胡蝶蘭のまめ知識 ~お花*あれこれ事典~

ご贈答用に人気の高いフラワーギフトはいくつかありますが、季節や時代を問わず人気が高いのが胡蝶蘭です。上品でありながら存在感のある花姿は、思わずため息がこぼれてしまうほど。

今回の花だよりでは、胡蝶蘭についてお伝えいたします。

胡蝶蘭ってどんな花

kotyoran1胡蝶蘭はもともと東南アジア原産の花です。名前のとおりラン科の花ですが、そのなかでも地面に根をおろす普通の植物とは異なり、木の枝や岩の上に根を張りつかせて生活している「着生ラン」というランの仲間になります。着生ランの仲間は、胡蝶蘭のほかにカトレアやデンドロビウムなど、洋ランの多くが含まれます。

水をためておける土のなかとは異なり、木の幹や岩は水分や栄養に乏しく、デリケートな根を常に空気中にさらしている必要があります。そこで、着生ランの多くは厳しい環境に耐えられるよう、茎や肉厚の葉に水分や栄養を溜めておけるようになりました。胡蝶蘭の葉も、ほかの植物に比べてみると分厚いですよね。

ちなみに、着生ランは木の表面にくっついて生きているものも多いですが、木から栄養や水を奪っているわけではありません。空気中の湿気や、木の表面を流れる雨水を利用しているのだそうです。

■胡蝶蘭の分類

kotyoran5胡蝶蘭は花のサイズによる分類があります。贈答用などでひろく利用されている胡蝶蘭は、花の大きさが10~15cmであり、「大輪系」と呼ばれます。非常に見栄えがよく、一年中流通しているため、開店祝いのギフトや選挙の応援などで贈られることが多いです。

花の大きさが6~9cmと一回り小さいものは、ミディ系と呼ばれます。ミディ系の胡蝶蘭は上品さと可愛さを兼ねそなえており、ご贈答用はもちろん、自分で育てて楽しむ方も多いですね。多彩な品種があり、ひとくちにミディ系といっても多くの花を楽しむことができます。

大きさが4~5cmほどの小さな花をつける胡蝶蘭はミニ系に分類されます。ミニ系は小さな可愛らしい花を多数つけ、中には卓上で楽しめる大きさのものあるため、ちょっとした贈りものや、自分で楽しむ用途に、近年人気が高まりつつあります。

■胡蝶蘭は花店におまかせ

ご贈答用に非常に人気の高い胡蝶蘭ですが、生き物なので贈る際には傷がつかないように細心の注意を払う必要があります。段ボールなどの梱包材で覆ってお届けしなければなりません。また、配達までに日数がかかると、傷んでしまうおそれもあるのが難点です。

しかし、お花を普段から取り扱っているお花屋さんがお届けする胡蝶蘭なら、鮮度のよいものをお届けすることができます。ゴミとしてかさばりがちな梱包材もなしでお届けすることができるので、受け取る方の手をわずらわせることもありません。

急に胡蝶蘭を贈る必要ができたときでも、お昼の12時までに注文することで、当日にお届けすることが可能なのもお花屋さんならでは。

開店祝いに、お誕生日に、特別な記念日に…さまざまなシーンで活躍する胡蝶蘭。お花屋さんが手早くお届けする高品質の胡蝶蘭で、受け取る方を笑顔にしましょうね。

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