5,000円程度のものを贈る方が多いようです。
しかし、特にお世話になっている方、感謝を伝えたいという気持ちが強い方には、1万円以上のものを贈ることもあるのだそう。
ただ、お中元は高額ならいいというものではありません。
あまり高額なものを贈ってしまうと、相手に気を使わせてしまったり、お返しを考えたりと、相手の負担になってしまいます。
相手への負担にならないためにも、お中元を贈る場合はお互いに負担にならない金額のものを贈るようにすることがベストです。
お中元の予算で困ったら、3,000円~5,000円程度で探してみてくださいね。

◆マナー

お中元を贈る際に、気を付けたいナマーを3つご紹介します。

<事前に相手の好み・家族構成を確認>

半袖の家族
先にご紹介した通りお中元は、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて品物を贈る夏の挨拶です。
そのため、相手への気遣いを忘れてはいけません
お中元の贈り物を選ぶ時は、相手の好みや家族構成を事前に聞くことがおすすめです。
例えば、甘いものが好きという方には、夏らしいゼリーなどを贈れば、喜んでくれるかもしれません。
また小さなお子さんがいる家庭にお中元を贈る場合は、ジュースやお子さんも食べられるお菓子などを贈れば、家族みんなで楽しむことができますよね。
他にもお花好きの方には、花束やアレンジメント、鉢植えを贈って季節の色どりをお届けするなど。
このようにお中元を贈る時は、事前に相手の好みや家族構成を聞いて品物を選ぶようにしましょう。
相手が喜んでくれるものを選ぶことが重要です。

<事前に相手の予定を確認する>

電話をかける女性
お中元をいつ受け取ることができるかも、事前に確認しておくことがおすすめです。
たまたま外出している時や、長く家を空けている間にお中元が届いてしまうと、贈られた相手は困ってしまいますよね。
なかなか受けとれないと、相手が気を遣ってしまったり、お中元が食品の場合は鮮度が落ちてしまったりするかもしれません。
そのため、お中元を贈る際は、相手が受け取れる日時を事前に確認しておくようにしましょう。
相手が自宅にいる日や、大きな予定がない日にお中元を贈ることができれば、より親切です。
お中元を贈る際は、送る品物以外にも、相手の予定を確認して受け取れる日程を聞いておくようにするといいですね。

<今後の関係を考える>

お中元を持つ女性
お中元は一度贈ると、今後も贈り続けることが一般的です。
そのため、お中元を贈る場合は、相手との関係性を考えてからにしましょう。
「今年は贈ったけれど、来年はどうしようかな……」という風にならないよう、改めて相手との関係性を考えてからお中元を贈るようにすると良いかもしれませんね。
お中元は、誰にでも贈ればいいというものではありません。
ちなみに、仲人さんなどにお中元を贈る場合は、結婚した後は短くても3年間は贈り続けるということが、一般的のようです。
相手との関係性が気まずくならないように、お中元を贈る時は今後も贈る関係性なのかを、先に考えてからにすると良いと思いますよ。

◆お中元に贈る夏の花

夏らしい花
お中元を贈ろうとしている相手が、花が好きという場合は、ぜひ花束・アレンジメントをお中元として贈ってみてください。
季節に合った花を贈れば、季節感のある素敵な贈り物になりますよね。
いつもお世話になっている方のお部屋を、夏らしさ溢れる花で彩ってみませんか。

ちなみに花束・アレンジメントなどは、金額を調整することができる贈り物としても知られています。
花の種類を変えたり、本数を調節したりできるため、予算に合わせてフラワーギフトの金額も調整しやすいのです。
そのため先に他の物を買っていて、「もう少し金額を増やしたい」という場合も、フラワーギフトはよく選ばれています。
どんな品物とも合わせやすいので、一緒に贈って失礼になることもほとんどありません。
もちろん、花束・アレンジメント・鉢植えだけを贈ることも人気があります。
ここからは、お中元に贈りたい夏らしい季節を彩る花をご紹介します。

<アンスリウム>

赤いアンスリウム
トロピカルな雰囲気を、楽しめるアンスリウム。
植物には珍しい、つるっとした触り心地をしています。
ハワイアンテイストのレストランや、ホテルのロビーなどで、見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
アンスリウムは赤・ピンク・グリーンなどの 仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的な観葉植物です。
花のように見えますが、仏炎苞は葉にあたります。
そのため花持ちが良く、主に花を観賞する植物よりも、葉を観賞するアンスリウムは長く鮮やかな様子を見ることができますよ。

ひまわり

ひまわりの花
夏の花といえば、多くの方がイメージされるひまわり。
季節感を感じることのできるひまわりは、夏のご挨拶であるお中元にぴったりの花ですよね。
そんなひまわりには多くの品種があり、咲き方はもちろん黄色が有名な花びらの色も、茶色に近い色やオレンジ色、クリーム色などたくさんの種類があります。
お中元として贈りたい花束・アレンジメントのイメージに合わせて、ひまわりの品種を選んでも面白いかもしれません。

ひまわりの花言葉には、「憧れ」などがあります。
「憧れ」という花言葉から、尊敬の気持ちを伝えることができそうです。
お世話になっている上司や恩師、また両親などに贈るのもいいかもしれませんね。

<トルコキキョウ>

トルコキキョウの花
リシアンサスやユーストマなどとも呼ばれている、トルコキキョウ。
夏の暑さに強い花として知られているため、お中元としてプレゼントすることもおすすめです。
花持ちがよく、長くきれいな花を観賞することができますよ。
ちなみに、トルコキキョウは万葉集にも登場するほど、古くから日本で愛されている植物の1つなんです。
トルコキキョウは、昔から日本で夏を彩ってきたのですね。

そんなトルコキキョウは品種が多く、花の色はピンク・紫・白・グリーンなど、たくさんのカラーバリエーションがあります。
さらにフリフリとした豪華な印象の八重咲きや、凛として落ち着いた印象の一重咲きなど、咲き方も豊富です。
品種を変えることで花束・アレンジメントの雰囲気を変えることができそうです。

トルコキキョウの花言葉は「優美・希望・思いやり」などポジティブなものばかり。
感謝の気持ちを伝えたい方へ贈る、お中元にぴったりの花言葉ですよね。

<デンファレ>

デンファレの花
南国の雰囲気漂う、デンファレ。
胡蝶蘭などランの仲間で、高級感のある花姿をしています。
デンファレを花束・アレンジメントで使えば、リゾート風やラグジュアリーなデザインを作ることもできそうです。
花の色は、ピンク・紫・白・グリーンなどのカラーバリエーションがあります。
そんなたくさんの花色の中で、特に夏に贈りたいデンファレの色は、濃い紫やピンクです。
鮮やかな色は、夏の雰囲気にぴったり
はっきりとした色の花束やアレンジメントを飾っていると、部屋の中を明るく元気な雰囲気にすることができますよ。

デンファレの花言葉は「お似合いの2人・有能」などがあります。
両親にお中元を贈るという方は、「お似合いの2人」という花言葉がぴったりですね。
また、目上の方や上司にお中元を贈る場合は「有能」という花言葉が、いつも想っている気持ちを伝えてくれそうです。

ちなみにデンファレは、花束やアレンジメントだけで活用されるのではなく、ハワイなどで見かけるハワイアンレイやフラワーレイと呼ばれる首からかけられる花飾りにも、使われています。
もしフラワーレイを見る機会があった時は、デンファレが使われているかチェックしてみてくださいね。

<グロリオサ>

グロリオサの花
他の花にはない、特徴的な花の形をしているグロリオサ。
まるで、ゆらゆらと燃え上がる炎のようにも見えますよね。
グロリオサを花束・アレンジメントに入れたら、オシャレで他にはない特別な贈り物になりそう。
男性に贈るフラワーギフトとしても、人気です。
また、グロリオサは高級感があり華やかな見た目のため、ホテルのロビーやパーティー会場などで飾られることもあります。

花持ちがよく、他の花に比べて比較的長く鮮やかな花を楽しむこともできます
せっかくお中元で花を贈るなら、長くきれいに咲いている花がいいですよね。
夏らしい彩り豊かなフラワーギフトを、長く鑑賞してもらいましょう。

ちなみに、グロリオサの花言葉は「栄光」などがあります。
まさにグロリオサの花の印象と、あった花言葉ですよね。
高級感のあるデザインの花束・アレンジメントをお中元で贈りたい時は、グロリオサをぜひ入れてみてください。

<ほおずき>

ほうずき
赤みがかったオレンジ色の提灯のようにも見える、姿がかわいらしい、ほおずき。
よく間違えてしまう方もいらっしゃいますが、「ほうずき」ではなく「はおずき」です。
この提灯にも風船のようにも見えるほおずきの姿は、見たことがある方が多いのでは。
ほおずきは、花を観賞するというよりも、この袋状になっている姿を楽しむことが多い植物です。
ほおずきといえば、この姿をイメージされるのでは。
ほおずきの花を想像できる方は少ないと思います。

しかし、ほおずきも5月以降から、小さな白・クリーム色の花を咲かせています。
ほおずきの鉢植えを育てる時は、花にも注目してみてください。
ふっくらした写真のような姿に、馴染みのある方が多いと思いますが、ほおずきも花も咲かせていたのですね。
この袋状になっている、赤みがかったオレンジ色のものは、花が終わった後に果実を包み込むように「ガク」という部分が育ったものです。
ガクは、もともと花びらを支えるための部分ですが、ほおずきの場合は実を包むように大きく成長します。
ちなみに、ガクはもともと緑色で、だんだん成長するにつれて、私たちが見ることの多いオレンジ色になっていきます。
ほおずきを育てていれば、緑からオレンジ色・赤色になるまでの様子を見ることができそう。
お中元で、ほおずきの鉢植えを贈る時は、色の変化を楽しんでもらえるかもしれませんね。

この和風な雰囲気で、愛されているほおずきは、厄除けや無病息災を願う縁起物として古くから日本で親しまれてきました。
鮮やかな色合いのほおずきを、お中元で贈れば粋な夏の贈り物になりそうですね。

◆最後に

お中元を贈る時のまとめ
今回はお中元を贈る時期や金額、マナーなどを中心にお中元で贈りたい夏の花についてご紹介しました。
お中元を贈る際は、相手のことを考えて喜んでもらえるような品物を選んでみてくださいね。

ちなみに花キューピットでは、「夏の花贈り」と題してお中元でも喜んでいただけるような、花束・アレンジメントをご用意しています。
もちろん、今回ご紹介した季節感のある花を使った、花束やアレンジメント、また観葉植物なども掲載しています。
少し気になったという方は、ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。

花キューピットの夏の花贈り特集

 

 

 

2021-06-24 | Posted in , 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

父の日に最適なメッセージ例~花に添えたい感謝の気持ち~

父の日にメッセージを書く
父の日は、毎年6月の第3日曜日。
今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
父の日には、日頃の疲れを癒してくれる明るい雰囲気の花束アレンジメントをプレゼントしようと考えている方も多いのでは。
そこで今回は、父の日におすすめの花の種類と、一緒に渡したいメッセージ例をご紹介します。
「父の日のプレゼントにメッセージカードを付けたいけれど、なんて書いたらいいかわからない……」という方は、参考にしてみてください。

◆父の日に贈る人気の花

お父さんのポケットに黄色いバラを入れる
父の日ギフトに花が選ばれることは、意外と多いもの。
ここでは、父の日に人気のある花の種類をご紹介します。
父の日らしいフラワーギフトにしたいと考えている方や、今の時期にぴったりな夏らしいデザインにしたいと思っている方におすすめです。

ひまわり

父の日にぴったりなひまわり
ひまわりは、父の日を代表する花の1つ。
そのためお花屋さんに限らず、デパートや雑貨屋さんなどで父の日コーナーができている時は、ひまわりの花が飾られていたり、ポスターのデザインとして使われることが多いです。
「父の日」と書かれたポスターを見かけた時は、ひまわりが描いてあるかチェックしてみてくださいね。

また、ひまわりは皆さまがご存知の通り、夏らしい花でもあります。
花についてあまり知らないという方でも、ひまわりを見れば夏らしい雰囲気を感じることができるのではないでしょうか。
パッと咲いた明るい黄色が、元気を与えてくれるひまわりは、見ているだけで疲れが吹き飛びそうですね。
毎日、家族のために頑張っているお父さんに最適です。
ひまわりの花言葉には「憧れ」というものがあり、花言葉でお父さんへ尊敬の気持ちを伝えることもできそうです。

<黄色のバラ・オレンジのバラ>

オレンジのバラの花束
バラは世界中にファンがいる花の1つであり、たくさんの種類がある花の中で、最も有名と言っていいほど多くの人に知られている花です。
赤や白、ピンクなど、さまざまな色があるバラですが、父の日におすすめな色は黄色とオレンジ色です。

黄色のバラは、ひまわりと同じく父の日を象徴する花になっています。
上品さがありつつ、かわいらしくなり過ぎない黄色いバラは、お父さんにも贈りやすい花です。
黄色いバラを使えば、ドレスコードがあるようなレストランなど、フォーマルな場でも渡しやすいフラワーギフトを作ることができると思いますよ。

オレンジ色のバラの花言葉は「」です。
花言葉に想いをこめて父の日にプレゼントすれば、家族の絆を表現することができそうですね。
仲良し家族にぴったりの花だと思います。
さらにオレンジ色は、温かみがあり、男性からも人気のある色です。
「オレンジ色が好き」というお父さんも多いのではないでしょうか。
黄色いバラとオレンジ色のバラを合わせてプレゼントするのも素敵なプレゼントになりそうですね。

<デルフィニウム>

デルフィニウムの花束
デルフィニウムは、花の中でも珍しいブルー系の色をしています。
夏のデザインを作るときや、父の日など男性へのプレゼントに花を贈る際は「ブルー系を入れたい」と考える方は多いです。
しかし青や水色などの色をした花は、実はあまりありません。
そんな中デルフィニウムは、写真のようにブルー系の色味をしているため、父の日のプレゼントに選ばれることが多いのです。
デルフィニウムの透き通るような青色は、夏の訪れを感じる父の日にぴったりの贈り物。

先に紹介したひまわりや黄色いバラ・オレンジのバラと一緒にデルフィニウムを入れれば、黄色とブルーのコントラストが美しい花束やアレンジメントを作ることができますよ。
ちなみにデルフィニウムの花言葉は「清明・あなたは幸福をふりまく」などがあります。
花言葉もプレゼントにぴったりですね。

<あじさい>

あじさいの切り花
「今の季節の花を使いたい」と思った方は、あじさいがおすすめです。
鉢植えや花壇などで見かけることの多いあじさいですが、実はあじさいも花束やアレンジメントで使われる、切り花としてお花屋さんで流通しています。
お花屋さんで、特に多くあじさいを見ることができる時期は、5月~6月にかけて。
あじさいは、ちょうど父の日がある時期に旬を迎える花なのです。
季節感のあるフラワーギフトをプレゼントしたい時に最適です。

さらにあじさいは、紫やグリーン、ブルーなど男性にも贈りやすい花色があり、花持ちがいいため長くきれいな状態を楽しむことができる花でもあります。
プレゼントした花が、長くきれいに咲いていてくれるのは嬉しいですよね。
また1つの茎からたくさんの花を楽しむことができるため、花束やアレンジメントにあじさいを加えれば、ボリューム満点のギフトにすることができますよ。
そのため、ボリューム感のあるギフトにしたい時もおすすめです。

花言葉は、小さな花が集まっているように見えることから「家族団らん」。
この「家族団らん」という花言葉も、父の日ギフトにピッタリですよね 。

<ユリ>

青空のもと咲くユリ
ユリは性別・年代の垣根を超えて、世界で愛されている花です。
凛とした大きな花と、良い香りが魅力。
ユリをお部屋に飾っていると、ふんわりと良い香りがしたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
そんな見た目だけではなく、香りも楽しませてくれるユリの旬は、初夏から夏にかけて
旬の時期の美しいユリは、ちょうど父の日にぴったりのギフトになりますよ。
花言葉は、「純潔・威厳・無垢」など。
「威厳」という花言葉は義父への贈り物にもぴったり。

ちなみにユリは、花束やアレンジメントで使う切花になっても、蕾が次々に咲く花の1つです。
フラワーギフトに使われているユリに蕾がある場合は、だんだん花が咲いていく様子を楽しむこともできますよ。

<グロリオサ>

たくさんのグロリオサ
炎を連想させるような、特徴的な形の花、グロリオサ。
父の日のかっこいい花束や、アレンジメントをプレゼントしたい方におすすめです。
花色は、赤や黄色などが有名です。
鮮やかで美しく高級感があるため、ホテルのロビーなどで飾られることの多い花でもあります。
そんなグロリオサは、実は先の紹介したユリの仲間。
英名では「Glory lily」といいます。「Glory」は「栄光」という意味で、「lily」は「ユリ」を意味しています。
しかし言われてみないと、ユリの仲間だと気が付かないような、他の花にはない姿をしていますよね。

またグロリオサは、他の花に比べて花持ちがよいため、長く花を楽しむことができます。
父の日にプレゼントした花はなるべく、長くお部屋を鮮やかに彩ってもらいたいという方は、グロリオサをチェックしてみてください。

ちなみに、花言葉は「勇敢・栄光」などです。
豪華で華やかなグロリオサにぴったりですよね。

◆父の日のメッセージ

父の日のメッセージ
ここからは、父の日ギフトに添えたいメッセージの例文をご紹介したいと思います。
父の日に花を贈る時や、その他プレゼントを用意した時にメッセージカードを付けたいと思う方は多いと思います。
しかし、いざメッセージを書こうと思うと「何て書いたらいいのか思いつかない……」なんてこともしばしば。
そんな時は、こちらに書いてあるメッセージ例を参考にしてみてくださいね。

<義父へのメッセージ>

義父へのメッセージ
義父へのメッセージでは、「お義父さん」とは書かずに、あえて「お父さん」または「お父様」と書くことが多いようです。
「お義父さん」と書いてしまうと、他人行儀な印象にあったり距離感があるように感じてしまったりすることがあるのだそう。
そして、メッセージカードに自分の名前を入れる場合は、夫と妻の名前を入れ、夫婦連名で書くことがおすすめです。

お父さん
いつも温かなお気遣いありがとうございます。
日頃の感謝を込めてプレゼントを(夫の名前)さんと一緒に選びました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

日頃のお父様からのお気遣いには、心から感謝しております。
これからも私たち夫婦をよろしくお願いします。
これから暑くなってまいりますので、くれぐれもご自愛ください。

ささやかではありますが、父の日のプレゼントを贈らせていただきます。
プレゼントは(夫の名前)さんから、お父様はひまわりが好きだと聞いて、ひまわりの花束にしました。
(子どもの名前)も、じいじに会いたいと言っております。
コロナ禍が落ち着いたら、また家族で伺わせていただきます。

<子どもがいる時のメッセージ>

お父さんの似顔絵
自分の父・義父へのメッセージとしても、自分の夫へ子どもの代筆としてメッセージを書くのもよさそうです。

お父さん、いつもありがとう。
メッセージカードの裏に(子どもの名前)が絵を描きました。
じいじへのプレゼントだそうです。
見てあげてください。

父の日のプレゼントは(子どもの名前)と一緒に選びました。
先日は(子どもの名前)へおもちゃを贈っていただきありがとうございました。
(子どもの名前)は、毎日楽しそうに遊んでいて、すっかりお気に入りのようです。
これから暑い日が続きますが、体調を崩されませんようご自愛ください。

パパへ
いつもありがとう。文字は書けないから絵を描いたよ。
見てね。(子どもの名前)より

<花言葉で感謝を伝えたい時のメッセージ>

ひまわりの花束
父の日ギフトに花を選んだなら、花言葉をメッセージカードに書いておくのもおすすめです。

ひまわりの花言葉は「憧れ」。お父さんはずっと私の憧れだよ。
いつもありがとう

オレンジのバラの花言葉は「絆」なんだって。
私たち家族にぴったりの花言葉だなって思って、オレンジのバラを選びました。
いつも家族のためにありがとう。
コロナウイルスの影響で今までとは違うことがあるかもしれないけれど、これから何があっても家族の「絆」で乗り越えていこうね。

<英語のメッセージ>

英語で父の日にメッセージを贈る

Happy Father’s Day
訳:父の日おめでとう
「父の日おめでとう」と訳すと少し不思議な感じがしますが、父の日をお祝いしている意味になるのだそうです。

Thank you always,Dad!
訳:パパ、いつもありがとう

Thank you Dad. I give you all my thanks.
訳:お父さん、ありがとう。今までの感謝を込めて

<一言で伝わるシンプルなメッセージ>

楽しく遊ぶ親子

いつもありがとう。大好きだよ

おとうさん、直接いうのは恥ずかしいけど、いつもありがとう。感謝しています。

今日はお父さんのことを想ってプレゼントを用意したよ!家族みんなで選んだ特別な贈り物。受け取って!

いつも心配かけてごめんね。日頃の感謝を込めて父の日にプレゼントを贈ります。

お父さん、いつまでも元気でいてね!コロナが落ち着いたら家族でご飯でも行こう。

◆最後に

父の日にメッセージカードを贈る
今回は父の日に贈りたい花と、メッセージの例文をご紹介しました。
父の日は年に1回です。
そんな特別な父の日には、プレゼントにメッセージカードを添えて感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
ちなみに、花キューピットで父の日ギフトを注文された方は、30文字程度で無料のメッセージカードをお付けすることができます。

父の日に花束・アレンジメントを贈る際は、ぜひメッセージカードを付けてみてくださいね。

 

 

2021-06-10 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

7月14日は【ひまわりの日】~植物の記念日~


かき氷とひまわり

ひまわりや、かき氷が似合う季節になってきましたね。
「夏」という季節を意識させるような、気温の日が続いています。
お出かけする際は、日傘や帽子など日差しを避けることができるものがあったほうがよさそうです。

さて、今回はそんな今の時期にぴったりなお花の名前が付いた記念日、「ひまわりの日」についてご紹介します。
ひまわりの日の日付や、由来なども掲載しています。
そして、記念日に関連してひまわりの花言葉や、合わせたいおすすめのお花の種類もお伝えします。

◆ひまわりの日っていつ?


水に浮かぶひまわり

「夏に咲く代表のお花」と言っても過言ではない、ひまわり。
そんなひまわりは、誰もが知っているお花の1つでもありますよね。
では、皆さんは「ひまわりの日」という記念日が、いつなのか知っていますか?
「分からない。」という方が多いのではないでしょうか。

ひまわりの日は、毎年7月14日です。

◆ひまわりの日の由来は?どんな記念日?


ひまわりの花束

まずはひまわりの日が、どうして7月14日に決められたのかをご紹介します。
記念日のきっかけは、1977年7月14日
今から43年前にさかのぼります。
実はこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられた日なのです。
ひまわりの日は、植物のひまわりからではなく、ひまわり1号という愛称の静止気象衛星が打ち上げられたことが由来になります。

アメリカのケネディ宇宙センターから打ちあがるひまわり1号は、テレビで放送され、多くの人がその様子を見守っていたそうです。
ちなみに、当時はカラーテレビが普及していたため、空へ登っていくひまわり1号をカラーで見ることができたのだそうですよ。
多くの方にとってひまわり1号は、宇宙の存在が少し身近になるきっかけになったのかもしれませんね。

この、ひまわり1号の打ち上げが成功したことで、日本は地球の外側からの観測が可能になりました。
雲の様子や、台風の観測などなど…気象観測や防災のために必要な情報を得ることができるようになったのですね。
まさに、記念日にぴったりな日ですよね。

◆なぜ気象衛星の名前が「ひまわり」なの?


太陽を見つめるひまわり

なぜ日本初の気象衛星は、ひまわりという名前になったのでしょうか。
気象衛星と、お花のひまわりは関係が無いように思いますが、気象衛星「ひまわり」の名前の由来は、お花のひまわりからなのだそうです。
気象衛星の名前にした理由は、植物のひまわりの特徴からと言われています。
その特徴とは、太陽の方向へお花を咲かせるというものでした。
ひまわりは常に太陽の方向を向いているように、太陽の動きに合わせてお花の向きを変化していきます。
一方で気象衛星も、常に地球を見続けているということから「ひまわり」という名前になったそうです。
1つの物を常に見続けているという点で、気象衛星と植物のひまわりは、少し似ているのかもしれませんね。

ちなみに、気象衛星「ひまわり1号」は、1989年6月に運用が終了していますが、現在は2014年に打ち上げられた「ひまわり8号」と2016年に打ち上げられた「ひまわり9号」が地球を見守っています。

◆ひまわりの花言葉


こどもとひまわり

ひまわりの日にちなんで、ここではひまわりの花言葉をご紹介します。
<日本語>
ひまわりは、たくさんの花言葉を持っています。
まずは日本語の花言葉を紹介します。

・あなただけを見つめる
・情熱
・憧れ
・光輝
・尊敬 など

それぞれの花言葉の由来は、ひまわりが太陽の方向にお花を向けることなどが由来になっています。
ひまわりが、太陽を見つめるように咲く様子から「太陽にあこがれているようだ」と感じた人や、「太陽を尊敬しているに違いない」と考えた人もいたのかもしれませんね。

<英語>
ひまわりを含め花言葉は、世界共通ではありません。
お花によっては、世界でほとんど同じ花言葉を持っている種類もありますが、国々でのお花に対する印象の違いや、神話などから花言葉は決まるため、全く違った花言葉を持っているお花も多いのです。

西洋のひまわりの花言葉は、こちらです。

・adoration(愛慕、崇拝)
・false riches(偽りの富) など

この「false riches(偽りの富)」という花言葉は、現在のペルーに当たるインカ帝国をスペイン人が征服した際、ひまわりをかたどった装飾品などの財宝を奪い取ったことが由来になっていると言われています。

◆ひまわりと合わせたいお花

ひまわりの日をきっかけに、ひまわりを使ったフラワーギフトをプレゼントしようと思った方もいらっしゃるのでは?
ここでは、ひまわりと一緒に合わせたいお花の種類をご紹介します。
<ヒペリカム>

ヒペリカム

グリーン・赤・ピンク・黄色の実がかわいらしいヒペリカム。
鮮やかな色が、ひまわりとの相性ばっちり
お花ではなく、実を楽しむ植物ということもあり、他の植物よりも長くきれいな姿を楽しませてくれますよ。


 


<グロリオサ>

グロリオサ

赤く細い花びらが特徴的で、その花姿は炎のように見えるほど、情熱的。
グロリオサは鮮やかで、他のお花にはない花姿が良いアクセントになってくれます。
ひまわりと合わせれば、夏にぴったりのフラワーギフトになりそうです。
グロリオサは他のお花に比べて花もちが良く、長く飾っておくことができますよ。
豪華な雰囲気の花束アレンジメントにしたい時は、特におすすめです。



ひまわりとグロリオサの花束

太陽カラーのゴージャスな花束!
4,400 円(税込)


<カーネーション>

カーネーション

淡い色から鮮やかな色まで、カラーバリエーションが豊富なカーネーション。
カーネーションは、フラーギフトを淡い色で優しいイメージにしたい方にも、ビビッドカラーでポップなイメージにしたい方にも人気のあるお花です。
カーネーションの丸みのある花姿も、かわいらしいですよね。
ひまわりとオレンジ色のカーネーションを合わせれば、ビタミンカラーで元気がもらえそうなイメージに。
男女問わず喜んでもらえそうなデザインにすることも、できそうですね。


 


◆最後に


ひまわり

今回は7月14日のひまわりの日の由来をご紹介しました。
また記念日に関連して、ひまわりの花言葉や一緒に合わせたいお花の種類などもお伝えしました。

ひまわりの日をきっかけに、恋人や両親、ご友人に日頃の感謝を込めてお花を贈ってみてはいかがですか?
きっと喜んでもらえると思いますよ。

もらった理由は何であれ、お花をプレゼントしてもらうことは嬉しいものです。
ぜひお誕生日などのお祝いの日以外にも、お花をプレゼントしたり、自宅に飾ってみたりしてみてくださいね。



 

 

 

2020-07-10 | Posted in 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

燃えるような栄光のユリ「グロリオサ」

「グロリオサ」というユリをご存知でしょうか。
ユリと聞くと静かで上品なイメージが浮かびますが、グロリオサは少し違います。
力強さを感じる花姿は、とても個性的かつ魅力的です。

今回の花だよりでは、栄光のユリ「グロリオサ」についてご紹介します。

■圧倒的な存在感! 華やかで独特な花姿

グロリオサは、ラテン語で「光栄」を意味するユリの仲間です。
英語では「Glory lily(栄光のユリ)」「Frame lily(炎のユリ)」と呼ばれ、燃えるような花姿が印象的です。
波打った赤い花びらが、暑い夏に似合う鮮やかさを持っています。

下向きについたつぼみが、上へ向かってそり返るように開くのが特徴です。
花びらだけが上を向くので、おしべとめしべが目立った独特な形となります。
また、葉先が細いつる状となり、他の植物に絡みつきながら丈を伸ばしていきます。
大きいものは3メートルほどの高さに達することもあります。

個性的な見た目のグロリオサは、その華やかさから贈り物によく用いられています。
花束に加えると、ゴージャスな存在感を出すことができます。

■世界一となった「栄光」のグロリオサ

グロリオサの出荷量は、全国の約7割を占めている高知県がナンバーワン。
2002年にオランダで開催された花の品評会では、高知県産の品種「ミサトレッド」が総合グランプリを獲得しました。
これは日本の花としては初めての快挙です。

ミサトレッドは大輪系のグロリオサで、花びらは濃い赤色をしています。
他の品種よりも葉の色が濃く、花とのコントラストを楽しむことができます。
茎はしなやかで折れにくく、贈答用の切り花として扱いやすい品種です。

高知市三里地区のグロリオサは、1980年頃から研究・栽培が進められていました。
ノウハウを共有して生産者を増やすことで、ブランド化と後継者の育成に成功しています。
1989年には年間出荷量100万本を達成し、その後世界一のグロリオサとなったのです。

グロリオサの英名「Glory lily(栄光のユリ)」にふさわしい、胸が熱くなるエピソードです。

■力強い花言葉がパワーをくれる

1.退職祝い還暦祝いに

華やかで凛とした花姿から「栄光」という花言葉がつけられました。
仕事での功績を称える場面や、これまでの感謝を伝える退職祝いにマッチします。
また、赤色のものを贈るとされる還暦祝いにもおすすめです。
これまでの栄光への敬意と、これからの栄光への願いを込めて贈りましょう。

2.何かを始める方への激励に

「勇敢」という花言葉は、躍動感のある赤い花びらによく似合っています。
仕事や勉強に励んでいる方や、新しく何かを始める方に贈ってみてはいかがでしょうか。
開店祝いのスタンド花に加えれば、力強い赤色が激励の気持ちを伝えてくれます。

2017-07-21 | Posted in No Comments » 

 

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