キキョウ

「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ

花で作ったハート
今回は、恋人や妻・夫に贈りたい愛が伝わる花言葉をご紹介します。
心では「大好き」や「愛している」と思っていても、なかなか相手に伝えられていない方も多いのでは。
そんな時は、花言葉に気持ちを託して伝えてみませんか?

大切な相手の誕生日結婚記念日、付き合って1年記念日、プロポーズなどの特別な場面でプレゼントできる花の種類をご紹介します。

愛が伝わる花言葉を持つ花一覧

花束
まずは、一覧で花の名前をご紹介します。

  • 赤バラ
  • カーネーション
  • ブルースター
  • 赤いアネモネ
  • マトリカリア
  • ストック
  • 赤いチューリップ
  • ひまわり
  • アスチルベ
  • キキョウ
  • アイビー
  • ピンクの胡蝶蘭

それぞれの花の特長や詳しい花言葉は、後からご紹介します。

▼「ありがとう」を花で伝えたい方はこちらも合わせてご覧ください。


「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ

「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ

花言葉に「感謝」・「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。

▼友情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら


「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ

「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ

部活やチームの友達など、友人に贈りたい花言葉を持つ花をご紹介。

赤バラ

赤バラ

  • 赤バラの花言葉:「愛情・あなたを愛しています・情熱・美」など
  • 科・属:バラ科・バラ属
  • 和名:薔薇
  • 出回り時期:1年中

愛情を表現できる花として、有名な赤バラ。
花にはさまざまな種類がありますが、赤バラが最も有名といっても、間違いではないかもしれません。
日本のドラマやアニメの中でも、恋人に渡すシーンが多い赤バラですが、世界的に見ても赤バラは恋人に贈られることが多いようです。

特に2月14日のバレンタインデーは、世界でもっとも赤バラが贈られる日とされています。
日本ではバレンタインデーにチョコレートを渡すことが多いですが、世界的に見ると花(特に赤バラ)をプレゼントすることが多く、フラワーバレンタインとも呼ばれています。
赤薔薇
そんな赤バラの花言葉は「愛情」や「あなたを愛しています」などがあります。
赤く美しい花びらが重なった上品な見た目だけでなく、花言葉も「愛」を伝えるにはぴったりな花ですね。
大好きな相手に赤バラをプレゼントして、いつもは恥ずかしくて言えない気持ちを伝えてくださいね。

また、バラには花言葉だけでなくプレゼントする本数でも意味があることをご存じですか?
バラの本数までこだわりたい方は、プレゼントする本数で変わる意味もチェックしてみてください。


薔薇(バラ)の花言葉と本数の意味とは?

薔薇(バラ)の花言葉と本数の意味とは?

バラは花言葉以外に贈る本数によって意味が異なります。プレゼントする際は、チェック!

ちなみに赤バラは「赤バラ=愛」や「赤バラ=ロマンチック」というイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、合わせる花やデザインによっては、違った雰囲気にすることもできます。
赤バラを使って相手のイメージに合わせた花束やフラワーアレンジメントにしたい時は、お花屋さんに相談するのもおすすめです。

「愛」という花言葉を持った赤バラをプレゼントしたいと思った方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。

 

カーネーション

カーネーション

  • カーネーションの花言葉:「無垢で深い愛・純粋な愛情」など
  • 科・属:ナデシコ科・ナデシコ属
  • 和名:和蘭撫子(オランダナデシコ)
  • 出回り時期:1年中

モコモコとしたシルエットが、かわいらしいカーネーション。
カーネーションには、母の日のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、カーネーションは母の日以外にも、たくさんのフラワーギフトに活用されています。

丸みのある優しい雰囲気のカーネーションは、メインの花を引き立たせる脇役になったり、フラワーギフトで大きな花と花の隙間を埋めてより華やかにしたりします。
もちろんカーネーションを花束やフラワーアレンジメントのメインにすることもありますが、さまざまな花と相性が良く、花のサイズも豊富なため脇役としても多く選ばれているのです。
そのため相手の好きな花の種類で花ギフトを作った後、愛情に関係する花言葉を持った花を足したい時はカーネーションがおすすめです。
きっと先に選んでいた花ともカーネーションが馴染んで、素敵なフラワーギフトになると思います。

カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛・純粋な愛情」などがあります。
この「無垢で深い愛・純粋な愛情」という花言葉の由来は、十字架にかけられたキリストが処刑された時に、聖母マリアの涙の後からカーネーションが咲いたからという言い伝えからといわれています。
カラフルなカーネーション
ちなみに、カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛・純粋な愛情」ですが、カラーバリエーションが豊富なカーネーションは色ごとに花言葉が異なります。

  • 赤のカーネーションの花言葉:「母への愛・熱烈な愛・愛を信じる
  • 濃い赤色のカーネーションの花言葉:「欲望・心の哀しみ
  • 白のカーネーションの花言葉:「純潔の愛・尊敬・あなたへの愛情は生きている
  • ピンクのカーネーションの花言葉:「温かい心・感謝・気品・上品・美しい仕草
  • 紫色のカーネーションの花言葉:「気品・誇り
  • オレンジ色のカーネーションの花言葉:「純粋な愛・清らかな慕情・あなたを愛します
  • 青色のカーネーションの花言葉:「永遠の幸福
  • 黄色のカーネーションの花言葉:「美・友情・嫉妬・侮辱

花言葉にこだわってプレゼントしたい時は、濃い赤色のカーネーションと黄色のカーネーションを避けた方が良いかもしれません。
一方で色ごとの花言葉ではなく、カーネーション全体の花言葉を伝えたいという場合は、どの色のカーネーションを贈っても問題ないでしょう。

ただ、伝えたい花言葉が伝わるように、メッセージカードに花言葉を書いておくか、渡すときに直接伝えるのがおすすめです。
紹介したように、花によって花言葉は色ごとに異なることも。
また赤のカーネーションが「母への愛・熱烈な愛・愛を信じる」のように、同じ色の花でも複数の花言葉を持っている場合もあります。
伝えたいと思った花言葉が正しく伝わるように、工夫できるといいですね。

カーネーションをプレゼントしたいと思った方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。

 

ブルースター

ブルースター

  • ブルースターの花言葉:「幸福な愛・信じあう心」など
  • 科・属:キョウチクトウ科・ルリトウワタ属
  • 和名:瑠璃唐綿(ルリトウワタ)
  • 出回り時期:1年中※流通が多くなるのは3月~5月

ブルースターは名前の通り、青く星のような形をした花です。
そのため爽やかな雰囲気や、ブルー系の色合いでまとめたいという方にもおすすめです。
かわいらしい見た目ですが、ふわふわとした雰囲気ではないため男性にも贈りやすい花でもあります。
夫や彼氏に「大好き」を伝える花を贈りたいという方は、ブルースターを花束やフラワーアレンジメントに入れてみてください。

花の大きさが小さいので、花ギフトの脇役になることもありますが、ブルースターはメインになることもあります。
かすみ草とブルースターを合わせた花束は、ナチュラルな雰囲気で結婚記念日や誕生日などのお祝いの日だけでなく、日常のちょっとした愛を伝えるときにもおすすめです。
カスミソウとブルースター
ちなみに海外では、男の子の誕生を祝うときにブルースターが贈られているそう。
そしてサムシングブルーということで、結婚式にもブルースターはよく使われています。
サムシングブルー(something blue)は、結婚式の中に何か青いものを取り入れると幸せになるというおまじないの1つです。

ブルースターの花言葉の1つである「信じあう心」は、青い色が聖母マリアを象徴する色とされ、信仰する誠実な心が由来しているといわれています。
また「幸福な愛」は先にご紹介したサムシングブルーから、付けられたという説があります。

赤いアネモネ

赤いアネモネの花言葉

  • 赤いアネモネの花言葉:「君を愛す・真実」など
  • 科・属:キンポウゲ科・アネモネ属
  • 和名:牡丹一華(ボタンイチゲ)・花一華(ハナイチゲ)
  • 出回り時期:1月~4月・11月~12月※流通が多いのは10月~4月

アネモネはカジュアルでかわいらしい雰囲気の花束や、フラワーギフトによく活用されています。
アネモネの花びらのように見えるのは、実はガクという部位で、花びらはありません。
花びらがないと聞くと、驚きですが見た目は写真のように華やか。
ガクが花びらのように見えているため、花びらがないことは花をプレゼントするにはあまり関係ないことかもしれません。

赤いアネモネの花言葉は「君を愛す・真実」などがありますが、その由来はアネモネの情熱的な色から付けられたといわれています。
赤が好きな方に贈る時や、はっきりとした鮮やかな色合いでまとめたい時にプレゼントするのは、特におすすめです。
アネモネの切り花
このように赤いアネモネには、恋人や妻・夫に贈りたい素敵な花言葉がありますが、アネモネ全体には悲しい花言葉を持っています
アネモネ全体の花言葉は「恋の苦しみ・見捨てられた・消えゆく希望」などのネガティブな花言葉があります。
この悲しい花言葉の由来は、さまざまな説があります。
1つはギリシャ神話に由来していると言われています。

愛と美の女神であるアフロディーテに、キューピッドが誤って放った恋の矢が刺さり、アドニスという美青年に恋してしまいました。
アフロディーテの恋人である、戦いの神であるアレスは嫉妬でイノシシに変身し、アフロディーテと狩りをしているアドニスを襲いました。
イノシシに襲われたアドニスは亡くなり、彼の血からアネモネという花が咲きました。

ご紹介したように、アネモネ全体には少し怖い花言葉もあります。
花言葉から赤いアネモネを贈りたいと思った際は、「君を愛す・真実」という花言葉があるから選んだということが伝えられるといいですね。

マトリカリア

マトリカリア

  • マトリカリアの花言葉:「深い愛情・集う喜び・楽しむ心」など
  • 科・属:キク科・ヨモギギク属(タナセツム属)
  • 和名:夏白菊
  • 出回り時期:1年中

かわいらしい白い花を咲かせる、マトリカリア。
花束やフラワーアレンジメントの脇役として、選ばれることのある花です。
花ギフトに小さくナチュラルなマトリカリアの花が入ると、全体が柔らかな雰囲気になったり、白い花色が全体を明るくしたりします。
そのため、特に女性や子供へのプレゼントにおすすめです。

マトリカリアの「集う喜び・楽しむ心」の由来は、たくさんの小さな花が寄り添って、会話をしているように咲くためといわれています。
花束やフラワーアレンジメントでマトリカリアを使う場合は、たくさん花を使いたいですね。

またマトリカリアは繊細で、か弱そうな花に見えますが、しっかりお手入れをすれば長く花を楽しむことができます。
葉が傷んでしまうことが多いので、大きい葉は先に取り除いてしまうことがおすすめです。

カモミールの花
カモミールの花

ちなみにマトリカリアは、よくカモミールと似ていると、思う方が多いようです。
確かにどちらも白くかわいらしい花のため、迷ってしまうこともあるのかもしれません。
そこで、マトリカリアとカモミールの違いを紹介します。
最も見分けやすいポイントは、葉の形です。
マトリカリアは葉が太くギザギザとした形ですが、カモミールは細く繊細な葉をしています。

  • マトリカリア:葉が太くギザギザとした形
  • カモミール:葉が細く糸のような形

かわいらしい花に注目してしまいがちですが、葉にもそれぞれ個性があるので、チェックしてみてください。

ストック

ストック

  • ストックの花言葉:「愛情の絆・豊かな愛・永遠の美・求愛」など
  • 科・属:アブラナ科アラセイトウ属
  • 和名:紫羅欄花(アラセイトウ)
  • 出回り時期:1月~4月・11月~12月※流通が多いのは2月~3月

季節感がありかわいらしい、ストック。
花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花だけでなく、鉢植えや花壇でも見かける花です。
春の花として有名なため、季節感を大切にしたいという方は特におすすめです。

ストックはパステルカラーが多いですが、はっきりとした色も流通しています
ピンクや白、クリーム色、紫などさまざまな色があるのも、嬉しいポイント。
他に合わせる花に色を合わせたり、相手のイメージに合わせて贈ったりすることもできます。
花壇のストック
甘い香りが楽しめるストック。
「愛情の絆・豊かな愛・永遠の美・求愛」などの花言葉も魅力ですが、香りが良いことも魅力です。
そのためストックは、花の香りを楽しみたいという方へのプレゼントにもおすすめ。
ストックは、枝分かれしたタイプよりもスタンダード(枝分かれしていない)タイプのほうが香りが強い傾向があります。
また、一重咲きよりも八重咲きの方が香りが強いといわれています。
お花屋さんでストックを見かけた際や、プレゼントにストックを選ぶ際は参考にしてください。

「愛情の絆」という花言葉は、少し悲しいロマンチックな物語が由来といわれています。

昔、ある国の姫が敵国の王子と恋に落ちました。
しかし、ふたりの関係が姫の父親に知られてしまい、姫は城から出られなくされてしまいました。

そこで姫にどうしても会いたい王子は、ロープを使って会うことにしたのです。
夜中、王子が城の屋上にロープを投げ入れ、姫がそのロープを使って降りてくる作戦を立てましたが、ロープが途中で切れて姫は転落し亡くなってしまいました。

神様は哀れみ、姫を花に変えたのです。
その花が「ストック」だったといわれています。

赤いチューリップ

赤いチューリップ

  • 赤いチューリップの花言葉:「愛の告白・真実の愛」など
  • 科・属:ユリ科・チューリップ属
  • 和名:鬱金香
  • 出回り時期:1月~3月・12月※流通が多いのは2月~3月

春を代表する、チューリップ。
チューリップはお花屋さんだけでなく、花壇などでも見かけることもあるかと思います。
さらにチューリップは生花だけに限らず、雑貨のモチーフになっていたりスマートフォンの絵文字にもなっています。
そのため花に関わりがない方でも、チューリップは親しみのある花の1つかと思います。

他の花にはない、つぼんだ花の形がかわいらしく、女性を中心に特に人気があります。
その特徴的なチューリップの形を目立たせるように、グリーン(葉もの)とチューリップだけを合わせて花束にするのも人気があります。
他にも、春の花をたくさん集めてチューリップをわき役にすることも。
花ギフトにチューリップを使う方法はさまざまあるので、贈る相手に合わせてデザインを決めてみてください。
チューリップ
また、チューリップは香りが強い品種が少ないため、花の香りが苦手という方にもおすすめです。
もし「花の香りも楽しみたいけど、チューリップを贈りたい」という方は、先に紹介したバラやストックなど香りの良い花を合わせると良いでしょう。

ちなみに、赤のチューリップは「愛の告白・真実の愛」などの花言葉があるため、プロポーズなどでも選ばれているようです。
プロポーズは赤バラのイメージが強いですが、赤バラが少し照れくさいという方や、季節感のある花でプロポーズしたいという方は、赤のチューリップがおすすめです。
▼「ありがとう」を花で伝えたい方はこちらも合わせてご覧ください。


「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ

「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ

花言葉に「感謝」・「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。

▼友情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら


「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ

「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ

部活やチームの友達など、友人に贈りたい花言葉を持つ花をご紹介。

ひまわり

ひまわり

  • ひまわりの花言葉:「愛慕・あなたを見つめる」など
  • 科・属:キク科・ヒマワリ
  • 和名:向日葵・日輪草
  • 出回り時期:6月~9月※流通が多いのは7月~8月

夏の花の代表である、ひまわり。
あまり花の種類を知らない方でも、知っていることも多いひまわり。
夏らしいデザインの花束やフラワーアレンジメントを、プレゼントしたいと思っている方にもおすすめです。

見ているだけで元気になれそうな、パッと咲いた花姿と明るい黄色が特徴的です。
太陽のようにも見えるひまわりは、男性・女性問わず人気があります
そんなひまわりには「愛慕・あなたを見つめる」などの花言葉があります。
ロマンチックで、愛を伝えるにはぴったりなものばかり。
そのため、先に紹介した赤バラや赤いチューリップと同じように、ひまわりもプロポーズで贈られることもあるようです。
ひまわり
ちなみにひまわりの中心部分は大きく分けて、こげ茶系などのブラウン系と黄緑などのグリーン系があります。
中心の色がブラウン系のことを黒目(芯黒)と呼び、グリーン系のことを白目(芯白)と呼んでいます。
黒目は、黄色の花びらとのコントラストが美しいフラワーギフトにすることができます。
そして白目は、全体が明るいイメージになります。
プレゼントする恋人や妻・夫のイメージに合わせて選んでみてください。

アスチルベ

アスチルベ

  • アスチルベの花言葉:「恋の訪れ・自由」など
  • 科・属:ユキノシタ科・チダケサシ属(アスチルベ属)
  • 和名:泡盛草
  • 出回り時期:3月~6月

小さな花が集まって、フワフワとした雰囲気のアスチルベ。
この穂状の姿は個性的で、アスチルベならでは。
繊細でフワフワとした姿は、花束やフラワーアレンジメント全体を柔らかく、ソフトな雰囲気にしてくれます。
洋風なテイストにも、和風なテイストにも相性がいいため、さまざまな花と一緒に幅広いデザインを作ることができます
淡い色のアスチルベ
アスチルベは、比較的脇役として使われることが多い花です。
濃い色のアスチルベもありますが、淡い色のものを選べばメインの花をより美しく引き立てることも。
メインの花を目立たせたい時に、特に淡い色のアスチルベを選ぶのはおすすめです。

ちなみにアスチルベの旬の時期は、初夏です。
夏の雰囲気に合わせて、ブルーに染めた種類も販売されています。
実際に青い色の品種はないのですが、インクを吸わせたりスプレーで色を付けることによって、青や水色にしています。
この色を染めているアスチルベは、お花屋さんによって販売されていないこともあるので、プレゼントしたい時は事前にお花屋さんに販売しているか確認することが大切です。

キキョウ

キキョウ

  • キキョウの花言葉:「変わらぬ愛・誠実・気品」など
  • 科・属:キキョウ科・キキョウ属
  • 和名:桔梗
  • 出回り時期:6月~7月

キキョウは、室町時代から観賞用の花として知られてきました。
古くから日本で親しまれてきた花の1つです。
また、キキョウは秋の七草の1つでもあります。

そんなキキョウは、花束やフラワーアレンジメントなどで使われるだけではなく、生け花でも使われています。
キキョウは和の雰囲気に合っており、落ち着いた美しさを楽しむことができるでしょう。
キキョウの花
開花した花は3枚~6枚で、5枚の花びらのものは星のように見えるのもポイント。
その花姿からキキョウは、七夕の贈り物としても選ばれています。
織姫と彦星が出会う7月7日に、「変わらぬ愛」という花言葉を持つキキョウを贈るのも良いですね。

また開花している時は分からないですが、キキョウはつぼみもかわいらしく、花ギフトのポイントになります。
袋状になっているキキョウのつぼみは、風船のよう。
その様子から英名で、balloon flower(バルーンフラワー)と付けられています。
そのぷっくりと膨らんでいるつぼみが、パッと咲く様子は特にかわいらしいです。
キキョウをプレゼントする時は、開花したものだけではなく、つぼみも入れるのがおすすめです。

キキョウの「変わらぬ愛・誠実」などの花言葉の由来は、さまざまな説がありますが女性の名前が関係しているものがあります。
花言葉の由来は、戦争から帰らぬ夫を待ち続けた若い娘の名前が「桔梗(ききょう)」だったためといわれています。
ほかにも、その夫の帰りを待っていた娘の家紋が「キキョウ」だったなどという説もあります。

アイビー

アイビー

  • アイビーの花言葉:「永遠の愛・結婚・誠実」など
  • 科・属:ウコギ科・キヅタ属
  • 和名:西洋木蔦
  • 出回り時期:1年中

花ではありませんが、素敵な花言葉を持っているのでアイビーも紹介させてください。

アイビーは花束やフラワーアレンジメントなどで使われている、ポピュラーな葉もの(グリーン)です。
アイビーはとても長持ちします。
しっかり水が足りていれば、約1ヶ月以上たってもきれいな緑を観賞することができます。
約1ヶ月経つと、自然と根が出ていることも
生命力が強く、お手入れを頻繁にしなくても丈夫に育ってくれるのです。
根が出たアイビーはそのまま花瓶で飾ることもできますが、土に植えるとさらに長く観賞することができます
アイビーを使ったアレンジメント
アイビーの葉の形は、ハートに見えることも。
「永遠の愛」という花言葉にぴったりですね。
ちなみに、「永遠の愛」という花言葉は生命力が強く、絶え間なく伸びていく様子が人との繋がりが切れない様子と重なることが由来しているといわれています。

また、アイビーはツルに弾力があるため、花ギフトに動きをあたえることもできます。
アレンジメントの花器に使うバスケットの取っ手に巻き付けると、おしゃれな雰囲気に。
花をより美しく見せるためにも、花にはできない動きを付けるためにもアイビーを入れるのはおすすめです。
アイビーはいろいろな花と相性がいいため、デザインを選ばずに組み合わせることができます。

ピンクの胡蝶蘭

ピンクの胡蝶蘭

  • ピンクの胡蝶蘭の花言葉:「あなたを愛しています」など
  • 科・属:ラン科・コチョウラン属
  • 和名:胡蝶蘭
  • 出回り時期:1年中

胡蝶蘭は鉢植えが有名ですが、切り花としても流通しています。
花持ちが良く、長く観賞できます
そのため誕生日などの特別なお祝いの日だけでなく、そのあとも花を飾っておくことができます。
さらに胡蝶蘭は高級感があり上品な花なので、ホテルやレストランなどのフォーマルな場でプレゼントを渡すときにおすすめです。
また、結婚10年目や60歳の誕生日など、節目のタイミングにも胡蝶蘭はぴったり
ピンクの胡蝶蘭
「あなたを愛しています」という花言葉は、胡蝶蘭の学名「Phalaenopsis aphrodite」に由来しているといわれています。
胡蝶蘭の学名は「Phalaenopsis aphrodite」で、愛と美の女神であるアフロディーテ「aphrodite」という名前が使われています。
愛を伝えるのに、ぴったりな花言葉ですね。

胡蝶蘭についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。


魅力満点・胡蝶蘭~お祝いにぴったりなお花~

魅力満点・胡蝶蘭~お祝いにぴったりなお花~

胡蝶蘭の魅力やお世話のポイントをまとめています

最後に

花束
今回は「大好き」や「愛情」、「恋」にまつわる花言葉を持った花の種類をご紹介しました。
彼女・彼氏に贈るプレゼントや、妻・夫に贈るプレゼントにおすすめです。
ただ花言葉は、1つの花でも複数ある場合があるので、伝えたい花言葉が伝わるようにする必要があります。
相手に花ギフトを渡すときに花言葉を伝えたり、メッセージカードに書いたりすれば、伝えたい花言葉がしっかり伝わると思います。

「あなたを愛しています」と、恥ずかしくて言えない方も「プレゼントした、ピンクの胡蝶蘭の花言葉は『あなたを愛しています』なんだって。」や「ピンクの胡蝶蘭の花言葉は『あなたを愛しています』だから、プレゼントに選んだよ。」などは言いやすいのでは。
花の力を借りて、大事な気持ちを伝えてくださいね

また、プロポーズで花を贈りたいと思っている方にもおすすめです。
プロポーズで、花束やフラワーアレンジメントが用意してあるだけでも素敵な演出に
加えて、プレゼントの花の花言葉が「愛」にまつわる種類なら、よりロマンチックで忘れられない思い出になりそうです。

大切な気持ちを伝える花ギフトを注文したいという方は、花キューピットのサイトをチェックしてみてください。
30文字程度で無料のメッセージカードもお付けできます。
ぜひご利用ください。

「感謝・ありがとう」に関する花言葉を持った花の種類が知りたい方は、こちらも合わせて、ご覧ください。
卒業や退職祝いにもおすすめです。


「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ

「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ

花言葉に「感謝」・「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。

▼友情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら


「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ

「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ

部活やチームの友達など、友人に贈りたい花言葉を持つ花をご紹介。

花キューピットでは、愛が伝わる花ギフトを販売中です。
気になった方はサイトをチェック。

 

 

2023-08-14 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

2023年(令和5年)今年の敬老の日はいつ?|過ごし方・すること・ギフトにおすすめの和風な花の種類も掲載

孫とおばあちゃん
9月は祝日が2回!
今回はその祝日の1回である、敬老の日についてご紹介します。
敬老の日の日程や過ごし方について知って、おじいちゃん・おばあちゃんに感謝を伝えてくださいね。

2023年(令和5年)今年の敬老の日はいつ?

今年、2023年の敬老の日は9月18日(月)です。
敬老の日があることで、今年は9月16日(土)~9月18日(月)までが3連休になります。

敬老の日を合わせて3連休になるため、実家に帰省するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
感染症の影響で、最近はなかなか祖父母に会えていなかったという方もいらっしゃるはず。
マスクや手指消毒などの基本的な感染対策のもと、今年はおじいちゃん・おばあちゃんに会いに行ってもいいかもしれませんね。

敬老の日は、おじいちゃん・おばあちゃんに感謝をする日。
直接会って「いつもありがとう」を伝えるのも、素敵な過ごし方になりそうです。

今年の9月の祝日(3連休)シルバーウィークは?

今年の9月の祝日(3連休)シルバーウィーク
今年、2023年の9月の祝日は9月19日(月)に敬老の日、9月23日(土)に秋分の日となるため、3連休が1回あるということになりそうです。
そのため、シルバーウィーク(5連休)というわけではないようです。

敬老の日から秋分の日の間となる、19日(火)から22日(金)までを有給にすれば9連休にすることも可能です。
ただ4日間連続で休みを取るというのは、難しい方が多いのではないでしょうか。
そのため、多くの方は3連休を1回楽しむということになりそうです。

敬老の日と秋分の日はどんな日?

孫とおじいちゃん
ちなみに皆さまは、9月の祝日である敬老の日と秋分の日がどんな日であるかご存知でしょうか。
敬老の日と秋分の日は、国民の祝日に関する法律で以下のように定められています。

敬老の日

多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。

すなわち、おじいちゃん・おばあちゃんに日頃の感謝を伝えるとともに長生きしてくれたことをお祝いする日と、考えれば良いかもしれませんね。
おじいちゃん・おばあちゃんに「いつもありがとう」の気持ちを込めて、プレゼントを贈ったり会いに行ったりすると、良いのではないでしょうか。

秋分の日

祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。

秋分の日は昼の長さと夜の長さが同じ日とされていて、季節上の区切りの1つという意味で祝日に採用されたのだそうです。
3月にある春分の日も昼と夜の長さが同じで、同様の意味があります。

ちなみに他の祝日とは違い、春分の日と秋分の日は法律で具体的な日程が決まっていません。
日にちを決めているのは、国立天文台になります。

敬老の日は毎年変わる?

プレゼントを開けようとするおばあちゃん
敬老の日は、毎年9月の第3月曜日に決められています。
そのため毎年、敬老の日の日程が違います。

もともと敬老の日は2002年(平成14年)まで9月15日とされていました。
しかしハッピーマンデー制度によって、2003年(平成15年)から9月の第3月曜日に変更されました。

ハッピーマンデー制度とは、国民の祝日の一部をもともと決まっていた日付から特定の月曜日に移動させることで、3連休以上の期間を増やすことを目的として作られた制度です。

2003年からは敬老の日が9月の第3月曜日になったことによって、敬老の日を含む土日は必ず3連休以上になるということになりました。

5年分の敬老の日の日程一覧

ここでは、5年分の敬老の日の日程をご紹介します。

毎年、日程が変わってしまう敬老の日。
うっかり忘れてしまうことがないように、チェックしておくことが大切です。

敬老の日の過ごし方・やること

さて、ここからは敬老の日の過ごし方についてご紹介したいと思います。
敬老の日にどんなことをしたらいいか迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

直接、祖父母に会いに行く

おじいちゃんの肩をもむ孫
今年、2023年は久しぶりに行動制限のない敬老の日を迎えることができそうです。
そこで、敬老の日にはおじいちゃん・おばあちゃんに直接会いに行くのはいかがでしょうか。

ここ数年は、なかなか祖父母と会えていなかったという方も多いはず。
顔を見て大切な人と話したり、手を取り合ったりできることの素晴らしさを改めて知ることができそうですね。

敬老の日に帰省を考えている方は、おじいちゃん・おばあちゃんの肩を揉んであげたり、背中をさすったりと、対面しないとできないことをしながら過ごすのはいかがでしょうか。
おじいちゃん・おばあちゃんに料理を作ってあげたり反対に手料理をご馳走になったり、特別な家族の時間を過ごすことができそうです。

電話をする

電話をする女性
久しぶりに行動制限のない敬老の日を迎えられそうですが、コロナウイルスの感染者が増加しているのも事実。
「おじいちゃん・おばあちゃんが、もし感染してしまったら……」と、考えると直接会いに行くのは、怖いという方もいらっしゃると思います。

ただ敬老の日には、自分の声で「いつも、ありがとう」という気持ちを伝えたいですよね。
そんな時は、おじいちゃん・おばあちゃんに電話をするのはいかがでしょうか。

自分の子供や孫の声を聞くことができれば、おじいちゃんとおばあちゃんも喜んでくれるはずです。
また電話することによってメールとは違い、家族でしか通じないものの言い方や、方言なども伝わり優しい気持ちになれるかもしれませんよ。

おじいちゃん・おばあちゃんに電話をする時は、なるべく大きな声でゆっくりと話すことを意識すると良いでしょう。
年を重ねると、耳が聞こえにくくなることも。
はっきりと大きな声でゆっくり伝えることによって、相手は随分と聞き取りやすくなるはずです。
顔を見たりジェスチャーを見たりすることができない電話で気持ちを伝える時は、声の大きさやスピードに注意すると良いと思います。

プレゼントを贈る

敬老の日にプレゼントをする
おじいちゃん・おばあちゃんにありがとうの気持ちを伝えるため、プレゼントを贈る方は多いようです。

プレゼントをもらうタイミングは大人になると、なかなか少ないものではないでしょうか。
1年でプレゼントをもらうのは誕生日くらいかもしれません。
人によってはクリスマスなどもあるかもしれませんが、人からプレゼントをもらうという機会は、発表会やご褒美などのタイミングが子供の頃に比べて少なくなるかと思います。

敬老の日にもらうことが少なくなったプレゼントを贈れば、きっと喜んでもらえるはず。
自分のことを考えてくれていると、嬉しくなる方もいらっしゃると思います。

また、「おじいちゃんのプレゼントは、どうしようかな」と迷ったり「おばあちゃんは、これが好きって言ってたな」と思い出したり、プレゼントを買うまでの間も楽しめますよね。

大好きなおじいちゃん・おばあちゃんが喜んでくれるプレゼントを探せるといいですね。
敬老の日のプレゼントに人気な、和風で美しい花の種類についてはこちらでご紹介しています。
気になった方は和風で美しい花をチェック

▼敬老の日の花ギフトをみてみる
敬老の日 花のギフト・プレゼント特集2023

手紙を送る

孫が描いた似顔絵
電話やメールなどで簡単にやり取りが出来る時代だからこそ、手紙を送るのも喜ばれるかもしれません。
敬老の日に、手紙を書くこともおすすめです。

普段思ってはいるけれど、なかなか恥ずかしくて伝えられない日頃の感謝や、想いをずっと伝えられていなかった特別な気持ちを手紙にしてみるのはいかがでしょうか。
孫(子供)がまだ小さい場合は、似顔絵を描くのもおすすめです。

ちなみに2021年10月以降、郵便局ではサービス内容が変更になりました。
そのため手紙などの郵便物は、土曜日・日曜日・休日は配達を中止しています。
お届け予定日は宛先によって異なりますが、差出日の翌々日以降となっているようです。
そのため速達などで送らない限り、敬老の日当日に手紙を届けることは難しそうです。

手紙を届けるなら、敬老の日の前の週の木曜日や金曜日に届けられるように余裕を持って手紙を出す方がよさそうですね。

手紙の例文が見たい方はこちら
敬老の日に手紙を書きたいをご覧ください。

写真・アルバムを贈る

孫の写真を使ってアルバムを作成
孫の成長がわかる写真や、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に孫が遊んでいる時の写真など、敬老の日に写真を贈るのも良いかと思います。
今までの写真をアルバムにして、プレゼントする方もいらっしゃるそうです。

写真を見ながら「この時は楽しかったなー」と思ったり「またここに行きたいな」と、思い出を巡ることができそうですね。

食事に行く

レストランで食事をする祖父母
敬老の日に、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に食事をするという方もいらっしゃいます。
日頃の感謝を込めて、ちょっと特別な高級料理を食べに行くのも良いかもしれません。

店を決める際は料理はもちろんですが、駅からの距離などアクセスもチェックできると良いと思います。
おじいちゃん・おばあちゃんの中には、足腰が悪く長時間は歩くことが難しいという方もいらっしゃるはず。
できることなら店の中にエレベーターがあるかや、階段が急すぎないかなども調べられると良いですね。

和風で美しい花

ここからは敬老の日のプレゼントにぴったりな、和風で美しい花の種類についてご紹介したいと思います。
敬老の日に、花束やフラワーアレンジメントをプレゼントしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

ユリ

和風な花ユリ

  • 科・属:ユリ科・ユリ属
  • 学名:Lilium
  • 花言葉:「純粋・無垢」など
  • 花色:白・ピンク・オレンジ・緑・黄色

可憐で大きく、堂々とした姿が美しいユリ。
ユリは、敬老の日のプレゼントによく選ばれています。
洋風な花束やフラワーアレンジメントに使われることもありますが、ユリは和風なフラワーギフトにもよくあしらわれています。

品種によって異なりますが、ユリは香りが強いものが多く、「ユリの香りが好き」という方も多くいらっしゃいます。
見た目が美しく存在感があるだけではなく、香りも楽しませてくれることがユリの大きなポイントです。

また花に注目してしまいがちですが、ユリの葉には動きを作り出すことができます。
花と葉を一緒に使うことによって、花束やフラワーアレンジメント全体が動きのあるデザインにすることができるのです。

りんどう

和風な花りんどう

  • 科・属:リンドウ科・リンドウ属
  • 学名: Gentiana scabra
  • 花言葉:「勝利・正義」など
  • 花色:青・紫・ピンク・水色

古くから日本で愛されており、秋を代表する花の1つであるりんどう。
敬老の日が近づくと、お花屋さんでりんどうがたくさん飾られます。
りんどうは、敬老の日の王道のプレゼントと、言ってもいいほど人気があるのです。

りんどうが敬老の日に選ばれる理由は、昔からりんどうの根が漢方として使われていたことが関係しています。
そこから健康面に良いという理由で、いつまでも元気でいてほしいおじいちゃん・おばあちゃんに贈られるようになりました。
加えてりんどうの花色は、徳高く高貴と言われる紫色
おじいちゃんとおばあちゃんに、尊敬の気持ちを花の色で伝えることができるとも言われています。

りんどうについて、もっと知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。
▼りんどうの名前の由来や花言葉について掲載中


りんどうとほおずき

りんどうの花の季節や花言葉、名前の由来など|敬老の日になぜ贈られる?

りんどうの基本情報を紹介中

ワレモコウ

和風な花ワレモコウ

  • 科・属:バラ科・ワレモコウ属
  • 学名: Sanguisorba officinalis
  • 花言葉:「感謝・変化」など
  • 花色:赤・茶色

風に揺れる様子は、どこか儚げで風情を感じることができる、ワレモコウ。
日本の秋を代表するような花として花束やフラワーアレンジメントだけではなく、生け花などでも人気が高い花です。

他の花とは違った花姿をしているため、ワレモコウが入るとフラワーギフトの良いアクセントの1つになります。
いくつも枝分かれして茎の頂点に穂状の花をつけているため、フラワーギフト全体にボリュームを持たせたり、空間や広がりを持たせることができます。

ちなみに、ワレモコウという名前の由来はさまざまな説があります。
「我もこうありたい」という願いをつけて名付けられたという説や、木瓜文 もっこうもんを割ったように見えることからという説などがあります。

キキョウ

和風な花キキョウ

  • 科・属:キキョウ科・キキョウ属
  • 学名:Platycodon grandiflorus
  • 花言葉:「永遠の愛・気品・誠実」など
  • 花色:紫・白

家紋などでも使われる、キキョウ。
日本に古くから馴染みのある花で、秋の七草の1つとしても親しまれています。
室町時代頃から観賞用として愛されているほど歴史のある花であり、フラワーギフトの他に生け花の花材としても選ばれることがあります。

星型に咲く花は和の雰囲気にぴったりで、和風な花束やフラワーアレンジメントを贈りたいという方や、和室に花を飾りたいという方にも人気があります。

キキョウで特徴的なのは開花した時だけではなく、蕾の形も個性的です。
キキョウの蕾は、風船が膨らんでいるような形をしています。
そのため英語でキキョウは「Balloon flower」と呼ばれています。
敬老の日にキキョウを贈ろうと思っている方は、開花したものだけではなく、蕾も入れてみるとかわいらしいプレゼントになるかもしれませんよ。

▼敬老の日の花ギフトをみてみる
敬老の日 花のギフト・プレゼント特集2023

敬老の日に手紙を書きたい

敬老の日に手紙を書く方や、ちょっとしたメッセージカードをプレゼントに添える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは敬老の日の手紙を書くときに役立つ例文を掲載した記事を紹介します。

▼孫が書く時や義母・義父に贈る時など相手別・関係別の例文を掲載しています。


敬老の日

敬老の日に贈るメッセージ例文~感謝・お祝いの言葉~

メッセージの例文を掲載中

▼英語でおしゃれに手紙を書きたいときはこちら


敬老の日

敬老の日に最適!英語のメッセージ例・手紙の書き方ポイント

英語でメッセージを書きたい時の参考に。

今回は敬老の日の日程やどう過ごすか、また敬老の日にぴったりな和風で美しい花の種類についてご紹介しました。
おじいちゃん・おばあちゃんに感謝の気持ちが伝えられる敬老の日になることを願っております。

ちなみに花キューピットでも、ご紹介したユリやりんどうなどを使った花束やフラワーアレンジメントをご用意しております。
敬老の日に花のプレゼントを贈りたいと考えている方は、ぜひサイトをのぞいてみてください。
おじいちゃん・おばあちゃんを笑顔にする、花の贈り物をお届けいたします。

 

 

 

2022-08-22 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

七夕っていつ?七夕におすすめの花の種類と花言葉|物語・由来、笹を使う理由も紹介

笹の葉に短冊を飾るる女性
今回は七夕についてご紹介します。
七夕に最適な花言葉を持った花や星・天の川に見える花の種類をご紹介します。
さらに七夕にすること一覧、短冊の色・七夕飾りの意味、七夕の織姫と彦星の話、笹に短冊を飾る理由など七夕を子供とより楽しめる情報もまとめました。
お子様と一緒に楽しめる七夕にしたい時は、ぜひ参考にしてください。
七夕にちなんだ孫や子供のプレゼントにおすすめな、おしゃれでかわいい花を飾って季節を感じよう。

七夕はいつ?

七夕を楽しむ女性
七夕は毎年7月7日です。
2022年7月7日は木曜日になります。
6月の後半になると駅やショッピングモールに、笹の葉が飾られているところを見ることも多くなりますよね。
幼稚園や小学校では、7月7日に短冊を書くというところも多いのではないでしょうか。
一般的に地域によって差がありますが、七夕は7月7日とされています。

ちなみに七夕祭りや七夕の行事などを7月7日に行わない地域では、旧暦の7月7日に行うというところが多いようです。
旧暦7月7日は8月上旬から中旬です。
子供からお年寄りまで親しまれている七夕は、奈良時代に日本へ伝わったと言われています。
奈良時代に使われていた暦は太陰太陽暦と言われる旧暦で、現在使われている太陽太陰暦と言われる新暦に直すことによって、新暦を旧暦にする際は毎年日付が変わってしまうのです。

ちなみに有名な仙台七夕まつりは、7月ではなく8月に行われている理由も旧暦の伝統行事だったためとされています。

七夕の天気は?

ご紹介したように七夕は、7月7日。
7月7日は例年は梅雨時期に重なります。
そのため、雨が降っている確率の方が多いのだそうです。

七夕の日に雨が降ってしまうと、天の川が見えなくなって少し残念な気持ちになりますよね。
実は、先にお伝えしたように暦が変わる前、旧暦の7月7日は8月上旬から中旬。
そのため、現在の七夕よりも晴れている日が多かったのだそうです。

七夕って何?

七夕を楽しむ子供
ここからは、七夕についてもっと詳しくお伝えしようと思います。
幼稚園生の小さな子供から、ご高齢のおじいちゃん・おばあちゃんまで親しみのある七夕ですが、「七夕とは何か」と聞かれるとどんな日なのか少し考えてしまうこともありますよね。
ここでは簡単に七夕とは、どんな日なのかをご紹介したいと思います。

七夕はどんな日?

七夕とは、織姫さまと彦星さまが天の川を渡り、1年に1度だけ出会える日のこと。
七夕には笹の葉に願い事を書いた短冊を飾ることが有名です。
短冊を書いたことがある方や、無事に織姫さまと彦星さまが七夕に会えるように、てるてる坊主を作ったことがある方もいらっしゃるかと思います。

そんな少しロマンチックな七夕は、五節句の1つです。
7月7日の七夕の節句(しちせきのせっく)以外の五節句は以下の通りです。
七草粥を食べる1月7日の人日の節句、桃の節句やひな祭りとも呼ばれる3月3日の上巳の節句、こどもの日とも呼ばれる5月5日の端午の節句、菊の花を飾ったり菊酒を飲んだりする9月9日の重陽の節句があります。

織姫と彦星の伝説の誕生

琴座の中で最も輝いているベガとも呼ばれる織女星は、裁縫の仕事をつかさどると言われていました。
一方、鷲座の一部のアルタイルとも呼ばれる牽牛星は、農業の仕事をつかさどる星と考えられていました。
この織女星と牽牛星が旧暦7月7日に天の川の対岸で最も光り輝いて見えることから、中国でこの日を1年に1度のめぐりあいの日と考え、七夕の物語が誕生したと考えられています。

七夕の物語

織姫と彦星の話
ここからは七夕の物語を簡単にご紹介します。
七夕は、お子さんと過ごすという方は、話題にしてもいいかもしれませんね。

美しい織物を織る「織姫」という娘がいました。
織姫はお化粧も遊ぶこともしないで、一生懸命に 機(はた)を織るまじめな性格でした。
そのため織姫が織る機は品質が良く、多くの神様から好評でした。

そんな仕事熱心な織姫を少し心配している人も。
それは、織姫のお父さんです。
自分のことよりも仕事ばかりしている娘を心配した父、天の神様は織姫に素敵なお婿さんを迎えようと考えました。
天の神様は、織姫に仕事以外でも幸せになってもらいたかったのです。

天の神様は織姫にぴったりなお婿さんの候補を探し、牛の世話を真面目に行っている「彦星」を引き合わせたのです。
2人はすぐに恋に落ち、やがて結婚することになりました。
2人はとても仲の良い夫婦でした。

織姫は幸せになり何の問題もないかと思いましたが、織姫と彦星は結婚すると仕事をしないで、2人で遊んでばかりになりました。
まじめだった織姫と彦星は、結婚すると自分の仕事をしなくなってしまったのです。

織姫が機織りをしなくなってしまったため、神様たちの衣類はすたれ、ほころび始めました。
そして彦星が牛の世話をしなくなったことで、牛は痩せ細り病気になってしまいました。

その様子を見て怒った天の神様は、それぞれの仕事をしっかりするように、織姫と彦星を天の川を挟んで東と西に引き離しました。
自分たちの仕事をするように離れ離れにされた織姫と彦星でしたが、会うことができなくなった2人は悲しみにくれて、泣いてばかりで仕事をすることはありませんでした。

そこで天の神様はまじめに働くなら、1年に1度だけ2人が会うことを許したのです。

それ以来、織姫と彦星は一生懸命に自分たちの仕事をするようになりました。
そして7月7日、七夕の日に毎年2人は再会を果たすのです。

「織姫と彦星が夫婦であることを知らなかった」という方も、いらっしゃったのでは。

ちなみに七夕の物語の中で、七夕の日に雨が降るとサギという鳥が2人を助けてくれるとも言われています。

七夕の歴史・由来

七夕の由来とは
先にお伝えしたように、七夕の日に願い事を書いた短冊を飾るという風習などは、中国から伝わってきたと言われています。

中国の「七夕伝説」や「乞巧奠(きっこうでん)」などが日本に伝わり、もともと日本にあった風習などが合わさって現在の七夕になったと考えられています。
この「乞巧奠」は中国の行事で、織姫が機を織ることが上手だったため、7月7日に女の子が機織りや裁縫が上達するように願うお祭り・行事のことです。
時代が変わるうちに機織りだけでなく、芸事や書道などの上達も願うようになったのだそうです。
「乞巧奠」の「乞巧」は「技巧を授かるよう願う、上達を願う」という意味で、「」は「神様に物を供えて祀る」という意味があります。

七夕では何をする?

七夕では何をする?
「七夕の日に何をするか」を一覧にしました。
お子さんと七夕を楽しみたいという方は、参考にしてくださいね。

短冊に願い事を書く(短冊の色の意味も紹介)

七夕には短冊を書く
七夕といえば、やはり「短冊に願い事を書く」というイメージが強いのではないでしょうか。
童謡の中に「5色の短冊」もあるように、短冊は基本的に赤・白・黄色・青(緑)・黒(紫)の5色と言われています。

短冊が5色になった理由は、中国の陰陽五行説に由来していると言われています。
陰陽五行説とは、自然界のすべてのものは火・金・土・木・水の5つにあてはめて考えることができるというものです。
願い事によって短冊の色を決めることで、叶いやすくなるとも言われているのだそう。
色の意味を一覧にしました。

・赤色(火):ご先祖様や親に感謝・目上の人に尽くす
・白(金):義務や決まり、ルールを守る
・黄色(土):人を信じる、正直な気持ち
・青(木):他人を思いやる、徳を積むこと
・黒(水):学業の向上、正しい判断をすること

短冊に願い事を書くときは、自分の願い事と色の持つ力が似ている方が叶いやすくなると、考えられているそうです。
願い事を書く時は、短冊の色にもこだわるのも、おもしろいかもしれませんね。

笹に短冊などの七夕飾りを飾り付ける

折り紙などで飾りを作って、笹に飾り付ければ華やかになりそうですね。
笹に飾るものは短冊の他にも、提灯や巾着、紙衣などの飾りが有名です。
飾りには様々なモチーフがあり、カラフルできれいですよね。
そんな笹の飾りにも、意味があると言われています。

例えば提灯は、周りを明るく照らすため魔除けの意味があると言われています。
そして、巾着は金運を高めたい時などに飾るものとされており、お金に関する願いを込めて飾られると言われています。
また紙衣には裁縫の上達や、服に困ることがないようにという願いが込められています。

七夕に関連した花を飾る

七夕花を飾る
1年で1回の行事のため、せっかくなら七夕にぴったりの花を飾るのはいかがでしょうか。
花を飾ることで季節感を感じられるだけでなく、花の種類によっては花が星形になっているものや天の川を連想できるものもあります。

自宅で笹を飾る際は大きすぎるため、プラスチックなどでできた造花を使うことが多いかもしれません。
しかし花は飾りやすいサイズ感に調整することができるため、笹よりも飾りやすいかと思います。


>>>七夕にぴったりな花の種類を見る

七夕をモチーフにした料理やデザートを作って食べる

七夕にぴったりな食事をする
お子さんと一緒に七夕を楽しむなら、天の川に見立てたそうめん料理や、にんじんを星型にくり抜いたカレーライスなどを一緒に作るのはいかがでしょうか。
型抜きをして星形にするだけで、七夕のかわいらしい雰囲気を楽しむことができますよ。
また、オクラはカットすると星形をしています。
見た目がかわいいだけではなく、オクラの旬は7月から8月と言われているので七夕にぴったりなのです。

七夕祭りに行く

七夕祭りに行く
七夕の時期は地域によって、七夕祭りを行っているところが多いです。
地域全体が七夕の飾りでカラフル・華やかになっているところも多いかと思います。
この時期にしか体験することのできない風景を、ぜひ楽しんでくださいね。

先にご紹介した通り、七夕祭りを旧暦の7月7日に行っている地域もあります。
お祭りがいつ開催されているかは、各自治体の情報でチェックしてください。

七夕におすすめなおしゃれでかわいい花の種類

ここからは、七夕に飾りたい花の種類についてご紹介します。
花言葉や特徴など花の紹介と一緒に、どうして七夕におすすめなのかも掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。

普段はあまり花束やフラワーアレンジメント、鉢植えを飾らないという方は七夕など季節の行事などをきっかけに花を飾ってみるのもいいと思いますよ。
花が一輪飾ってあるだけで、部屋の雰囲気は随分変わるもの。
生きているからこそ表現することができる、花の魅力の1つである自然の美しさを感じてみてくださいね。

ブルースター

七夕にはブルースター

七夕におすすめポイント:花が星形に見える・花言葉が夫婦や恋人に最適

ブルースターの花言葉:「幸福な愛・信じあう心」など

写真のように、青色の星の形をした小花を咲かせる、ブルースター。
ブルースターという名前にぴったりな姿をしています。

青色の花は少なく、ブルースターの青色は花束やフラワーアレンジメントで使われていると目を引きそう。
水色や青が好きという方や、七夕の夜空をイメージしたデザインをしたい方は、特におすすめです。

ブルースターの花色は、ブルーが有名ですが実は他の色もあります。
他にピンクや白があり、それぞれピンクスターとホワイトスターと呼ばれていることも。
見た目だけではなく、名前もかわいらしいですよね。

ブルースターは爽やかな見た目とそのかわいらしさで、様々な花と合わせやすいです。
そのため花ギフトや自宅用の花では他の花をメインに、ブルースターをわき役として加えるのもよくあるのだそう。
一方で、大輪のブルースターの品種は存在感があり、花束やフラワーアレンジメントのメインになることも。

そんなブルースターは、自宅で飾る際に注意することもあります。
茎を切ると、切り口から白い粘液が出てきます。
そのため、花束の丈を変える時や水切りをする際は、粘液を洗い流してから生けるようにしてください。
荒れてしまうこともあるので、手に付かないよう注意してくださいね。

ちなみにブルースターの英名は「Tweedia(トゥイーディア)」で、「Blue star」と呼ばれることはあまりないようです。

カスミソウ

七夕にはカスミソウ

七夕におすすめポイント:天の川のように見える・花言葉が夫婦や恋人に最適

カスミソウの花言葉:「幸福・感謝・無垢の愛」など

カスミソウという名前の通り、霞(かすみ)がかっているように、ふんわり優しい雰囲気が人気な花。
細かく枝分かれた茎に、小さな花をたくさんに付ける姿が愛らしいカスミソウ。
そんなカスミソウの花色は白色が有名ですが、ピンクや水色のものもあります。

また近年ではラメが付けられており、キラキラと光るカスミソウも流通しています。
また、インクを吸わせてカスミソウを好きな色に染めた状態で販売されていることも。
「カスミソウの花姿はかわいいけれど、白以外が良い」という時は、お花屋さんに花色を染めているものやラメ付きがあるか聞いてみるのも良いと思います。

どんな花とも相性が良く、花束やフラワーアレンジメントの定番であるカスミソウ。
カスミソウは全体のボリュームをアップさせることや、メインの花と花の間を埋めるために使われることが多いです。
さらには、花束やフラワーアレンジメント全体を柔らかく、ふんわりとした雰囲気にするためにも使われることがあります。
花ギフトのわき役として、カスミソウはよく選ばれているのです。

一方で、カスミソウだけを束ねた花束も人気があります。
特にカスミソウをメインにする時は、星々が光る天の川のようにも見えるため、七夕の日に飾るのがおすすめです。
先に紹介したブルースターとカスミソウを合わせたり、カスミソウだけを束ねて飾るのも七夕の素敵な演出になると思いますよ。

カスミソウを飾る時の注意点は、独特な香りです。
ただ近年では、香りのないタイプも流通しています。
カスミソウの匂いが苦手という方は、購入する前にお花屋さんでカスミソウの香りがあるかどうかを確認すると良いかもしれません。

ちなみにカスミソウは植物全体の水分量が少なく、乾燥に時間がかからないためドライフラワーに向いています
七夕の日に飾った後、カスミソウをドライフラワーにしてインテリアにするのもいいかもしれません。
ドライフラワーを作る時は、直射日光をさけて風通しの良い場所にカスミソウを花が下になるように吊るしておきます。
だいたい1週間から2週間程度で、カスミソウをドライフラワーにすることができます。
カスミソウの枝分かれしている部分から、適切な長さにカットしてドライフラワーにすれば、アクセサリーを作ったりクラフトのアイテムとして使いやすくなることも。
カスミソウはドライフラワーだけでなく、押し花にも向いているのでぜひ試してみてくださいね。

キキョウ

七夕にはキキョウ

七夕におすすめポイント:花が星形に見える・七夕の時期がちょうど旬・花言葉が夫婦や恋人に最適

キキョウの花言葉:「永遠の愛・誠実・深い愛情」など

室町時代から、観賞用の花として愛されてきたキキョウ。
古くから歴史があり、飾らない美しさが魅力で、キキョウは生け花としてもよく使われています。
加えてキキョウは日本も原産地の1つであり、秋の七草としても親しまれています。
ちなみに春の七草は七草粥の材料で、食べることによって無病息災を祈るものとされていますが、秋の七草は美しさを観賞するものなので、食べるものではありません。

キキョウは、花を長く楽しむことができる植物です。
花が咲いてからよりも、キキョウはつぼみが咲くまでを楽しむ方が長いこともあるようです。
つぼみから花が咲くまでの様子を、楽しむことができるのです。
そのため、お花屋さんで販売されているときは、開花した状態よりもつぼみの状態の方が見つけやすいかもしれません。

キキョウはつぼみの形が個性的で、つぼみは膨らんだ風船のように見えます。
英名では、このつぼみの様子から「Balloon flower(バルーンフラワー)」と呼ばれています。
徐々につぼみの風船が膨らんで、パカッと花開く様子をぜひ観賞してみてくださいね。
風船のようなつぼみが開花し、星形に開いた花の様子は、七夕の夜を彩る星のように見え、七夕にぴったりな雰囲気。
和の雰囲気があるので、七夕に浴衣を着る方や和室に飾ろうと思っている方にキキョウは、特におすすめです。

キキョウを飾る時の注意点としては、茎の切り口から白い樹液が出てくることです。
樹液は、しっかり洗い流してから生けるようにし、手に付かないように注意してください。

オンシジウム

七夕にはオンシジュウム

七夕におすすめポイント:天の川のように見える

オンシジウムの花言葉:「一緒に踊って・信じあう心・可憐」など

よく出回るオンシジウムの花色は黄色で、七夕の日には夜空で光る星々を連想させてくれるかもしれません。

胡蝶蘭などのランの仲間で、華やかなオンシジウム。
花束やフラワーアレンジメントで使う切り花の中では、最も有名なランの種類かもしれません。
七夕だけでなく、誕生日退職祝いなどのお祝いの花ギフトとしてよく活用されています。

そんなオンシジウムの特徴は何と言っても、個性的な花の形です。
その花の様子はひらひらと舞う蝶や、ドレスを着て踊る女性に例えられることもあります。
とても華やかで豪華な雰囲気のオンシジウムが、花束やフラワーアレンジメントに加わるだけで、全体がゴージャスになるほどの存在感があります。
他にオンシジウムを使えば、1つの茎からたくさん花を楽しむことができるため、動きのあるデザインやパッと明るいデザインを楽しむことも。

加えて、オンシジウムは花持ちが良い花でもあります。
暑さは少し苦手ですが、比較的長く花を飾ることができますよ。

ルリタマアザミ

七夕にはルリタマアザミ

七夕におすすめポイント:花が星形に見える・爽やかな雰囲気がある・七夕の時期がちょうど旬

ルリタマアザミの花言葉:「豊かな感情」など

夏のお花屋さんで、よく見かけることのできるルリタマアザミ。
最も多く出回るのは、6月から七夕のある7月です。
見た目は爽やかな印象で、夏の花束やフラワーアレンジメントによく選ばれています。

ルリタマアザミは、小さな花が集まって1つの大きな花に見えるのも特徴です。
光を放つ1つ星のようにも、小さな星が集まっている様子にも見えますね。

ルリタマアザミは花が咲く前は、触るとトゲトゲ・チクチクしています。
この様子から、ルリタマアザミの学名が付けられたのだそう。
ルリタマアザミの学名は「Echinops(エキノプス)」で、ギリシア語で「ハリネズミ」を意味する「エキノス」と、「似ている」ことを意味する「オプス」が合わさってできたと言われています。
ルリタマアザミを七夕に飾るという方は、そっと触ってみてもいいかもしれません。

ちなみに、ルリタマアザミも水分量が少なく花持ちが良いため、長く観賞することができます。
加えて植物全体の水分量が少ないため、ドライフラワーにも向いています。
ただドライフラワーにすると、トゲトゲがより鋭くなるため、より気を付けるようにしてくださいね。

ブプレリウム

七夕にはブプレリウム

七夕におすすめポイント:苞が星形に見える・花言葉が夫婦や恋人に最適・爽やかな雰囲気がある

ブプレリウムの花言葉:「初めてのキス」など

ブプレリウムの明るい緑色は爽やかで、ふんわりと広がる様子や柔らかい枝ぶりはナチュラルな雰囲気があります。
そのため飾らない美しさを楽しめる自然なデザインの花束や、フラワーアレンジメントに使われることが多いです。

ブプレリウムはキッチンなどに飾るミニブーケとして使われることや、丈を長いまま花束やフラワーアレンジメントに使い、大きなサイズ感のデザインに使われることもあります。
花ギフトのサイズに関係なく、様々な場面で活用されることが多いのです。

ブプレリウムがたくさんの場面で選ばれている理由は、存在をものすごく主張しているわけではないということも理由の1つです。
ブプレリウムは、わき役として効果的に主役の花の美しさを引き立てることができます。
名わき役であるカスミソウと、同じように使われることが多いのだそう。

また花が小さく緑色や黄色をしているので、葉もの(グリーン)として活躍することも多いといわれています。
星にも見えるブプレリウム
七夕におすすめのポイントで、苞が星形に見えるとお伝えしました。
苞とはつぼみを保護する働きなどをしている部分のこと。

上の写真のように、ブプレリウムの小さな花を、囲うような苞が星のように見えませんか。
ブプレリウムは花よりも、苞の方が目立っているかもしれませんね。

七夕に爽やかな花束やフラワーアレンジメントを飾りたいという方に、ブプレリウムはおすすめです。
風でふんわりと揺れるブプレリウムが、フレッシュでナチュラルな雰囲気を楽しませてくれますよ。

あじさい

七夕にはあじさい

七夕におすすめポイント:天の川のように見える・七夕の時期がちょうど旬

あじさいの花言葉:「家族団らん」など

お花屋さんで見るだけでなく、花壇などでも見ることができる、あじさい。
子供の頃からあじさいに、親しみがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

小さな花がたくさん集まって咲いているように見えるあじさいは、まるで天の川のようにも見えますよね。
あじさいの鉢植えは、お手入れや育て方が簡単で専門的な知識がなくても、比較的長く花を楽しむことができます

あじさいは丈夫な植物で寿命が長いため、育て方や環境にもよりますが何年間も花を楽しめることが多いようです。
そのため、今年の七夕に購入したあじさいを来年、再来年も楽しむこともできるのです。
花が散った後も水やりなどのお世話をすることで、長年花を楽しむこともできます。

さらにあじさいの旬は、6月~7月ごろ。
七夕にぴったりですね。

ちなみにあじさいは鉢植え以外にも、花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花としても流通しています。
切り花のあじさいは1つの茎からたくさんの花を付けているため、1つ加えるだけでボリューム満点。
あじさいをメインにした花束や、フラワーアレンジメントも人気があります。
七夕で飾られることも多いですが、ボリュームがあり華やかなため結婚式のブーケ(ウェディングブーケ)で使われることもあります。

そんなあじさいは、ドライフラワーや押し花に向いている花で、ドライフラワーにした後はアンティーク調の色合いを楽しむこともできます。
インテリアとしてあじさいのドライフラワーが販売されているところを、見たことがある方もいらっしゃるのでは。

近年は、お花屋さん以外でもドライフラワーを販売しているお店が多くなりました。
市販品があると自作するのは難しそうに感じるかもしれませんが、意外と簡単にドライフラワーを作ることができます。
そのため七夕にあじさいを飾ったという方は、ドライフラワーや押し花にしてもいいと思います。
特に押し花にしたあじさいは星のようにも見えるため、押し花のあじさいをはがきに貼り付けて、七夕の日の思い出を絵葉書のように楽しむこともできそうです。
ドライフラワーや押し花を作って、七夕の思い出を形に残してみてくださいね。

ベゴニア

七夕にはベゴニア

七夕におすすめポイント:天の川のように見える・花言葉が夫婦や恋人に最適

ベゴニアの花言葉:「幸福な日々・愛の告白」など

ベゴニアは、鉢植えで流通している花です。
花がいくつも楽しめる様子は、まるで天の川のようにも見えます。

赤や紫、オレンジ、黄色などビビッドな色合いが多いので、夏を鮮やかに彩ってくれそうです。
太陽が好きそうなエネルギッシュな見た目をしていますが、半日陰でも育つことができるので、玄関などでも元気に育てることができます。

ベゴニアは他の植物に比べて、葉は肉厚でツルっとしています。
その光沢のある葉にしっかりと水分を保つことができるため、水やりは頻繁にする必要はありません
ベゴニアは、土が乾燥し切ったら水やりをするくらいで十分です。
寒さにはすこし弱いですが、夏の暑さには強いので、七夕の季節もきれいな花を楽しむことができますよ。

実はベゴニアには、「ヒコボシ」と「オリヒメ」という名前の品種もあります。
ベゴニアを七夕に購入しようとしている方は、品種もチェックしてみてくださいね。

朝顔

七夕には朝顔

七夕におすすめポイント:七夕に関係がある・花言葉が夫婦や恋人に最適・花が星形に見える

朝顔の花言葉:「愛情・明日も爽やかに・結束」など

夏の花としても親しまれている朝顔。
子供の頃に、夏休みに育てていたという方もいらっしゃるかもしれません。

朝顔は別名があり「牽牛花(けんぎゅうか)」とも呼ばれています。
これは昔、中国で朝顔の種と牛が交換されたことから付けられたといわれています。
朝顔の種はその昔、珍しく高価な薬とされていたのです。

当時は朝顔の種のお礼に、牛が贈られたこともあったのだそう。
朝顔は日本でも奈良時代くらいまでは下痢の薬として、高価に取引されていたようです。

江戸時代になると、薬としてではなく観賞用として朝顔が人気になりました。
現代のように、徐々に朝顔の美しさが注目されていったのです。

そして朝顔がちょうど七夕の頃に咲くことと、「牽牛花」と呼ばれていたことから、花が咲いた朝顔は織姫と彦星が出会えたことを表していると考えられるようになりました。
このことから七夕に朝顔が咲くことは、縁起が良いと言われていたのだそうです。
このあと「七夕の物語」の項目でもお伝えしますが、彦星は牛の世話をしていると伝えられていました。

>>>七夕の物語に進む

朝顔の別名「牽牛花」はもともと彦星とは関係がありませんでしたが、その名前がきっかけになり七夕の花として楽しまれるようになったのですね。
夏休みの宿題などで、花の名前や別名の由来を調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。

また朝顔は品種によって、花の形が星型に見えたり模様が星形のように見えたりする品種もあります。
夏らしく親しみのある朝顔を、七夕に飾るのも良さそうですね。

ナデシコ

七夕にはナデシコ

七夕におすすめポイント:七夕に関係がある・花が星形に見える・七夕の時期がちょうど旬

ナデシコの花言葉:「無邪気・純愛」など

鉢植えで流通していることが多い、ナデシコ。
パッと開いた花の様子は、星形のようにも見えます
赤やピンク、白などキュートな色合いが多いため、お子さんと七夕に花を楽しみたいという方にもおすすめです。
そんなナデシコは多年草なため、育てている環境や品種によりますが毎年花を楽しむことができます

さて、ナデシコは「七夕と関係がある」とおすすめポイントでお伝えしました。
どう関係があるかというと昔、七夕の花は仙翁花と桔梗とされていたのだそうです。
「仙翁花」とは、中国が原産のナデシコ科の花です。

仙翁花は、旧暦の7月7日頃が最も花が咲く時期だったのだそう。
平安時代には、七夕にナデシコの花の優劣を競ったり、七夕伝説に関する歌合(うたあわせ)をしたりする「瞿麦合(なでしこあわせ)」が行われていたと言われています。

花キューピットの花束・フラワーアレンジメント▼


>>>フラワーアレンジメントを見る


>>>花束を見る

英語で七夕は何という?

天の川の写真
英語圏では、七夕という文化・風習が国によってない場合もあります。
そのため、七夕という共通の単語は存在しないようです。
「七夕=星祭り」として星の祭典を意味する 「THE STAR FESTIVAL」 という言い方もありますが、七夕そのものを知らない海外の方に伝えるのはなかなか難しいようです。

そのため英語圏の方に七夕を紹介するときなどは、七夕(Tanabata)織姫(Orihime)のように日本語名で紹介しても良いかもしれません。
ちなみに中国を始め、アメリカやブラジルなどでは地域によって七夕祭りが行われているのだそう。
アメリカやブラジルで七夕が行われている地域は、日本からの移民が多い地域のようで「Tanabata Festival」や「Star Festival」と呼ばれることが多いのだそうです。
ただ、多くの方が知っているイベント・行事というわけでもないようです。

なぜ笹の葉に飾り付けをする?

七夕と言うと、短冊を書いたり笹に飾り付けをしたりすることが印象的ですよね。
では、どうして七夕では笹の葉が使われるのでしょうか。
七夕で笹を使う理由は、さまざまあるようなので大きく分けて3つをご紹介します。

笹の抗菌効果が影響している説

笹の葉で抗菌したことが七夕に笹を飾り付ける理由?
1つ目は、笹の抗菌効果が影響していると考えられる説。
七夕は先述した通り、元々は旧暦の7月7日に行われていました。
現在の暦に直すと、8月の初旬から中旬頃になります。

8月の中旬と言うと何があるかというと、お盆があります。
皆さまも8月にお盆休みがあり実家に帰ったり、お墓参りをしたりする方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、七夕はお盆の期間の行事として行われていたと考えられているのだそうです。
そのため、現在の七夕で行われていることは、当時のお盆の風習などが組み合わさって徐々に変化し誕生したと考えられています。

お盆の時期は、ご先祖様が私たち、生きている人が生活している世界(この世)に帰ってくる時期と言われています。
加えて昔、夏の時期は暑さにより疲れが溜まりやすく弱っている身体に、傷んだ食べ物や食中毒のせいで、子供やお年寄りが亡くなりやすい時期でもありました。
現在でも8月頃は暑い日が続き、食べ物が傷みやすいですよね。
そんな時に、重宝されていたのが笹の葉。

笹の葉には抗菌効果があるため、ご先祖様へのお供え物の下に引き、食べ物が腐らないように工夫されていたと言います。
暑い夏の時期に食べ物・お供えをなるべく長持ちさせるために使っていた笹が、七夕に短冊を飾るように変わっていったのかもしれませんね。

昔の風習がきっかけになっている説

笹の葉と一緒に分け枯れを流していた?
2つ目は、昔の風習の名残という説です。
昔は七夕の日に笹の葉にお供え物をのせ、願い事や自分の汚れと一緒に川に流すという風習もあったのだそう。

笹はもともと、神聖な植物と考えられていたのだそうです。
はじめから笹に短冊を飾っていたわけではないようですが、笹と七夕の関係は昔から深いつながりがあるようです。

竹を祭壇に供えたことから変化した説

笹の葉を祭壇に供えていた?
3つ目は竹が丈夫で生命力の象徴や、紙様の依り代と考えられていることから、使われているという説です。
冬の寒さに負けず力強くまっすぐに成長する姿から、竹は生命の象徴・神聖な力が宿るとされ、七夕以外にも様々な神事に使われていたのだそう。

竹は内側の節を取ると空洞になっているため、空洞の部分に神が宿るとも言われています。
昔は七夕に祭壇に供物を置き、機織りや裁縫、技芸の上達を祈っていました。
織姫と彦星へのお供え物の目印として、祭壇のそばに竹を立てていたのだそうです。
竹を立てていたことから徐々に、祭壇へ供えていた物が飾りに変化していき、笹に飾られるようになっていったと考えられているそうです。

今回ご紹介した笹を使う理由が、組み合わさって現在の七夕になったとも言われています。
今まで疑問に思わなかったことも、七夕などの行事や他の記念日などに改めて調べてみるのも、おもしろいかもしれませんね。
夏休みの宿題にもおすすめです。

七夕の日にはおしゃれでかわいい花を飾ろう

七夕には花を飾ってかわいく過ごそう
今回は七夕についてご紹介しました。
子供の頃から親しみのある七夕ですが、「意外と知らなかった」ということもあったのではないでしょうか。

また七夕にはおしゃれでかわいい花を飾って、季節感を味わってみるのもおすすめです。
星形に見える花や、織姫と彦星のように仲の良い夫婦にぴったりな花言葉を持った花の種類も掲載しました。
ぜひ七夕に花を飾ろうと思っている方は、参考にしてみてください。

花キューピットでも、七夕に最適な花ギフトをご用意しています。
自宅用としてはもちろんお孫さんや、お子様のプレゼントとしても七夕の花ギフトは人気があります。
七夕にぴったりな花束やフラワーアレンジメントを探している方は、花キューピットのサイトをチェックしてみてくださいね。

▼七夕におすすめな花束・フラワーアレンジメント▼

 

2022-06-01 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

2023年【十五夜】はいつ?~十五夜に飾りたい花の種類~

十五夜はいつ?
蒸し暑く、歩くだけで汗が流れてしまいそうだった夏の暑さが落ち着き、秋らしい気候になりましたね。
実は、立秋は8月8日で暦上ではすでに秋なのです。
そこで今回は、秋らしさを感じることができる十五夜・中秋の名月について、ご紹介したいと思います。
きれいな月と、一緒に飾りたい花の種類も掲載中です。
2023年、今年の十五夜には秋らしい花を飾ってみてはいかがでしょうか。
ここ数年コロナ感染症の影響で、花火大会やひまわり畑へのお出かけなど「夏らしいことがなかなかできなかった」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
「今年も少し季節が感じにくかったな…」と思っている方は、部屋の中で秋らしさを感じることができる、花を飾ってみるのもいいかもしれませんよ。

◆2023年、今年の十五夜はいつ?

十五夜の日程
2023年、今年の十五夜は9月29日(金)です。
十五夜は、旧暦の8月15日の月のことを表しています。
旧暦の8月15日を、現在使われている暦に合わせるため、十五夜は9月~10月の間で毎年日付が変わります。
今年(2023年)から、5年分の十五夜の日程をまとめてみました。
気になる方はぜひチェックしてみてください。


2023年:9月29日(金)
2024年:9月17日(火)
2025年:10月6日(月)
2026年:9月25日(金)
2027年:9月15日(水)
2028年:10月3日(火)

◆中秋の名月とは?

十五夜と中秋の名月の意味
十五夜という言葉を聞く頃になると、中秋(ちゅうしゅう)の名月という言葉も、耳にすることが多くなるのではないでしょうか。
ここでは十五夜・中秋の名月とは何なのかを、改めてご紹介したいと思います。

<十五夜とは?>

十五夜の意味
十五夜の意味は、2つあります。
1つ目は月齢15日目のことです。
旧暦は月の満ち欠けで日にちを数える仕組みのため、毎月15日が月齢15日目で、十五夜となります。

2つ目は、お月見をするならわし・行事のことです。
この「お月見をするならわし・行事のこと」は、旧暦8月15日に行われていました。

<中秋の名月とは?>

中秋の名月の意味
中秋の名月とは、旧暦8月15日の十五夜にお月見をする、ならわしのことです。
もともと使われていた旧暦では、7月~9月を秋と定めていました。
そして秋である7月・8月・9月の期間の中で、ちょうど真ん中にあたる8月15日を「中秋」と呼び、その日の月を「中秋の月」と呼んでいました。
もともとは、「中秋の名月」ではなく、「中秋の月」と呼ばれていたのですね。
しかし、空気が澄み月がきれいに見えるということから、後に「中秋の名月」と呼ばれるようになっていったのだそうです。
名月というほど、きれいに月が見えると聞くと、「今年は月を見てみようかな」と思いますよね。

<十五夜・中秋の名月は同じ?>

十五夜と中秋の名月に意味とは?
先にご紹介したように、中秋の名月は旧暦8月15日にお月見をすることであり、これは十五夜のことを指していました。
そのため、「十五夜」と「中秋の名月」は同じ意味になります。
十五夜の方が馴染みがある方が多いかもしれませんが、中秋の名月も同じ意味なのですね。
ニュースなどで「今年の中秋の名月は…」という内容があった時は、「十五夜のことだ」と思って、聴いてみてくださいね。

◆十五夜(中秋の名月)に飾りたい花の種類

キキョウの花
ここからは、十五夜・中秋の名月に飾りたい花の種類をご紹介します。
ここ数年はコロナ感染症の影響で、季節のイベントが中止することが多くありました。
そのため「なんとなく季節感が感じにくいな……」と思った方や「夏らしさ・秋らしさが感じられない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
秋らしさを感じたいと思っている方には、季節の植物がおすすめです。
感染症が流行している中でも、植物は毎年同じように同じ季節に花を咲かせます。
そんな花を見ていると、改めて季節の移ろいや、秋らしさを感じることができると思います。
ぜひ今年、2023年9月29日の十五夜(中秋の名月)には、秋らしい花を飾って改めて季節を感じてみてはいかがでしょうか。

<ピンポンマム>

ピンポンマム
黄色のピンポンマムは、まるで満月のようにも見えます。
十五夜の日に飾りたくなる花ですよね。
鮮やかで発色の良い黄色のピンポンマムは、先にご紹介したとおり、その見た目から十五夜の季節に人気な花の1つです。
ピンポンマムは、秋らしい花束アレンジメントをプレゼントしたいという時にも、よく選ばれているようです。

そんなピンポンマムは、1つの丸い花のように見えますが実は、頭状花序という種類の花で、小さな花がたくさん集まり1つの大きな花のように見えているのです。
ピンポンマムを自宅に飾った際は、1つひとつの花を観察してみてもいいかもしれませんね。
カラフルなピンポンマム
ピンポンマムの原産地はオランダで、洋キクの一種になります。
花色は黄色・白・グリーン・ピンク・紫などさまざま。
十五夜の日には、黄色のピンポンマムをメインに、他の色のピンポンマムを使ったカラフルで、かわいらしい花束・アレンジメントを飾ってみてもいいかもしれませんね。

ちなみに、着物などの和装の際には、髪飾りとしてピンポンマムが使われることがあります。
先にご紹介したようにカラーバリエーションが豊富なので、着物の色に合わせて、ピンポンマムを髪飾りにするということも多いようです。
十五夜の日に、ピンポンマムを髪飾りにするのもいい思い出になるかもしれませんね。

<パンパスグラス>

パンパスグラス
ふわふわな姿が、印象的なパンパスグラス。
多くは、ガーデニングで使われるように鉢植えや苗として流通していますが、秋になると切花としてもお花屋さんで見かけることができます。
パンパスグラスが、ススキに似ていることから、お化けススキとも言われているようです。
花束やアレンジメントにパンパスグラスが入るだけで、秋らしさが一気に演出できそうですよね。
そんな秋らしいパンパスグラスは、生花として花束・アレンジメントで楽しまれるだけではなく、ドライフラワーにしやすい植物としても知られています。
パンパスグラスの特徴的なふわふわとした部分には、ほとんど水分が含まれていないので、初心者の方でも比較的簡単にドライフラワーにすることができるのです。

パンパスグラスをドライフラワーにする際は、風通しが良く直射日光の当たらないところに、ふわふわの部分を下にして吊るしながら、乾燥させてみてください。
バラなど切り花でドライフラワーを作る際も、花の部分が下になるようにしながら、吊るすことが多いと思います。
パンパスグラスも同じように、茎の部分に紐を付けて吊るしながら、水分を抜いてみてください。
温度や湿度によって差はありますが、4日~1週間ほど乾燥させれば、パンパスグラスのドライフラワーの完成です。
十五夜に飾るスワッグを、作るのもいいかもしれませんね。

<キキョウ>

キキョウ
秋の七草の1つとして知られている、キキョウ。
昔から日本で愛されている花で、秋を代表する花でもあります。
ただし、お花屋さんで花束やアレンジメントとして使われる切り花で出回る季節は、夏のはじめ頃が多いです。
そのため、十五夜にキキョウを飾りたい時は、鉢植えで用意できると良いかもしれませんね。

キキョウの花色は紫や白などが有名で、まるで星の形のように見える花は和風な雰囲気にぴったりです。
十五夜の日にキキョウを飾り、お団子を食べながら月を見れば 、和を感じる美しいひと時を過ごすことができそうですね。
ちなみに、キキョウの花言葉は「永遠の愛・誠実・深い愛情」などがあります。
妻や夫、パートナーと一緒に十五夜を楽しむという方におすすめの花です。

<リンドウ>

リンドウ
凛とした青色が代表的な、秋の花の1つであるリンドウ。
夏から秋にかけて、花束やアレンジメントで使われる切り花を、よくお花屋さんで見かけることができます。
初めに青色が代表とお伝えしましたが、リンドウの花色は青・白・ピンク・紫など青色以外の花色も流通しています。
そのため濃い青ではなく、ピンクに近い紫などのリンドウを入れることで、花束や・アレンジメント全体の雰囲気やデザインを調整することができます。

そんなリンドウは、十五夜に飾るフラワーギフトだけでなく、敬老の日のプレゼントとしても人気があります。
理由は、秋らしさを感じることはもちろんですが、花言葉に「正義・勝利・誠実」などがあるためです。
一見すると、敬老の日とは関係ないように思いますが、リンドウの「勝利」という花言葉は、古くからリンドウの根が漢方の生薬として重宝されていたことから付けられました。
花言葉は「病気に勝利する」ということが由来になり、「勝利」となったのです。
そのため、おじいちゃん・おばあちゃんに、「いつまでも元気でいてね」という願いを込めて、リンドウの花を贈ることが多いのです。

<ワレモコウ>

ワレモコウ
花束やアレンジメントのメインになるほど、華やかで豪華というわけではありませんが、秋らしさを感じさせてくれる花、ワレモコウ。
先にご紹介した通り、主役になるような花ではないかもしれませんが、秋らしいフラワーギフトを作る時には重宝されている花です。
そんなワレモコウを、お花屋さんで見かけることができるのは、7月~10月頃まで。
1年のうちで、秋にだけ出回る花なのです。

ワレモコウは、先にご紹介したピンポンマムやリンドウなどの秋の花と一緒に合わせることが、とても多いです。
十五夜に飾る花としてや、敬老の日のプレゼントとして季節感をプラスするために選ばれています。
加えて、ワレモコウは植物全体に水分量が少ないので、比較的に他の花よりも花持ちがよく、長く花を飾ることができるのです。
花束やアレンジメントを作った後に「もう少しだけ花を足したいな」と思った時や、「大きな花と花の隙間が気になる」と思った時は、ワレモコウを加えてみるのもいいかもしれませんね。

◆最後に

十五夜に飾りたい花

今回は、十五夜・中秋の名月に飾りたい花の種類をご紹介しました。
特に自宅で「切り花を飾る機会があまりない」という方は、十五夜をきっかけに、花を飾ってみるのはいかがでしょうか。
生花を飾ることで造花・他のインテリアにはない、香りや質感、季節を感じることができます。
仕事が忙しい時などは、季節や時間の流れを改めて感じる機会は少ないものだと思います。
今年の十五夜は秋らしい花を飾って、季節感を改めて感じてみてくださいね。

 

 

 

2021-08-20 | Posted in , 花と文化, 花を贈る時No Comments » 

 

七夕におすすめのお花~星に見えるお花~



もうじき七夕ですね。
七夕には、ササに願い事を書いた短冊を飾ったり、天の川を見たり…
素敵な思い出がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、夏の伝統的なイベントの1つである「七夕におすすめのお花」をご紹介します。
七夕は織姫様と彦星様が、1年に1度だけ会える日。
そんなロマンチックな日、七夕には大切な人にお花を贈ってみては?
もちろん、自宅にお花を飾ることもおすすめです。

◆カスミソウ


カスミソウ

カスミソウの小さく、可愛らしいたくさんのお花は、まるで天の川のように見えますよね。
そのことが由来となって、7月7日は「カスミソウの日」でもあります。
七夕にぴったりなお花ですよね。

カスミソウは、誕生日結婚記念日など様々な用途のフラワーギフトで使われている人気の高いお花。
カスミソウをフラワーギフトに入れると、アレンジメント花束のボリューム感を増すことや、メインのお花を引き立てることもできるんですよ。
また、他のお花よりも香りが強く、お花の香りを楽しみたい方にもぴったりです。

そしてカスミソウは、ドライフラワーや押し花に向いているお花でもあります。
ぜひ、カスミソウを購入した際や、プレゼントでもらった際は試してみてくださいね。

ちなみにカスミソウは、英語で「baby’s-breath(ベイビーズブレス)」と呼ばれていています。
babyは「赤ちゃん」という意味の他に「恋人」という意味もあるそうですよ。

◆ブルースター


ブルースター

名前の通り星のような形をしたお花、ブルースター。
こちらのお花も、結婚式のブーケやお誕生日のプレゼントとしてよく選ばれています。
爽やかな水色が、この時期にぴったりですよね。

ブルースターは、そのかわいらしい見た目にさることながら、葉の触り心地も特徴的。
その触り心地は、細かな毛が生えているためモフモフなんです。
ぜひブルースターを手にした時は、お花だけではなく葉も注目してみてくださいね。

また、花言葉は「信じあう心・幸福の愛」。
七夕の日に奥様や恋人へ、サプライズプレゼントをするのも良いかもしれませんね。
きっと喜んでくれると思います。
2人で織姫様と彦星様のように、素敵な思い出を作ってくださいね。

ちなみに、英語では「Tweedia (トゥイーディア)」と呼ばれていて、男の子が生まれると、ブルースターを贈るという習慣もあるそうです。
七夕に限らず、出産祝いにも良いかもしれませんね。

◆キキョウ


キキョウ

古くから日本で親しまれている「キキョウ」。
実は、キキョウは源氏物語の中にも登場しています。
またキキョウは、6月ごろから秋まできれいな姿を見せてくれるお花で、秋の七草の1つでもあります。

花色はブルーやパープル、ホワイトと涼し気。
この季節から、秋にかけて飾るのにぴったりなカラーですよね。
お花が咲いた形は星型で、つぼみの間は丸く膨らむことから「紙風船」と例えられています。
お花が咲いた時も、つぼみの間もキュートなお花なんですね。

キキョウ全体の花言葉は「永遠の愛・気品」などがあります。
そして、紫色のキキョウは「気品」、白色は「清潔」などの花言葉を持っています。
「どの色が良いか悩んでしまう」という方は、花言葉で選んでみても良いかもしれませんね。

大人な雰囲気のある星型のお花「キキョウ」を自宅に飾って、七夕を楽しんでみては?

◆あじさい


あじさい

たくさんのお花が、ぎゅっと集まったようなあじさいは、まさに天の川の星々のよう。
梅雨の時期に美しく咲き誇る「あじさい」。
花壇などに植えられていることが多く、子どもから大人まで知っているお花です。
青色からピンク色まで、様々な花色があるあじさいはとても魅力的ですよね。
お花屋さんでは、鉢植えや切り花として流通しています。

突然ですが、そんな幅広い年代から親しまれているあじさいのお花は、どこだと思いますか?
実は、多くの方がお花だと思っている部分は、ガクという部分なんです。
お花は、ガクの真ん中にある小さな部分になります。
あじさいを近くで見る機会があった時は、ガクの中心にある花の部分も注目してみてくださいね。

花言葉は「家族団らん」など。
七夕に家族へプレゼントすることや、自宅に飾ることもおすすめです。

◆ペンタス


ペンタス

ペンタスは夏の暑さに強く、春から秋ごろまでお花を咲かせてくれます。
花色は鮮やかな色が多く、赤色やピンク色、ホワイトなどがあります。
お花の形は、七夕にふさわしい星型
小さな星が集まっているように見えますよね。

ペンタスは、アレンジメントや花束で使う「切り花」での流通よりも、「鉢植え」での流通が多く、寄せ鉢や花壇などで見ることができます。
鉢植えは、植物を育てる楽しさを感じられたり、切り花よりも長くお花を楽しむことができたりします。
お花をプレゼントしようとした時や、自宅にお花を買おうと思った時は切り花だけではなく、鉢植えも候補に入れてみてくださいね。

ちなみにペンタスはあじさいのようにも見えますよね。
しかしこのお花はアカネ科で、あじさいはアジサイ科のお花のため、別の種類のお花になります。
ペンタスの葉の形は、少し先がとがった形をしているので、あじさいの葉の形と比べてみるのも良いかもしれません。

◆最後に


ブルースターとカスミソウ

今回は、七夕にぴったりなお花をご紹介しました。
涼し気な色合いや、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで幅広い方に喜んでもらえそうな、星の形に見えるお花を飾って七夕を楽しんでくださいね。

季節のお花を取り入れれば、少しお部屋の雰囲気も変わるかもしれませんよ。
七夕をきっかけに、お花を飾ってみてくださいね。

 

2020-06-24 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

前のページへ