オンシジウム

正月飾りはいつからいつまで?玄関に飾る時のルールとは|片付けるタイミングも掲載

正月飾り
お花屋さんやスーパー、ホームセンターなどで正月飾りを目にすることが多くなってきました。
素敵な新年を迎えるために、購入した方も多いかと思います。
正月飾りを購入した際に「あれ、正月飾りっていつから飾ればいいのかな?」と、疑問に思った方もいらっしゃるのでは。
今回は「正月飾りをいつから飾り、いつ片付けるのか」、そして「そもそも正月飾りとはどんな意味があるのか」について紹介しています。

正月飾りはいつから飾る?

正月飾り、門松

正月飾りを飾るルールとしては、12月13日以降ならいつからでも正月飾りを飾って良いとされています。

12月13日は「正月事始め」や「松迎え」と言われています。
昔、この日にお正月に必要な門松にする松や、おせちを調理するための薪などの木を山へ取りに行く習慣があったのだそう。
そこから12月13日を「松迎え」と呼ぶようになったと言われています。
「正月事始め」・「松迎え」と言われるこの日から、ススを掃うなどの掃除をして、年神様を迎える準備を始めるとされています。

ただ正月飾りは、大掃除が終わり自宅がきれいになってから12月28日までに飾る方が多いようです。
他にもクリスマスの飾りを片付けた後、お正月の飾りをつけるという方もいらっしゃいます。
その場合は12月25日~12月27日に飾り付けるようです。
近年では、12月13日から正月飾りを飾ったりお正月の準備を始めたりする方は、少ないかもしれません。

玄関のドアに正月飾りを飾るのはいつから?

玄関に飾るしめ飾り
近年、よく見かけるようになった玄関のドアに飾るタイプの正月飾り。
ドアに正月飾りを飾る場合も、一般的には12月13日以降とされています。

しかし先にご紹介した通り、クリスマスリースなどが玄関のドアに飾られているという場合は、クリスマスの飾りを片付ける際に正月の飾りに換えるのが良さそうです。

玄関のドアに正月飾りを付ける位置・付け方

玄関のドアに正月飾りを飾るという方は、目立つ位置に正月飾りを飾るようにしましょう。
飾る位置は玄関のドアの真ん中であり、目線よりも少し高い位置が良いと言われています。
もともと正月飾りは、年神様への目印として飾るもの。
年神様を招き入れられるように、玄関の目立つところにつけるよう意識してみてください。

正月飾りは飾らない方が良い日がある!

「12月13日以降ならいつでもいいのね!」と、思った方は少し待ってください!
正月飾りには飾ってはいけない、タブーの日があります。

  • 12月29日
  • 12月31日

上記の日程は、正月飾りを飾ってはいけないと言われています。
12月29日は「二重苦(にじゅうく)」という語呂合わせになるため、縁起が悪いとされています。
そして12月31日は「一夜飾り」になり、正月までに1日しか飾らないため、年神様をお迎えするのに失礼になると考えられています。

時の流れは速く、うっかりすると正月飾りを飾り忘れてしまうということもあるかと思いますが、遅くとも12月28日には飾れるように意識してみてください。
ちなみに12月28日は「八」が「末広がり」の意味をもつとして、28日に正月飾りを飾るという方もいらっしゃるのだそうです。

そもそも正月飾りとは?意味は何?

ここからは、そもそもお正月飾りとはどんなものがあり、意味は何なのかということをご紹介したいと思います。
これから正月飾りを購入しようと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

しめ飾り

しめ飾り

意味:しめ飾りを飾ることで結界の役割を果たし、しめ飾りの内側からは清らかな場所にしてくれる

もともと、しめ飾りはしめ縄が由来になっています。
そもそもしめ縄は、神様が降りた神聖な場所を示すものとされています。
しめ縄があるところには、結界ができ魔除けの効果があると考えられています。
そのため、しめ縄があると不浄なものや悪霊が入ることができないとされているのです。

しめ飾り(玉飾り)は、一般的に紙垂(かみしで)やウラジロ、橙(だいだい)など縁起物をしめ縄に飾り付けたもの。
由来となったしめ縄と同じように結界の役割を果たし、その内側を清らかな場所にできると考えられています。
しめ飾りがあることによって、年神様が安心してくることができる場所だということを示していると、いわれています。

他にもしめ飾りには台所などに飾る、玉飾りを簡略した「輪飾り」という種類もあります。

門松

門松

意味:年神様がいらっしゃる目印になることに加え、家族やそこに住む人々の健康・長寿を願う象徴とされている

門松になぜ松が使われているのかというと、生命力の象徴でもある年神様が、冬でも青々とした松に依りつくと考えられているためです。
松は常緑針葉樹のため、1年を通して緑が絶えることがありません。
年神様をお迎えする時に門松(松)は目印となり、門松のある家々を訪れるといわれています。

ちなみに門松に使われている竹の切り口に、種類があることはご存知でしょうか。
竹の切り口が斜めになっているもの(そぎ)は、徳川家康が用いたものという説があります。
一方で、竹の切り口を水平にカットしたもの(寸胴)は「口が開いていない」=「金が逃げない」と、言われ縁起がいいと考えられています。
主に銀行などでは竹の切り口を水平にカットした門松が飾られていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。

門松について、こちらでも紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。


門松について

「門松」で幸福に!? 神様を「家」にお招きする日本文化とは【華道家インタビュー】

知恩院の僧侶でありながら、華道家としてもご活躍されている大津憲優さんに、「今こそ門松を飾るべき理由」についてお聞きしました。

鏡餅

鏡餅

意味:年神様の依り代であり、お正月の間は年神様の魂が宿る場所になる。豊作を祈願し新しい門出を祝うという意味もある

お迎えした年神様の居場所(依代)となる、鏡餅。
地域によって日程は異なりますが一般的に1月11日に鏡開きをして、正月飾りの鏡餅を食べる行事があります。
年神様が宿っていた鏡餅には、年神様の魂(気力)が宿っていると考えられています。
鏡開きでその鏡餅を食べることによって、年神様の力を授かり家族の無病息災を願うのです。

正月に最適な花を飾るのもおすすめ

ここからは、正月にぴったりな華やかな花の種類についてご紹介したいと思います。
正月飾りと一緒に花を飾るという方や、正月に実家に帰れないため花だけ贈りたいという方は、チェックしてみてください。

松
常緑針葉樹のため、松は雪が降る寒い冬でも緑を絶やすことがありません。
門松の項目でご紹介したように、一年中青々とした松は縁起が良く、正月にぴったりな植物です。
お花屋さんも12月に入る頃には、松を販売していることが多いので、ぜひお店を覗いてみてください。

松にも様々な種類がありますが、お花屋さんで最もよく目にするのはクロマツという種類です。
クロマツは、門松にも使われることがあります。

ユリ

ユリの花
豪華で堂々とした印象のユリは、正月にぴったり。
花束やフラワーアレンジメントでユリが一輪入るだけで、ぐっと高級な雰囲気になります。
新しい年の初めには、ユリはぴったりですね。

普段、花ギフトでメインになることが多いユリですが、お正月のフラワーアレンジメントの時は、松を引き立てる形で使われることも多いです。
メインになってもわき役になっても、ユリはお正月を華やかにしてくれます。

品種によって異なりますが、ユリは香りの良いものが多く、新年を良い花の香りでスタートしたいという方はおすすめです。

千両

千両とスイセン
花の少ない冬の時期に美しい赤い実をつける千両は、部屋に飾れば彩りをあたえてくれます。
千両はその名の通り、正月の縁起物として知られています。
千両を含めたくさんの実を付ける植物は、繁栄の象徴といわれることも。

他の花と合わせることも多いですが、千両だけを花瓶に生けるだけで正月らしさを演出できます。
赤い実とグリーンの葉が、良いコントラストになりそうです。
また、千両は花束やフラワーアレンジメントのボリュームを増すこともできます。

ちなみに「美しい赤い実をつける」と先にご紹介しましたが、黄色い実の千両も流通しています。
赤い実と黄色い実を、合わせて一緒に飾るのも良さそうですね。

ピンポンマム

ピンポンマム
花言葉が「高貴・生命力」の菊(マム)。
菊は高貴の象徴とされ、幸福と繁栄を呼ぶ花と考えられています。
「菊を飾ると福が来る」といわれるほど、縁起の良い花なのでお正月に飾るのは最適です。
ちなみに伝統的で和風というイメージがあるマム(菊)ですが、丸い花姿がかわいらしいピンポンマムは、洋風でも和風でも飾ることができます。
他に合わせる花のイメージや、花束やフラワーアレンジメントの雰囲気によって菊の種類や色を変えると、お気に入りのデザインを作ることができそうです。
菊は花持ちが良いので、長く楽しめるのも魅力のひとつです。

オンシジューム(オンシジウム)

オンシジューム
高級感があり華やかな花をたくさん楽しむことができる、オンシジューム。
オンシジュームを花束やフラワーアレンジメントに使うことで、全体のボリューム感が出るとともに、明るい雰囲気になるためお正月のデザインによく使われています。
メインで使われることは少ないですが、先にご紹介したユリや松などと一緒に使えば、周りを華やかにしてくれること間違いなし。



 

 

もっとお正月に最適な花を知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。


お正月の花

正月の花の種類~正月飾りにも使う縁起の良い花~

正月に飾りたい縁起の良い花・正月のおめでたい雰囲気に最適な花の種類についてご紹介します。

正月飾りはいつ片付ける?ポイントは松の内

ここからは正月飾りを「いつ片付けるか」片付ける時期についてご紹介します。

鏡餅はいつ片付ける?(食べる?)

鏡開き
鏡餅は地域によって差はありますが、一般的に毎年1月11日に鏡開きをします。
鏡開きは1月11日に鏡餅を下ろして、食べる行事のことです。
今まで飾っていた鏡餅を割って、お雑煮などにしていただきます。

鏡開きをする際、鏡餅を包丁などで切ってはいけません
縁起の良い食べ物の1つとされている鏡餅を、刃物を使って切ることは「良い縁を切る」ということや「切腹」を連想させてしまうため、タブーと言われています
そのため、木づちでたたき割ったり手で割ったりして、食べやすいサイズにしていきます。

しめ飾りや門松はいつ片付ける?

正月飾りを片づける
地域によって、正月飾りを片づけるタイミングが異なりますが、大きく分けると以下の通りです。

  • 関東:1月7日
  • 関西:1月15日

鏡餅以外の正月飾りを片付ける際に基準となるのが、松の内です。
松の内の期間は、年神様が滞在している期間です。
そのため松の内とは、お正月の始めから終わりまで。
松の内が明けるとお正月が終わり、新年の(通常の)生活に戻るということを意味しています。

松の内の具体的な日程は、毎年1月1日から1月7日まで、または1月15日までです。
そのため、正月飾りは1月7日または1月15日に片付ける地域が多いようです。

または松の内終了後の次の日にあたる1月8日または1月16日、または全く別の日程の地域もあります。
地域によって日程が異なるため自分の住んでいる地域が、正月飾りをいつ片付けることになっているのか、一度確認することをおすすめします。

正月飾りの処分方法が知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。


正月飾りいつ片づける?~正月飾りの処分方法も掲載~

正月飾りいつ片づける?~正月飾りの処分方法も掲載~

正月飾りを片づける時に確認したいことをまとめました

 

最後に

正月飾り

  • 正月飾りは12月13日から飾ることができる
  • 玄関のドアに正月飾りを飾る時はドアの中央、目線より少し上がおすすめ
  • 12月29日・12月31日は正月飾りを飾らない
  • 正月飾りにはそれぞれ意味がある
  • 鏡開きは1月11日に行う
  • 正月飾りは関東では1月7日、関西では1月15日に片付けることが多い

正月飾りを飾って、素敵な新年をお過ごしください。

2022-12-08 | Posted in No Comments » 

 

七夕っていつ?七夕におすすめの花の種類と花言葉|物語・由来、笹を使う理由も紹介

笹の葉に短冊を飾るる女性
今回は七夕についてご紹介します。
七夕に最適な花言葉を持った花や星・天の川に見える花の種類をご紹介します。
さらに七夕にすること一覧、短冊の色・七夕飾りの意味、七夕の織姫と彦星の話、笹に短冊を飾る理由など七夕を子供とより楽しめる情報もまとめました。
お子様と一緒に楽しめる七夕にしたい時は、ぜひ参考にしてください。
七夕にちなんだ孫や子供のプレゼントにおすすめな、おしゃれでかわいい花を飾って季節を感じよう。

七夕はいつ?

七夕を楽しむ女性
七夕は毎年7月7日です。
2022年7月7日は木曜日になります。
6月の後半になると駅やショッピングモールに、笹の葉が飾られているところを見ることも多くなりますよね。
幼稚園や小学校では、7月7日に短冊を書くというところも多いのではないでしょうか。
一般的に地域によって差がありますが、七夕は7月7日とされています。

ちなみに七夕祭りや七夕の行事などを7月7日に行わない地域では、旧暦の7月7日に行うというところが多いようです。
旧暦7月7日は8月上旬から中旬です。
子供からお年寄りまで親しまれている七夕は、奈良時代に日本へ伝わったと言われています。
奈良時代に使われていた暦は太陰太陽暦と言われる旧暦で、現在使われている太陽太陰暦と言われる新暦に直すことによって、新暦を旧暦にする際は毎年日付が変わってしまうのです。

ちなみに有名な仙台七夕まつりは、7月ではなく8月に行われている理由も旧暦の伝統行事だったためとされています。

七夕の天気は?

ご紹介したように七夕は、7月7日。
7月7日は例年は梅雨時期に重なります。
そのため、雨が降っている確率の方が多いのだそうです。

七夕の日に雨が降ってしまうと、天の川が見えなくなって少し残念な気持ちになりますよね。
実は、先にお伝えしたように暦が変わる前、旧暦の7月7日は8月上旬から中旬。
そのため、現在の七夕よりも晴れている日が多かったのだそうです。

七夕って何?

七夕を楽しむ子供
ここからは、七夕についてもっと詳しくお伝えしようと思います。
幼稚園生の小さな子供から、ご高齢のおじいちゃん・おばあちゃんまで親しみのある七夕ですが、「七夕とは何か」と聞かれるとどんな日なのか少し考えてしまうこともありますよね。
ここでは簡単に七夕とは、どんな日なのかをご紹介したいと思います。

七夕はどんな日?

七夕とは、織姫さまと彦星さまが天の川を渡り、1年に1度だけ出会える日のこと。
七夕には笹の葉に願い事を書いた短冊を飾ることが有名です。
短冊を書いたことがある方や、無事に織姫さまと彦星さまが七夕に会えるように、てるてる坊主を作ったことがある方もいらっしゃるかと思います。

そんな少しロマンチックな七夕は、五節句の1つです。
7月7日の七夕の節句(しちせきのせっく)以外の五節句は以下の通りです。
七草粥を食べる1月7日の人日の節句、桃の節句やひな祭りとも呼ばれる3月3日の上巳の節句、こどもの日とも呼ばれる5月5日の端午の節句、菊の花を飾ったり菊酒を飲んだりする9月9日の重陽の節句があります。

織姫と彦星の伝説の誕生

琴座の中で最も輝いているベガとも呼ばれる織女星は、裁縫の仕事をつかさどると言われていました。
一方、鷲座の一部のアルタイルとも呼ばれる牽牛星は、農業の仕事をつかさどる星と考えられていました。
この織女星と牽牛星が旧暦7月7日に天の川の対岸で最も光り輝いて見えることから、中国でこの日を1年に1度のめぐりあいの日と考え、七夕の物語が誕生したと考えられています。

七夕の物語

織姫と彦星の話
ここからは七夕の物語を簡単にご紹介します。
七夕は、お子さんと過ごすという方は、話題にしてもいいかもしれませんね。

美しい織物を織る「織姫」という娘がいました。
織姫はお化粧も遊ぶこともしないで、一生懸命に 機(はた)を織るまじめな性格でした。
そのため織姫が織る機は品質が良く、多くの神様から好評でした。

そんな仕事熱心な織姫を少し心配している人も。
それは、織姫のお父さんです。
自分のことよりも仕事ばかりしている娘を心配した父、天の神様は織姫に素敵なお婿さんを迎えようと考えました。
天の神様は、織姫に仕事以外でも幸せになってもらいたかったのです。

天の神様は織姫にぴったりなお婿さんの候補を探し、牛の世話を真面目に行っている「彦星」を引き合わせたのです。
2人はすぐに恋に落ち、やがて結婚することになりました。
2人はとても仲の良い夫婦でした。

織姫は幸せになり何の問題もないかと思いましたが、織姫と彦星は結婚すると仕事をしないで、2人で遊んでばかりになりました。
まじめだった織姫と彦星は、結婚すると自分の仕事をしなくなってしまったのです。

織姫が機織りをしなくなってしまったため、神様たちの衣類はすたれ、ほころび始めました。
そして彦星が牛の世話をしなくなったことで、牛は痩せ細り病気になってしまいました。

その様子を見て怒った天の神様は、それぞれの仕事をしっかりするように、織姫と彦星を天の川を挟んで東と西に引き離しました。
自分たちの仕事をするように離れ離れにされた織姫と彦星でしたが、会うことができなくなった2人は悲しみにくれて、泣いてばかりで仕事をすることはありませんでした。

そこで天の神様はまじめに働くなら、1年に1度だけ2人が会うことを許したのです。

それ以来、織姫と彦星は一生懸命に自分たちの仕事をするようになりました。
そして7月7日、七夕の日に毎年2人は再会を果たすのです。

「織姫と彦星が夫婦であることを知らなかった」という方も、いらっしゃったのでは。

ちなみに七夕の物語の中で、七夕の日に雨が降るとサギという鳥が2人を助けてくれるとも言われています。

七夕の歴史・由来

七夕の由来とは
先にお伝えしたように、七夕の日に願い事を書いた短冊を飾るという風習などは、中国から伝わってきたと言われています。

中国の「七夕伝説」や「乞巧奠(きっこうでん)」などが日本に伝わり、もともと日本にあった風習などが合わさって現在の七夕になったと考えられています。
この「乞巧奠」は中国の行事で、織姫が機を織ることが上手だったため、7月7日に女の子が機織りや裁縫が上達するように願うお祭り・行事のことです。
時代が変わるうちに機織りだけでなく、芸事や書道などの上達も願うようになったのだそうです。
「乞巧奠」の「乞巧」は「技巧を授かるよう願う、上達を願う」という意味で、「」は「神様に物を供えて祀る」という意味があります。

七夕では何をする?

七夕では何をする?
「七夕の日に何をするか」を一覧にしました。
お子さんと七夕を楽しみたいという方は、参考にしてくださいね。

短冊に願い事を書く(短冊の色の意味も紹介)

七夕には短冊を書く
七夕といえば、やはり「短冊に願い事を書く」というイメージが強いのではないでしょうか。
童謡の中に「5色の短冊」もあるように、短冊は基本的に赤・白・黄色・青(緑)・黒(紫)の5色と言われています。

短冊が5色になった理由は、中国の陰陽五行説に由来していると言われています。
陰陽五行説とは、自然界のすべてのものは火・金・土・木・水の5つにあてはめて考えることができるというものです。
願い事によって短冊の色を決めることで、叶いやすくなるとも言われているのだそう。
色の意味を一覧にしました。

・赤色(火):ご先祖様や親に感謝・目上の人に尽くす
・白(金):義務や決まり、ルールを守る
・黄色(土):人を信じる、正直な気持ち
・青(木):他人を思いやる、徳を積むこと
・黒(水):学業の向上、正しい判断をすること

短冊に願い事を書くときは、自分の願い事と色の持つ力が似ている方が叶いやすくなると、考えられているそうです。
願い事を書く時は、短冊の色にもこだわるのも、おもしろいかもしれませんね。

笹に短冊などの七夕飾りを飾り付ける

折り紙などで飾りを作って、笹に飾り付ければ華やかになりそうですね。
笹に飾るものは短冊の他にも、提灯や巾着、紙衣などの飾りが有名です。
飾りには様々なモチーフがあり、カラフルできれいですよね。
そんな笹の飾りにも、意味があると言われています。

例えば提灯は、周りを明るく照らすため魔除けの意味があると言われています。
そして、巾着は金運を高めたい時などに飾るものとされており、お金に関する願いを込めて飾られると言われています。
また紙衣には裁縫の上達や、服に困ることがないようにという願いが込められています。

七夕に関連した花を飾る

七夕花を飾る
1年で1回の行事のため、せっかくなら七夕にぴったりの花を飾るのはいかがでしょうか。
花を飾ることで季節感を感じられるだけでなく、花の種類によっては花が星形になっているものや天の川を連想できるものもあります。

自宅で笹を飾る際は大きすぎるため、プラスチックなどでできた造花を使うことが多いかもしれません。
しかし花は飾りやすいサイズ感に調整することができるため、笹よりも飾りやすいかと思います。


>>>七夕にぴったりな花の種類を見る

七夕をモチーフにした料理やデザートを作って食べる

七夕にぴったりな食事をする
お子さんと一緒に七夕を楽しむなら、天の川に見立てたそうめん料理や、にんじんを星型にくり抜いたカレーライスなどを一緒に作るのはいかがでしょうか。
型抜きをして星形にするだけで、七夕のかわいらしい雰囲気を楽しむことができますよ。
また、オクラはカットすると星形をしています。
見た目がかわいいだけではなく、オクラの旬は7月から8月と言われているので七夕にぴったりなのです。

七夕祭りに行く

七夕祭りに行く
七夕の時期は地域によって、七夕祭りを行っているところが多いです。
地域全体が七夕の飾りでカラフル・華やかになっているところも多いかと思います。
この時期にしか体験することのできない風景を、ぜひ楽しんでくださいね。

先にご紹介した通り、七夕祭りを旧暦の7月7日に行っている地域もあります。
お祭りがいつ開催されているかは、各自治体の情報でチェックしてください。

七夕におすすめなおしゃれでかわいい花の種類

ここからは、七夕に飾りたい花の種類についてご紹介します。
花言葉や特徴など花の紹介と一緒に、どうして七夕におすすめなのかも掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。

普段はあまり花束やフラワーアレンジメント、鉢植えを飾らないという方は七夕など季節の行事などをきっかけに花を飾ってみるのもいいと思いますよ。
花が一輪飾ってあるだけで、部屋の雰囲気は随分変わるもの。
生きているからこそ表現することができる、花の魅力の1つである自然の美しさを感じてみてくださいね。

ブルースター

七夕にはブルースター

七夕におすすめポイント:花が星形に見える・花言葉が夫婦や恋人に最適

ブルースターの花言葉:「幸福な愛・信じあう心」など

写真のように、青色の星の形をした小花を咲かせる、ブルースター。
ブルースターという名前にぴったりな姿をしています。

青色の花は少なく、ブルースターの青色は花束やフラワーアレンジメントで使われていると目を引きそう。
水色や青が好きという方や、七夕の夜空をイメージしたデザインをしたい方は、特におすすめです。

ブルースターの花色は、ブルーが有名ですが実は他の色もあります。
他にピンクや白があり、それぞれピンクスターとホワイトスターと呼ばれていることも。
見た目だけではなく、名前もかわいらしいですよね。

ブルースターは爽やかな見た目とそのかわいらしさで、様々な花と合わせやすいです。
そのため花ギフトや自宅用の花では他の花をメインに、ブルースターをわき役として加えるのもよくあるのだそう。
一方で、大輪のブルースターの品種は存在感があり、花束やフラワーアレンジメントのメインになることも。

そんなブルースターは、自宅で飾る際に注意することもあります。
茎を切ると、切り口から白い粘液が出てきます。
そのため、花束の丈を変える時や水切りをする際は、粘液を洗い流してから生けるようにしてください。
荒れてしまうこともあるので、手に付かないよう注意してくださいね。

ちなみにブルースターの英名は「Tweedia(トゥイーディア)」で、「Blue star」と呼ばれることはあまりないようです。

カスミソウ

七夕にはカスミソウ

七夕におすすめポイント:天の川のように見える・花言葉が夫婦や恋人に最適

カスミソウの花言葉:「幸福・感謝・無垢の愛」など

カスミソウという名前の通り、霞(かすみ)がかっているように、ふんわり優しい雰囲気が人気な花。
細かく枝分かれた茎に、小さな花をたくさんに付ける姿が愛らしいカスミソウ。
そんなカスミソウの花色は白色が有名ですが、ピンクや水色のものもあります。

また近年ではラメが付けられており、キラキラと光るカスミソウも流通しています。
また、インクを吸わせてカスミソウを好きな色に染めた状態で販売されていることも。
「カスミソウの花姿はかわいいけれど、白以外が良い」という時は、お花屋さんに花色を染めているものやラメ付きがあるか聞いてみるのも良いと思います。

どんな花とも相性が良く、花束やフラワーアレンジメントの定番であるカスミソウ。
カスミソウは全体のボリュームをアップさせることや、メインの花と花の間を埋めるために使われることが多いです。
さらには、花束やフラワーアレンジメント全体を柔らかく、ふんわりとした雰囲気にするためにも使われることがあります。
花ギフトのわき役として、カスミソウはよく選ばれているのです。

一方で、カスミソウだけを束ねた花束も人気があります。
特にカスミソウをメインにする時は、星々が光る天の川のようにも見えるため、七夕の日に飾るのがおすすめです。
先に紹介したブルースターとカスミソウを合わせたり、カスミソウだけを束ねて飾るのも七夕の素敵な演出になると思いますよ。

カスミソウを飾る時の注意点は、独特な香りです。
ただ近年では、香りのないタイプも流通しています。
カスミソウの匂いが苦手という方は、購入する前にお花屋さんでカスミソウの香りがあるかどうかを確認すると良いかもしれません。

ちなみにカスミソウは植物全体の水分量が少なく、乾燥に時間がかからないためドライフラワーに向いています
七夕の日に飾った後、カスミソウをドライフラワーにしてインテリアにするのもいいかもしれません。
ドライフラワーを作る時は、直射日光をさけて風通しの良い場所にカスミソウを花が下になるように吊るしておきます。
だいたい1週間から2週間程度で、カスミソウをドライフラワーにすることができます。
カスミソウの枝分かれしている部分から、適切な長さにカットしてドライフラワーにすれば、アクセサリーを作ったりクラフトのアイテムとして使いやすくなることも。
カスミソウはドライフラワーだけでなく、押し花にも向いているのでぜひ試してみてくださいね。

キキョウ

七夕にはキキョウ

七夕におすすめポイント:花が星形に見える・七夕の時期がちょうど旬・花言葉が夫婦や恋人に最適

キキョウの花言葉:「永遠の愛・誠実・深い愛情」など

室町時代から、観賞用の花として愛されてきたキキョウ。
古くから歴史があり、飾らない美しさが魅力で、キキョウは生け花としてもよく使われています。
加えてキキョウは日本も原産地の1つであり、秋の七草としても親しまれています。
ちなみに春の七草は七草粥の材料で、食べることによって無病息災を祈るものとされていますが、秋の七草は美しさを観賞するものなので、食べるものではありません。

キキョウは、花を長く楽しむことができる植物です。
花が咲いてからよりも、キキョウはつぼみが咲くまでを楽しむ方が長いこともあるようです。
つぼみから花が咲くまでの様子を、楽しむことができるのです。
そのため、お花屋さんで販売されているときは、開花した状態よりもつぼみの状態の方が見つけやすいかもしれません。

キキョウはつぼみの形が個性的で、つぼみは膨らんだ風船のように見えます。
英名では、このつぼみの様子から「Balloon flower(バルーンフラワー)」と呼ばれています。
徐々につぼみの風船が膨らんで、パカッと花開く様子をぜひ観賞してみてくださいね。
風船のようなつぼみが開花し、星形に開いた花の様子は、七夕の夜を彩る星のように見え、七夕にぴったりな雰囲気。
和の雰囲気があるので、七夕に浴衣を着る方や和室に飾ろうと思っている方にキキョウは、特におすすめです。

キキョウを飾る時の注意点としては、茎の切り口から白い樹液が出てくることです。
樹液は、しっかり洗い流してから生けるようにし、手に付かないように注意してください。

オンシジウム

七夕にはオンシジュウム

七夕におすすめポイント:天の川のように見える

オンシジウムの花言葉:「一緒に踊って・信じあう心・可憐」など

よく出回るオンシジウムの花色は黄色で、七夕の日には夜空で光る星々を連想させてくれるかもしれません。

胡蝶蘭などのランの仲間で、華やかなオンシジウム。
花束やフラワーアレンジメントで使う切り花の中では、最も有名なランの種類かもしれません。
七夕だけでなく、誕生日退職祝いなどのお祝いの花ギフトとしてよく活用されています。

そんなオンシジウムの特徴は何と言っても、個性的な花の形です。
その花の様子はひらひらと舞う蝶や、ドレスを着て踊る女性に例えられることもあります。
とても華やかで豪華な雰囲気のオンシジウムが、花束やフラワーアレンジメントに加わるだけで、全体がゴージャスになるほどの存在感があります。
他にオンシジウムを使えば、1つの茎からたくさん花を楽しむことができるため、動きのあるデザインやパッと明るいデザインを楽しむことも。

加えて、オンシジウムは花持ちが良い花でもあります。
暑さは少し苦手ですが、比較的長く花を飾ることができますよ。

ルリタマアザミ

七夕にはルリタマアザミ

七夕におすすめポイント:花が星形に見える・爽やかな雰囲気がある・七夕の時期がちょうど旬

ルリタマアザミの花言葉:「豊かな感情」など

夏のお花屋さんで、よく見かけることのできるルリタマアザミ。
最も多く出回るのは、6月から七夕のある7月です。
見た目は爽やかな印象で、夏の花束やフラワーアレンジメントによく選ばれています。

ルリタマアザミは、小さな花が集まって1つの大きな花に見えるのも特徴です。
光を放つ1つ星のようにも、小さな星が集まっている様子にも見えますね。

ルリタマアザミは花が咲く前は、触るとトゲトゲ・チクチクしています。
この様子から、ルリタマアザミの学名が付けられたのだそう。
ルリタマアザミの学名は「Echinops(エキノプス)」で、ギリシア語で「ハリネズミ」を意味する「エキノス」と、「似ている」ことを意味する「オプス」が合わさってできたと言われています。
ルリタマアザミを七夕に飾るという方は、そっと触ってみてもいいかもしれません。

ちなみに、ルリタマアザミも水分量が少なく花持ちが良いため、長く観賞することができます。
加えて植物全体の水分量が少ないため、ドライフラワーにも向いています。
ただドライフラワーにすると、トゲトゲがより鋭くなるため、より気を付けるようにしてくださいね。

ブプレリウム

七夕にはブプレリウム

七夕におすすめポイント:苞が星形に見える・花言葉が夫婦や恋人に最適・爽やかな雰囲気がある

ブプレリウムの花言葉:「初めてのキス」など

ブプレリウムの明るい緑色は爽やかで、ふんわりと広がる様子や柔らかい枝ぶりはナチュラルな雰囲気があります。
そのため飾らない美しさを楽しめる自然なデザインの花束や、フラワーアレンジメントに使われることが多いです。

ブプレリウムはキッチンなどに飾るミニブーケとして使われることや、丈を長いまま花束やフラワーアレンジメントに使い、大きなサイズ感のデザインに使われることもあります。
花ギフトのサイズに関係なく、様々な場面で活用されることが多いのです。

ブプレリウムがたくさんの場面で選ばれている理由は、存在をものすごく主張しているわけではないということも理由の1つです。
ブプレリウムは、わき役として効果的に主役の花の美しさを引き立てることができます。
名わき役であるカスミソウと、同じように使われることが多いのだそう。

また花が小さく緑色や黄色をしているので、葉もの(グリーン)として活躍することも多いといわれています。
星にも見えるブプレリウム
七夕におすすめのポイントで、苞が星形に見えるとお伝えしました。
苞とはつぼみを保護する働きなどをしている部分のこと。

上の写真のように、ブプレリウムの小さな花を、囲うような苞が星のように見えませんか。
ブプレリウムは花よりも、苞の方が目立っているかもしれませんね。

七夕に爽やかな花束やフラワーアレンジメントを飾りたいという方に、ブプレリウムはおすすめです。
風でふんわりと揺れるブプレリウムが、フレッシュでナチュラルな雰囲気を楽しませてくれますよ。

あじさい

七夕にはあじさい

七夕におすすめポイント:天の川のように見える・七夕の時期がちょうど旬

あじさいの花言葉:「家族団らん」など

お花屋さんで見るだけでなく、花壇などでも見ることができる、あじさい。
子供の頃からあじさいに、親しみがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

小さな花がたくさん集まって咲いているように見えるあじさいは、まるで天の川のようにも見えますよね。
あじさいの鉢植えは、お手入れや育て方が簡単で専門的な知識がなくても、比較的長く花を楽しむことができます

あじさいは丈夫な植物で寿命が長いため、育て方や環境にもよりますが何年間も花を楽しめることが多いようです。
そのため、今年の七夕に購入したあじさいを来年、再来年も楽しむこともできるのです。
花が散った後も水やりなどのお世話をすることで、長年花を楽しむこともできます。

さらにあじさいの旬は、6月~7月ごろ。
七夕にぴったりですね。

ちなみにあじさいは鉢植え以外にも、花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花としても流通しています。
切り花のあじさいは1つの茎からたくさんの花を付けているため、1つ加えるだけでボリューム満点。
あじさいをメインにした花束や、フラワーアレンジメントも人気があります。
七夕で飾られることも多いですが、ボリュームがあり華やかなため結婚式のブーケ(ウェディングブーケ)で使われることもあります。

そんなあじさいは、ドライフラワーや押し花に向いている花で、ドライフラワーにした後はアンティーク調の色合いを楽しむこともできます。
インテリアとしてあじさいのドライフラワーが販売されているところを、見たことがある方もいらっしゃるのでは。

近年は、お花屋さん以外でもドライフラワーを販売しているお店が多くなりました。
市販品があると自作するのは難しそうに感じるかもしれませんが、意外と簡単にドライフラワーを作ることができます。
そのため七夕にあじさいを飾ったという方は、ドライフラワーや押し花にしてもいいと思います。
特に押し花にしたあじさいは星のようにも見えるため、押し花のあじさいをはがきに貼り付けて、七夕の日の思い出を絵葉書のように楽しむこともできそうです。
ドライフラワーや押し花を作って、七夕の思い出を形に残してみてくださいね。

ベゴニア

七夕にはベゴニア

七夕におすすめポイント:天の川のように見える・花言葉が夫婦や恋人に最適

ベゴニアの花言葉:「幸福な日々・愛の告白」など

ベゴニアは、鉢植えで流通している花です。
花がいくつも楽しめる様子は、まるで天の川のようにも見えます。

赤や紫、オレンジ、黄色などビビッドな色合いが多いので、夏を鮮やかに彩ってくれそうです。
太陽が好きそうなエネルギッシュな見た目をしていますが、半日陰でも育つことができるので、玄関などでも元気に育てることができます。

ベゴニアは他の植物に比べて、葉は肉厚でツルっとしています。
その光沢のある葉にしっかりと水分を保つことができるため、水やりは頻繁にする必要はありません
ベゴニアは、土が乾燥し切ったら水やりをするくらいで十分です。
寒さにはすこし弱いですが、夏の暑さには強いので、七夕の季節もきれいな花を楽しむことができますよ。

実はベゴニアには、「ヒコボシ」と「オリヒメ」という名前の品種もあります。
ベゴニアを七夕に購入しようとしている方は、品種もチェックしてみてくださいね。

朝顔

七夕には朝顔

七夕におすすめポイント:七夕に関係がある・花言葉が夫婦や恋人に最適・花が星形に見える

朝顔の花言葉:「愛情・明日も爽やかに・結束」など

夏の花としても親しまれている朝顔。
子供の頃に、夏休みに育てていたという方もいらっしゃるかもしれません。

朝顔は別名があり「牽牛花(けんぎゅうか)」とも呼ばれています。
これは昔、中国で朝顔の種と牛が交換されたことから付けられたといわれています。
朝顔の種はその昔、珍しく高価な薬とされていたのです。

当時は朝顔の種のお礼に、牛が贈られたこともあったのだそう。
朝顔は日本でも奈良時代くらいまでは下痢の薬として、高価に取引されていたようです。

江戸時代になると、薬としてではなく観賞用として朝顔が人気になりました。
現代のように、徐々に朝顔の美しさが注目されていったのです。

そして朝顔がちょうど七夕の頃に咲くことと、「牽牛花」と呼ばれていたことから、花が咲いた朝顔は織姫と彦星が出会えたことを表していると考えられるようになりました。
このことから七夕に朝顔が咲くことは、縁起が良いと言われていたのだそうです。
このあと「七夕の物語」の項目でもお伝えしますが、彦星は牛の世話をしていると伝えられていました。

>>>七夕の物語に進む

朝顔の別名「牽牛花」はもともと彦星とは関係がありませんでしたが、その名前がきっかけになり七夕の花として楽しまれるようになったのですね。
夏休みの宿題などで、花の名前や別名の由来を調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。

また朝顔は品種によって、花の形が星型に見えたり模様が星形のように見えたりする品種もあります。
夏らしく親しみのある朝顔を、七夕に飾るのも良さそうですね。

ナデシコ

七夕にはナデシコ

七夕におすすめポイント:七夕に関係がある・花が星形に見える・七夕の時期がちょうど旬

ナデシコの花言葉:「無邪気・純愛」など

鉢植えで流通していることが多い、ナデシコ。
パッと開いた花の様子は、星形のようにも見えます
赤やピンク、白などキュートな色合いが多いため、お子さんと七夕に花を楽しみたいという方にもおすすめです。
そんなナデシコは多年草なため、育てている環境や品種によりますが毎年花を楽しむことができます

さて、ナデシコは「七夕と関係がある」とおすすめポイントでお伝えしました。
どう関係があるかというと昔、七夕の花は仙翁花と桔梗とされていたのだそうです。
「仙翁花」とは、中国が原産のナデシコ科の花です。

仙翁花は、旧暦の7月7日頃が最も花が咲く時期だったのだそう。
平安時代には、七夕にナデシコの花の優劣を競ったり、七夕伝説に関する歌合(うたあわせ)をしたりする「瞿麦合(なでしこあわせ)」が行われていたと言われています。

花キューピットの花束・フラワーアレンジメント▼


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英語で七夕は何という?

天の川の写真
英語圏では、七夕という文化・風習が国によってない場合もあります。
そのため、七夕という共通の単語は存在しないようです。
「七夕=星祭り」として星の祭典を意味する 「THE STAR FESTIVAL」 という言い方もありますが、七夕そのものを知らない海外の方に伝えるのはなかなか難しいようです。

そのため英語圏の方に七夕を紹介するときなどは、七夕(Tanabata)織姫(Orihime)のように日本語名で紹介しても良いかもしれません。
ちなみに中国を始め、アメリカやブラジルなどでは地域によって七夕祭りが行われているのだそう。
アメリカやブラジルで七夕が行われている地域は、日本からの移民が多い地域のようで「Tanabata Festival」や「Star Festival」と呼ばれることが多いのだそうです。
ただ、多くの方が知っているイベント・行事というわけでもないようです。

なぜ笹の葉に飾り付けをする?

七夕と言うと、短冊を書いたり笹に飾り付けをしたりすることが印象的ですよね。
では、どうして七夕では笹の葉が使われるのでしょうか。
七夕で笹を使う理由は、さまざまあるようなので大きく分けて3つをご紹介します。

笹の抗菌効果が影響している説

笹の葉で抗菌したことが七夕に笹を飾り付ける理由?
1つ目は、笹の抗菌効果が影響していると考えられる説。
七夕は先述した通り、元々は旧暦の7月7日に行われていました。
現在の暦に直すと、8月の初旬から中旬頃になります。

8月の中旬と言うと何があるかというと、お盆があります。
皆さまも8月にお盆休みがあり実家に帰ったり、お墓参りをしたりする方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、七夕はお盆の期間の行事として行われていたと考えられているのだそうです。
そのため、現在の七夕で行われていることは、当時のお盆の風習などが組み合わさって徐々に変化し誕生したと考えられています。

お盆の時期は、ご先祖様が私たち、生きている人が生活している世界(この世)に帰ってくる時期と言われています。
加えて昔、夏の時期は暑さにより疲れが溜まりやすく弱っている身体に、傷んだ食べ物や食中毒のせいで、子供やお年寄りが亡くなりやすい時期でもありました。
現在でも8月頃は暑い日が続き、食べ物が傷みやすいですよね。
そんな時に、重宝されていたのが笹の葉。

笹の葉には抗菌効果があるため、ご先祖様へのお供え物の下に引き、食べ物が腐らないように工夫されていたと言います。
暑い夏の時期に食べ物・お供えをなるべく長持ちさせるために使っていた笹が、七夕に短冊を飾るように変わっていったのかもしれませんね。

昔の風習がきっかけになっている説

笹の葉と一緒に分け枯れを流していた?
2つ目は、昔の風習の名残という説です。
昔は七夕の日に笹の葉にお供え物をのせ、願い事や自分の汚れと一緒に川に流すという風習もあったのだそう。

笹はもともと、神聖な植物と考えられていたのだそうです。
はじめから笹に短冊を飾っていたわけではないようですが、笹と七夕の関係は昔から深いつながりがあるようです。

竹を祭壇に供えたことから変化した説

笹の葉を祭壇に供えていた?
3つ目は竹が丈夫で生命力の象徴や、紙様の依り代と考えられていることから、使われているという説です。
冬の寒さに負けず力強くまっすぐに成長する姿から、竹は生命の象徴・神聖な力が宿るとされ、七夕以外にも様々な神事に使われていたのだそう。

竹は内側の節を取ると空洞になっているため、空洞の部分に神が宿るとも言われています。
昔は七夕に祭壇に供物を置き、機織りや裁縫、技芸の上達を祈っていました。
織姫と彦星へのお供え物の目印として、祭壇のそばに竹を立てていたのだそうです。
竹を立てていたことから徐々に、祭壇へ供えていた物が飾りに変化していき、笹に飾られるようになっていったと考えられているそうです。

今回ご紹介した笹を使う理由が、組み合わさって現在の七夕になったとも言われています。
今まで疑問に思わなかったことも、七夕などの行事や他の記念日などに改めて調べてみるのも、おもしろいかもしれませんね。
夏休みの宿題にもおすすめです。

七夕の日にはおしゃれでかわいい花を飾ろう

七夕には花を飾ってかわいく過ごそう
今回は七夕についてご紹介しました。
子供の頃から親しみのある七夕ですが、「意外と知らなかった」ということもあったのではないでしょうか。

また七夕にはおしゃれでかわいい花を飾って、季節感を味わってみるのもおすすめです。
星形に見える花や、織姫と彦星のように仲の良い夫婦にぴったりな花言葉を持った花の種類も掲載しました。
ぜひ七夕に花を飾ろうと思っている方は、参考にしてみてください。

花キューピットでも、七夕に最適な花ギフトをご用意しています。
自宅用としてはもちろんお孫さんや、お子様のプレゼントとしても七夕の花ギフトは人気があります。
七夕にぴったりな花束やフラワーアレンジメントを探している方は、花キューピットのサイトをチェックしてみてくださいね。

▼七夕におすすめな花束・フラワーアレンジメント▼

 

2022-06-01 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

ビタミンカラーの花の種類!プレゼントにおすすめ

オレンジのバラ
突然ですが、皆さまは敬老の日やお誕生日など、お祝い・感謝を伝えたいときに贈る花ギフトは何色を選びますか。
また、お見舞いなどで、元気になってもらいたい相手に贈る花の色は何色を選びますか。
今回は、お祝いやお見舞いなどでも人気の高い、ビタミンカラーの花についてご紹介します。
秋に購入しやすい花の種類を掲載していますので、「プレゼントに花を贈りたいけど、何色にしたらいいのか悩んでしまう」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

◆ビタミンカラーとは

ビタミンカラーって何
まず初めに、改めてビタミンカラーとはどんな色のことなのか、をお伝えします。
ビタミンカラーは、黄色・オレンジ・グリ-ンなど、ビタミンCをたっぷり含んだ柑橘類を連想させるような色のことを言うそうです。
花だけではなく、「ビタミンカラーのコーディネート」などをテレビなどで聞いたことがある方もいらっしゃるのでは?
ビタミンカラーは、見ていると気持ちが明るくなったり、元気になるパワーがあるような気がしますよね。
パイナップルとレモン
ビタミンカラーは、いつまでも元気でいてほしいおじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントはもちろん、 誕生日や結婚記念日の贈り物として、さらにはお見舞いとしても最適なカラーなのです。

◆ビタミンカラーのギフトに使いたい花の種類


ここからは、ビタミンカラーの花の種類を紹介したいと思います。
黄色やオレンジ、グリーンなど見ているだけで元気になれそうなビタミンカラーの花を贈れば、花束アレンジメントが明るく鮮やかに特別な日を彩ってくれますよ。

<バラ>

黄色のバラ
おすすめカラー:黄色・オレンジ・緑
性別を問わず、世界中から愛されている、バラ。
バラは、お花屋さんで一年中見ることができますが、初夏と秋はバラの旬にあたります。
そのため、夏の初めと秋に出ているバラは、品種にもよりますが、他の季節よりも色が鮮やか品質の良いものが多いと言われています。
そのため、9月の第3月曜日にある敬老の日や、秋の結婚記念日などにバラを贈ることも多いようです。
オレンジ色のバラ
花束やアレンジメントで使われる切り花で流通しているバラは、1つの茎にいくつの花が付いているかによって分類されています。

スタンダード咲き:1つの茎に1つの花が付いている
スプレー咲き:1つの茎に複数の花が付いている

品種によって花の大きさは異なりますが、基本的にはスプレー咲きよりもスタンダード咲きの方が、花のサイズが大きいことが多いようです。
お花屋さんは花束・アレンジメントのサイズ感やデザインに合わせて、スタンダード咲きとスプレー咲きを使い分けています。
花束・アレンジメントをもらった時や作る時は、花の大きさや1つの茎にいくつ花が付いているかも注目してみてくださいね。
オレンジのバラと黄色の花
ちなみにおすすめのカラーに記載した、黄色・オレンジ・緑のバラの花言葉は以下の通りです。
プレゼントする時に花言葉を伝えたいという方は、ぜひチェックしてみてください。

・黄色のバラ:友情
・オレンジのバラ:絆・信頼・すこやか
・緑のバラ:おだやか・希望を持ち得る

<カーネーション>

カーネーションのアレンジメント
おすすめカラー:黄色・クリーム色・緑・オレンジ
フリフリとフリルが集まっているようでかわいらしく、丸みもあるカーネーション。
カーネーションは、ヨーロッパなどで古くから愛されてきた花の1つで、日本には江戸時代初期より前に渡って来たと言われています。
母の日でお馴染みのカーネーションは、長い歴史があるのですね。
先にお伝えしたように、「カーネーション=母の日」のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、実はカーネーションは母の日以外でもよく花ギフトに使われています。
カーネーションは、誕生日や結婚記念日、敬老の日、お見舞いなどなど…さまざまなアレンジメント・花束で活躍しています。
そのため、カーネーションの流通量はとても多く、バラや菊の次くらいの量なのだそうです。
お花屋さんに立ち寄った際は、カーネーションがあるか見てみてください。
きっと、カーネーションが販売されているはずです。
どのお花屋さんでもカーネーションを置いていることや、流通量からカーネーションは母の日だけではなく、さまざまなギフトに人気だということが分かると思います。
黄色のカーネーション
たくさんのギフトで選ばれているカーネーションは、品種がとても多いことも有名です。
そのさまざな色や咲き方で、カーネーションは多くの人を魅了しています。
カーネーションは花束やアレンジメントの主役になることはもちろん、どんな花とも合わせやすいため、わき役として活躍することもあります。
またどんなデザインでもカーネーションは馴染みやすいので、「花をもう少し増やしたいけど、どの種類が良いかわからない」と思ったときは、カーネーションを選んでみてください。
花束・アレンジメントのデザインに合ったカーネーションを、見つけることができると思います。
オレンジのカーネーション
バラの項目でご紹介したように、カーネーションにもスタンダード咲きとスプレー咲きがあります。
カーネーションもデザインやサイズ感によって、スタンダード咲きとスプレー咲きを使い分けられているのです。
お花屋さんに行った際は、1つの茎に付いているカーネーションの花の数にも注目してみてくださいね。
ちなみにカーネーションの花言葉は、以下の通りです。

・黄色のカーネーション:美・友情
・緑のカーネーション:癒し
・オレンジ色のカーネーション:純粋な愛・あなたを愛します

花束やアレンジメントを渡す際に、花言葉をメッセージカードに添えてプレゼントしても素敵かもしれませんね。

<ガーベラ>

オレンジのガーベラ
おすすめカラー:オレンジ・黄色
たくさんの花びらが並んだ、丸い花姿がかわいらしいガーベラ。
ガーベラはビビットな色のものが多いのが特徴で、花束やアレンジメントなど贈り物として人気です。
太陽のようにも見える丸い姿のガーベラをメインに、ビタミンカラーでまとめたギフトを贈れば、受け取った方が自然と笑顔になってしまうこと、間違いなし。
ガーベラを使えば、明るく元気な印象フラワーギフトになりそうです。
かわいらしい見た目と、どこか陽気な雰囲気があることから、ガーベラは特に女性のファンが多い花の1つでもあります。
そして親しみやすい花のため、ホームパーティーでプレゼントするなど、カジュアルな場所でも贈りやすく、子供から大人まで喜んでもらえます。
彼女や妻、お子さんへの贈り物でビタミンカラーを贈りたいと思ったら、ガーベラはおすすめです。
ガーベラの花
またガーベラは他の花よりも、安価に販売されていることがあるため、たくさんの花をプレゼントしたいという方は、ガーベラを選ぶと良いかもしれません。
ガーベラをメインに作った花束やアレンジメントは、バラなど(ガーベラ以外の花)をメインで作ったフラワーギフトよりも、ボリューミーで花数も多く作れることが多いです。
ガーベラは、かわいらしくお得な花なのです。
ビタミンカラーのガーベラ
そんなガーベラの花言葉は以下の通りです。
ガーベラは他の花を入れずに、さまざまな咲き方や色の違うガーベラを集めて、ガーベラだけの花束・アレンジメントにすることもよく選ばれています。
そこで、ビタミンカラーと一緒に合わせたい、赤やピンクなどのガーベラの花言葉も紹介します。

・オレンジのガーベラ:冒険心・神秘
・黄色のガーベラ:探求愛・探求美
・赤いガーベラ:神秘
・ピンクのガーベラ:崇高美・感謝

<ケイトウ>

ケイトウの鉢植え
おすすめカラー:オレンジ・黄色
ふわふわとした個性的なフォルムが印象的なケイトウ。
セーターやニットの生地のようにも見えて、秋らしさを感じることができそうですよね。
花壇などでよく植えられているため、子どもの頃に触ったことがあるという方も多いかもしれません。
ケイトウと聞くと、先にお伝えしたように花壇や鉢植えのイメージが強いと思います。
しかし、ケイトウの花姿が花束やアレンジメントのアクセントになるため、鉢植えだけではなく、切花としてもよく流通するようになっていきました。
近年では、お花屋さんに鉢植えのケイトウだけではなく、切り花のケイトウも置いているお店が多いようです。
ケイトウは珊瑚のような形や、ロウソクの炎のようにも見える形など、色々な花の形を選ぶことができます。
花束・アレンジメントのデザインや全体の雰囲気に合わせて、咲き方も選んでみてくださいね。
ケイトウの花束
そんなケイトウは、花の裏表がないため、どこから見てもふわふわとかわいらしい花を楽しむことができます。
ひまわりなど、花と聞いてイメージされることが多い植物は花の裏表があり、きれいに見える方向を意識して花束やアレンジメントを、デザインしていかなければいけません。
しかしケイトウは、どこから見てもカラフルな花の様子を見ることができるのです。
そのため、ケイトウは食卓などに飾るテーブルアレンジメントにも、向いていると言われています。
誕生日を自宅でお祝いする時など、自宅に花を飾る時などにもよく選ばれているのです。
秋にぴったりなケイトウ
ケイトウの花の由来は、花の形が鶏のトサカに似ているからです。
ケイトウは漢字で書くと「鶏頭」となります。
子どもの頃は、ケイトウはその見た目から「毛糸」が由来かと思っていましたが、実は鶏のトサカだったと知って驚きました。
花言葉はおしゃれ・気取り・個性などがあります。

<オンシジウム>

華やかなオンシジュウム
おすすめカラー:黄色
オンシジウムは、切り花として最も有名な洋蘭の1つ。
オンシジウムの定番の色は、明るく鮮やかな黄色です。
はっきりとしたオンシジウムの黄色の花を、見たことがあるという方も多いと思います。
黄色の印象が強いため、「オンシジウムは黄色だけ」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、近年ではブラウン系や赤色まで流通しているようです。
花屋さんに立ち寄った際は、黄色以外のオンシジウムがあるかどうかをチェックしてみても面白いかもしれませんね。
キッチンに飾られたオンシジウム
1つの茎に沢山の花を付けているオンシジウム。
花の1つ観察してみるとヒラヒラと舞う蝶のように見えたり、ドレスを着て踊っている女性に見えたりする、個性的な花姿をしています。
この花姿からオンシジュームの花言葉は「一緒に踊って・遊び心」などがあります。
「一緒に踊って」という花言葉は先にご紹介した通り、ドレスを着た女性が踊っているように見えることから付けられたと言われています。
ちなみにオンシジュームの英名は「ダンシングレディオーキッド」で、名前も花姿から付けられたことが連想できますよね。
オンシジウムを飾った部屋
花束やアレンジメントを動かしたり、風でオンシジウムが揺れるたびに、ヒラヒラと動くオンシジウムが、花束やアレンジメントに入るだけで、とても豪華な雰囲気になります。
オンシジウムが入れば、花ギフトの華やかさが1ランク上になると思いますよ。
華やかなギフトをプレゼントしたいと思っている方は、ぜひオンシジウムを入れてみてくださいね。

◆最後に

ビタミンカラーで元気に!
今回は、見ているだけで元気になれそうな、ビタミンカラーの花の種類をご紹介しました。
バラやカーネーション、ガーベラ、ケイトウ、オンシジウムを今回はご紹介しましたが、ここに掲載していない花も、黄色やオレンジ、グリーンなど部屋を明るく元気にさせてくれそうなビタミンカラーの花は、たくさんあります。
お花屋さんに行った際や、花畑に行った時などはビタミンカラーの花がないか探してみても面白いかもしれません。
花に詳しくない方・花の名前をあまり知らないという方でも、元気になれそうな色の花に注目してみる、という風に考えれば楽しめるかもしれませんね。

誕生日や結婚記念日などのお祝いの気持ちを伝える時はもちろんのこと、敬老の日など感謝の気持ちを伝えるとき、またお見舞いなどで花を贈る時にもビタミンカラーはぴったりです。
どんな色がいいか悩んでしまった時は、黄色やオレンジ色でまとめてみるのもおすすめですよ。

2021-09-10 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

敬老の日に贈る「健康・長寿・感謝」の花言葉を持った花の種類

敬老の日に贈る花言葉を持つ花
今年、2023年の敬老の日は、9月18日(月)です。
気が付けばそろそろ8月も終わり。
あっという間に、時間は過ぎてしまうもの。

「気が付いた時には敬老の日、当日だった……」なんてことがおきないように、早めにプレゼントの準備をしませんか?
今回は、おじいちゃん・おばあちゃんに贈りたい「長寿・健康」や「感謝・ありがとう」、「大好き」という気もちが伝わる花言葉を持った花をご紹介します。
敬老の日に花を贈りたいけれど、花の種類に詳しくないという方は、花言葉から花を選んでみてもいいかもしれませんよ。
おじいちゃん・おばあちゃんに伝えたい想いを、それぞれの花が持つ花言葉が伝えてくれるはず。

健康・長寿を願う花言葉

りんどう

リンドウの花言葉
美しい青色が、目を引くりんどう。
りんどうは、昔から秋の花の1つとして親しまれてきました。
そんなりんどうは、敬老の日に人気。
その理由は花言葉にあります。
りんどうの花言葉は、「勝利・寂しい愛情・正義」などがありますが、敬老の日で注目されている花言葉は、「勝利」です。
りんどうの「勝利」という花言葉は、根が漢方に使われていることから「病気に打ち勝つ」=「勝利」が由来しています。
おじいちゃん・おばあちゃんに「病気にならないで、いつまでも元気でいてね」という願いを込めたプレゼントを贈ることができそうですね。
りんどうはかわいらし過ぎないため、おばあちゃんだけでなく、おじいちゃんにも贈りやすい花だと思います。
敬老の日に最適な、大人で美しいデザイン花束アレンジメントを渡したい時に、りんどうは特におすすめです。

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リンドウについて詳しく解説。切り花のリンドウの長持ち方法なども掲載中。

ガジュマル

ガジュマルの花言葉
育てやすく人気のある観葉植物、ガジュマル。
ガジュマルは、先にご紹介した通り観葉植物ですが、花言葉があります。
ガジュマルの花言葉は「健康」です。
由来は、ガジュマルの生命力
ガジュマルは他の植物よりも生命力が強く、根がコンクリートを突き破ることもあるのだそう。
力強いガジュマルは、育てやすく枯れにくい観葉植物なのです。
ちなみにガジュマルの別名は「多幸の木」です。
いつも笑顔でいてほしいおじいちゃん・おばあちゃんにもぴったりの贈り物ですよね。

オンシジウム

オンシジウムの花言葉
鮮やかな黄色い花が周りを華やかにしてくれる、オンシジウム。
小さくヒラヒラと舞う蝶々にも、ドレスを着た妖精にも見えるオンシジウムの姿は、お祝いの花束やアレンジメントでよく使われています。
そんなオンシジウムの花言葉は「一緒に踊って」などです。
オンシジウムを贈れば「一緒にダンスができるくらい、いつまでも元気でいられますように」という気持ちが込められそうですね。
花束・アレンジメントにオンシジウムが加わるだけで、雰囲気が一気に明るくなるため、特別な想いを伝える敬老の日におすすめです。

▼敬老の日の花ギフトをみてみる
敬老の日 花のギフト・プレゼント特集2023

感謝・ありがとうを伝える花言葉

かすみ草

かすみ草の花言葉
たくさんの繊細な花が楽しめるかすみ草。
どんな花とも相性が良く、花束・アレンジメントでよく活用されています。
かすみ草は、「小さな花が好き」というおじいちゃん・おばあちゃんにもおすすめ。
かすみ草を加えれば花束・アレンジメントのボリュームアップや、フラワーギフト全体を柔らかい印象にしてくれます。
かすみ草の花言葉は「感謝・幸福」などです。

ピンクのカーネーション

ピンクのカーネーションの花言葉
ピンク色のカーネーションの花言葉は「美しいしぐさ・感謝」などです。
母の日のイメージが強いかもしれませんが、カーネーションは敬老の日を含めて、さまざまなプレゼントとして贈られています。
カーネーションのフリルのような花びらがぎゅっと集まり、花束・アレンジメントを丸みのある優しい雰囲気にしてくれます。

ピンクのバラ

ピンクのバラの花言葉
ピンクのバラも「感謝」という花言葉を持っています。
バラは「花の女王」と呼ばれているほど、国を超えて愛されている花の1つです。
上品さとかわいらしさを併せ持つピンクのバラを贈れば、おじいちゃん・おばあちゃんに感謝が伝わるプレゼントになること間違いなし。
特にピンクのバラは、女性からの人気が高いためおばあちゃんへの贈り物におすすめです。

▼「ありがとう」を花言葉で伝えたい方はこちらも合わせてご覧ください。


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花言葉に「感謝」や「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。

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大好き・愛を伝える花言葉

カランコエ

カランコエの花言葉
カランコエの花言葉は「長く続く愛・幸福を告げる・あなたを守る」など。
カランコエの花言葉で、変わらない愛情を伝えることができそうですね。
はっきりとした色合いが魅力のカランコエ。
敬老の日に鮮やかな花鉢植えをプレゼントしたいと考えている方は、カランコエがおすすめです。
カランコエは、多肉植物で頻繁な水やりが必要なく、お手入れに時間がかけられないおじいちゃん・おばあちゃんでも育てやすい植物です。

赤バラ

赤バラの花言葉
赤バラの花言葉は「愛情・情熱」などがあります。
花束・アレンジメントのメインを赤バラにすれば、高級感のあるプレゼントにすることができそう。
赤バラは花の中でも有名なため、花に詳しくないというおじいちゃん・おばあちゃんへの贈り物にも喜ばれています。
高級感のある赤バラで、おじいちゃん・おばあちゃんへ大好きな気持ちを伝えませんか?

▼愛情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら


「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ

「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ

恋人や妻・夫に贈りたい、愛情が伝わる花言葉をご紹介します。

仲良しなおじいちゃん・おばあちゃんに贈る花言葉

デンファレ

デンファレの花言葉
デンファレの花言葉は「お似合いの2人・有能」など。
デンファレは、ランの仲間のため胡蝶蘭に似た上品さがあります。
加えて、花持ちが良いこともデンファレの特徴の1つ。
長くきれいな姿を楽しめる花を贈りたいと思っている方は、デンファレがおすすめです。
仲良しなおじいちゃんとおばあちゃんへ「お似合いの2人」という花言葉を込めて、デンファレを贈ってみてくださいね。

オレンジ色のバラ

オレンジのバラの花言葉
オレンジ色のバラの花言葉は「」などです。
オレンジ色は、性別問わず贈りやすい色のため、おじいちゃんにも贈りやすい花の1つかもしれません。
花束・アレンジメントにオレンジ色のバラを加えたら、秋の雰囲気を演出しつつ、夫婦の強い絆を表現することもできそうですね。
敬老の日は9月の第3月曜日です。
そのため敬老の日ギフトでは、秋を感じられる色合いの花も人気があります。

▼敬老の日の花ギフトをみてみる
敬老の日 花のギフト・プレゼント特集2023

ずっと続く幸せを願う花言葉

胡蝶蘭

胡蝶蘭の花言葉
おじいちゃん・おばあちゃんの幸せを願う、おすすめの花は高級感のある胡蝶蘭です。
胡蝶蘭は鉢植えのイメージがありますが、花束・アレンジメントとして使われることもあります。
そんな胡蝶蘭の花言葉は「幸運が飛んでくる」など。
この花言葉は、胡蝶蘭の花が蝶々が飛んでいる形に見えることに由来しているのだそうです。
「幸運が飛んでくる」という花言葉で、おじいちゃん・おばあちゃんの変わらぬ幸せを願うことができそうですね。
ちなみに、胡蝶蘭の鉢植えは他の花に比べてお手入れが簡単
水やりを頻繁にするのは面倒という、おじいちゃん・おばあちゃんにもおすすめです。

渋いおじいちゃんに贈りたい花言葉

ユリ

ユリの花言葉
おじいちゃんへの贈り物に、ユリはいかがでしょうか。
ユリの花言葉は尊敬の気持ちを表せそうな「威厳」など。
かわいらしいというよりも、美しい印象の花で、堂々と花を咲かせるユリは男性への贈り物にも人気の花の1つです。
また、ユリは香りが良いことで有名な花なので、花の香りを楽しんでもらいたいと思っている方にもユリはおすすめです。

マム(菊)

菊の花言葉
和風なデザインでよく用いられるマム(菊)も、人気があります。
花言葉は「高貴」などがあり、目上の方への敬いの気持ちを伝えることができそうです。
マム(菊)は品種が多いため、カラーバリエーション・咲き方が豊富で、表現できるデザインの幅が広いことも特徴。
黄色のピンポンマムは満月のようにも見えることから、十五夜をイメージした花束・アレンジメントを敬老の日に贈るという方もいらっしゃいます。
十五夜のデザインは、秋らしさを演出することができるため、季節感のあるプレゼントにしたい時は特におすすめです。

優しいおばあちゃんに贈りたい花言葉

トルコキキョウ

トルコキキョウの花言葉
ドレスのようにも、幾層のレースが重なっているようにも見える、豪華で華やかなトルコキキョウ。
花束・アレンジメントの主役にも、わき役にもなる花で、敬老の日を含めさまざまなプレゼントとして選ばれることが多い花です。
そんなトルコキキョウの花言葉は「優美」など。
「優美」という花言葉は、いつも優しさで包んでくれるおばあちゃんに贈りたいですね。

におい桜

におい桜の花言葉
サクラのようなかわいらしいピンク色と、優しく香る甘い香りが魅力のにおい桜。
パッと小さな花が咲いている様子もキュートですが、丸い蕾もコロンとしていてかわらしいいので、敬老の日でプレゼントした際は、ぜひ蕾のも観察してみてください。
花言葉は「しとやか」です。
静かで上品な様子を表す「しとやか」は、優しく見守ってくれるおばあちゃんにぴったり。
ちなみに、におい桜は花束やアレンジメントで使われる切り花ではなく、花鉢植えで流通しています。

▼におい桜の育て方が知りたい方はこちら


甘く優しい芳香が楽しめる ~におい桜の育て方~

甘く優しい芳香が楽しめる ~におい桜の育て方~

敬老の日ににおい桜をもらった方は、育て方をチェックしてみてください。

最後に

敬老の日に贈る花言葉まとめ
今回は、敬老の日に贈りたい花言葉を持った花を紹介しました。
ぜひ今年の敬老の日には、素敵な花言葉を持った花をおじいちゃん・おばあちゃんへ贈ってみてくださいね。
花束やアレンジメントなどきれいな花を使ったプレゼントは、何歳になっても嬉しいもの。
敬老の日に花ギフトをおじいちゃん・おばあちゃんへ贈れば、きっと喜んでくれるはずです。

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2021-08-17 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

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